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平成25年5月 Re Start No.130

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平成25年5月 Re Start No.130
H25 年度担い手情報誌
平成 25 年5月 10 日
Re Start
No.130
JA全農山形 農業支援統括部
米穀部・・・・・・・消費地は今
園芸部・・・・・・・園芸拡大推進大会開催
生産資材部・・・・・水稲品目紹介
JA全農山形
東京営業所
県産米販売室発 消費地情報
VOL.13
「つや姫」販促レポート
県産米のトップブランドである「つや姫」のテレビCMが3月に関東・中京・関西地
区で約3週間放映されました。
CMの放映と合わせ、各取引先の協力のもと「つや姫」の販促活動を積極的に展開し
た結果、160 店舗にも及ぶ店頭での試食セールや、イベントによるPR活動を実施した
効果もあり、「つや姫」の出荷オーダーが3月から急激に増加し、新米時期の出荷数量
をも大幅に上回る出荷実績となっています。また、4月以降も継続したチラシによる販
促企画等を組んでいただいている販売先も多く、4月の出荷オーダーも 2,000 ㌧を超え
ており順調に推移しています。
引き続き「つや姫」のブランド化をはじめとする山形米の販売推進に全力を注いでま
いりますので、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。
山形県産つや姫 月別出荷実績
2,500
2, 136
( )
2,000
出
荷
数 1,500
量
㌧
1, 929
1, 753
1, 582
1, 548
1, 194
1, 178
1,000
500
0
10月
11月
12月
25年1月
出荷月
2月
3月
4月
1
【東急ストア販促イベントの様子】
平成 25 年度
東京営業所
スタッフの紹介
今回は平成 25 年度最初ということもあり、園芸畜産販売室を含めた全農山形県本部
東京営業所オールスタッフを紹介させていただきます。
JAならびに生産者の皆様、上京の際はお気軽に東京営業所へ立ち寄りください。お
待ちしております。
所長 清野 昇
1.入 会 年:1978年入会
2.出 身 地:山形市
3.コメント:東京の生活環境にも慣れ、単身赴任2年目にな
りました。産地・取引先の情報を的確に把握し、情報の共有化
につとめ、販売の拡大と有利販売に向け頑張ってまいります。
まずは、今年の農産物が豊作で安定出荷されることを祈ってい
ます。
次長(園芸畜産販売室室長事務取扱) 寺嵜 孝一
1.入 会 年:1987年入会
2.出 身 地:大石田町
3.コメント:これでいいのか・・・。
山形の農業発展のために日々頑張ります。
県産米販売室 室長 池田 浩之
1.入 会 年:1990年入会
2.出 身 地:酒田市
3.コメント:県産米の販売推進に全力投球で頑張ります。東
京にお越しの際はぜひ東京営業所へご一報ください。情報交換
をお願いします。
2
県産米販売室 調査役(大坂駐在) 鈴木 政宜
1.入 会 年:2003年入会
2.出 身 地:大江町
3.コメント:大阪勤務 4 年目突入です。毎日1万歩あるき、
靴の底だけは減るものの歩いた分だけ米の消費拡大を図ってい
るので体重はなかなか減りません。食べても減るように山形県
産米の推進がんばります。
県産米販売室 職員 吉田 幸平
1.入 会 年:2008年入会
2.出 身 地:最上町
3.コメント:東京勤務をさせていただき3年目となります。
米の世界は奥が深く分からない事も多々ありますが、頑張りま
す。
東京へ来た際は道案内・店舗紹介承ります。
園芸畜産販売室 職員(大坂駐在) 今井 優太
1.入 会 年:2007年入会
2.出 身 地:山形市
3.コメント:まいど、おおきに!大阪配属になってから3年
目になります。
「塵も積もれば山となる」の精神で、山形県産農
畜産物の裾野を広げていきます!
園芸畜産販売室 職員 髙橋 佑哉
1.入 会 年:2009年入会
2.出 身 地:酒田市(旧平田町)
3.コメント:4月より東京営業所勤務となりました。仕事も
環境もすべてが初めてづくしですが、若さを活かして、何事も
一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします!
