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プログラミングやC言語に入る前の話
プログラミングやC言語に入る前の話 2006年度の演習Iのデータ(概算) 履修者 合格者 うち追試で合格 うち追試+追加レポートで合格 うち追試+追加レポート+勉強会で合格 放棄 不合格(放棄以外) 108 104 7 5 5 2 2 2006年度の演習IIのデータ(概算) 履修者 追試対象者 合格者 不合格 追試前に単位を落すことが確定 追試欠席 追試を受けて不合格 120 (17) 45 (4) 102 (14) 18 (3) 10 6 2 演習IのC言語部分の難易度 ● 他の多くの授業とは違い、友達と自分を比較して知識や技術の 差を感じることが多いと思います。 – 入学した時点でキャリアが違う。 内容が複合的(入試では問われない)。 5%ほどの人にとっては簡単すぎて退屈でしょう。 – ● ● 神戸大学に入学できた学生ならば、能動的な態度で取り組めば 単位の取得には苦労しないと思います。ただし、 – – – 勉強のやり方をまちがえると苦痛になりえます。 「試験前に友達のノートでちょっと勉強して…」程度では 単位は取得できないでしょう。 時間割上の演習時間だけで済む人は少ないでしょう。 単位を落す人・辛そうな人の傾向 ● 学業以外に熱中、仮面浪人、何かの悩み、モラトリアム中。 ● 何か勘違いしている。 演習で必修だから単位は楽勝。大学入試より簡単なはず。 – 筆記用具はいらないはず。 – 自分なら教科書を読んでこなくても楽勝のはず。 単位や上達を自ら放棄する。 – ● – – – – – 「正解の自信がないから提出しない・試験を受けない」 「習っていないから勉強したくない」 「苦手だから練習したくない」 「質問するのが恥ずかしい」 「覚えるのはよいが、考えたり試したりなんてヤダ」 演習I前半の内容の確認 ● タッチタイプできますか? アルファベットだけでかまいません。 – 楽に正確にできることが大切です。速さは不要。 テキストエディタ – ● マウス無しでほとんど操作できますか? 電子メール – ● 当たり前の道具として使えますか? ターミナル,UNIXコマンド – ● – – どうにか使えますか? ディレクトリ構造を理解していますか? 課題の不正コピーを防ぐ方法 1.締切前の課題を保存するためのディレクトリを作成する。 2.作ったディレクトリのパーミッションを、chmodコマンドで 「700」「drwx------」にする(2007/05/30タイプミス修正)。 3.コピーされちゃまずいファイルをそのディレクトリより上には 保存しないようにする。 毎年ですが、他人のプログラムを安易にコピーする人がいます。 教員の側からはコピーさせたほうもコピーしたほうも同じに見えます。 この程度のコピー対策をしない学生をかばうつもりはありません。 コピーしてもされても同じ扱いになります。 コマンド入力の復習 ● ● ターミナルや説明に出てくる行頭の「%」や「$」はプロンプ ト。入力を受けつけている状態であることを表す。 最初に打ち込むのが実行するのファイルの名前。 % /bin/ls 「echo $PATH」で表示されるディレクトリ内のファイルは保存 場所を省略して「ls」などでもOK。 % echo $PATH ● 実行するファイルの後で挙動を指定する情報を与える。対象と なるファイルの名前とか表示の体裁とか。 % ls -l -t -r *.txt コマンドライン操作の練習 % [csmac35:~] t0799999 % ssh home01 sshが実行するファイルの名前。home01が引数。 home01という計算機との間に暗号化された通信経路を確立する。 home01という計算機は演習室とは別の部屋にある。 少し待つとパスワードの入力を促されるので、打ち込んで「Enter」。 打ち込んでもパスワードは表示されない。 「Welcome to Darwin!」のようなメッセージが出れば成功。 赤い部分が変わるはず。 lsやcdやmkdirを打ち込んで試してみる。試し終ったら「exit」。 % [home01:~] t0799999 % exit % [csmac35:~] t0799999 % 「home01」と表示されている間に入力したコマンドは、home01という マシンに送信され、home01で実行される。実行後の表示内容はcsmac35 に返信され、csmac35のターミナルに表示される。 この操作を全員でやればhome01というマシンに出席者の足跡が残る。 これで出席をとります 出欠の確認のしかた ● ● ● 演習時間の最初あたりと最後あたりに前のページの操作をして 下さい。対象の計算機はhome01です。やっていなかったら欠 席、遅刻、早退扱いにされることがあります。 演習Iの後半のC言語部分では出席点は重視しません。単位を落 しそうな人を拾い上げるのが出欠確認の主な目的です。 「演習I全体で4回欠席したら原則として単位は出ません」で す。ですが、演習Iの後半部分を退屈に感じるレベルの学生が 事前にその旨と現在の技術レベルを伝えてくれた場合には、そ の学生に関しては少々の欠席は無視してしまおうと思っていま す。 勉強前に意識してほしいこと ● 練習がとっても大切(スポーツや将棋と同じ) ・プログラミングは複雑な技能。全てを教えるのは無理。 ・試せば直ちに反応が返ってくる。試さなきゃ損。 ● 定義を軽視してはダメ(数学と同じ) 例) xをxで微分すると1になることの証明。 例) 1000番目の素数を求める方法。 ● 以下のどれを欠いてもだめ 調べてみる、試してみる、考えてみる これを無視して教わっても身につかない。 ● ● ここを読んで刺激を受けておこう。 http://cruel.org/freeware/hacker.html