Comments
Description
Transcript
学習指導計画pdf(600KB)
5年 国語科実践事例 1 .単 元 2 .指 導時 期 3 .目 標 いろいろな環境問題について調べよう 森林のおくりもの(東京書籍 5年下) 11月 ○ 題名や文章の構成、述べ方の工夫などを手がかりにして筆者の考えを 的確に読み取る。 ○ 読み取ったことについて、自分の考えを理由や根拠を明らかにして 説明する。 ○ 森林と人間の生活のつながりについて興味をもち、環境問題につい て考えを深める。 ○ 森林をめぐるいろいろな環境問題について資料を読んで調べ、ブッ クガイドにまとめる。 4.指導にあたって 本単元では、筆者の表現の工夫に注意して説明文を読み取った後、目的をもってさまざま な資料を調べ、ブックガイドにまとめるという学習活動を組織している。書く活動において、 説明的文章の表現の仕方を活用することをねらいとしている。 本教材は、大昔から私達がどれほど森林から恩恵を受けてきたかを「森林のおくりもの」 として紹介している。構成は、序論・本論・結論となっており、本論は、さらに大きく2つ に分けられる。前半は、森林がもたらす「木材」が、生活に不可欠で大切なものであったこ とを述べている。 「木材の性質とその利用の仕方」 、 「木が生きていること」については、多く の具体例を挙げてわかりやすく述べている。これらは、比較的身近にあり目に見えるものな ので、児童にとって理解しやすいと思われる。 後半は、 「別のおくりもの」として水の保全や災害を防ぐ働き、豊かな土壌の供給など、目 に見えない森林の大きな働きを述べている。 さらに、結論部分において、 「では、森林はだれのおくりものか?」と問いかけ、話の転換 を図っている。これまで「森林からのおくりもの」として読み進めてきた読者は、ここで、 森林そのものが「大昔から先祖たちが植えついで、現代のわたしたちにおくってくれたかけ がえのない」おくりものであることに気付く。 本教材は、表現方法を工夫しながら論を進めているので、児童に説得力のある述べ方や表 現の仕方を学ばせるのに適した教材である。 指導にあたっては、第Ⅰ次で、 「読み取ったことを基にして、ブックガイドをつくる」とい う目的意識や相手意識をもって教材文を読み、自分の考えをもつようにするという見通しを もたせる。 第Ⅱ次では、第Ⅰ次で設定した学習課題を解決するために、内容と表現の工夫に着目して 読み進めていく。話題の提示(序論)からその理由の説明(本論) 、筆者の主張(結論)で結 ぶといったわかりやすい構成になっている。序論では、 「日本の古い町」と「ヨーロッパの古 い町」とを比較することで、それぞれの町の様子をさらに際立たせる書き方をしている。ま た、本論の後半部分は、問いかけの文とそれに対する答えの段落で構成されている。問いか けることによって、読者に対して問題意識をもたせ、考えさせることで、答えの段落の内容 について、イメージを豊かにすることができる。このような筆者の述べ方の工夫に気付かせ ていくことができるようにしたい。 第Ⅲ次では、森林をめぐるいろいろな環境問題について資料を読んで調べ、ブックガイド にまとめる。 「ブックガイド」は、児童がもった課題に答えるために、「どんな本のどの情報 が必要か」ということについてまとめたものである。社会科や総合的な学習の時間で環境問 題を調べていくときに活用できる。まとめる際には、説明文教材の読み取りで学んだ要約の 仕方、表現の工夫を取り入れさせたい。 この単元での基本重要語彙 接続語 文末表現 比較 具体的事例 この単元で重視した言語活動 ○ 筆者の意見と具体的事例を読み分け、筆者の主張を把握す る。 ○ 筆者の表現の工夫をとらえ、それについて話し合う。 ○ 環境問題について調べ、ブックガイドにまとめる。 5.学習指導計画(全12時間) 次 時 Ⅰ 学習活動 指導上の留意点 教材文を読み、単元の学習計画を立てる。 1 1.「森林のおくりもの」という ○「森林のおくりもの」から連想するものを書い 題名についての連想ゲーム たり、交流したりして、教材文を読みたいとい をする。 う意欲を喚起する。 【ワークシート①】 「森林のおくりもの〔1〕」 2.教材文を通読する。 ○「森林のおくりもの」とは何か、ということを 念頭に置きながら読む。その時、繰り返し出て くるキーワード「おくりもの」に注意して読む ように助言する。 3.初発の感想を書く。 2 ○筆者の表現の仕方にも着目して書くよう助言 する。 1.初発の感想を基に話し合い、 ○表現の工夫に着目して筆者の主張をとらえた 学習課題をつかむ。 後、環境問題について調べ、ブックガイドにま とめるという学習課題をもつ。 2.学習課題を解決するための ○筆者の表現の工夫に注意して教材文を読み取 学習計画を立てる。 るなど、学習計画を立てることができるように する。 Ⅱ 大まかな構成をつかむ。 3 1.全文を読み、大きく3つに ○序論部分と結論部分を見付けさせる。 分ける。 ・接続語や指示語、事実・事例と筆者の考えとの 区別、繰り返される文末表現などに着目させ 【ワークシート②】 る。 「森林のおくりもの〔2〕」 序論(話題提示、問題提示、問いかけ) 本論(説明) 結論(筆者の考えや提案・問いの答え、まとめ) 2.本論を9つの意味段落に分 ○キーワード「別のおくりもの」に着目させ、 「目 け、さらに大きく2つに分 に見えるおくりもの」「目に見えないおくりも ける。 の」という観点から本論が2つに分けて書かれ ていることに気付かせる。 序論を読み取り、述べ方の工夫について話し合う。 4 1. 「木のくらし」について、日 本とヨーロッパの事例を比 較しながら整理する。 【ワークシート③】 「森林のおくりもの〔3〕」 2.日本とヨーロッパのくらし ○なぜ、ヨーロッパの例を挙げているのか、それ を比較しながら説明してい が必要なのか、どのような効果があるのか考え るのはなぜか、話し合う。 させる。 本論1を読み取り、述べ方の工夫について話し合う。 5 1.意味段落「木の性質と使わ ○「ですから」 「そこで」などの接続語に着目さ れ方」を読み取り、事例を せながら表にまとめさせる。 整理する。 【ワークシート④】 「森林のおくりもの〔4〕」 2.具体的な事例を挙げて説明 ○理由や具体的事例を挙げることで、説得力のあ している筆者の意図を話し る述べ方になることを理解できるよう支援す 合う。 る。 6 1.意味段落「木は、木材になっ ○具体例を書くことで、説得力のある述べ方にな ても生きていること」 「木は ることに気付かせる。 長生きであること」を読み、 具体例を述べた段落にサイ ドラインを引く。 2.具体例を整理し、表現の工 ○身近な事柄から例示する、具体的な数値を挙げ 夫を調べる。 て例示する、 「・・・どうでしょう」 「ではありま 【ワークシート⑤】 「森林のおくりもの〔5〕」 せんか」と読者に話しかけるなどの表現の工夫 に気付かせる。 7 1.意味段落「紙として使われ ること」 「火として使われる こと」を読み取り、事例を 整理する。 【ワークシート⑥】 「森林のおくりもの〔6〕」 2.事例の挙げ方の順番につい ○身近な事例から説明したり、だれもが思いつき て、筆者の意図を話し合う。 やすいものから説明したりしていることに気 付かせる。 本論2を読み取り、述べ方の工夫について話し合う。 8 1.本論2を読み、森林の3つ ○問いかけの文や段落に着目させた後、それに対 の「別のおくりもの」を読 応する理由の段落を見付けるように助言する。 み取る。 2.述べ方の工夫、その効果に ○問いかけることにより、読者に思考を促した ついて話し合う。 り、読者の興味、関心を喚起したりできること に気付かせる。 【ワークシート⑦】 「森林のおくりもの〔7〕」 結論を読み、筆者の主張をとらえる。 ) 9 ( 本 時 1. 「その森林はだれのおくりも ○話題転換を示す「では」に着目して、 「森林は のか」を読み取る。 だれからのおくりものか」という問題意識を もって読み取ることができるよう支援する。 【ワークシート⑧】 「森林のおくりもの〔8〕」 2.筆者の主張を読み取り、そ ○筆者は、2つのことを主張していることを落と れぞれの主張がどの段落と さないようにまとめさせる。 対応しているかを考える。 3.筆者の主張に納得できるか ○筆者の論の展開の仕方を振り返り、わかりやす 考える。 いか、納得できるかという観点から考えさせ る。 Ⅲ 環境問題について調べ、ブックガイドにまとめる。 10 11 12 1. 