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株式会社JVCケンウッドの事業再構築計画のポイント

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株式会社JVCケンウッドの事業再構築計画のポイント
平成23年9月26日
株式会社JVCケンウッドの事業再構築計画のポイント
(株)JVCケンウッドは、傘下の事業会社である日本ビクター(株)、(株)ケンウッド
及びJ&Kカーエレクトロニクス(株)の3社を吸収合併し、一体会社として事業環境
の変化に迅速・柔軟に対応できる体制へ移行する。
今回の合併により、ガバナンス・内部体制の一元化による業務革新のスピード
アップ、資金運営の一元化による資金運用の自由度・効率の向上、社内制度の一
元化による人材交流・活用及び社員の意識統一をはかり、組織と従業員の活力を
高めることを目指す。
支援措置
㈱JVCケンウッド
登録免許税の
軽減
吸収合併
吸収合併
吸収合併
㈱ケンウッド
日本ビクター㈱
J&K
カーエレクトロニクス㈱
【生産性の向上】
・有形固定資産回転率を17%以上向上させる。
【財務内容の健全性】
・有利子負債/キャッシュフロー 10倍以内
・経常収支比率 100%以上
【事業革新】
・平成25年度に新商品の売上高を全売上高の2.25%以上とする。
【従業員の推移】
・(株)JVCケンウッド 1,227名→4,124名(被合併会社より3,007名が転籍)
・新規採用 100名
・出向、解雇の予定はない。
【計画の実施期間】
・平成23年10月~平成26年3月
様式第三(第5条関係)
認定事業再構築計画の内容の公表
1.認定をした年月日
平成23年9月26日
2.認定事業者名
株式会社JVCケンウッド
3.認定事業再構築計画の目標
(1)事業再構築に係る事業の目標
当グループが属するコンシューマーエレクトロニクス業界は、デジタル化の進展にと
もなって、企業の設備投資やソフト開発負担が増加する一方、汎用部品による商品化が
容易になり商品の差別化が難しくなったことから韓国・台湾・中国などのメーカーが台
頭し、世界市場でシェア競争と価格競争が激化している。
日本ビクター株式会社(以下「ビクター」)および株式会社ケンウッド(以下「ケンウ
ッド」)は、このような厳しい競争を勝ち抜き、企業価値の拡大・創造をはかるために、
平成 20 年 10 月 1 日に共同持株会社であるJVC・ケンウッド・ホールディングス株式
会社[現:株式会社JVCケンウッド(以下「JVCケンウッド」
)]を設立し、ビクター・
ケンウッド・J&Kカーエレクトロニクス株式会社(以下「J&Kカーエレクトロニク
ス」)の 3 事業会社を傘下に置く経営統合を実施した。今回、平成 23 年 10 月 1 日をも
って、この経営統合をさらに推し進め、持株会社であるJVCケンウッドは、事業会社
であり、子会社であるビクター、ケンウッドおよびJ&Kカーエレクトロニクスの 3 社
を吸収合併し、一体会社として、事業環境の変化に迅速・柔軟に対応し、統合効果を最
大限に発揮する新生「JVCケンウッド」へと移行する。これらの取組みを通じて「世
界をリードする専業メーカーとしての地位確立」に向けて、強い事業に集中し、利益あ
る成長を実現するとともに、ひろく社会から信頼される企業になるべく、全社をあげて
取り組んで行く。
(2)生産性の向上を示す数値目標
生産性の向上としては、平成 25 年度には平成 22 年度に比べて、有形固定資産回転率
を 17%以上向上させることを目標とする。
4.認定事業再構築計画に係る事業再構築の内容
(1)事業再構築に係る事業の内容
①中核的事業
・ カーエレクトロニクス事業
(カーオーディオ、カーAVシステム、カーナビゲーション、光ピックアップ)
・ 業務用システム事業
(業務用無線機器、業務用映像監視機器、業務用ビデオ機器、業務用オーディオ機
器、業務用ディスプレイ)
1
・ ホーム&モバイルエレクトロニクス事業
(ビデオカメラ、液晶テレビ、プロジェクター、ピュアオーディオ、セットステレオ、
ポータブルオーディオ、AVアクセサリー)
②選定理由
当社は、今回の合併による更なる経営統合により、当社が長年かけて磨き上げてき
た「感動」を一体会社として昇華してゆくとともに、新しい時代に求められる「安心」
の具現化し、「利益ある成長」を実現するため、当社の強みである映像技術、音響技
術、無線技術、音楽・映像ソフトをコアに、カーレクトロニクス、業務用システム、
ホーム&モバイルエレクトロニクスを中核事業と位置づけている。
③事業再構築に係る事業の内容
現在、持株会社であるJVCケンウッドの傘下に、事業会社であるビクター、ケン
ウッド、J&Kカーエレクトロニクスの 3 社を置く形から、JVCケンウッドは、事
業会社であり、その子会社であるビクター、ケンウッド、J&Kカーエレクトロニク
スの 3 社を簡易吸収合併する。この合併により、第一に、ガバナンス・内部統制の一
元化によって業務革新を進めスピードアップをはかり、第二に、資金運営の一元化に
よって資金運用の自由度、効率を高め、第三に、社内制度の一元化によって人材交流・
活用、社員の意識統一をはかり、組織と従業員の活力を高めることを目指す。
(事業の構造の変更:吸収合併)
<存続会社>
名称:
株式会社JVCケンウッド
