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③ - 小豆島町

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③ - 小豆島町
資料 3
内海病院・土庄中央病院の再編に
関する意見について(土庄町)
日時:平成24年2月11日(土)
午後3時~
場所:小豆島町農村環境改善センター
(イマージュセンター)
A さん
意 見
重度心身障害児(者)を対象とした医療型ショートステイ(宿泊型)の創設を望む。
重度心身障害児(者)の受け入れを可能とする児童デイサービス(医療連携体制加算等)の創設を望む。
病児・病後児保育室「げんきっこ」の継続運営を望む。
訪問看護ステーションの機能強化を望む。(例:高齢者のみならず、医療的ケアを必要とする成人、児童に対する訪問看護の提供等)
小児救急医療、重症心身障害児(者)を対象とした医療部門の強化等を望む。
B さん
意 見
現在、在宅医療の娘がいるが、預かってもらえる所が病院しかない。日中一次預かりには中央病院の「げんきっこ」にお世話になっているが、ショートス
テイのような宿泊できる所はない。善通寺の小児病院は預かってもらえるが、往復のフェリー代、所要時間を考えると、よほどの事がない限り無理であ
る。
そこでお願いしたい事は、詰所に隣接するガラス張りの観察室を作ってほしいということだ。重症者、手術後の患者の一時的に入室する場所だが、そ
の部屋があれば子どもを預かってもらいやすくなると思うので、ぜひお願いしたいと思う。現在、内海病院では、病児保育とは別に在宅医療の子どもを、
詰所内にベッドを入れて、日中一時預かってくれているようだ。このようなことにならないように、ガラス張りの観察室を作ってほしいと思う。
C さん
意 見
【意見】
両病院の再編(統合)には賛成である。
ただし、新総合病院新築案(総事業費57.3億、内32.3億円は借金)には反対する。
【理由】
両病院を再編(統合)することの賛成理由
①島の人口規模からみて、2つの総合病院を持つのは無理。(両病院とも赤字経営)
②医師、看護師の分散化を避け、一つの病院に集中配備できる。(医師、看護師の過重労働軽減)
③32億円の返済は、病院従事者(医師、看護師等)、患者、住民に跳ね返ってくる。(医療の崩壊だけでなく、両町財政が崩壊しかねない)
P1
【再編案】
将来の小豆島の人口構成では、65歳以上の高齢者が半数を占めるようになるという。
高齢者医療の充実は島の抱える緊急の課題であると思う。
そんなことから、
①内海病院はリハビリテーション機能を備えた「老人病院」に特化する。
②土庄中央病院は、島で唯一の救急機能を備えた「総合病院」として、二次医療を担う。
【提案】
①再編統合のためには、これからの両病院の総括経営責任者を決める必要があると思う。
②統括経営責任者を中心に「病院再編総合委員会(仮称)」を組織して、機能再編の姿、新しい小豆島の医療体制について行政・財政・医療の観点より
固める。
③再編統合に当たって、現在の両病院の資産管理(負債の扱い)をどうするかの取決めが必要。今後の経営については統括経営者に引継ぎことになる
と思う。
④今後必要になる土庄中央病院の耐震補強改修工事と合わせ総合病院移行計画を第一次、第二次計画くらいに分けて作成すると分かりやすい。
⑤国・県の支援がどこまで受けられるか確認の必要がある。(財政面、人事(医師)面など)
⑥小豆島町だ、土庄町だと、狭い島の中で住民エゴを主張する時代ではない。そんなことでは島全体が衰退していくことは、皆分かっている。
島の繁栄、発展のためには、島は一つの意識のもとで協力し合う心が必要だ。
島の端から端まで走っても30km足らず、30分以内で救急病院に着くことが出来る。
私たちは恵まれた地域に住んでいると思っている。
D さん
意 見