「ブックガイド」づくりの手 ○森林をめぐる環境問題について、 「もっと調べ 順を確める。 たい」と思う課題を見付ける。 2. 「ブックガイド」を書く。 ○本や資料から課題に対する答えとしてふさわ しい部分を選び、短くまとめる。 ○適切に引用するよう、指導する。 3. 「ブックガイド」の発表会を ○自分の疑問に答えてくれている友達の「ブック 開く。 ガイド」を読み、感想を述べるようにする。 6.本時の展開(9/12) 使用するワークシート【ワークシート⑧】 学習活動 指導上の留意点 結論を読み、筆者の主張をとらえる。 1.本時の学習課題を確 ○結論を読み取り、筆者の主張について話し合うこ 認する。 とを確認する。 2.結論を読む。 ○筆者が最も伝えたいことは何か、注意しながら読 むように助言する。 3. 「森林はだれのおくり ○話題の転換を示す「では」に着目して、 「森林は ものか」を読み取る。 だれからのおくりものか」という問題意識をもた せる。 4.筆者の主張を読み取 ○以下の2つの主張をワークシートにまとめる。 り、箇条書きで書く。 (1) 「緑豊かな国土に生まれたことの幸せに感 謝しなければならない」 (2) 「森林を育てる仕事のすばらしさ、とうと さを考えなければならない」 5.なぜ(1) (2)なの ○筆者のこれまでの論の展開の仕方を振り返り、 かを考える。 (1) (2)は、それぞれどの事例と対応してい 友達の考えと自分 るのか、考えさせる。 の考えとの相違点 や、参考となる点な 6.筆者の主張に納得で ○筆者の主張だけでなく、述べ方についても納得で きるか、ワークシー きるか、わかりやすいかという観点で考えさせ トに書く。 る。 どをメモしながら 聞く。 自分の考えを述べる 7.思いや考えを交流す ときは、理由や根拠 る。 をはっきりさせる。 板書例 ・ ・ 筆 た ( ( 者 。 2 1 の ) ) 主 の の 張 主 主 に 張 張 な に に っ は は と な な く っ っ し と と ま く く す で し か き た 。 な 。 か っ い と 。 う と さ を 考 え な け れ ば な ら な ( 2 ) 森 林 を 育 て る 仕 事 の す ば ら し さ 、 幸 せ に 感 謝 し な け れ ば な ら な い 。 ( 1 ) 緑 豊 か な 国 土 に 生 ま れ た こ と の ( 筆 者 の 主 張 ) ・ 森 た 大 林 ち 昔 は か だ ら れ 植 か え ら つ の い お で く き り て も く の れ か た 。 先 祖 ・ 土 と 養 分 を お ぎ な っ て く れ る 。 ・ 山 く ず れ や 水 害 か ら 守 っ て く れ る 。 ・ 川 の 水 が な く な ら な い よ う に し て く れ る 。 ・ 木 材 、 紙 、 火 森 林 の お く り も の と は 「 森 林 の お く り も の 」 ワークシート活用のポイント 【国-5年-森林 ワークシート①】 ○ 「 千 三 百 年 以 上 」 な ど 数 字 を 使 っ て 書 い て い る の で 、 ど れ く ら い 昔 な の か が わ か り や す い で す 。 す 。 ○ ○ が 特 に 木 を た く さ ん 使 う 文 化 な の だ と わ か り ま し た 。 例 が た く さ ん 出 て い る の で 、 わ か り や す か っ た で た こ と を 書 き ま し ょ う 。 ヨ ー ロ ッ パ と 日 本 を く ら べ て 書 い て い る の で 、 日 本 ☆ 作 品 を 読 ん で 、 筆 者 の 説 明 の 仕 方 で 「 な る ほ ど 」 「 わ か り や す い 」 と 思 っ ☆ 森 に す む 動 物 木 の 実 「 森 林 の お く り も の 」 と い う 題 名 か ら 、 ど ん な も の を 思 い う か べ ま す か 。 ど ん ぐ り 木 材 き れ い な 空 気 学 習 の め あ て 「 森 林 の お く り も の 」 を 読 ん で 、 感 想 を 書 こ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「 『森林のおくりもの』を読んで、 感想を述べ合う」 組 〔1〕 名 前 ( ○題名から思い浮かべるものを 書いて発表する。 ○筆者の説明の仕方などについ て思ったことを書き、述べ合 う。 ) 【国-5年-森林 ワークシート②】 ☆ い 目 に 赤 線 を 引 き ま し ょ う 。 ま た 、 そ の わ け を 話 し 合 い ま し ょ う 。 本 ほん 論 ろん を 大 き く 二 つ に 分 け る に は 、 ど こ で 区 切 り ま す か 。 だ ん 落 の さ か 結 論 37 ~ 39 の す ば ら し さ 、 と う と さ を 考 え な け れ ば な ら な い 。 の な い 遺 産 な の で 、 感 謝 す る と と も に 、 森 林 を 育 て る 仕 事 本 論 序 論 1 ~ 5 34 ~ 36 30 ~ 33 27 ~ 29 26 22 ~ 25 20 ~ 21 17 ~ 19 15 ~ 16 6 ~ 14 森 あ水 林 る田 は 。の 土 、 が 先 な 祖 く な た っ ち た が り 植 、 土 え 地 つ が い や で せ 、 た り お し く な っ い て の く も 森 れ 林 た の か お け か が げ え で 森 林 の 土 が 雨 に 流 さ れ な い の も 森 林 の お か げ で あ る 。 川 の 水 が な く な ら な い の も 森 林 の お か げ で あ る 。 森 林 は 、 も っ と 別 の お く り も の を と ど け て く れ た 。 火 を 使 う た め に た く さ ん の ま き や 炭 が 使 わ れ た 。 木 は 、 加 工 さ れ て 紙 と し て も 使 わ れ る 。 木 は 切 ら れ て か ら も 長 く 生 き 続 け る 。 木 は 、 木 材 に な っ て も 生 き て い る 。 木 材 は 、 木 の せ い し つ に あ わ せ て さ ま ざ ま な 使 わ れ 方 を し て い る 。 て き た 。 日 本 人 は 、 森 林 の め ぐ み を 利 用 し て 「 木 の く ら し 」 を 築 い だ ん 落 番 号 要 約 あ い て い る と こ ろ に 、 だ ん 落 番 号 や 要 約 を 書 き ま し ょ う 。 に 分 け ら れ ま す 。 本 論 は 、 さ ら に 九 つ の 意 味 だ ん 落 に 分 け ら れ ま す 。 ☆ 「 森 林 の お く り も の 」 は 、 39 の 形 式 だ ん 落 か ら な り 、じ 序ょ 論 ろん ・ 本 ほん 論 ろん ・ 結 けつ 論 ろん 学 習 の め あ て 「 森 林 の お く り も の 」 の 文 章 こ う せ い を 調 べ よ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「 『森林のおくりもの』を読んで、 文章構成を調べる。 」 組 〔2〕 名 前 ( ) ○まず、全体を序論、本論、結論 に分ける。次に、本論を9つの 意味段落に分け、それぞれを要 約する。 ○本論を大きく2つに分け、なぜ そこで分けたのか、理由を話し 合う。 【国-5年-森林 ワークシート③】 そ 表 の 現 1 の 工 夫 の ま と め も の ご と を く ら べ な が ら 説 明 す る 。 ☆ 筆 者 の ひ 表 ょう 現 げん の 工 夫 に つ い て ま と め ま し ょ う 。 う け て い る こ と が よ く わ か る か ら 。 ヨ ー ロ ッ パ と く ら べ る こ と で 、 日 本 人 が 特 別 に 森 林 の め ぐ み を ☆ 筆 者 は 、 な ぜ ヨ ー ロ ッ パ の く ら し と く ら べ て 説 明 し た の で し ょ う 。 ☆ そ の 他 食 器 金 属 の お 皿 や お ぼ ん 鉄 道 の ま く ら 木 木 の ふ ろ お け ナ イ フ と フ ォ ー ク 木 の は し 橋 建 物 石 橋 石 や れ ん が の 建 物 木 の 橋 ヨ ー ロ ッ パ 木 の 家 日 本 ヨ ー ロ ッ パ と 日 本 の く ら し に つ い て 、 整 理 し ま し ょ う 。 ☆ い る の は 、 何 だ ん 落 と 何 だ ん 落 で す か 。 4 だ ん 落 5 だ ん 落 序 じょ 論 ろん の 中 で 、 日 本 人 の 「 木 の く ら し 」 に つ い て 、 具 体 例 が の べ ら れ て 学 習 の め あ て 日 本 人 の 「 木 の く ら し 」 を 読 み 取 ろ う 。 五 年 森 林 の お く り も の 重視した言語活動 〔3〕 ○日本人の「木のくらし」を読み、 「序論の内容を整理し、筆者の説 明の工夫に気付く」 組 名 前 ( ) ヨーロッパと日本のくらしを 対比的に説明していることに 気付く。 ○「表現の工夫のまとめ」に、こ のワークシートで学習した筆 者の表現の工夫をまとめ、ブッ クガイドを書くときに生かす。 【国-5年-森林 ワークシート④】 そ 表 の 現 2 の 工 夫 の ま と め 具 体 的 な 例 を た く さ ん あ げ る 。 ☆ の あ り が た さ が わ か る か ら 。 筆 者 の ひ 表 ょう 現 げん の 工 夫 に つ い て ま と め ま し ょ う 。 ☆ い ろ い ろ な 木 が く ら し に 利 用 さ れ て き た 例 を あ げ る こ と で 、 木 キ リ 筆 者 は 、 な ぜ こ の よ う に た く さ ん の 例 を あ げ て 説 明 し て い る の で し ょ う 。 燃 え に く い た ん す ・ 金 庫 の 中 マカ ツラ マ ツ 軽 い 水 に 強 い は だ ざ わ り が こ こ ち よ い お こ と ・ 上 等 の げ た 水 車 ・ 橋 ・ 船 ケ ヤ キ ヒ ノ キ 雨 に も 風 に も 負 け な い 木 目 が 美 し い か た く し ま っ て かい たる い 車 の し ん 棒 き ね ・ う す ・ 荷 車 や 水 大 黒 柱 ・ た ん す ・ 机 ・ 虫 が つ き に く い 木 の 種 類 ま すま っ なっ す おす ぐ にぐ く わ さ れ り る軽 に く く て い じ ょ う ぶ り っ ぱ な 建 物 お け ・ げ た う ・ ゆ か ・ 船 ・ 酒 だ る ・ 重視した言語活動 ☆ ス ギ 木 の せ い し つ 神 社 ・ お 寺 ・ 柱 ・ 天 じ ょ ○ を 「 で ま す と か め ら ま 」 「 し そ ょ こ う で 。 」 な ど の 接せ つ 続ぞ く 語ご に 着 目 し ま し ょ う 。 使 わ れ 方 の 例 本 論 1 の 6 だ ん 落 か ら 14 だ ん 落 ま で を 読 み 、 木 の せ い し つ と 使 わ れ 方 学 習 の め あ て ほ ん ろ ん 木 の せ い し つ と 使 わ れ 方 を ま と め よ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 組 〔4〕 名 前 ( 「本論の内容を整理し、筆者の説 明の工夫に気付く」 ○接続語に着目して内容を読み 取り、ワークシートに整理す る。 ○多くの例を挙げて説明するこ とにより、説得力を高めている ことに気付く。 ○「表現の工夫のまとめ」に、こ のワークシートで学習した筆 ) 者の表現の工夫をまとめ、ブッ クガイドを書くときに生かす。 【国-5年-森林 ワークシート⑤】 ☆ そ 表 の 現 3 の 工 夫 の ま と め で し ょ う 。 具る読 体。み 的 手 な に 数 と 字 っ を て 使 身 っ 近 て な 説 こ 明 と す が る ら 。 を 例 に あ げ 17~19 建 物 に な っ て か ら 千 三 百 年 使 わ れ た 木 材 は 、 樹 齢 二 千 年 ☆ 「木材になっても 生きている木」 「長生きする木」 わ か り や す く す る た め に 、 筆 者 は 、 ど の よ う な ひ 表 ょう 現 げん の 工 夫 を し て い る だ ん 落 15~16 ・ 法 隆 寺 … あ と 千 年 以 上 は 生 き 続 け る 。 気 か ら 着 物 を 守 る 。 ・ た ん す の 中 … 梅 雨 の 季 節 に も 、 外 の し め っ た 空 水 を 張 っ て お く と 、 元 の 姿 に も ど る 。 ・ お け … か わ い た お け は 水 が も れ る 。 る 木 」 「 長 生 き す る 木 」 に つ い て ま と め ま し ょ う 。 ・ 机 の 引 き 出 し … 梅 雨 の 季 節 に は 重 く な る 。 か わ い た 季 節 に は 、 が た ぴ し い う 。 具 体 例 本 ほん 論 ろん 1 の 15 だ ん 落 か ら 19 だ ん 落 ま で を 読 み 「 木 材 に な っ て も 生 き て い 学 習 の め あ て に つ い て 読 み 取 ろ う 。 「 木 材 に な っ て も 生 き て い る 木 」 「 長 生 き す る 木 」 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「本論の内容を整理し、筆者の説 明の工夫に気付く」 組 〔5〕 名 前 ( ) ○身近な事柄を例示する、具体的 な数値を挙げて説明する、「… どうでしょう」「ではありませ んか」と読者に話しかけるなど の表現の工夫に気付く。 ○「表現の工夫のまとめ」に、こ のワークシートで学習した筆 者の表現の工夫をまとめ、ブッ クガイドを書くときに生かす。 【国-5年-森林 ワークシート⑥】 そ 表 の 現 4 の 工 夫 の ま と め 例 を あ げ る 順 番 を 工 夫 す る 。 ☆ 筆 者 の ひ 表 ょう 現 げん の 工 夫 に つ い て ま と め ま し ょ う 。 と の 形 に 近 く て 、 紙 や 火 は 加 工 し て 利 用 す る 。 読 み 手 が 思 い つ き や す い も の か ら 説 明 し て い る 。 木 材 は 一 番 も ☆ 筆 者 は 、 な ぜ こ の 順 番 に 「 森 林 の お く り も の 」 を 説 明 し た の で し ょ う 。 火 22~25 鉄 や 焼 き 物 や 塩 を つ く る 。 木材 お く森 り林 もの の 8~19 だ ん 落 紙 20~21 お お伝新ち 湯 札え聞り を る、紙 本 わ 。 )、、 か も ノの す ーを 。 食 ト包 事 (む を 文。 す 字 る を 。 記 寒 す い 。 冬 人 を の 過 も ご の す を 。 庫 の 中 、 お け の し ん 棒 、 水 車 、 橋 、 船 、 お こ と 、 げ た 、 た ん す 、 鉄 の 金 ぱ な 建 物 、 大 黒 柱 、 た ん す 、 机 、 き ね 、 う す 、 荷 車 や 水 車 神 社 や お 寺 、 柱 、 天 じ ょ う 、 ゆ か 、 船 、 酒 だ る 、 げ た 、 り っ ど ん な ふ う に 役 に 立 っ て い る か ☆ も の に つ い て ま と め ま し ょ う 。 本 ほん 論 ろん 1 の 20 だ ん 落 か ら 25 だ ん 落 ま で を 読 み 、 木 材 以 外 の 森 林 の お く り 学 習 の め あ て 「 木 材 以 外 の お く り も の 」 に つ い て ま と め て み よ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「本論の内容を整理し、筆者の説 明の工夫に気付く」 組 〔6〕 名 前 ( ) ○身近な具体例から順に述べ、 読み手に分かり易く、説得力の ある説明をしていることに気 付く。 ○「表現の工夫のまとめ」に、こ のワークシートで学習した筆 者の表現の工夫をまとめ、ブッ クガイドを書くときに生かす。 【国-5年-森林 ワークシート⑦】 ☆ そ 表 の 現 5 の 工 夫 の ま と め た り で き る か ら 。 筆 者 の ひ 表 ょう 現 げん の 工 夫 に つ い て ま と め ま し ょ う 。 読 み 手 に 問 い か け る 。 問 い か け る こ と で 、 読 み 手 に 考 え さ せ た り 、 き ょ う み を も た せ ☆ 筆 者 は 、 な ぜ 読 み 手 に 問 い か け て か ら 、 理 由 を 説 明 し た の で し ょ う 。 ら で す 。 