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(研究の進捗状況)(PDF - MIAST 未来医療プロジェクト

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(研究の進捗状況)(PDF - MIAST 未来医療プロジェクト
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
研究進捗状況報告書の概要
1 研究プロジェクト
学校法人名
岩手医科大学
研究プロジェクト名
研究観点
大学名
岩手医科大学
低侵襲医療実現のための患部ターゲティング医療開発研究プロジェ
クト
研究拠点を形成する研究
2 研究プロジェクトの目的・意義及び計画の概要
近未来の医療技術開発において、癌の治療法の確立と幹細胞を利用した再生医療技術
の実用化が最も重要視されている。そして、これらの医療技術開発に共通して必要なのは、
腫瘍組織や組織修復・再生を必要とする臓器・組織のみを治療の対象としうる患部ターゲティ
ング医療の開発であり、本研究ではこの実現を最大の目的とする。そこで今回、自然治癒機
構として成体内で働く体性幹細胞の腫瘍ないし損傷組織への集積メカニズムを解明し、この
研究成果を腫瘍あるいは損傷組織に限局して薬物や幹細胞をデリバリーするターゲティング
療法の開発に応用する。一方、体性幹細胞が有する癌化回避メカニズムを明らかにし、今ま
で不可能とされてきた癌化を回避した安全な幹細胞利用技術を確立する。本研究拠点形成
の最大の特色は、これまで異種とされてきた癌研究と幹細胞研究を表裏一体的に捉えて同時
進行し、お互いの研究成果を相乗的に働かせることにより発展的・革新的な治療法の開発を
狙う点にある。
3 研究プロジェクトの進捗及び成果の概要
本プロジェクトの推進にあたり、新規抗がん薬のスクリーニング、修復・再生医療の開発から臨床試
験まで、幅広い研究テーマを一貫して遂行する必要が生じた。そこで、医歯薬学部の3学部連携によ
る学部・講座・部門横断的な研究組織、未来医療プロジェクト(Medical Innovation by Advanced
Science and Technology: MIAST)を構築し、以下の研究課題を推進した。
1. 低侵襲・効率的ながん治療法開発を目的とした医歯薬連携トランスレーショナルリサーチ
 オミックス解析に基づいた,薬剤反応性予測法の開発とテイラーメイド型の抗ガン剤投与臨床試
験研究
 内視鏡手術の低侵襲化とナビゲーションサージェリーディバイスの開発研究
 新規がん分子標的薬のスクリーニングと、ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発
 エピゲノム情報に基づく前癌病変のスクリーニング/がん予防法の開発研究
 がん幹細胞における多能性維持関連蛋白質の翻訳後修飾の解析と、その制御法の開発研究
 キャンサーニッチ環境の維持に関する分子機構の解明と、がん幹細胞を標的とした創薬研究
2. 外科的侵襲を回避した安全な組織修復再生医療を可能にする体性幹細胞応用技術の開発研究
 赤色蛍光マウス由来骨髄間葉系幹細胞の修復・再生組織へのホーミング機構解析とそのイメー
ジング技術の開発
 幹細胞高親和性材料の開発研究
研究開始1年で東日本大震災に見舞われた。一部の課題は、ゼロベースでの研究再会を余儀なく
させられたが、研究者の不断の努力により、臨床応用可能な新規治療/診断法や新たな分子標的治
療薬のシーズも複数生まれた。研究は概ね堅調に推移している。
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
平成 22 年度選定「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」
研究進捗状況報告書
1 学校法人名
岩手医科大学
2 大学名
岩手医科大学
3 研究組織名
医学研究科・歯学研究科・医歯薬総合研究所
4 プロジェクト所在地
岩手県矢巾町、盛岡市
5 研究プロジェクト名
低侵襲医療実現のための患部ターゲティング医療開発研究プロジェク
ト
6 研究観点
研究拠点を形成する研究
7 研究代表者
研究代表者名
所属部局名
職名
鈴木 一幸
医学部
教授
8 プロジェクト参加研究者数
9 該当審査区分
45
理工・情報
名
生物・医歯
人文・社会
10 研究プロジェクトに参加する主な研究者
研究者名
鈴木 一幸
菅井 有
若林 剛
西塚 哲
杉山 徹
所属・職名
プロジェクトでの研究課題
医学部・教
授
医学部・教
授
医学部・教
授
TR 教 育 プ ロ グ ラ ム の 開
発・深化研究
がん微小環境制御による
新規制癌療法の開発研究
新規内視鏡ディバイスの
開発研究
薬剤反応性関連オミックス
医学部・講 解析に基づいたテイラーメ
師
イド型がん治療臨床試験
の実施研究
薬剤反応性関連オミックス
医学部・教 解析に基づいたテイラーメ
授
イド型がん治療臨床試験
の実施研究
前沢 千早
医学部・教 がん微小環境制御による
授
新規制癌療法の解析研究
野中 孝昌
薬学部・教 がん微小環境制御による
授
新規制癌療法の解析研究
プロジェクトでの役割
研究の統括・TR 教育プロ
グラムの作成
前癌病変におけるエピゲノ
ム解析
低侵襲がん治療の開発
次世代シークセンサー・逆
相プロテインアレイを用い
た薬剤選択法の開発
オミックス解析を応用した
臨床試験のデザイン
多能性維持関連蛋白質の
翻訳後修飾の解析とその
効率的な制御方法の開発
構造解析に基づいた多能
性維持関連蛋白質の制御
分子の予測とスクリーニング
(様式1)
プロジェクト番号
中西 真弓
薬学部・准 がん微小環境制御による
教授
新規制癌療法の解析研究
上原 至雅
薬学部・教 がん微小環境制御による
授
新規制癌療法の解析研究
石崎 明
佐原 資謹
木村 重信
平 雅之
二井 將光
佐塚 泰之
小澤 正吾
駒野 宏人
前田 正知
(共同研究機関等)
大塚 正人
S1001001
がん細胞のイオン環境制
御による効率的な制ガン
剤投与・転移抑制法の開
発
キャンサーニッチ・足場非
依存性増殖制御分子のス
クリーニング
MSC の増殖・分化制御に
よる癌化のない組織修復・
再生技術の確立
脳内への幹細胞集積技術
確立
患部に特定した薬物デリ
バリー技術確立のための
基盤形成
体性幹細胞(MSC)のニッ
歯学部・教
チ細胞による増殖・分化制
授
御機構の解明
歯学部・教 体性幹細胞(MSC)の脳内
授
集積メカニズムの解明
体性幹細胞(MSC)の炎症
歯学部・教
組織への集積メカニズム
授
の解明
細胞治療用の封入足場材
歯学部・准
外科的侵襲の少ない組織
料および薬剤徐放用担体
教授
修復・再生療法の確立
の開発研究
硬組織に特定した幹細胞
薬学部・教 体性幹細胞(MSC)による
集積技術確立のための基
授
骨代謝制御機構の解明
盤形成
体性幹細胞(MSC)を利用
薬学部・教
特定臓器を 対象とし た薬
したドラッグデリバリー技
授
物療法の開発
術開発研究
エピジェネティックな幹細 エピジェネティックな制御に
薬学部・教
胞増殖・分化調節機構の よる幹細胞癌化抑制技術
授
解明
の確立
体性幹細胞(MSC)を利用
薬学部・教
脳内へのドラッグデリバリ
したドラッグデリバリー技
授
ー技術の確立
術開発研究
転写因子制御による幹細 転写因子制御による幹細
薬学部・教
胞増殖・分化制御機構の 胞増殖・分化制御機構の
授
解明
解明
東海大学・ 体性幹細胞(MSC)の体内 赤色蛍光強発現 TG マウ
助教
各所集積先の特定
スの開発ならびに供与
<研究者の変更状況(研究代表者を含む)>
旧
プロジェクトでの研究課題
所属・職名
体 性 幹 細 胞 ( MSC ) の
炎症組織での増殖・分 歯学部・教授
化調節機構の解明
(変更の時期:平成 22 年 5 月 31 日)
研究者氏名
プロジェクトでの役割
吉田 康夫
患部に特定した幹細胞
集積技術確立のための
基盤形成
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
新
変更前の所属・職名
変更(就任)後の所属・職名
研究者氏名
プロジェクトでの役割
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
11 研究進捗状況(※ 5枚以内で作成)
(1)研究プロジェクトの目的・意義及び計画の概要
近未来の医療技術開発において、低侵襲ながん治療法の確立と幹細胞を利用した組織修復・再生
医療技術の実用化は、最も重要視されている領域である。がん治療法の開発では、新規薬剤による分
子標的治療法が次々と開発されているが、いずれもがん細胞ないしがん組織への特異度は依然として
低く、深刻な副作用の発生する可能性もある。一方、幹細胞を応用した組織修復・再生医療に関して
は、外科処置なく患部組織に幹細胞を集積できれば、治療時の患者の負担を大幅に軽減できる。これ
らの問題を回避するためには、腫瘍組織や組織修復・再生を必要とする臓器・組織のみを治療の対象
としうる、患部ターゲティング医療の開発が必要であり、本研究では、自然治癒機構として働く体性幹
細胞の患部への特異的集積・修復・再生能力に着目し、これらの能力発現メカニズムを分子レベルで
明らかにする。次いで、分子レベルの研究成果を基盤として、特定の臓器・組織のみを治療の対象とし
うる組織修復・再生医療や腫瘍組織に限局した薬物療法を可能とする患部ターゲティング医療の開発
を最大の目的とする。さらに、新規抗がん薬のスクリーニングや、適切なバイオマーカー選択による、抗
がん薬の毒性軽減、がん幹細胞を標的とした新規治療法の開発を行い、低侵襲未来医療の実践を目
指す。
(2)研究組織
本プロジェクトの遂行にあたり、細胞分子メカニズムの解明から材料・薬剤開発まで一貫して遂行可
能な幅広い研究体制が必要になった。そこで、本学医学部、歯学部のハイテク/オープンリサーチプロ
ジェクトで個別に行われていた研究組織を改組・融合し、新設薬学部の研究者を加えて新たな学部・
講座・部門横断的な研究体制からなる、未来医療プロジェクト(Medical Innovation by Advanced
Science and Technology: MIAST)を組織した。研究プロジェクト内に、以下の 2 つの研究テーマに関し
て横断的研究グループを編成した。
1. 低侵襲・効率的ながん治療法開発を目的とした医歯薬連携トランスレーショナルリサーチ(前沢、
菅井、若林、杉山、西塚、鈴木、上原、中西、他)
 革新的がん治療:臨床研究グループ
 革新的がん治療:前臨床研究グループ
2. 外科的侵襲を回避した安全な組織修復・再生医療を可能にする体性幹細胞応用技術の開発研
究(石崎、佐原、木村、平、二井、佐塚、小澤、駒野、他)
 赤色蛍光マウス由来骨髄細胞ホーミング機構解析グループ
 骨髄細胞ホーミングのイメージング技術開発グループ
 幹細胞高親和性材料開発グループ
申請時の主な研究者に、若手中心の実務研究者であるプロジェクト推進委員を加えて、月例のプロ
ジェクト推進委員会、セミナーを開催し、研究進捗状況の検討、情報意見交換、サブプロジェクト間の
補完体制などを討議した。必要性に応じて新たな研究者の招聘、外部機関の協力・支援を得て共同
研究を行うために柔軟な研究体制を組み、研究推進力の向上を図った。また、研究の進捗状況に応じ
た研究費の傾斜配分や、新規研究課題をコンペティションによって選ぶなど、研究活動の活性化を図
った。新規導入機器については、学内説明会や試薬の共同購入によって円滑・活発な利用に努め
た。
若手研究者への対応として、ポストドクターの採用(5 名)や大学自己資金による萌芽研究費の支出
(800-900 万円/年)を行った。さらに、多数(16 名)の学院生のプロジェクト参加を呼びかけ、プロジェク
