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GreenAir® Tech 2015

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GreenAir® Tech 2015
Takasago Thermal Engineering Co.,Ltd.
本 社 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア12階 TEL:03-6369-8200
技 術 研 究 所 〒243-0213 神奈川県厚木市飯山3150
TEL:046-248-2752
東日本事業本部
札 幌 支 店 〒060-0003 北海道札幌市中央区北3条西4-1-1 日本生命札幌ビル TEL:011-261-2533
東 北 支 店 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2-4-1 興和ビル
TEL:022-227-9553
関 信 越 支 店 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-10-16シーノ大宮ノースウィング17階 TEL:048-637-3501
東 京 本 店 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア12階 TEL:03-6369-8222
横 浜 支 店 〒220-8126 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー TEL:045-224-1570
西日本事業本部
名 古 屋 支 店 〒450-6037 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JRセントラルタワーズ TEL:052-582-8401
大 阪 支 店 〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー
TEL:06-6377-2810
広 島 支 店 〒730-0017 広島県広島市中区鉄砲町10-12 広島鉄砲町ビルディング TEL:082-221-2871
九 州 支 店 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-19-24 大博センタービル TEL:092-431-8051
エンジニアリング事業本部
エンジニアリング事業部 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア12階 TEL:03-6369-8240
環境ソリューション統括部 〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア12階 TEL:03-6369-8240
国際事業本部
〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア12階 TEL:03-6369-8233
http://www.tte-net.co.jp
高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6 笹塚センタービル
TEL:03-5308-6511
http://www. tm-es.co.jp
日本ピーマック株式会社
〒243-0213 神奈川県厚木市飯山3150
TEL:046-247-1611
http://www.pmac.co.jp
日本フローダ株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-1 山甚ビル
TEL:03-5282-7800
http://www. nipponfloda.co.jp
日本開発興産株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-6-2 NKビル
TEL:03-3292-6680
(H27.6.1移転予定)
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-1-7 東大手ビル
TEL:03-3292-6680
日本設備工業株式会社
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル
TEL:03-3279-1731
お問い合わせ先
高砂熱学工業株式会社 技術本部 新技術開発部
〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30新宿イーストサイドスクエア12階
TEL 03-6369-8203 FAX 03-6369-9104
Printed in Japan
2015.3.SND
Copyright © 2015 Takasago Thermal Engineering Co., Ltd. All Rights Reserved.
2015
®
ごあいさつ
会社概要
社 名 : 高砂熱学工業株式会社
(Takasago Thermal Engineering Co., Ltd.)
昨年4月にドイツ北部で開催された 世界最大の工業見本市ハノー
代 表 者 : 代表取締役社長 大内 厚
バー・メッセ で、
ドイツが
“産業界・学界・官庁”
の総力で取り組む「インダ
設 立 : 1923年
(大正12年)
11月16日
ストリー4.0(第4の産業革命)」が話題の的になりました。
「インダストリー
4.0」は、
工業のデジタル化によって21世紀の製造業の様相を根本的に
地域冷暖房施設 コージェネレーション設備
排熱回収設備 加熱・冷却設備 冷凍・冷蔵設備
■ ごあいさつ
1
■ 会社概要
2
■ トピックス
3
■ グリーン・エア技術MAP
5
■ 省エネルギーとCO2排出量削減
7
■ ZEBの実現へ向けた技術
変え、製造コストを大幅に削減できる
「考える工場」の構築であり、
この
除湿・乾燥設備 原子力施設空調設備
メガ・プロジェクトにドイツ全体で取り組んで高コスト国からの脱却を目指
高度精密空調設備 廃棄物真空搬送設備
■ 省エネルギー技術
しています。当然、
ドイツと同じ物づくり貿易立国の日本にもこの波が押
電気・計装・通信設備 給排水衛生設備
■ グリーン・エア サービス/制御・通信
11
設備診断・故障診断システム
■ 未利用・自然エネルギー利用
13
エネルギーソリューション ESCO事業
■ 空調・熱源の独自技術
し寄せてきているように思われます。
日本国内での現状は、今年末に開催されるCOP21からの温室効果
代表取締役社長
業務内容 : 空気調和設備 クリーンルーム及び関連機器装置
CONTENTS
9
エネルギー供給事業 発電事業 水処理事業
ガス排出削減要請強化や自然災害に対応したBCPへの積極的な取り
■ 空調機・熱源
15
その他各種環境制御・熱工学システムの
■ 熱源・搬送・蓄エネルギー
17
組みが進むと予想できます。
この様な背景の中、建設業界では、
ゼロ
設計・施工・製作・据付・保守管理
エネルギービル
(ZEB)
やIoT
(Internet of Things)
等の情報通信技
従業員数 : 4,481名
(2014年12月末現在 連結)
術を用いたスマートコミュニティも少しずつ現実味を帯びてきています。
株 式 : 東証1部上場
高砂熱学工業グループでは、
日本でも取り組むべき
「考える工場」に対応できる技術として、
数年前より人工知能を
利用した「建築設備の考える運転管理の技術」の開発に取り組んでおります。
今回の
『Green Air Tech 2015』
では
“IoT技術を活用した設備管理業務のロボット化”
で「考える運転管理技術」
を紹介しております。
これからも、高砂熱学工業グループは、社会に貢献する環境ソリューションプロフェッショナルとして、今まで以上に
「顧客第一主義」
を徹底し、
「現場第一主義」
を行動規範として、
低環境負荷で「スマートな社会」の実現に向けた活
動を強化して参ります。
『Green Air Tech 2015』
の発刊にあたって
■ データセンター
19
■ ドライルーム
21
■ クリーンルーム
23
■ 特殊環境
24
札幌支店 東北支店 関信越支店 東京本店
■ バイオ・製薬・医療施設
25
横浜支店
■ 水処理技術
27
西日本事業本部
■ 運用サービス
名古屋支店 大阪支店 広島支店 九州支店
■ グリーン・エア サービス
29
エンジニアリング事業本部
■ トピックス 当社の特許・受賞の実績
30
エンジニアリング事業部 環境ソリューション統括部
■ 特徴ある施工技術
31
支店・事業所 : 本 社
技術研究所
東日本事業本部
国際事業本部
高砂熱学工業は、
「人の和と創意で社会に貢献」
を社是とし、
1923年の創業以来、
長きにわたり空調設備及びその周
グループ会社 : 高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社
辺分野におけるパイオニアとして、
お客様のニーズに対応した最高の品質創りと、
創意工夫による特色ある技術の開発
日本ピーマック株式会社 日本開発興産株式会社
に取り組んで参りました。
日本フローダ株式会社
技術パンフレット
「Green Air Tech 2015」は、
高砂熱学工業グループのこの様な継続した技術への取り組みを分か
り易く紹介したものです。ZEBの実現に向けた省エネルギー・省CO2技術や空調・熱源の独自技術、
用途別の高度技
■ 用途別の高度技術
■ 平成26年度受賞実績・その他の製品・技術 32
33
■ 技術のあゆみ
日本設備工業株式会社
高砂建築工程
(北京)
有限公司
タカサゴシンガポールPte. Ltd タイタカサゴCo. , Ltd
術、設備の運用サービス等を項目ごとに紹介しています。
さらに、高砂熱学工業グループの長期ビジョン「GReeN
T.T.E. エンジニアリング
(マレーシア)
Sdn. Bhd.
PR!DE 100」や2014年度に商品化した新規技術等も紹介しております。
高砂熱学工業
(香港)
有限公司 タカサゴベトナムCo. , Ltd
ご高覧の上、
高砂熱学工業グループの技術への取り組みをご理解いただくとともに、
忌憚の無いご意見・ご要望を賜
タカサゴエンジニアリングインディアPvt. Ltd.
PT. タカサゴインドネシア
れば幸いです。
タカサゴエンジニアリングメキシコ ,S.A. DE C.V.
2015年4月
インデックス一覧凡例
:
Green Air®(グリーンエア)
事務所、ホテル、病院、工場といった様々な建物における空気環境において「人・自然」にやさしい空気を提供する
ことで、地球環境に貢献する活動です。
1
Green Air Technology Profile 2015
省エネ
環境改善 /
快適化
ピークカット 高機能化
省資源 /
環境保全
設備費の
運用サービス 省コスト化
★
★★
Green Air Technology Profile 2015
2
®
トピックス
®
ZEBへの取組み
SWIT 超精密空調への展望
徹底した負荷の削減、
エネルギー利用の効率化、創エネルギーに
より、
ZEB
(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
の実現を目指します。
外部負荷(日射・伝熱)、外気負荷(換気)、内部負荷(照明、人
当社の固有技術であるSWIT®は開発当初、
アトリウムや体育館などの大
■ZEB
(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
の実現
● 外部負荷
(日射・伝熱)
● 外気負荷
(換気)
● 内部負荷
(照明・人体・OA機器)
徹
た負荷の削
底し
減
設備費の
省コスト化
高機能化
★
★★
体、
OA機器)
等の空調負荷の削減とともに、空調のエネルギー利用
エネルギー
貯蔵
エネルギー
輸送・利用
用の効率
創エ
ZEB
エネルギー
変換
化
省資源 /
環境保全
太陽光
ギーシステムを高効率に運用するためにも重要な技術です。
今回、
SWITのクリーンルームにおける特性を、
実験と導入物件
〔精密空調
ネ
(クリーンルームJISクラス6∼8)
の事例〕
により技術的に検証し、SWIT-CR
ー利
● 再生可能エネルギー
● 都市排熱利用
● 系統電力
● 分散電源
● エネルギー融通
● ガス供給
め、当社は蓄電池や電力監視システムを開発してきました。特に四
季のある日本では、蓄電池や蓄熱エネルギーの貯蔵技術は、
エネル
ー
ギ
費の見える化も含めて、空調システムの運用の最適化により、空調
その上で、太陽光や風力の再生可能エネルギーを活用した創エネ
ギ
ネ
ル
換気
エ
ル
日射
率化が重要です。
また、設計・施工の段階だけでなく、
エネルギー消
ルギーが有効です。太陽光や風力の発電出力は変動が大きいた
や、臭気・オイルミストの環境改善にも効果を発揮し、産業分野にも適用範
囲を広げています。
の効率化のために、空調機器だけでなく空調システムとしての高効
のエネルギー利用の効率化を図ります。
空間一般空調を適用範囲としていましたが、産業用作業空間の温熱環境
環境改善 /
快適化
省エネ
が清浄度維持、
省エネ、
コスト面でも有効である事を実証出来ました。更に超
● 搬送・衛生 他
● 照明・コンセント
● 空調
● 熱源
ピークカット 運用サービス
精密空調
(JISクラス5)
への適用も展開中です。
SWITは適用範囲を広げ、
あらゆる分野での総合的な室内環境システムを
めざし発展し続けています。
■ SWIT-CR 実証実験
■ 某有機EL工場での実績
風力
地中熱
クラス8
また、高層建物でのZEBの実現にはエネルギーの多面的利用も
必要です。地域冷暖房システムだけでなく建物間の熱融通システム
当社は本パンフレットで紹介している省資源/環境保全、環境改
や、
デマンドレスポンスにも対応できる電力監視システムが有効な技
善/快適化、省エネ、
ピークカット、運用サービス技術を中心に、建物
術です。
用途や立地の条件に応じた技術を選択して、
ZEBの実現を目指し
ます。
関連記事
● 太陽熱利用技術→p.14 ● 水熱源ネットワークシステム→p.13
● 水素利用型蓄電装置→p.14 ● デシカント外気処理ユニット→p.13
特許 第5361140号
グリーン・エア プラザ
高砂グループの長期ビジョン ∼ GReeN PR!DE 100 ∼
■高砂熱学工業グループのコミュニケーション・プレイス
高砂熱学工業株式会社は、
2013年度に創立90周年の節目の年を迎え、
グリーン・エア プラザは、
高砂熱学工業グループとお
客さまとのコミュニケーション・プレイスです。
当プラザでは、
当社グループが空調関連分野で提供
する先進的な設備システム・運用システムを展示し、
常
アフターケアエリア
イノベーティブエリア
エアフローエリア
設備の運用状況を分析・検証し、
各種施設を最適に運用管理する
技術を紹介
開発段階の技術や最新ニュース
と連動した技術を紹介
各種気流技術を活用した
省エネルギー技術を紹介
駐の専任社員がお客様のご意見・ご質問に応えます。
新の技術動向の紹介や空調関連分野の勉強会の開
アフターケア
エリア
ॢঝ‫ش‬উশ਋অ४ঙথ
◆ 顧客の期待に応え信頼・信用され続ける企業グループ
൹௢भ਋ୄपૢइਦ౅‫؞‬ਦ৷औोਢऐॊ੫঵ॢঝ‫ش‬উ
用意しています。皆様のご来場をお待ちしております。
データセンター
エリア
その中で、
長期ビジョンの実現に向けた成長戦略として
「変革とスピード」
「グ
コミュニケーション
エリア
所在地:東京都中央区京橋3-1-1
エアフロー
エリア
ZEBエリア
TEL:03
(5204)
2030、FAX:03
(3241)
7140
開場時間:10:00∼17:00
(エコテクカン開場時間)
源投入し、
高砂グループの持続的発展を目指します。
コミュニケーションルーム
データセンターエリア
ZEBエリア
②既存グローバル市場の攻略深化と新市場への進出・展開
高砂熱学工業グループの取り組みや
グリーン・エア プラザの概要を紹介
特殊フィルタとサーモカメラを
活用したデータセンターの温熱
環境測定技術を紹介
ZEB実現のための各種低環境負
荷技術や最新計測技術を紹介
③熱・エネルギーに係わる新たな事業領域・ストックビジネスへの進出
アクセス:JR「東京駅」八重洲南口より徒歩6分
④高砂ドメインの技術に派生する新規事業の開発、起業
銀座線「京橋駅」3番出口直結
● 水熱源外気処理ユニット →p.13
→p.14、
p.16
→p.15
れたものです。今回認定された冷凍機は、1937年、小西六本店
(現コニカミ
● 低床型床吹出し空調システムLUFT →p.18
ノルタグループ)
日野工場に納入され約30年間使用された後、1974年に撤
ਸ਼‫ڭ‬५ॸॵউ‫كڲڭڬڮعڰڭڬڮق‬
૗୓भ੦ຊतऎॉ
去、
現在は当社技術研究所に展示保管されています。
この冷凍機は同型式
®
● 二酸化塩素ガス殺菌消毒サービスTSCLOO →p.26
のものとしては現存する最古のもので、
日本機械学会の機械遺産にも認定