住所:
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番地
代表者: 代表取締役社長 不破 久温
資本金: 10,000 百万円
設立日: 平成 20 年 10 月 1 日
<消滅会社>
名称:
日本ビクター株式会社
住所:
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番地
代表者: 代表取締役社長 不破 久温
資本金: 51,615 百万円
名称:
株式会社ケンウッド
住所:
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
代表者: 代表取締役社長 不破 久温
資本金: 11,059 百万円
名称:
J&Kカーエレクトロニクス株式会社
住所:
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
代表者: 代表取締役社長 不破 久温
資本金: 445 百万円
(事業革新)
当社の中核的事業であるカーエレクトロニクス事業において、全社各事業部の技術陣
と連携して従来のナビとはまったくコンセプトの異なる新カテゴリーのナビ商品群を市
場に投入し、平成 25 年度には当該商品の売上を全売上高の 2.25%以上とすることを目
標とする。
(2)事業再構築を行う場所の住所
2
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番地
株式会社JVCケンウッド
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番地
日本ビクター株式会社
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
株式会社ケンウッド
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
J&Kカーエレクトロニクス株式会社
(3)関係事業者又は外国関係法人
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番地
日本ビクター株式会社
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
株式会社ケンウッド
東京都八王子市石川町 2967 番地 3
J&Kカーエレクトロニクス株式会社
(4)事業再構築を実施するための措置の内容
別表1のとおり
5.事業再構築の開始時期及び終了時期
開始時期:平成23年10月
終了時期:平成26年3月
6.事業再構築に伴う労務に関する事項
(1) 事業再構築の開始時期の従業員数(平成23年8月1日時点)
4,297 名(4 社合算)
1,227 名
JVCケンウッド
1,575 名
日本ビクター
467 名
ケンウッド
1,028 名
J&Kカーエレクトロニクス
(2) 事業再構築の終了時期の従業員数
JVCケンウッド(新会社)
4,124 名
(3) 事業再構築に充てる予定の従業員数
JVCケンウッド(新会社)
4,124 名
(4) (3)中、新規に採用される従業員数
3
100 名
JVCケンウッド(新会社)
(5) 事業再構築に伴い出向又は解雇される従業員数
出向予定人員数
なし
3,007 名
転籍予定人員数
解雇予定人員数
なし
7.事業再構築に係る競争に関する事項
該当なし
4
別表1
事業再構築の措置の内容
措置事項
実施する措置の内容及びその実施する時期
期待する支援措置
事業の構造の変更
合併による中核的事業の開 ①合併(存続)会社
租税特別措置法第 80 条
始、拡大又は能率の向上
名称:株式会社JVCケンウッド
第 1 項第 5 号(認定事業
(平成 23 年 8 月 1 日に「JVCケンウッド・ホール
再構築計画等に基づき行
ディングス株式会社」から商号変更)
住所 :神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番
代表者:代表取締役社長
不破 久温
資本金:10,000 百万円
合併期日:平成 23 年 10 月 1 日(予定)
②被合併(消滅)会社
名称
:日本ビクター株式会社
住所
:神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目 12 番
代表者:代表取締役社長
不破 久温
資本金:51,615 百万円
名称
:株式会社ケンウッド
住所
:東京都八王子市石川町 2967 番地 3
代表者:代表取締役社長
不破久温
資本金:22,059 百万円
名称
:J&Kカーエレクトロニクス株式会社
住所
:東京都八王子市石川町 2967 番地 3
代表者:代表取締役社長
不破 久温
資本金: 445 百万円
100%子会社を対象とする簡易吸収合併
事業革新
第 2 条第 4 項第 2 号イ
当社の中核的事業であるカーエレクトロニクス事業に
おいて、全社各事業部の技術陣と連携して従来のナビとは
まったくコンセプトの異なる新カテゴリーのナビ商品群
を市場に投入し、平成 25 年度には当該商品の売上を全売
上高の 2.25%以上とすることを目標とする。
5
う登記の税率の軽減)
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