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バーン・ザ・フロア
★★★ ★★★★★ プロデューサー:ハーレー・メドカ フ 出演:ジェイソン・ギルキソン/ピ ーター・ロビー バーン・ バーン・ザ・フロア 2002 2002( 平成14) 10月19日鑑賞 19日鑑賞 02(平成14 14)年10月 <大阪城ホール 大阪城ホール> ホール> <ショートコメント> ショートコメント> バーン・ザ・フロア(burn the floor)とは、床が燃え上がること、つ まりそれほど熱いダンスがステージで繰り広げられるということだ。 1999年にイギリスで初演されたこの作品は、世界のトッププロダンサー18組、36 名による、文字通りのダンス・エンターテイメントショーだ。美しく優雅なファンタジー ダンスから、これでもかこれでもかというほど激しくスピーディーなアーバン・ヒート、 パッショナータまで、休憩をはさんで2時間たっぷりとプロのワザを堪能することができ る。 18組の中には1組だけ日本人ダンサーがいる。しかしメインを踊るのはやはり並外れ た体格と美貌をもった外国の男女ペア。従ってダンスのみならず、その衣装に思わずドキ ッとさせられる美人ダンサーもいる。 日本人ペアは全六景すべてにおいて「その他大勢」としての役割に終始しているのは少し 残念だが、 「これが世界のレベルとの違いか!」と納得させられてしまう。 私の友人のお父さんに建築設計事務所のオーナーがいる。彼はもう70才位になる筈だ が、社交ダンスが好きで、今でもずっとやっているそうだ。 「たかがダンス」とあなどるこ となかれ!ピンと背筋を伸ばし、姿勢を正してパートナーを優雅にリードしていく社交ダ ンスは、カロリー消費量抜群、単なるウォーキングなどに比べればはるかに高い消費エネ ルギー量を示す。しかも他人が見ている前で正々堂々と美しい(?)女性の腕をもち背中 を抱いて踊り、自分も楽しむことができる。こう考えれば社交ダンスに凝る中年のオッサ ンがたくさんいるのもうなずけるというもの。 2時間の間に18組36名のダンサーが使い切る消費エネルギーの量は一体どれ位だろ う・・・。そんなつまらない疑問をもちつつ、ダンスのすごさ、楽しさを十分堪能し、感 動した2時間でした。 2002(平成14)年10月22日記