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2013年所報 - 近畿大学分子工学研究所

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2013年所報 - 近畿大学分子工学研究所
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
巻頭言にかえて
〜分子工学研究所所報第 10 号の発刊にあたって〜
分子工学研究所
所長 遠藤 剛
1.はじめに
新しい機能性材料や高性能材料への要求が高まる中、精緻な分子設計が求められている。
設計された分子はフラスコの中で合成され、やがて材料としての機能が明らかになるにつれ
新たな段階、
すなわちニーズによって洗練される段階に進む。
即ち、
反応ステップ数の低減、
ワンポット化、単離精製の簡便化などの分子工学により応用ステップ(工業化)に至る。こ
こではこれまで我々がフラスコの中で生み出してきたいくつかの新モノマー・新重合系が実
用化に至った経緯を示し、今後の材料開発の一助になることを願うものである。
2.重合系の設計・開発と材料としての応用展開
2-1.熱潜在性開始剤[1]
潜在性開始剤とは熱や光などの外部刺激によって重合開始剤を発生する化合物であり、こ
れらを用いることでモノマーと開始剤があらかじめ混合してある「一液型」の製品の開発が
可能となる。我々は種々のベンジルオニウム塩が熱潜在性開始剤の基本構造となることを見
出し、それらの実用化を展開してきた(図1)
。これらの塩は常温では活性を示さないが、
加熱するとスルフィドやアミン類が解離してベンジルカチオンを生成し、これがエポキシド
などのカチオン重合を開始する。その解離温度はカウンターアニオン(図中 Y-)や置換基
を適切に選択することで使用目的に応じて設定することが可能である。現在、これら潜在性
開始剤は接着剤・シーラント・インク・コーティングなどにおいて広く活用されている。
H
R1
+
XR3n Y-
H
Δ
R1
+
R2
benzyl cation
R2
Latent Initiator
O
Y- + XR3n
O
R
R
X=N, S, P
Y- = SbF6-, PF6AsF6-, BF4-
n
図1.ベンジルオニウム塩型熱潜在性開始剤 2-2.新規共重合系の開発と硬化系への展開
硬化性材料は電子部品接着から航空機組み立てまで幅広く用いられており、耐熱性や機械的
強度に対する要求はさらに厳しくなりつつある。この要求に応えるべく我々は環状モノマー
の共重合系の開発と新規硬化系へと展開を行ってきた[2,3]。以下、例として芳香族ラクトン
[2-4]および双環性ビスラクトン[2,3,5]とエポキシドの共重合系について説明する。
3,4-ジヒドロクマリン(DHCM)は単独重合しないが、当量のエポキシドおよび開始剤で
あるイミダゾール類とともに加熱すると 1:1 交互共重合体が得られる(図2)
。詳細な機構
-1-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
は割愛するが、生長反応においてアルコキシドとフェノキシドが交互に生成し、それぞれが
ラクトンとエポキシドと選択的に反応することで交互共重合が進行する。
O
O
+
DHCM
O
100 - 120
R
O
imidazoles
R
O
O
oC
50:50
n
1:1 Alternating Copolymer
図2.DHCM とエポキシドのアニオン交互共重合 そこで、電子部品接着に広く用いられているエポキシドのイミダゾールによる硬化系に
DHCM を添加したところ、硬化物の耐熱性が著しく向上し、接着性能もほぼ二倍に向上す
ることも明らかになった。これらの結果は共重合によって芳香族ラクトン由来の剛直な芳香
環が高分子主鎖中に導入されたことを示唆している。その他、種々のフェノール類から
DHCM 類縁体の合成が可能であり、さらなる耐熱性の向上が可能である。
一方、エポキシドとアニオン交互共重合するモノマーとして、以前より我々は双環性ビスラ
クトン類を開発してきた(図3)
。これらビスラクトンはクエン酸から簡便に合成でき、さ
らにビスラクトンとエポキシドの等量混合物に対して開始剤としてアルコキシドを加える
と 1:1 交互共重合が進行する。
O
R1
R2
O
O
O
OK+ O
O
R1
+
t-BuOK
O
120 oC
O
O
O
R1
O
O
OK+
O
R2
O
R1
O
O
O
O
O
R2
図3.双環性ビスラクトンとエポキシドのアニオン交互共重合 この重合系においてビスラクトンは二重開環し、コンパクトな分子構造が自由度の高い鎖状
構造へと変換されることで「非収縮性」を生み出す。たとえば二官能性エポキシドのアニオ
ン重合は 4~6%の体積収縮を伴うが、ビスラクトンとの共重合を行うと体積膨張へと転ず
る。これによってクラック発生や内部応力残存のない接着剤としての応用が可能である。最
近、この共重合系の開始剤としてホスフィン類が有効であることが明らかとなり、残存金属
を嫌う電子部品接着等への展開が現実的になりつつある。
2-3.ベンゾオキサジンの開環重合と航空機材料への展開[2,3,6,7]
1,3-ベンゾオキサジンはフェノール、アミン、ホルムアルデヒドから容易に得られる環状
N,O-アセタール型モノマーである。加熱することで開環重合し、得られるポリマーは高い
機械的強度と熱安定性を示すため次世代航空機材料として期待されてきた。しかしながら重
-2-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
合温度が高く(200 °C 以上)
、揮発性成分の脱離を伴うことが大きな問題であった。そこで、
重合挙動を改めて精査することから研究を開始した。図4が本研究において明らかになった
ベンゾオキサジンの重合の全容である。鍵となるステップはベンゾオキサジンの開環による
双性イオン中間体の生成であり、開環に要する温度が高い場合には生成した双性イオンから
のイミンの脱離が同時進行することが分かった。この基礎研究を通じて、ベンゾオキサジン
の重合を促進するためには「双性イオン中間体の円滑な生成」が鍵になることがわかり、こ
の考え方を基に重合促進剤の開発に取り組んだ(図5)
。
O
N
O
R1
OH
N
R1
O+
N
R1
Δ
R2
n
R2
n
O+
R2
R2
N
R1
+
N
R1
volatile
R2
図4.ベンゾオキサジンの開環重合系を構成する反応 その結果、フェノール類とイソシアナートから容易に合成可能なウレタン類やマンガン錯
体などが極めて有用な促進剤となり、重合温度を 50~80 °C 低下させることができた。また、
スルホン酸エステルは「熱潜在性」促進剤となることがわかった。これらはベンゾオキサジ
ンの航空機材料としての実用化において重要な役割を果たしている。
O
Ph
F3C
N
H
O
O
O
O
CF3
Mn
O
F3C
O
CF3
O
N
H
Ph
O
O
H3C
S OR
O
(R=cyclohex
or neopentyl)
O
O
NH
R1
R2-NH2
O
R2
N
H
NCA
H
N
R1
H
n
2-4.α-アミノ酸-N -カルボキシ無水物(NCA)のホスゲンフリー合成[3,8]
α-アミノ酸-N-カルボキシ無水物(NCA)はポリペプチドを合成する上で非常に有用なモノ
マーであり、アミンを開始剤とすることでリビング開環重合が進行する(図6)
。しかしな
がら NCA の開環重合を利用した材料開発は未だに実験室レベルにとどまっており、その理
由は NCA の合成における猛毒のホスゲンの使用である。
最近、我々は安価で毒性の低いジフェニルカーボナート(DPC)をホスゲン代替とする NCA
合成法の開発に成功している(図7)
。ここでのポイントは、双性イオン状態にあるアミノ
-3-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
酸をオニウム塩へと誘導することである。これによってフリーのアミノ基が生成し、同時に
有機溶媒への溶解性が向上することで室温かつ短時間でジフェニルカーボナートと反応し、
対応するウレタン誘導体が定量的に得られる。これにフェノール類や酢酸などの酸を添加す
ると環化反応が円滑に進行し、NCA がほぼ定量的に得られる。
1.0 eq O
O
+
NH2
-O
X+ -OH
H2O
R1
O
NH2
X+ -O
R1
X=n-Bu4N
PhO
O
OPh
MeCN
rt, 30 min
- PhOH
Ph
O
HO
R
O 3.0 eq
CH3CO2H
NH
MeCN, 80 oC
1
O
NH
O
R1
O
- PhOH
図7. NCA のホスゲンフリー合成 現在、
この方法をもとにパイロットスケールでの NCA 製造が始まっている。
生体適合材料、
医療材料、液晶材料、ポリアミノ酸繊維といった次世代材料の基幹モノマーとして活躍の場
を広げるであろう。
2-5.二酸化炭素を原料とする高分子材料の開発 [9,10]
CO2 は魅力的な C1 化学原料であり、積極的に利用して有用な材料へと変換できれば無尽蔵
な資源としての活用が期待できる。我々はアルカリ金属塩やオニウム塩などを触媒として用
いることで CO2 とエポキシドが常圧で反応し、対応する環状カーボナートが得られること
を見出している(図8)
。この反応は様々なエポキシドに適用することができ、たとえば二
官能性エポキシドから二官能性環状カーボナートを得ることができる。また、環状カーボナ
ートはアミンと速やかに反応することも明らかにしており、二官能性環状カーボナートとジ
アミンの反応によって側鎖に水酸基を有するポリウレタンが得られる。これはイソシアナー
トを用いないポリウレタン合成法という特長をもつ。
CO2 排出源は各地いたるところに存在する。工場ボイラやゴミ焼却場などからは高濃度
CO2 が絶え間なく排出されており、これをエポキシドと触媒が入った反応容器へと導通すれ
ばカーボナートが得られる。CO2 の資源化のための手法としてその実現は急務である。
1.0 eq O
O
+
NH2
-O
R1
X+ -OH
H2O
O
NH2
X+ -O
R1
X=n-Bu4N
PhO
O
OPh
MeCN
rt, 30 min
- PhOH
Ph
O
HO
R
O 3.0 eq
CH3CO2H
NH
MeCN, 80 oC
1
O
O
O
NH
R1
- PhOH
図8.二酸化炭素を利用した高分子合成 3.接着剤の分子設計と実用化
最後に、接着剤の分子設計と実用化の例を紹介する。ケチミンは加水分解によってアミン
を生成することから、湿気によって硬化する一液型エポキシ接着剤のための潜在性硬化剤と
して活用できる。我々はケチミンの構造と加水分解性の相関を精査することで従来品を遥か
に凌ぐ貯蔵安定性と速硬化性を両立する一液型接着剤を開発した(図9)[11]。また、硬化
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
物が弾性をしめす弾性接着剤の開発を目的に、新たな末端シリル化ポリウレタンを設計した
(図10)
。末端構造と硬化触媒の最適化によって一液型湿気硬化型接着剤として製品化さ
れ、一般家庭向けの多用途接着剤として広く用いられている[12]。
R2
R2
N
R3
R1
H2O
N
R3
H2N
R1
NH2
+
2
R2
O
O
(RO)3Si R
R3
N
O
N Polyurethane N
H
H
N
R Si(OR)3
R
O
O
RO
O
O
OR
<引用文献> [1] 三田 文雄, 遠藤 剛: 高分子, 45, 128 (1996). [2] Endo, T.; Sudo, A. J. Polym.
