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におけるコミュニティカフェの運営手法について
【附属資料8】 「多世代交流・地域連携の場」におけるコミュニティカフェの運営手法 について 応募者の事業提案にあたり、コミュニティカフェの運営手法については、本資料に 示す枠組みを基本とし、応募者(事業者)以外の関係者(札幌市立大学、カフェ運 営に協力する地域の団体等及び利用者等)の負担が、これを上回ることのないよう にすること。 1 カフェの営業時間 カフェは少なくとも次の時間帯は開店しなければならない。 (1) 水~金曜日 11:00~17:00 (2) 土・日曜日、祝日 11:00~17:00 (3) 市立小学校の夏・冬・春休み期間中の水~金曜日 11:00~17:00 ※ (1)~(3)にかかわらず、12 月 29 日から翌年1月3日までは、開館しなくて もよい 2 カフェの運営イメージ カフェは、 「子どもの体験活動の場」運営事業者(以下「事業者」という。)が営 業する。 ただし、このカフェは地域住民の交流を生み出すことを目的としていることから、 事業者は、札幌市立大学(以下「大学」という。)のアドバイスを得ながら、カフ ェ業務を運営団体(地域のNPOや任意団体等)に委託する。 コミュニティカフェ 「子どもの体験活動の場」事業者 ・カフェの営業主体 ・調理器具・食器等の整備 ・光熱水費の支払 ・カフェ業務の委託 ・カフェの運営(受託者不在時) ・カフェ運営団体の育成・確保 ・カフェ関係者間の調整 ・カフェ業務の受託 ・カフェの運営(材料仕入れ、 調理、給仕) ・受託者納付金の支払 カフェ運営団体 市立大学 【附属資料8】 3 「子どもの体験活動の場」運営事業者の主な役割 (1) カフェの営業者として、食品衛生法等関係法令に定める諸手続き(営業許可(飲 食店営業)を受ける、食品衛生責任者を設置する等)を行う。 (2) カフェ機能を有する「多世代交流・地域連携の場」の建物、設備を良好に管理 する。 (3) 必要な調理器具(鍋、釜、電気調理器具等)及び食器等を整備し、管理する。 ※ 冷蔵庫、コールドテーブル、製氷機及びガスレンジは、既設である。 (4) 飲食店用損害賠償保険に加入する。 (5) 大学と共同で、運営団体(現場の担い手として調理、給仕等を行う者)の育成・ 確保に努める。 なお、平成 27 年度において、6月以降、2カ月に1回のペースで、市立大学 のコーディネートによる「お試しシェフ」が想定されており、運営団体育成の観 点から、適切に対応する。 (6) 光熱水費の支払いをする。 (7) 運営団体にカフェ業務を委託する。 なお、運営団体に業務を委託しても、最終的な責任は事業者が負うこととなる ことから、委託する運営団体の選定は、事業者の責任において行う。 (8) 運営団体の実施計画及び実施報告を承認し、売上の一部を光熱水費や事業者の 必要経費に充てるための受託者納付金として徴収する。 (9) 自らカフェを運営する。 カフェの運営にあたっては、極力、地域の団体等を活用するものとするが、義 務的開店時間の全てに対応できない状況も想定される。このため、本来のあるべ き運営形態ではないが、運営団体に業務を委託できない時間帯は、事業者が自ら カフェを運営する。 なお、事業者直営の時間帯においては、飲み物の提供を最低条件とし、食べ物 の提供は、事業者の提案による。 (10) 関係者(市、大学及びカフェ運営団体)と必要な協議を行い、また、必要な 報告を行う。 4 札幌市立大学の主な役割 大学は、事業者と共同でカフェの運営団体の育成・確保に努めるとともに、それ ら団体と事業者の関係を調整しながら、カフェ全体の運営にアドバイスを行い、地 域住民の交流を促進する。 このことから、大学は、運営団体のスケジュールや、運営結果についての情報を 事業者と共有する。 【附属資料8】 5 カフェ運営団体の主な役割 (1) 事業者からカフェ業務を受託する。 (2) 飲食店用損害賠償保険に加入する。 (3) 業務の実施計画について事業者の承認を得る。 (4) 原材料(食材、調味料、ペーパーナプキン、洗剤等)を仕入れ、カフェを運営 する。 (5) 事業者に業務の実施報告を行い、承認を得る。 (6) 事業者に受託者納付金を納める。 6 カフェ運営にあたっての留意事項 (1) 収支について 事業者は市から土地・建物を無償(光熱水費等を除く)で借りており、このこ とは、事業者が、施設を利用する市民(大半は子ども)に対して、無償又は最小 限の実費徴収によりサービスを提供するという前提に立っている。 これを踏まえ、事業者のカフェ事業に係る収入は以下のア及びイとなる。ただ し、アについては市との協議の上、決定し、イについては、関係者(事業者、大 学、カフェ運営団体及び札幌市)による協議を経た後に、事業者によるカフェ運 営団体の事業計画承認により決定する。 また、提供商品の価格は、市価の7割程度を目安とするが、これについても、 上記の、事業者及び市又は関係者の協議により決定する。 ア 事業者がカフェを運営する場合 飲食物の提供に伴う売り上げ収入 イ 運営団体がカフェを運営する場合 事業者が負担した費用(光熱水費及び事務経費等。ただし、調理器具及び食 器の購入経費は含まない。) なお、想定を超えて、収入が支出を大きく上回ったような場合は、関係者協議 の上、その収支差を何らかの方法で市又は市民に還元する。 (2) カフェのスタッフについて 事業者が、カフェを直営する時間帯において、速やかに来客に対応できる体制 をとることを前提に、子どもの体験活動の場のスタッフがカフェの運営を兼ねる ことも可とする。ただし、カフェ事業に係る経費については、市補助金の対象と しない予定である(後述)ので、兼務スタッフの人件費については、作業日報等 により、明確に区別することが必要となる。 (3) 市による指導・助言等 事業者が定例的に市に提出する「子どもの体験活動の場」運営事業計画及び報 告に、カフェ事業は含まれる。 市は必要に応じて、指導・助言等を行う。 (4) 市補助金について 市は、事業者による「子どもの体験活動の場」運営に係る補助金を検討してい るが、カフェ事業に係る経費については、補助対象としない予定である。