ト関連の学位論文も出版あるいは投稿中となっている。
(3)研究施設・設備等
以下の研究設備等を新規導入または継続利用し、研究を推進した。
新規導入設備
1. 次世代シーケンサシステム(利用時間数:21.3 時間/週、使用者数:1,280 人)
2. 複合タンパク質解析システム(利用時間数:9.6 時間/週、使用者数:210 人)
3. 網羅的遺伝子発現解析装置(利用時間数:0.7 時間/週、使用者数:47 人)
4. シングルセル回収システム(利用時間数:0.7 時間/週、使用者数:56 人)
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
継続利用補助対象設備
5. 高感度プロテインシーケンサ―システム(利用時間数:6.1 時間/週、使用者数:734 人)
6. X 線光電子分析装置(利用時間数:2 時間/週、使用者数:245 人)
7. 飛行時間型質量測定システム(利用時間数:0.5 時間/週、使用者数:64 人)
8. マイクロフォーカス X 線 CT システム(利用時間数:1.9 時間/週、使用者数:192 人)
9. 蛍光相関分光顕微鏡システム(利用時間数:2.4 時間/週、使用者数:286 人)
10.全自動低温保存システム(利用時間数:24 時間/日、検体数:21 件/週)
11.ABI PRISM 3100-Avant ジェネティックアナライザー(利用時間数:14.3 時間/週、使用者数:1,727 人)
12.ラボラトリーオートメーションシステム(利用時間数:0.1 時間/週、使用者数:12 人)
13.イオントラップ型質量分析装置(利用時間数:2.1 時間/週、使用者数:254 人)
14.リアルタイム細胞内シグナリング測定システム(利用時間数:3.7 時間/週、使用者数:449 人)
(4)進捗状況・研究成果等 ※下記、13及び14に対応する成果には下線及び*を付すこと。
<現在までの進捗状況及び達成度>
東日本大震災、その後の度重なる余震、さらに電力制限は、細胞等のリソースの喪失や新規設備導
入の遅れ(半年程度)を招き、一部のテーマでは研究の遂行に大きな支障を来した。研究期間のほぼ
真ん中で、本プロジェクトの主要テーマである mesenchymal stem cell (MSC)やがん幹細胞様細胞が
失われたことにより、研究計画のゼロベースでの見直しを迫られた部分もあった。これらの研究の進捗
状況には、一部芳しくない部分もある。しかし、研究者の努力により一定の成果が挙げられた。
尚、研究時間・リソース のロスのために 、論文公表には至っ ていない 研究成果については 、
sbumiited data、あるいは未発表の断り書きを記した上で、本報告書に記載した。
1. 低侵襲・効率的ながん治療法開発を目的とした医歯薬連携トランスレーショナルリサーチ
 革新的がん治療:臨床研究グループ
① オミックス解析に基づいた,薬剤反応性予測法の開発とテイラーメイド型の抗ガン剤投与臨床試
験研究
独自に開発した蛋白アレイの網羅的解析(ライセートアレイ)を用いて、抗癌剤反応タンパク質が機
能的なグループとして変動することを明らかにした*1。cDNA マイクロアレイの発現解析と合わせて、消
化器癌の 5-FU の効果予測に NF-B の動態が有効である事を明らかにし、新規バイオマーカーとなり
得る可能性を示した*1。また、卵巣癌では TUBB3 や ABCF2 等の複数のマーカーが、抗がん薬(タキサ
ン・シスプラチン)の感受性予測に有用である事も明らかにした*2,3。悪性黒色腫では、タキサン系抗が
ん薬に対する感受性に BCL2 遺伝子の発現が関与し、BH-3 阻害薬である ABT-737 (新規分子標的
治療薬)の併用で、殺細胞効果を向上させ、毒性軽減の可能性が示唆された*4。肝癌、口腔癌、軟部
腫瘍などでも、化学療法への感受性・治療効果の予測に有用なバイオマーカーの同定に至った *5。次
世代シークエンサーによる網羅的解析で、悪性黒色腫の 15%程度で KEAP1 のフレームシフト変異の
hot spot を見い出した。この不活化は抗がん薬の感受性を低下させることも明らかにした(submitted
data)。
<選定時の留意事項>に従い、卵巣癌などの婦人科系腫瘍および消化器癌の抗がん薬治療に係
る多施設共同臨床試験に参加し、多くの臨床データの蓄積が可能になった*6。またこれらの臨床試験
で、本プロジェクトで見出したバイオマーカーを前向きに解析している。
<自己評価による達成度>設備導入の遅れもあったが、複数の悪性腫瘍で網羅的解析手法によ
る、抗がん薬感受性関連遺伝子が同定できた。達成度は 100%である。
② 内視鏡手術の低侵襲化とナビゲーションサージェリー関連ディバイスの開発研究
本研究プロジェクト中で低侵襲医療の実践に関しては手術手技・器具の改良が、最も直接的に患者
の利益に貢献している。シングルポートによる腹腔鏡手術*7 や、肝移移植時のドナー肝の腹腔鏡摘出
術では世界屈指の実施施設となった*8。しかし、本研究プロジェクトで開発を目指していた、360 度展開
可能なジャイロ型の内視鏡手術関連ディバイスは、提携予定であったオリンパスの経営状況の悪化も
あり、現在中断している。
<自己点検評価による達成度>手術手技・器具の改良関する論文成果はあがっているが、新規デ
ィバイスの開発が中断していることもあり、達成度は 75%程度である。
 革新的がん治療:前臨床研究グループ
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
① 新規がん分子標的薬のスクリーニングとドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発
ゼブラフィッシュ胚の眼形成不全モデルを用いて、Wnt/β-catenin 経路阻害剤のスクリーニング法を
確立し、独自の化合物ライブラリー(SCADS 標準阻害剤キット)から *9 、geranylgeranyltransferase
(GGTase)阻害剤が有効である事を明らかにした。また、HeLa 融合がん細胞株のスクリーニング系を
用いて、約 300 種の化合物ライブラリーから、新規 GLUT1・GLUT3 発現阻害薬を同定した*10。DDS の
開発研究では、免疫系による捕捉を回避可能な polyethyleneglycol (PEG)修飾リポソームに、新たに細
胞親和性を付与した DDA リポソームを開発し、マウスの肝転移モデルでの集積性を示した(特許申請
予定)*11。
<自己評価による達成度>新規抗がん薬のスクリーニングシステムの開発と、候補化合物の同定に至
っている。また、DDS の分野でも独自のリポソームの開発などが行われており、達成度 100%。
② エピゲノム情報に基づく前癌病変のスクリーニング、がん予防法の開発研究
各種消化器癌の前癌病変で複数のがん関遺伝子、miRNA のプロモーター領域に異常メチルが生
じており、発がんのリスクを高めていることが明らかとなった *12。次世代シークエンサーを用いた網羅的
解析研究は、設備の導入・稼働の遅れもあり、抗がん剤の感受性に係る研究を優先させたことで遅れ
は出ているものの、興味ある遺伝子領域の特定に至っている。<選定時の留意事項>に従い、エピゲ
ノム解析を海外を含めた多施設共同で行い、研究の進捗を加速させることができた。
<自己評価による達成度>個別遺伝子領域のエピゲノム解析では、発がん、がんの生物学的特性に
係る遺伝子の特定に至っており、申請時計画よりも多くのデータが蓄積されている。達成度は 100%。
③ がん幹細胞における多能性維持関連蛋白質の翻訳後修飾の解析とその制御法の解析
④ キャンサーニッチ環境の維持に関する分子機構の解明とがん幹細胞を標的とした創薬研究
多能性関連転写因子の翻訳後修飾に関しては、NACC1 の新規リン酸化部位、SUMO 化部位を特
定した*13。これらの翻訳後修飾は、がん細胞のセネッセンスおよび運動・浸潤・転移に密接に関与する
事を明らかにした*13。がんの浸潤・骨転移、キャンサーニッチの形成に関与する破骨細胞様の分化に
特徴的なチューブリンとリソソームの細胞内局在には、a3 を持つ V-ATPase が必須であることを明らか
にした*14。がん幹細胞とそのニッチ環境の in vitro モデルの作成を行った。モデルは、正常細胞(肺線
維芽細胞、メラノサイト)に遺伝子導入を行い、幹細胞表面マーカーによるセレクションで得られた、が
ん幹細胞様幹細胞肺線維芽細胞 (CSC-like cells)である。また、自立的 spheroid 形成がん細胞系を
用いたがん幹細胞様細胞を標的とした抗がん薬のスクリーニングも行っている。これらの遺伝子発現の
プロファイルがヒト悪性腫瘍中の CSC マーカー陽性細胞と極めて酷似した遺伝子発現プロファイル、あ
るいはエピゲノムを持つことを確認した(未発表)。
<自己評価による達成度>東日本大震災により、細胞リソースの再構築を行いゼロからの仕切り直し
になった。がん幹細胞様細胞を標的とした抗がん薬のスクリーニングには、約1年の遅れが生じてい
る。しかし、現在は基礎的検討も終了し、当初予定に比較して 75%の達成度である。多能性関連転写
因子の翻訳後修飾解析は、複合タンパク質解析システムの導入により劇的に改善し、複数の新規修
飾部位を容易に同定できたこともあり、100%の達成度である。
2. 外科的侵襲を回避した安全な組織修復・再生医療を可能にする体性幹細胞応用技術の開発研究
 赤色蛍光マウス由来骨髄細胞ホーミング機構解析グループ
赤色蛍光強発現マウス tdTomato の骨髄から間葉系幹細胞(MSC)の分離採取法を確立し、複数の
投与経路(腹腔内、尾静脈)で、深部各種臓器への生着を確認した。また、カイニン酸神経細胞死マウ
スモデルに於いて、経鼻脳内移行が可能である事を明らかにし、形態学的に神経細胞への分化傾向
を示すことを明らかにした*15。MSC から骨原生細胞系へ分化誘導を促す BMP-2(骨誘導サイトカイン)
が、顎骨組織の骨創傷治癒過程の初期に出現するマクロファージにおいても発現し、口腔インプラント
周囲での骨形成機序へ深く関与していることが示唆された*16。加えて、歯根膜由来の血管平滑筋細胞
や progenitor cell の培養・分化に及ぼす FGF、TGF-β の分子機構を明らかにした*17。また、歯芽・顎
骨再生に対する歯周病菌の影響を明らかにした*18。
肝炎・肝線維症での肝再生において、抗酸化ストレス転写因子 NRF2 の活性化物質であるカルシノ
ン酸が、EGFR/MAPK 活性化および PPAR-γ 不活化を介して肝細胞の脂肪化抑制、肝細胞の増殖
を誘導することで、肝再生の観点から有用である事を明らかにした*19。消化器疾患、肝不全臨床のグ
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
ループでは、急性肝不全患者の予劇症化予測式を考案した*20。
<自己評価による達成度>細胞リソースの喪失、設備導入の遅れもあったが、MSC の効率的な分
離法に引き続き、経鼻投与経路による脳組織再生への足がかりをつかんだ事は大きい。平成 23 年度
の研究計画で、骨髄由来の MSC 利用に着手する予定であったことを考えれば、脳内への経鼻 DDS
の可能性を示した点でも、75%程度の達成度と考える。
 骨髄細胞ホーミングのイメージング技術開発グループ
tdTomato から採取・移植した MSC の動態解析のために、リアルタイム in vivo イメージングシステム
(IVIS)を用いて撮像の条件・感度を検討し、既存の GFP TG マウス由来 MSC と比較した。tdTomato は、
皮下組織での撮像で GFP TG マウスに比較して優位な特定感度を有するものの、深部臓器への集積
の確認には蛍光強度の不足が明らかとなった(未発表)。IVIS での検出感度の向上のために、より透過