®
● 巡回点検ツール 見巡りくん →p.29
Green Air Technology Profile 2015
ਸ਼‫ڮ‬५ॸॵউ‫كڵڭڬڮعڳڭڬڮق‬
ਛশपिऐञ૗୓भ૵ষ
迎えていた1930年、当社と㈱荏原製作所で国産第一号として共同開発さ
®
● 設備情報管理システム →p.30
ਸ਼‫گ‬५ॸॵউ‫كگڮڬڮعڬڮڬڮق‬
ตभৰਠधಌऩॊ५ॸॵউष
認定第15号を受けた高砂荏原式ターボ冷凍機は、空調設備の黎明期を
→p.11
● 旋回流誘引型成層空調システムSWIT®
৉ૉ୭୆प๾൴घॊ୭୆९জগ‫ش‬३ঙথউটইख़ॵ३ঙॼঝ
建築設備技術者協会 平成26年度建築設備技術遺産
高砂荏原式ターボ冷凍機(国産第一号ターボ冷凍機)
■グリーン・エア プラザの展示内容
● 水熱源ヒートポンプPMAC®他
ॢট‫ش‬ংঝ৘ৃदோ૔૎॑ੳीैोॊ୭୆੫঵
ローバル化」
「 収益源の多様化」
をキーワードに、以下の領域に集中して資
①ビルライフサイクルをフルカバーするワンストップサービスシステムの構築
東京スクエアガーデン6Fエコテクカン内
䠣䠮䡁䡁䠪 䠬䠮!䠠䠡 䠍䠌䠌
ビジョンを以下のように策定しています。
◆ 地球環境に貢献する環境ソリューションプロフェッショナル
イノベーティブ
エリア
コミュニケーション
ルーム
催の他、
さらに本建物内の設備見学などのメニューを
3
10年後の創立100周年に向けて、
高砂グループ
(当社およびグループ会社)
が目指すべき長期経営構想“GReeN PR!DE 100”
で、
今後10年間の長期
◆ グローバル市場で存在感を認められる環境企業
展示エリアの見学、
プレゼンテーションルームでの最
● 配管表面設置型簡易熱量計
関連記事
● 旋回流誘引型成層空調システム SWIT®→p.15 ● 半導体製造用クリーンルーム→p.23
水熱源外気処理ユニットとPMAC®
配管表面設置型
簡易熱量計
されています。
Green Air Technology Profile 2015
4
®
グリーン・エア技術MAP
屋外機置場
■Green Air 技術による環境負荷低減技術一覧
電算用パッケージエアコンの
効率を上げたい
空調設備の企画・設計、
施工から運用・管理、
リニューアルに、特徴あるGreen Air 技術を駆使して環境
・密集した室外機廻りの最適設計→
(P.19)
・冷媒サブクールシステム→
(P.17)
®
®
負荷低減を実施しています。環境負荷低減と快適性を同時に追求することで、
お客さまの満足する環境
データセンターを省エネ・
省CO2で運転したい
・IDC-SFLOW®→
(P.19)
・グリーンエアIDC→
(P.20)
・IDCの空調システム総合評価技術→
(P.20)
づくりに取り組んでまいります。
データセンター
屋 上
太陽熱を使って温熱供給したい
パッケージエアコン
の効率を上げたい
・水熱源ネットワーク→
(P.13)
・太陽熱源ヒートポンプシステム→
(P.14)
・太陽熱による蒸気供給システム
→
(P.14)
・冷媒サブクールシステム→
(P.17)
・エバチルド®システム→
(P.17)
微生物や細菌による
汚染を防止したい
・バイオロジカルクリーンルームBCR→
(P.25)
短時間で殺菌消毒したい
二重床を有効活用したい
無菌製剤室
居 室
・低床型床吹出し空調システム LUFT®
→
(P.18)
空調
機械室
ポンプの搬送動力を抑えたい
・分散ポンプ式空調用水循環
システムGLIP®→
(P.12)
ドラフトチャンバの
安全性を高めたい
BCR
・ヒュームフード向け給排気システム
→
(P.26)
管理外区域からの空気
汚染を防止したい
個別制御性の良い空調がほしい
・PMAC外気処理機
+個別放射空調ユニット→
(P.13,P.16)
・ヒートポンプ付ファンコイルシステム
PAFMAC®→
(P.16)
・ASPACユニット→
(P.16)
急な空調増設に対応したい
・
ドレンレススポット空調機レスQ®
→
(P.16)
居 室
喫煙所
体にやさしい
快適な空調をしたい
病 室
診療所
新型インフルエンザ
対策をしたい
空調
機械室
クリーンな喫煙場所を設けたい
室内空気のエネルギー
を無駄にしたくない
・モレキュラーシーブ型全熱交換器
→
(P.18)
・静止型顕熱交換器 CROSSTERM
→
(P.18)
・バリフロー®、バリフード®→
(P.32)
ドレンスライムによる
漏水事故を防ぎたい
受付・会議室
配管の耐震性を
経済的に確保したい
・高層建物用配管応力解析システム
→
(P.31)
空調・照明を一元管理したい
駐車場
蓄電池室
中央
監視室
駐車場を効率よく換気したい
5
Green Air Technology Profile 2015
・半導体製造用
クリーンルーム→
(P.23)
世界各地の環境を
試験室で再現したい
静電気を除去したい
熱源機械室
・グリーンエアサービス →
(P.7)
・施設管理サービス
グリーンサービス→
(P.9)
・エネルギーマネジメントシステム
GDocTM→
(P.9)
・熱源受託事業→
(P.10)
・高砂型統合熱源システム→
(P.10)
・E-COntrol →
(P.12)
・総合節電システム→
(P.32)
蓄熱槽
・環境試験室→
(P.24)
環境試験室
冷却塔を有効に
活用したい
大空間を空調したい
・冷却塔利用冷水製造
フリークーリング→
(P.32)
大空間の工場
運転状況の見える化を図りたい
ピークカットをしたい
最適運転・管理をしたい
・ダイナミック型大規模製氷システム
(P.17)
SIS®-MⅡ→
・水熱源ネットワーク→
(P.13)
・広水温域水熱源ヒートポンプユニット
→
(P.14)
歩留まりを改善
したい ・旋回流誘引型成層空調システム
SWIT®→
(P.15)
(P.18)
・壁掛けフロアマスター® →
・大空間高精度温湿度制御空調
システム→
(P.32)
クリーンルーム
水処理室
コンパクトで効率のよい
蓄熱システムを使いたい
地中熱が使いたい
・冷媒サブクールシステム→
(P.17)
・データ収集分析ツールGODA®
→
(P.11)
・計測+解析+評価システムMAT®
→
(P.11)
・配管表面設置型簡易熱量計→
(P.11)
・総合節電システム→
(P.32)
・ジェットエアを利用した誘引搬送
トップベント®ファン
(日本フローダ㈱)
→
(P.32)
・水素利用型蓄電装置→
(P.14)
モジュールチラーの
効率を上げたい
・スーパークリーンイオナイザ
I
R
I
SYS®→
(P.24)
・
ドレンスライム防止剤
エイジークリーン®→
(P.28)
再生可能エネルギーを貯めたい
データセンター・製薬
動物飼育舎
・省電力喫煙ルーム i-smoking
→
(P.32)
・水熱源ヒートポンプ個別放射
空調ユニット→
(P.16)
・フロア統合コントロールシステム
FICシステム→
(P.12)
・高安定性微差圧制御システム
(P.25)
LO-VST®→
屋上設置熱源機
信頼がおける省エネ型の
実験動物飼育施設がほしい
・実験動物飼育施設用整流型室内
空調システム TLACS®→
(P.32)
・二酸化塩素ガス殺菌消毒サービス
TSCLOO®→
(P.26)
電池製造
ドライルーム
工場空調
クリーンルームを
省エネにしたい
・SWIT-CR→
(P.15)
省エネしながら汚染
物質を除去したい
・ケミカルワッシャ®T-GET® C
→
(P.23)
省エネタイプのドライルーム®
を作りたい
水資源を有効利用したい
・水処理事業→
(P.27)
・フラッシング排水レスシステム
→
(P.28)
・スパイラルRO膜、
UF膜洗浄技術
→
(P.27)
溶剤回収を省エネで行いたい
・省エネ型溶剤回収システム→
(P.21)
・
ドライルーム®技術→
(P.21)
(P.22)
・省エネ型除湿機WINDS®→
・クリーンドライエア供給装置
®
(P.22)
CDASS →
地中熱交換器
ビル空調
その他
施工管理業務へのIT活用
・BIMへの取組みと施工IT化
→
(P.31)
水産物を高鮮度で
流通したい
®
・SIS -HF →
(P.17)
冷媒配管工事の
施工性をアップ
・窒素置換不要なロウ付け工法
(P.31)
Nフリーブ®→
Green Air Technology Profile 2015
6
®
省エネルギーとCO2排出量削減
®
Green Air 技術・サービスを駆使して、建物全体のエネル ギー 消費量及びCO 排出量の削減をサポートしています。
2
サービスプロバイダーとして、運用段階におけるエネルギーの最適化及びZEBの推進 を通じて、建物全体のエネルギー消費量及びCO2排出量の削減に貢献しています。
®
新築の建物はもとより、築20年程度の建物で も、独自のGreen Air 技術・サービスのもとで、
建物の状態や運用の実態をふまえて年間のエネルギ ー消費量及びCO2排出量を半減することが可能です。
設備運用
サポート
竣工後10年
■運用改善による
省エネルギーサポート
各種の省エネ設備が既に導入されている経年の浅い建物
には、主として運用改善マネジメントによる省エネルギーを
サポートします。
®
・省エネ中長期計画
・巡回点検ツール →p.29
・設備情報管理システム →p.30
・光水熱検針ツール →p.29
・環境・エネルギーデータ個別測定 →p.29
■カーボンマネジメントによるCO 2削減サポート
ワンストップサービス
運転管理
設計施工
コンサル
ソフトウェア主体のサポート
・中央監視装置による運転デー タ収集
・グリーンサービス→p.9
・GDoc®→p.9
・E-COn
t
r
o
lTM*による最適運 転→p.12
・フロア統合コントローラ* によ る照明・空調連動制御 →p.12
・総合節電システム* による見え る化、
ピークカット、
ピークシフト →p.32
規制への対応のために、
PDCAサイクルの活用による組織
的・計画的なマネジメントを提供します。
情報
® 情
クラウ GDoc
クラウド
高砂熱学
グループ
施設管理費の削減
訪問
連絡
『グリーン・エア プラザ』
→p.3
状態
報告
リアルタイムの
運転支援と
機器保全 知識
人工知能
(ルールエンジン)
学習
設備
改善
サポ
ート
■高効率システム更新
などハードウェア主体のサポート
経年劣化が進んでいる建物には、高効率機器
の導入などのハードウェア主体による省エネルギーを
サポートします。
・高砂型統合熱源システム* →p.10
・分散ポンプ式空調用水循環システムGL
I
P®* →p.12
・旋回流誘引型成層空調システムSWI
T®* →p.15
統合型冷却塔
建物運転
カルテ
中規模施設
(オフィスビル)
低抵抗配管
冷水と熱交換
運転員の業務削減
フリークーリング
統合コントローラ
運転
支援
個別分散制御
運転
情報
情報
高効率冷凍機
INV可変流量
設計施工技術者
のノウハウ
施設運転技術者
のノウハウ
2温度送水
大規模施設(工場)
* は当社グループ企業各社の独自技術
ファイナンスサポート
■設備投資のファイナンスサポート
空調設計・施工で培った高度な技術とノウハウを活かし、最適なファイナン
・CO2排出量削減
・省エネルギー
・高効率機器導入
・最適システム導入
・初期投資削減
・省エネ効果保証
・補助金活用
・オフバランス
スと組み合わせて、
お客さまにとってより経済効果の高いCO2削減のための
設備投資計画をご提案いたします。
によるエネルギー削減量保証
● 設備受託による初期投資削減
● ESCO事業**
7
Green Air Technology Profile 2015
50%削減
高砂型統合熱源システム
運転
情報
知識
高砂熱学工業グループの環境技術を展示する
ソリューション & コンサルテーションの拠点です。
エネルギー
消費量及び
消費量及び
CO22排出量
企画提案
ある程度経年劣化の進んだ建 物には、運転状況の
見える化を行い、最適運転制御な どのソフトウェア主体の
省エネルギーをサポートします。
省エネ法をはじめとした、CO 2排出量削減に向けた法的な
運用改善
省エネルギー技術
ファイナンスサービス
グリーンエア サービス
** ESCO事業
(エネルギーサービスカンパニー)
ESCO事業は、省エネルギー対策によって
削減されるランニングコストを原資として
設備投資を実施するエネルギーサービス。
省エネルギー効果を当社が保証すること
により、
お客さまは初期投資をすることなく、
効果の確実な省エネ設備導入が可能となります。
(ESCO導入実績:34件)
光熱費支出
ESCO事業
実施前
ラ省
ンエ
ニネ
ンル
グギ
コー
ス効
ト果
のに
低よ
下る
お客さま利益
保
証
ESCOの経費
(含固定資産税等
含固定資産税等)
(含固定資産税等)
お客さま利益
光熱費支出
光熱費支出
ESCO事業
契約期間中
契約期間
終了後
高砂熱学工業グループサポート後
竣工時の建物
エネルギー消費量及びCO 2排出量
・データ収集分析ツールGODA * →p.11
・計測解析評価システムMAT®* →p.11
・省エネチューニング
建物全体のエネルギー消費量及びCO2排出量の削減を実現
するためには、空調設備を主体として、一貫した
サポートが不可欠です。当社は、建物の
省エネ
ライフサイクルにわたるサポート
制 御サポ
をワンストップでご提供
ート
竣工後20年
しています。
■最適運転制御など
Green Air Technology Profile 2015
8
省エネ
環境改善 /
快適化
ピークカット 高機能化
®
設備費の
運用サービス 省コスト化
★
★★
★
★★
省エネルギー技術
★
★★
NEW 施設管理サービス グリーンサービス
■高砂熱学工業が目指すIoT技術を活用した設備管理業務のロボット化
熱源受託事業
■ワンストップによるエネルギーのアウトソーシング:初期投資不要・省コスト実現・管理業務軽減
IoT
(Internet of Things:モノのインターネット)
技術を活用して設
ロ)
の知識を移植した人工知能
(GDoc® ※3)
によりリアルタイム&オ
熱源受託事業では、お客様による初期投資なしで、高砂熱学
【お客様メリット】
備管理業務をロボット化し、施設管理者のサポートを行う施設管理
ンラインで設備機器の最適運転支援や機器保全支援を行います。
工業がESP事業者
(Energy Service Provider)
として省エネル
●初期投資なしで省エネ設備を導入し、
イニシャルコスト低減
サービスの実現に取り組んでいます。具体的なサービスは、病院が
現在、
クラウド上で稼動する人工知能を搭載したエネルギーマネ
ギー設備を導入し、建物に必要なエネルギーをご提供いたします。
●当社の技術を駆使した設計・施工をご提供
取り組みを強化しているカルテのクラウド化と同様に、異常の初期
ジメントシステム
「クラウドGDoc® 」
を開発中で、
これから実フィールド
ESP事業による詳細診断、提案、設計、施工、
日常運転管理、
●エネルギー契約を一本化し、
経費削減、
施設運営業務の軽減
診断から予知保全と定期診断報告書をイメージしています。
に導入し、
グリーンサービスの試行を実行します。
メンテナンス業務、運用改善、
コンサルタントを包括したワンストップ
●専門家による運転、
維持管理によりランニングコスト低減
サービスにより、
エネルギーに係わる専門分野をアウトソーシングし、
●メンテナンス費用の平準化により故障や劣化による突発的支出
【サービスメニュー例】
省エネを確実に行うと共に、経費削減、施設運営業務の軽減が可
を抑制
●病気
(異常)
発生時の緊急発報と初期診断
能となります。お客様は本業に経営資産を集中することが出来ます。
●本業への経営資源集中が可能
運転情報は、各建物内に設置された環境センサ※1や配管表面
設置型簡易熱量計
(GLight's
® ※2
)
での計測データや中央監視装
置のデータをクラウド上に建物運転カルテとして蓄積し、専門家
(プ
●設計、
施工、
メンテナンスの一括化により緊急対応のレスポンスが向上
●リアルタイムの健康診断で、健康
(最適)
運転を処方
高砂熱学グループ
ウを移 植
プロのノウハ
●病気
(異常)
履歴をもとに、経過観察
(機器保全機能)
クラウド
GDoc®
᝟ሗ
●健康診断データの蓄積で、病気
(異常)
を予知診断
情報
高砂熱学工業グループ(高砂熱学工業、高砂丸誠エンジニアリングサービス)
訪問
知識 人
人工知能
高砂熱学工業の
業の
の
設計・施工技術者
技術
術者
P
A
知識
D
植
ウを移
ノウハ
プロの
中規模施設
連絡
C
習
学
状態報告
建物運転
カルテ
運転情報
高効率熱源システム
・運転管理の自動化
化
・異常時対応のアウトソーシング
・運転状態の公平な評価
大規模施設
・維持管理業務
運転員の業務削減
環境センサ
運転支援
人工知能(ルールエンジン)
施設管理者
&高砂丸誠エンジニアリング
サービス
・省エネ設備導入
施設管理費の削減
G L igh t's ®
㸦㓄⟶表面設置型
簡易熱量計)
温湿度
CO2
人感…
運転情報
・高砂型統合熱源の知識
・E-COntrolの知識
・室内環境制御の知識
・ポンプ台数制御の知識 etc.