職員 上谷 由紀子
1.入 会 年:2003年入会
2.出 身 地:埼玉県さいたま市
3.コメント:山形の農畜産物に携わり早☆年。これからも皆
様のご指導のもと、日々精進してまいりたいと思います。上京
の折はぜひ東京営業所へお立ち寄りください。
本情報の問合せ先:〒101-0032
JA全農山形
東京都千代田区岩本町3-2-9
東京営業所
滝清ビル5階
Tel:03-5829-9141
3
JA全農山形は4月 25 日、山形国際ホテルにおいて、
「信頼と魅力あるブランド産地づ
くり」、「果樹王国山形」から「園芸王国山形」への新たな拡大発展を遂げることを目的に
園芸拡大推進大会を開催しました。
生産者・JA代表者・卸売市場関係者ら総勢 230 名が参集した今大会では、主催者を代
表し長澤豊全農山形運営委員会会長が「農業を取り巻く環境が年々厳しくなっている今、
生産者と関係機関が一体となり、現場力の発揮と消費宣伝活動の強化により、果物王国山
形から園芸王国山形へ向け取り組んでいく」と挨拶。来賓を代表し吉村美栄子山形県知事
の祝辞の後、鈴木県本部長の大会宣言の採択、三原勝山形県JA園芸振興協議会会長によ
る大会スローガン唱和が行われ、園芸事業の拡大へ向け結集がはかられました。
4
また、山形の在来作物をテーマに制作された映画「よみがえり
のレシピ」の製作委員会会長であり、済生会山形済生病院栄養部
管理栄養士の岡田まさえ氏より、
「おいしく豊かな山形の食文化か
ら」と題した記念講演があり、山形の食文化や食の大切さについ
て知識を深めました。
水 稲 品 目 紹 介
今回は、5月∼6月上旬にかけて使用されます水稲場面の新規品目ならびに県本部で
推奨いたします薬剤(箱施用剤、除草剤)についてご紹介いたしますので、現場の指導
のご参考にしていただければと存じます。
なお、3月にご紹介させていただきました内容と重複する薬剤もございますが、再確認の意味も込めましてご一読をお願いいたし
ます。
5
1.水稲箱施用剤
1.
Drオリゼプリンスアドマイヤー粒剤
前回ご紹介させていただきました殺菌・殺虫混合剤の箱施用剤になります。
いもち病対策として、耐性菌のリスクが極めて少ない抵抗性誘導剤【Drオリゼ】
に、幅広い害虫に効果があり、とくに水稲初期害虫の「イネドロオイムシ(抵抗性含む)」
「イネミズゾウムシ」に対して高い評価がある【アドマイヤー】と、箱施用剤の殺虫成の
中で「イナゴ類」に効果を示す【プリンス】を組み合わせた箱施用剤になります。
今回『イナゴ類』に適用拡大になり、ますます使いやすい薬剤となりましたので、
現場の一般米栽培において各種害虫で困っておられる圃場があればご紹介をお願い
いたします。なお、平成 25 年県指針にも採用となっておる薬剤になります。
イナゴ類に適用拡大に
なりました!!