性の高い蛍光マウスが必要である。東海大、大塚正人氏との共同研究を加速させ、現在、近赤外蛍光
タンパクを利用したマウスを作成、基礎検討中である。
<自己評価による達成度>MSC の分離条件、傷害臓器への投与経路に係る基礎的検討は終了し
ているので、透過性の高い蛍光マウスの作出により動態解析は可能となる。50%程度の達成度である。
 幹細胞高親和性材料開発グループ
硬組織の修復・再生において、b-FGF(FIBLAST Spray500)を含有したナノアパタイト/コラーゲン複
合体が有効である事を明らかにした*21。また、同様の骨欠損モデルでは、BMP-2 の直接遺伝子導入
の有効性も明らかとなった*13。また顎骨の再生に重要なマクロファージ由来のサイトカインが各種金属
イオンで影響を受けることを明らかにした*22。
<自己評価による達成度>研究当初から複数の人工材料を試し、顎骨の補充には有効な人工材料
の同定に至っている点では評価できる。今後、これらの材料について MSC のホーミングとの親和性を
検討する段階に入っており、80%程度の達成度である。
上述の主要な研究テーマに加えて複数の診断、治療に係るシーズ研究が行われ、後述の特許等に
係る成果も複数出ている*23,24。
<特に優れた研究成果>
1.低侵襲・効率的ながん治療法開発を目的とした医歯薬連携トランスレーショナルリサーチ
消化器、婦人科系腫瘍や悪性黒色腫に於いて、各種抗がん薬(5-FU、タキサンや CDDP)の薬剤
感受性に係る新規バイオマーカーの同定に至った*1,2,3,5。また、悪性黒色腫においてリンパ腫などの造
血器腫瘍で臨床試験の行われている BH3 阻害分子標的薬(ABT-737)が微小管阻害薬の殺細胞効果
に相乗効果をもたらし、新規のテイラーメイド型の分子標的治療法となる可能性を示した*4。また、独自
の薬剤スクリーニング法(ゼブラフィッシュ胚の眼形成不全モデル:Wnt/β-catenin 系および HeLa 融
合がん細胞株:GLUT1・GLUT3 発現阻害薬)を用いて、複数のがん分子標的阻害薬候補であるリード
化合物の同定に至った*9,10。免疫系による捕捉を回避可能な独自のリポソームの開発に至った*11。前
癌病変部におけるエピゲノム異常の蓄積が、発がんのリスクを高めていることを明らかにした*12。多能
性維持関連転写因子の新たな翻訳後修飾部位の同定に至り、がんの浸潤転移やがん幹細胞の薬剤
抵抗性の一因となっている可能性を示した。また、キャンサーニッチの維持に重要な働きを担う破骨細
胞の機能維持に V-ATPase の a3 アイソタイプが必須であることを明らかにした*14。
2.外科的侵襲を回避した安全な組織修復・再生医療を可能にする体性幹細胞応用技術の開発研究
赤色蛍光強発現マウス tdTomato の骨髄由来 MSC の分離採取法を確立し、経鼻脳内移行が可能で
ある事を明らかにした*15。このことは、MSC による脳内へ新規 DDS の開発や、脳損傷に対する新規細
胞療法の開発につながると考えられた。また、カルシノン酸は肝炎・肝硬変などの肝線維症に於いて、
肝細胞での ROS による細胞傷害を軽減するばかりでなく、脂肪化抑制、細胞増殖を誘導する肝再生
に有効な薬剤であることを明らかにした*19。また、b-FGF を含有したナノアパタイト/コラーゲン複合体
が硬組織の再生に有効な手段となることを明らかにした*21。
<問題点とその克服方法>
当初の年度別計画に比較して遅滞の見られる研究領域について記述した。
【問題点】低侵襲内視鏡手術を目指した新規ディバイスの開発研究は、提携先と目していた企業の経
営状態の悪化もあり、頓挫した状態となっている。
【克服方法】今後は、選択と集中を持って事業成果を挙げることを最優先として、本テーマは手術手
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
技、現存の機器の改良を持ってあてることとし、予算措置を行わないことを決定した。
【問題点】tdTomato の骨髄由来 MSC の分離採取法には成功したが、微量の細胞集積では深部臓器
の修復過程を経時的に可視化することが、蛍光強度不足のためできていない。
【克服方法】東海大、大塚正人氏との共同研究を加速させ、現在、近赤外蛍光タンパクを利用したマウ
スを作成中である。
<研究成果の副次的効果(実用化や特許の申請など研究成果の活用の見通しを含む。)>
萌芽研究領域として予算措置をしている研究課題も含め以下の特許を生み出した*24。
名称:電流密度分布による心房細動波スペクトルとT波交互脈の 3 次元機能図解析アルゴリズムの発明
発明者:中居賢司、伊藤学<出願番号:特願 2009-066882、出願年月日:平成 24 年 3 月 18 日>
名称:病原菌の ATP 合成酵素を標的とする抗菌薬スクリーニングシステム
発明者:前田正知,荒木信<出願番号 2012-084230、出願年月日:平成 24 年 4 月 2 日(国内)>
名称:胚の発生および/または分化を制御する方法
発明者:西谷直之、上原至雅<特願 2011-041262、出願年月日:平成 24 年 2 月 28 日>
また、免疫系による捕捉を回避可能な polyethyleneglycol (PEG)修飾リポソームに、新たに細胞親和性
を付与した DDA リポソームを開発し、特許出願準備を進めている。
<今後の研究方針>
① 申請書の研究計画どおり、新規に見いだされた抗がん薬感受性に係るバイオマーカーの妥当性
を前向きの臨床研究で実証する。また、網羅的解析から見いだされた別のマーカーに関しても、
薬剤感受性に係る分子機構の解明を行い、前向き研究への道筋をつける。
② 悪性黒色腫に関する BH3 阻害薬(ABT-737)とタキサン系抗がん薬の相乗効果は、劇的な LD50
の低下を見込めるものであった。ABT-737 は既に経口抗がん薬 Navitoclax (ABT-263)として悪性
リンパ腫等の造血器腫瘍で臨床試験が開始されている薬剤であり、スームーズに臨床試験に移
行できる可能性がある。xenograft を用いた前臨床試験施行、製薬会社との提携交渉に入った。
研究終了時の平成 26 年を目途に臨床試験入れる体制を構築したい。
③ スクリーニング系で同定されたリード化合物に関して、in silico での構造展開に入り、新規抗がん
剤の開発研究を推進する。
④ 樹立したがん幹細胞様細胞(CSC-like cell)の生物学的特性の分子機構解明に、次世代シーク
エンサーなど網羅的解析手法を駆使してアプローチするとともに、がん幹細胞を標的とした薬剤
のスクリーニングを展開する。
⑤ 骨髄由来 MSC による組織修復・再生研究では、経鼻脳内移行を明らかにした点で最も新規性が
ある。MSC による BBB を経ない DDS の開発や、脳損傷の回復に係る研究展開を目指す。
<今後期待される研究成果>
本研究の推進により、以下のような研究成果期待できる。
1. 抗がん薬感受性に係る新規バイオマーカー診断法の実用化と抗がん薬の毒性軽減
2. 進行期悪性黒色腫に対する毒性を軽減した新規分子標的治療法に係る臨床試験
3. Wnt/β-catenin、GLUT1・GLUT3 新規抗がん薬の創出
4. がん幹細胞を標的とした、新規抗がん薬
5. DDA リポソームによる免疫系による捕捉を回避した DDS システム
6. 骨髄由来 MSC を用いた脳傷害治療法ならびに DDS システム
<プロジェクトの評価体制(自己評価・外部評価を含む。)>
自己評価体制:プロジェクト推進委員会内に研究者間で、研究の相互評価するシステムを構
築した。評価の観点を明確化し、4 段階で点数化することで到達度を評価した。
外部評価体制:キックオフミーティングに招聘した研究者に、研究開始当初から研究の方向性
ならびに留意事項等のアドバイスを頂き、中間評価に備えた。中間評価では、自己評価と同
様に評価の観点を明確化し、点数化することで到達度を4段階に評価した。外部評価の結果
は、外的要因による多少の研究の遅れはあるものの、研究はおおむね堅調に推移しており、4
の評定を受けた。
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
12 キーワード(当該研究内容をよく表していると思われるものを8項目以内で記載してくださ
い。)
(1)抗癌薬感受性
(2)バイオマーカー
(3)網羅的解析
(4)薬剤スクリーニング
(5)組織修復
(6)再生医療
(7)がん幹細胞
(8)間葉系幹細胞
13 研究発表の状況(研究論文等公表状況。印刷中も含む。)
上記、11(4)に記載した研究成果に対応するものには*を付すこと。
<雑誌論文>
論文名、著者名、掲載誌名、査読の有無、巻、最初と最後の頁、発表年(西暦)について記入してください(左記
の各項目が網羅されていれば、項目の順序を入れ替えても可)。また、現在から発表年次順に遡り、通し番号を
付してください。
1.
2.
3.
Yoshida M, Okubo N, Chosa N, Hasegawa T, Ibi M, Kamo M, Kyakumoto S, Ishisaki A.
TGF-β-operated growth inhibition and translineage commitment into smooth muscle cells of
periodontal ligament-derived endothelial progenitor cells through Smad- and p38
MAPK-dependent signals. Int J Biol Sci (査読あり) 2012 in print. *17
Takikawa Y, Miyamoto Y, Onodera M, Kuroda H, Kasai K, Miyasaka A, Okamoto H, Takahashi M,
Suzuki K. A case with icteric acute hepatitis E with no response of IgM class anti-HEV antibody.
Hepatol Res (査読あり) 2012 in print. *20
Sasaki A, Ogawa M, Tono C, Obara S, Hosoi N, Wakabayashi G:Single-port versus multi-port
laparoscopic cholecystectomy: A prospective randomized clinical trial, Surg Laparosc Endosc
4.
Percutan Tech, (査読あり) 2012 in print. *7
Niimi K, Horie S, Yokosuka M, Kawakami-Mori F, Nakamura S, Fukayama H, Sahara Y.
Heterogeneous electrophysiological and morphological properties of neurons in the mouse medial
5.
6.
7.
8.
amygdala. Brain Res (査読あり) 2012 in print. *15
Yoshino N, Kanno H, Takahashi K, Endo M, Sato S: Mucosal Immune Responses in W/Wv and
Sl/Sld Mutant Mice. Exp Anim (査読あり) 61:407-416, 2012.*23
Yoshida M, Okubo N, Chosa N, Hasegawa T, Ibi M, Kamo M, Kyakumoto S, Ishisaki A:
TGF-beta-Operated Growth Inhibition and Translineage Commitment into Smooth Muscle Cells of
