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平成 26 年度 第 3 回 さいたま市図書館協議会会議録
平成 26 年度 第 3 回 さいたま市図書館協議会会議録 開催日時 平成 26 年 11 月 17 日(月) 開催場所 中央図書館 出席者 ○(委員) 14 時 00 分∼15 時 15 分 イベントルーム 田中薫、桑原忠、横内武彦、川村典子、新保和江、髙橋清子、谷岡章子、 水野美由紀、井上泰寿、大野博、宮内則幸 ○(事務局) 早川中央図書館長、榎本中央図書館副館長、東角井資料サービス課長、押田管理課 長、林北浦和図書館長、幸島東浦和図書館長、金子大宮図書館長、岩崎大宮西部図 書館長、伊藤春野図書館長、市川与野図書館長、福地岩槻図書館長,波田野桜図書 館長、清水北図書館長、鈴木武蔵浦和図書館長、水澤資料サービス課長補佐、長谷 川資料サービス課係長、玉木管理課係長、森山管理課主任 公開・非公開の別 公開 傍聴人の数 5人 次第 平成 26 年度 第 3 回 さいたま市図書館協議会会議 開催日時 平成 26 年 11 月 17 日(月)14 時 00 分~ 開催場所 中央図書館イベントルーム 次 1 開 会 2 議 題 第 (1)諮問事項「さいたま市図書館への指定管理者制度導入について」答申(案)につ いて (2) 「図書館利用に関するアンケート」集計結果(中間報告) について 3 その他 4 閉会 1 1 開会 押田管理課長 本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。ただ今から、 平成 26 年度第 3 回さいたま市図書館協議会を開会いたします。本日の進行を務めさせ ていただきます、管理課長の押田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 前回開催されました 10 月 10 日の平成 26 年度第 2 回図書館協議会から、まだ日が経っ ておりませんが、図書館から図書館協議会に諮問しております「さいたま市図書館への 指定管理者制度導入について」に関して、11 月中に答申をいただきたいということで、 本日議題になっている事項について協議していただくため、開催させていただきました。 例年ですと 3 月に開催している第 3 回の協議会を前倒しての開催となっていますので、 ご了承いただきたいのでよろしくお願いします。 それでは、ただ今から平成 26 年度第 3 回図書館協議会を開会したいと思います。まず 会議に先立ちまして、お手元の資料の確認をさせていただきます。 (資料確認) 不足の資料等はございませんでしょうか。 本日お配りしている資料の委員名簿をご覧いただきたいと存じます。13 番の福島委員 さん、14 番の荻田委員さん、15 番の杉林委員さんが、本日、所用があり欠席とのご連絡 をいただいております。また、4 番の青羽委員さん、5 番の川村委員さんがまだお見えに なっておりません。 図書館協議会規則第 3 条第 1 項により、委員長が会議の議長となることとなってお りますので、田中委員長よろしくお願いいたします。 田中委員長 それでは議事を進行いたします。委員の皆様のご協力をお願いいたします。本日 の出席委員は全委員 15 名のうち 10 名で、過半数を超えておりますので、会議は成 立いたします。また、本日の会議の案件は不開示情報に該当しないため、公開とさ せていただきますが、本日は傍聴を希望される方は、いらっしゃいますか? 事務局 現在のところ 4 名の傍聴希望者がいます。 田中委員長 本日は、会議の傍聴希望の方が 4 名いらっしゃいますが、許可してよろしいでしょ うか。 委員 (異議なしの声) 田中委員長 傍聴を許可しますので、入室してください。 2 議題 (1)諮問事項「さいたま市図書館への指定管理者制度導入について」答申(案)について 田中委員長 それでは、 ただ今より、 平成 26 年度第 3 回さいたま市図書館協議会の議事に入ります。 2 議題(1)諮問事項「さいたま市図書館への指定管理者制度導入について」答申(案) について協議を開始したいと思います。 前回の協議会での議論を基に、井上委員と事務局で答申案の修正を行いまして、11 月 7 日付で各委員に送付させていただきました。修正した部分について、事務局より説明し てください。 森山管理課主任 はい、事務局を務めております中央図書館管理課の森山と申します。前回の図書館 協議会での審議内容に基づき、答申案を修正させていただきましたので、修正内容につ いて報告いたします。誤字の修正や文章表現の変更などがほとんどで、いずれの修正も、 答申内容そのものには影響しない小さなものとなっております。 まず、表紙をめくっていただきまして、2 枚目の目次部分ですが、ページ番号の追加を 行いました。また、前回の文章では、 「1.はじめに」「2.検討の経緯」という風に、 数字の後にピリオド(. )がついていたのですが、 「さいたま市の文書事務の手引き」な どに従いまして、ピリオドを削除し、以降の各章もピリオドを削除いたしました。そし て、参考資料なのですが、他の審議会などの答申文書には審議経過を1枚にまとめた資 料がついている場合が多いので、参考資料(8)として審議経過を追加させていただき ました。 続いて、 「1 はじめに」に移りまして、上から 12 行目の「125 万 5 千人(平成 26 年 4 月 1 日現在) 」の部分ですが、前回は「120 万人を超える市民」となっていましたが、 より正確な人口を記載させていただくため修正いたしました。 次に、同じページの下から 5 行目「このようなことから指定管理者制度の導入につい ては」の部分ですが、以前は「このようなことから」ではなく「このように」となって いたのですが、文脈がうまく繋がっておりませんでしたので、修正させていただきまし た。 3 ページ目の上から 9 行目の「パンフレットラック設置事業」の部分ですが、前回の案 では「パンフレットラック『学びの門』の設置」となっていましたが、この『学びの門』 というのはパンフレットラックを設置している広告代理店の商標にあたるものであるた め削除し、パンフレットラック設置事業としました。あわせて広告付きマットについて も表現を合わせるため、 「広告付きマットの設置」を「広告付きマット設置事業」に修正 しました。 同じく 3 ページ目の下から 3 行目の「図書館利用が拡大する一方」の文ですが、前回 の案では「図書館利用が年々拡大する一方」と「年々」という表現がついていたのです が、5 年 10 年のスパンで見ると確実に拡大していますが、毎年利用が拡大しているとい うわけではないので削除いたしました。 次に 6 ページ目のページ下段にある表③④についてですが、前回は強調部分を楕円で 囲っていたのですが、フォントを太字にし、囲い線を設けさせていただきました。 続いて、次の部分については、委員の皆様に答申案を送付後にわかった誤りとなりま す。5 ページの下部にあります判断基準 10 項目のうち⑤についてですが、 「図書館の各 3 種施策を実施できるか」となっていますが、 「図書館の各種施策の実施について」が正し いので、お手数ですがこの場で「図書館の各種施策の実施について」と修正していただ きますようお願いいたします。 次に、7 ページ目の下から 4 行目ですが、この部分については前回の協議会で委員より ご指摘をいただき修正させていただくことになりました。 「以下は、①∼⑩の判断基準に 基づいた評価の内容と、これまでに開催された協議会において各委員から出された代表 的な意見を順に纏めたものです」の文章ですが、以前の答申案では、 「以下は、①∼⑩の 判断基準に基づいた評価の内容と、各委員から出された代表的な意見を順に纏めたもの です」となっていました。判断基準表に記入され意見だけでなく、協議会での各委員の 意見も含めたものであることを明確にするため、表現を修正させていただきました。 また、①から⑩のそれぞれの評価項目についてですが、フォントを変更させていただ きました。各項目での各委員の意見を記載している「<代表的な意見>」と記載されて いる部分ですが、前回の文章では【意見(例) 】となっていましたが、わかりやすくする ため<代表的な意見>に修正させていただきました。 11 ページの脚注の部分、窓口業務委託について説明しているところですが、時系列な 部分については箇条書きにし、説明文章も前回より簡潔なものに修正させていただきま した。 