中央監視
※1 環境センサは、NEDOの共同研究事業
「社会課題対応センサーシステム開発プロジェクト」
(平成23年度∼平成26年度)
で開発された無線通信、
自立電源及び超低消費電力の技術を利用しています。
(実証実験を4施設で実施)
・維持管理業務
※2 配管表面設置型簡易熱量計 GLight's®→p.11
マネジメント
・エネルギー
給湯ヒートポンプ
★
★★
■超高効率・省エネルギー熱源システム:最大70%のエネルギー低減
高砂型統合熱源システムは、
エネルギー消費の無駄を可能な限
■ GDoc®による管理イメージ
り排除して理想的な運転状態を維持することで、世界最高レベルの
ステムの性能・効率・安心を見える化するエネルギーマネジメントシステ
省エネルギー性能を誇る熱源システムです。
システムを構成する機
ム
(xEMS)
です。
器は全て市販の汎用品ですが、
お客さまの実情にあわせてオーダー
親しみやすい画面デザインと直観的な操作性により、活用者が求める
メイドで最適なシステムを設計します。
図表やデータへ迅速にたどり着くことができます。
また、安全性の高いクラ
数多くの導入実績を通じてノウハウを蓄積し、多様なお客さまの
ウド環境に設備運用データを蓄積することで、複数事業所の情報を一元
㻔㻞㻕㻌䜶䝛䝹䜼䞊䝬䝛䝆䝯䞁䝖
二次側空調設備をも含めた建物全体の空調最適化を実現するシ
し、
省エネ・省コストのための方策をご提案いたします。
ステムもご提供しています。
幅広い冷却水温度に対応 13℃∼32℃
→冷却水温度のカスケードによるCOP向上
統合型冷却塔
冷却水
フリークーリング用熱交換器
中温冷水
(生産冷却水)
インバータ
フリークーリング用熱交換器
インバータ
駆動
ターボ
冷凍機
熱需要 に応じ た
最適統 合制御
スクリュー
ブラインチラー
ブライン
氷蓄熱槽
インバータ
追掛用熱交換器
適用事例:工場、
オフィス
(1)
複数事業所のエネルギー消費と機器保全の情報を一元管理
放熱用熱交換器
冷水
一次冷水可変量対応
→部分負荷に対するCOP向上
(2)
直観的な操作性でエネルギー消費や運用の状況を見える化
● 高精度シミュレーションを駆使した最適予測システム設計
(3)
省エネ・省コストに直結する機器やシステムの性能 ・ 効率をリアル
● 冷却塔で外気冷熱を回収する年間フリークーリングの活用
タイムに見える化し、
運用評価とアドバイスを表示
㻔㻠㻕㻌ᶵჾಖ඲᝟ሗ
(4)
空調機器や計測センサの異常を検知しお知らせ
● 水搬送動力を限界まで低減するなどの省エネ技術
低温冷水
(空調負荷)
■ システム導入実績
● 冷凍機の効率を極限まで引き出す運転制御技術
(5)
計測データやGDoc®演算データのテキストファイル
(csv)
エクス ● 配管抵抗低減などの省エネ施工
ポート機能を搭載
● 高性能維持のモニタリングとエネルギー管理機能
● 導入物件において空気調和・衛生工学会学会賞、振興賞
5件 機械・自動車
その他 3件
FPDパネル 12件
7件
電子部品
などを受賞
㻔㻟㻕㻌ᶵჾ䞉䝅䝇䝔䝮ᛶ⬟䜾䝷䝣
㻔㻡㻕㻌㻯㻿㼂䝕䞊䝍䜶䜽䝇䝫䞊䝖
2015年度までフィールド検証期間 2016年度より本格展開予定 2014年度フィールド検証実施中
(3件)
Green Air Technology Profile 2015
■ 高砂型統合熱源システム
ニーズを実現するため進化しつづけています。
さらに熱源だけでなく
管理するとともに、当社グループの担当者が定期的に運用状況をご報告
㻔㻝㻕㻌≀௳㑅ᢥ䞉≀௳䝫䞊䝍䝹
9
E-COntrol
熱源最適運転制御
高効率熱源運転制御システム 高砂型統合熱源システム
建物のライフサイクル全般にわたり、
エネルギー消費と、空調機器やシ
●適用先は商業用建物・公共施設・工場など多岐
高効率ボイラ
実施件数: 3件
■設備運用を見える化するコミュニケーションxEMS
●パソコンやタブレットPCのインターネットブラウザで操作・閲覧
受変電設備
井水処理
電流
NEW エネルギーマネジメントシステム GDoc®
®
GDoc(ジー
ドック・Green Energy Management Doctor)
はお客さま
高効率蓄熱槽
・運用改善
※3 エネルギーマネジメントシステム GDoc®→p.9
振動
水冷チラー
空冷チラー
半導体 14件
冷凍機容量累計 121,000 USRT
特許 第4022383号、
特許 第4435533号
導入実績:41件
Green Air Technology Profile 2015
10
省エネ
®
省資源 /
環境保全
設備費の
省コスト化
環境改善 /
快適化
運用サービス ピークカット
グリーンエアサービス/制御・通信
分散ポンプ式空調用水循環システム GLIP®(グリップ)
配管表面設置型簡易熱量計:GLight’
s®(ジーライツ)
■見える化の新兵器 配管表面から安価に流量・熱量計測
■必要な冷温水量を常に最小エネルギーにて供給し、搬送動力を50∼90%低減
設備における省エネルギーの第一歩は、
「熱エネルギーの見える化」
®
Loops & Individual Pumps)
は、
水循環系の無
GL
I
P(Green
による現状把握です。当社は稼働中の設備にも容易に設置できる
■ 配管表面設置型簡易熱量計の構成
冷凍機など
駄な圧力損失に伴う動力の消費を徹底して排除した省エネルギーシ
表面温度センサ
安価な流量・熱量計として配管表面設置型簡易熱量計を開発しまし
流量計
●冷温水、
冷却水のSGP配管に使用可能
導入実績: 9現場にてフィールドテストを実施
特開 2013-205310号、
特開 2014-85185号 他
圧力損失
二方弁
INV
ポンプ
近くの空調機
各々の必要水量を各々の
必要最低限のパワーで搬送!
遠くの空調機に水を送るパワーは、
近くの空調機にはムダ!
INV
2次側
2次側
E-COntrolは、
お客さまの設備運用最適化を図る省エネルギーサ
お客様施設
分析するのは、不便だと感じたことはありませんか?
高砂熱学工業
GODAサーバー
熱交換器
1次側
データ配信
(メール添付)
■ E-COntrol
ービスです。良い室内温熱環境を、
エコロジカル
(Eco)
で経済的
データ収集
分析ツール
ヒアリング・事務解析
お客さま設備に対して、
きめ細やかな制御
(外気温度による最適
GODA
既設
監視装置
温度設定等)
を、熱源から二次側機器まで全自動で最適に行い、
3
GODA: Gathering Operation Data and Analysis
設備
お客様
GODA
分析・評価
主な機能 ●表計算ソフトで読込可能なデータ全てを収集
設備
運用改善
固定サービス料を決定します。
●E-COntrolが新たな[CO2+運転コスト]削減を創出
れた実現性と効果の高い省エネルギーサービスを提供します。
高砂熱学工業 現場事務所
導入実績: 約290ライセンス
特許 第4540737号
制御項目
の一例
E-COntrol導入を基点として、蓄積される運用データに裏付けさ
施工担当
社内LAN
制御機器
無償試行期間に省エネルギー性能を確認し、効果に応じた月額
GODA
●遠隔地へデータを送信して情報を共有
影響因子
●E-COntrolの導入はリスクフリー
(成功報酬)
相談・アドバイス
●ワンタッチで様々なグラフを作成
最適値に変更指令
∼5%の消費エネルギーを削減できます。
分析
カスタマーセンター
(運用改善担当)
て、
お客さまと共に課題解決に取り組みます。
データ収集分析
E-COntrol
(Economical)
に、最適な運用制御
(COntrol)
で実現します。
中央監視装置
当社グループは、
お客さまの設備運用の最適化や、
省エネルギー推
進活動のスピードと質を飛躍的に高めるツールとしてGODA®を活用し
熱交換器
■設備の運用を改善し省エネルギーと快適性を同時に実現
■GODA®を活用した運用最適化の例
情報を簡単な操作でグラフ化するツールです。
1次側
特許 第3708660号、
特許 第3733371号、
特許 第5014922号 他
最適運転制御システム E-COntrol(イーコントロール)
■エネルギー管理と設備運用の最適化を支援する「データ収集分析ツール」
気象・季節・運用
熱源機器
搬送機器
二次側機器
外気冷房
送水温度・発停
流量・圧力
室内温湿度
制御の最適化を図るコントローラーを設置し、経済的に省エネルギー運転
導入実績: 7件
特許 第5005578号 他
計測+解析+評価のトータルシステム MAT®(マット)
フロア統合コントロールシステム FICシステム
■省エネルギー・省コストを実現するフロア・エリア毎の設備統合監視・制御システム
■設備機器を更新する判断に必要な情報を提供
フロア統合コントローラ
(F
IC)
は、縦割りで構成されてい
現状の設備運転データの情報だけで、設備機器の更新判断や
■ ターボ冷凍機廻りの計測例
た設備毎の制御システムをフロア
(エリア)
単位に一元化し、
中央監視
『運転状況を把握するセンサがない』、
『 運転データが蓄積できな
い』、
『センサを校正していない』
などの場合に、MAT を用いれば、
Wh
冷水ポンプ
熱量算出用
●設備間の高度な省エネ連携制御により、更に10%の
冷水入口温度℃
T3
T1
COP補正用
ターボ冷凍機
冷却水入口温度℃
MAT: Measurement Analysis evaluation Totalized system
●機器・システムの性能、
エネルギー収支をレポート
V
T2
熱量算出、
COP補正用
冷水出口温度℃
●設備の運用を変更せずに、
短期間の仮設計測のみで評価
ルコストの低減
省エネルギー・省CO2運転を実現
FIC
機能統合
●コントローラおよびネットワーク等の統合によるイニシャ
電力量Wh
冷却水ポンプ
照 明 の 状 態 により空 調 を 制 御
フロア単位で
順次改修
COP算出用
表面計測技術を利用し、設備の運転を中断せずに短期間の計測
■ FICシステム図
省エネルギー・省コストを実現します。
積算電力量
(時間差分)
®
当社グループは、
お客さま設備に関する設備運用の最適化、更
ポンプ
●平成19年度に社団法人日本機械工業連合会会長賞を受賞
データ収集分析ツール GODA®(ゴォーダ)
新計画、費用対効果の算出などの情報を提供いたします。
10∼40%の
近くの
空調機
本体と流量計測用センサーの組合せで流量計として使用でき、相対する
配管に表面温度センサーを追加することで熱量計として使用できます。
(300A以上の大口径についてはご相談ください)
で現在の設備機器の効率や更新時期が判断できます。
FCUなど
INV
等の大型施設に展開中
熱量計
●配管口径100A以上に取付可能なサイズフリー仕様
費用対効果の検討の精度を満たせるでしょうか?
