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水と小さな命達 岩見沢市立北村中学校 一年 山本 瑠菜 「え……。絶対

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水と小さな命達 岩見沢市立北村中学校 一年 山本 瑠菜 「え……。絶対
水と小さな命達
岩見沢市立北村中学校
一年
山本
瑠菜
「え……。絶対飲めないんだ けど。」
私は、テレビを見ていてこう思った。その 内容は、世界の子 供達と水との関係 というものだった。世界
のある国、ある地域では茶色く汚れたどろ水を飲んでいる 人がいる。小さな 赤ちゃんまでもが…。けれ
ど、人間にとって水は必要不可欠なもので飲むしか ない。けれど、汚い水を毎日飲んでいると、水中の
有害物質や菌が体に蓄積されていき、少し ずつ命の危険が せまってくる 。だから、毎日、死に一歩一歩
近づいていく水という名の液体を覚 悟しながら飲んでいるのだ。
では、何カ国が水不足に悩まされているのか。世界 で何人が汚れた水を飲んでいるのか。調べてみる
と、現在でも三十一ヵ国が水不足に 悩んでいる という事だ った。世界の約六分の一だ。現在でも三十一
ヵ国もの国が水不足というのなら、未来を担う私達が何かを起こさなければ、水不足は、どんどんと進
んでいくだろう。考えただけでも恐ろしい話だ。次に世界で汚れた水を飲んでいる人の数は、なんと 十
二億人だ。想像もできない数字にただただ驚くばかりだ。また、開発途上国 の病気の八○%は汚水が 何
らかの形で関わっており、水に関係する病気で八秒に一人の小さな命が亡くなっているのだ。私達 が学
校で勉強している時、友達と遊んでいる時、家でテレビを見ている時…そう今も。
私が今まで知らなかった水の奥深さ、大切さ、怖さ、水には本当にたくさんの真実が 詰まっていた 。
この状況を踏まえて私達に出来る 事、それは、毎日の小さな小さな 水の節約だろう。例えば、顔を洗う
時は水をこまめに止めながら 、食器を洗う時には、汚れをつけ置きでなるべく 落とし、すすぎに使用す
る水を少しでも減らす。とうい 小さな節約がとても大切だと思う。
「塵も積もれば山となる」
その言葉のように毎日の小さな積み重ねが一ヵ月、半年、一年と続くと大きな節約になるのだ。けれど
私達が、水不足の国の 人達や 汚い水を飲んでいる人達の気持ちを理解する事は無理に近い だろう。なぜ
なら日本は水資源に恵まれているからだ。けれど 、理解しよう、少しでも協力できたらいいな、そんな
気持ちを常に持ちつづける ことがとても大切だと思う。だから私はこの小さな事を意識しながらこれか
らも水を大切にしていきたい。そして 、水を見た時、のどがかわいて水を飲んでいる 時、きれいな水を
飲めない人がいるということを思い出せるような人間になりた い。
水は当たり前にあるものだと思っている人もいれば、正反対に水を貴重な もの、手に入りづらいと思っ
ている人もいるのだ。私達にできる事はそんな人達を理解しようとする気持ちなのだ。
さぁ、明日も水を大切に生きよう。だって、今日私達が無駄に流した水は、昨日水不足によって亡く
なった人のあれほど欲しかった 水なのだから。
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