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2012年度(社)

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2012年度(社)
所信(案)
2012 年度(社)蒲郡青年会議所
理事長予定者 小田直宏
我々の成長が、このまちの成長に繋がる。
~己の力を信じ、輝く人となれ。~
2000 年に入会し、これまでの JC ライフを振り返りつつ、今後の自分に向けての成長をも
考えるにあたり、まさに今、「共に考え」、「共に学ぶ努力」、そして、学んだことに挑んで
いく情熱と行動力が必要とされていると感じた。我々に求められるのは現実と向き合い己
の力を信じ確固たる信念を持った個々の成長である。その成長はやがて大きな力となり、
必ずやこのまちの成長に繋がるのだと。
はじめに
私には、3 歳になろうとする娘がいる。生まれたばかりの娘は、両手にのる程の大きさだ
が、1歳の誕生日には餅を背負って歩きだす。2 歳になると言葉を発し自分の感情を表現し
てくる。そんな娘の成長を見て、親父である自分は娘と過ごしてきた 2 年間と青年会議所
に入会して、どれ程成長できたのだろうかとを振り返ってみた。入会当初は仕事、家庭、
青年会議所活動との狭間で余裕の無い自分がいた、それでも「こんな俺でも」人様から認
めてもらうためにはという想いがあり、また今まで自分を支えてきてくれた仲間がいた。
「忙しい中にも閑を作れ」人は忙しすぎると心を失うといわれ、私は心(情熱)だけは
失うまいと今日まで青年会議所活動に対し「断る」という言葉を忘れ、走り続けてきた。
自分にとっての成長とは、
「今の自分を超えること」すなわち、目の前の現実を真摯に受
け止めこれを乗り越える力だと思う。40 歳までという限られた時間の中で青年会議所とい
う「道場」でどこまで「自分」を超えられるか挑んでみたい。そしてその先の自分を想像
しながら活動して行きたい。
自分もまだまだ成長の途中です。これからももっともっとメンバー皆さんと共に成長し
たい。
1
第 45 回愛知ブロック会員大会に向けて
(社)蒲郡青年会議所は、1990 年に 106 名の会員数を持って第 23 回愛知ブロック会員大
会を開催させて頂いた。そして本年度 23 年ぶりに、第 45 回愛知ブロック会員大会を主管
させて頂くことになる。2010 年の 12 月定時総会において、第 45 回愛知ブロック会員大会
への立候補をメンバー全員の決意を持って承認された。会員大会とは何かもわからぬメン
バーもいただろう。しかしあの場で胸を張って起立した以上は、自分の決断に自信と誇り
を持ち取り組んで頂きたい。
2012 年度は 1990 年当時の半数も満たない会員数ではありますが、会員大会に臨む志は
23 年経っても何ら変わるものではないと確信している。
2012 年度愛知ブロック協議会の集大成を飾り、愛知ブロック協議会会員相互の懇親を図
る重要な場として、海と山に囲まれた多種多様な観光資源を持つ、我がまち蒲郡において
会員大会を開催できることを誇りに思うと共に、我々の成長においても絶好のチャンスと
捉え、強固な結束力を持って共に挑んでいこうではないか。
「我がまち」の成長のために
目まぐるしく変化する社会そして地方分権が進展する中、我々は「協働まちづくり」に
取り組んできた。しかし実際問題、知識ばかりが先行し他団体や市民と共に交わることだ
けが「協働」となってしまっているのではないだろうか。
地域から必要とされる団体となる為に様々な事業を繰り広げ検証してきた。しかし本当
の検証とは何かを今一度、考えなければ我々のまちづくりに対する活動はますます自己満
足に陥ってしまう。本当にこのまちの情勢、まちのニーズとは何かを捉え、青年会議所主
体のまちづくりから、市民・地権者主体のまちづくりへ移行していかなければならない。
その為に我々は、新しい知識をプラスしていくばかりではなく、それを見識(本質を見抜
く力)に変え、胆識(決断力と実行力を伴う行動)に移し、地域と「共に変わる」、「共に
変わる努力」を推進していくことが、我々の成長でもあり、このまちの成長にも繋がると
私は確信する。
2
我々と成長を共にする仲間づくり
会員拡大は、志を同じくする仲間をどれだけ多く迎えるかの結果がすべての事業であり
ます。その多くの仲間を迎えるにあたり、迎える側の準備はどうなのか、情報・戦略・行
動・フォローなどの会員拡大に対する考えを常に頭の中に入れておかなければなりません。
JC の三信条に修練・奉仕・友情とあります。修練とは、自分自身に負荷をかけそれを乗り
越える心を養うこと、奉仕とは何事にも誇りを持ち取り組むこと、友情とは同じ志を持っ
た仲間が修練・奉仕を行っていく過程で培われるものである。
JC 運動を一生懸命に取り組めば取り組むほど生涯の友をより多く得ることが出来るはず
です。そこで志を同じくする仲間を迎えるにあたり、我々は 40 歳を迎えた時、青年会議所
で培った力を活かし家庭、会社、地域に残りの人生をかけて恩返し出来る「青年期の道場」
であると、青年会議所活動は「もの」をつくるまちづくり団体ではなく、
「ひと」を育てる
まちづくり団体であると、我々は 40 歳までにやり抜く団体ではなく、40 歳から新たなスタ
ートをする団体であることを、メンバー全員で発信し我々と成長を共にする仲間づくりを
行っていきましょう。
我々大人の背中を見て育つ子ども達の為に
現代の若者や子ども達には、他者への思いやりの心、迷惑をかけてはいけないという思
い、命の尊さ、人権を尊重する心などが低下していると共に、我々大人達は、基本的な生
活習慣の乱れなどから、社会を震撼させるような少年犯罪がおこり、子ども達が社会のル
ールを守ろうとする意識の低下に不安を感じているのではないだろうか。しかし不安ばか
りを感じていては何も変わりはしない、子ども達が豊かな人間性・感受性を育むためには、
まずは、我々大人たちが、子ども達と真剣に向き合い、「徳育」(道徳心のある、人間性
を養うための教育)を行う必要があるのです。
そして数十年後、今の子ども達が大人になる時代を想像し、このまちを担う大人として、
子どもの徳性(道徳をわきまえた正しい品性)を育むことの大切さをしっかりと受けとめ
る責任があると思います。
3
最後に
我々の活動や運動がこのまちに拡がりをみせるのも理事長のリーダーシップにかかって
いるのだという使命感と責任感を感じながら、自らが率先して汗を流し行動していきます。
また、理事長を担うということは自分自身の生き方そのものを生涯、問われるというこ
とを自覚し、頑張っていく所存であります。家族と過ごす時間より皆さんと共に過ごす時
間が多くなるかと思いますが、家族に対しては残りの人生で恩返ししていきます。そして
なにより、今を精一杯生き、悔いの残らない人生を送るためにも、どうか皆様の長い人生
のうちの 1 年間を僕に預けて頂きたい。
(社)蒲郡青年会議所 第 56 代理事長として確固たる信念のもとメンバーと共に成長して
いく所存ですので、皆様方のご支援とご協力の程を心よりお願い申し上げます。
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