今、小豆島を取り巻く医療問題は人口減少、少子高齢化等に伴い、非常に厳しい局面に立たされている。だからこそ、住民の一人ひとりが、この課題
について真剣に取り組み、難題解決に向け議論しなければならないと考える。
1.新規に病院を建設することは、両町の財政状況からして非常に無理があり、内海病院はまだ新しく、償還残金が多額であり、無駄である。これ以上の
借金を後世に負担させるべきではなく、新病院建設は中止して、両病院の経営統合が妥当である。
2.現施設はそれぞれ診療所として事業展開し、連携しながら、医師、看護師の相互融通は医師等不足が慢性化している中、絶対に欠かせない。
3.内海病院については、今までのずさんとも言える経営を抜本的に見直し、業務内容の整理、そして経営の合理化を進めること。現在34億数千万円あ
る償還残高については、一旦棚上げするか、一般会計への移行等して対処する。
病院に隣接する老健施設を病院内へ統合し、空室の充足率を向上させる。(当初規模があまりにも過大)
P2
4.土庄中央病院については、建屋の大部分が建て替えの時期にきているが、今後は増設部分だけを残し、それを核として最小限の改築とし、新診療所
とする。また、電子カルテの導入は、時勢の流れに乗り遅れているが、早急に進めなければならない課題である。
5.両病院とも抜本的な経営改革に努め、今後、最大限努力をする。
6.県は、現在まで郡の公立病院に財政上ほとんど関わってこなかったが、小豆以外の西東讃の公立病院は県立病院として従来から援助している。
今回、香川県地域医療再生計画の中の、「小豆医療圏」については、今までの放棄(?)を補う意味でも、最重点整備課題に考えていただき、「県立小豆
島病院」として立ち上げていただくのはどうか。もちろん、建設費等の補助、今後の経営についても県費の大幅な助成をお願いしたい。今まで、県からの
恩恵を全く受けなかった小豆島島民の切望でもあると考える。
E さん
意 見
統合する目的は何なのか。
現在ある医療機器はどのような扱いになるのか。
香川医科大学系の先生方と岡山医大系の先生方が一緒に医療ができるのか。
統合すれば各専門担当医の確保および看護師の人数確保は可能か。
開業医の先生との連携はどのように考えているのか。
国・県からの補助だけで新しい病院建設ができるのか。
不足分として町の借り入れはどのくらいの予算を考えているのか。
借り入れに対し、返済計画についていつ発表するのか。
2009年9月に岡田町長からお伺いした内海病院の38億円の負債は現状どうなったのか。
島内に入院できる町立病院はひとつだけでよい。そして高望みをせずに現状のままでもよいから、2つの町立診療施設病院は必要であると考える。新
しい病院建設には反対する。
土庄病院は診療専門病院にし、耐震構造物の内海病院は現状維持し、入院患者は内海病院を利用する。
P3
F さん
意 見
今回の小豆医療圏の公立病院再編については、賛成できない。 その理由は、
①計画では、各診療科の医師の複数配置が可能としているが、医師の確保は容易に出来るとは思えない。
②現病院を診療所にすることは、住民の利便性確保とはいえない。患者サービスの低下となる。
③統合病院(案)によって、経営が改善できるとは思えない。むしろ現状よりも負担増になると思われる。詳細不明だが、診療所にも一定の検査機器も職
員も必要となるだろうから、合理的でない。
④土庄中央病院では、訪問看護や訪問リハビリを行っているが、これらが継続できなくなるのではないかと心配している。
⑤土庄中央病院は、保健センターと廊下でつないで、保健、福祉、医療が連携してサービスの向上に取り組んでいるが、この体制が維持できなくなるこ
とは残念でならない。全国的にも先進的な施設であることを忘れないでいただきたい。
⑥再編も必要かもしれないが、両病院が適正なベッド数をもって、競う体制をつくることのほうが、住民は身近なところで医療サービスが受けられると思
う。
