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第90回 三菱地所総合防災訓練を実施 - 三菱地所|人を、想う力。街を
2016年9月1日 報道関係各位 三菱地所株式会社 就業者数約23万人・日本を代表するオフィス街・丸の内で 第90回 三菱地所総合防災訓練を実施 災害活動要員の衛生環境向上を目的とした大手町温泉開放「受入」訓練を実施 三菱地所株式会社は、本日早朝より、東京・丸の内エリアを中心に、三菱地所グループ社員約 1,250名及び関係先が参加する総合防災訓練を実施しました。本訓練は、当社の前身である 三菱合資会社地所部が1923年(大正12年)の関東大震災時に、同年に竣工した旧丸ビルを 中心に救護活動を行ったことを契機としており、今年で90回目(1926年(大正15年)よ り実施)を迎えます。 丸の内エリアでは、保有する約30棟のビルで東日本大震災クラスの首都直下型地震発生を想 定し、非常災害体制の発令により、全社員が災害対策要員として初動対応や安否確認、情報収集、 資機材作動習熟訓練等を実施。 本年度は、負傷者や帰宅困難者対応の強化に軸足を置き、千代田区医師会や聖路加メディロー カスと連携した災害時医療連携訓練、三菱地所グループの技術力を結集した建物危険度判定訓練、 大手町温泉開放による災害活動要員衛生環境向上訓練を実施しました。さらに丸の内パークビル においては所轄消防署や地元消防団と共同で大規模な消防訓練を行いました。 三菱地所は2012年に帰宅困難者収容施設に関する協定を千代田区と締結し、2016年9 月1日現在で15棟の当社保有ビルが「被災者一時受入施設」として認定されており、本年度消 防訓練を行った丸の内パークビルもその対象ビルの一つとなります。 聖路加メディローカスにおける医療活動訓練 丸の内パークビルでの消防訓練 当社では、平素より独自の災害対策要綱を策定し、建物等の耐震化等の各種災害予防策のほか、 非常用資機材の配備、食糧備蓄及び災害発生時の非常災害体制の編成等、ハード・ソフトの両面 にわたって、大地震等の災害への対策を講じています。当社がエリアマネジメントをリードする 丸の内地区では、今後も、千代田区・所轄消防署や各ビルのテナント企業の皆様の協力のもと、 非常時にも十分な体制が構築できる安全・安心な街づくりを目指します。 <2016年度の主な総合防災訓練内容> ① 災害時医療連携訓練(7:40~) 大手町フィナンシャルシティ サウスタワーでは、千代田区医師会、東京駅周辺防災隣組、及 び聖路加メディローカス・アイン薬局と連携し、災害時医療連携訓練を実施。仮救護所の設置、 処置優先度を決めるトリアージ、応急救護といった災害時の負傷者対応の流れを確認しました。 ② 建物危険度判定訓練(8:50~) 地震発生後、丸の内の当社管理ビルの安全性を確認するため、システムによるデータ集約と三 菱地所グループ専門技師(応急危険度判定士)による建物診断訓練を実施。震災時には、設計監 理機能・プロパティマネジメント機能を抱える当社グループの強みを存分に活かし、テナント 企業の館内残留可否・帰宅困難者の受け入れ可否を発災後2時間内を目安に判定することとし ています。 ③ 災害活動要員衛生環境向上訓練(9:20~) 2016年4月に竣工した大手町フィナンシャルシティ グランキューブでは、災害時にも電 力・水・空調が利用可能であるという防災機能の高さを生かし、災害活動要員の衛生環境向上 により、継続的な負傷者・帰宅困難者対応を可能とすることを目的として、大手町温泉を活用 し、災害対策要員を対象とした受入訓練を行いました。 ④ 消防訓練(丸の内消防演習)(10:00~) 東京消防庁丸の内消防署および丸の内消防団と連携し、大規模な消防訓練を実施。はしご車を 活用した救助訓練や負傷者搬送救護訓練を含む一連の消防演習を実施しました。 以 上 参考:丸の内エリアにおける負傷者・帰宅困難者受け入れ体制強化に向けた当社の取り組み 1998年 震災等非常時の英語放送開始 2008年9月 帰宅困難者受け入れ訓練開始 2011年3月 東日本大震災発生当日、丸ビル等大手町・丸の内・有楽町地区の当社保有ビルと 横浜ランドマークタワー計10棟で帰宅困難者約3,500人を受け入れ 2012年8月 千代田区と「大規模災害時における被災者受け入れに関する協定」を締結し、千代 田区の当社保有ビル14棟が「被災者一時受入施設」に認定 2012年8月 ゼネコン・設備工事会社等22社と災害時の建物危険度判定や建物安全確保のため の応急修繕等の協力体制を構築 2013年9月 千代田区医師会、東京駅周辺防災隣組、当社は大規模災害時における大手町・丸の 内・有楽町地区の医療対応強化を目的に、医療活動、仮救護所設置情報発信等にお ける協力体制を構築 2013年11月 聖路加国際メディカルセンター、アインファーマシーズと民間初の医療備蓄・災害 時医療体制を構築 2014年7月 大手町において、災害活動要員の衛生環境向上を支援すべく進めてきた温泉掘削が 完了し、源泉名を大手町温泉と命名 2016年4月 災害時における電力と水の自立型システム導入、温浴施設開放等、周辺地域に貢献 する防災機能を備えるエリア防災ビル「大手町フィナンシャルシティ グランキュー ブ」竣工 2017年1月(予)大手町パークビル(帰宅困難者の受け入れ可能)竣工 参考:丸の内における外国人就業者・来街者への防災対応 ・負傷者への英語医療対応 大手町フィナンシャルシティに英語対応可能な「聖路加メディローカス」を誘致。海外から の赴任者・来街者が言葉の通じにくい日本で体調を崩した際の安心を平時より提供し、災害 時にも英語でケアにあたります。 ・防災に関する取り組みの英語動画制作 地震災害に不安を覚える外国人の方々へ、丸の内が提供する街全体での安全・安心について、 防災訓練の様子も交えて紹介する動画を制作し、YouTube 丸の内チャンネルにて公開中。 <URL> http://youtu.be/NM_oMPflkHg (日本語版はこちら) http://youtu.be/khNC9IZ1kug 動画サムネイル