圧力損失
●事務所ビル、
総合体育館、
複合商業施設、
クリーンルーム、
工場
流量計測用センサ
GODA は、大量かつ長期間の設備運転データの中から必要な
10∼40%の
FCUなど
●年間のエネルギー消費量を従来方式の50∼90%程度削減 本体
●センサ設置時に設備の運転停止が不要
10∼40%の
INV
小限のポンプ動力で搬送します。
える化」
を実現し、一層の省エネルギーをサポート致します。
従来システム
遠くの空調機
圧力損失
御機能を統合することにより、配管抵抗を抑え、必要冷温水量を最
新設・既設、業務用・生産用を問わず、設備の「熱エネルギーの見
®
遠くの空調機
はグループ毎にインバータ付のポンプを取付け、搬送機能と流量制
える化」
する、
省エネルギーの実現に向けた画期的な新兵器です。
®
GLIP
ステムです。熱源機械室のポンプと制御弁を廃止し、空調機毎また
た。
これまで見えていなかった熱エネルギー量を簡易な仕組みで
「見
今お使いの表計算ソフトで中央監視装置に蓄積されたデータを
®
■ GLIP(グリ
ップ)
と従来システムの比較
中央監視
電力他計量設備
照明設備
空調設備
フロア
O N・O F F 情 報
FIC
機能統合
入退室管理設備
電力他計量設備
照明設備
空調設備
フロア
入退室管理設備
電力他計量設備
照明設備
空調設備
フロア
●フロア毎に完結した監視・制御により、複数工期による
熱量算出用
冷水流量m3/h
順次更新
(投資計画に合わせた設備更新)
を実現
FIC
機能統合
●更新判断、費用対効果に関する情報を提供
入退室管理設備
*FIC
(フロア統合コントローラ)
は、
パナソニック株式会社との共同開発です。
ロガー
性能解析用PC
特許 第4694185号、
特許 第4796283号、
特許 第4948079号、
特許 第5185429号、
特許 第5600085号、
特許 第5513208号 他
11
Green Air Technology Profile 2015
実施件数:約1000台
(冷凍機換算)
特許 第5448049号
導入実績: 3件
(10台)
Green Air Technology Profile 2015 12
省エネ
®
高機能化
設備費の
省コスト化
省資源 /
環境保全
★
★★
★
★★
未利用・自然エネルギー利用
NEW 水熱源ネットワークシステム
再生可能エネルギー対応水熱源ヒートポンプユニット
■ZEBのための水熱源ネットワーク型潜顕分離・個別分散空調システム
■広水温域仕様個別分散型水熱源ヒートポンプユニット
水熱源ネットワークシステムは、
デシカント外気処理
水熱源ヒートポンプユニットとして熱源水温度の広水温域化
(冷
ユニットとPMAC ®ユニット
(水熱源個別分散ヒートポ
房7∼45℃、暖房5∼45℃)
を図り、冷却水以外に再生可能・未利
ンプユニット)
を中核機器とした高効率な空調システ
太陽光
発電パネル
ムです。潜熱/顕熱分離空調システム、水熱源の最
用エネルギー
(地下水、地熱、工場排水等)
を熱源水として利用する
太陽熱
パネル
ことができます。
冷却塔
適制御システム、
ならびに再生可能熱エネルギーや
●地下水
(年間15∼17℃)
を利用することで冷房COPは向上し、
廃熱等との組み合わせにより、個別分散空調システ
部分負荷を考慮しますと大きな省エネ効果が得られます。
ムにおける高砂型ZEBを目指しております。
放射パネル
外気処理
ユニット
®
●デシカント外気処理ユニットとPMAC ユニットとの
㻼㻹㻭㻯䝴䝙䝑䝖
個別放射
空調ユニット
እẼฎ⌮
䝴䝙䝑䝖
ศᩓ䝫䞁䝥
●水熱源システムは冷房時の排熱(顕熱)
を外気に放出しない
ため、地球温暖化
(ヒートアイランド化)
防止に貢献します。
20.0
●寒冷地や厳寒期、
あるいは真夏の猛暑日でも気候条件に左右
●中間期などに同建物内で
「冷房負荷」
と
「暖房負荷」
が混在す
テムを実現
PMACユニット
外気処理
ユニット
率が最大になるように、
熱源水の温度/流量/ユニ
(冷房)
蓄電池
ット台数等を最適に制御
熱融通
●水熱源ネットワークを介して地中熱や太陽熱等の
(暖房)
燃料
電池
再生可能熱エネルギーを有効に活用
水電解
PMAC
ユニット
෭Ỉ
Ỉ
蓄熱
蓄熱
外気処理
ユニット
るとき、個別分散型水熱源ユニット間で排熱回収
(ヒートリカバ
WTX25AA
負荷率50%
15.0
負荷率70%
10.0
負荷率100%
32℃時の最大冷房能力:3.7kW
5.0
10
7
15
30 32
25
20
熱源水温度(℃)
※仕様書(入口水温20℃、水量9L/min)
の条件で、最大冷房能力値(4.2kW)
を負荷率100%とした場合です。
リー)
を行い、
主熱源機の運転を抑制し省エネです。
導入実績:事務所12件、
病院1件、
ホテル2件学校1件、
その他6件
(279台)
コージェネレーション
太陽熱利用技術
水素貯蔵
●CGS、
燃料電池、
隣接ビル等からの廃熱を有効に
■ 低水温域における負荷率別の冷房COP
COP
30.0
25.0
されることなく安定した空調運転を行い、
快適空間をつくります。
組み合わせで高効率な潜熱/顕熱分離空調シス
●外気温度や負荷に応じて、
システム全体の運転効
※写真はカセット仕様、
他にダクト仕様もあります。
■太陽熱を活用して、低圧蒸気や温水などの温熱負荷を低減
活用
地中熱
●冷却塔高度利用等により大気熱を有効に活用
無尽蔵に存在する太陽熱を活用し、様々な温熱負荷の低減を図
■ 太陽熱蒸気供給システム
る技術を提供しています。
「太陽熱蒸気供給システム」
は、太陽熱で
●都市温暖化対策にも貢献
低圧蒸気を高効率に直接製造し、蒸気製造に必要なボイラの燃料
費やCO2排出量を削減できます。
「太陽熱源ヒートポンプシステム」
は、太陽熱と外気の熱双方を同一の集熱部で熱を汲み上げること
★
★★
で、温水を天候によらず高効率で安定に供給できます。
■ 太陽熱源ヒートポンプシステム
日射/外気から
の吸熱
デシカント外気処理ユニット
●太陽熱による低圧蒸気供給システム
■「デシカント」に「PMAC®」と「FCU」を組み合わせた天吊型外気処理空調ユニット
集熱部
蒸気圧力:∼0.3 MPaG、
生成効率:日射量に対し35∼45%
デシカントによる除湿
(加湿)
制御、
水熱源ヒートポンプ
(広水温域7∼45℃仕様PMAC®)
によるプレクーラ
(ヒータ)
・アフタークーラ
(ヒータ)
●太陽熱源ヒートポンプシステム
/排熱側でのデシカント再生、
FCUによる温度制御で最適な外気処理を行います。
また、暖房時の加湿不足を補うために自然蒸発式加湿
従来のヒートポンプに比べ、
運転効率が最大40%向上
(昼間)
不
水熱源ヒートポンプ
給湯機
器を内蔵しております。
6.
7kgの除湿性能)
として、病院・療養所の院
※除湿運転時の名称で記載
デシカント(吸着)
内感染対策や臭気対策のための医療科別外
熱源水(出口)
気導入やホテル宴会場別外気導入として最適
水素利用型蓄電装置
デシカントロータ
■再生可能エネルギーで充電して電気・熱・水素を供給
な個別外気処理空調ユニットです。
●個別調湿専用装置としてのご提案
美術品の収蔵庫の調湿装置や恒温恒湿空調
が必要な精密機械及び医薬品等研究施設の
●循環水温20℃でCOP6.
5と高効率タイプの
水素利用型蓄電装置は、環境問題を解決する技術の一つとして
RA
四方弁
水冷
凝縮器
EA
給する装置です。
膨張弁
吸着
圧縮機
空気加熱熱交換器
(凝縮器)
SA
アフタークーラ②
(蒸発器)
13
Green Air Technology Profile 2015
能エネルギー由来の電力の出力変動や余剰電力の吸収用途、
停電
時など非常時のエネルギー供給用途に最適です。
7∼45℃
と広域
ヒートポンプ
特許 第5611079号
太陽光発電の導入加速に伴い近年問題となりつつある、再生可
OA
ユニッ
トです。
■ 導入事例
注目されている「水素エネルギー」
を利用した、
多様なエネルギーを供
脱着
試験室対応の外気処理装置としてご使用でき
ます。
給水
給湯
(90℃)
建築研究開発コンソーシアムの2007年度アイデアコンペで審査員奨励賞を受賞
(太陽熱源ヒートポンプシステム)
導入実績:
1件
(太陽熱蒸気供給システム、試験導入)
特許 第5329289号、
意匠登録 第1438373号、
意匠登録 第1438374号、
特開 2012-87989号、
特開 2013-96613号
■ 運転回路イメージ
●一般空調用外気処理ユニット
(500m3/h、
液
凍
プレクーラ
(蒸発器)
●再生可能エネルギー由来の電力で水素を製造し貯蔵
●水素の製造機能と水素による発電機能を1台の機器に統合
熱源水(入口)
アフタークーラ①
(水/空気熱交換器)
●放電ロスが無いため月∼年単位の長期電力貯蔵が可能
(水素貯蔵設備)
(水素製造・発電設備)
(独)産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所に納入した装置
熱源水(地下水、冷却水、冷温水)
特許 第4717234号、
特許 第4919314号、
特許 第5152948号、
特許 第5622544号 他
導入実績:6件
(試験導入3件含む)
Green Air Technology Profile 2015 14
省エネ
®
環境改善 /
快適化
設備費の
省コスト化
高機能化
★
★★
空調機・熱源
★
★★
旋回流誘引型成層空調システム SWIT®
ヒートポンプ付ファンコイルシステム PAFMAC®(パフマック)
■快適性と省エネルギーを両立し、空調エネルギーを40%低減
■2管式冷温水システムで冷暖フリー運転ができるPAFMAC®ユニット
SWIT®は、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かう自然原
FCUと水熱源ヒートポンプを組み合わせたハイブリッドタイプの個
■SWIT®冷房時における室内気流の特徴
理を利用した温度成層型の空調システムです。汚れた熱気を天井
別分散型空調機です。中央熱源方式で季節切換えの空調設備を
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に持ち上げ、作業域だけを快適で清浄な環境に保ちます。
期に冷房運転を可能にします。
また、
リニューアル工事期間も短縮
空調できるため、省エネルギーで低コストな空調システムが構築でき
できます。
また、
SWIT®-CRは、
クリーンルーム
(J
I
Sクラス6∼8)
の省エネルギ
PAFMAC®
ヒートポンプ回路
+
=
三方弁
●冷水供給時の暖房、温水供給時の冷房はヒートポンプ運転で
⤥Ẽ䝴䝙䝑䝖ෆ䛾
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ー対策にも活用できます。
水熱交換器
対応
ㄏᘬ
྿ฟ
●給排気を大温度差とし、
送風動力の低減が可能
྿ฟ
ㄏᘬ
●室温に近い給気で、外気負荷低減と熱源の高効率運転が
ㄏᘬ
྿ฟ
●密度差による給気搬送により、
吹出し口の場所を選ばない
ファンコイル
●冷水供給時の冷房、温水供給時の暖房はFCU運転
ㄏ㻌ᘬ
ㄏᘬ㔞䜢ቑຍ䛧
ᣑᩓᛶ䜢ྥୖ
可能
■ PAFMAC®ユニットの構成
もつ建物でも、
4管式冷温水システムのように夏期に暖房運転・冬
混合空調よりも少ない風量で、
しかも室温に近い吹出し温度で
ます。大空間や、
発熱負荷・外気負荷・発塵が多い場所に最適です。
●建物内で冷房・暖房が混在するとき、
排熱回収を行うので省エネ
に有効
特許 第2901911号、
特許 第3439004号
導入実績:事務所211件、病院451件、
ホテル427件、店舗78件、
学校26件、
その他59件
(約27,
000台)
■ 省エネルギー&省コスト
水熱源及び冷温水対応 個別放射空調ユニット【業界初】
床面積20,000m2 室内発熱100W/m2 工場での試算例
●浮遊微粒子を室上部へ搬送し、作業域を効率よく清浄化
年間消費エネルギー
イ ニ シ ャ ル コ スト
●給気ユニットの小型化により、
設置面積を半減
■人にやさしい空調!個別放射空調ユニット WXP型(15∼45℃)、
FXP型(7∼50℃)
体感にやさしい空気環境が望まれる個室
(病室、客室など)
対応の空調シス
■ 個別放射空調 イメージ
テムです。居住域は気流を感じにくい「放射空調」
で、
ペリメータ部の負荷変動
【導入実績例】
●大空間の暑熱対策:延床面積2万㎡
には
「対流空調」
で対応し、満足度の高い室内環境を実現します。WXP型は
(250m×80m、
天井高11m)
水熱源PMAC®に、
FXP型は2管式冷温水PAFMAC®に放射空調機能を付
●空気質改善:有機溶剤
(印刷)
、
オイルミスト
(切削加工)
加したユニットです。
●大空間の恒温低風速環境の構築:大型精密機械組立工場
●部屋の負荷に応じて冷暖房+除湿の自動運転
FL+7.5m以下
(天井高17m)
を1℃以内、
風速0.6m/s以内
●一般空調
(PMAC®または、
PAFMAC®ユニット)
と同一系統で運転が可能
放射暖房
足元まで
暖かい!
放射冷房
からだ全体が
ほんわか♪
快適♪
●建物内で冷房・暖房が混在するとき、排熱回収を行うので省エネに有効
病室・ 透析室
(放射空調)
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■ CFDによる浮遊微粒子分布比較
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WXP型:特許 第4520370号 FXP型:特開 2014-145588号
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導入実績:病院6件、
その他1件
(125台)
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空気熱源ヒートポンプユニット ASPAC®(アスパック)
■室内外機一体型のウォールスルーユニット ᤼Ẽཱྀ
↷᫂
日射や外気温により負荷変動するペリメータゾーン向けの個別
■ ASPACの仕組み
■ 床置タイプ:APP型
分散型ウォールスルーユニットです。外気から直接採熱・排熱を行
なうため、室外機置場や冷媒配管工事が不要です。
⤥Ẽཱྀ
᤼Ẽཱྀ
●残業時間帯の個別空調やBCP対応にも有効
↷᫂
●換気機能付の「APPシリーズ」
や奥行き195mmの薄型タイプ
「AGPシリーズ」
などがラインナップ
సᴗᇦ䛾Ύί໬
導入実績:事務所2,
072件、
病院169件、
ホテル160件、
店舗200件、
学校332件、
その他481件
(約131,
500台)
ドレンレススポット空調機≪レスQ®≫
■屋外給排気ダクトやドレン配管工事が不要な天吊カセット空調機
レスQ®は、
ダクト・配管が延長できない区画の空調増強や、
それま
Ⓨሻ※
Ⓨ⇕※
で空調がなかった箇所への空調増設に有効な自動冷暖房ユニット
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䠂㢼㔞పῶ᫬䠅
ከ
特許 第4006196号、
特許 第4421347号、
特許 第4574317号、
特許 第5361140号、
特許 第5490485号 他
15
Green Air Technologye Profile 2015
Ⓨሻ※
Ⓨ⇕※
第7回環境・設備デザイン賞
第24回空気調和・衛生工学会振興賞技術振興賞
平成24年度省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞
導入実績:211件
■ エアーフロー図
〈冷房運転時〉
〈暖房運転時〉
EX0
FAN
です。
EX1
JE
●冷房時のドレン水は蒸発させ、
排熱と共に天井内へ排出
●天井内からの排気は既存のRAダクトや排気ダクトを活用
可能
●単相100V電源供給だけの簡単施工
F
SW
DP0
EX1
MD
JE
EA
(4.5m3/min)※
F
DP1
(天井裏)
(天井裏)
(室内)
(室内)
RA(9m3/min)※
SA :室内側給気
RA :室内側環気
EA :室外側排気
EX0
FAN
ドレン水を蒸発させて
排気します。
DP0
MD
EA
(4.5m3/min)※
