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脳卒中後遺症による - 横浜新都市脳神経外科病院
もう一度、 動かしたい… 脳卒中後遺症による 脳卒中後遺症による麻痺は、下肢に比較して上肢が重くなる傾向にあります。脳の損傷の程度にも よりますが、リハビリテーション対象患者のうち、実用的に使用できる手指機能を取り戻せるのは 約3~4割程度であり、半数以上の患者に重い麻痺が残ると言われています。しかし、日常生活に おいても麻痺のある手指を使用していくことで、その後の拘縮(長期間動かしていないために関節が硬くなり、動き が悪くなる状態)の予防・手指機能の維持・さらなる回復に重要となります。 ■当院での治療方法 ■対象患者 3~4週間程度の入院をしていただき、随意運動介 ア イ ビ ス 脳卒中後遺症による片麻痺障害(失調や不随意運動の方 助型電気刺激装置(IVES)を使用した集中的な は除く)があり、回復期リハビリテーションを終 手指のリハビリと日常生活上での使用について指 え、日常生活の基本的な動作が自立されてい 導します。 る・歩行が一人で可能な方(杖・装具の使用は可) ア イ ビ ス ▼随意運動介助型電気刺激装置(IVES)とは 特殊な電気刺激の装置で、脳からの運動指令によって生じる筋 肉の活動を電気信号として読み取り、弱まった運動指令を補う ように麻痺のある筋肉に電気刺激を与え ます。 ただし、上記対象であっても麻痺側上肢に疼痛やしびれ・重度 な拘縮がある方、重度な感覚障害・認知障害等のある方、ペー スメーカーを使用されている方、麻痺側前腕に金属などの体内 異物のある方、皮膚の問題により電気刺激が困難な方、コント ロール不良のてんかんをお持ちの方は除外となります。 ※筋肉の活動が読み取れない方はご使用 ※治療可否は、リハビリテーション医師の診断により最 になれません。 終決定いたしますのでお気軽にご相談ください。 ■お問い合わせ 治療希望の方・ご質問等は、下記までお問い合わせください。 地域医療連携室 ☎045-911-8115(直通) イ ム ス IMSグループ 医療法人社団明芳会 横浜新都市脳神経外科病院 神奈川県横浜市青葉区荏田町 433 番地