次に、14 ページ目の上から 4 行目の「125 万人もの人口を擁する」の箇所ですが、前 回は「120 万人もの人口を擁する」となっていましたが、 「1 はじめに」の部分と表現 を合わせて修正しました。 最後に、参考資料4−1と4−2ですが、委員の皆様に発送後に気が付いた誤字なの ですが、評価項目の 5 が「図書館の各種施策を実施について」となっていますので、 「を」 を「の」に変えていただいて「図書館の各種施策の実施について」にしてください。 修正部分については以上となります。 田中委員長 事務局の説明が終わりました。何か質問やご意見がありましたら、お願いいたします。 事務局 はい、申し訳ありませんが、ただいま傍聴希望者が 1 名おりまして、会場外で待機し ております。傍聴の許可をお願いしたいのですがよろしいでしょうか。 田中委員長 傍聴を許可してよろしいですか。 委員 (異議なしの声) 田中委員長 それでは傍聴を許可します。入室してください。これで傍聴者は 5 名となります。 (傍聴者入場) 田中委員長 審議を継続します。ただいまの説明は分かり辛い点があったかと思いますが、何か質 4 問やご意見がありましたら、お願いいたします。 前回の答申案 12 ページの脚注についてですが、新しい答申案ですと 11 ページにあり 谷岡委員 ますが、前回の案では「平成 24 年度から地区図書館業務の委託化を順次進め、平成 26 年度には地区図書館 10 館を全て委託化しました。 」と書かれていましたが、新しい案で は「平成 26 年度には地区図書館 10 館を全て委託化しました」という部分が削除されて いるのは、何か意図があるのでしょうか。 森山管理課主任 地区図書館の委託化につきましては 3 ページ目の『さいたま市行財政改革推進プラ ン2013』の抜粋部分などでも表示してあり、重複していることから文章を簡潔にす るため削除いたしました。 田中委員長 よろしいでしょうか。それでは他に何かありますか。 田中委員長 それでは、今回の協議会で修正する箇所としては、5 ページ下段の⑤「図書館の各種施 策を実施できるか」を「図書館の各種施策の実施について」に修正していただき、続い て、参考資料(4−1)と(4−2)それぞれの項目5「図書館の各種施策を実施につ いて」を「図書館の各種施策の実施について」に修正ということでよろしいでしょうか。 以上でよろしいでしょうか。 横内委員 答申の最初の部分ですが、 「1 はじめに」の上から 2 行目ですが、指定管理制度となっ ています。指定管理者制度が正しいので修正していただきたいです。 田中委員長 そうですね。それでは、 「指定管理制度」となっているところを「指定管理者制度」に 修正してください。 なお、本日が答申作成の最終日となりますので、この場での修正とさせていただいて よろしいでしょうか。 田中委員長 それでは、議題(1)諮問事項「さいたま市図書館への指定管理者制度導入について」 の答申については、これを中央図書館長に提出するということでよろしいでしょうか。 委員 (異議なしの声) 田中委員長 これから答申の提出の準備などを行いますので、5 分程度休憩とさせていただきます。 (再開) 田中委員長 中央図書館長に答申を提出いたしますので、中央図書館長は前に進み出ていただけま 5 すでしょうか。 田中委員長 (答申の鑑文を読み上げ) 中央図書館長 1 年間という短い期間で、非常に多岐にわたる審議をしていただき、大変ありがとうご ざいました。この答申を参考として、今後の図書館管理運営について見直しをさせてい ただきます。 これにて、昨年 11 月より審議してまいりました諮問事項「さいたま市図書館への指定 田中委員長 管理者制度導入について」は、審議が終了し、答申を提出させていただきました。答申 をとりまとめるにあたり、各委員からは多大なご協力をいただき、誠にありがとうござ いました。 (川村委員入場) (2)「図書館利用に関するアンケート」集計結果(中間報告) 田中委員長 次の議題に移りたいと思います。議題(2) 「図書館利用に関するアンケート」集計結 果(中間報告)についての説明をお願いします。 岩槻図書館長 はい、岩槻図書館長。 田中委員長 どうぞ。 岩槻図書館長 本日は、図書館協議会の皆様にはご答申いただきまして大変ありがとうございました。 私は、資料案内専門部会の部会長であります岩槻図書館長の福地と申します。