Periodontal Ligament-Derived Endothelial Progenitor Cells through Smad- and p38
MAPK-Dependent Signals. Int J Biol Sci (査読あり) 8:1062-1074, 2012.*17
Yasuhira S, Saito T, Maesawa C, Masuda T: Sensor and effector kinases in DNA damage
checkpoint regulate capacity for homologous recombination repair of fission yeast in G2 phase.
DNA Repair (Amst) (査読あり) 11:666-675, 2012.* 2
Yamamoto S, Tsuda H, Shimazaki H, Takano M, Yoshikawa T, Kuzuya K, Kurachi H, Kigawa J,
Kikuchi Y, Sugiyama T, Matsubara O: Histological grading of ovarian clear cell adenocarcinoma:
proposal for a simple and reproducible grouping system based on tumor growth architecture. Int J
9.
Gynecol Pathol (査読あり) 31:116-124, 2012.*2,35
Wang T, Takikawa Y, Tabuchi T, Satoh T, Kosaka K, Suzuki K: Carnosic acid (CA) prevents lipid
accumulation in hepatocytes through the EGFR/MAPK pathway. J Gastroenterol (査読あり)
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10. Wang T, Takikawa Y, Sawara K, Yoshida Y, Suzuki K: Negative Regulation of Human Astrocytes
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
by Interferon (IFN) alpha in Relation to Growth Inhibition and Impaired Glucose Utilization.
Neurochem Res (査読あり) 37:1898-1905, 2012.*19
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and irinotecan effective for clear cell carcinoma of the ovary? DNA damage detected with
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(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
disrupts beta/gamma subunit interactions and rate-limiting step of steady-state rotational catalysis
in Escherichia coli F1-ATPase. J Biol Chem (査読あり) 287:22771-22780, 2012.*14
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(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
Chondromatosis of Temporomandibular Joint: Histopathologic Analyses of Minute Cartilaginous
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encephalopathy and quality of life in patients with liver cirrhosis: A preliminary, prospective,
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Therapeutic efficacy of combination therapy with intra-arterial 5-fluorouracil and systemic
pegylated interferon alpha-2b for advanced hepatocellular carcinoma with portal venous invasion.
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Overexpression of histone deacetylase 6 contributes to accelerated migration and invasion activity
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47. Hasegawa T, Chosa N, Asakawa T, Yoshimura Y, Fujihara Y, Kitamura T, Tanaka M, Ishisaki A,
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
Mitome M: Differential effects of TGF-beta1 and FGF-2 on SDF-1alpha expression in human
periodontal ligament cells derived from deciduous teeth in vitro. Int J Mol Med (査読あり)
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プロジェクト番号
S1001001
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Analysis of cell cycle-related proteins in gastric intramucosal differentiated-type cancers based on
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BMC Gastroenterol (査読あり) 10:55, 2010.*12
152. Sugai T, Habano W, Jiao YF, Toyota M, Suzuki H, Tsukahara M, Koizuka H, Akasaka R, Koeda
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S1001001
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Nakamura M, Onoda T, Kawamura K, Sakata K, Akiba T, Fujioka T: Standardized prevalence
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(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
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Kamimura T, Ikeda F, Uehara Y, Kano R, Hasegawa A, Cannon RD, Niimi M: Clinically
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180. Nakanuma Y, Zen Y, Harada K, Sasaki M, Nonomura A, Uehara T, Sano K, Kondo F, Fukusato T,
Tsuneyama K, Ito M, Wakasa K, Nomoto M, Minato H, Haga H, Kage M, Yano H, Haratake J,
Aishima S, Masuda T, Aoyama H, Miyakawa-Hayashino A, Matsumoto T, Sanefuji H, Ojima H,
Chen TC, Yu E, Kim JH, Park YN, Tsui W: Application of a new histological staging and grading
system for primary biliary cirrhosis to liver biopsy specimens: Interobserver agreement. Pathol Int
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T, Katsumata N, Komiyama S, Susumu N, Emoto M, Kobayashi H, Metoki H, Konishi I, Ochiai K,
Mikami M, Sugiyama T, Mukai M, Sagae S, Hoshiai H, Aoki D, Ohmichi M, Yoshikawa H,
Iwasaka T, Udagawa Y, Yaegashi N: Evidence-based guidelines for treatment of uterine body
neoplasm in Japan: Japan Society of Gynecologic Oncology (JSGO) 2009 edition. Int J Clin Oncol
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プロジェクト番号
S1001001
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desmoplastic reaction in biopsy specimens is useful for predicting the depth of invasion of early
colorectal cancer: a Japanese collaborative study. J Gastroenterol (査読あり) 45:1212-1218,
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201. Hasegawa T, Chosa N, Asakawa T, Yoshimura Y, Asakawa A, Ishisaki A, Tanaka M: Effect of
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Usefulness of endoscopic treatment for duodenal adenoma. Dig Endosc (査読あり) 22:360-365,
