「ロバの子に乗った王様」

パームサンデーに因み
「ロバの子に乗った王様」
マタイの福音書21章1-11節
竿代照夫 牧師
聖書朗読
新約聖書
マタイの福音書21章1-11節
聖書本文は新改訳聖書第三版
（©新日本聖書刊行会）を使用しています。
(変更箇所5節)
第二版の聖書はp37～ / 第三版の聖書はp41～
1 それから、彼らはエルサレムに近づき、
オリーブ山のふもとのベテパゲまで来た。
そのとき、イエスは、弟子をふたり使い
に出して、
2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。
そうするとすぐに、ろばがつながれてい
て、いっしょにろばの子がいるのに気が
つくでしょう。それをほどいて、わたし
のところに連れて来なさい。
3 もしだれかが何か言ったら、『主がお入
用なのです』と言いなさい。そうすれば、
すぐに渡してくれます。」
4 これは、預言者を通して言われた事が成
就するために起こったのである。
5 「シオンの娘に伝えなさい。『見よ。あ
なたの王があなたのところに来られる。
柔和で、ろばの背に乗って、それも、荷
物を運ぶろばの子に乗って。』」
6 そこで、弟子たちは行って、イエスが命
じられたとおりにした。
7 そして、ろばと、ろばの子とを連れて来
て、自分たちの上着をその上に掛けた。
イエスはそれに乗られた。
8 すると、群衆のうち大ぜいの者が、自分
たちの上着を道に敷き、また、ほかの人
人は、木の枝を切って来て、道に敷いた。
9 そして、群衆は、イエスの前を行く者も、
あとに従う者も、こう言って叫んでいた。
「ダビデの子にホサナ。祝福あれ。主の
御名によって来られる方に。ホサナ。い
と高き所に。」
10 こうして、イエスがエルサレムに入られ
ると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この
方は、どういう方なのか」と言った。
11 群衆は、「この方は、ガリラヤのナザ
レの、預言者イエスだ」と言った。
説
パームサンデーに因み
教
「ロバの子に乗った王様」
マタイの福音書21章1-11節
竿代照夫 牧師
主テキスト：
「見よ。あなたの王が、あなたのとこ
ろにお見えになる。柔和で、ロバの背
に乗って」
（マタイ２１:５）
１．主イエスがエルサレムへ向かう
（１節ａ、地図参照）
ペレヤ→エリコ→ベタニヤ→
ベテパゲ→エルサレム
２．ロバの子を求める
（１節ｂ－３節、６節、イラスト①）
・向いの村で
・「主が入用なのです！」
３．なぜロバの子の背に？
（４－５節）
・歩くのがつらかったから？No！
・その目的は、
①「メシア」であることを示す
（ゼカリヤ９：９）
②平和のしるしとして
③謙遜（けんそん）のしるしとして
４．凱旋パレード
（７－９節、イラスト②）
・敷物をしく
・木の葉を打ち振る
・「ホサナ」と叫ぶ
５．パレードの後
（１０－１１節）
・反対する人々が一層頑なに→十字架へ
終わりに：
十字架のイエスを賛美しよう