⑦診療所での診療科が明確でないが、高齢者の罹患率の高い、整形・眼科・泌尿器・脳外などが診療所で受診できなくなれば、サービス低下も甚しく、
患者の負担増は避けられず、島外への患者流出にもなる。
⑧現在は、救急医療を両病院で担当しているが、統合すれば診療所では対応できないので、新病院のみとなり、現状より搬送に時間を要するので、心
疾患、脳疾患など緊急を要する患者は命を落とすことになるのではないか。
⑨病院再編(案)で示されている現状は、全国の離島、山間へき地が直面している問題であり、これだけをもって判断するのには無理がある。
⑩今、土庄中央病院が統合しなければならない状況にあるのかどうかを検証して、その結果を住民に公表してほしい。
例えば、過去10年ぐらいの医師数(常勤・非常勤)、医業収益(入院・外来)、患者数(入院・外来)、救急患者数、公営企業法による繰入金、経常利益(損
失)等々の推移を明らかにすること。
⑪建物の耐震化は、統合の理由にあげられるだろうか。
⑫最後に、医療の現状を熟知している三宅院長や日野前院長の意見をよく聞いたうえで、最終判断していただきたい。
※ 余談だが、組合立の国保病院として、地域医療に貢献している、三豊総合病院、大川総合病院(いずれも医大の関連病院)を視察されることをお勧
めする。
P4
病院再編を考える資料
・統合する場合
※いずれも患者サービスは低下する。また、今後も人口減少が続くと思われるので、10年後には過剰ベッドになることを想定して対応する必要がある。
町の中心部に立地する立派な病院が診療所になるのかと思うと背筋が寒くなる。これまでより負担が増加し、医療体制が脆弱となるような再編はする
べきでない。
・統合しない場合
※ 統合しても、島で二次医療を確保することは困難であり、高度医療は島外の医療機関に依存せざるを得ないと思う。患者も高度医療は島外の大病院
での受診・治療を望んでいる。
P5
G さん
意 見
理念はどうか(継続性・確実性)
・創業者の凛々たる魂を継いでいただきたい。
統合に踏み込む前に。(諦めない。逃げたいけど逃げない。)
・病院運営審議会で事態回避に向けた意見があったのでは。
・企画調整審議会で事態回避の意見は出尽くしたのか。
・定例課長会で勤勉な職員の事態回避の発想を受け入れたか。
国の施策が根本で、町立病院が苦境に陥る。(総務省に直訴)
・H18の医療報酬低下で、経営の健全性を失い地域医療の役割を果たせないので「表彰」を返上。『特例措置』を繰り返す。
・12月12日の議長発言「国から補助が出ている時がチャンス」。逆心だが“ピンチ”。離島優良町立病院の経営安定化に向けて、医療報酬の嵩上げの
「意見書」を。(特区制度)
H さん
意 見
①この再編で、質と量の伴った医療体制が、特に医師の確保が可能か。
②簡単な医療行為の出来る病院専用のヘリと小型高速艇の準備と病院屋上へのヘリポート設置を望む。
【意見】
建物や医療設備を整えるよりも、医師の量の確保を。家族付きでの長期島内勤務にこだわらず、高松・岡山からの病院独自の小型高速艇による通勤
も認めて、簡易宿泊施設を設置すれば、短期間でも若手の優秀な医師が来てくれる可能性がある。小豆島町長でさえ単身での島内居住を聞いている。
この案は、香川県の立案で、岡山大学出身の多い土庄中央病院の医師たちの意見は、どの程度反映されているのか。香川医科大学と香川県医師会
の意見だけでは、従来どおりの岡山大学からの医師派遣は期待できない。
香川県の主導から、独立した島からの立案を。
県の立案では、常に県に頼ることになる。
P6
I さん
意 見
・島の高齢化が進む中で、建物はできても、それに伴う設備費、維持費、人件費など経営が成り立っていくのか。
・新設には反対である。現在ある土庄中央病院と内海病院のそれぞれの利点を生かす良い案はないのだろうか。
(土庄中央病院には、~の専門医がいる。)
(内海病院には、~の専門医がいる。)