2010.*20
<図書>
図書名、著者名、出版社名、総ページ数、発行年(西暦)について記入してください(左記の項目が網羅されて
いれば、項目の順序を入れ替えても可)。また、現在から発表年次順に遡り、通し番号を付してください。
1. Taira M, Sasaki M, Kimura S. Macrophage reaction against sub-micron titanium particles.
Interface Oral Health Science 2011 by Springer, U.S.A.: 283-284, Proceedings of the 4th
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2. Hasegawa T, Chosa N, Asakawa T, Yoshimura Y, Ishisaki A, Tanaka M. Eatablishment of
periodontal ligament cell line derived from human deciduous teeth. Interface oral health
science 2011, Sasaki K ed, Springer, New York, pp114-116, 2012.*17
3. Asakawa T, Chosa N, Hasegawa T, Asakawa A, Ishisaki A, Tanaka M. Regulation of
SDF-1 expression in periodontal ligament cells derived from human permanent teeth.
Interface oral health science 2011, Sasaki K ed, Springer, New York, pp107-109, 2012.*17
4. Kimura S, Ohara-Nemoto Y, Shimoyama Y, Ishikawa T, Sasaki M. Pathogenic factors of P.
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プロジェクト番号
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Buduneli, ed.), InTch, Rijeka, Croatia. p. 3-18, 2012.*18
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Croatia. p. 75-96, 2012.* 18
6. Nomura T, Suzuki T, Furuya J, Shimoyama Y, Sasaki M, Kimura S. In vitro adherence of
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8. Sasaki M, Kodama Y, Shimoyama Y, Ishikawa T, Kimura S. Fibronectin binding activity of
Streptococcus anginosus promotes adherence to mucosal epithelial cells. In Interface Oral
Health Science 2011 (Sasaki, K. et al., eds.), Springer Japan, Tokyo, 204-205, 2012.* 18
9. Shimoyama Y, Sasaki M, Ohara-Nemoto Y, Nemoto TK, Ishikawa T, Kimura S. Rapid
identification of Abiotrophia/Granulicatella species by 16S rRNA-based PCR and RFLP. In
Interface Oral Health Science 2011 (Sasaki, K. et al., eds.), Springer Japan, Tokyo, 206-208,
2012.* 18
10. Taira M, Sasaki M, Kimura S. Macrophage reaction against sub-micron titanium particles.
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11. Sadzuka Y. M5076 ovarian sarcoma in mice : novel chemotherapy by drug delivery system.
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12. Nishizuka S. Reverse-Phase Protein Lysate Microarray (RPA) for the Experimental
Validation of Quantitative Protein. Network Models,Methods Mol Biol, Springer, 65-77,
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13. Nakanishi-Matsui M, Breton S, Okamoto H, Futai M. Roles and Regulatory Mechanism of
Proton Pumping V-ATPase in Spermatozoa and Epididymis Physiology. Testis: Anatomy,
Physiology and Pathology. Eds. Y. Nemoto and N. Inaba,53-72, Nova Science Publishers,
2011. *14
14. Sasaki M, Tajika S, Kodama Y, Shimoyama Y, Kimura S. Rapid identification of HACEK
group bacteria using 16S rRNA gene PCR-RFLP. In Interface Oral Health Science 2010 (T.
Sasano, et al., eds.), Springer Japan, Tokyo, 262-264, 2010*18
15. Kimura S, Haraga H, Ohara-Nemoto Y, Nemoto TK, Shimoyama Y, Agato S, Sasaki M. A
novel aspartate-specific dipeptidylpeptidase produced from Porphyromonas endodontalis.
In Interface Oral Health Science 2010 (T. Sasano, et al., eds.), Springer Japan, Tokyo,
265-266, 2010.*18
16. Ishikawa T, Ohara-Nemoto Y, Tajika S, Sasaki M, Kimura S. The production of secretory
leukocyte protease inhibitor from gingival epithelial cells in response to Porphyromonas
gingivalis lipopolysaccharides. In Interface Oral Health Science 2010 (T. Sasano, et al.,
eds.), Springer Japan, Tokyo, 275-276, 2010.*18
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
<学会発表>
学会名、発表者名、発表標題名、開催地、発表年月(西暦)について記入してください(左記の項目が網羅され
ていれば、順序を入れ替えても可)。また、現在から発表年次順に遡り、通し番号を付してください。
1. Sugiyama I, Oikawa H, Masuda T, Sadzuka Y: Evaluated mechanism of dual targeting
using liposomal doxorubicin modified novel PEG by imaging analysis, Annual Meeting
2012 of the American Association for Cancer Research, Chicago, 2012.4*11
2. Fujimura T, Sugiyama I, Murai K, Ishida Y, Oku N, Sadzuka Y : Development of
mannose-polyethyleneglycol-modified liposomes for idiopathic thrombocytopenic
purpura, Annual Meeting 2012 of the American Association for Cancer Research,
Chicago, 2012.4*11
3. Miyashita M, Sadzuka Y : Combined effect of linalool as components of Humulus
Iupulus on doxorubicin induced antitumor activity, Annual Meeting 2012 of the
American Association for Cancer Research, Chicago, 2012.4*11
4. Sasaki A, Baba S, Obuchi T, Umemura A, Nishizuka S, Kimura Y, Nitta H, Otsuka K,
Koeda K, Mizuno M, Wakabayashi G: Single-port laparoscopic adrenalectomy for
benign adrenal tumors: initial experience, 20th International Congress of the European
Association for Endoscopic Surgery, Brussels, Belgium, 2012.6.
5. Mikami T, Takeda Y: Congenital peripheral compound odontoma in a 2-year-old
patient: report of a case, 11th Congress of the European Academy of Pediatric Dentistry,
Strasbourg, France, 2012.5.*5
6. Ohara-Nemoto, Y., Abdur-Rouf, S., Hoshino, T., Shimoyama, Y., Kimura, S., Ono, T.
Nemoto, T.: Classification and essential amino acid residues of the dipeptidyl peptidase
(DPP) 7/11 family in the Cytophaga-Flavobacterium-Bacteroides group. 112th General
Meeting of the American Society for Microbiology, San Francisco, USA, 2012.6.*18
7. Kimura, M., Shimoyama, Y., Ohara-Nemoto, Y., Kimura, S. and Tanaka, M.:
Colonization of Porphyromonas gingivalis in the plaques from mothers and their
children. The 11th Congress of the European Academy of Pediatric Dentistry, 2012.5.*18
8. Odaira C ,Takebe J :Optical Properties of Full-Contour CAD/CAM All-Ceramic
Restorations. 90nd General Session & Exhibition of the IADR, Brazil, 2012. *22
9. Saito Y, Odaira C,Omi N, Takebe J, Kondo H: Colorimetric analysis of skin reaction in
patch tests.12th Biennial Meeting of Asian Academy of Aesthetic Dentistry, 23rd
Congress of Japan Academy of Esthetic Dentistry. Sapporo, Japan, 2012. *22
10. Ishioka M,Odaira C,Yoshida D,J Takebe, Kondo H:Comparison of Color Gradation for
Natural Central Incisors and Full-Contour CAD/CAM all - ceramic crowns. 12th
Biennial Meeting of Asian Academy of Aesthetic Dentistry, 23rd Congress of Japan
Academy of Esthetic Dentistry. Sapporo, Japan, 2012. *22
11. Okuno A, Mikami T, Takeda Y, Saito M, Tanaka M: A rare case of multiple replacement
root resorption preventing orthodontic tooth movement, 11th Congress of the European
Academy of Pediatric Dentistry, Strasbourg, France, 2012.5. *5
12. Saitoh S, Sasaki K, Nezu T, Taira M: Histological and TEM observation of
subcutaneous tissues exposed to particulate pure metals. International Dental
Materials Congress 2011 (IDMC2011). Soul, South Korea, 2011.5. *22
13. Nezu T, Sasaki K., Saitoh S, Taira M: Diffusion of an antimicrobial acriflavine through
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
a concentrated solution of hyaluronic acid as a matrix component of biofilms.