【適用病害虫および登録内容】
作物名
稲
(箱育苗)
適用病害虫名
使用量
使用時期
いもち病
イネドロオイムシ
イネミズゾウムシ
育苗箱
ツマグロヨコバイ (30×60×
移植2日前~
ウンカ類
3cm、使用土 移植当日
ニカメイチュウ
壌約5L)
コブノメイガ
1箱当り50g
イネツトムシ
イミダクロプリド フィプロニルを プロベナゾール
本剤の
使用方法 を含む農薬の 含む農薬の総 を含む農薬の
使用回数
総使用回数 使用回数 総使用回数
1回
3回以内
育苗箱の (移植時までの
苗の上から 処理は1回以
均一に散 内、本田での
布する。 散布は2回以
内)
1回
2回以内
(育苗箱への
処理及び側条
施用は合計1
回以内)
イナゴ類
イナゴ類に対する防除効果 山形県農業総合研究センター水田試験場
20回振りすくい取り虫数
140
120
100
80
60
40
20
0
移植53日後(7月10日)
移植62日後(7月19日)
Dr.オリゼプリンスアドマイヤー粒剤
A剤
品 種 :はえぬき
発生状況:中発生
は 種 日:4 月 18 日
移 植 日:5 月 18 日
処 理 日:5 月 18 日(移植当日)
処 理 量:50g/箱
調査方法:20 回振りすくい取り
虫数を調査
無処理
6
スタウトダントツ箱粒剤
【
有効成分:[殺菌成分]イソチアニル…2.0%
[殺虫成分]クロチアニジン…1.5% 】
近年登録がとれました新規いもち病対策剤【スタウト:抵抗性誘導剤】に、イナゴ類以外の
各種害虫に効果のある汎用性の高い殺虫剤【ダントツ】を組み合わせた薬剤になります。
本剤は1剤で「は種前∼移植当日」まで使用できる使い勝手のいい薬剤となっており、
平成 25 年県指針に採用されておる薬剤になります。
【適用病害虫および登録内容】
平成 24 年 11 月7日現在
作物名
適用病害虫名
いもち病
白葉枯病
もみ枯細菌病
穂枯れ
(ごま葉枯病菌)
内穎褐変病
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ウンカ類
ツマグロヨコバイ
稲
(箱育苗) ★フタオビコヤガ
★ニカメイチュウ
★イネヒメハモグリバ
エ
苗腐敗症
(もみ枯細菌病菌)
使用量
使用時期
本剤の
使用
回数
クロチアニジン
を含む農薬の
総使用回数
イソチアニル
を含む農薬の
総使用回数
育苗箱の
上から均
一に散布
する。
は種時
(覆土前)∼
移植当日
育苗箱
(30×60×3cm、
使用土壌約 5L)
1 箱当り 50g
使用方法
は種前
1回
移植 3 日前∼
移植当日
は種時
(覆土前)
は種前
4回以内
育苗箱の床土
3回以内
(移植時までの
又は覆土に均
(移植時まで
一に混和する 処理は1回以内、
の処理は
本田での散布、
1回以内、
空中散布、
本田では
無人ヘリ散布は
2回以内)
合計3回以内)
育苗箱の上か
ら均一に散布
する。
育苗箱の床土
又は覆土に均
一に混和する
★:殺虫成分の含有量が多い『スタウトダントツ箱粒剤』のみの登録になります。『スタウトダントツ箱粒剤 08』では防除が期待できません。
[スタウトダントツ剤を取り扱う際の注意事項]
スタウトダントツ箱粒剤は、殺虫成分の含有量が異なる「スタウトダントツ箱粒剤(県指針採用)」と
「スタウトダントツ箱粒剤 08(県指針未採用)」の2種類があります。
殺虫成分の含有量が多く防除できる害虫の種類が多いのは「スタウトダントツ箱粒剤(県指針採用)」に
なりますので、薬剤を取り扱う際はご注意ください。
『有効成分の違い』
・スタウトダントツ箱粒剤 ・・・・[殺虫成分]クロチアニジン・・・・・1.5%
・スタウトダントツ箱粒剤 08・・・[殺虫成分]クロチアニジン・・・・・0.8%
7
2.水稲除草剤
つづいて、水稲除草剤についてご紹介いたします。昨年は、東北全域で残草が問題と
なる雑草の発生が多い年であり、その対策として除草剤の『体系防除』という防除方法
が見直されております。
今回はJAグループとして体系防除に提案できる剤についてご紹介いたします。
※病害・害虫同様に、雑草も抵抗性が発達することから、病害虫防除だけでなく雑草防
除においても薬剤のローテーション防除を行い、抵抗性雑草の発達リスクをなくすこと
も雑草防除における重要なポイントになります。
(1)初期除草剤
フロアブル
1キロ粒剤
ノビエ、ホタルイ、アゼナ類、コナギ等に高い効果!
主要な水田雑草を
しっかり抑えます!
体系処理で水田雑草をより効果的に、しっかり防除!
体系処理で
高い効果!
濁り水でも
安定した効果!
土壌吸着が強いため、安定した処理層を形成!
田植同時で
らくらく散布!
田植同時処理も可能!