(天井裏)
(室内)
RA(9m3/min)※
SA(4.5m3/min)※
F :高性能フィルタ
EX0:蒸発器
EX1:凝縮器
SW
DP1
DP0:蒸発器側ドレンパン
DP1:凝縮器側ドレンパン
JE :蒸発エレメント
SA(4.5m3/min)※
SW :ドレンセンサ
MD :連動給排気用モータダンパ
FAN:送風機(二連シロッコファン)
※強風設定時
導入実績:事務所633件、
病院40件、
ホテル22件、
店舗105件、学校12件、
その他42件
(約3,
700台)
Green Air Technology Profile 2015
16
®
★
★★
高機能化
設備費の
運用サービス 省コスト化
省エネ
環境改善 /
ピークカット 快適化
★
★★
熱源・搬送・蓄エネルギー
ダイナミック型大規模製氷システム SIS ®
低床型床吹出し空調システム LUFT®(ルフト)
■SIS®-MⅡ・SIS®-HFは、過冷却現象を利用して雪のような細かい氷を作る製氷システムです。
■低床フリーアクセスフロアを活用したオフィスの省エネ:空調エネルギー36%低減
SIS®は、過冷却現象を利用する製氷システムです。かきとらないでつくる天然
LUFT®は当社独自の床吹出し空調システムです。オフィスビルな
どで電気や通信配線を敷設するためのフリーアクセスフロア内を空
調ダクトとして利用し、床面から給気することで室下部の居住域の
みを空 調します。省エネルギーで快 適なオフィス環 境を、高さ
100mmの低床フリーアクセスフロアで実現します。
●室温に近い給気で、
外気負荷低減と熱源の高効率運転が可能
●熱源と送風動力の小容量化で消費エネルギーを低減
●天井の高い空間を構築でき、
レイアウト変更も容易
●可変風量型の採用や交換により、間仕切りにも対応
■ SIS®-MⅡによるチルド送水設備の構成
雪のような微細結晶状の氷を含むシャーベットアイスは、
食品の加工過程や生鮮
෭༷ሪ
食品の流通過程などでのあらゆる冷却プロセスで、
高機能氷として利用できます。
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෾⤖ゎ㝖
⇕஺᥮ჾ
෭༷䝥䝻䝉䝇
●食品工場での
『24時間1℃チルド水送水』
を実現 SIS®-MⅡ
෭༷䝥䝻䝉䝇
〇ị⿦⨨
上水からつくる融けやすいシャーベッ
トアイスを活用して、
食品工場などの加工・製
ị⵳⇕ᵴ
造過程での冷却プロセスに1℃以下の低温冷水を安定供給します。蓄氷槽内のシ
ண⇕
⇕஺᥮ჾ
ャーベッ
トアイスを冷熱のバッファとすることで、
飲料の加熱殺菌後の急速冷却など
䝏䝹䝗
㏦Ỉ䝫䞁䝥
変動の激しい負荷にも対応でき、
製品の品質安定化に貢献します。
■LUFT®
移設・増設など
レイアウト変更が容易
省エネルギー性と
快適性の両立
上部空間
排気
可変風量機構付により
間仕切り対応も可能
居住域
給気
低床フリーアクセスフロアにも対応
LUFTは独自の技術を駆使して最適化を図ります
床下整流技術
よつ葉乳業北見工場殿
( SIS®-MⅡを利用したチルド水送水設備を納入)
特許 第3855068号、
特許 第4330830号、
特許 第4451073号、
特許 第5081009号 他
均一給気技術
低床用吹出し口
導入実績:工場 7件
(143台)
特許 第3752030号、
特許 第4430436号、
特許 第4528009号、
特許 第4929198号、
意匠登録 第1213838号 他
導入実績:事務所・大学・地域冷暖房施設など33件
置換換気空調方式 壁掛けフロアマスター®
●水産流通におけるコールドチェーンへの挑戦 SIS®-HF
魚種に合わせて
“あらゆる塩分
(海水)
濃度”
で、
“粒径が小さく固まりにくい”
シャーベ
■床面を広く使える壁掛けフロアマスター®
ッ
トアイスを作り「
、おいしい魚を早く
・安く届ける」
高鮮度化流通に挑戦しています。
壁掛けフロアマスターは、置換換気成層空調方式の冷房時の省
●冷暖切り替えのダンパー不要で、冷房・暖房に対応
エネルギー性に加えて、吹出し口を床面に設置する必要がないとい
●ダンパーや目詰まりを起こしやすい部品を使用していません。
う特徴をもった新しい吹出し口です。
■ 壁掛けフロアマスター®の
設置例
冷房・暖房もダンパー切り替えが不要です。
●ミキシング方式に比べて空調エネルギーを20%削減 ●最大床上3mの高さに設置可能なため、床面を有効に利用
可能
特許出願中
水揚げ水産物への利用
3ton/日プロト機
活魚沈静化への利用
★
★★
®
空冷PACに水冷機能を付加 冷媒サブクールシステム/エバチルド システム
液冷媒を冷却水で冷やして冷房
(冷却)
能力を増強します。消費電
力のピークカットや省エネを図り、同時に水の気化熱を利用すること
【大規模システム向き】
サブクール
ユニット
サブクールシステム
でヒートアイランド現象の緩和に貢献します。
上記の冷却水熱源を集約する
「冷媒サブクールシステム」
に加え
て、小規模システムや冷却水の得られない建物では、
ミニ冷却塔を
【省 施 工 型】
内蔵したユニットを採用した
「エバチルド®システム」
も選択できます。
エバチルド®システム
MS(モレキュラーシーブ)型全熱交換器
導入実績:事務所ビル74件、工場8件、体育館・展示場3件
■住環境の向上と低炭素社会への移行をバランス良く達成する新型全熱交換器:全熱交換効率76%を達成
■ビル用マルチ・チラーなどの省エネ・ピークカット:消費電力を15%以上削減
空冷のビル用マルチ・モジュールチラーなどの冷媒配管途中で、
導入実績:工場7件
(143台)
冷却水配管
(冷却塔、井水
ボイラ補給水など)
冷媒液管
ロータのアルミ母材の表面に合成ゼオライトをコーティングして性
能を向上した、高性能の全熱交換器です。合成ゼオライトの細孔サ
イズを調整することにより、空気中の化学物質や臭気物質の吸着
を抑制する特性も付与しました。
●優れた全熱交換効率:75∼76%
(面風速2.5m/sec)
●モレキュラーシーブでシックハウス原因物質を吸着しません
●耐久性能に優れています
センターシール
■ 回転型全熱交換器
外気
排気
給気
換気
外周シール
駆動モータ
ローターエレメント
導入実績:事務所ビル144件、工場35件、体育館・展示場等49件
静止型顕熱交換器 CROSSTERM
●空冷PACの性能に頼らない省エネ技術、
既設PACにも効果的
●多様な冷却水
(冷却塔、
井水、
ボイラ補給水など)
を活用
●室外機散水方式のようにフィンを腐食させず、中間期も有効
エバチルド
ユニット
■リークの極めて少ない、アルミプレート式直交流静止型顕熱交換器
給水管
室外機
冷媒液管
冷媒ガス管
NEDO「平成25年度 地球温暖化対策技術普及等促進事業」に採択
実証番号050-0502
室内機
(タイ王国における空調冷媒過冷却システムプロジェクトの案件発掘調査)
室内機
第3回JABMEE環境技術優秀賞受賞
(「電算用PACを用いた冷媒サブクールシステム」2011年)
特許 第4472383号、
特許 第4813151号、
特許 第5295481号、
特開 2012-117685号 他
17
Green Air Technology Profile 2015
室外側
室内側
導入実績: 20件
(試験導入4件含む)
CROSSTERMは、
2つの隣接したプレートを通し顕熱を排気から給
気に熱回収する、
アルミプレート式直交流静止型顕熱交換器です。
●高い温度交換効率を実現
●給・排気間のリークが殆んど無い
●使用温度は−40∼90℃
(但し結露水が凍結しないこと)
特殊仕様として、
Max200℃まで対応可能
●可動部が無いので、
メンテナンスが簡単
■ エレメント外形
RA
■ ユニットイメージ図
交換エレメント
EA
OA
SA
OA
送風機
アルミフレーム
アルミプレート
EA (プレートは外せません)
SA
RA
導入実績:事務所ビル3件、
工場13件、研究施設12件、動物舎7件、
プール3件
Green Air Technology Profile 2015
18
®
省エネ
環境改善 /
快適化
設備費の
省コスト化
ピークカット 運用サービス
データセンター
IDC向け壁吹出し方式空調システム IDC - SFLOW®(アイディーシー・エスフロー)
IDC向けグリーンエアサービス「グリーンエアIDC(グリーンエア アイディーシー)」
■国内最高位の省エネルギー性能を実現するIDC向け空調システム
®
※1
IDC-SFLOW(アイディ
ーシー・エスフロー)
は、
サーバ室の側壁か
ら室内へ直接給気するため、送風経路の圧力損失が小さく空調機
■データセンターのライフサイクルを通じた運用対策サービス ●低PUE
(電力利用効率)
を目指したグリーンなIDCの構築を実現
●IDC-SFLOW®に対応する壁吹き専用空冷パッケージ空調機※2 グリーンエアIDCは、IDCのライフサイクルを通じ全体最適化を図
●診断とチューニングの豊富なメニューから、省エネルギー化など
るための運用サービスです。IDCでは、IT機器の増設や入れ替えに
IDC管理者の要求に応じたサービスを提供
より空調負荷が短い周期で変化します。当社は、運転状態のIDCに
●診断は、計測とCFD*解析の総合評価を用い、建設段階のみな
らず、運用段階からのサービスが可能
の送風動力を床吹出し方式の約1/3に低減できます。
また、
コールド
アイルへの給気の整流化技術によりラック吸込温度のムラが小さ
ついて温熱環境やエネルギーの測定、調査、解析、改善提案から、
く、局所的な高温化が抑えられます。
これにより、給気温度を高めに
が容易、
かつ、
従来パッケージ空調機より部分負荷効率が向上
●当社技術研究所内のモデルルームにてIDC-SFLOW®の体感と各
省エネルギーチューニングおよびチェックを行い、信頼性の高い運
●計測ではサーモカメラを最大限に活用し、
点数を絞り込んだ計測や
設定でき、熱源の高効率運転、
フリークーリングや外気冷房の利用
種システムの性能検証が可能
用対策サービスを提供します。
リニューアル全般の企画・設計から施
迅速な風量調整などが可能で、
計測期間中の不便を軽減
期間拡大が図れ、
年間消費エネルギーを大幅に削減します。
※1 ㈱関電エネルギーソリューションとの共同開発
※2 ㈱関電エネルギーソリューション、㈱東芝、
東芝キヤリア㈱との共同開発
■ IDC-SFLOW®に対応する空冷パッケージ空調機
室内ユニットの外観
工、
引き渡し後のアフターサービスに至るまでの全てのサポートをワ
●シミュレーションによるチューニングの効果の事前把握
ンストップで提供します。
*Computational Fluid Dynamics
(数値流体力学)
■ 中長期の運用サイクル
室外ユニットの外観
中長期の
運用計画
大規模チューニング
発熱負荷、
空調能力
■ IDC-SFLOW®のシステム図
をラインナップ。IT機器負荷に応じた空調機増設で冷房能力増強
空調増強
熱源増強
サーバーラック増設前
空調増強計画
効率化
効率化
効率化
空調適正運転
空調能力
CO2削減
サーバラック増設
IT機器発熱負荷
建設
竣工
竣工後1∼2年
試運転調整 初期性能検証
運転途中から診断
診断とチューニング
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⫼㠃䠄྾㎸䜏ഃ䠅
ベースライン把握
○環境省・平成25年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
「データセンタの抜本的低炭素化とオフィス等への廃熱利活用に関する共同
技術開発」
に本システムを導入
導入実績:5件、国内数件計画中
特開 2012-032133号、
特開 2012-122683号、
特開 2012-137244号、
特開 2013-104627号、
CN102538161A 他
温熱環境・エネルギーの見える化
空調システム構築
継続的な診断とチューニングにより信頼性確保と省エネ運用
IDCの空調システム総合評価技術
■室外機廻りの気流制御や水噴霧による冷却で空冷パッケージを高効率化
■IDCの空調システムを最適に調整・運用する総合評価技術
䝹䞊䝞䞊
吸気側に廻り込み、室外機の吸い込む外気の温度が上昇して運
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䠄ᶓ྾㎸䡼䡮䢈䢛䠅
᤼Ẽ
䡼䢚䡴䢀
空冷パッケージエアコンの熱交換器に散水する対策は、水使用
量の多さ、熱交換器の腐食やスケール付着、散水場所の藻の発生
ᐊእᶵ
䠄ୗ྾㎸䡼䡮䢈䢛䠅
などの問題があります。熱交換器を濡らさない程度の細かい水滴
(ミ
●サーモカメラの活用によりラック回りの温熱環境を俯瞰し、温度
運用を行うために、
サーバ室の温熱環境と空調システムの性能を総
計測の箇所を特定することで、短期間で確かな評価を実現
合的に評価する技術です。
システムは、
サーバ室温熱環境の簡便な
●温熱環境と空調システム性能の総合的評価で、便益性の高い
計測技術と、温熱環境状態と空調機器のエネルギー消費状況を同
対策を実施
時に評価する技術で構成されます。
●CFD解析*を併用することで、
対策・調整後の効果を事前に把握
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●節水と省エネに配慮した噴霧システム
排気ダクト
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吸込口
室外機
冷媒管ダクト
19
Green Air Technology Profile 2015
ซ౛
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ノズル
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冷媒管ダクト
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室外機外観
(左:噴霧パネル設置前、右:設置後)
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噴霧パネル
(下部)
排気
ダクト
噴霧パネル
噴霧水配管
特許 第4037147号、
特許 第4737493号、
特開 2013-210167号
௦⾲Ⅼ᪉ἲ
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室外機
(冷却対象)
吸込口
䝁䞊䝹䝗
䜰䜲䝹 䝷䝑䜽
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■ 導入事例写真
※某データセンターで室外機吸排気の分離とミスト噴霧を行った
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●密集室外機廻りの気流を考慮した、最適な配置計画
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Ⅼ᳨Ṍᗯ
る方法ならば、
こうした問題を回避できます※。
結果、電算PACの運転効果が13∼33%向上することを確認
ኳ஭྾㎸䜏
ᗘ
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スト)
を噴霧して、室外機の吸い込む外気を水の蒸発潜熱で冷却す
(外気温度≧25℃)
。
*Computational Fluid Dynamics
(数値流体力学)
■ IDCの総合評価技術の概要図
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排気ダクトや遮蔽板などで分離することが有効です。
᤼Ẽ
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IDCの空調システム総合評価技術は、設備全体の最適な調整・
ᗘᕪ䂴㼠
■ 室外機廻りの断面図
ます。多数の室外機を密集して配置すると、冷房運転時に排気が
転効率が低下します。
これを抑制するには、室外機の排気と吸気を
導入実績:国内95件 海外5件
特許 第5324363号、
特許 第5421570号、
特開 2012-122846号 他
密集した室外機廻りの最適設計