Sci. Part A: Polym. Chem., 47, 4847 (2009). [3] 遠藤 剛, 須藤 篤: 高分子, 58, 411 (2009). [4] 遠
藤 剛, 須藤 篤: 未来材料, 8, 36 (2008). [5] Ohsawa, S.; Morino, K.; Sudo, A.; Endo, T.:
Macromolecules, 44, 1814 (2011). [6] Sudo, A.; Yamashita, H.; Endo, T. J. Polym. Sci. Part A:
Polym. Chem. 49, 3631 (2011). [7] Kudoh, R.; Sudo, A.; Endo, T.: Macromolecules, 43, 1185 (2010).
[8] Koga, K.; Sudo, A.; Endo, T. J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem. 48, 4351 (2010). [9] 遠藤 剛,
落合 文吾: 化学, 63, 34 (2008). [10] 遠藤 剛, 落合 文吾, 須藤 篤: 未来材料, 10, 14 (2010).
[11] Suzuki, K.; Matsuura, N.; Horii, H.; Sugita, Y.; Sanda, F.; Endo, T.: J. Appl. Polym. Sci., 88, 878
(2003). [12] Nomura, Y.; Sato, A.; Sato, S.; Mori, H.; Endo, T.: J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem.,
45, 2689 (2007).
【追記】本稿は月刊誌「未来材料」
(NTS 出版)の 2013 年 1 月号の巻頭言として掲載され
たものです(遠藤剛: 未来材料, 13, 1-4 (2013))
。
-5-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
平成 24 年度 年譜
月
日
場所
平成 24 年 (2012)
1
1
経 過 概 要
博士研究員(機能材料 RC 8 名、横浜ゴム 1 名,その他 1 名)
特別研究補助員(機能材料 RC 5 名,その他 4 名)
1
20
京都
1
21
山形
2
7
福岡
彦坂正道 先生(広島大学大学院総合科学研究科・特任教授)講演
会
2
17
福岡
飯沼勝春 先生(富士アミドケミカル・顧問/近畿大分子工学研・
客員教授)講演会
2
24
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
3
6
熊本
第 2 回 Phoenics シンポジウム (熊本大) にて遠藤所長の基調講演
3
16
福岡
近畿大学分子工学研究所・機能材料シンポジウム〜JSR 機能材料 RC
5周年記念(ホテルニューオータニ博多)
3
31
田中 斎文 助教および松本 幸三 准教授 転出
4
1
博士研究員(機能材料 RC 8 名,その他 1 名)
11-5 ポリマーフロンティア 21 にて遠藤所長の基調講演
International Symposium of Green Map Center at Yamagata University
(山形大)にて遠藤所長の基調講演
特別研究補助員(機能材料 RC 5 名,その他 4 名)
山崎龍 講師 着任(機能材料 RC)
土屋康佑 助教 着任(機能材料 RC)
4
19
福岡
情報連絡会議(機能材料 RC)
5
10
東京
進捗会議(機能材料 RC)
5
15
福岡
Yusuf Yagci 教授(トルコ工科大)講演会
5
29-31
横浜
高分子学会年次大会(横浜パシフィコ)17 名参加
6
13-16
中国
中国浙江理工大学にて遠藤所長の招待講演
6
21
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
6
29
福島
第 50 回日本接着学会年次大会において遠藤所長の特別講演
7
4
埼玉
和光純薬セミナーにて遠藤所長の招待講演(和光純薬東京研究所)
7
27
福岡
情報連絡会議(機能材料 RC)
7
27
福岡
越智光一 先生(関西大学化学生命工学部・教授)講演会
8
22
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
9
14
韓国
韓国化学研究院(太田・韓国)にて遠藤所長の招待講演
9
19-21 名古屋 高分子討論会(名古屋工業大学)14 名参加
10
6
10
17-19
三重
ネットワークポリマー講演討論会(三重大学)13 名参加
11
1
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
12
18
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
神奈川 西久保忠臣先生メモリアルコンファレンス(神奈川大学)にて遠藤
所長の招待講演
-6-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
平成 25 年 (2012)
1
1
博士研究員(機能材料 RC 8 名,その他 1 名)
特別研究補助員(機能材料 RC 5 名,その他 4 名)
2
7
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
2
21
川崎
旭化成ケミカルにて遠藤所長の招待講演
3
12
福岡
進捗会議(機能材料 RC)
3
22
福岡
木村俊作先生(京都大学)講演会
3
29
東京
エポキシ樹脂学会にて遠藤所長の招待講演
分子工学研究所 A 棟
-7-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
平成 24 年度 組織構成
スタッフ一覧
職 名
氏 名
発令 所長
遠藤 剛
H24.4.1 任期 備 考
H25.3.31 副学長・分子工学研究所教授
副所長
西田 哲明 同 同 産業理工学部教授 教授 (兼任)
藤井 政幸 同 同 産業理工学部教授 河済 博文 同 同 産業理工学部教授 坪川 紀夫 同 同 新潟大学工学部教授 岡部 敏弘
同 同 青森県産業技術センター 吉永 耕二 同 同 九州工業大学工学部教授 高田 十志和 同 同 東京工業大学理工学部教授 中西 八郎 同 同 東北大学多元研客員教授 田 淑則 同 同 JSR 株式会社相談役 佐藤 穂積 同 同 JSR 株式会社取締役 K. Matyjaszewski
同 同 カーネギーメロン大教授 西郷 和彦 同 同 高知工科大学環境理工学群教授 彌田 智一 同 同 東京工業大学資源研教授 宮下 徳治 同 同 東北大学多元研副所長・教授 石川 和憲 同 同 横浜ゴム株式会社 今井 通子 Y. Yagci
同 同 株式会社ル・ベルソー代表取締役 同 同 イスタンブール工科大学教授 飯沼 勝春 同 同 JSR 株式会社戦略企画部 上野 経世 同 同 元株式会社麻生情報システム代表
取締役社長 森 秀晴 同 同 山形大学工学部教授 石戸谷 昌洋 同 同 株式会社 IBLC 後藤 光昭 同 同 分子工学研究所客員教授 吉原 正邦 同 同 近畿大学名誉教授 大石 勉 同 同 山口大学工学部教授 八島 栄次 同 同 名古屋大学工学部教授 錦谷 禎範 H24.7.1 同 JX 日鉱日石エネルギー株式会社 梶 正史 H24.11.1 同 新日鐵化学株式会社 田越 宏孝 H24.12.1 同 昭和電工株式会社 古荘 義雄 H24.4.1 同 准教授 (兼任) 須藤 篤 同 同 理工学部准教授 松本 幸三 同 同 産業理工学部准教授 客員准教授 落合 文吾 同 同 山形大学工学部准教授 講師 塩月 雅士 同 同 講師 山﨑 龍 同 同 客員教授
准教授 -8-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
助教 土屋 康佑 同 同 1
同 同 1
同 同 疇地 基央
1 同 同 瀬戸 良太 1 同 同 豊島 雅幸
1 同 同 山田 修平
1 同 同 博士研究員 森次 正樹 宮崎 裕司 1
川口 亜星 W 水谷 美菜
同 同 1 同 同 2
同 同 1
同 同 1
同 同 1
同 同 2