【適用雑草の範囲および使用方法】 (東北地方抜粋)
作物名
適用雑草名
使用時期
適用土壌
使用量
総使用回数
使用方法
田植同時散布機
で施用
本剤 1回
ペントキサゾン 2回
1キロ粒剤:
湛水散布
移植時
移植
水稲
水田
一年生雑草
植代後~移植前7日
及び
または
マツバイ
移植直後~ノビエ1葉期
ホタルイ
但し、移植後30日まで
砂壌土
~
埴土
1キロ粒剤:
1kg/10a
フロアブル:
500ml/10a
フロアブル:
原液湛水散布
【メテオ剤の効果】 (SU抵抗性雑草)
●SU抵抗性イヌホタルイ
発生前処理
子葉期処理
常用薬量
常用薬量
1/2薬量
1/2薬量
100
100
除
草 90
効
果 80
程
度
70
%
60
60
(
(
除
草 90
効
果 80
程
度
70
%
)
)
8
50
50
メテオフロアブル
A剤
B剤
C剤
D剤
メテオフロアブル
A剤
B剤
C剤
D剤
特 長
◆ 1成分の水稲用
・初期除草剤!
除草剤!
1成分の水稲用・初期
一発剤・中期剤との体系で使用する初期除草剤です。
1成分でノビエ、カヤツリグサ、コナギ、アゼナ等をはじめとする水田一年生雑草に対して
優れた残効性を伴った雑草活性を示し、なおかつ水稲に対する安全性が高い除草剤です。
◆ 安定した除草効果!
ペントキサゾンは水溶解度が低く、比較的土壌吸着性が強いため、
土壌移行性が少なく、土壌表層に安定した処理層を形成します。
土性や気象条件、水の動き等による影響を受けにくいため、
効果変動が比較的少なく、安定した除草効果を発揮します。
代かき直後の濁り水に処理をしても、効果変動はありません。
◆ 田植同時処理ができます!
水稲に対しての安全性が高いので、田植同時処理もできます。
[参考] 雑草種別 効果
表示基準 : ◎ 0‐10%、○
10%、○ 11‐
11‐20%、△
20%、△ 21‐
21‐40%、
40%、 × 殆ど効果なし
供試
薬剤
対象
雑草
ノビエ
コナギ
アゼナ
ヘラ
オモダカ
ホタルイ
フロアブル
発生前
発生始
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
△
1キロ粒剤
発生前
発生始
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
△
○
△
適用雑草と使用方法
ペントキサゾンを含む農薬の総使用回数 : 2回以内
: 平成24年8月登録変更
作物名
適用雑草名
使用時期
適用土壌
使用量
田植同時
散布機で施用
移植時
移植
水稲
作物名
水田一年生雑草
及び
マツバイ
適用雑草名
植代後~移植前7日
または
移植直後~ノビエ発生始期
ただし、移植後30日まで
使用時期
砂壌土
~埴土
1kg/10a
湛水散布
適用土壌
使用量
水田一年生雑草
及び
マツバイ
植代後~移植前7日
または
移植直後~ノビエ発生始期
ただし、移植後30日まで
使用方法
田植同時
散布機で施用
移植時
移植
水稲
使用方法
砂壌土
~埴土
500mL
/10a
原液湛水散布
又は水口施用
9
(2)一発処理除草剤
シ
シリ
リウ
ウス
スエ
エグ
グザ
ザ1
1キ
キロ
ロ粒
粒剤
剤・・ジ
ジャ
ャン
ンボ
ボ・・顆
顆粒
粒水
水和
和剤
剤(((444成成成分分分配配配合合合しししたたた一一一発発発処処処理理理除除除草草草剤剤剤)))
【 特 長 】
・既に発生しているノビエに強い「ピラクロニル」とノビエの発生を長く抑える「オキサジクロメホン」の2成分を
配合しており、ダブルの効果で 2.5 葉期までのノビエを叩きます。
