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StackShake 小型スタッカブル・バイオシェーカー

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StackShake 小型スタッカブル・バイオシェーカー
取 扱 説 明 書
小型スタッカブル・バイオシェーカー
WB-205QM / WB-205QMC
Ver.1507
WB-205QM.QMC (Ver. 1507)
1/16
目
次
ページ
1. 安全上のご注意 ................................................................................................................................................................................................. 3
1.1 電気に関する注意 ..................................................................................................................................................................................... 3
1.2
設置に関する注意 ................................................................................................................................................................................... 3
1.3
使用上の注意 ............................................................................................................................................................................................ 4
2. 特長と仕様........................................................................................................................................................................................................... 5
2.1
特長 ............................................................................................................................................................................................................... 5
2.2
仕様 ............................................................................................................................................................................................................... 5
3. 構成 ......................................................................................................................................................................................................................... 6
3.1
構成 ............................................................................................................................................................................................................... 6
3.2
積み重ね ..................................................................................................................................................................................................... 7
3.3
シェーカーモードの動作切替 ............................................................................................................................................................ 8
3.4
シェーカーコネクター.......................................................................................................................................................................... 8
3.5
排水ライン (WB-205QMCのみ) .................................................................................................................................................... 8
3.6
操作パネル ................................................................................................................................................................................................. 9
4. 設置 ..................................................................................................................................................................................................................... 11
4.1. 開梱 ............................................................................................................................................................................................................ 11