どうぞ宜 しくお願いいたします。それでは早速でございますが、 「平成 26 年度さいたま市図書館 の利用者アンケート」を実施いたしましたので、資料案内専門部会よりご報告させてい ただきます。 それではお手元にあります資料「平成 26 年度さいたま市図書館の利用に関するアン ケート集計結果(中間報告) 」について報告させていただきます。昨年度の資料と比べま してかなり多くなってございますが、昨年度の図書館協議会において、図書館ごとの集 計を見たいというご意見をいただきましたので、図書館ごとの集計を添付いたしました のでご了承願います。説明時間はおよそ 10 分程度となりますので宜しくお願いいたしま す。 今回のアンケート結果の報告につきましては、 本来 12 月までに結果をまとめて公表し、 3 月での図書館協議会で委員の皆様に報告となるわけでございますが、ご承知のように本 年度の図書協議会は本日をもって予定の開催が終了となりますので、少し集計作業を急 ぎまして本日お時間をいただきましてご報告させていただきますことあらかじめご了承 6 いただきます。また、全体の詳細分析報告につきましては、今回、時間の都合で省略さ せていただいておりますこと併せてご了承願います。したがいまして、今回の報告につ きましては中間報告という形で説明をさせていただきます。 アンケートにつきましては、図書館のサービスの目標の「市民意見の反映」の中で、 図書館サービスの充実・向上を図るため、図書館の利用に関するアンケートを実施しま すとなっております。そして、このアンケートは図書館の利用実態及び利用者の満足度 を把握して、その結果を事業計画等に反映させることによって、図書館サービスを向上 させるための基礎資料とすることを目的としております。 昨年度もご説明したと思いますが。このアンケートは平成 22 年度中央図書館1館から 始まりまして、平成 23 年度は中央図書館と拠点館、そして、平成 24 年度からは地区館・ 分館を含めた 23 館で実施をし、 本年度も全館で実施をいたしまして、 今年で 5 回目となっ たものでございます。 宮内委員 すいません、委員長。10 分間とのことなので、座っていただいて、説明していただい てもいいんじゃないでしょうか。 田中委員長 どうぞお座りになって、ご説明ください。 岩槻図書館長 ありがとうございます。それでは、資料の 1 ページに概要を記載してありますのでご 覧ください。実施期間につきましては、平成 26 年 9 月 11 日(木)から、9 月 21 日(日) までの 10 日間の設定といたしました。図書館来館者の自主記入・回収箱への投函という 方法を取りまして、1,442 件(前年度比 461 件減)のご回答をいただきました。回収件 数と回答件数に 15 件ほど差違がございますが、これは未記入の回答用紙が回収されたた めです。また、入館者数が多い図書館ほど回答件数が多くなっているわけではありませ ん。これは、調査方法を、用紙を設置して自主記入という形式にしたためと推測できま す。次年度については、例えば来館者に手渡しするなど、回収率をあげる方法を検討す る必要があるかもしれません。 質問事項につきましては、昨年同様、質問数は 8 問と設定しました。質問内容につき ましては、これも昨年ご説明いたしましたが問 1 から問 5 までは、年齢や利用頻度、利 用状況など基本的な項目として定点調査的な質問をさせていただいております。これら につきましては、継続的に統計をとる意味からも次年度以降も、継続的に質問事項を取 り入れていきたいと考えております。 資料の 4 ページをご覧ください。問 1 の年齢については、60 歳代の方と 70 歳以上の 方が多く利用されています。問 2 の図書館の利用頻度についての設問です。全体的な傾 向としては、 「週 1∼2 回」の利用が半数近くなっています。また、50 歳代以上の方が「ほ ぼ毎日」と「週 1∼2 回」を合わせると 50%を越えています。 資料の 5 ページをご覧ください。問 3 の図書館の滞在時間についての設問です。全体 としては、30 分以上滞在した方が 70%を超えており、多くの方が図書館でゆったり過ご 7 されている様子がうかがわれます。年齢別では、10 歳代と 70 歳代以上の方の滞在時間 が長く、10 歳未満が最も短い傾向です。