同 同 2 同 同 青柳 直人 特別研究補助員 平山 正次 尾家 広章 前田 真也 宮田 高浩 鷲田 輝明
阿部 大 2 H24.11.1 H25.1.31 金得 雷一
1 同 H25.3.31 甲斐 浩伸
1 同 H25.2.28 米川 盛生
1 H24.4.1 H25.3.31 1
高木 洋子 1
田中 志津子 1
同 同 同 同 派遣研究員 日向寺 慧 同 H24.7.31 JSR 株式会社 有村 雄一朗 1 同 H24.9.30 JSR 株式会社 同 H25.3.31 JSR 株式会社 1
一久 和弘
1 1
石部 徹 千葉 寛人
2 同 同 JSR 株式会社 H24.10.1 同 デクセリアルズ株式会社 2
JSR 機能材料リサーチセンター; その他
-9-
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
スタッフ転出状況
職 名 氏 名 在職期間 転出状況 准教授 松本 幸三 H18.8.1 - H24.3.31 近畿大学産業理工学部 助教 田中 斉文 H18.4.1 - H24.3.31 (株)日本テルペン 古賀 孝一
1 H18.4.1 - H24.3.31 大澤 壮祐
1 H20.4.1 - H24.3.31 JSR 株式会社 森次 正樹
1 H21.4.1 - H25.3.31 (株)イーテック 水谷 美菜 1 博士研究員 特別研究補助員 H24.4.1 - H25.3.31 崇城大学工学部 平山 正次
1 H14.11.1 - H25.1.31 (株)アスキー 下川 瑛志
2 H22.4.1 - H24.3.31 (株)住友 3M 1
H23.4.1 - H25.3.31 H24.11.1 - H25.1.31 (株)大丸エナウィン 鷲田 照明 2 阿部 大
甲斐 浩伸 1 H24.11.1 - H25.2.28 九州工業大学大学院生命体
工学研究科修士課程 高木 洋子 1 H21.4.1 - H25.3.31 H23.6.1 - H24.7.31 JSR 株式会社 H23.10.1 - H24.9.30 JSR 株式会社 派遣研究員 1
日向寺 慧 1
有村 雄一朗 1
2
JSR 機能材料リサーチセンター; その他
データ解析中の研究員 - 10 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
新任客員教授紹介 錦谷 禎範(JX 日鉱日石エネルギー株式会社)
経歴: 昭和 53 年 3 月 京都大学工学部石油化学科卒業 昭和 55 年 3 月 京都大学大学院工学研究科石油化学専攻前期課程修了 昭和 55 年 4 月 日本石油株式会社(現・JX 日鉱日石エネルギー)中央技術研究
所入社 昭和 62 年 1 月 フランス・CNRS・太陽光化学研究所留学 平成元年 2 月 博士(Docteur,パリ大学第 13 校) 平成元年 3 月 同上 研究所復職 平成 6 年 3 月 同上 研究所主管研究員 平成 10 年 3 月 同上 研究所グループマネージャー(参事) 平成 13 年 10 月 同上 研究所グループマネージャー(副理事) 平成 16 年 4 月 同上 研究所副所長 平成 23 年 4 月 同上 研究所研究サポートグループ エグゼクティブリサーチャー 現在に至る 梶 正史(新日鐵化学株式会社)
経歴: 昭和 52 年 九州工業大学環境工学科 卒業 昭和 58 年 東京工業大学大学院総合理工学研究科電子化学専攻修士課程
修了 昭和 58 年 新日鐵化学株式会社入社 同社人事部 昭和 58 年 同社 研究開発部 昭和 61 年 同社 技術研究所 平成 3 年 サウスウェストテキサス州立大学(米国)客員研究員 平成 3 年 新日鐵化学株式会社 総合研究所 平成 11 年 同社 電子材料研究所 平成 13 年 同社 新規樹脂開発プロジェクト 平成 14 年 同社 総合研究所 平成 21 年 同社 機能材料研究所 エポキシ樹脂開発センター長 平成 22 年 同上 副所長 平成 23 年 同上 所長 現在に至る
- 11 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
田越 宏孝(昭和電工株式会社)
経歴: 昭和 55 年 九州大学工学部応用化学科 卒業 昭和 57 年 九州大学大学院総合理工学研究科分子工学専攻修士課程修了 昭和 57 年 昭和電工株式会社 大分研究所 平成 7 年 同 特殊化学品事業部 特殊化学品開発部 平成 10 年 同 総合研究所(土気)Z グループ リーダー 平成 13 年 同 技術研究本部 技術企画部 平成 14 年 同 技術本部技術戦略室 平成 16 年 同 石油化学部門 石油化学事業企画室 新規事業創出グル
ープ リーダー 平成 18 年 同 技術本部 技術戦略室 戦略マーケティンググループ 平成 20 年 同 化学品事業部門化学品事業部 特殊化学品部長 平成 24 年 同 化学品事業部門 特殊化学品部長 現在に至る
実験室の風景
- 12 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
平成24年度 研究活動概要 専任教員および兼任教員: 遠藤 剛 教授 1.
新規環状モノマーの合成とその重合反応 【概要】硫黄・窒素などのヘテロ原子を有する環状モノマーを設計し、その精密重合
反応を行うことにより、種々の反応性・機能性高分子の合成を行った。さらにこれら
モノマーのリビング重合法を確立することにより、種々の官能基を主鎖・側鎖に有す
る機能性高分子の精密合成に成功した。 2.
二酸化炭素を炭素資源として用いる有機合成反応の開発 【概要】常温・常圧の二酸化炭素を効率よく活性化する系を開発し、これを種々の有
機合成反応へと応用することに成功した。さらにこの活性化系を高分子材料に組み込
むことにより、気体状の二酸化炭素を可逆的に吸脱着可能な材料の開発に成功した。 西田 哲明 教授 1.
新規導電ガラスの開発 【概要】金属並みの導電性を有し、電気伝導度の設計制御が容易な導電性酸化物ガラ
スを開発。これを民間企業が放電針や導電性ナノパウダーとして製品化している。 2.
高分子ゲルを用いた重金属イオンの吸着と回収 【概要】化学廃液や工場排水中の重金属イオンをアクリルアミド-アクリル酸ナトリ
ウム系共重合ゲルなどを用いて吸着・回収し、汚染水の浄化やレアメタル類の再資源
化に活用できる。 3.
廃棄物のリサイクルと水質浄化 【概要】石炭灰や火山灰、木炭、竹炭、ガラスなどを焼結し、孔の直径が数ナノから
数十ミクロンの連続気孔を有する多孔質セラミックを開発。生活排水や池などの水質
浄化、環境浄化に活用できる。 4.
原子レベルでの構造解析と材料評価(メスバウアー分光法) 【概要】弱い放射線源(密封線源)を用いたメスバウアー分光法は、ガラスを始めと
するアモルファス材料やセラミック材料の局所構造解析に有効な手法となるので、新
規機能性材料の評価に活用している。 藤井 政幸 教授 1.
新規遺伝子導入剤の開発
【概要】細胞毒性がなく細胞内での局在化を精密に制御できる新規遺伝子導入剤を開
発する。オリゴ DNA、プラスミド DNA、siRNA の細胞導入に応用する。 - 13 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
2.
生細胞内遺伝子発現解析法の開発
【概要】生細胞内での遺伝子発現量を定量的にリアルタイムで解析するシステムを開
発する。遺伝子診断、遺伝子変異解析、一塩基多型解析に応用する。 3.
新規遺伝子ノックダウン法の開発
【概要】核酸コンジュゲートを用いて、細胞内への精密な遺伝子導入を行い、特定の
遺伝子発現を抑制する新規手法を開発する。遺伝子機能解析、ノックダウンマウス、
遺伝子医薬に応用する。 4.
精密ドラッグデリバリー法の開発
【概要】薬物の細胞内での局在化を精密に制御できる新規ドラッグデリバリー法を開
発する。 河濟 博文 教授 1.
光応用計測による新規プラスチック識別法の開発 【概要】ラマン分光法や光熱変換分光法といった光計測技術を応用し、大量に発生す
る廃プラスチックを高速かつ精密に識別し、マテリアルリサイクル可能なように回収
するための技術開発を行う。 2.
マイクロ空間における反応挙動の解析 【概要】100μm オーダ以下の空間で起こる物質移動や化学反応は、速度や収率が高効
率になるなど特異的な挙動を示す。レーザ分光技術を活用し、その詳細なメカニズム
を解明することで新規反応場の構築を目指す。 3.