空冷パッケージエアコンの運転効率は、外気の温度に左右され
全体最適化に向けた適正な空調増強、高効率化
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噴霧パネル設置状況
(噴霧中)
導入実績:2件
特許 第5306969号、
特許 第5306970号、
特許 第5324363号、
特許 第5465400号、
特開 2012-122846号
導入実績:国内5件、
海外1件
(以降、
グリーンエア®IDCにて導入)
Green Air Technology Profile 2015 20
省エネ
®
高機能化
設備費の
省コスト化
省資源 /
環境保全
★
★★
★
★★
ドライルーム
★
★★
ドライルーム® 技術
■適正な機器構成と最適運転制御で省エネルギー・省コストなドライルーム® を実現
省エネ型除湿機 WINDS®(ウインズ)シリーズ
■電池製造プロセスにおけるドライエア供給を大幅に省エネ・省コスト化
急増するリチウムイオン二次電池や有機EL製造プロセスでは、
省コストで構築
●ドライルーム®を省エネルギー、
WINDS ®は、製造環境の低露点化ニーズと省エネルギー・省
る省エネルギー運転制御システム
(特許登録)
を加えれば、年間最
空気中の水分が分留まり向上の阻害要因になるため、空気中の水
●超低露点温度ー100℃の環境も構築
CO2のニーズに同時に応えます。独自の除湿フローと最適設計技
大40%の省エネルギー・省CO2を実現できます。
80℃以下の低温再生型も新たにラインナップに追加しました。
®
分を除去した低露点雰囲気に管理されたドライルーム にて製造が
術により、露点温度ー60℃以下のドライエアを省エネルギーで供給
行われています。
します。
WINDS®は、露点温度ー60℃のドライエアを供給する独自の省
WINDS®-Ⅱは、単段ロータ式除湿機の除湿性能を大幅に向上さ
●露点温度ー60℃以下のドライエアを省エネで供給
除
エネルギー型除湿機です。新たに販売を開始したWINDS®-Ⅱは、
せた新型除湿機です。従来2段ロータでしか対応できなかった全外
●単段ロータの適用範囲拡大によるランニングコストの削減と、
湿性能を大幅に向上させた除湿機です。
これらを用いて、業界トップ
の省エネルギーを実現した低露点のドライルーム®を提供します。
®
®
■ドライルーム の基本構成
省エネ型除湿機 WINDS
®
®
ドライルーム に用いられる除湿空気は、通常の空調に用いられる
排気
空調空気と比較して製造コストが高く、大型の量産工場では省エネ
ルギーへの要求が高まっています。
この要求に応えるために、除湿
照明器具
イニシャルコストの削減
●省エネ運転制御
(オプション)
による、
更なる省エネ
同時に実現できます。
●100物件を超えるドライルーム®に約200台の納入実績
(WINDS®)
除湿負荷の変動に応じて再生風量やロータ回転数を最適化す
■ WINDS®-Ⅱの省エネ効果
冷却
®
■ WINDS シリーズラインナップ
吹出口
装置の機器構成を最適化することで、省エネルギー・省コストを実現
−45
環気
給気
します。
さらに、冬期等の除湿負荷が小さいときへの対応として、最
外気
ドライルー
ドライルーム®
適な運転制御を実施することで、更なる省エネルギーを実現します。
点検口
前室
められる場合には、
露点温度ー100℃を供給できる除湿機CDASS®
非常扉
入口扉
パスボックス
給
気
露
点−55
[
℃
]−60
WINDS -Ⅱ
®
給気風量10∼300m3/min
®
2段式WINDS
給気風量15∼400m3/min
−65
0.2
0.4
0.6
0
0.8
▲
還気風量/給気風量[−]
全外気
高気密サンドイッチパネル
特許 第3485161号、
特許 第3795636号、
特許 第5587571号、
特許 第5570717号、
特許 第5681360号、
特許 第5684478号 他
®
導入実績:159件
■最適再生温度での溶剤濃縮装置と新規溶剤回収装置を用い、高いエネルギー効率で安定した溶剤の回収
80
省エネ
制御なし
加熱
搬送
省エネ
制御あり
60
40
1
20
0
2 段式 WINDS®
単段式 WINDS®-Ⅱ
【計算条件】
外気条件:東京都 冷熱源:冷凍機(COP=3.5)
電気料金:12 円 /kWh 蒸気料金:5 円 /kg
特許 第3842476号、
特許 第3844381号、
特許 第5390242号、
特許 第5570717号、
特許 第5576619号、
特許 第5587571号 他
★
★★
省エネ型溶剤回収システム
100
(
吸込口
を採用し、超低露点環境を構築します。
年
間
ラ
ン
ニ
ン
グ
コ
ス
ト
指
数
[
︶
%
]
単段式WINDS
給気風量15∼400m3/min
−50
また、
電子デバイス製造装置やストッカーなどで超低湿度環境が求
★
★★
気条件にも単段ロータで対応します。WINDS -Ⅱを採用すれば、
2
段ロータ式除湿機に比べて、大幅な省エネとイニシャルコスト削減を
導入実績: 109件
クリーンドライエア供給装置 CDASS ®(シーダス)シリーズ
■適切な圧力/流量で省エネ・省コスト化
本溶剤回収システムは、独自の熱回収システムと溶剤濃縮装
●濃縮装置の再生温度を溶剤種類に応じて80℃から140℃の
CDASS®は、半導体などの先端製造プロセスで、製造の阻害要
低圧から高圧までラインアップしたCDASS®シリーズによって、幅
置を用いた乾式システムで、業界トップの省エネルギーを実現しま
範囲で最適化を実現
因となる空気中の水分や分子状汚染物質から製品を守るため、製
広いCDAニーズに応えつつ、適切な圧力/流量で省エネ・省コスト
した。
●新規溶剤回収装置の開発により対象溶剤種類を拡大
造装置やウエハ搬送装置にクリーンドライエア
(CDA)
を供給する
を図る最適なCDA供給方法を提案します。
最適な新しい熱回収システムと最適な温度で再生する溶剤濃
●従来と比較して大幅な省エネを実現
装置です。
縮ロータや溶剤種類に適した溶剤回収装置を用いることで、従来
●不燃性ゼオライトを採用し、高い安全性で安定した運転を実現
よりも安い設備費で大幅な省エネルギーを実現します。
CDAは、窒素ガスに比べて製造コストが低く、窒息の危険が無
いため、窒素ガスの代替として用途が拡大しています。
■CDASS®シリーズ適用領域
マイナスヒャク
■ 省エネ型溶剤回収システムの基本構造
(酢酸エチル回収システム例)
現在開発中
電極塗工乾燥炉
CDASS® -100
●ロータ方式で露点温度ー100゚C、各分子状汚染物質
1ppb以下を達成
70℃
<20ppm
約 130℃
蒸気不要
排熱
利用
●大風量/低コストの大気圧レベルのCDAをダクトで供給
エイチピー
「CDASS®−HP」
®
●圧縮空気を吸着筒切替方式で精製し、CDASS −100と同
100℃
2,000ppm
高濃度のNMP
を含む空気
等のCDAを供給
熱回収
対応
濃縮装置
NMP
回収タンク
特許 第5600048号、
特許 第5628051号、
特開 2013-111543号、
特開 2014-526号 他
Green Air Technology Profile 2015
●小型、
可搬型で、
現行の製造・搬送装置への適用が容易
精製・リサイクル
従来と比較して
46%の省エネ(湿式との比較)
12%の省エネ(乾式との比較)
21
●窒素ガス供給システムと同等の0.5∼0.7MPaの供給圧力に
<20ppm
冷却
10
大風量・省エネ型
CDASS® -100
●キャスター装着で可搬型の「CDASS®−mini」
も用意
80℃
低温再生型
ゼオライトロータ
排熱
100
供給流量
低濃度の
空気が循環
「CDASS®−100」、
「CDASS®−mini」
[ ︵
]
m3 ︶
N /min
■ 省エネ型溶剤回収システムの基本構造
(NMP回収システム例)
ミニ
高静圧型
CDASS® -HP
CDASS® -mini CDASS®
小流量・圧空型
1
ウエハストッカ
有機EL封止環境 etc.
レチクルストッカ
露光装置
エアナイフ
エアベアリング
etc.
0.1
0.01
Fan
100
Blower
1k
Compressor
10k
供給圧力
[Pa-G]
従来と比較して50%の省エネ
導入実績:1件
(1台)
CDASS® -HP-0.6
特許 第3483752号、
特許 第3762138号、
特許 第4334688号、
特許 第4754358号、
特許 第4990443号、
特許 第5409279号
100k
1M
CDASS® -HP-0.1
導入実績: 22件
Green Air Technology Profile 2015 22
省エネ
®
高機能化
設備費の
省コスト化
★
★★
★
★★
クリーンルーム/特殊環境
★
★★
半導体製造用クリーンルーム
■高精度環境を省エネルギー・省コストと両立させ超短工期で構築
■世界に先駆けて軟X線や真空紫外線などの光照射方式を採用
I
R
I
SYS®は、大型化が進むガラス基板を用いた液晶パネル製造
質なクリーンルームを構築します。
半導体製造用クリーンルームは、超微細精密加工を高い歩留ま
スーパークリーンイオナイザ IRISYS®
®
りで実現するために、温度・湿度・清浄度(ガス状汚染質除去)・気
また、旋回流誘引型成層空調システムSWIT(スウィット)
をクリー
や、高密度化が進むハードディスクメディアの製造工程における静
流・微振動を高精度かつ安定的に制御することが必要です。
ンルームに採用することで、少ない風量で作業域を従来と同じ清浄
電気除去に最適なシステムです。
豊富な施工実績に基づき、設備システム・容量の最適化、製造ラ
度に維持できるため、
クリーンルームの省エネルギー化も実現できま
静電気を除去するためには、
「アース
(接地)
により静電気を逃が
イン・生産付帯設備に踏み込んだ提案、脱ガス配慮設計技術、垂
す
(清浄度:JISクラス6∼8適用可能)
。
(P.15)
■ IRISYS-FESX
(型式:ISX-H500)
電界放出型電子源を軟X線源として世
界で初めて採用し、高いエネルギー効
率と超高出力化
(弊社従来品ISX-224
の20倍以上)
を図った軟X線照射除電
装置
す」、
「イオンによる中和」、
の2通りがあります。
プラスチックやセラミ
直立上げを実現する施工管理手法などを駆使し、超短工期で高品
ックなど絶縁体カセットで搬送される電子部品の製造工程では、
ア
ース方式は使えません。
「イオナイザ」によるイオン中和方式が、唯
一の有効な手段です。
■ SWIT®を用いたクリーンルーム内の浮遊微粒子分布の例
■ 当社の製品を活用した半導体製造用クリーンルームの例
FFU(ファンフィルタユニット)
TIOS(ケミカルフィルタ)
■ IRISYS-SX
(型式:ISX-224)
軟X線照射除電装置
●軟X線や真空紫外線などの光照射方式
排気口
照明
ケミカルフィルタ
一般大気中のあらゆる製造環境で威
力を発揮
●短時間で除電可能
●気流の影響を受けない
FFU
●メンテナンスフリー
エンクロージャ
製造
装置
作業域の
清浄化
AGV
●残留電位は0ボルト
●ダストフリー、
電磁ノイズフリー
■ IRISYS-UV
(型式: IUV-303)
真空紫外線照射除電装置
●不活性ガス
(N2、
Arなど)
や減圧雰囲気中などの
特殊環境の製造装置に適用可能
ケミカルワッシャ
T-GET ® C
ファン付ドライコイル
SWIT® 給気ユニット
発塵源
発熱源
0
7040
[個/m3]
14080 21120 28160 35200
特許 第3808596号、特許 第3839555号、特許 第4245733号、特許 第4421569号、特許 第5361140号 他
★
★★
★
★★
ケミカルワッシャ® T-GET®C
環境試験室
■可溶性ガス除去システムを先駆ける独自のケミカルワッシャ
■世界各地の環境を試験室レベルで再現
ケミカルワッシャ®は、
外気中に含まれるガス状汚染物質がクリーン
pH制御システム
(オプション)
は、循環水をイオン交換樹脂により
世界各地の気温、湿度、気圧等の環境を試
ルーム内に侵入するのを防ぐために、
外調機に設置されるエアワッシ
®
ャです。T GET Cは、従来品に比べて圧力損失60%、装置長さ
pH制御することで、安定した除去性能を確保しながら補給純水量を
験室レベルで再現し、
自動車、建設機械、素材
大幅に低減できます。
メーカ等の開発試験をサポートしています。
除湿機
E
H
追従して風速を制御し、実際の走行状態を再現
®
■ T- GET
T-GET C
設置スペース0.6m
®
再熱コイル
ケミカルフィルタ
応じたシステムを提供しています。
■ 除去性能
車速ファン
除去性能(年間平均値)
アンモニウムイオン NH4+
90%
硫酸イオン SO42−
85%
■仕様例
(自動車走行試験室)
E
C
H
E
D
H
X
●温度:−40℃∼40℃
(直膨冷却)
●湿度:−100℃DP
(露点温度)
∼95%RH
(相対湿度)
●風速:0∼200km/h
(車速追従制御)
送風機
●気圧:高度0∼5,000m相当
(1∼0.6気圧)
HEPA フィルタ
加熱コイル
環境試験室
●その他設備:降雨装置
(風洞設備向け)
、 *pH制御システム(オプション)
給気
日射装置
・循環水のpH制御により補給純水量を大幅低減
・安定した除去性能を確保
ダイナモピット
・薬品添加のないシステム
*
pH 制御システム(オプション)
ポンプユニット(オプション)
排気ファン
C
C
電気ヒータ
冷却コイル
C
直膨コイル
するための風洞装置を含め、
お客様のニーズに
中性能フィルタ
外気
純水
特許 第3179700号、特許 第3584146号、特許 第4616976号、特許 第4757765号
Green Air Technology Profile 2015
■ 実施事例
(風洞型環境試験)
自動車メーカ向けの環境試験室では、車速に
50%で抑えられ、
送風機動力や設置スペースの低減ができます。
23
導入実績: 約7,700台
特許 第4633524号、
特開 2011-181276号、
特開 2012-142171号、
特開 2014-143168号 他
®
プレフィルタ
不活性ガス・減圧下など特殊環境用
導入実績:292台
特許 第4017245号
導入実績: 約40件
Green Air Technology Profile 2015
24
高機能化
®
省エネ
設備費の
省コスト化
環境改善 /
快適化
運用サービス
★
★★
★
★★
バイオ・製薬・医療施設
★
★★
バイオロジカルクリーンルーム BCR
■微生物や細菌による汚染を防止するための清浄環境を提供
ヒュームフード向け給排気システム
■国内最高水準の高速性と安定性を両立させたヒュームフード向け給排気システムを安価に提供
バイオロジカルクリーンルームは、製薬工場をはじめ、手術室、研
●空気清浄化や温湿度の安定化技術
医薬・製薬・合成化学分野の研究所などにおいて有害物質を扱う
本システムでは、
独自のダンパ制御方式を用いた高速VAVを採用
究室などでの細菌による汚染防止や食品工場の腐敗菌防止、無
●LO-VST®を用いた高精度な室内圧力制御による周囲空間か
際に用いられるヒュームフードは、
サッシの開口における面風速が法
し、国内最高水準の高速性と高安定性を兼ね備えた給排気システ
菌動物飼育施設の交差汚染防止などで必要とされる、粉塵だけで
らの汚染防止
律で定められています。近年、省エネルギーの観点からサッシの開口
ムを安価に提供します。
また、
システムの運用に合わせた機能や監
なく微生物や細菌も除去したクリーンルームです。
クリーンルーム技
●室内表面の滅菌技術などの多様な技術
に合わせて風量を制御する方式が主流となってきており、最近では
視・操作を行うインターフェースも充実し、運用ニーズに沿ったシステ
特定要件を満たした、
より低風量での運用が可能なヒュームフードが
ムの構築が可能となっています。
術を駆使して、要求品質に適した環境を提供します。
EAG MD
INV
EAG
M
INV
M
P
登場しています。
このようなヒュームフードでは高度な安全性を確保
MD
M
T 温度計
H 湿度計
排気ファン
M 風量計
排気ファン