資料の 5 ページをご覧ください。問 4 の図書館 をどのように利用しているかの設問です。 「本・雑誌・CD等を借りる」を 90%以上の方 が、 「館内で本・雑誌・新聞等を読む」を 80%程度の方が、 「予約をする」を 70%以上の 方が利用目的として挙げており、図書館資料を利用する来館者が多いことがわかります。 また、 「おはなし会・講座等に参加する」については、 「利用しない」が 80%以上、 「知ら なかった」を 10%程度の利用者が回答していることから、開催についての認知度を上げ る必要があります。問 5 は利用いただいた感想をお尋ねしたもので、いわゆる顧客満足 度調査といえる設問です。 「満足」と「やや満足」を合わせると、全体でほぼ 87%となっ ており、特に「職員の対応・説明について」は 94%となっています。このことから図書 館の利用についてはおおむね満足していただいていると考えられますが、 「本や雑誌、C D等の探しやすさ」については「満足」と「やや満足」を合わせた数字が 77%となって おり、改善の余地もあると考えられます。 資料の 7 ページをご覧ください。問 6 につきましては、テーマを設けた質問になって おりまして、今年度は図書館への来館頻度と減った場合の理由についてお伺いしました。 今回の集計では、来館頻度が「増えた」という回答が 29%、 「変わらない」という回答が 61%と、 「増えた」 「変わらない」を合わせると 90%になります。これに対して「減った」 という回答は 8%にとどまっています。減った理由でございますが、回答 152 件のうち 「仕事や学業が忙しく来館する時間がない」が 35 件、 「利用したい資料が少ない」が 39 件、 「必要な資料がすぐに借りられない」が 24 件となっています。ただ、この質問につ きましては、本来図書館を利用していない方に対しての質問をしないと改善にはならな いと思いますので、この辺につきまして、メールマガジンでのアンケートを利用するな どして質問の精度を高めていきたいと考えております。また、現在図書館を利用してい ない方を含めた不特定多数の方へのアンケート方法も検討してまいりたいと考えており ます。 資料の 8 ページをご覧ください。問 7 は図書館の取り組み状況についての質問でござ います。 「資料の量と質」の充実に加え、 「予約・リクエストサービス」 「施設・設備」の 充実を求める声が多く寄せられています。施設に関しては、老朽化した図書館に対する 改修の要望だけではなく、温度管理や座席の利用に関する要望があげられています。 最後の設問である問 8 については資料の最後 57 ページをご覧ください。 この設問では、 図書館に対する意見や要望等を自由に記入していただき 900 件のご意見をいただいてお りますが、現在詳細については精査中でございますので、ご理解いただきますようお願 いいたします。また、昨年ご意見いただきました各図書館ごとの要望につきましても、 ご用意いたしました。9 ページから 56 ページまでと、 かなりの枚数となっておりますが、 これらの分析につきましても、現在各図書館に依頼しているところでございます。大変 恐縮ではございますが、現時点では鋭意精査中で詳細についてはご報告できないことを お許しいただきたいと存じます。 このアンケート結果の公表につきましては、最終的な報告書を作成し平成 26 年 12 月 8 中旬から翌年の平成 27 年 1 月 31 日まで館内で掲示し、さらに図書館ホームページにお いても公表する予定でございます。さらに、昨年度からいただいたご意見を反映した取 り組みについても、 「既に実施中」 、 「今年度中に実施予定」 、 「今後実施予定」の3項目に 分けて同時公表いたしますが、今年度は冒頭ご説明したとおり、各図書館ごとの集計を 取りまとめており、より実態に沿った内容にしたいと思っております。これらにつきま しては、まとまり次第、委員の皆様には郵送にて送付という形を取らせていただきたい ので、ご理解のほどよろしくお願いします。最後に、これからも継続的にアンケートを 実施することで、利用者の要望等を把握し、今後の図書館運営や図書館ビジョンに活用 してまいりたいと考えております。 