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生命環境系・生命環境科学研究科における国際交流取組
生命環境系・生命環境科学研究科に おける国際取組 教育・人材育成 •グローバル30、グローバルコモンズ関連取組 •日中韓大学院生フォーラム •マレーシア日本国際工科学院連携 •国際農学ESDプログラム •環境ディプロマティックリーダーの育成拠点等 国際交流 研究 •ボルドー大学等との連携 •SATREPS事業(エジプト、チュ ニジア、メキシコ) •JSPS日印2国間協力事業等 支援体制 •生命環境等支援室国際連 携サポートチーム •環境系専攻ICEPオフィス等 1 Global 30 Program (G30) 国際生命産業振興のための 実務者養成プログラム 国際共同農業研究エキスパート 養成プログラム International Bioindustrial Science Course Professional Training Program in International Agricultural Research 生命産業科学専攻(設置組織) 生命産業科学専攻(所属専攻博士後期) 生物資源科学専攻(設置組織) 国際地縁技術開発科学専攻(所属専攻博士後期) 廃棄物管理専門家養成 コース 乾燥地資源科学コース Waste Management Professional Training 環境科学専攻(設置組織) 持続環境学専攻(所属専攻博士後期) Arid Land Resources Science Course 国際地縁技術開発科学・生物圏資源科学・ 北アフリカ研究センター(設置組織) 生物圏資源科学専攻(所属専攻博士後期) 生命環境学際プログラム 生命環境学群(生物学類、生物資源学類、地球学類) 2 グローバル・コモンズ関連取組 • マレーシア工科大学およびマレーシア・日本国際工 科院との連携にもとづく東南アジア圏グローバル・ コモンズ形成(学生の受入れ) • 上海教育研究センターを拠点とした中国高等学校 における環境教育:中国における高大連携をめざ して • 博士後期課程におけるボルドー大との新規ダブル ディグリープログラム開発のための事前協議 • 基礎生物学分野におけるマンチェスター大学との 教育研究交流 • 生物資源科学分野の海外重点協定校との双方向 学生交流プログラムによるグローバル人材育成 3 4 国際農学ESD インターンシップ 国際農学ESD 国際農学ESDプログラム シンポジウム (農林技術センター) 国際性: 英語の座長経験 国際会議の運営 Best Poster Award Best oral Presentation Award Short stay, short visit 主要・招待講演課題等 • 水環境に及ぼす農業活動の影 響を評価するための窒素循環 モデルの構築 • アジアモンスーン地域における 将来の水利用可能量予測 •他 持続可能な開発 のための教育 J.Developments in Sustainable Agriculture (J-Stage) ユネスコからAPEID のACに指名(1979) 国際農学ESD パートナーシップ 1) 協定校との連携教育プログラム フィリピン大学、ボゴール農科大学 カセサード大学、ユタ州立大学 2) アフガニスタン復興支援 3)アジア共生社会を創成するための 国際連携教育プログラム 4) 茨城大学 ESD: Education for Sustainable Development APEID:The Asia-Pacific Programme of Educational Innovation for Development アジア太平洋. 地域教育開発計画 AC:Associated Centre (協同センター) 5 マレーシア工科大学(UTM)・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)と生命環境系の連携状況(2013.08) l MJIIT大学コンソーシアム参加 (環境グリーン技術工学(EGT) 小委員会)(2012.12) l UTM・筑波大生命環境系交流 協定(2012.11) l UTM副学長、MJIIT院長を訪問(白岩 系長ほか)(2013.02) l UTM副学長、理事、MJIIT院長、副院 長が筑波大を公式訪問(2013.06) l 杉浦特命教授をMJIIT-EGTに長期派 遣(2013.08より3年間) l 日常的交流・連携強化のためMJIITに おけるオフィス設置について協議中 教育 l MJIIT博士後期課程学生に対する研究指 導(生命産業科学専攻に短期受入れ。杉 浦特命教授、内海准教授)(2013.01-04, 05-08 (※)) l 堀江前マレーシア大使(地球環境問題担当大 使・UTM特命大使)を客員教授として招へい (2013年度) l UTM大学院生4名を環境科学専攻SUSTEP 短期プログラムに受入れ予定(2013.102014.03) l MJIITにおける教育支援(カリキュラム整備、 研究設備整備、論文指導。