・高齢化に伴い、運転はできなくなる。定期バスでも通院できない人が増えるのは確実だ。その時の対応、家から病院まで巡回する介護バスの運営など
希望する。
・緊急を要する病気・高度医療が必要な病気になった場合、緊急輸送手段として、ヘリと高速艇の常備設置を希望する。(病院から病院へ)
J さん
意 見
広報によると、耐震建設に予定場所も用地も施行方法も発表せず、ただ1年余りの期間を使い、事業開始とは。上の空の案のみを知らせて後は放って
おく気か。島民を見下げるにも程がある。現内海ダム建設の方法と何の変わりがあるか。美観の香川県を作ろうと謳いながら、巨大衝立を作り上げて、
何が美観か。美観放棄だ。真底に断層が3本もあると分かっていながら、非耐震堰堤と聞く。耐震放棄だ。これのどこが美観行政か。子どもでも分かると
いうものだ。これを県が進めている。
土庄、内海共に補完し合っていけば、何とかなるだろうと思うが、それこそ行政が補完し合わなければ成り立たないと思える。そうあるためには合併が
真っ当ではないか。「やれ、助けるのか」、「やれ、重いなぁ」、「一人でやってみい。など、数年前の感情をさっぱり掻き捨て、合併気分で、土庄、内海両院
が協力し合えば、気も楽になり両得になると思う。
K さん
意 見
・一番大切なことは、このような大問題を広報紙に載せたり、ホームページに掲載しただけで済ませてはいけないことだと思う。
福本議員さんが各地区をまわって報告会をしてくれている。立派だと思う。
・最近、中央病院の先生も加わっての会の中で、この問題が出たが、病院へおりている予算を、土庄町は半分、町予算に入れているとの話も聞き、びっく
りした。がっかりだ。
・内海病院は赤字、土庄中央病院は黒字の現在の状態での再編は、どうも賛成できない。
医師・看護師不足は、大変大きな問題と思われる。
日頃から町民の意見をもっと吸い上げる工夫をしてほしい。立派な町民がいっぱいおいでる。
P7
L さん
意 見
1.今回の公立病院再編案は、香川県が小豆公立病院再編案を盛り込んだ「香川県地域医療再編計画」を策定とあるが、香川県全体の地域医療の分
析が全くない。
確かに小豆は、人口の減少・高齢化は県内で最も高いのは間違いない。これに対して、県内の地域医療の実態について、明らかにされていないと思う。
既に承知だと思うが、県内は5医療圏だが、5医療圏のうち、県立・国立病院がないのは、小豆医療圏だけである。
2.県や国の責任体制を無視して町立病院の統合をしても、何の解決にもならず、さらなる借金を背負うだけだ。
3.小豆島町の資料によると、統合による新たな起債をすると100億円を超える借金がり、両町の肩にかかってくると言われている。
4.県や国の責任体制のあり方、例えば、両病院の県立病院化(小豆は離島の特殊性)の検討がまず必要だ。
【結論】
多額の借金をして、統合病院をつくっても負担だけが残るだけで何の解決にもならない。日本の借金残高は(国・自治体)今年度末に1兆円を超え、あの
財政破綻の国ギリシャでも、GDP(国内総生産)比率で130%台と言われているが、日本は今年度末では200%になろうとしている。この最大の原因が無
駄な公共事業である。
現在の両病院の施設を生かして、責任体制のあり方・これを機会に全住民で実態を学ぶことが必要で、全島民的議論が必要だと思う。
M さん
意 見
・高齢化は進んでいる。だからこそ病院の所在地が問題だ。人口集中地なら、徒歩・自転車も可能だが、もしバスを乗り継いでなどということになると、便
数の問題もあり、受診を間引き(これが内々の目的なら、うまい方法だ)、かえって重症化・高医療費化を招く。
・島内100%の受診は希望しない。集中などに頼らねばならない病気もあり、医師への信頼度やバス代と船賃の比較の問題もある。
・現在の病院の外来機能がどれだけ診療所に残るかが大問題だ。診療科目の「内・小・等」とあるのが問題だ。入院・手術を伴うような重症者の統合病
院なら分かるが、その他の大部分はむしろ診療所向きだと思う。