4.2 設置 .............................................................................................................................................................................................................. 11
5. 操作方法 ............................................................................................................................................................................................................ 13
6. アラームとエラーメッセージ................................................................................................................................................................... 14
6.1
アラーム音について(出荷時設定) ........................................................................................................................................... 14
6.2
シェーカーアラームの設定 ............................................................................................................................................................. 15
6.3
温度アラームの設定 ........................................................................................................................................................................... 15
6.4
シェーカーのエラーメッセージ .................................................................................................................................................... 16
7. メンテナンス ................................................................................................................................................................................................... 17
7.1
日常のお手入れ..................................................................................................................................................................................... 17
8. アクセサリー ................................................................................................................................................................................................... 18
WB-205QM/205QMC(Ver. 1507)
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1. 安全上のご注意
ご使用になる人や他の人への危害、装置の破損を未然に防止するため、遵守していただくことを、次のように
説明しています。
表示内容を無視して誤った使用をしたときに生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し、説明しています。
警 告
この表示を無視して誤った取り扱
この表示を無視して誤った取り扱
いをすると、事故や火災の原因に
いをすると、人が傷害を負ったり、
なることを示しています。
物的損害が発生する可能性がある
注 意
ことを示しています。
警 告
注 意
指 示
禁 止
分解禁止
プラグを抜く
接 地
1.1 電気に関する注意
装置背面に貼付された、製品ラベルの電圧と周波数をご確認ください。間違った電気条件下で装置を使
用すると、火災や故障の原因となります。
電源プラグが装置本体の背面で押されないよう、装置本体とプラグは設置してください。
電源プラグの清掃時は、乾いた柔らかい布を使用し、正しく接続してください。異物や間違った接続は、
漏電などの可能性があります。
電源ケーブルを無理に折り曲げたり、重いものを載せないでください。ケーブルの破損、漏電や火災の
原因となります。
濡れた手で電源ケーブルを触らないでください。感電の原因になります。
破損した電源ケーブルとコンセントを使用しないでください。感電や火災の原因になります。
煙が出ている、何かが燃えている、または変なにおいがする場合は、本体の電源を切り、電源プラグを
コンセントから抜いてください。感電や火災の原因になります。
1.2
設置に関する注意
装置背面に貼付された「製品ラベル」をよく読み、電源容量に適合したコンセントをご使用ください。
過電圧、低電圧などは、装置の性能低下につながります。
湿度の高い場所には設置しないでください。結露の原因となります。
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直射日光の当たる場所、高温の場所、他の機器の熱源に近くに設置しないでください。
(適切な室内温度:20℃〜30℃)
清掃時には、70%エタノール以外の溶剤は使用しないでください。火災の原因となります。
装置は、換気のために壁から50cm以上のスペースを空けて設置してください。換気が充分に行われて
いると、ヒーターおよび冷却が正しく機能します。
水平で硬い場所に装置を設置してください。床が平坦でない場合には、装置の振動を引き起こします。
装置を移動するときは、装置を持ち上げてください。装置を押したり引っ張ると、装置の底部を破損す
ることがあります。
装置を移動するときは、ドアと他の可動部分をテープで固定してください。移動中にドアが開くと、装
置や周囲の物品を破損したり、ケガの原因となります。
1.3
使用上の注意
装置の分解、修理、改造はしないでください。修理のご用命は、弊社代理店または弊社までご連絡くだ
さい。
装置の周辺で、ベンジン、シンナー、アルコールやLPガスなどの可燃性物質のご使用には、充分に注意
してください。