環境・生体分析におけるデータ処理技術の開発 【概要】環境や生体に関連する分析では、そのマトリックスが複雑なため、しばしば
通常の解析法では必要な情報を得ることができない。高機能な分析法を最適化し、そ
れに応じてコンピュータを活用した新規のデータ処理技術を開発する。 古荘 義雄 准教授 1.
隣接トリカルボニル構造を持つポリマーの合成と機能 【概要】隣接トリカルボニル構造を持つポリマーの合成とその性質について検討し、
新規な機能性材料への応用を目指した研究を行っている。 2.
電荷支援型水素結合を駆使した有機分子高度組織体の構築 【概要】電荷支援型水素結合と呼ばれる極めて強い非共有結合的相互作用を駆使して、
主として超分子化学的なアプローチにより、2〜3次元の有機分子の集積体を構築し、
マクロ構造を自在に創成する方法論を開拓することを目的とする。 松本 幸三 准教授 - 14 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
1. イオン伝導性高分子材料の合成と機能 【概要】バッテリーや燃料電池、有機太陽電池、センサーに不可欠な、安全で信頼性の
高いイオン伝導性高分子を合成する研究を行っている。 2. ネットワークポリマーの合成と機能 【概要】高強度、高耐熱性、接着性、ゲル形成等に優れた機能を発揮するネットワーク
ポリマーを合成する研究を行っている。 3. 生体適合性材料の合成と機能 【概要】
納豆の粘り成分であるポリγグルタミン酸や糖鎖などを高分子に導入すること
で、医療等に利用できる生体適合性の機能性高分子材料の開発を行っている。 4. 二酸化炭素を原料とした機能性材料の合成 【概要】ありふれた化合物と二酸化炭素を効率よく反応させて高分子原料を合成し、さ
らに接着剤や塗料などの有用な高分子材料に変換する方法を開発している。 須藤 篤 准教授 1.
含ヘテロ原子環状化合物の開環反応にもとづく新規ネットワークポリマーの開発 【概要】含ヘテロ原子環状化合物の開環反応を結合生成と官能基変換として利用し、
多官能環状化合物と多官能求核性化合物の反応によるネットワークポリマーの合成を
行った。 2.
単糖類およびその誘導体を用いた新規高分子の開発 【概要】単糖類を環状構造と多数の水酸基をもつ多官能化合物としてとらえ、水酸基
を位置選択的に利用することで堅固な縮環構造をもつモノマーへと変換、それらの重
合反応によって主鎖および側鎖に剛直な骨格を有する高分子の合成を行った。 塩月 雅士 講師
1.
多環式骨格を有するポリマーの合成と高耐熱性光学材料への応用 【概要】分子内に複数の重合部位をもつ特異モノマーを合成し,これを重合すること
により一段階で多環式骨格を主鎖に有するポリマーを合成する手法を開発している.
得られるポリマーはその分子構造から優れた耐熱性および光学特性を示すことが期待
される. 山﨑 龍 講師 1. イソチオシアナートモノマーの単独ならびに共重合 【概要】4-クロロメチレンから簡単に誘導されるイソチオシアナートモノマーの単独
重合やその反応性を利用した共重合を行う。 2. ビスラクトン骨格から変換されるモノマーの重合と物性 - 15 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
【概要】特徴的な高極性、また堅い構造であるビスラクトンを誘導体化し、これをモノ
マーとして、重合を行い、熱物性などの特性を評価する。 土屋 康佑 助教 1.
シアナート基を有するポリマーの合成と性質 【概要】反応性官能基であるシアナート基を導入した新規高分子を合成し、その反応
性や物性の評価を行うとともに新たな機能性材料の開発を行っている。 JSR機能材料リサーチセンター:
1.
アミノ酸 N-カルボニル無水物のホスゲンフリー合成法の開発
【概要】ポリペプチドの原料として有用であるアミノ酸 N-カルボニル無水物の合成に
は猛毒性のホスゲンが使用されるのが一般的であるが、新たに原料の分子設計を行う
ことで、アミノ酸 N-カルボニル無水物をホスゲンフリーで合成する手法を開発した。
2.
高性能光機能材料のための新規モノマー開発
【概要】レジスト材料の高性能化を目指して、新規官能性モノマーの設計を行い、そ
の合成経路を確立し、重合反応性を明らかにした。
3.
新規導電性材料の開発
【概要】革新的なコンセプトによるモノマー分子の設計合成とその重合反応により、
新しいタイプの導電性ポリマーを生み出した。
4.
機能性ネットワークポリマーに関する研究
【概要】3次元的に架橋されたネットワークポリマーの高機能化を目指し、ネットワ
ークポリマーに、光学的、電気的、あるいは化学的機能を有する種々の低分子化合物
を効率的に複合化させる手法を確立するとともにその物性を明らかにした。
5.
高機能有機無機複合材料に関する研究 【概要】有機高分子材料と無機材料が持つ優れた特徴を融合して、高機能発現する新
規材料を合成する新手法の開発を行っている。
6.
生体適合性材料に関する研究 【概要】有機合成的手法をベースとして、高機能性と高い生体適合性を合わせ持つ新
素材の開発を行っている。
7.
シーズ型新規高機能性高分子の創出
【概要】シーズ指向の独自発想に基づき、新規な化学構造のモノマー、新規な重合反
応、新規な高分子反応により、全く新しい高性能、高機能高分子材料を創出し、その
実用性の検討を行っている。
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
平成24年度 研究成果
-分子工学研究所専任教員および兼任教員の研究成果-
学術論文:
1. "Remarkably Efficient Catalysts of Amidine Hydroiodides for the Synthesis of Cyclic Carbonates
from Carbon Dioxide and Epoxides under Mild Conditions," Naoto Aoyagi, Yoshio Furusho,
Takeshi Endo Chem. Lett. 2012, 41, 240-241.
2. "A Review of the Developments of Multi-Purpose Primers and Adhesives Comprising Novel
Dithiooctanoate Monomers and Phosphonic Acid Monomers," Kunio Ikemura, Takeshi Endo,
Yoshinori Kadoma Dent. Mater. J. 2012, 31, 1-25.
3. "Synthesis and Copolymerization of Fully Bio-Based Benzoxazines from Guaiacol,
Furfurylamine and Stearylamine," Cai Fei Wang, Jia Qin Sun, Xiang Dong Liu, Atsushi Sudo,
Takeshi Endo Green Chem. 2012, 14, 2799-2806.
4. "Branched Cationic Polyurethane Prepared by Polyaddition of Chloromethylated Five-Membered
Cyclic Carbonate and Diethylenetriamine in Molten Salts," Bungo Ochiai, Kazuhiro Koda,
Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 47-51.
5. "Acid-Promoted Double Ring-Opening Reaction of Bicyclobis(γ-butyrolactone) with Alcohol
and Its Application to Polyester Synthesis," Sousuke Ohsawa, Balaka Barkakaty, Atsushi Sudo,
Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 1281-1289.
6. "Conductive Networked Polymer Gel Electrolytes Composed of Poly(meth)acrylate, Lithium
Salt, and Ionic Liquid," Kozo Matsumoto, Shota Sogabe, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A:
Polym. Chem. 2012, 50, 1317-1324.
7. "Synthesis of Highly Polymerizable 1,3-Benzoxazine Assisted by Phenyl Thio Ether and
Hydroxyl Moieties," Asei W. Kawaguchi, Atsushi Sudo, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A:
Polym. Chem. 2012, 50, 1457-1461.
8. "Useful Synthetic Method of Polypeptides with Well-Defined Structure by Polymerization of
Activated Urethane Derivatives of α-Amino Acids," Shuhei Yamada, Koichi Koga, Takeshi
Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 2527-2532.
9. "Synthesis and Reversible Hydration-Dehydration System of Copolymers Bearing a Vicinal
Tricarbonyl Structure," Takehito Dei, Kazuhide Morino, Atsushi Sudo, Takeshi Endo J. Polym.
Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 2619-2625.
10. "Synthesis and Radical Polymerization of Styrene-Based Monomer Having a Five-Membered
Cyclic Carbonate Structure," Takahiro Miyata, Kozo Matsumoto, Takeshi Endo, Shigeaki
Yonemori, Shoji Watanabe J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 3046-3051.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
11. "Synthesis of Graft Terpolymers by Addition Reaction of Amino-Terminated Polyether to
Poly(methacrylate)s Bearing Five-Membered Cyclic Dithiocarbonate Moieties and Application
of the Graft Terpolymers as Modifiers for Wool," Mitsuhiro Hirata, Takeshi Watanabe, Bungo
Ochiai, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 3259-3268.
12. "Metal-Free Ring-Opening Block Copolymerization of Glycidyl Phenyl Ether with Trimethylene
Carbonate Initiated by Tetra-n-Butylammonium Fluoride," Hisatoyo Morinaga, Yusuke Ujihara,
Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 3461-3465.