International Dental Materials Congress 2011 (IDMC2011). Soul(South Korea),
2011.5.*18
14. Irie Y: Searching a Substrate for Denitrase, an Activity that Reduces Nitrotyrosine
Immunoreactivity in Proteins. 9th Annual Congress of International Drug Discovery
Science and Technology, Shenzhen, China, 2011.11. *24
15. Kondo Y, Irie Y, Taira E: Expression Change of Nnicotinic Receptor by the Cell Maturity
in the APC Cell Line. 9th Annual Congress of International Drug Discovery Science and
Technology, Shenzhen, China, 2011.11. *24
16. Taira M, Sasaki M, Kimura S: Macrophage reaction against sun-micron titanium
particles. The 4th International Symposium for Interface Oral Health Science in
Sendai. Sendai, Japan, 2011.3. *22
17. Sasaki A, Nitta H, Takahara T, Obuchi T, Baba S, Umemura A, Kimura Y, Otsuka K,
Koeda K, Mizuno M, Wakabayashi G: Laparoscopic spleen and splenic
vessel-preserving distal pancreatectomy, 21st World Congress of the International
Association of Surgeons, Gastroenterologists and Oncologists, Tokyo, Japan, 2011, 11.*7
18. Nishizuka SS, Korf U: SESSION I: Challenges, Needs, Advantages and Disadvantages
of Hardware Relating to Printing, Detection and Image Processing, Reverse Phase
Protein Microarray. Global Workshop, Houston, 2011.10.*1
19. Nishizuka S, Ishida K, Chiba T, Kume K, Matsuo T, Uesugi N, Otsuka K, Koeda K,
Sugai T, Wakabayashi G: An isolation strategy for biomarkers that predict cancer
relapse after chemotherapy, 8th International Symposium on Minimal Residual Cancer
(ISMRC2011), Osaka, 2011, 9.*1,2,3
20. Nishizuka S, Ishida K, Chiba T, Matsuo T, Otsuka K, Koeda K, Wakabayashi G: An
isolation strategy for biomarkers that predict cancer relapse after adjuvant
chemotherapy, International Surgical Week, Yokohama, 2011.8. *1,2,3
21. Sasaki A, Kasama K, Obuchi T, Baba S, Umemura A, Wakabayashi G: Diabetes and
bariatric surgery, International Surgical Week 2011, Yokohama, 2011.8.*7
22. Nishizuka SS, Ishida K, Uesugi N, Chiba T, Matsuo T, Yamada N, Otsuka K, Koeda K,
Sugai T, Wakabayashi G: An isolation strategy for biomarkers that predict cancer
relapse after 5-FU based adjuvant chemotherapy. The 102nd Association for Cancer
Research, Orland,2011.4. *1,2,3
23. Sasaki A, Kasama K, Obuchi T, Baba S, Umemura A, Wakabayashi G: Complications
after laparoscopic sleeve gastrectomy for morbid obesity, The IFSO-APC & JSSO
Congress 2011, Hokkaido, 2011.2. *17,8
24. Sasaki A, Endo M, Wakabayashi G: Co-operation of surgeon and physician for metabolic
surgery -For excellent and safe achievement-,The IFSO-APC & JSSO Congress 2011,
Hokkaido, 2011.2. *7,8
25. Nishizuka S, Ishida K, Uesugi N, Matsuo T, Ikeda M, Chiba T, Sugai T, Otsuka K,
Koeda K, Wakabayashi G: Identification of chemosensitivity markers for post-operative
adjuvant chemotherapy using cellular, molecular, and immunohistochemical profiles of
advanced carcinomas from gastrointestinal tract, 2011Gastrointestinal Cancers
Symposium (ASCOGI), San Francisco, 2011.1. *1,2,3
26. Nakai K, Itoh M, Tsuboi J, Mitsunaga Y, Komatsu T: Two-Dimensional Body Surface
Dominant Frequency by Vector-Projected 187-channel Electrocardiography May
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
Evaluate a Characteristics of Atrial Fibrillation. 4th Asian Pacific Heart Rhythm
Society, Fukuoka, 2011. *24
27. Sugiyama I, Oikawa H, Masuda T, Sadzuka Y : Histological observation and survival
benefit after novel PEG-modified liposome to murine hepatic metastasis model. 8th
AFMC International Medicinal Chemistry Symposium, Tokyo, 2011.11. *11
28. Nakai K, Itoh M, Komatsu T, Satoh Y, Ozawa M, Kunukida H, Tachibana H: Risk
Stratification of Ventricular Fibrillation by Two-dimensional Functional Image of
Repolarization Dispersion and T-wave Alternance Using Synthesized 187-channel ECG.
4th Asian Pacific Heart Rhythm Society, Fukuoka, 2011. *124
29. Nagasawa T, Sugai T, Shoji T, Habano W, Sugiyama T.Molecular pathological analysis
of single tumor gland using crypt isolation method in 25 endometrial carcinoma cases
2nd Biennial Meeting of Asian Society of Gynecologic Oncology.Seoul, 2011.11.*12
30. Takeuchi S, Nakanishi T, Watanabe Y, Kitagawa R, Aoki D, Sugiyama T, Sagae S,
Sakuragi N, Emura T, Yaegashi N: Phase II evaluation of irinotecan in leiomyosarcoma
of the uterus; a Japanese Gynecologic Oncology Group Study ASGO 2011, Seoul, Korea,
2011.11.*6
31. Endo H, Kanemura K,Tanabe N, Takebe J: Clenching Occuring During the Day is
Influenced by Psychological Factors. 14th Meeting of the International College of
Prosthodontists, Hawaii 2011. *13
32. Kanemura K, Tanabe, N., Endo, H., Takebe J., Ishibashi K: Comparison of Masticatory
Muscle Activity by Continuous EMG Recording During the Day and at Night. 14th
Meeting of the International College of Prosthodontists, Hawaii, 2011. *22
33. Tanabe N,Kanemura K,Odaira C,Takebe J,Ishibashi K: Method for Functional Crown
Manufacture by Digital Copy Milling Using a Provisional Crown; 14th Meeting of the
International College of Prosthodontists, Hawaii,2011. *13
34. Sahara Y, Y Shibukawa, H Ichikawa, K Sato, T Narita, B Qi, S Hashimoto, M Tazaki, M
Shimono, H Sugiya: Functional expression of AQP6 on acinar cells of mouse parotid gland. Gordon
Research conference, “Salivary glands and exocrine biology”, Feb 6-11, 2011, Galveston TX, USA.
*15
35. Takatori E, Shoji T, Kumagai S, Takeuchi S, Sugiyama T: Are platinum agents,
paclitaxel, and irinotecan effective for clear cell carcinoma of the ovary? DNA damage
detected with γH2AX.The 17th international meeting of the European Society of
Gynecologycal Oncology, Milan, 2011.9.*6
36. Shoji T, Takatori E, Omi H, Kumagai S, Yoshizaki A, Yokoyama Y, Mizunuma H, Otsuki
T, Takano T, Yaegashi N, Sugiyama T, Tohoku Gynecologic Cancer Unit.A phase II
study of combination chemotherapy with irinotecan plus oral etoposide for recurrent
ovarian cancer: TGCU group study.The 17th international meeting of the European
Society of Gynecologycal Oncology, Milan, 2011.9.*6
37. Ohara-Nemoto, Y., Rouf, S.M.A., Shimoyama, Y., Kimura, S., Ono, T, Nemoto, T.K.:
Auto-catalytic propeptide processing facilitates the final hetero-catalytic maturation of
glutamyl endopeptidase GluV8. 111th General Meeting of the American Society for
Microbiology. New Orleans, USA. 2011.5. *18
38. Sasaki, M., Kodama, Y., Shimoyama, Y., Ishikawa, T, Kimura, S.: Fbp62, fibronectin
binding protein of Streptococcus anginosus involves the virulence in mouse infection.
10th World Congress of Inflammation. Paris, France, 2011.6. *18
39. Sasaki, M., Kodama, Y., Shimoyama, Y., Agato, S. Kimura, S.: The pathogenic
involvement of the fibronectin binding protein, Fbp62, in Streptococcus anginosus
infection. International Union of Microbiological Societies 2011 Congress (IUMS 2011).
Sapporo, Japan, 2011.9. *18
40. Shoji T, Takatori E, Kaido Y, Nagasawa T, Omi H, Kagabu M, Honda T, Morohara Y,
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
Kumagai S, Miura F, Takeuchi S, Yoshizaki A, Sugiyama T: A Phase II Study of
Triweekly Cisplatin and Irinotecan as Neoadjuvant Chemotherapy for Locally
Advanced Cervical Cancer.2nd Biennial Meeting of Asian Society of Gynecologic
Oncology, Seoul, 2011.11.*6
41. Hasegawa T, Chosa N, Asakawa T, Yoshimura Y, Ishisaki A, Tanaka M: Eatablishment
of periodontal ligament cell line derived from human deciduous teeth. The 4th
international symposium for interface oral health science in Sendai 5, Sendai, 2011.*17
42. Asakawa T, Chosa N, Hasegawa T, Asakawa A, Ishisaki A, Tanaka M: Regulation of
SDF-1 expression in periodontal ligament cells derived from human permanent teeth.
The 4th international symposium for interface oral health science in Sendai 5, Sendai,
2011.*17
43. Yoshino N, Ami Y, Hirai A, Suzaki Y, Sato S. Suppression of cholera toxin-induced
diarrhea by translingual vaccination. International Union of Microbiological Societies
2011 Congress. 13th International Congress of Bacteriology and Applied Microbiology,
Saporo, Japan, 2011.9.*24
44. Nishizuka S, Ishida K, Matsuo T, Wakabayashi G: Quantitive high-dimensional
monitoring of protains in response to anti-cancer agents, ESMO Congress, Milano,
Italy, 2010.10. *1
45. Nishizuka S, Ishida K, Matsuo T, Ikeda M, Shimura T, Lynn Young, Wakabayashi G:
Biological Information Extraction Associated With Cancer Chemosensitivity Using
High Dimensional Protein Data Monitoring,11th International Conference on Systems
Biology, Edinburgh, 2010.10. *1
46. Sasaki A, Nakajima J, Obuchi T, Baba S, Umemura A, Nishizuka S, Kimura Y, Nitta H,
Otsuka K, Koeda K, Mizuno M, Wakabayashi G: Single incision laparoscopic gastric
resection for gastric submucosal tumors,18th International Congress of the European
Association for Endoscopic Surgery, Geneva, 2010.6. *7
47. Nishizuka S: Quantitative high-dimensional monitoring of proteins in response to
anti-cancer agents, Graduate Student Seminar, Seattle, 2010.6. *1
48. Nishizuka S, Ishida K, Mtsuo T, Noda H, Iwaya T, Wakabayashi G: Therapeutic efficacy
prediction by quantitative protein analysis in response to anti-cancer agents, The
101stAssociation for Cancer Research, Washington,DC, 2010.4. *1
49. Sasaki A: Left pancreatic resection, 9th World Congress of the International
Hepato-Pancreato-Biliary Association, Buenos Aires, Argentina, 2010.4. *7
50. Nishizuka S, Ishida K, Young L, Matsuo T, Ikeda M, Shimura T, Iwaya T, Wakabayashi
G: Quantitative analysis of protein network kinetics induced by anticancer drugs for
the identification of protein molecular targets, 2010 ASCO-GI, Orland, 2010.1.
