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SDGs 市民社会ネットワーク
「SDGs 市民社会ネットワーク」とは 「SDGs 市民社会ネットワーク」は、2015 年 9 月に国連総会で採択された、17 の地球規模課題をまと めた「持続可能な開発目標」 (Sustainable Development Goals: SDGs)の達成をめざして行動する NGO/NPO など市民社会のネットワークです。「誰も取り残さない」かたちで貧困や格差をなくし、持続 可能な世界の実現をめざすという SDGs の理念に賛同し、その実現のために、(1)幅広い市民社会のネ ットワークづくり、 (2)政府・国会などとの対話を促進することを目的に、2016 年 6 月に発足しまし た。SDGs が掲げる各課題について、日本の NGO・NPO の幅広い連携・協力を促進し、民間企業、地方 自治体、労働組合、専門家・有識者などとの連携も進めていきます。 「SDGs 市民社会ネットワーク」の取り組み 「SDGs 市民社会ネットワーク」は、日本における SDGs の取り組みを加速化するために、現在(2016 年8月)以下のような取り組みを行っています。 ◎政府「SDGs 推進指針」策定に向けた働きかけ 政府は 2016 年 5 月、総理大臣を本部長とする「SDGs 推進本部」を設置、「SDGs 推進指針」の策定に 取り掛かりました。 「SDGs 市民社会ネットワーク」は、指針策定に向けて、日本の幅広い NGO/NPO の 声を集め、政府に届けていく試みを行っています。 ◎SDGs 推進に向けた幅広い連携・協力の構築に向けた働きかけ 日本国内で SDGs の達成に向けた幅広い協力・連携体制を作るため、有識者・専門家、民間企業、労働組 合、地方公共団体、協同組合など様々なセクターに働きかけ、推進ネットワークづくりに取り組んでいま す。 ◎SDGs についてより多くの人に知ってもらうための働きかけ SDGs は日本国内でまだまだ知られていません。SDGs について、より多くの人々に知ってもらい、サポ ートを広げるための取り組みを行っています。 公正で安定した、持続可能な世界作りのために=「SDGs 市民社会ネットワーク」設立の背景 2015 年 9 月に国連が開催した「SDGs 採択サミット」で加盟国・地域の全会一致で採択された「持続可 能な開発目標」(SDGs)。これを含む合意文書「私たちの世界を変革する:持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」は、「貧困・格差の解消」と「持続可能な世界の実現」という、今後 15 年間で世界が 進むべき道を示した画期的な内容となりました。 貧困・格差、気候変動という課題を抱え、「このままでは世界は立ち行かない」という強い危機感をもと に、市民社会を含む様々な主体が参加して策定された 2030 アジェンダ/SDGs は、環境を守りつつ、 経済を持続可能なものに変革し、公正で安定した社会をつくっていくために、様々な課題を根本から解決 することを目指しています。 SDGs は、途上国だけではなく、日本を含む先進国もその達成が求められている、普遍的な目標です。市 民社会は、これまで SDGs の策定過程において、人びとの視点を反映させるべく、政府に様々な働きか けを行ってきました。 3 年もの長い議論を経て策定された 2030 アジェンダ/SDGs は、2016 年 1 月から発効し実施に移 されています。この野心的な目標の達成期限は 2030 年。世界に貢献する援助国として、また、様々な国 内の課題に意欲的に取り組む「課題先進国」の市民社会として、私たちも動きださなくてはならない―そ うした思いから、開発 NGO や環境 NGO・NPO、高齢化や地方創生をはじめとする国内課題に取り組む NPO などが連携、多様な人びとが参加する「SDGs 市民社会ネットワーク」が設立されました。 SDGs 市民社会ネットワーク 正式名称 設立年月日 参加団体・活動分野 団体概要 SDGs 市民社会ネットワーク(英文名称 SDGs Civil Society Network) 2016 年4月 22 日 SDGs に関わる様々な分野の課題解決に取り組む NGO・NPO が「参加団 体」として参加します。参加団体は、各分野に関する活動を行う「分野別 グループ」を構成します。 <以下は 2016 年8月段階のの取組分野。 ※今後随時拡大、改編予定> (1) 環境全般(環境問題、気候変動、生物多様性の課題など) (2) 途上国開発全般・開発資金(途上国の貧困や開発の問題、また、 その解決のための資金の創出方法などに関する課題) (3) 障害(国内外の社会的障壁による障害者の人権に関わる課題) (4) ジェンダー(社会的・文化的につくられた、性別による差別・格 差に関する課題) (5) 防災・災害リスク軽減(災害の防止や被害の軽減に関する課題) (6) 国内貧困・格差(日本国内の貧困や格差の拡大に関する課題) (7) ユース(若者および若者を取り巻く社会の課題) (8) 地方創生・地域課題(地方の社会・経済の活性化に関する課題) (9) 社会的責任(企業などが果たすべき社会的な責任に関する課題) (10) 教育(途上国の教育支援および日本の教育に関する課題) (11) 国際保健(途上国の保健を中心とする課題) 世話人その他の機構の構成員・団体(2016 年8月現在) 氏名 分野 所属団体など(法人名省略) 代表世話人 星野智子 定松栄一 環境全般 開発全般・開発資金 環境パートナーシップ会議 国際協力 NGO センター(JANIC) 世話人 星野智子 足立治郎 田中徹二 織田由紀子 石井澄江 田丸敬一朗 大橋正明 環境 開発全般・開発資金 ジェンダー 小池宏隆 障害 防災・災害リスク軽 減 ユース 新田英理子 大西連 黒田かをり 地方創生・地域課題 国内貧困・格差 社会的責任 三宅隆史 西山美希 教育 保健 環境パートナーシップ会議 「環境・持続社会」研究センター グローバル連帯税フォーラム JAWW(日本女性監視機構) ジョイセフ DPI 日本会議 防災・減災日本 CSO ネットワーク(JCCDRR) Japan Youth Platform on Sustainability (JYPS) 日本 NPO センター 自立生活サポートセンター・もやい 社会的責任向上のための NGO/NPO ネットワー ク(NN ネット)、CSO ネットワーク 教育協力 NGO ネットワーク シェア=国際保健協力市民の会 進行役(2016 年8月現在) 氏名 所属団体 大野容子・堀江由美子 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 柴田哲子 ワールド・ビジョン・ジャパン 大西連 自立生活サポートセンター・もやい 事務局(2016 年8月現在) 氏名 所属団体 今田克司 稲場雅紀 動く→動かす 代表 動く→動かす 事務局長 SDGs 市民社会ネットワーク 連絡先 事務局 「動く→動かす」 (事務局長 稲場雅紀) 電話:03-3834-6902 FAX:03-3834-6903 メールアドレス:[email protected] SDGs ってなに? 2015 年9月に米国・ニューヨークの国連本部で開催された「SDGs 採択サミット」で採択された「持続 可能な開発目標」(SDGs)は、2030 年を達成期限とする 17 のゴール、169 のターゲット、および、そ の進展を評価するための指標を持つ包括的な目標です。SDGs がめざすところは、(1)世界の貧困をな くす、(2)持続可能な世界を実現する、の二つ。そのために、大別して以下の5分野、17 個のゴールが 設けられています。 1~6 世界の貧困をなくす People(人間) 7~11 「つづく経済」をつくる 12~15 環境を守り育てる Prosperity(繁 栄) Planet(地球) 16 1~15 を実現するしくみを つくる 1~15 を実現する資金と協 力関係を生み出す 17 Peace(平和) Partnership(協 働) 貧困、飢餓、保健、教育、ジェンダー、 水・衛生 エネルギー、雇用、産業、格差是正、人 間居住 生産・消費、気候変動、海と陸の生物多 様性 平和、法の支配、ガバナンス、透明性、 説明責任、能力のある政府など SDGs 達成のための資金、技術、能力構 築、貿易、経済 <SDGs についてもっと知りたい人のために> ◎「SDGs ってなに?」てっとり早く知りたい!➡「動く→動かす」SDGs ページ ◎各目標について少し詳しく知りたい!➡(公社)セーブザチルドレンジャパン SDGs ページ ◎SDGs を動画で知りたい!➡国連広報センター(UNIC)開発 Youtube ページ ◎SDGs と「2030 アジェンダ」の本文を日本語で読みたい!➡外務省 「2030 アジェンダ」仮訳 ◎SDGs に関する日本政府の取り組みを知りたい!➡外務省 SDGs ページ NEWS/EVENT ※準備中