以上簡単ではございますが、 「平成 26 年度アンケート調査の中間報告」とさせていた だきます。 田中委員長 事務局の説明が終わりました。何か質問やご意見がありましたら、お願いいたします。 宮内委員 質問なんですが、1 ページ目の回答数のところの期間中の入館者数の数字については、 どのようにカウントしているのでしょうか。図書館は人が入るとカウントされる仕組み なのでしょうか。 岩槻図書館長 各図書館にセンサーが入口に設置されていまして、利用者が出入りするとカウントさ れるようになっています。もちろん同じ人が何度も出たり入ったりした場合もカウント されますので、実数というわけではなく、延べ数になっております。 宮内委員 小さなお子様もカウントされるということですか。身長や体重でカウントされないと いうことはあるんですか。 岩槻図書館長 センサーが低い位置にありますので、大丈夫だと思いますが、抱っこされて一緒に入っ てくる赤ちゃん場合などは、カウントするのは無理だと思います。 宮内委員 ほぼ延べ人数ということでいいですか。 岩槻図書館長 図書館の構造にもよりますが、岩槻図書館の場合ですと、一度、図書館に入ると退館 されるまで、出たり入ったりする利用者はあまりおりません。外に喫煙所が設けられて いるような図書館ですと、一部の利用者の方が何度か往来する可能性はあります。また、 飲み物についてもアルコール以外の飲み物についても熱中症予防の観点から、図書館内 で飲み物を飲むことを現在は禁止していないので、外で飲むということもありません。 以前は、館内での飲食を一律で禁止ということをやっていましたので、外の自動販売機 などで買って飲んでいただくということもありました。 9 宮内委員 中央図書館長にお聞きしたいんですけど、来館者数に比べて、アンケートの回答数が 非常に低くて、来館者の 1 パーセントも回答していないのですが、その点についてどの ようにお考えでしょうか。 中央図書館長 アンケートの回答数が少ないと考えております。どの図書館でも入口付近にアンケー トを設置して、利用者へのアンケートのお願いをしていたと思うのですが、やはり周知 が足りなかった点があると思います。もう少し、アンケートを実施していますというこ とを窓口などで周知して、アンケートの回答数を増やす努力を今後はしていく必要があ ると思います。館によっては回答が少ないところもありますので、今後は何か工夫する 必要があると考えています。 宮内委員 私の記憶ですと、このアンケートの期間中に、スタッフの方が胸に自転車のクリテリ ウム開催についてのプレートをつけていたと思うんですよ。次回するときは、クリテリ ウムじゃなくて、アンケート実施中というようなプレートを付けていただければ宣伝に なるんじゃないでしょうか。図書館としては優先して告知するのはやはりアンケートを 実施しているということだと思うんですね。そういった工夫もして欲しいです。 井上委員 7 ページの「問 6 図書館の来館頻度について伺います」なんですが、アンケートは過去 からの継続性というのも重要なことなので、今さらどうこう言えない部分もあると思う んですが、来館頻度が減った理由の中で、かなり票が集まった項目として、 「仕事や学業 が忙しくて来館する時間がない」35 票「開館時間や閉館時間が間に合わない」14 票で、 合わせると 49 票になるんですが、いずれも時間が制約となって図書館に来館する頻度が 減ったということになります。これは利用者としては時間というのが図書館に来れない 大きな理由になると思うんですね。その一方、ほかの項目で時間についての設問がされ ていません。例えば、問5は図書館の満足度に関する調査ですが、開館時間などの項目 があがっていません。また、問7の今後、力を入れてほしい分野についても、自館につ いて触れた設問が無いので、これは追加したほうがいいのではないかと思いました。利 用者が不満に思っているだろうことがアンケートで拾い切れていないような印象を持ち ました。 なぜ、このようなことを言うのかというと、都内の中野区の図書館が昨年に閉館時間 を夜の 8 時から夜の 9 時まで延長したと聞いています。平日夜の開館時間を 1 時間延長 したということなんですが、さいたま市の場合も、都内に勤務地のサラリーマンだと、 多少残業をして帰るとなると、8 時閉館だと図書館を利用したくても利用できないと思う んですね。