51. Nakanishi-Matsui M, Yano S, Matsumoto N, Futai M: Different localization of specific
V-ATPase between osteoclast and LPS-induced multinuclear cells. FASEB summer
research conferences, Colorado, 2010. *14
52. Sekiya M, Hosokawa H, Nakamoto RK, Al-Shawi AK, Nakanishi-Matsui M, Futai M:
Thermodynamics of single molecule rotation Escherichia coli F-ATPase. FASEB
summer research conferences, Colorado, 2010. *14
53. Futai M: What we have learned from single molecules: from the results of F-ATPase
(F0F1). Symposium on The Future of Biochemistry and Molecular Biology in the 21
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
century, Seoul, 2010. *14
54. Nakai K: Spectral Map of Atrial Fibrillation and Atrial Flutter by a 187-channel
Signal-Averaged
Vector
Projected
ECG
Compared
With
64
Channel
Magnetocardiogram. The 29th International Congress on High-Speed Imaging and
Photonics (29thICHSIP), Morioka, 2010. *24
55. Tsumura M, Shibukawa Y, Muramatsu T, Sahara Y, Ichikawa H, Shimono M,, Momose Y, Tazaki
M: Receptor/channel expression of TRPV1/TRPV2/CB1 but not CB2 in rat odontoblast. IADR
General Session, Barcelona, Spain, July14-17, 2010. *17
56. Ichikawa H, Shibukawa Y, Sahara Y, Hashimoto S, Tsumura M, Bing Q, Satoh K, Narita T, Nozato
T, Ishikawa M, Momose Y, Tazaki M, Shimono M, Sugiya H: Electrophysiological properties of
AQP6 in mouse parotid acinar cells. IADR General Session, Barcelona, Spain, July14-17, 2010. *17
57. Sahara Y, Higashikawa A, Yokosuka M, Komuta M, Ichikawa M: Zinc-finger gene Fezl
plays a role in the AOB formation. IADR General Session, Barcelona, Spain, July14-17,
2010. *15
58. Mikami T, Aomura T, Kumagai A, Ohira A, Mizuki H, Sugiyama Y, Takeda Y:
Pathogenesis of synovial chondromatosis of the temporomandibular joint, 88th
International Association for Dental Research, Barcelona, Spain, July, 2010. *6
59. Sugiyama I, Sadzuka Y: DDA-PEG modified liposome prolonged survival of murine
liver metastasis model, FIP Pharmaceutical Sciences 2010 World Congress, New
Orleans, 2010.11. *11
60. Sugiyama I, Sadzuka Y: Dual effect of novel polyethyleneglycol modified liposome on
antitumor activity and liver metastasis. 101th Annual Meeting of the American
Association for Cancer Research, Washington, DC, 2010.4. *11
61. Takikawa Y, Wang T, Onodera M, Miyamoto Y, Oikawa K, Suzuki K. Plasma from acute
liver failure patients promotes the proliferation of mouse liver stem/progenitor cells
through P2Y purinergic receptor activation. AASLD San Fransisco, USA 2011. *19
62. Wang T, Takikawa Y, Yoshida S, Sawara K, Suzuki K.., Interferon-α inhibits the
proliferation of human astrocytes and decreases the expression of glucose transporter
Glut-1, Asian Pacific Digestive Week (APDW), Singapore, 2011. *19
63. Wang T, Takikawa Y, Satoh T, Kosaka K, Yoshioka Y, Tatemichi Y, Suzuki K. Carnosic
acid protects against hepatic steatosis both in vivo and in vitro. 9th Japanese Society of
Hepatology Single Topic Conference, Nov. 18, Tokyo, 2010. *19
64. Takikawa Y, Wang T, Suzuki K. The plasma of acute liver failure patients promotes the
proliferation of mouse liver stem/progenitor cells through ATP receptor-induced JNK
activation. AASLD Boston, USA, Nov 2, 2010. *19
65. Wang T, Takikawa T, Satoh T, Yoshioka Y, Kosaka K, Tatemichi Y, Suzuki K. Carnosic
acid protects against obesity associated with liver steatosis in ob/ob mice. APASL
Beijing, China, March 25-27, 2010. *19
66. Yoshino N, Ami Y, Hirai A, Suzaki Y, Sato S. Translingual vaccination induces an
effective mucosal immunity. 14th International Congress of Immunology, Kobe, Japan,
2010.8. *24
67. Ohara-Nemoto, Y., Rouf, S.M.A., Shimoyama, Y., Kimura, S. and Nemoto, T.K.:
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
Structural chemistry of Staphylococcus aureus glutamyl endopeptidase. 88th General
Session & Exhibition of the IADR. Barcelona, Spain. July, 2010. *18
68. Ishikawa, T., Ohara-Nemoto, Y., Shimoyama, Y., Sasaki, M. and Kimura, S.: SLPI
production from gingival epithelial cells against Porphyromonas gingivalis infection.
88th General Session & Exhibition of the IADR. Barcelona, Spain, July, 2010. *18
69. Otake-Asakawa, A., Kimura, S., Asakawa, T. and Tanaka, M.: Maternal transmission of
mutans and other oral streptococcal species. 88th General Session & Exhibition of the
IADR. Barcelona, Spain, July, 2010. *18
70. Kishi, M., Ohara-Nemoto, Y., Kimura, S., Aizawa, F., Kishi, K., Takahashi, M. and
Yonemitsu, M.: Prediction of colonization of periodontopathogens in plaque by VSC
measurement. 88th General Session & Exhibition of the IADR. Barcelona, Spain. July
2010. *18
71. Kodama, Y., Sasaki, M., Shimoyama, Y., Tajika, S. and Kimura, S.: Adhesion
mechanism of Streptococcus anginosus to mucosal epithelial cells. 20th European
Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases. Vienna, Austria, April,
2010.*18
72. Takebe J, Ito S, Miura S, Miyata K, Ishibashi K: Evaluation of wettability on
anodization-hydrothermal treatment of titanium with nanotopography. 88th General
Session & Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, 2010. *22
73. Ito S, Takebe J, Kikuchi S, Shioyama T, Ishibashi K: Evaluation of osteoconductive
property of anodization- hydrothermal-treated titanium implants. 88th General Session
& Exhibition of the IADR, Barcelona, Spain, 2010. *13
74. Kondo H, Kihara H, Kobayashi T, Suzuki T, Kuroda S, Kasugai S. Evaluation of
Multiple Attachment System for the Implant Retained Removable Denture. 88th IADR
General Session. Barcelona, Spain, 2010, 7. *13
75. Rodriguez R, Kondo H, Nyan M, Hao J, Miyahara T, Ohya K, Kasugai S. Application of
Epigallocatechin-3-gallate-Tricalcium phosphate combination For Bone Regeneration.