防水のため、また実験中に実験材がコントロールパネルに侵入するのを防ぐため、乾いたタオルで操作
パネルを清掃してください。火災や爆発の可能性があります。
インキュベーターやシェーカーが作動しているときに、シェーカーを分解しないでください。
過剰な水、シンナー、ベンゼン、石油系溶剤で清掃しないでください。漏電、故障や表面の損傷を引き
起こす可能性があります。
装置を使用していないときや清掃時には、電源プラグを抜いてください。漏電を防止します。
ドアの開閉動作は、取っ手を持って、ゆっくりと行ってください。強い衝撃で、本体や操作部が破損し
たり、オペレータの手がドアと本体との間にはさまれ、ケガをする恐れがあります。
内蔵ランプおよび電気機器を取り外さないでください。感電や火災の原因になります。
ドアのシーリングシリコンに異物が入らないようご注意ください。ドアが完全に閉まらず外気が流入す
ると、チャンバー温度が高くなったり異常の原因となったりする可能性があります。
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2. 特長と仕様
2.1
特長
1. 作業テーブルへの設置や2段積み重ねにも適したサイズ
2. 短時間で簡単に積み重ねが可能な、簡単・シンプル・安全なスタッキングキットアクセサリ装備
3. BLDC磁気誘導ドライブモータにより揺れの安定、低ノイズを実現
4. 効果的なペルチェ冷却により室温25℃にて15℃まで冷却可能(WB-205QMCのみ)
5. ドアの開位置の右開き/左開き切り替えが可能
6. 強化二重ガラス窓と内部LEDランプで内部がよく見えます
7. ドアが開くとシェーカーが自動停止し、内部ランプが点灯します
8. シェーカーモードの切替で、円回転運動と往復運動(レシプロ)が可能
9. 各種ホルダー、チューブラック、マイクロプレートラックあり(オプション)
2.2
仕様
型式
温度範囲
WB-205QMC
WB-205QM
15℃〜+50℃ (室温 25℃の時)
室温+5℃〜+50℃ (室温 25℃の時)
温度表示精度
±0.5℃ (*1)
ヒーター/冷却
ペルチェ素子 (75W x 4)
ヒーター (300W), 冷却は使用できません
循環ファン
1 個 (チャンバー中央奥)
2 個 (チャンバー奥)
温度安全装置
独立温度セフティ回路
内部ランプ
4W LED
環境温度
+5℃〜+35℃
表示部
デジタル表示, 5桁 LED
シェーカー
1 台内蔵
回転方式
振とう速度
円回転/往復運動
30-300rpm (二段積みの際、上段200rpm以下)
旋回直径
22mm(1 インチ)
プラットホーム寸法
積載能力
300 x 330mm (内部高: 330mm)
約 4.5kg
タイマー
ドア
切替式
約 4.5kg
00 時 00 分〜47 時間 59 分
ガラス窓付
左右開き変更可能(出荷時左開き)
アラーム音・LED 表示
アラーム
温度、ドア開、シェーカー回転数
外寸法
430(W) x 600(D) x 550(H) mm
重量
約 50kg
約 55kg
電源
100V /50, 60Hz 330W
100V /50, 60Hz 310W
標準プラットフォーム
スプリング式万能ラック
*1) 仕様は、次の条件に基づいています:シェーカー上で無負荷、37℃(周囲温度 25℃時)の場合
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3. 構成
3.1
構成
写真1. 正面図
ドアの開閉方向を変更する
際のネジタップ
ハンドル(二段積みに利用)
電源スイッチ
ガラス窓
シェーカーコネクタ
シェーカー
操作パネル
ヒューズホルダ
電源ケーブル
写真3. 温度セフティ回路
排熱口:ペルチェ素子やその他の電
子部品から排出される熱を冷却し
ます(WB-205QMCのみ)
写真2. 本体背面
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3.2
積み重ね
写真5. スタッキングキットを
ハンドルで固定
写真4. 2段積み重ね
天板固定のネジを外し、天板を裏返し、
ネジで裏返した天板を固定し、その上にシェーカ
装置本体の上部枠にはめ込みます。
ー本体を乗せます。
本体の 天板内 に スタッキングキットが固定されています。 天 板を取り外すと、キットが2ヶ所ネジ止めされ
ています。写真5のように、下段ユニットにキットを取り付け、ハンドルを下ろして固定してください。
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3.3
シェーカーモードの動作切替
プラットフォーム前面に付属のローレットビスを写真6・7のように付け替えることで、シェーカーの回転方式を切
り替えることができます。
写真6. 往復運動(レシプロ)
3.4
写真7. 円回転運動(オービタル)
シェーカーコネクター
チャンバー内のシェーカー部背面には、駆動用ケーブルのコネクターが装備されています。通常はこの部分はメン
テナンス以外で操作することはありません。
写真8. シェーカーコネクター
3.5
写真9. メスコネクター
写真10. オスコネクター
(シェーカー側)
(ユニット本体側)
排水ライン (WB-205QMCのみ)
排水ラインにはペルチェ素子を使用しているため、結露した水を排水するためのラインがチャンバー背面から本
体の外側背面につながっています。必要に応じてボトルなどで排水を受けてください。
排水ライン(本体背面)
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3.6
操作パネル
1) NB-205QM (ヒーターのみ)
ⓐ
ⓑ
ⓕ
ⓖ
ⓒ
ⓓ
ⓗ
ⓘ
ⓔ
ⓙ
名称
ⓚ
機
ⓛ
ⓜ
ⓝ
能
ⓐ
SAFETY
ⓑ
RUN
シェーカーが動作しているときにランプが点灯します。
ⓒ
HEAT
加熱しているときにランプが点灯します。
ⓓ
℃
ⓔ
RPM
ⓕ
ALARM ON/OFF
ⓖ
LAMP ON/OFF
ⓗ
MUTE
ⓘ
SET (TEMP.)
ⓙ
シェーカー回転数を表示します。
アラーム ON/ OFF 状態を表示します。
アラーム OFF の場合は消灯し、ON の場合は赤点灯します。
内部 LED ランプの ON/ OFF キーです。
アラームのミュート(消音)キーです。
温度の設定キーです。
∨
このキーを押すと、温度の設定値が減少します。
ⓛ
RPM/TIME
ⓜ
SET(SHAKER)
ⓞ
温度を表示します。
このキーを押すと、温度の設定値が増加します。
SHAKER RUN
ⓝ
外部セフティ回路が有効になっているときに点灯します。
∧
ⓚ
ⓞ
シェーカー動作中に点灯します。
回転数(rpm)と時間設定の表示モードを切り替えます。
回転数(rpm)設定とタイマー設定の確定キーです。
∧
このキーを押すと、回転数(rpm)・時間設定の値が増加します。
∨
このキーを押すと、回転数(rpm)・時間設定の値が減少します。
START/STOP
シェーカーの回転スタート/ストップキーです。
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2) NB-205QMC (ヒーター/冷却)
ⓐ
ⓑ
ⓕ
ⓖ
ⓒ
ⓗ
ⓓ
ⓘ
ⓙ
ⓔ
ⓚ
名称
ⓛ
機
ⓜⓝ
ⓞ
能
ⓐ
SAFETY
ⓑ
RUN
シェーカーが動作しているときにランプが点灯します。
ⓒ
HEAT
加熱しているときにランプが点灯します。
ⓓ
℃
ⓔ
RPM
ⓕ
外部セフティ回路が有効になっているときに点灯します。
温度を表示します。
回転数(rpm)を表示します。
ALARM
アラーム ON/ OFF 状態を表示します。
ON/OFF
アラーム OFF の場合は消灯し、ON の場合は赤点灯します。
ⓖ
LAMP ON/OFF
ⓗ
MUTE
アラームのミュート(消音)キーです。
ⓘ
COOL
ペルチェ冷却しているときにランプが点灯します。
ⓙ
SET (TEMP.)