例えば、予約した資料の受け渡しだけでも 8 時半や 9 時まで延長するという ことが可能であるならば、特にビジネスパーソン・サラリーマンの方については図書館 が利用しやすくなるという印象を持っています。 もちろんこれをやれば、人員を増やさなければいけませんし、労働強化にも繋がりま すので、なかなか難しいとは思うんですが、このアンケート結果を見ながら思いました。 10 全館でやれという大仰なことを言っているわけではなくて、実験的に、北図書館など利 用の多い図書館において、休館日の月曜を除いた平日火曜∼金曜のうち 2 日間だけ実施 してみるなどしてみて、それ相応の利用者増加が実現できたのであれば他の図書館でも 行ってみるなど、とりあえず 1 年間トライアルでやってみるのもいいのではないかと、 私が勝手に思った次第です。利用者の利用時間という視点から見て、このアンケートの 部分についてはもう少し調査を深堀りしてみたほうがいいのではないか、そうすれば サービスの改善に繋がるのではないかと思いました。 横内委員 今の井上委員の意見についてですが、東京からサラリーマンが帰ってきたとして、大 宮駅や浦和駅で降りて、さらにバスや他の電車を利用して帰ると思うんですよ。そうす ると駅からえらく距離のある図書館もあるので、そういった図書館は利用が見込めない ので、やはり駅直近の桜木図書館とか、そういったところで実験的にやってみると仕事 帰りのサラリーマン層をうまく取り込めるかもしれませんね。 宮内委員 今の話で面白いのが、全体だとアンケートで時間について、そういった数値が出てい るのですが、個別の館の数値を見てみると、それぞれ違う数値が時間に関する不満に関 して出てるんですね。 中央図書館は利用時間が夜 9 時までで、休館日も少ないんですが、利用が減った理由 として時間についてアンケートで答えている利用者が多い結果となっています。個々の 図書館の事情を汲みながら、図書館への不満なり不平なりを、今回は中間報告というこ とですが、今後検討していく必要があると思います。 私個人としては、中央図書館は夜 9 時まで開いているので非常に時間に関しては充足 していると思っているのですが、やはり個々の図書館の事情を勘案して、アンケート結 果を精査していくことが重要だと思います。 田中委員長 もちろんここで色々と結論を出せないわけですが、今後、図書館運営に関する検討の 材料としては非常に重要な資料になるのではないかと思います。 大野委員 問 5 の満足度についてですが、 「本や雑誌、CD等の探しやすさ」の項目というのは、 図書館のかなり本質的な部分に関するものだと思うのですが、全体の数値から計算する と、22.7%の方が不満足であると回答していることになります。それを参考に考えてみ ると、大宮図書館は、探しやすさに関する不満足度が 32.3%、施設・設備についも不満 が 33.6%になっています。施設的な古さや、構造的な限界なども要因となって、探しや すさへの不満に繋がっているように見えるわけです。ただ、中央図書館の場合、新しい ので施設的な不満は高くないのですが、探しやすさについては、31%が不満となってい るわけなので、施設的な問題が要因というわけではないと思うんですね。もちろん、蔵 書が多いので探しづらいという点もあると思います。あと、他の図書館を見てみると、 これがよくわからないのですが、武蔵浦和図書館は非常に新しい図書館なんですが、施 11 設に関する不満が 20.7%もあって、それに連動するように探しやすさに関する不満をも 21.2%あるわけですね。全体の平均に比べると探しやすさに関する不満は少し低いので すが、やはり2階に分かれている構造的な問題が要因で、探しにくいと感じているかも しれません。北浦和図書館についても、古い図書館なので施設に関する不満が高くなっ ていて、探しやすさに関する不満も 30%を越えているわけですね。以前の北浦和図書館 のままだと、確かに探しづらい印象があるんですが、耐震補強工事をしただけで中身の 構造は前と変わっていないのですか。 中央図書館長 耐震補強工事は行いましたが、構造や書架の配置は大きく変わっていません。 大野委員 それだと、やはり探しづらいのかもしれませんね。それでは、武蔵浦和図書館はどう なのでしょうか。 