・救急輪番制は知らなかったが、それくらい現実にあっていない制度だということだ。やはり、少しでも近い病院へと誰でも思う。そのまま入院となっても通
院が近ければ、仕事や家事をこなしながら、患者の面倒も見られるというものだ。
・医師・看護師不足には、待遇の問題もある。魅力ある待遇と奨学制など、抜本的に考える必要がある。
P8
N さん
意 見
・土庄中央病院は収支が良好で何とか黒字であり、町村合併もしてなく、今統合して経営を逆行していくことはない。
・病院も巨大化せず、地方は地区のこじんまりとした病院でよい。
・高度医療の要する患者は、高松の先進医療に送る仕組でよい。
・国・県の進める方向は、新しい施設をつくる箱物行政になってくる。
・高齢化、少子化で人口が減る。運営も大変。身の丈に合った病院でよい。
・町村合併が見通し不明の今、病院統合で赤字の病院を組み入れるとともに沈む。背伸びしなくてもよい。
O さん
意 見
統合して一番困るのは、そこに住んでいる住民である。
住民が納得のいく説明をする場を設けていただきたい。候補地が分からないが、今より遠くなるのは確実だろう。バスは回数も少なく料金も高いので、車
を持たない人や高齢者は大変である。
二町で負担する何十億の建設資金を、医師、看護師不足を補うのに使えないものか。(素人考えであるが・・・)
P さん
意 見
・私個人としては、再編し統合病院建設すべきと考える。
公立病院もない島に、住民が(若者)定着するはずがない。急速に過疎化し、数年後には人口50%以上占める高齢者ばかりの島となり、限界集落が見
えてきているような気がする。
・地域の衰退は生活を危うくする。地域再生にも、公立病院は絶対になければならないと考える。
・莫大な借金を住民の皆さんに背負わせるようになるが、「尊い命」には代えられないと考える。
・高度な総合病院にできるのかは疑問だが、専門医師・看護師の確保次第で二次救急医療ができる病院も可能かとも思える。
P9
「医師・看護師確保対策」
・院長と言っても一般職員的な扱いにされているような感じがする。
町での院長に対する位置付けを考えるべきだ。
・医師・看護師の待遇に対して考えるべきだ。
・労働条件は、医師・看護師の長時間労働は、職員確保次第で改善されるものと考える。
・院内託児所を設置し、職員等の休憩時間には親子の触れ合い時間を持たせて、子どもが身近にいる安堵感を与えることで、病院勤務に意欲が出るよ
うに計っていくこと重要。
「奨学金について」
・医師・看護師を目指す者に対して、もう少し助成金を増やしてはどうか。
・奨学金を借用したい者に対して、卒業後帰島し2~4年間病院勤務を義務付けを条件に貸し付け、卒業しても帰ってこない者には、奨学金の2倍返しを
義務とすることにより、病院勤務職員の確保ができると考える。(特に看護師)
「内海病院」に関しての情報
行政の方はご存知だろうが、なぜ発表ができないのか聞きたい。
①新病院建設時34億円起債。
計画的に返済している。財政状況から今後の返済に問題ないと言っている。
起債残高(平成27年度末)23億円(5年間で11億減)
②累計赤字34億円残っている。
企業会計上、形式的に新病院建設のため償却費用計上したもので返済しなくても良い借金と言われている。(そのようなことができるのだろうか。)
したがって、新病院建設費2町で折半した14億円+23億円(起債残高)=37億円
新病院建設費14億円は、過疎対策事業債や病院事業債を利用するために財政対応可能と言っている。
私は、(地方交付税)があるということと思う。
・岡田町長がおっしゃっている、「県がいくら出すか」ということと思うが。
上記のごとく事実ならば、土庄町も住民に話すべきだ。
新病院建設費14億円+7億円(起債残高)=21億円
小豆島町の言い方でいけば、土庄町も単純に考えて7億円の起債は平成27年には0円となる。
・12月12日の臨時自治連絡協議会で、M氏が質問していたが、「大森町長、塩本町長が苦労して今日の病院がある。黒字が、2年ほど前から赤字に転