13. "Synthesis and Fe(III)-Complexation Ability of Polyurethane Bearing Kojic Acid Skeleton in the
Main Chain Prepared by Polyaddition of Aliphatic Hydroxyl Groups without Protection of
Phenolic Hydroxyl Groups," Bungo Ochiai, Miyuki Kamiya, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part
A: Polym. Chem. 2012, 50, 3493-3498.
14. "Development of High-Performance Networked Polymers Based on Cyclotrimerization of
Isocyanates: Control of Properties by Addition of Monoisocyanates," Masaki Moritsugu, Atsushi
Sudo, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 4365-4367.
15. "Synthesis of Bicyclic Bis(γ-butyrolactone) Derivatives Bearing Sulfide Moieties and Their
Alternating Copolymers with Epoxide," Sousuke Ohsawa, Kazuhide Morino, Atsushi Sudo,
Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 4666-4673.
16. "Synthesis of Networked Polymer Based on Ring-Opening Addition Reaction of
1,3-Benzoxazine with Resorcinol," Hiroaki Oie, Atsushi Mori, Atsushi Sudo, Takeshi Endo J.
Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 4756-4761.
17. "Synthesis of Polycarbosilanes Having a Five-Membered Cyclic Carbonate Structure and Their
Application to Prepare Gel Polymer Electrolytes for Lithium Ion Batteries," Kozo Matsumoto,
Takeshi Endo, Kouhei Katsuda, Hojin Lee, Kinji Yamada J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem.
2012, 50, 5161-5169.
18. "CO2を利用する機能性ポリマーの合成," 落合 文吾, 遠藤 剛 ケミカルエンジニヤリン
グ 2012, 57, 214-219.
19. "Amino-Acid-Based Block Copolymers by Raft Polymerization," Hideharu Mori, Takeshi Endo
Macromol. Rapid Commun. 2012, 33, 1090-1107.
20. "Reversible Fixation and Release of Alcohols by a Polymer Bearing Vicinal Tricarbonyl Moieties
and Its Application to Synthesis and Reversible Cross-Linking-De-Cross-Linking System of a
Networked Polymer," Kazuhide Morino, Atsushi Sudo, Takeshi Endo Macromolecules 2012, 45,
4494-4499.
21. "Reversible Cross-Linking and De-Cross-Linking System of Polystyrenes Bearing the
Monohydrate Structure of Vicinal Tricarbonyl Group through Water-Alcohol Exchange
Reactions at Ambient Conditions," Morio Yonekawa, Yoshio Furusho, Takeshi Endo
Macromolecules 2012, 45, 6640-6647.
22. "イオン液体構造を含むネットワークポリマーの合成と機能," 未来材料 2012, 12, 15-20.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
23. "二官能性チオフェンの気相重合によるポリノルボルネン基板上へのネットワークポリ
チオフェン層の形成," 前田 真也, 神田 隆行, 森野 一英, Kwang-Hoi Lee, 須藤 篤, 遠
藤 剛 ネットワークポリマー 2012, 33, 116-122.
24. "アミノピリジン類,イミダゾールによるエポキシ硬化挙動の相違," 牧内 直征, 須藤 篤, 遠藤 剛 ネットワークポリマー 2012, 33, 323-328.
25. "エポキシドの開環重合における各種スルホニウム塩熱潜在性," 松本 幸三, 下川 瑛志, 遠藤 剛, 上野 卓朗, 河岡 良明, 高下 勝滋ネットワークポリマー 2012, 33, 329-335.
26. "Synthesis of Polyfluorene Block Copolymers and Effect of Side Chain Group on
Electroluminescent Device Performance," Ying Tan, Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino Chem. Lett.
2012, 41, 257-259.
27. "Fast Photorefractive Response in Triphenylamine-Based Molecular Glass," Zhenbo Cao,
Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino Chem. Lett. 2012, 41, 1541-1543.
28. "Synthesis of End-Functionalized Polyacetylenes That Contain Polar Groups by Employing
Well-Defined Palladium Catalysts," Castanon Jesus Rodriguez, Keiko Kuwata, Masashi
Shiotsuki, Fumio Sanda Chem.--Eur. J. 2012, 18, 14085-14093.
29. "Synthesis of End-Functionalized Polyacetylenes That Contain Polar Groups by Employing
Well-Defined Palladium Catalysts," Castanon Jesus Rodriguez, Keiko Kuwata, Masashi
Shiotsuki, Fumio Sanda Chemistry 2012, 18, 14085-14093.
30. "Stereoselective Synthesis of 5-Norbornene-2-Exo-Carboxylic Acid. Rapid Isomerization and
Kinetically Selective Hydrolysis," Miki Kanao, Atsushi Otake, Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino
Int. J. Org. Chem. 2012, 2, 26-30.
31. "Diastereoselective Imine-Bond Formation through Complementary Double-Helix Formation,"
Hidekazu Yamada, Yoshio Furusho, Eiji Yashima J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 7250-7253.
32. "Thermodynamic and Kinetic Stabilities of Complementary Double Helices Utilizing
Amidinium-Carboxylate Salt Bridges," Hidekazu Yamada, Zong-Quan Wu, Yoshio Furusho, Eiji
Yashima J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 9506-9520.
33. "[5 + 2] Cycloaddition Reaction of 2-Vinylaziridines and Sulfonyl Isocyanates. Synthesis of
Seven-Membered Cyclic Ureas," Eri Kanno, Kenichi Yamanoi, Shunsuke Koya, Isao Azumaya,
Hyuma Masu, Ryu Yamasaki, Shinichi Saito J. Org. Chem. 2012, 77, 2142-2148.
34. "Synthesis of Polytriphenylamine with Emitting Part at Terminal for Light Emitting Application,"
Mehdi Jahanfar, Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino J. Photopolym. Sci. Technol. 2012, 25,
333-334.
35. "γ-Propargyl Amino Acid-Derived Optically Active Novel Substituted Polyacetylenes: Synthesis,
Secondary Structures, and Responsiveness to Ions," Hiromitsu Sogawa, Masashi Shiotsuki,
Fumio Sanda J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem. 2012, 50, 2008-2018.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
36. "Synthesis and Characterization of Triarylamine-Based Block Copolymers by Combination of
C-N Coupling and ATRP for Photorefractive Applications," Zhenbo Cao, Kousuke Tsuchiya,
Takeshi Shimomura, Kenji Ogino Open J. Org. Polym. Mater. 2012, 2, 53-62.
37. "Cycloaddition Reaction of 2-Vinylazetidines with Benzyne: A Facile Access to 1-Benzazocine
Derivatives," Takashi Aoki, Shunsuke Koya, Ryu Yamasaki, Shinichi Saito Org. Lett. 2012, 14,
4506-4509.
38. "Characterization of the Polymerization Catalyst [(2,5-Norbornadiene)Rh{C(Ph):CPh2}(PPh3)]
and Identification of the End Structures of Poly(phenylacetylenes) Obtained by Polymerization
Using This Catalyst," Shohei Kumazawa, Castanon Jesus Rodriguez, Naoya Onishi, Keiko
Kuwata, Masashi Shiotsuki, Fumio Sanda Organometallics 2012, 31, 6834-6842.
39. "Spectral Multitude and Spectral Dynamics Reflect Changing Conjugation Length in Single
Molecules of Oligophenylenevinylenes," Hiroyuki Kobayashi, Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino,
Martin Vacha Phys. Chem. Chem. Phys. 2012, 14, 10114-10118.
40. "Chiral Amplification in Double-Stranded Helical Polymers through Chiral and Achiral
Amidinium-Carboxylate Salt Bridges," Wataru Makiguchi, Shinzo Kobayashi, Yoshio Furusho,
Eiji Yashima Polym. J. 2012, 44, 1071-1076.
41. "Synthesis and Luminescent Properties of Block Copolymers Based on Polyfluorene and
Polytriphenylamine," Ying Tan, Zhijie Gu, Kousuke Tsuchiya, Kenji Ogino Polymer 2012, 53,
1444-1452.
42. "Stabilization of Higher-Order Structure of Poly(phenyleneethynylene)s by Metathesis
Polymerization at the Side Chains," Akinobu Hashimoto, Hiromitsu Sogawa, Masashi Shiotsuki,
Fumio Sanda Polymer 2012, 53, 2559-2566.
43. "Synthesis and Extension/Contraction Motion of Spiroborate-Based Double-Stranded Helicates
Consisting of Substituted Oligophenol Strands," Kazuhiro Miwa, Kaori Shimizu, Heejun Min,
Yoshio Furusho, Eiji Yashima Tetrahedron 2012, 68, 4470-4478.
44. "Synthesis and Properties of Phenylogous Amides," Ryu Yamasaki, Hirokazu Ikeda, Hyuma
Masu, Isao Azumaya, Shinichi Saito Tetrahedron 2012, 68, 8450-8456.