中央図書館長 図書館全体の面積が大きくないので、かなり圧縮した作りになっています。もう少し 通路や書架の配置に余裕を持たせることができれば、しゃがんで本を探したりできるの ですが、現状では、混んだ状態だとちょっと使いづらい面があると思います。そういっ た点が、施設や探しやすさの数値に現れたのかもしれません。 大野委員 中央図書館はどうですか 中央図書館長 やはり広いので、この資料はあっち、これはこっちとなると、探すのが大変だという ことになると思います。 大野委員 ありがとうございます。いずれにせよ各図書館ごとに色々見ていくと、それぞれの館 の改善点が見えてくるのではないかと思います。 田中委員長 なかなか面白い視点・意見だと思いました。他にご意見等ありますでしょうか。 田中委員長 それでは、議題(2) 「図書館利用に関するアンケート」集計結果の中間報告について は、これでよろしいでしょうか。 3 その他 田中委員長 本日予定していた議題は終了いたしましたが、事務局から他に何かありますか。 資料サービス課長 はい、資料サービス課長。 前回の協議会で、答申書の参考資料にある「生涯学習市民意識調査」についていただ いたご質問についてですが、答申の後ろから 5 ページ目になりますが、この 1 年間に、 公民館、図書館、博物館、スポーツ・レクリェーション施設などの「生涯学習関連施設」 12 について、 「利用していない」が 38.8%となっているが、その年代別のデータを知りたい という、ご質問がありましたので、本日資料として配布させていただきました。生のデー タの数値で大変恐縮ですが、簡単に説明いたします。 まず、性別で見ていきますと、男性が 44.9%、女性では 34%の方が、 「利用していな い」と答えています。男性の方が 10%ほど、利用していないと答えた人が多くなってい ます。 年代別では、20 代、30 代、と年代が上がるに従い、利用していないとい答えた方が少 なくなっています。ただし、50 代は利用していないと答えた割合が高くなっています。 性別と年代別をクロスして集計してみますと、 「利用していない」と答えた割合が 50% 以上と多くなっているところは、20 代の男性、40 代の男性となっています。女性は男性 と比べて、 「利用していない」答えた割合が低く、特に 40 代の女性が一番多く利用して いることが分かります。 「生涯学習市民意識調査」は対象となっている施設が図書館だけでなく、色々な施設 が入っているのですが、やはり子どもと一緒になって図書館をはじめとする施設を利用 している人と、仕事が忙しくてなかなか普段利用できない、特に中年男性層があるとい うことが読み取れると思います。 図書館としては、このようなデータも参考にしながら、図書館を普段利用できていな い方もターゲットにした事業の企画や資料の収集を考えていく必要や、よく利用する層 をターゲットにした事業のより一層の拡充という両面にそれぞれ備えていく必要がある のではないかと考えております。 田中委員長 ただいま資料サービス課長からの説明がありましたが、それに関連して、何か質問等 はありますでしょうか。 田中委員長 特に、質問はないということでよろしいでしょうか。他に、事務局からありますか。 桜図書館長 はい、桜図書館長。 前回の 10 月 10 日の図書館協議会において、 『平成 27 年度さいたま市図書館ビジョン に基づく取組内容について』を報告させていただきました。その席上で、何か追加で質 問や意見等がある場合は、図書館にご連絡くださいと申し上げましたが、その後、特に ご意見等をいただいておりませんので、前回協議会でご協議いただいた内容で来年度は 進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 田中委員長 ただいま桜図書館長からの説明がありましたが、それに関連して、何か質問等はあり ますでしょうか。 田中委員長 それでは他に事務局からありますか。 その他、委員の皆様から何かご意見等ありましたらお願いいたします。よろしいでしょ 13 うか。 4 閉会 田中委員長 以上をもちまして本日予定しておりました議事を、終了いたします。長時間にわたり、 ご審議賜り、誠にありがとうございました。これをもちまして本日の会議を終了いたし ます。 14