ⓚ
温度の設定キーです。
このキーを押すと、温度の設定値が増加します。
∨
このキーを押すと、温度の設定値が減少します。
SHAKER RUN
ⓜ
RPM/TIME
ⓝ
SET(SHAKER)
ⓟ
内部 LED ランプの ON/ OFF キーです。
∧
ⓛ
ⓞ
ⓟ
シェーカー動作中に点灯します。
回転数(rpm)と時間設定の表示モードを切り替えます。
回転数(rpm)設定とタイマー設定の確定キーです。
∧
このキーを押すと、回転数(rpm)・時間設定の値が増加します。
∨
このキーを押すと、回転数(rpm)・時間設定の値が減少します。
START/STOP
シェーカーの回転スタート/ストップキーです。
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4. 設置
4.1. 開梱
慎重に梱包を開き、装置本体およびすべての部品に破損がないかご確認ください。
開梱後は、内容物をチェックし、次の品目が揃っていることを確認してください。
破損が見つかった場合や不足している部品がある場合は、弊社または販売代理店までご連絡ください。
1.
取扱説明書(本書)
2.
スプリング式万能ラック (プラットフォームに搭載)
3.
電源ケーブル
4.
スタッキングキット(本体の天板内に固定されています。二段積みする場合にのみ、ご確認ください)
4.2 設置
一台で使用する場合
1.
コンセントが近くにある床や作業テーブルの上に装置を設置し、グラつきなどがないことを確認してください。
2.
換気と電源ケーブルの取り付けのため、装置背面は50cm、左右は5cm程度のスペースを設けてください。
二段積みで使用する場合
1.
平らな床に装置を設置し、2人で装置を持ち上げるために十分なスペースを確保します。装置本体が水平にな
っており、設置後にグラつきがないことを確認してください。
2.
「3.2
積み重ね」(P7)の手順と写真を参照しながら、上段ユニットを安全に固定するために、取り付け用の
スタッキングキットを使用して天井板を固定します。
3.
両側のハンドルを持ち、上段ユニットを床に設置されている下段ユニットに積み重ねてください。
4.
スタッキングキットに取っ手をロックする際、手にケガをしないように注意してください。上段ユニットを
押し下げるとゴム足が沈み込み、より簡単にスタッキングキットにハンドルをロックすることができます。
5.
換気と電源ケーブルの取り付けのため、装置背面は50cm、左右は5cm程度のスペースを設けてください。
シェーカーの取り付け(納品時には設置済み)
シェーカーはチャンバー内底部に配置されています。適切な場所に配置されていることと、シェーカーのゴム足4
つが、チャンバーの底部に固定されている4本の六角ボルトに適切に取り付けられているかを確認します。
もしシェーカーが、底部の固定ボルトから外れていたら位置を修正してください。
手でプラットホーム部を軽く動かし、シェーカーがスムーズに回転することを確認します。「3.4 シェーカーコネ
クタ」(P8)の写真を参照し、シェーカーコネクタがチャンバー右奥にあるコネクタに適切に接続されていることを
目視で確認します。プラットフォームが水平であることを確認してください。
WB-205QM/205QMC(Ver. 1507)
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プラットフォームの取り付け
ベースプラットフォームの各コーナー角には、各種プラットフォームを搭載するための突起が4個あります。スプ
リング式万能ラックは標準搭載されており、他のプラットフォームやチューブラックを使用する場合は、4個の突
起を利用しご希望のプラットホームを取り付けます。
負荷が均衡していない状態でシェーカーを操作しないでください。
できる限り対称的に負荷を配置した状態でシェーカー動作させてください。
シェーカーを取り外す場合には、プラットフォームを持たないようにしてください。
注:シェーカー上のサンプル負荷
各フラスコプラットフォーム使用時の、重量と最大回転数については以下を参考にしてください。
フラスコプラットフォーム
フラスコを含む総重量(kg)
最大回転数(rpm)
4.65 ( 250mL満杯)
300
4.20 ( 200mL)
300
4.6 ( 500mL満杯)
300
3.05 ( 200mL)
300
1000mL×2
3.85 ( 1000mL満杯)
300
1000mL×3
5.15 ( 1000mL満杯)
295
1000mL×4
6.5 ( 1000mL満杯)
260
1000mL×2
3.10 ( 600mL)
300
×3
4.60 ( 600mL)
285
×4
4.95 ( 600mL)
250
2000mL×1
3.4 ( 2000mL満杯)
300
2000mL×1
2.6 ( 1400mL)
300
250mL×9
500mL×5
フラスコ内の内容物が投げ出されるような速度で、シェーカーを操作しないでください。
ドアの向きの変更
ドア開閉方向を逆にする場合(出荷時は左ヒンジ)は下記の手順で行ってください。
1.