45. "Synthesis and Structure of Bidentate NHC-Metal Complexes with Xanthene Skeleton: The
Formation of cis and trans Complexes," Shinichi Saito, Takaya Kobayashi, Takeshi Makino,
Hiromitsu Yamaguchi, Hiroki Muto, Isao Azumaya, Kosuke Katagiri, Ryu Yamasaki
Tetrahedron 2012, 68, 8931-8936.
46. "57Fe-Mössbauer Study of Conductive Vanadate Glass with High Chemical Durability," Shiro
Kubuki, Hitomi Masuda, Tetsuaki Nishida American Institute of Physics Conference Proceeding
Series 2012, 1489, 34-40.
47. "57Fe-Mössbauer Study of Iron-Containing Soda-Lime Silicate Glass with COD Reducing
Ability," Shiro Kubuki, Jun Iwanuma, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann,
Tetsuaki Nishida American Institute of Physics Conference Proceeding Series 2012, 1489, 41-46.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
48. "リサイクルのためのラマン分光法による廃プラスチックの識別と劣化評価," 土田 哲
大, 吉田 智弥, 土田 保雄, 河済 博文 分析化学 2012, 61, 1027-1032.
49. "Decomposition Mechanism of Methylene Blue Caused by Metallic Iron-Maghemite Mixture,"
Shiro Kubuki, Koya Shibano, Kazuhiko Akiyama, Homonnay Zoltán, Ernő Kuzmann, Mira
Ristić, Tetsuaki Nishida Hyperfine Interact. 2012, DOI 10.1007/s10751-10012-10672-x.
50. "Water Cleaning Ability and Local Structure of Iron-Containing Soda-Lime Silicate Glass," Shiro
Kubuki, Jun Iwanuma, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann, Tetsuaki Nishida
Hyperfine Interact. 2012, DOI: 10.1007/s10751-10012-10655-y.
51. "Electrical Conductivity and Local Structure of Barium Manganese Iron Vanadate Glass," Shiro
Kubuki, Hitomi Masuda, Kazuhiko Akiyama, Isao Furumoto, Tetsuaki Nishida Hyperfine
Interact. 2012, 207, 61-65.
52. "Reclassification of CK Chondrites Confirmed by Elemental Analysis and Fe-Moessbauer
Spectroscopy," Shiro Kubuki, Jun Iwanuma, Kazuhiko Akiyama, Miki Isa, Naoki Shirai, Mitsuru
Ebihara, Tetsuaki Nishida Hyperfine Interact. 2012, 208, 75-78.
53. "Mechanically Strengthened New Hagi Porcelain Developed by Controlling the Chemical
Environment of Iron," Shiro Kubuki, Jun Iwanuma, Kazuhiko Akiyama, Akira Mikuni, Tetsuaki
Nishida Hyperfine Interact. 2012, 211, 173-180.
54. "N-Glycosylation Approach to Glucose-Functionalized Diamine and Its Use for Protection-Free
Synthesis of Polyurea Bearing Glucoside Pendant," Atsushi Sudo, Shou Sugita J. Polym. Sci.,
Part A: Polym. Chem. 2012, 51, 298-304.
55. "Characterization of Electrically Conductive Vanadate Glass Containing Tungsten Oxide," Shiro
Kubuki, Hitomi Masuda, Tetsuaki Nishida J. Radioanal. Nucl. Chem. 2012, DOI:
10.1007/s10967-10012-11887-10967.
56. "Decomposition of Trichloroethylene (TCE) Accompanying Oxidation of Fe0 in Iron-Iron Oxide
Mixture Detected by 57Fe-Mössbauer Spectroscopy," Shiro Kubuki, Koya Shibano, Kazuhiko
Akiyama, Homonnay Zoltán, Ernő Kuzmann, Mira Ristić, Tetsuaki Nishida J. Radioanal. Nucl.
Chem. 2012, DOI: 10.1007/s10967-10012-11933-10965.
57. "Non-Toxic Delivery of Sirna by Amphiphilic Peptides and Silencing of Htert," Masayuki Fujii,
Shutaro Fujiaki Journal of Peptide Science 2012, 18, 498-499.
58. "Rapid Transformation from Spherical Nanoparticles, Nanorods, Cubes, or Bipyramids to
Triangular Prisms of Silver with PVP, Citrate, and H2O2," Masaharu Tsuji, Satoshi Gomi,
Yoshinori Maeda, Mika Matsunaga, Sachie Hikino, Keiko Uto, Takeshi Tsuji, Hirofumi
Kawazumi Langmuir 2012, 28, 8845-8861.
59. "Base-Pairing Selectivity of a Ureido-Linked Phenyl-2'-Deoxycytidine Derivative," Shu-ichi
Nakano, Hirohito Oka, Daisuke Yamaguchi, Masayuki Fujii, Naoki Sugimoto Org. Biomol.
Chem. 2012, 10, 9664-9670.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
60. "57Fe-Mössbauer Study of Conductive Vanadate Glass with High Chemical Durability," Tetsuaki
Nishida, Isao Furumoto, Hitomi Masuda, Shiro Kubuki Proc. Spec. Res. Meet. “Science and
Engineering of Unstable Nuclei and Their Uses on Condensed Matter Physics”
(KURRI-KR-168) 2012, 17.
61. "Mechanism of Metallic-Iron Oxidation in Iron-Maghemite Mixture During Water Cleaning,"
Koya Shibano, Shiro Kubuki, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann, Tetsuaki
Nishida Proc. Spec. Res. Meet. “Science and Engineering of Unstable Nuclei and Their Uses on
Condensed Matter Physics” (KURRI-KR-168) 2012, 74-77.
62. "Electrical Conductivity and Local Structure of Manganese-Substituted Vanadate Glass," Hitomi
Masuda, Shiro Kubuki, Kazuhiko Akiyama, Tetsuaki Nishida Proc. Spec. Res. Meet. “Science
and Engineering of Unstable Nuclei and Their Uses on Condensed Matter Physics”
(KURRI-KR-168) 2012, 78-81.
63. "Characterization of Chondrites by Means of 57Fe-Mössbauer Spectroscopy," Jun Iwanuma,
Shiro Kubuki, Kazuhiko Akiyama, Miki Isa, Naoki Shirai, Mitsuru Ebihara, Tetsuaki Nishida
Proc. Spec. Res. Meet. “Science and Engineering of Unstable Nuclei and Their Uses on
Condensed Matter Physics” (KURRI-KR-168) 2012, 82-85.
64. "Mossbauer Study of Water-Resistive Conductive Vanadate Glass," Isao Furumoto, Shiro
Kubuki, Tetsuaki Nishida Radioisotopes 2012, 61, 463-468.
65. "Molecular Weight Dependence of Non-Surface Activity for Ionic Amphiphilic Diblock
Copolymers," Hideki Matsuoka, Hao Chen, Kozo Matsumoto Soft Matter 2012, 8, 9140-9146.
66. "ラマン識別による使用済みプラスチック選別回収システム," 土田 哲大, 土田 保雄, 河済 博文 プラスチックエージ 2012, 12, 64-68.
67. "Creation of Pure Nanodrugs and Their Anticancer Properties," Hitoshi Kasai, Tatsuya Murakami,
Yoshikazu Ikuta, Yoshitaka Koseki, Koichi Baba, Hidetoshi Oikawa, Hachiro Nakanishi,
Masahiro Okada, Mitsuru Shoji, Minoru Ueda, Hiroshi Imahori, Mitsuru Hashida Angew. Chem.,
Int. Ed. 2012, 51, 10315-10318.
68. "Effective Dispersion of Fullerene with Methacrylate Copolymer in Organic Solvent and
Poly(methyl methacrylate)," Kohji Yoshinaga, Suguru Motokucho, Ken Kojio, Akemi Nakai
Colloid Polym. Sci. 2012, 290, 1221-1226.
69. "Practically Usable C3 Building Blocks for the Syntheses of Nitro Heterocycles," Nagatoshi
Nishiwaki, Shotaro Hirao, Jun Sawayama, Kazuhiko Saigo Heterocycles 2012, 84, 115-134.
70. "Thermodynamic and Kinetic Stabilities of Complementary Double Helices Utilizing
Amidinium-Carboxylate Salt Bridges," Hidekazu Yamada, Zong-Quan Wu, Yoshio Furusho, Eiji
Yashima J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 9506-9520.
71. "Preparation and Dispersibility of Poly(L-Lactide)-Grafted Silica Nanoparticle," Masaaki
Takamura, Takeshi Yamauchi, Norio Tsubokawa J. Appl. Polym. Sci. 2012, 124, 3854-3860.
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
72. "Ultrahigh Density Electrolytic Nanoreactors Composed of Liquid Crystalline Block Copolymer
Template: Water-Electrolysis-Induced Deposition of Cerium Oxyhydroxide Nanorod Array,"
Takenori Goda, Tomokazu Iyoda J. Mater. Chem. 2012, 22, 9477-9480.