落とはどういうことか。」と厳しい批判的な意見もあったが、私も同感だ。
・過大な借金をせずに「救急艇」を走らせ患者搬送等の話をしていたが、私はこの意見に対して「反対」である。
・呆然と聞かれた自治会長は、共感している人が多い。
後日電話もあった。電話の内容は、大半の方が過大な借金を後世に残すのかという話だった。「どうなんでしょうね。」としか言い様がなかった。
・「病院の危機」は3年ほど以前から三宅院長より話を聞いていた。その頃からでも、行政で真剣に取り組んでいればM氏のような厳しい発言もなかった
のではないかと思われる。
今更弁明も無理と思われるので、「内海病院」が言っていることが事実なら、話した方が、住民も少しは仕方がないかと理解が得られるものと思われ
る。現在のままなら、住民の意見が厳しく期限まで成立はしないと考える。
P10
Q さん
意 見
小豆島の医療において、両町の病院の医師、看護師がともに不足し病院の存続が危ぶまれ、島民の医療が危機に瀕するならば、小豆医療圏を統合し
た病院は必要と思える。
ただ、今も島外の病院に出向く患者が多数いる事は、やむを得ない場合島外の病院で診て貰う事は可能である事の証明でもある。それを加味して以下
を提案する。
① 土庄中央病院は耐震措置を必要とするので廃止し、新病院を建てる。
② 新病院は救急医療設備を備え、専門診療科目を絞り総合診療病院とする。
③ 新病院は、必要最低限規模とし、ベッド数も100床前後とする。
④ 高度医療は今まで以上に高松医療圏とネットワークの連携を強める。
⑤ 新病院は独立法人または組合とし、既存の病院とは切り離す。県立が良い。
⑥ 経営は出来るところは非正規職員を多用し、無理のない勤務体制を取る。
⑦ 医師、看護師の確保のための専門職を県と一体で置く。
⑧ 場所は東洋紡績跡地が適地である。
R さん
意 見
小豆島における医療体制のあり方について、偶然だが香川県の素案を目にする機会に恵まれた。
しかし、その折、小豆島町は職員が出席されていたが、土庄町からは誰も出席していなかった。どうしてかと思った。
先日同席した方から町広報に新医療体制について要望書を受け付けている、それも締め切りまで時間があまりないという連絡を聞き、急いで書いた。
【要望書】
公立病院の再編について、もっと時間をかけて、またその中に一般住民の方々から代表者を募り、住民の意見を反映した、出来るだけ多くの方々の納
得のいく体制を作ってほしい。
そして、これだけは個人としてもぜひ申し上げておきたい。
①国、県、町、ともにこれだけ財政的に逼迫している状況の中で、何でも新しい物をと言う発想は少し考えてほしい。
②新しい病院計画の中で津波や高潮に強い施設をというが、20億円もの不要な支出を簡単に認めて良し、とする遣り方は、今後に大きな禍根を残す。
次代を担う若者の気持ちも配慮してほしい。
P11
S さん
意 見
・決めて、着工されはじめて、またはでき上がってから住民が知るというようなことがあまりにも多すぎる。
・自治会長に話しても、住民に知らされないことが普通だということを、町・責任者は知っておくべきで、対処してほしい。
・今回は、今、どの段階なのか知らぬが、住民に説明し意見を聞くようなことはなされるのか。広報とこの意見書ですませるのか。広報では分からない。
理解できない。
・今なら国からお金が出るから急いで決めるというのは、いかがなものか。
・25億円出ても、32.3億は町負担、税金なのか。
・新病院になったら、高松へ行く必要ななくなるのか。
・医師、看護師不足は解消されるのか。すぐれた医師が確保され難手術もできるのか。(救急艇がエンジントラブルで運行できず、友人が死亡した)
・診療所にも優れた医師、看護師が(内・小・等)置けるのか。
・建てなければそれらはできないのか。
・どこに建てるのか。考えはあるのか。
・小豆島町との話し合いはどこまで進んでいるのか。県とも同様か。