OAG
外気処理空調機
P 差圧計
フィルタ
VAV
VAV
MD
M
空調機
MD
■ システムの概略フロー
M
空調機
×
Wi
-fi
空調機
HEPAフィルタチャンバ
P
●ハンチングなどの発生しない高安定な風量制御
●運用ニーズに合わせた柔軟なシステム構築
VAV
INV
M
●サッシの開閉に対して1秒以内に風量を制御
排気システムが必要となります。
フィルタ
INV
MD
するためにサッシの開閉に対して高速、高安定で風量を制御する給
㧗㏿䚸㧗Ᏻᐃ䛺㼂㻭㼂䜢᥇⏝
⊂⮬䛾䝣䜱䞊䝗䝣䜷䞊䝽䞊䝗ไᚚ䜢⏝䛔䛯
䝎䞁䝟ไᚚ᪉ᘧ䛷㧗㏿䚸㧗Ᏻᐃ䜢ᐇ⌧
P
×
サプライユニット
(HEPAフィルタ)
0.3m/s∼0.45m/s
T
H
T
H
T
H
⤥Ẽ㼂㻭㼂
洗浄・滅菌・乾燥機
充填機
バイアル洗浄・滅菌室 クラス10,000
充填機
充填室 クラス100
᤼Ẽ
㼂㻭㼂
᤼Ẽ
㼂㻭㼂
包装室 一般空調
特許 第3177733号、
特許 第4034457号、
特許 第5433361号 他
★
★★
᤼Ẽ
㼂㻭㼂
特開 2014-170529号
★
★★
室圧制御システム:高安定性微差圧制御システム LO-VST®(ロバスト)
二酸化塩素ガス殺菌消毒サービス
■運転管理の省力化を提供し、様々な運転モードの変更に対して、安定した室圧を確保
®
■安全・安心・短時間で殺菌消毒「TSCLOO(ティエスクロー)
」サービスを提供
LO-VST®は、安定制御が難しいとされる気密性の高い部屋の室
●ドアとダンパの連動制御により、
ドア開閉時の急激な室圧変動
TSCLOO®サービスは、従来のホルマリンや過酸化水素ガスより
圧を高精度に制御するシステムです。
ドア開閉時や省エネルギーの
を抑止
も安全かつ短時間で室内環境を殺菌消毒するものです。
ために送風量を削減する場合でも、大きな室圧変動のない制御が
●ダンパ作動速度の可変により、
風量変更時の室圧変動を抑止
可能です。
●汎用コントローラの採用により、短期間での立上げが可能
製薬工場、
バイオ研究施設、実験動物施設、食品製造・加工施
®
TSCLOO の特徴
■ ガス発生装置
●安全かつ短時間で隅々まで殺菌
△P
ダンパ
INV
微差圧制御コントローラ
③汎用PLC、又は汎用PC
給気ファン
※
②VSTD機構付
定風量装置
INV
INV
消毒
●残留ガスは1時間以内に安全濃度
0.1ppmまで分解
ドアスイッチ
①連動制御型
室圧制御
排気ファン
ガス濃度 [ppm]
※VSTD:Variable Stroke Time Damper
(モーターの作動時間を可変とするダンパ)
400
吸着分解開始
350
設や感染防止が必要な医療施設でご利用いただけます。
■ LO-VST®システム概要図
■二酸化塩素の濃度履歴
300
250
200
殺菌ガス発生
150
吸着分解開始後、
1時間で
安全濃度0.1ppm以下
100
50
0
0
1
2
3
4
5
6
経過時間[h]
■ 製薬会社向け滅菌チャンバ用装置1号機(据付型)
●ミストや粒子成分を除去したクリー
ンな殺菌消毒
ダンパ
△P
特許 第4242684号、
特許 第4684921号、
特許 第4712853号、
特許 第5614949号
25
Green Air Technology Profile 2015
導入実績: 製薬工場 8件
特許 第5449691号、
特開 2014-005179号、
特開 2014-140816号、
特開 2014-159360号
Green Air Technology Profile 2015
26
高機能化
®
省資源 /
環境保全
設備費の
省コスト化
★
★★
★
★★
水処理技術
ドレンスライム防止剤 エイジークリーン®
水資源有効利用システム
■水資源の有効利用と環境負荷低減
■銀イオンの抗菌効果により、スライムによる漏水事故を防止
水資源の有効利用と環境負荷低減を図るための様々な水処理技術
浄排水から、
水・熱を同時に回収する技術も確立しています。
その他、
凝
®
エイジークリーン(Agク
リーン)
は、空調機器のドレン漏水事故の
を提供しています。工場排水・厨房排水等の処理では
「オゾン利用排水
集剤法によるシリカ・重金属除去も可能です。
原因となるスライム*の発生を防止する有効な抗菌剤です。
処理システム」
の導入により、
バルキング防止や処理能力向上が実現
●コンテナ
(番重)
洗浄排水・排熱回収ユニット
当社独自の溶出方式を採用したことにより、抗菌効果に必要か
できます。
また、
排水処理水や一部塩濃度の高い地下水等の有効利
●凝集剤によるシリカ・重金属除去技術
つ十分な濃度の銀イオンを安定して溶出できます。
また、
コンパクト
用を可能とする
「膜ろ過ユニッ
ト」
も各種取り揃えています。膜ろ過ユニッ
●オゾン利用排水処理システム
で柔軟性のある形状のため、空調機器に標準装備している水抜き
●MF
・UF
・RO膜ろ過ユニット
配管などの隙間から設置・回収作業が簡単に行えます
(多くの機種
トについては、
当社独自規格の低圧RO膜
「TARO® 」
によるイニシャルコ
ストの低減、
膜洗浄技術によるランニングコストの削減が可能です。洗
■ 水資源有効利用システム
冷却塔
■ Agクリーン
(左:冷房能力5.0kW用、右:冷房能力2.5kW用)
で装置分解不要)
。
事務棟
生産棟
エネルギー棟
●確実で安定した抗菌効果
●簡単に設置・回収できる
冷凍機
ボイラー
●交換目安は冷房1シーズン
(24時間×6ヵ月間)
10cm
*スライム: 細菌やカビの分泌物などで形成される粘性のある塊
上水
排水回収
ユニット
膜ろ過
ユニット
オゾン利用
排水処理システム
導入実績: 13,800個
(2.5kW用換算)
特開 2013-13845号、
特開 2014-159022号
シリカ・重金属
除去技術
排水レスフラッシング工法
■環境負荷低減に貢献する、排水せずにフラッシングが可能なシステム
井水
特許 第4907103号、特許 第5095466号、特許 第5137724号、特許 第5607973号、特開 2012-71238号、特開 2013-26589号、特開 2013-188664号
★
★★
導入実績(オゾン利用排水処理システム):1件(番重洗浄排水・排熱回収装置)
:1件
排水レスフラッシング工法は、溶接クズ等の懸濁物質をフラッシン
処理可能な、
極少量の脱水汚泥のみであるため、
環境に配慮した工
グ水処理装置により除去することで、
排水を出さないで溶接配管のフ
法といえます。
ラッシングを可能にするシステムです。
フラッシングにおける給水・排水
●フラッシングでの給水排水等の作業を大幅に軽減
等の作業を大幅に軽減できるため、
フラッシング工程管理の負担軽
●フラッシング工程管理の負担軽減及びコスト削減が可能
減及びコストの削減が期待できます。本処理における廃棄物は産廃
●汚染物質を排出しない環境にやさしい施工技術
■ システム概要図
スパイラル型RO膜・UF膜洗浄サービス
■スパイラル型RO膜・UF膜洗浄技術による膜ろ過ユニットの省コスト化
膜ろ過ユニットのランニングコストを大幅に引き下げるためのスパ
■ フラッシング水処理装置
イラル型RO膜・UF膜の洗浄サービスを提供しています。オンサイト
●膜ろ過ユニットのランニングコスト低減
洗浄での回復が見込めず交換するしかないスパイラル型RO膜・UF
●膜負荷の高い分野
(排水回収など)
へも適用可能
膜を当社専用工場で洗浄することで、
再使用できます。
●水・熱の同時回収で更なる省エネ・省コスト
膜交換コストが下がることで、膜ろ過装置の導入が難しかった分
●膜を廃棄せず再利用で環境貢献
野への導入も期待できます。
●ご発注前に試験洗浄を行い、
回復度合いを確認
■ 膜洗浄効果の例
%
■ ランニングコスト比較
原水量
80
60
58%
40
20
0
洗浄後
(写真:左)
洗浄前
(写真:右)
二次ポンプ
98%
100
洗浄前
■ 処理前後の水の変化
膜交換のランニング
■ 膜洗浄の例
二次側機器
洗浄後
一般的
1/3以下
当社洗浄
サービス
0
2
4
6
8
10
一次ポンプ
冷凍機
水処理前
水処理後
ストレーナ
12 年
※御使用条件により洗浄回復が見込めない場合
があります。
フラッシング水処理装置
導入実績:(RO膜洗浄)
3件 (UF膜洗浄)
3件
27
Green Air Technology Profile 2015
特開 2013-034987号、
特開 2014-079675号
導入実績:17件
(試験導入を含む)
Green Air Technology Profile 2015
28
省エネ
®
高機能化
環境改善 /
快適化
設備費の
運用サービス 省コスト化
★
★★
★
★★
グリーン・エア サービス
★
★★
設備総合管理 MOTs(モッツ)点検・計測計量ツール
■“設備総合管理サービス”を通じ保全・運用管理の最適化を提供
■“設備総合管理サービス”を通じエネルギー管理の最適化を提供
設備情報管理システム
【タブレット化による追加機能】
巡回点検ツール
設備総合管理 MOTs(モッツ)運用・機器管理システム
バーコード管理された設備機器を点検するツールです。
●前回点検記録確認表示機能
【システムの機能】
設備機器が持つ様々な情報を効率的に管理するソフトです。機
●機器台帳による機器詳細情報と更新履歴の管理
従来のハンディタイプから、
より多機能なタブレットタイプへの移行を
●トレンドグラフ表示機能
器の検索、機器情報の管理、
メンテナンス情報の管理、保守管理
●保守履歴からの不具合分析による予防保全の計画
図ることでトレンド監視機能を強化し、設備の安定稼働と異常の早
●図面・
ドキュメントの確認機能
の進捗状況の確認、故障モードの分析、最適保全周期の設定、適
●機器履歴データを反映した最適保全計画の策定
期発見・予防措置に役立てます。
また、点検状況から判断して、点
●写真撮影・録音機能
正在庫管理など非常に多種多様な情報管理が可能です。
検スケジュールの調整を容易に行うことが可能です。
保全計画書
日報出力
故障データ分析
機器仕様書・点検報告書
設備登録による情報管理
図面・写真等の情報
導入実績: 30ライセンス
タブレットタイプ ハンディタイプ
巡回点検ツール
依頼作業管理システム、物品在庫管理システム
巡回点検実施
異常値警告/録音/撮影機能
点検表出力・傾向分析
ハンディタイプ導入端末実績:40件
タブレットタイプ導入端末実績: 3件
光熱水検針ツール
【メリット】
●蓄積データでトレンド分析を行い改善提案に利用
データを活用し傾向分析に役立てます。
●現場毎に違う報告書でも柔軟に対応
(1)検針データ準備
(2)検針作業
●類似作業を素早く確認、
作業のリードタイムを短縮
●作業プロセスを平準化し、
高品質のサービスを提供
をする事で サービスレベル向上・顧客満足度向上に役立ちます。
●作業履歴を定量的に分析し、
「予防保全」
を実現
●システムを連携することで適正在庫管理を実施
顧客(各部署)
受 付
①クレーム
依頼作業
・客室水漏れ
・ファン異音
・照明間引き(依頼)
・過去の作業問合せ
(3)検針表作成
個別対応
作 業
作業・ 報告書作成
②受付
・電話等
・問合せ回答
③依頼受付入力
・現場確認
・類似作業確認
・業者依頼
記録
針結果は、
パソコンに取り込み報告書を作成します。
また、蓄積した
作業完了まで管理するツールです。
5W1Hを一元管理し状態監視
できます。場所単位で作業履歴を
「見える化」
し、実態に即した分析
移動
●検針現場で異常値を検出し作業効率の向上を実現
●見える化により、
伝達漏れ、
伝達ミスを防止
依頼
誰にでも簡単に操作できるスマートフォンの検針アプリです。検
【メリット】
日常的に発生するお客様からの依頼作業やクレームを受付から
⑤作業終了後
作業実施入力
(写真、関連資料添付)
⑥作業漏れ確認
⑦申送りの確認
⑧報告書作成
⑨集計表作成
④施設員作業
・詰り除去
・照明の間引き
出動
保守業者など
出動
顧客(担当者)
③-1連絡受付
⇒作業員手配
設備別件数及び作業時間
12 年度の設備別件数比率
④業者作業
・ファンモーター
交換
⑩報告書確認
報告/分析提案
導入実績:17件
導入実績:7件
環境・エネルギーデータ個別測定「PLC」
■データ収集装置及びその他測定器
ト ピックス
可搬型データ収集装置で得たデータを分析し、個別機器のエネ
ルギーロスの発見やビル管理で培った経験による劣化診断、設備
■空気調和・衛生工学会賞受賞履歴
■特許
長寿命化プランをお客様に提供します。
当社は、1963年から2014年までに技術賞55件、十年賞2件、論文賞10
件、技術振興賞48件、
リニューアル賞1件の合計116件の学会賞を受賞して
います。
企業の技術力を示す特許取得件数は業界トップであり、2015年2月末日
現在の件数は748件(特許/実用新案/意匠/商標)、特許は国内483件、
海外24件です。
【メリット】
●冷却水温度の調整が、
空調機の電力に影響するかなど、
種類の
データ収集装置
■
(社)
空気調和
衛生工学会の受賞件数
■
(社)
空気調和
・・
衛生工学会の受賞件数
多種同時測定
違う測定を同時系列で実施
24
1
17
1
D社
15
23
10
1
十年賞
振動加速度・騒音・サーモグラフィ
Green Air Technology Profile 2015
E社
9
1
論文賞
14
技術振興賞
電力測定
サーモグラフィ
超音波流量計
F社
10
0
1
10
9
19
リニューアル賞
20
30
40
50
60
70
80
32
︶
温度・湿度・CO2・H2S・NH3・電流・電圧・電力量・漏電電流・
技術賞
90
100
29
27
21 20 18 17
15 15 14 1312
燃料電池・水素
給排水・消火
殺菌・脱臭
熱 源 システム
空調機
ジュールを提案
30
換気・排気
1
31
作業機械・治具
11
51
計測・測定
3
61
IDC
17
1
除湿
C社
48
空調システム
︵空気系 、水系
●空気環境データの収集から無駄のない給排気設備運転スケ
【測定対象】
29
B社
10
1
蓄熱
各種温度測定
18
クリーンルーム
振動加速度
ベアリング劣化診断
5
施工法
電流測定
2
30
自動制御・中央監視
●劣化・消耗パーツの発見から、設備の運転管理など、長寿命化
55
A社
件数
技術分野
高砂熱学
工業
●エネルギーロスのない合理的な設備運転提案
プランを提案
■特許を取得している代表的技術分野
第1回(1963年)∼第52回(2014年)
までの上位7社
110 120(件)
導入実績:44件
Green Air Technology Profile 2015
30
省資源 /
環境保全
®
高機能化
設備費の
省コスト化
★
★★
特徴ある施工技術 ほか
NEW BIMへの取組みと施工IT化
平成26年度 受賞実績
■施工管理業務へのIT活用による品質・生産性向上
BIM活用で最良の設備を計画・施工
■空気調和・衛生工学会 第52回学会賞「技術賞」建築設備部門
技術計算連携
進捗管理
三次元モデル
・飯野ビルディングの環境・設備計画と実施
CADで作成する計画・施工対象の三次元モデルの情報を活
1960年に竣工したオフィスビルの建替え計画において、常温再生型デシカント空調
用して、分かり易い表現での合意形成や、計算・シミュレーション、
機、
フリークーリング、超高効率蓄熱槽等を採用した省エネルギー空調設備を施工し、
施工管理に活用しています。 LEED、CASBEE不動産評価等で国内トップレベルの環境性能評価を獲得し、受賞に
●使い勝手が良く、
見栄えに配慮した設備を計画
■ 飯野ビルディング
■ 大阪エネルギーサービス
第2プラント
つながりました。
シュミレーション連携
●他設備も含めた最適な納まりでの施工を実現
・大阪エネルギーサービス第2プラントの設備構築
●CAD情報との連携による関連業務の効率化
タブレット活用
現場作業場所のIT活用
−統合的熱源システム設計と効率的プラント運用の追求−
大阪駅に導入される地域熱供給施設において、運転条件・機器特性の相互影響を
保守性確認
タブレットなどのIT活用による施工管理業務の革新、
顧客情報
解析してシステムを最適化し、
継続的な運用改善に設計者・施工者・運転管理者が一体
の保護レベルの向上に取り組んでいます。