73. "Synthesis and Fe(III)-Complexation Ability of Polyurethane Bearing Kojic Acid Skeleton in the
Main Chain Prepared by Polyaddition of Aliphatic Hydroxyl Groups without Protection of
Phenolic Hydroxyl Groups," Bungo Ochiai, Miyuki Kamiya, Takeshi Endo J. Polym. Sci., Part
A: Polym. Chem. 2012, 50, 3493-3498.
74. "Chiral Oxazoline Substituted Optically Active Poly(m-phenylene)s: Synthesis and Coupling
Polymerizations of (S)-4-Benzyl-2-(3,5-dihalidephenyl)oxazoline Using Transition Metal
Catalysts," Poompat Rattanatraicharoen, Yoko Tanaka, Keiko Shintaku, Takuro Kawaguchi,
Kazuhiro Yamabuki, Tsutomu Oishi, Kenjiro Onimura J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem.
2013, 51, 1315-1322.
75. "Cross-Linked Core-Shell Nanoparticles Based on Amphiphilic Block Copolymers by Raft
Polymerization and Palladium-Catalyzed Suzuki Coupling Reaction," Kazuhiro Nakabayashi,
Hiroshi Oya, Hideharu Mori Macromolecules 2012, 45, 3197-3204.
76. "Facile Preparation of Highly Oriented Poly(vinylidene fluoride) Langmuir-Blodgett Nanofilms
Assisted by Amphiphilic Polymer Nanosheets," Huie Zhu, Masaya Mitsuishi, Tokuji Miyashita
Macromolecules 2012, 45, 9076-9084.
77. "Polymer Architectures Assisted by Dynamic Covalent Bonds: Synthesis and Properties of
Boronate-Functionalized Polyrotaxane and Graft Polyrotaxane," Yasuhito Koyama, Yudai
Suzuki, Tomonori Asakawa, Nobuhiro Kihara, Kazuko Nakazono, Toshikazu Takata Polym. J.
2012, 44, 30-37.
著書:
1.
第 3 版マクマリー・生物有機化学(共訳)J. McMurry, M. Castellion, D. Ballantine 著,菅
原二三男監訳,丸善(2012 年) 第 20 章「化学メッセンジャー:ホルモン、神経伝
達物質、薬物」pp.650-680;第 21 章「生化学エネルギーの発生」pp.682-715.
2.
西田哲明、原一広、高分子ゲルを用いた重金属の回収と再資源化、リサイクル・廃棄
物事典、5編近未来技術の開発と可能性、 pp. 476-477 (産業調査会, 2012).
3.
西田哲明、石炭灰とガラス瓶のリサイクルにより作成した多孔質セラミックと水質浄
化、リサイクル・廃棄物事典、5編.近未来技術の開発と可能性、pp. 562-563 (産業調
査会, 2012).
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
研究助成金:
1.
助成対象者:藤井 政幸
助成名称:平成 24 年度科学研究費助成金 基盤研究(C)
「細胞内デリバリー制御可能な多機能 siRNA の創製と遺伝子サイレンシング」
助成金額:910,000 円
2.
助成対象者:藤井 政幸
助成名称:旭化成ファーマ(株)受託研究費
助成金額:1,000,000 円
3.
助成対象者:藤井 政幸
助成名称:武田薬品工業(株)受託研究費
助成金額:2,000,000 円
4.
助成対象者:河済 博文
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 基盤研究(C)
(2)
「新規分子計測法の産業レベルでの廃プラスチック精密識別への展開」
助成金額:780,000 円
5.
助成対象者:株式会社サイム(再委託先:河済 博文)
助成名称:平成 23 年度「中小企業経営支援等対策費補助金(地域イノベーション創出
実証研究補助事業)
「廃プラスチック片のラマン散乱による識別の高性能化」
助成金額:1,597,050 円(再委託分)
6.
助成対象者:古荘 義雄
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 新学術領域研究
「相補的な塩橋形成を利用した階層的組織化によるソフトな化学空間の構築と動的機
能開発」
助成金額:4,500,000 円
7.
助成対象者:古荘 義雄
助成名称:平成 24 年度科学研究費助成金 基盤研究(C)
「相補的な塩橋を利用した 3 次元有機フレームワークの構築と応用」
助成金額:1,500,000 円
8.
助成対象者:古荘 義雄
助成名称:旭硝子財団 平成 24 年度研究助成
「アミジンーカルボン酸塩橋を利用した分子集積体の構築と応用」
助成金額:2,000,000 円
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
9.
助成対象者:松本 幸三
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 基盤研究(C)
「側鎖回転運動を利用した高イオン伝導性高分子固体電解質の創製」
助成金額:700,000 円
10.
助成対象者:須藤 篤
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 基盤研究(C)
「単糖類を原料とする剛直・易分解性高分子の開発」
助成金額:2,100,000 円
11.
助成対象者:塩月 雅士
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 若手研究(B)
「異種配位子のアンカリングによる相補性多座配位子の合成と重合触媒への応用」
助成金額:900,000 円
12.
助成対象者:塩月 雅士
助成名称:平成 24 年度近畿大学奨励研究助成金
「アミノ酸を原料とする生体適合性高分子材料の開発」
助成金額:420,000 円
13.
助成対象者:土屋 康佑
助成名称:平成 24 年度科学研究費補助金 若手研究(B)
「ブロック共重合体を用いたドメイン配向制御と機能分離による高効率薄膜太陽電池
の開発」
助成金額:1,800,000 円
国際学会発表:
1. Shiro Kubuki, Jun Iwanuma, Koya Shibano, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő
Kuzmann and Tetsuaki Nishida, “57Fe-Mössbauer Study of Iron-Containing Silicate Glass and
Metallic Iron Effective for Water Cleaning”, Mössbauer Spectroscopy in Material Sciences 2012
(MSMS2012), Olomouc, Czech Republic (June 2012).
2. Shiro Kubuki, Hitomi Masuda, Isao Furumoto and Tetsuaki Nishida, “57Fe-Mössbauer Study of
Conductive Vanadate Glass With High Chemical Durability”, Mössbauer Spectroscopy in
Material Sciences 2012 (MSMS2012), Olomouc, Czech Republic (June 2012).
3. "Non-Toxic Intracellular Delivery and Efficient Gene Silencing by Functional Fusion of Sirna
and Peptides," Shutaro Fujiaki and Masayuki Fujii, XXth International Roundtable on
Nucleosides Nucleotides and Nucleic Acids, Montreal, Canada (2012/8/5-9).
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
4. "Non-toxic delivery of siRNA by amphiphilic peptides and silencing of hTERT," Masayuki Fujii
and Shutaro Fujiaki, 32nd European Peptide Symposium, Athen, Greece (2012/9/2-7).
5. “High performance recycling system for waste plastics using Raman indentifiation” H.
Kawazumi, A. Tsuchida, T. Yoshida, Y. Tsuchida, 11th International Conference on Sustainable
Energy Technologies, Vancouver, Canada (2012/9/5).
6. Tetsuaki Nishida, Isao Furumoto, Hitomi Masuda and Shiro Kubuki, “New Conductive Vanadate
Glass with High Chemical Durability”, International Symposium on the Industrial Application of
the Mössbauer Effect 2012 (ISIAME2012), Dalian, China, (Sep. 2012).
7. Shiro Kubuki, Jun Iwanuma, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann, and
Tetsuaki Nishida, “Chemical Oxygen Demand Reducing Effect Observed for Iron Silicate Glass
Characterized by
57
Fe-Mössbauer Spectroscopy”, International Symposium on the Industrial
Application of the Mössbauer Effect 2012 (ISIAME2012), Dalian, China (Sep. 2012).
8. Shiro Kubuki, Koya Shibano, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann, Mira
Ristić and Tetsuaki Nishida, “Decomposition of Methylene Blue Caused by Metallic
Iron-Maghemite Mixture”, International Symposium on the Industrial Application of the
Mössbauer Effect 2012 (ISIAME2012), Dalian, China (Sep. 2012).
9. Shiro Kubuki, Hitomi Masuda, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann and
Tetsuaki Nishida, “Electrical Conductivity and Local Structure of Lithium Iron Tin Vanadate
Glass”, International Symposium on the Industrial Application of the Mössbauer Effect 2012
(ISIAME2012), Dalian, China (Sep. 2012).
10. "Non-toxic Delivery and Gene Silencing by siRNA-Hybrid Peptide Complex," Shutaro Fujiaki,
Junichi Obata, Masayuki Fujii, 8th Annual Meeting of the Oligonucleotide Therapeutics Society,
(2012/10/28-31).
11. "Specific Delivery of siRNA by Amphiphilic Peptide-Signal Peptide Conjugates," Shutaro
Fujiaki, Junichi Obata, Masayuki Fujii, 第 39 回国際核酸化学シンポジウム,名古屋
(2012/11/15-17).
12. “In situ observation of slab optical waveguide spectral change for quick detection system of
molecules adsorbed on solid/solid interfaces” T. Saruwatari, H. Kawazumi, H. Okabe, T.