T さん
意 見
この「テーマ」で病院長・看護職員、町長・当該(課)職員が直接一堂に会して住民に説明し、住民とともに対策を考える機会を設けていただきたい。
U さん
意 見
広報とのしょう12月号を読んだが、「再生計画」がよく分からないので、町民に説明してほしい。
P12
V さん
意 見
【はじめに】
小豆島の医療のあり方を急いで決めねばならないという全島民にとって、こんなに大事な問題への意見・提言を町民に求めるのにしては、町広報半ペー
ジ足らずの募集文書はあまりにも不親切であるし、期限も短かすぎる。本来なら、意見を出す必要のある人々からの意見が集まらない可能性が大だと
思う。
また、町企画課で渡された「小豆医療圏の公立病院再編(案)」のわずかA4用紙1ページの簡単な図では、現状への理解ができない。したがって、住民
が的確な意見や提言をなすことは不可能である。
したがって、全住民を対象に、病院長、看護職員、県へ要請に行った町長など現状が分かる方々による説明会を各地で開催したのち島民をあげて対
策をたて、協力して実行していくことが必要だ。
今からでも、早急に以上のことを実行していただきたい。
【意見】
1.二つの町立病院の機構を統一することには賛成である。 島全体の医療を考えて取り組めるし、医師や看護職員が手術その他で協力体制が組める
と思う。
2.新・統合病院を25億円の補助対象事業費で建設することには反対である。
【理由】
(1)医師、看護職員不足は新病院の建設で解消できる性質のものではない。
国からの25億円は被災地の復興に役立てるべき。二町で負担することになる32億円余は有効に使用すべき。
内海病院の建物は、病院として使わなければもったいない。
両病院の建物や設備について、地域医療再生計画には詳しい説明がないが、内海病院の現在の建物は平成9年に完成した、耐震構造、6階建てであ
る。町民の皆さんの熱意の数億円もの寄附金がきっかけで、当時のお金で約60億円かけてできたもので、今後20~25年は十分使用に耐えうるものであ
る。
(2)内海病院には高価な設備もある。
①人工透析の設備があり、水まわりの配管があり、移動はできないようだ。
②手術用の無菌室(クリーンルーム)がある。
③高性能のMRIやCTがある。
④電子カルテをすでに取り入れている。土庄中央病院では今から取り入れようとしており、新・統合病院にすれば、また大金をかけて新たな電子カルテ
にやりかえなければならない。
(3)病院の経営や管理を地元の事情に通じていない業者に委ねることは反対である。病院の責任者は医療従事者でないと、医師は来たがらないだろ
う。滋賀県でそのような病院で医師が日替わりで住民は困っていた。
P13
【提言】
1.全島民に医療の現状について、各地で説明会、意見交換会を繰り返し行い、認識を深め、今後の島の医療のあり方を徹底して考える。どうすれば医
師、看護職員が確保できるかも、人任せではなく、病院へのかかり方、待遇などまで考える。
2.二つの町立病院の機構を統一し、現内海病院を本院とし、現土庄中央病院を分院とする。土庄中央病院は耐震構造の病棟は残し、耐震構造でない
外来病棟などは、耐震構造に建て替える。新病院を建てるのに比べて、わずかな費用でできる。人口の多いところに入院できるところがある方がよい。
3.統合した病院は香川県に寄付し、県立病院とする。県から医師や看護職員が回ってきてくれるような仕組みができるように。
W さん
意 見
もう少し細やかな現状分析と将来の見通しを。
・少子高齢化
・離島ということ
・大都市の過密、田舎の過疎(経済発展と過疎過密は不可欠)
・高度な設備の大病院 島では?・・・医師、看護師は?
・島の病院と都市の大病院とのネットワークの現状と今後
・公立病院の適正規模と採算
・その他
P14
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