杉浦特命教授 ほか)(2012.11-) 研究 l UTMにて藻類研究シンポジウム開催予定(白岩系長、杉浦特命教授、岩 本講師、甲斐田助教ほか)(2013.12)(※) l バイオエネルギーを核とする研究基盤ネットワーク形成にむけて協議中 (JSPS研究拠点形成事業に申請予定) l グローバルコモンズ連携プログラムにより連携推進(2013年度採択)(※印の活動) l 生命環境系支援室にマレーシア連携サポートチームを設置(2013.05) 6 筑波大学 - ボルドー大学 国際連携の概要(生命環境系) 生命環境系 生命環境科学研究科 生命環境学群 ・国際農業研修の実施 (生物資源学類) ・学生インターンシップ ・学位論文研究の共同実施 ・大学院ダブルディグリー プログラム(準備中) 教育 連携 ボルドー第二大学と 大学間交流協定締結 (2009年9月) 2008-2012年度に 延べ66名を派遣、 39名を受入 遺伝子実験センター 研究 連携 ・国際ジョイントラボ設置 ・教員・研究員・学生の派遣、 受入れ ・共同研究プロジェクト推進 ・国際ワークショップ、セミ ナー、シンポジウムの開催 ボルドー大学 連合 ※フランス国内9位 生命科学研究科 ボルドー第二大学 フランス国立農学研究所 ボルドー研究所 7 地球規模課題対応国際科学技術協力 SATREPS Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development http://www.jst.go.jp/global/ • ナイル流域における食糧・燃料の持続的生産 (2008-2013) – 佐藤政良教授(生命環境系) – アスワンハイダムによって洪水を受けなくなったナイルデルタの灌漑農業 の持続性を評価し、生産性と持続性を保ちながらの節水がどこまで、どの ように可能なのかを示すとともに、食糧・燃料の新しい生産手法、水管理 方法を提示する。 • 乾燥地生物資源の機能解析と有効利用 (2009-2014) – 礒田博子教授(生命環境系・北アフリカ研究センター) – チュニジア乾燥地域を対象として、食文化や伝承薬効に基づく有用生物資 源調査等を展開するとともに、水環境・土壌塩類などの特性調査を行い生 息環境を明らかにし、乾燥地生物資源の高度利用を図る。 • メキシコ遺伝資源の多様性評価と持続的利用の基盤構築 (2012-2017) – 渡邉和男教授(生命環境系・遺伝子実験センター) – メキシコ政府が、国家戦略として設立した国立遺伝資源保存センター(CN RG)の研究・運営活動支援を行い、気候変動対応に関する遺伝資源(在 来伝統品種や野生種などの品種改良の源)の生育域外保全、遺伝資源 の持続的利用の研究を行う。 8 文部科学省 科学技術戦略推進費 戦略的環境リーダー育成拠点形成 ○アジア・アフリカ等の途上国における環境問題解決に向けたリーダーシップを発揮する人材(環境リーダー)を、留学生と日本人学生が 共に学ぶ環境で育成する拠点を形成 ○実施期間5年 ○2008∼2010年度に、全国17大学が採択 ○2011年度中間評価にてS評価獲得 筑波大学「環境ディプロマティックリーダー (EDL) の育成拠点」 (2009∼2013年;2009年:5,060万円,2010年:7,220万円, 2011年:6,126万円、2012年:6,821万円、2013年:6,935万円) 人材育成目標 組織 教育の特徴 • 学長のリーダーシップのもと、生命環境科学研究科持続環境学 水資源 (Water) 水循環理解・汚染対策・浄化技術 Env policy 地域課題 環境政策 国際環境法 国際関係論 環境外交論 Env Diploma Global issues 生物多様性・資源 (Bio div) 生態系理解・バイオマス利用 Env ethics 地球課題 環境倫理 合意形成 Communication 感染症防止対策・保健衛生啓蒙 EDL履修生(H25.04.01現在) Jordan Indonesia Nepal Bangladesh 2 1 1 2 Japan • 運営委員会:国際担当副学長、環境担当学長補佐、生命環境科学研究 科長、留学生センター長、国際部長、持続環境学専攻長、環境バイオマス 共生学専攻長、人文社会科学研究科長・人間総合科学研究科長推薦者他 Regional issues 環境保健衛生 (Env health) Mongolia 4 専攻が主担当(専任教員3名、技術職員2名)、人文社会科学研究 科、人間総合科学研究科、北アフリカ研究センター、陸域環境研究 センター、農林技術センター等との連携 • 筑波研究学園都市交流協議会の枠組み内で、国立環境研究所、 農業環境技術研究所、土木研究所、UNESCO水災害リスクマネージ メント国際センター等との連携 • つくばEDL国際コンソーシアムの枠組み内で、日中水循環・水環 境研究センター、モンゴル地下水資源UNESCO-Chairプログラム、モ ンゴル国環境省、チュニジア国立農業研究所等、国際連携 修士課程 28名 博士課程 15名 合計 43 名 6 海外・国内インターンシップ • 環境問題発生のフィールドで、生の情報に接し、現地の人々と 議論、国際シンポジウムを通じた環境外交体験 • 当事者問題意識の涵養と環境外交の現場能力の涵養 • 2013年度は、チュニジア-フランス、ケニア、インドネシア、長崎 県及び熊本県において実施予定 EDL ability International Internship Health / Leadership プレゼンテーション等能力涵養、フィールド における実地教育、環境人材の基本教養 としてのGlobal Health、各界トップ講師陣 によるリーダーシップ講義 4 EDL特講 ”Meet the Leaders” • 地球温暖化、水処理、環境政策、国際環境外 交、保健衛生等の第一人者による講義 • Dr. Joseph DesJardins (Vice Provost and Academic Dean, College of St. Benedict and St. John’s University)、松浦晃一郎博士(UNESCO 前事務局長)、古知新博士(元WHO本部世界 結核対策部長・マラリア対策部長)、市川光雄 博士(日本モンキーセンター長)等 PCM実習 • 国際環境協力、環境外交現場における、意志 決定、合意形成プロセスの実習 • 他の意見を尊重した議論能力涵養 China 16 修了生 Vietnam 11 English writing, presentation & debate (2013年3月末) • 修士(環境科学)・環境ディプロマティックリーダー: 29名 • 博士(環境学)・上級環境ディプロマティックリーダー: 4名 9 SUSTEP : A New Graduate Program in Sustainability, Sciences, Technology and Policy From bilateral relations to a multilateral network Universities in China Malaysia Taiwan Universities in Vietnam Universities in Indonesia • Water resources/ environment • Bio-diversity/ resources • Waste management • Environmental recovery University of Tsukuba Brazil SEAMEO — Credit Transfer — Grading scheme — Double degree Peru 生命環境科学研究科修了生の事例(博士前期) 白石 拓也 修士(環境学)・EDL修了(2012年3月) アイ・シー・ネット株式会社 (国際開発援助コンサルティング) インターンシップ ワークショップ 講義・実習 水環境学序論 水総合学 循環環境学概論 生物多様性 生物資源リサイクル 予防環境医学 環境共生学概論 国際保健概論 森林保全計画論 陸域生態学 植生景観論 保全生態学 環境政策概論 英語プレゼン 環境ガバナンス 文化生態原論 EDLディベート • 水資源総合的マネージメント • 原子力発電とエネルギー問題の将来 ブータン・インターンシップ • ジグメドルジ国立公園 • 王立自然保護協会 • タクツン寺院 等 JICA北京事務所 中国における林業・生態環境 分野にかかる動向調査補助 • 山西省大寧県 • 㒪西省洋県 • 新疆ウイグル自治区 廃棄物処理施設 電力中央研究所 足尾銅山跡地 第4回日中大学院生フォーラム 口頭発表第3位受賞 アサヒビール学術振興財団 研究助成(地球環境科学部門) 修了 修士(環境学) EDL 修了証書 チベット草原におけ る生産性と多様性の 両立を目指した最適 放牧強度に関する 研究 EDL年次報告会での口答発表 ‘Meet the Leader’ EDL 特別講義 環境倫理学-持続性と倫理- 環境科学実習 霞ヶ浦上水センター 学会・セミナー PCMワークショップ EDL 修了サプリメント Plan Evaluation Act 人口爆発の現状と未来 在籍期間 専門分野 履修期間・要件 履修科目・単位数 学長名により発行 11 生命環境科学研究科修了生の事例(博士後期) つくばEDL国際コンソーシアム Chekirbane Anis (2013年3月修了予定) 博士(環境学)上級EDL 国費外国人留学生 Research Engineer チュニジア共和国 Borj Cedria テクノパーク 水科学技術研究センター(CERTE) インターンシップ ワークショップ 講義・実習 EDLディベート モンゴル・インターンシップ • ディベートの開催 • テーマの設定 • 議事・進行役 • ウランバートル火力発電所 • 下水処理施設等 土地利用の変遷 ‒生 態系と健康に及ぼす経 済的利益と効果- 現 地 調 査 CapBon, Medjerda and Sbiba地区での地下水・地 表水のサンプル採取 同位体マッピングのため のチュニジア全土の地下 水・地表水サンプル採取 CERTE MONRE チュニジア・インターンシップ • チュニジア国環境省、保健省 • 同地方事務所等 筑波大学北アフリカ・ 地中海事務所 チュニジア共和国 水科学技術研究センター ベトナム自然環境省 学会・セミナー 2011EDL年次報告会 ベスト・ポスター賞 修了 博士(環境学) 2012EDL年次報告会 ベスト・ポスター賞 22nd Salt Water Intrusion Meeting Brazil 2012 テーマ CANMRE 筑波 大学 International Symposium: Bridging Environmental Leaders, Mongolia 2010 Hydrological Sciences Journal (in press) Interaction between groundwater and saline surface water in alluvial aquifers of ephemeral coastal streams, north-east of Tunisia 上級EDL 修了証書 修了サプリメント ‘Meet the Leader’ EDL 特別講義 PCMワークショップ Plan Evaluation Act 環境倫理学-持続性と倫理- 人口爆発の現状と未来 12 その他の取組等 • ブラジル諸大学との連携 – サンパウロ大学(部局間協定から全学協定へ)、ブラジリア大 学等 • 国際会議主催等 – 環境汚染と環境問題に関する界面科学国際シンポジウム等: コロイド界面科学の環境問題適用を先導 – 1KITE −1K 昆虫トランスクリプトーム進化プロジェクト−:動物 の75% を占める昆虫類の高次系統の理解は混迷を極めてい る。このような中、1000種類のトランスクリプトーム解析で昆虫 類の系統進化の議論に決着をつけようとする国際プロジェクト、 1KITE 「1K 昆虫トランスクリプトーム進化プロジェクト1KITE 1K(1000) Insect Transcriptome Evolution」 (http://www.1kite.org/)が昨年2012年に始動 – 国際バイオエネルギーシンポジウム:筑波大学の藻類研究者 が中心となって、藻類産業創成コンソーシアムという組織を構 築しており、現在、国内の関連企業約80社が加盟。アメリカに はAlgal Biomass Organization(ABO)という同様の組織があり、 日本の藻類産業創成コンソーシアムとABOが連携、それを記 念して表記のシンポジウムを東京で開催。 13 その他の取組等 • 共同研究等 – JSPS日印2国間協力事業:JSPSの二国間交流事業で サポートを受けているインドと日本との共同研究事業。 平成23/24年度、鈴木石根教授とインドのハイデラ バード大学Prakash准教授がラン藻のシグナル伝達 の共同研究を実施。本年度、原始的なラン藻から高 等植物までをシグナル伝達の分子機構という横糸で 繋いだ、二国間セミナーを12月にハイデラバード大学 で開催。日本から8名、インドから14名の参加者を予 定。日本側の参加者は、本年3月の日本植物生理学 会でシンポジウムを行い、日本人参加者間の交流を 行っている。これを機会に日印の共同研究が様々な 組み合わせで、発展することが期待される。 – フランス放射線防護原子力安全研究所:国際協働研 究により、福島第一原子力発電所事故により環境中 に放出された放射性核種の環境動態プロセス研究を 先導。 14 その他の取組等 • 共同研究等 – 日中水循環研究センター(筑波大学−中国科学院地 理科学資源研究所):アジア地域等における水循環、 水環境、水資源研究の拠点形成。 – モンゴルにおける持続的地下水管理に関する UNESCO-Chairプログラム(筑波大学−モンゴル科学 アカデミー地生態学研究所):モンゴル・ウランバート ルを中心とした地下水管理研究、キャパシティ・ビル ディング。 • 人材育成等 – AsOBiNet (Asia Oceania Biology Student Network) 遣 欧使節団:アジア、オセアニア、欧州学生交流セミ ナー。2006年∼。研究情報交換、交流。 – Cosmos Café International: 一般学生、留学生の交流 促進。多国語環境スペースの提供。 15 生命環境系・生命環境科学 研究科主な国際交流協定校 (2012-) 16