Nakashima, N. Matsuda, 10th International Conference on Nano-Molecular Electronics, Awaji,
Japan (2012/12/2).
受賞:
受賞対象者:土屋 康佑
受賞名称:平成 23 年度高分子研究奨励賞
受賞年月:2012 年 5 月
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
受賞対象者:鷲田 照明
受賞名称:第 62 回ネットワークポリマー講演討論会
ベストポスター賞
受賞年月:2012 年 12 月
受賞対象者:Shiro Kubuki, Hitomi Masuda, Kazuhiko Akiyama, Zoltán Homonnay, Ernő Kuzmann
and Tetsuaki Nishida
受賞名称:International Symposium on the Industrial Application of the Mössbauer Effect 2012.
ポスター賞
受賞年月:2012 年 9 月
招待講演:
1.
"有機化学をベースとした精密材料化 -フラスコからプラントへ," 遠藤 剛, 11-5 ポリ
マーフロンティア 21〜企業における精密重合の最前線-基礎から応用展開まで〜, 京都
テルサ東館・京都府京都市, 2012 年 1 月 20 日.
2.
"Synthesis of Cyclic Carbonate Monomers Based on Fixed CO2 and Application to Polymer
Materials," Takeshi Endo (Invited), International Symposium of "GREEN MAP Center" at
Yamagata University, Yamagata, Japan (2012.1.21).
3.
"機能材料の分子設計と工業化へのアプローチ -Seeds(フラスコ)から Needs(応用
展開)への道-," 遠藤 剛, 第 2 回 PHOENICS 国際シンポジウム基調講演, 熊本大学工
学部百周年記念館, 熊本県熊本市, 2012 年 3 月 6 日.
4.
"材料創製を目指した(ラジカル開環)重合の開発 と展望," 古荘 義雄, 高分子学会九州
支部フォーラム〜進化する高分子ナノ材料科学〜, 九州大学伊都キャンパス, 福岡県
福岡市, 2012 年 3 月 10 日.
5.
"機能性材料の設計 分子設計から分子工学(工業化)," 遠藤 剛, 中国浙江理工大学特
別講演、中国, 2012 年 6 月 13-16 日.
6.
"機能性材料の設計 分子設計から分子工学(工業化)," 遠藤 剛, 第 50 回日本接着学
会年次大会, コラッセふくしま, 福島, 2012 年 6 月 29 日.
7.
"有機薄膜デバイスの高性能化を目指した電荷輸送性ブロックコポリマーの合成," 土
屋 康佑, 九州地区高分子若手研究会・夏の講演会, ホテルクラウンパレス小倉, 2012
年 6 月 29 日.
8.
"機能性材料の設計 分子設計から分子工学(工業化)," 遠藤 剛, 和光純薬セミナー, 和
光純薬東京研究所, 東京, 2012 年 7 月 4 日.
9.
"高分子ゲルを用いた水質浄化," 西田 哲明, 近畿大学環境科学研究会, 東広島, 2012 年
8 月.
- 27 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
10.
"機能性材料の設計 分子設計から分子工学(工業化)," 遠藤 剛, 韓国化学研究院特別
講演、大韓民国, 2012 年 9 月 14 日.
11.
"Construction of Supramolecular Assemblies by Twisting Organic Molecules," Yoshio Furusho,
第 62 回錯体化学討論会, 富山大学, 富山, 2012 年 9 月 21 日.
12.
"New Conductive Vanadate Glass with High Chemical Durability," Tetsuaki Nishida, Isao
Furumoto, Hitomi Masuda and Shiro Kubuki, International Symposium on the Industrial
Application of the Mössbauer Effect 2012 (ISIAME2012), Dalian (China), Sep. 2012.
13.
"産学協同研究体制の理想を求めて," 遠藤 剛, 西久保忠臣先生メモリアルコンファレ
ンス, 神奈川大学, 横浜, 2012 年 10 月 6 日.
14.
"イオン伝導性ネットワークポリマーの合成と機能," 松本 幸三, 第 68 回ネットワーク
ポリマー講演討論会, 三重大学, 津, 2012 年 10 月 19 日.
15.
"導電性と耐水性に優れた新規酸化物ガラス," 西田 哲明, 新技術説明会(JST/ FAIS 共
催), 北九州, 2012 年 10 月.
特許:
公開
1.
“電解質組成物”
,松本幸三ほか,特開 2012-012350,公開日 2012 年 1 月 19 日.
2.
“ポリイソシアヌレート化合物の製造方法”
,森次 正樹ほか,特開 2012-041513,公開
日 2012 年 3 月 1 日.
3.
“チオフェン重合体”
,李廣會ほか,特開 2012-046643,公開日 2012 年 3 月 8 日.
4.
“ポリエステル製造用組成物”
,大澤壮祐ほか,特開 2012-046682,公開日 2012 年 3 月
8 日.
5.
“ポリイソシアヌレート化合物の製造方法”
,森次 正樹ほか,特開 2012-021129,公開
日 2012 年 2 月 2 日.
6.
“新規高分子化合物及びその中間体”
,李廣會ほか,特開 2012-153847,公開日 2012 年
8 月 16 日.
7.
“電解質組成物”
,松本幸三ほか,特開 2012-156054,公開日 2012 年 8 月 16 日.
8.
“ポリエステル、その合成中間体及び該中間体を含む重合性組成物”
,大澤壮祐ほか,
特開 2012-236963,公開日 2012 年 12 月 6 日.
9.
“
(ポリ)イソシアヌレート化合物の製造方法”
,森次 正樹ほか,特開 2012-229192,
公開日 2012 年 11 月 22 日.
10. “モノスルフィド基含有ベンゾオキサジン化合物の製造法”,若井 揚子,佐藤 奈央,
石川 和憲,川口 亜星ウイリアム,遠藤 剛,特開 2012-148986,公開日 2012 年 8 月 9
日.
- 28 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
出願
1. 青柳 直人,遠藤 剛,小畠 伸三,特願 2012-193643,出願日 2012 年 9 月 3 日.
2. 青柳 直人,遠藤 剛,小畠 伸三,特願 2012-193644,出願日 2012 年 9 月 3 日.
3. 大澤 壮祐ほか,特願 2012-044695,出願日 2012 年 2 月 29 日.
4. 松本 幸三ほか,特願 2012-056825,出願日 2012 年 3 月 14 日.
5. 瀬戸 良太ほか,特願 2012-106648,出願日 2012 年 5 月 8 日.
6. 瀬戸 良太ほか,特願 2012-102916,出願日 2012 年 4 月 27 日.
7. 疇地 基央ほか,特願 2012-188303,出願日 2012 年 8 月 29 日.
8. 土屋 康佑ほか,特願 2012-199613,出願日 2012 年 9 月 11 日.
9. 瀬戸 良太ほか,特願 2012-193130,出願日 2012 年 9 月 3 日.
10. 豊島 雅幸ほか,特願 2012-191811,出願日 2012 年 8 月 31 日.
11. Masashi Shiotsuki et al., Jpn. Kokai Tokkyo Koho (2012), JP 2012072124 A 20120412.
12. Masashi Shiotsuki et al., Kokai Tokkyo Koho (2012), JP 2012046706 A 20120308.
- 29 -
近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
測定機器:
装置名称
型式
製造メーカー
核磁気共鳴装置(固体用)
JNM-ECX400
日本電子
走査型電子顕微鏡
JSM-6010LA
日本電子
原子間力顕微鏡
MultiMode8
Bruker AXS
原子間力顕微鏡
核磁気共鳴装置(固体用)
走査型電子顕微鏡
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近畿大学分子工学研究所 所報, vol. 10 (2013)
編集後記 近畿大学分子工学研究所がヘンケル先端技術リサーチセンターの開設とともに 2000 年 4
月に設立されて以来、本年で早くも 13 年が経とうとしております。その間、本研究所は、
JSR 機能材料リサーチセンターの開設(2007 年4月)や、ヘンケル先端技術リサーチセン
タープロジェクトの終結、ならびに機能材料リサーチセンタープロジェクトの拡充など様々
な紆余曲折を経ながらも、産学連携の研究拠点として多くの研究成果を生み出し、また、大
勢の優秀な研究者を育て大学等の教育研究機関や企業などに輩出して参りました。最近では
当研究所出身の研究者が多方面で活躍する様子を見聞できるようになり、教育・指導に携わ
る一員として大変嬉しく思っております。昨年 3 月には機能材料リサーチセンター開設 5
周年記念シンポジウムが盛大に開催され、その活動はますます盛んになっております。これ
からも、分子工学研究所は、学術サイドからの独創的アイデアを産業界の要望と効果的に融
合させて、社会に役立つ基礎研究を一歩また一歩と着実に推し進める存在でありたいと願っ
ております。
平成 25 年 3 月
所報編集委員会
○古荘 義雄
塩月 雅士
山﨑 龍 土屋 康佑
(○印 委員長)
- 31 -
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