となって取り組んだことで年間システムCOP1.34以上を達成したことが評価されました。
●タブレット
(iPAD)
活用による施工品質確保
・塩野義製薬医薬研究センター ∼知的生産性を高める環境配慮型研究所
●現場サーバーによるデータセキュリティー確保と情報共有
■ 塩野義製薬
医薬技術センター
建物外周部のトリプルスキン構造と中央部への執務空間の集約、空気-水熱交換方
※BIMはBuilding Information Modelingの略
導入実績:3件
(試験導入)
当社単独)特許 第5074328号、
特許 第5073610号、
特許 第5301921号 他 (共有)特許 第3242852号、
特許 第3242853号、
特許 第3242851号
式による間接式排熱回収システムの採用によって空調用エネルギーを大幅に削減し、
今後の同様な施設への波及効果を含めて高い評価を受けました。
★
★★
■空気調和・衛生工学会 第14回特別賞「十年賞」
高層建物用配管応力解析システム
・パナソニック東京汐留ビルにおける 「継続的発展が可能な省エネ」の実現
■高層建物における設備配管の耐震性の確保と経済性を追求
計画時に各所に熱量計や電力計を設置し、竣工後10年間に渡って運用データを活
配管応力解析システムは、設備システムにおける配管の耐震性
●各階の応答加速度に対応し配管材の管種を最適化
用した適切な維持管理・調査・改善を継続しました。
その結果、
エネルギー使用量が竣工
確保と経済性の向上を実現する設計・解析手法です。
●竪管上の伸縮継手の削減により漏水のリスクを低減
時比47.7%低減でき、高い評価を受けました。
*ASME: The American Society Mechanical Engineers
■空気調和・衛生工学会 第28回振興賞「技術振興賞」
*
●ASME 基準で応力を評価する設計・解析手法を確立
●配管に発生する地震力・熱応力・内圧を見える化
■ 応力評価図:
冷水配管750A,スタンション
最下階部分
エルボスタンション部
【解析条件】
・冷水配管:750A(SM490)
・スタンション:700A(STK490)
・補強板:有(SM490,t=9)
【解析結果】
応力 度: 178.4(N/mm2)
許容値 : 216.0(N/mm2)
許容比 : 0.83(最大)
■ 応力評価図:
冷水配管200A,24階建ての
6階部分
Ratio to Allowable Stress
0.0-0.2
0.6-0.8
0.2-0.4
0.8-1.0
0.4-0.6
>1.0
【節点:B21】
・主荷重(許容比 0.44)
・熱膨張(許容比 0.04)
・短期荷重(Max)-N/mm2)
応 力 : 67.9
許容値 : 84.0
許容比 : 0.81(最大)
組合せ : Sus+E1
・周応力(許容比 0.33)
178.4
(N/mm2)
最大許容比:81%
最大許容比:83%
導入実績: 地域冷暖房施設5件 事務所7件
特許 第5508696号
窒素置換不要なロウ付け工法 Nフリーブ®
・第1区「豊洲キュービックガーデン」の計画・設計・施工
・第5区 長野県信用組合 第二本店ビル
環境配慮型大空間オフィスビルにおいてペリメータレス空調シス
外壁ダブルスキンの通風効果と遮熱効果を解析・計算によって
テム、照明人感センサー連動VAV制御、
フリークーリング、
ナイトパ
確認したこと、
大規模なクールヒートトレンチによる外気負荷の低減、
ージシステムといった建築・設備一体の手法を採用し、省エネルギー
フリークーリング・外気冷房による電算室空調の省エネルギー化が
効果が高く評価されました。
高く評価されました。
その他の製品・技術
■フリークーリング
■トップベント®ファン(日本フローダ)
冬期に冷凍機を運転せず、冷却塔を利用して冷水を製造するシステ
薄型送風機内蔵のファンユニットと吐出
ムです。既設冷却塔を利用できるためリニューアルに最適で、冷却水ポ
ノズルで構成された、
ダクトレス式誘引攪拌
ンプ水量を減らして出口温度を低くし、運転可能時間を長くすることもで
換気装置です。個別に風向を変えられる
きます。
ノズルからジェット噴流を吹き出し、周囲の
■銅管ロウ付け新工法 「Nフリーブ®」Nitrogen Free Brazing
■総合節電システム
Nフリーブ®工法は、冷媒配管の銅管ロウ付け工法の一つで、一
●冷媒配管工事の工期を最大20%短縮可能
受電電力量や空調・照明などの各系統消費電力の「見える化」
と省
般的に使用するバックシールドガスである窒素ガスに代わり、
ロウ付
●作業資格者制度による全国均一な品質体制
エネルギー制御、
リチウムイオン二次電池の活用によってピークシフトを
け用のバーナーの燃焼ガスを利用して配管内面の酸化防止を行う
Nフリーブ®工法作業資格者 174名(2015年1月末時点)
行なう、総合的な節電システムです。
(特開 2012-151977号)
工法です。
■ 各工法によるロウ付け後の配管内面状態
®
■TLACS
窒素置換工法と同等品質
●窒素置換工法と同等の品質
均一な一方向流により、実験動物飼育室内の臭気・粉塵などの室
燃焼ガス封入口
●窒素ボンベ等の酸化防止設備不要
内拡散を抑制し、
ムラのない温度分布を形成します。換気効率が高く省
■Nフリーブ®工法のイメージ図
エネルギーです。
(特許 第3177733号)
バーナー火口
燃焼ガス封入口
テープ閉止
空気逃し口
■大空間高精度温湿度制御空調システム
テープ閉止
空気逃し口
(a) Nフリーブ®工法
特開 2013-160246号、
特開 2014-188570号
31
■ パナソニック
東京汐留ビル
Green Air Technology Profile 2015
(b) 窒素置換工法
(c) 酸化防止対策なし
空気を誘引します。駐車場・書庫・倉庫・工場
の換気等、様々な用途に使われています。
■i-smokingTM
㈱岡村製作所との共同開発による置換換気方式の喫煙ルームで
す。足元からきれいな空気を供給し、上部パンチングパネル面全体から
排気することで、消費電力を抑えた分煙環境を実現します。
(特許 第4708075号 他)
■バリフロー®・バリフード®
医療関係者や患者さんの感染リスクを低減するた
精密加工工場などの大空間で、温湿度分布を高精度に均一化する
めの簡易ブースです。陽圧使用・陰圧使用を切り替え
技術です。高速誘引ノズルシステムで室内空気を攪拌しており、送風動
られるブース型のバリフロー®と、病床に設置するバリ
力の大幅な低減と送風設備のコンパクト化が可能です。
®
フード(写真)
があります。
(特許 第5325007号 他)
導入実績:工法採用実績 25件(官庁物件5件)
Green Air Technology Profile 2015 32
®
技術の歩み
技術の歩み
1923 年、高砂煖房工事株式会社としてスタートし、
今日まで“空調設備工事およびその周辺分野”
を生
業とし、
お客様に信頼される施工者、最適なシステム・機器の開発者として、技術の高度化に挑戦してまい
3.環境エンジニアリング企業No.1として
りました。
快適なオフィス環境が求められる空気調和設備、
製造業に欠かす
ZEB
(Zero Energy Building)
の時代を見据え、設計・施工からメンテナンス・運転管理そしてリニューア
ことのできないハイテクノロジーを駆使した産業空調設備、
そして地球
ルまでのワンストップサービスを提供する環境エンジニアリング企業No1を目指して、
さらなる技術の高度化・
環境保全の省エネルギー・CO2削減技術、
さらにはサービスプロバイ
開発に努めてまいります。
ダーとして、
時代の変化と共に顧客が必要とする空間創りを、
常に業
界の先駆者として提供してまいりました。
村山邸平面図
★トピックス★ わが国最初のヒートポンプ暖房設備
その中で2012年、
データセンターの省エネ空調システム
『IDC-
ヒートポンプ方式系統図
SFLOW® 』
が「グリーンITアワード」審査員特別賞、
『 SWIT® 』
が「省エ
当社初代社長の柳町が昭和4年(1929)にアメリカ出張中にW.H.キャリア
ネ大賞」
にて資源エネルギー庁長官賞を受賞し、
建築・設備業界の
博士と会談懇談し、ターボ冷凍機によるヒートポンプの可能性を質し、非常に
枠組みを超え、
環境創造から運用までの技術が高く評価されました。
有望との答えに意を強くした。帰国後、実用化研究を進め、昭和7年(1932年)
に兵庫県御影町にあった木造住宅二階建約230㎡の村山邸に設備したのが、
これからも蓄積された技術の更なる発展を通じて、
高砂熱学工業
わが国で最初のヒートポンプによる暖房設備である。冷凍機の容量は2RTの
グループ全体の力を結集し、
グローバル企業として、顧客の立場に
アンモニア冷凍機であった。夜間は2階の寝室(3室約60㎡)を暖冷房し、昼間
立ったソリューション並びにコンサルティングを提供する環境エンジ
はダクトを切り替えて1階の居間(約100㎡)を暖冷房する方式であった。
ニアリング企業No.1を目指してしてまいります。
(出典:「高砂熱学50年の歩み」昭和49年)
■ 2005年 SWIT®
SWIT冷房
汚れた熱気
1.施工者(プロフェッショナル)
として
2.開発者(パイオニア)
として
1923年、創業時から暖房工事を営業目的とし、
「演芸場観客席
会社設立当初、空調設備の機 器は輸入に頼らざるを得ず、
当社
冷房(三越)」
や
「全館ヒートポンプ冷暖房
(京都電燈)
」
から始まり、
今
定款3条には
「暖房装置用機械器 具ソノ他外国製品ノ輸入販売」
日まで数多くの著名な建物の空調設備を施工してきました。
が掲げられていました。
しかしながら、お客様に本当に満足していただ
冷房が当たり前となった1960年以降、世界貿易センターなどの
ける設備を構築するためには、
機 械・器具を自前で造らざるを得ませ
超高層ビル群やデパートなどの快適空調、
新国立劇場や新国立美
んでした。
術館などの高品質空調、東京ドームや京都駅などの大空間空調な
ど、
施工実績は業界トップを誇ります。
また大阪万国博覧会会場、
新
誘 引
給気ユニット内の
旋回ガイドベーン
■ 1996年 WINDS®
として、エアワッシャ、シロッコ型 送風機や冷却塔など数多くを開
宿副都心の世界最大の地域冷暖房も手懸けました。
照明器具
吹出口
給気
発してきました。
環気
ドライルーム
一方、戦前の人絹工場の温湿度調整
(帝人岩国)
からはじまり、
空調の個別制御の要求に応え て1971年の水熱源HPシステ
1970年以降はLSI・液晶などの電子部品製造や薬品製造の大規
ムPMAC®や電力平準化に対応し た氷蓄熱システムSIS®、産業界
®
模クリーンルームを手懸け、
最近では電池製造プロセスに不可欠な
のニーズに応えたクリーンルーム システムTCR-MP やドライルー
ム用の省エネ型除湿機WI
NDS など、数多くのシステム・機器を
いつの時代もお客様のニーズに応え、
新築あるいはリニューアル
開発してきました。
の確かな施工者として、
これからも歩んでまいります。
2010年、
(社)
日本機械学会制定の
「機械遺産」
に、2014年には
(社)建築設備技術者協会の
「建築設備技術遺産」に認定された。国産第一
号ターボ冷凍機として開発され、最初の1台は
1931年大阪朝日ビルに設置され、
その後、百貨
店や劇場、
工場などの施設に数多く導入された。
写真のターボ冷凍機は1937年小西六本店
(現
コニカミノルタグループ)
日野工場に納入、1974
年に設備更新されるまで使用された。現在当社
技術研究所に保存・展示している。
■ 1927年 人絹工場温湿度調整装置
1927 演芸場観客席完全冷房第1号(三越)
人絹工場温湿度調整装置(帝人)
▲1923
高砂煖房工事㈱創立
33
1930
Green Air Technology Profile 2015
1968 垂直層流式クリーンルーム
(日本電装)
1949 興業銀行本店、第一生命など暖房復旧工事 1956 東京海上ビル
1940 −75℃超低温装置(満州合成ゴム)
1955 東京産経会館
1938 国産冷却塔第1号(日本水素小名浜)
1952 輻射暖房(大阪産業会館)
1937 全館ヒートポンプ冷暖房第1号(京都電燈)
1935 帝国議会義堂
1940
入口扉
高気密サンドイッチパネル
まで脈々と受け継がれています。
■ 1971年
ピーマックシステム
蓄熱式空調システム第1号(日活東京撮影所)
1950 阪急百貨店、高島屋
▲1943
1950
高砂熱学工業㈱改称
1960
2000 超低露点清浄空気供給システム
ファンフィルタユニット:TFFU®
1998 低床型加圧式床吹出しシステム:LUFT®
1989 大規模コンベンションセンター
(幕張メッセ)
クリーンルームシステム :TCR−SUPER MP
1988 過冷却水型氷蓄熱システム:SIS®
1987 東京工科大学コージェネ・集中冷暖房
1984 東京ドーム
1979 廃 棄物搬送システム
(芦屋浜)
1977 警 視庁
1971 水熱 源小型ヒートポンプユニット:ピーマックシステム
世界 最大の地域冷暖房(新宿新都心)
1970 地域冷房第 1号(日本万国博覧会)
地域冷暖房 第1号(千里中央地区)
超高層ビル(世界貿易センタービル)
19 70
S
非常扉
吸込口
パスボックス
「いいものがなければ自分で作 る」
という創業者の精神は、今日
1985 クリーンルームシステム:TCR−MP®システム
1930 高砂荏原式ターボ冷凍機
ブライン式スケートリンク
(大阪朝日)
前室
®
ドライルームなど、
幾多のプロセス空調の施工実績を誇ります。
2005 グリーンエア®サービス展開
データ収集ツール:GODA®
排気
計測+解析+評価システム:MAT® 高砂型統合熱源システム開発
旋回流誘引型成層空調システム:SWIT®
外気
ビル用マルチ冷媒サブクールシステム
点検口
2003 日本テレビタワー
六本木ヒルズ森タワー
世界最大規模のオープン型ビルオートメーション
システム構築(六本木ヒルズ森タワー)
2002 丸の内ビルディング
実験動物飼用空調方式:TLACS®
省エネ型ガス除去空調機:G−GET®
新氷蓄熱SIS® -MⅡ
2001 札幌ドーム
1980
2014 高砂荏原式ターボ冷凍機
(国産第一号ターボ冷凍機)
が
建築設備技術遺産に認定
高速・安定・低価格のVAVシステム
省エネ型除湿機 WINDS
1930年の国産第一号の高砂 荏原式ターボ冷凍機をはじめ
■ 1930年 高砂荏原式ターボ冷凍機
■ 1920年「煖房と換気」
誘引量を増加し
拡散性を向上
1997 新国立劇場
®
T−GET®
ケミカルワッシャ:
ケミカルフィルタ
1996 東京国際フォーラム
ケミカルフィルタ:TIOS®フィルタ
省エネルギー型ドライルーム:WINDS®
: RISYS®
1995 軟X線静電気除電装置I
1992 水熱源ヒートポンプ一体型空調ユニット :
PAFMACシステム
省エネ型グランドクーラ
(新東京国際空港)
1991 東京都第2本庁舎
大規模スーパーアイスシステム
(幕張ハイテクビジネス)
空調設備限界予知保全システム
1990 下水処理水利用地域冷暖房(幕張ハイテクビジネス)
スーパークリーンイオナイザ:TSCI® 1990
2000
2013 ヤマト運輸羽田物流センター
フラッシング排水レスシステム
空調冷媒配管の
新接合法:Nフリーブ®
2012 歌舞伎座、東京駅丸の内
駅舎保存復原
大正9年発刊「煖房と換気」
(初代社長 柳町政之助著)
が
建築設備技術遺産に認定
二酸化塩素ガス殺菌消毒
を開発
技術「TSCLOO®」
殺菌消毒サービスを開始
2011 東京国際空港国際線
地区旅客ターミナルビル
壁吹出し方式空調システム
IDC-SFLOW®
総合節電システム
2010 データセンタ運用サービス
グリーンエアiDC
高砂荏原式ターボ冷凍機
(国産第一号ターボ冷凍機)
が機械遺産に認定
2009 医療従事者用クリーンブース:
バリフロー®、バリフード®
フロア統合コントローラ:FIC
2007 新国立美術館
2006 分散ポンプ式空調用
水循環システム:GL
IP®
2010
Green Air Technology Profile 2015 34
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