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第4回 自治体マネジメントフォーラム

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第4回 自治体マネジメントフォーラム
市民総参加のまちづくり
∼
独自の特色ある
まちづくりをめざして∼
長野県
岡谷市
おかや 岡谷 OKAYA
・人口 (H20.4) 53,527人
・面積
85.19km2
・可住地(22.53km2)人口密度
2,387人/km2
・第2次産業従業者
(S50.10)
58.6%
(H17.10)
45.2%
鉄道と高速道路が交差する交通の要衝
住工が混在する市街地
岡谷市における工業の変遷
○ シルク岡谷(明治∼昭和の時代)
・ 製糸業、製糸機械工業
○ 東洋のスイス(昭和の時代)
・ 精密・電子・機械工業
・ 中小事業所の独立
・ 事業の拡大や海外進出
時代を経て産業転換を図る岡谷のまち
○ スマートデバイスの世界的供給基地をめざして
・ ナノテクノロジーなどの超精密加工技術
・ 新分野(航空宇宙産業など)への進出
*スマートデバイス
環境負荷低減・リサイクル性・省資源性を本質的に兼ね備えた素材技術
を利用し、高性能・高機能・高付加価値性等を有する先進的超精密・超微
細高機能部品
(1)日本一の平野村から岡谷市へ
・人口約7万7千人(昭和5年)
・製糸業隆盛、
外貨獲得の一翼を担う
・近代化産業遺産群
・昭和11年 市制施行
(2)平成の大合併
・諏訪6市町村合併協議
(岡谷市・諏訪市・茅野市・
下諏訪町・富士見町・原村)
・諏訪湖周2市1町合併協議
(岡谷市・諏訪市・下諏訪町)
(3)自立の特色あるまちづくりへ
健全財政を保持しながら個性豊かな特色のあるまちづくりを進め、
まちの 魅力や価値を高めていく必要がある。
そのため、市民と行政の協働による市民総参加のまちづくりを、こ
れまで 以上に推進する。
・ 工業のまち
・ シルクのまち ・ スケートのまち
・ バレーボールのまち
・ 太鼓のまち
・ 童画のまち
・ うなぎのまち
市民総参加のまちづくり
1 【第3次岡谷市総合計画】
平成11年∼平成20年 「人と自然が共生する健康文化産業都市」
市民と行政の連携による計画の推進
∼市民とともに歩むまちづくりの推進∼
2 【市民総参加のまちづくり基本条例】
・ 平成16年10月施行
・ 基本原則 ☆ すべての市民が参加できる
☆ 市民の自主性・自発性を尊重して行う
☆ 市民と市が対等の立場でお互いを尊重し、協働して行う
3 【条例制定後の取り組み】
別記
4 【岡谷市行財政改革プラン】
「行財政改革プラン策定市民会議」 「公共施設のあり方検討市民会議」
5 【第4次岡谷市総合計画の策定】
(1) 市民の意見を十分反映した総合計画をめざします。
(2) 市民にわかりやすい計画とします。
(3) 行政評価を用いた計画の策定と進行管理
市民総参加のまちづくり基本条例制定後の取り組み
○ 行財政改革プラン策定市民会議
○ 子ども会議
・ 未来の岡谷作文コンクール入賞者懇談会
・ 中学3年生による「子ども議会」
・ リーダーズ倶楽部意見交換会
○
○
○
○
○
○
市民総参加のまちづくりサロン
わくわくするまちづくり推進事業補助金
マンガ岡谷市政
おじいさん先生(保育補助員)設置事業
学童クラブwork・work体験事業
平成18年7月豪雨災害
・ がんばろう岡谷フェスティバル
・ 土砂浚渫作業用具貸与事業
・ 広葉樹林造成事業
○ ともに創る明日の岡谷学んで提案事業
○ 公共施設のあり方検討市民会議
など
マンガ岡谷市政
ともに創る明日の岡谷
学んで提案事業
(1) 岡谷市のまちづくり
(2) 市の財政と予算の仕組み
(3) 提案事業の立案(関係課職員とともに)
(4) 事業の提案(ヒアリング)
市長への事業提案
《平成19年度提案9事業のうち予算化された事業》
○ 男女共同参画「子どもの意識づくり事業」
(マンガの学校教材を市民が手作りする)
○ 就労支援
「労働と子育てを両立する母親支援事業」
(産業振興と子育て支援)
○ 子どもの健全育成「子どもたちがたくましく
育つことを願う木植栽事業」
(木登りのできる樹木の植栽)
子どもたちがたくましく育つことを願う木植栽事業
岡谷市行財政改革プラン
(平成18∼27年度)
「行財政改革プラン策定市民会議」