理 由 問 い か け の 文 森 林 が た え ず 土 と 養 分 を お ぎ な っ て く れ た か やどるど せうこう てしとし してがて ま、で、 っ土き毎 たがた年 りなの毎 しくで年 ななし同 かっょじ ってうよ たしかう のま。に でっ お した 米 ょり を う、 作 か土 り 。地 続 が け 理 由 し ゃ 面 に は り つ け て い る か ら で す 。 森 林 の 木 の 根 が し っ か り と 土 や 岩 石 を 抱 え て 、 問 い か け の 文 わ な い の で し ょ う か 。 り こ み 、 や が て 下 流 に は き 出 す か ら で す 。 森 林 の 土 は 、 な ぜ 雨 に 流 さ れ て な く な っ て し ま 理 由 問 い か け の 文 森 林 が ふ と こ ろ 深 く 雨 を 受 け 入 れ 、 少 し ず つ 地 下 へ 送 晴ま川 れ すの た か水 日 。が で な も ぜ 流 な れ く て な い ら る な の い は か な 考 ぜ え で た し こ ょ と う が か あ 。 り ☆ し ょ う 。 ま た 、 そ の 理 由 を 書 き ま し ょ う 。 本 ほん 論 ろん 2 の 26 だ ん 落 か ら 37 だ ん 落 ま で を 読 み 、 問 い か け の 文 を 書 き ま 学 習 の め あ て 「 も っ と 別 の お く り も の 」 に つ い て ま と め て み よ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「本論の内容を整理し、筆者の説 明の工夫に気付く」 組 〔7〕 名 前 ( ○読者の意識を高めるため、問い かけの文を多用していること に気付く。 ○「表現の工夫のまとめ」に、こ のワークシートで学習した筆 者の表現の工夫をまとめ、ブッ クガイドを書くときに生かす。 ) 【国-5年-森林 ワークシート⑧】 仕 事 の す ば ら し さ に つ い て は 、 あ ま り 書 か れ て い な い か ら で す 。 た く さ ん の こ ん き ょ が あ げ ら れ て い る け れ ど も 、 森 林 を 育 て る 主 張 は よ く わ か り ま せ ん で し た 。 理 由 は 、 一 番 目 の 主 張 に は ☆ わ た し は 一 番 目 の 主 張 に は 、 な っ と く し ま し た が 、 二 番 目 の あ な た は 、 筆 者 の し 主ゅ ち 張ょ う に な っ と く し ま す か 。 あ な た の 考 え を 書 き ま し ょ う 。 れ た 先 祖 た ち ら な い 。 さ を 考 え な け れ ば な 大 昔 か ら 植 え つ い で き て く す ば ら し さ 、 と う と ① 土る 山 木 森 と。く材 林 森 養 ず・ か 林 ら れ紙 の は 分 、 を や・ お だ お く 火 水 れ ぎ り 害 か な も か の ら ら の っ お て 守 く く っ り れ て も る く の 。 れ か 森 林 を 育 て る 仕 事 の な ら な い 。 に 感 謝 し な け れ ば ま れ た こ と の 幸 せ 緑 豊 か な 国 土 に 生 「 森 林 の お く り も の 」 ② 筆 者 の し 主 ゅち 張 ょう ③ 38 2~37 だ ん 落 ☆ ③ ② ① 筆 そ 森 者 れ 林 の ぞ は し れ だ 主ゅ ち の れ 張ょ う 「 か の 森 ら こ 林 の ん の お き お く ょ く り と り も な も の る の で だ 」 し ん に ょ 落 対 う を お 。 書 う き す ま る し 筆 ょ 者 う の し 。 主ゅ ち 張ょ う を 書 き ま し ょ う 。 筆 者 の し 主 ゅち 張 ょう に つ い て 考 え ま し ょ う 。 学 習 の め あ て 結 論 を 読 み 、 筆 者 の 主 張 を と ら え よ う 。 森 林 の お く 五 年 り も の 重視した言語活動 「筆者の主張をとらえ、それに対 する自分の考えを書く」 組 〔8〕 名 前 ( ) ○結論部分の筆者の主張をとら え、その主張を支えるこれまで の説明の仕方と関係付けて、納 得できるかどうか、自分の考え を書く。