ドアヒンジのネジ2本を取り外します。ドア側のヒンジと2本のネジはそのまま残します。
2.
正面図(P6)を参照し、装置右側のネジ穴を塞いでいる4本のプラスチックネジを外し、反対側のネジ穴に取り
付けてください。
3.
ドアを180度反転させ、ドア側ヒンジとネジのタップにネジを固定してドアヒンジを固定してください。
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排水ホースの取り付け (WB-205QMCのみ)
WB-205QMCの装置背面には、排水ホースがあります。排水ホースは電気部品の領域を避け、適切な場所に配置
します。チャンバーからの水を集めるために、チューブの端にボトルを用意し設置してください。定期的に排水用
トレイを確認して、満水になったら水を捨ててください。
5. 操作方法
温度設定
1.
本体右側面の電源スイッチをONにします。画面はRPMと現在の温度を表示します。
2.
温度表示の下にある「SET」キーを押します。
3.
設定温度は継続的に点滅して表示されます。「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」キーで変更できます。
4.
設定値を変更したら、「SET」キーを押すことで値が保存されます。
5.
プログラム値を確認し、設定キーを押して画面の点滅している値を確認します。
温度設定範囲は15〜50℃です。制御可能な温度は以下のとおりです。
NB-205QM:
室温+5℃〜+50℃(室温25℃の時)
NB-205QMC:
+15℃〜50℃(室温25℃の時)
シェーカーのタイマー設定
1.
「00.00」の表示がされるまで約2秒「RPM/TIME」キーを長押します。
2.
温度/速度表示の下にある「SET」キーを押してください。設定時間が表示され、継続的に点滅します。
3.
「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」キーで設定値を変更できます。最大時間は47時間59分です。
4.
設定値を変更したら、「SET」キーを押して値を保存します。
*
設定時間は、SETキーを押して保存しないと、以前から設定されている元の時間に戻ります。
** タイマー機能を使用せず連続動作させる場合は、設定時間を「00.00」としてください。
シェーカー回転数の設定
1.
時間/速度表示の下にある「SET」キーを押してください。もし画面がタイマー設定表示になっている場
合は、現在の設定回転数が表示されるまで約2秒間「RPM/TIME」キーを長押ししてください。
2.
設定速度が表示され点滅します。「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」キーで設定値を変更できます。
回転数はシェーカー動作中でも変更できますが、トラブルを防ぐため設定値+100rpm以上一度に上げな
いようにしてください。
3.
設定値を変更したら、「SET」キーを押して値を保存します。
4.
「START/STOP」キーを押すとシェーカーの回転が開始します(停止中の場合)。
*
設定は、SETキーを押して保存しないと以前の設定値に戻ります。
**
装置を二段積みで使用する場合、上段は200rpm以上に設定しないでください。
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チャンバー内の内部 LED 表示ランプ
チャンバー内部のランプを点灯するには、操作パネルのLAMPキーを押します。
ドアを開けると、自動的にLEDランプは点灯します。
温度のキャリブレーション
表示温度をキャリブレーション(校正)するには下記の手順で行ってください。
1.