○短期実施計画(平成18∼20年度)の取り組み
・ 使用料、手数料の見直し
・ 無料施設の有料化
・ 市施設等への有料広告の掲載
・ 補助金、負担金の一律10%削減
・
〃
ゼロからの全面見直し
・ 組織機構の簡素化(8部24課→4部20課)
・ 職員数の削減(計画10年間で△100人)
・ 指定管理者制度の導入拡大
・ 公共施設のあり方検討 など
岡谷市公共施設のあり方検討
○岡谷市公共施設の
あり方検討市民会議
○庁内組織として、
公共施設のあり方検討部会と
3分野(支所・窓口事務、生涯
学習施設、スポーツ施設)の
チーム会議
市民会議から市長への報告
・全分野にわたる 見直し対象施設
・客観的に見るための 基準(ものさし)づくり
・議論のたたき台となる あり方方針(案)の作成
◆今回見直しが検討された公共施設
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お か や 総 合 福 祉 セ ンター (諏 訪 湖 ハ イツ)
岡 谷 健 康 福 祉 施 設 (ロマ ネ ット)
岡 谷 市 保 健 セ ンター
岡 谷 市 岡 谷 駅 前 広 場 ・買 物 広 場
岡谷市中央町駐車場
岡谷市岡谷駅前自転車駐車場
岡 谷 市 中 央 町 ア ミュ ー ズ メント施 設
岡 谷 太 鼓 道 場 (鼓 鳴 館 )
岡 谷 市 文 化 会 館 (カノラホ ー ル )
日 本 童 画 美 術 館 (イル フ童 画 館 )
イル フ プ ラザ 商 業 活 性 化 セ ン ター
イル フ プ ラザ カル チ ャー セ ン ター
イル フ プ ラザ こど もの くに
テ クノプ ラザ お か や
岡谷市勤労青少年ホーム
岡谷市勤労会館
岡谷市都市公園
岡谷市通園訓練施設まゆみ園
(1) 保 育 園
(2) 小中学校
(3) 病
院
(4) 清掃工場
(5) 市営住宅
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:
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:
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旧林家住宅
旧渡辺家住宅
岡 谷 市 塩 嶺 野 外 活 動 セ ンター
岡 谷 市 公 民 館 (湊 ・川 岸 ・長 地 )
市立岡谷図書館
市立岡谷蚕糸博物館
市立岡谷美術考古館
市営岡谷球場
岡谷市営射撃場
岡 谷 市 民 水 泳 プー ル (屋 内 )
岡 谷 市 民 水 泳 プー ル (屋 外 )
岡谷市民総合体育館
岡 谷 市 民 ス ポ ー ツ広 場 (川 岸 ・湖 畔 ・今 井 西 )
岡谷市営庭球場
岡 谷 市 や ま び こ国 際 ス ケ ー トセ ンター
陸 上 競 技 場 (東 部 中 学 校 )
塩嶺閣
や ま び こ公 園 ロー ラー ス ケ ー ト場
《検討対象外とした施設》
平成20年度保育園運営計画を策定
通学区を含め別途検討が必要
病院統合基本計画により別途検討
湖周でのごみ処理施設整備を計画中
公営住宅ストック活用計画による見直し
公共施設のあり方検討の基準
• 第1判定
•
(1) 採 算 性
•
(2) 必 需 度
• 第2判定
•
(3) 利 用 度
•
(4) 高コスト度
•
(5) 岡谷らしさ
•
(6) 目的達成度
•
(7) 機能代替案
•
(8) 2次的要素
多くの施設を
客観的に評価する、
ひとつの見方
: 管理費に占める収入の割合
: なくてはならない施設か
:
:
:
:
:
:
どれだけ使われているか
市民一人当たり負担額
独自の特色ある施設
経年と時代の変化による
市内外の類似施設の活用
本来の設置目的以外の効果
第1判定(2項目)と第2判定(6項目)による評価
第1判定
(1)
採
算
性
(2)
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度
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第2判定
(3)
利
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(4)
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ス
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10 17日本童画美術館(イルフ童画館)
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18 18岡谷市通園訓練施設まゆみ園
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共
通 No
cd
1
9
施設名
岡谷市民スポーツ広場
(川岸・湖畔・今井西)
2岡谷市岡谷駅前自転車駐車場
3岡谷健康福祉施設(ロマネット)
4岡谷太鼓道場(鼓鳴館)
5テクノプラザおかや
6市営岡谷球場
7岡谷市営庭球場
8岡谷市中央町駐車場
9岡谷市民総合体育館
10岡谷市保健センター
11岡谷市岡谷駅前広場・買物広場
12岡谷市都市公園
13岡谷市公民館(湊・川岸・長地)
14市立岡谷蚕糸博物館(考古館含む)
おかや総合福祉センター
15
(諏訪湖ハイツ)
16岡谷市文化会館(カノラホール)
第
1
判
定
計
(5)
岡
谷
ら
し
さ
(6)
目
的
達
成
度
(7)
施
設
代
替
(8)
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次
的
要
素
第
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判
定
計
計
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指
定
管
理
施
設
●
●
特記事項
やまびこ公園、湖畔公園等
支所を併設
公共施設のあり方方針案
○施設を廃止するもの(統合、民営化を含む)
1 施設の民営化
(1) 市営射撃場
2 施設の統合・廃止
(1) やまびこ公園ローラースケート場
(2) 勤労青少年ホーム・勤労会館
(3) 塩嶺閣
(4) 屋外水泳プール
○管理運営を見直すもの
1 指定管理者制度の導入
2 運営の効率化
3 引き続き検討する施設
ローラースケート場と屋外プール
(1) 市民スポーツ広場 (2) 市民総合体育館
(3) 市営岡谷球場
(4) 市営庭球場
(1) 予約等の管理一元化
(2) 陸上競技場
(3) 岡谷市文化会館
(4) 日本童画美術館
(1) やまびこ国際スケートセンター
(2) 蚕糸博物館・美術考古館
(3) 支所・公民館
(4) 岡谷健康福祉施設
市民の議論を踏まえできるところから見直しを実施
第4次岡谷市総合計画策定の基本的な考え方
(1) 市民との協働による計画策定
市民の意見を十分反映した総合計画をめざします。
・ 市政懇談会 (市内5ヶ所)
・ 市民アンケート調査
・ 面談方式による各種団体等へのアンケート
・ 商店街等でのまちなかアンケート
・ 市民総参加のまちづくりサロン
・ ともに創る明日の岡谷学んで提案事業
・ 子ども議会、リーダーズ倶楽部意見交換会、
南高校生徒会との意見交換会
・ 総合計画策定市民フォーラム(第1∼10回)
(2)目標指標を設定したわかりやすい計画
リーダーズ倶楽部(中高校生)
との意見交換会
できる限り目標指標を設定し、岡谷市がめざす方向性が誰にとってもわかりやすい計画としま
す。
(3)行政評価を活用した計画策定と進行管理
行政評価システムを活用して計画をつくり、進行管理においても評価の結果を事務事業の立
案や予算配分等に反映させます。
市民の意見を総合計画へ
議場での子ども議会
まちなかアンケート
長野日報より
総合計画策定市民フォーラム
高校生徒会との意見交換会
「市民総参加のまちづくり」の課題
(1) 市民参加の広がりが
見られるものの、特定の
限られた市民参加にと
どまっている。
(2) 市民の声や意見をどう
市政や総合計画の策定に
反映させるか。
市民総参加のまちづくりサロン
(3) 「市民と行政の連携・協働」から
「市民起点・市民主役の市政」へ
市民総参加のまちづくり
第4次岡谷市総合計画(案)
(平成21∼30年度)
将来都市像
みんなが元気に輝く たくましいまち岡谷
市民総参加のまちづくりを推進し、
厳しい時代だからこそ、将来に夢を描き、
活力と賑わいのある
独自の特色のあるまちづくりを
進めています。
長野県 岡谷市
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