・「ベンゾビシクロン」と相乗効果のある「ピラクロニル」との組合わせにより、県内でも問題となるホタルイや
コナギ等の雑草に卓効を示します。
・クログワイ等の難防除雑草(多年生雑草)に効果が高いとされるSU成分「ピラゾスルフロンエチル」を配合
し、様々な深さから発生してくる多年生雑草も、長期間抑えます。
・「田植同時処理(移植時)」でも使用可能で、使用できる幅も広く使いやすい剤となっております。
【登録内容】
適
用
作
物
適用 雑草名
使用時 期
適用 土壌
剤 型・ 使用 量
総使用 回数
田 植同時
散布機 で
施用
移 植時
移
植
水
稲
水 田一年 生雑草
及 び、
マ ツバ イ
ホ タ ルイ
ウ リ カワ
ミズガ ヤツ リ
ヘ ラ オ モ ダカ
ヒ ルムシ ロ
セリ
オ モ ダカ
クロ グワイ
ア オ ミドロ・ 藻類 に よる
表 層はく 離
砂壌土 ~埴土
移植 直後~
ノ ビエ 2. 5葉 期
た だ し、
移 植後
3 0 日ま で
壌 土~埴 土
砂壌土 ~埴土
1 キ ロ粒剤:
1 kg /1 0 a
ジャ ン ボ :
小 包装 (パ ック )
1 0個 (3 0 0g ) /1 0 a
顆 粒:
薬 量 8 0g /1 0 a
希釈 水量 50 0 ml/1 0 a
顆 粒:
8 0g /1 0 a
使 用方法
本剤 :
1回
オ キサシ ゙クロメホ ン剤 :
2 回以 内
ピラクロニル 剤:
2 回以 内
ピラソ ゙ス ル フロンエ チル 剤:
1回
ヘ ゙ン ゾビシ クロン剤:
2 回以 内
湛 水散布
水田 に 小包 装
(パ ック ) のま ま
投 げ入れ る
湛 水散布
顆粒
水 口施用
10
販売から2~3年が経過いたしておりますが、系統独自の低成分(2成分)一発処理除草剤につきまして
も、引き続きご愛用のほどよろしくお願い申しあげます。
<テフリルトリオン剤>
① エーワン剤・・・〔オキサジクロメホン
+ テフリルトリオン〕 『剤型:粒剤・フロアブル・ジャンボ』
ノビエに対し低薬量で長い残効性を有する【オキサジクロメホン】とSU抵抗性
雑草を含む広葉雑草およびイボクサ・クサネムなどの畦畔侵入雑草に効果の
ある新規有効成分【テフリルトリオン】を配合した一発処理除草剤。
使用時期【移植後5日~ノビエ2.5葉期】になります。
また、粒剤で直播登録〔稲1葉~ノビエ2.5葉期〕を取得しております。
② ゲットスター剤・・・〔ピラクロニル+テフリルトリオン〕
『剤型:粒剤・フロアブル・ジャンボ・顆粒』
ノビエおよび近年問題となっているオモダカ、コナギ等に効果のあるノビエ剤
【ピラクロニル】に新規有効成分【テフリルトリオン】を配合した一発処理除草剤。
※ピラクロニルとテフリルトリオンは相性がよくノビエに対して相乗効果がある。
使用時期【移植後5日~ノビエ2.5葉期】になります。
また、粒剤で直播登録〔稲1葉~ノビエ2.5葉期〕を取得しております。
<ピリミスルファン剤>
ヤイバ剤・・・〔フェントラザミド+ピリミスルファン〕
『剤型:粒剤・豆つぶ・ジャンボ』
ノビエおよびアゼナ等に安定した効果のあるノビエ剤 【フェントラザミド゙】に、
新規有効成分【ピリミスルファン】を配合した一発処理除草剤。移植時(田植同
時)から使用が可能であり、2成分でノビエを抑えることから、ノビエ3葉期までの
防除が可能。また、メーカー独自の「ハイブリットリリース技術」により、均一に有効
成分が拡散される製剤となっています。
使用時期:粒剤 【移植時(田植同時)・移植直後~ノビエ3葉期】
豆つぶ・ジャンボ 【 移植後3日~ノビエ3葉期 】
参考:新しい散布技術 【豆つぶ剤】・・ジャンボ剤よりも効果が安定した省力化剤になります。