88th IADR General Session. Barcelona, Spain, 2010, 7. *22
76. Kondo Y, Tachikawa E, Ohtake S, Kudo K, Mizuma K, Kashimoto T, Irie Y, Taira E:
Expression change in nicotinic receptor according to cellular maturity of antigen
presenting cell line. 16th World Conference of Basic and Clinical Pharmacology 2010:
WorldPharma2010, Copenhagen, DENMARK, July, 2010. *5
77. Irie Y, Saeki M, Tanaka H, Otake S, Kondo Y, Kudo K, Mizuma K, Kamisaki Y, Miki N,
Taira E: Toxic dose of methamphetamine induces endoplasmic reticulum stress related
gene CHOP/Gadd153/ddit3 in dopaminergic neural cells. 16th World Conference of
Basic and Clinical Pharmacology 2010: WorldPharma2010, Copenhagen, DENMARK,
July, 2010. *5
78. Sasaki-Imamura, T., Yoshida, Y., Yano, A., Kato, H.:Production of indole that increases
biofilm formation of Fusobacterium nucleatum. 88th General Session & Exhibition of
the IADR. Barcelona, Spain., Jun. 2010. *18
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
<研究成果の公開状況>(上記以外)
シンポジウム・学会等の実施状況、インターネットでの公開状況等
ホームページで公開している場合には、URL を記載してください。
<既に実施しているもの>
【ホームページでの情報公開】
http://miast.jp
【主催講演会】
平成 22 年度
1)未来医療開発プロジェクトキックオフミーティング
日時:平成 22 年 12 月 11 日 12:30~17:00
場所:岩手医科大学 創立 60 周年記念館 8 階 研修室
1.光技術を駆使した微小環境と細胞周期のイメージング(愛媛大学大学院医学系研究科
分子病態医学分野 教授、財団法人癌研究会 癌研究所 生化学部門 部長
今村健志)
2.がん悪性化のシグナル伝達とその選択的制御(山梨大学 医学部 大学院医学工学総
合研究部 生化学講座第 2 教室 教授 宮澤恵二)
3.ストレス応答シグナルと疾患(東京大学 大学院薬学系研究科 細胞情報学教室 教授
一條秀憲)
平成 23 年度
1)未来医療開発プロジェクト主催セミナー
日時:平成 23 年 11 月 9 日 18:30~19:45
場所:岩手医科大学 矢巾キャンパス本部棟 4 階 大会議室
1.がんの悪性化とスプライシング機構(山梨大学 医学部 大学院医学工学総合研究部
生化学講座第 2 教室 准教授 齋藤正夫)
平成 24 年度
1)未来医療開発プロジェクト研究成果報告会/リトリート
日時:平成 24 年 8 月 9 日 14:00~18:30、10 日 9:00~15:00
場所:岩手医科大学 矢巾キャンパス 東 1-A 講義室、ゼミナール室、学生食堂
1.新たに発見されたヒト生体内多能性幹細胞 Muse 細胞:再生医療の進歩への可能性
(東北大学大学院医学系研究科・医学部 細胞組織学分野 教授 出澤真理)
2.細胞がストレスを感じる仕組みと疾患(東京大学 大学院薬学系研究科 細胞情報学教
室 教授 一條秀憲)
【マンスリー未来医療セミナー】
平成 22 年度
1)第 1 回未来医療セミナー
日時:平成 22 年 8 月 9 日 17:00~
1.多能性転写因子の相互作用の解明(医療開発研究部門 教授 前沢千早)
2)第 2 回未来医療セミナー
日時:平成 22 年 9 月 13 日 17:15~
1.細胞増殖因子による未分化間葉系細胞の増殖・分化制御機構の解明(口腔機能構造
学講座口腔生化学遺伝学分野 教授 石崎明)
2.間葉系幹細胞の経鼻脳内ホーミング機構の解析とその応用(神経科学講座 教授 駒
野宏人)
3)第 3 回未来医療セミナー
日時:平成 22 年 10 月 12 日 17:15~
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
1.メタボリックシンドロームおよび脂肪性肝疾患に対する予防・治療薬候補としてのカルノ
シン酸の開発(内科学講座消化器・肝臓内科分野 教授 滝川康裕)
2.表面処理を施したチタンインプラントにおける分子細胞学的研究(歯科補綴学講座冠
橋義歯補綴学分野 准教授 武部純)
4)第 4 回未来医療セミナー
日時:平成 22 年 11 月 8 日 17:15~
1.新規細胞死関連蛋白質 Amida(薬理学講座 准教授 入江康至)
2.がん細胞における V-ATPase の役割と特異的阻害剤の探索(機能生化学講座 准教授
中西真弓)
5)第 5 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 1 月 11 日 18:30~
1.骨髄細胞ホーミングのイメージング技術の開発(口腔機能構造学講座口腔生理学分野
教授 佐原資謹)
2.創薬を目指した構造生物学研究(構造生物薬学講座 助教 阪本泰光)
6)第 6 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 2 月 14 日 17:15~
1.非侵襲性次世代型ワクチンの開発(細菌学講座 講師 吉野直人)
2.生体材料学の概説と関連研究の紹介(口腔病因病態制御学講座歯科医療工学分野
准教授 平雅之)
平成 23 年度
1)第 7 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 4 月 11 日 17:15~
1.定量物理学のがん治療への応用(外科学講座 講師 西塚哲)
2.硬組織の再生の再考(歯科補綴学講座口腔インプラント学分野 講師 鬼原英道)
2)第 8 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 5 月 9 日 17:15~
1.がん細胞と微小環境の相互作用とその薬理学的制御(微生物薬品創薬学講座 講師
西谷直之)
2.HSP27 のβcatenin の細胞内動態に与える影響の検討(病理学講座病理病態学分野
講師 及川浩樹)
3)第 9 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 6 月 13 日 17:00~
1.歯周組織再生医療の確立に向けた体性幹細胞(MSC)の誘導と局所環境因子の景況
(微生物学講座分子微生物学分野 教授 木村重信)
2.物理的ファクターによるリポソーム有用性評価と新たな機能性付与(創剤学講座 助教
杉山育美)
4)第 10 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 7 月 11 日 17:00~
1.腺管分離法を用いた各種癌における分子生物学的解析(病理学講座分子診断病理学
分野 講師 上杉憲幸)
2.口腔細菌のバイオフィルム形成とその制御(薬理学講座病態制御学分野 教授 加藤
裕久)
5)第 11 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 9 月 12 日 17:00~
1.高分解能心電計および SNP 解析による抗癌剤誘発心筋傷害評価法の確立(総合歯科
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
学講座歯科内科学分野 教授 中居賢司)
6)第 12 回プ未来医療セミナー
日時:平成 23 年 10 月 11 日 17:00~
1.薬物肝障害と関連する細胞間相互作用(薬物代謝動態学講座 教授 小澤正吾)
7)第 13 回プ未来医療セミナー
日時:平成 23 年 11 月 14 日 17:00~
1.転写因子制御による幹細胞増殖・分化制御機構の解明(分子生物薬学講座 教授 前
田正知)
2.悪性黒色腫における微小管阻害薬を modulation する新規分子標的治療薬(腫瘍生物
学研究部門 教授 前沢千早)
8)第 14 回未来医療セミナー
日時:平成 23 年 12 月 12 日 17:00~
1.骨髄由来間葉系幹細胞の全身各組織へのホーミングメカニズムとそのニッチ細胞によ
る増殖・分化制御メカニズムの解明(生化学講座細胞情報科学分野 ポスト・ドクター
大久保直登)
2.糖輸送タンパク質の発現制御とがん分子標的薬の探索(細胞病態生物学講座 教授
北川隆之)
9)第 15 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 1 月 10 日 18:00~
1.血小板ミオシン軽鎖リン酸化測定による血小板機能検査法の開発(臨床検査医学講座
講師 鈴木啓二朗)
10)第 16 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 2 月 13 日 17:00~
1.非侵襲性次世代型ワクチンの開発(微生物学講座感染症学・免疫学分野 講師 吉野
直人)
2.感覚情報処理に関与する中枢神経回路の機能発達(生理学講座病態生理学分野 教
授 佐原資謹)
11)第 17 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 3 月 12 日 17:00~
1.間葉系幹細胞の経鼻脳内ホーミングの解析(神経科学講座 教授 駒野宏人)
平成 24 年度
1)第 18 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 4 月 9 日 17:00~
1.ホーミング用生体材料の開発をめざして(医療工学講座 准教授 平雅之)
2.創薬を目指した構造生物学研究(構造生物薬学講座 助教 阪本泰光)
2)第 19 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 5 月 14 日 17:00~
1.カルノシン酸の幹細胞脂肪化抑制機序に関する研究(内科学講座消化器・肝臓内科
分野 教授 滝川康裕)
2.骨組織創傷治癒過程に出現するマクロファージ細胞のホーミング機能を探る:マクロフ
ァージからの骨誘導タンパク(BMP2)発現(補綴・インプラント学講座 准教授 武部純)
3)第 20 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 6 月 11 日 17:00~
1.新規細胞死関連蛋白質 Amida の機能解析(薬理学講座情報伝達医学分野 准教授
入江康至)
(様式1)
プロジェクト番号
S1001001
2.がん細胞における V-ATPase の役割(機能生化学講座 准教授 中西真弓)
4)第 21 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 7 月 9 日 17:00~
1.浮遊培養法に由来するがん幹細胞様細胞集団の特性(微生物薬品創薬学講座 講師
西谷直之)
5)第 22 回未来医療セミナー
日時:平成 24 年 9 月 10 日 17:00~
1.婦人科がんに対する oncolytic HSV 療法モデルの検討(産婦人科学講座 助教 利部
正裕)
2.間葉系幹細胞ホーミング機構の解明:硬組織再生の再考(補綴・インプラント学講座
教授 近藤尚知)
<これから実施する予定のもの>
1) 未来医療セミナー(年 11 回)
2) シンポジュウム:がん幹細胞研究の最先端(年 1 回)
3) 市民公開講座(年1回)
4) 最終成果報告会(最終年度)
14 その他の研究成果等
「12 研究発表の状況」で記述した論文、学会発表等以外の研究成果及び企業との連携実績があれば具体的
に記入してください。 また、上記11(4)に記載した研究成果に対応するものには*を付してください。
※ 論文や学会発表等になじまない研究である場合は、本欄を充実させること
該当なし。
15 「選定時」に付された留意事項とそれへの対応
<「選定時」に付された留意事項>
留意事項が付されていない場合は「該当なし」と記載してください。
意欲的な構想を実現するためにも、学外協力関係の構築を積極的に推進されたい。
<「選定時」に付された留意事項への対応>
付された留意事項に対し、どのような対応策を講じ、また、それにより、どのような成果があがったか等につい
て、詳細に記載してください。
選定時には学外機関との連携強化をご指摘いただいた。
がん研究に関しては、
 臨床研究の面で多施設共同研究を推進している機関との間で連携強化を行い、新規バ
イオマーカー探索部での前向き研究の実施している。
 エピゲノム解析では、海外も含めた機関との資料の相互提供を行い研究推進した結果、
申請当初の年度計画を超えた成果がでた。
 MSC による組織修復・再生医療では、東北大学大学院医学系研究科・医学部 細胞組
織学分野 教授 出澤真理との共同研究を開始し、赤色マウスからの Muse 細胞を用いた
研究も展開している。
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