「DOWN (▼)」キーを約3秒押してください。
2.
最後にキャリブレーションされた値が点滅表示します。「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」キーで校正値
を入力ししてください。
3.
設定値を変更したら、「SET」キーを押して値を保存します。
6. アラームとエラーメッセージ
6.1
アラーム音について(出荷時設定)
ドア開閉アラーム: ドアが30秒以上開いていた場合

アラーム音が鳴っているときにドアを閉じると、アラーム音は自動的に停止します。

アラーム音が鳴っているときにMUTEキーを押すと、アラーム音は3分間停止します。

ミュート機能によりアラーム音が3分間停止した後も、ドアが開いたままになっている場合は、アラームが
再度鳴ります。
温度: ±1℃以上の逸脱が8分を経過した場合

設定温度よりも±1℃を超える温度で8分間(許容時間)続いたときには、温度アラーム音が鳴ります。
温度が戻り、許容範囲内に1分間以上経過した場合は、アラーム音が停止します。
温度アラームが作動しているときに、MUTEキーを押すと、アラーム音は10分間停止します。
シェーカー: ±5RPM以上の逸脱が60秒を経過した場合

出荷時設定では、シェーカーが設定されたRPMよりも±5rpm以上逸脱し、60秒以上経過するとアラーム音が
鳴り、シェーカーのRUN表示ランプが高速で点滅します。

回転数が許容範囲内に復帰すると、アラーム音は自動的に停止します。

アラーム音が鳴っている間にMUTEキーを押すと、10分間アラームが停止します。

アラームが作動 状 態 で ドアが開くと、シェーカーは停止し、アラーム音 も 停止します。その後、シェーカー
のアラームシステムは初期化され、再びシェーカーを開始すると、シェーカーのアラームシステムは、下の
項で説明されている一時停止処理をすることによって、再設定することができます。
WB-205QM/205QMC(Ver. 1507)
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6.2
シェーカーアラームの設定
本モードでは、許容時間、許容範囲などのアラーム条件を調整します。
シェーカーアラーム設定モードに入るには、シェーカーの「SET」キーを押しながら、電源スイッチをONにします
。RPM表示が数字(出荷時設定: 100)と共に点灯します。これがアラーム設定の第1モードです。
第1モードは、RPMアラーム回復のための一時停止時間です。アラームの一時停止時間とは、シェーカー開始後
またはドアを開いた後にシェーカー回転数の復帰・安定に必要な時間の長さです。
一時停止時間があることにより、不要なアラームの起動を防止できます。出荷時設定値は100(秒)です。
通常100秒あればシェーカーはRPMを設定できますが、調整が必要な場合は、「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」
キーで値を変更します。任意の値になったら、SETキーを押して値を保存し、第2モードに進みます。
第2モードは許容範囲です。5〜10の間で調整が可能です。最低でも5rpmにしておくことで頻繁にアラームが鳴
ることを回避できます。上記の第1モード設定と同様に、任意の値で「SET」キーを押して保存した後、第3モー
ドに進みます。
第3モードは、RPMが許容偏差を超えた場合の一時停止時間です。推奨値は60(秒)です。
6.3
温度アラームの設定
本モードに入るには、電源オフの状態で温度の「SET」キーを押しながら電源スイッチをONにします。
温度ディスプレイに温度アラームの許容温度範囲を意味する「Ar1.0」などの値が表示されます(出荷時設定は±1℃
です)。表示温度が8分間以上、設定偏差値より高いまたは低い場合、アラームが鳴ります。
「UP (▲)」キーと「DOWN (▼)」キーを使用して、(1.0〜3.0℃)の範囲で変更することができます。変更した
ら「SET」キーを押して保存します。その後、チャンバー内の現在の温度表示に戻ります。
電源がオンされた場合、または新規のアラーム値が再設定された場合は、設定温度の±1℃以内に到達し、その範囲
内で1分間以上維持されるまで、温度アラームシステムは作動しないようにプログラムされています。
温度セフティ回路(LED警告のみ)
異常な温度上昇を防止するために、メイン温度センサーを用いた回路とは
別に、保護回路が装備されており、温度制御機能やセンサーに異常が生じ
た場合のトラブルを防止することができます。