フロアブルのような畦畔手振り処理から、遠くに飛ばせるひしゃく散布、動力機散布とニーズに合わせて
防除ができる新しい散布技術になります。
~豆つぶ剤の優れた拡散性の仕組み~
浮遊性担体
水面浮遊
有効成分
崩壊分散
*製品により、色、形等の概観は異なります。
成分の拡散
薄膜形成
11
<プロピリスルフロン剤>
ビクトリーZ剤・・・〔ピラクロニル+プロピリスルフロン〕
『剤型:粒剤・フロアブル・ジャンボ』
ノビエおよびオモダカ、コナギなどに高い効果のあるヒエ剤【ピラクロニル】
にSU抵抗性雑草を含む広葉雑草に効果のある新規SU成分【プロピリスル
フロン】を配合した一発処理除草剤。
使用時期:粒剤【移植時・移植直後~ノビエ3葉期】
フロアブル・ジャンボ【移植後5日~ノビエ3葉期】
<直播で使用できる新規除草剤>
平成 25 年県指針にて採用となりました直播用の体系防除 除草剤をご紹介いたします。
プレキープフロアブル・・・〔ピラゾキシフェン+ベンゾビシクロン〕
【特長】
・非SU系の2成分初期除草剤になり、SU抵抗性
雑草(アゼナ、ホタルイ、コナギ等)にも効果があります。
・水稲に対する安全性が高く、湛水直播栽培の「は種前」
、
「は種時」、
「は種直後」で使用できます
12
(3)新規中期除草剤
最後に、系統独自の新規品目中期剤についてご紹介いたしますので、今後の体系防除
薬剤の一つとしてご愛用いただければと存じます。よろしくお願いします。
1キロ粒剤
農林水産省登録 第22903号 有効成分:ペノキススラム 0.30% シメトリン 4.5% MCPBエチル 2.4%
「ペノキススラム」「シメトリン」「MCPB」の殺草作用の異なる3成分に
より、一年生から多年生まで広範囲の水田雑草に高い効果を示します 。
(日植調普及適用性試験申請書より一部抜粋・編集)
広
葉
マ
ツ
バ
イ
ホ
タ
ル
イ
ミ
ズ
ガ
ヤ
ツ
リ
ウ
リ
カ
ワ
ア
オ
ミ
ド
ロ
◎
◎
◎
◎
◎~○
◎
ー
○
○
○
△
◎
○
○
△
○
○
◎
◎
○
△
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
ノ
ビ
エ
カ
ヤ
ツ
リ
グ
サ
コ
ナ
ギ
ペノキススラム
◎
◎
MCPB
△
シメトリン
雑草名
有効成分
薬剤名
※除草効果:◎極大 ○大 △中 ×小
作物名
移植
水稲
適用雑草名
水田一年生雑草及び
マツバイ、ホタルイ
ウリカワ、ミズガヤツリ
ヘラオモダカ、オモダカ
ヒルムシロ
アオミドロ・藻類による
表層はく離
使用時期
移植後15日~
ノビエ3.5葉期
但し、
収穫60日前
まで
適用土壌
砂壌土
~
埴土
使用量
総使用回数
本剤
シメトリン
1kg/10a
ペノキススラム
MCPB
使用方法
1回
2回
湛水散布
2回
2回
13
JAグループがお奨めする大型規格商品
~コスト低減にチャレンジ~
大型規格にすることで
通常規格(ここでは1㎏)
に換算した際のコスト
低減がはかれる担い手
向け商品です。
ドーン!!と
1㎏
10 ㎏
ソルネット・ベクサー剤
ゲットスター剤
ヤイバ・トップガン剤
主な大型規格
ラインナップ
(箱剤・除草剤)
各種ブイゲット剤
各種 Dr.オリゼ剤
シリウス剤
エーワン剤
バッチリ剤
※ 今回紹介しました薬剤の他にも大型規格を取り揃えてございますので、気になる
商品がございましたら、県本部までお問い合わせいただければと存じます。 14
発行元
JA全農山形 農業支援統括部
営農・TAC推進課
TEL023-634-8134
FAX023-634-8301
15
Fly UP