この設定値を変更するには、本体背面のダイヤルを回して設定できます。
不用意な温度セフティ回路の動作を避けるため、ダイヤルは設定温度から
+5℃程度に設定してください。
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6.4
シェーカーのエラーメッセージ
エラー表示
状態
解決策
rErrL:低速時エラー
プラットフォームは手動で移動しま
プラットフォームの動きを妨げてい
す。プラットフォームの移動中は、
るものがないか確認します。
「STOP」キーと「SET」キーを同時
設定速度が許容範囲内にあることを
に押し続けてください。
確認します(30〜300rpm)
rErrH:高速時のエラー
容器が取り外されている場合は、容
負荷または負荷の一部を除去します。 器を新たに置くか、装置を再起動し
ます。
Error:電気的エラー
電源コードが正しく接続されている
装置の運転中に電源が遮断されまし
か確認し再起動します。状況が回復
た。
しない場合には弊社または弊社代理
店までご連絡ください。
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7. メンテナンス
本体のメンテナンスや修理を行う前に、コンセントから電源プラグを外してください。
保証期間中の本装置のメンテナンスや修理に関しては、必ず弊社または弊社代理店にご相談ください。
保証期間後でも、特に修理の技術を必要とする場合や修理が困難な場合がございますので、ぜひご相談
ください。
7.1
日常のお手入れ
定期的に清掃を行なってください。装置本体をきれいに維持することで、装置の寿命が延びます。
中性洗剤または70%エタノール溶液を使用して柔らかい布で装置本体の外側を拭いてください。
化学洗浄液はなるべく使用しないでください。外面の塗装や鋼材に損傷を与える可能性があります。
チャンバー内部の清掃をするときは 、チャンバー 内からシェーカーを取り出します。まず、チャンバーの背面右
側にあるコネクターを抜きます。次にシェーカー本体を垂直方向に持ち上げ慎重に取り出します。70%アルコール
で、チャンバーをよく拭いた後、完全にチャンバー内を乾燥さてください。
液体がこぼれた時には、装置の電源を切り、シェーカーを取り出し、柔らかい布でチャンバー内部を拭
きます。こぼれた液体が完全に乾燥するまで、装置は作動させないでください。
シェーカーを持ち上げるときは、プラットフォームをつかまないでください。
プラットフォームの破損の原因になります。
WB-205QMCには、ペルチェ素子を使用するため排水ラインがあります。
室温よりも低い温度で使用しているときには、結露した水が排水ラインを通って流れます。チャンバーの背面と
本体背面の排水ラインに残った水の汚染を防ぐため、定期的に清掃と乾燥を行ってください。
また水が電気に接触しないよう、適切な場所に排水ホースを設置し、排水を集めるためのトレイまたは容器を用
いてください。
排水ライン(本体背面)
WB-205QM/205QMC(Ver. 1507)
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8. アクセサリー
WB-205QM/WB-205QMC 用アクセサリー
カタログ番号
品名
価格(円)
101S-100
100mL フラスコ用プラットフォーム(16 本架)
32,000
101S-250
250mL フラスコ用プラットフォーム(9 本架)
32,000
101S-500
500mL フラスコ用プラットフォーム(5 本架)
32,000
101S-1000
1000mL フラスコ用プラットフォーム(4 本架)
32,000
101S-SR
スプリング式万能ラック
34,000
101S-MR
マイクロプレート用プラットフォーム
38,000
101S-PL
ユニバーサルプラットフォーム
12,000
101S-TR14
チューブラック(14mm 直径
56 本立て)
34,000
101S-TR16
チューブラック(16mm 直径
32 本立て)
34,000
101S-TR19
チューブラック(19mm 直径
32 本立て)
34,000
101S-TR50
チューブラック(30mm 直径
10 本立て)
34,000
※ 上記価格は 2015 年 7 月 1 日時点のものです。
WB-205QM/205QMC(Ver. 1507)
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