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グ グ 実践 SQAによる テーラリングトレーニングコースの開発と実践

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グ グ 実践 SQAによる テーラリングトレーニングコースの開発と実践
SPI Japan 2010 発表資料
SQAによる
テーラリングトレーニングコースの開発と実践
グ
グ
実践
~年間200件のプロセスQA結果から得られたノウハウを集約~
平成22年11月12日
SI事業本部 プロジェクトマネジメント室
○平井 徳子 相澤 武 丸山 光昭
目次
1.所属部門の紹介
2.自社の標準プロセス
3.今までのプロセス改善活動の取組み
4.現在のプロセス定着状況
5.トレーニングの課題
6.今回のトレ
6.今回のトレーニングコース開発時の留意点
ングコ ス開発時の留意点
7.SPIトレーニング体系
8.テ ラリング実践編
8.テーラリング実践編
<背景、概要、実施内容、教材実例、効果測定>
9.今後の展開
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1.所属部門の紹介
開発分野
• エンタープライズ系のシステム構築
プロジェクト形態
• 新規開発、既存改修、保守、パッケージ導入
お客さまの業種
• 製造、流通、金融、公共、サービスetc…
製造 流通 金融 公共 サ ビス t
プロジェクトの特性に応じた
標準プロセスのテーラリングが重要
2
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2.自社の標準プロセス
PMS
DPS
OPS
GPS
各標準ではプロセスや工程毎に
作業目的 作業手順 作成成果物などを定義
作業目的・作業手順・作成成果物などを定義
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3.今までのプロセス改善活動の取組み
2006年
2007年
2008年
2009年
プロセス改善に関する取組み
業務プロセス標準
本部標準化宣言
プロセスQA専任化 「運用・保守プロセス 「プロセス標準ナビ
ゲーションガイド」公開
標準」公開
開始
トレーニング
トレ
ニング
PM・PL向
上位管理者・SEPG向
IP3基礎研修
CMMI解説
・CMMI解説
・標準プロセスの概要
・テーラリング演習(PMS・DPS) ・本部のプロセス改善活動
上級SE・中級SE向
上位管理者の役割
・品質の見える化
・上位管理者の役割
アプリ保守版
プロセス説明会
IP3基礎研修
3基礎研修
・標準プロセスの概要
・テーラリング演習(DPS)
・標準プロセスの概要
・保守版DPSの概要
SE・PG向
※集合形式で実施
講義と演習
講義
演習
講義のみ
IP3基礎研修
・標準プロセスの概要
・テーラリング演習(DPS一部)
手順書導入研修
7つのテーマ 35回(計67時間)
延べ受講者501名(平均出席率83%)
・各手順書と成果物の概要
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4.現在のプロセス定着状況
プロセスQA
初回遵守率*1
ほぼ横ばい
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*1 プロセスQA 初回遵守率
プロセスQAで初回の評価をしたときに、
標準に準じていないと指摘された割合
(チェックリストにより評価)
4.現在のプロセス定着状況
プロセスQAアンケート*2結果
• Q
QA評価を受ける時の気持ちを教えてください(3つまで選択可)
評価を受ける時の気持ちを教えてくださ (
まで選択可)
a)怖い気がする
2008年度と2009年度の
比較
b)ともかく受けてみたい
f)その他
2008年度
2009年度
e)決まり
だから
c)効果を感じるので受けてみたい
d)QA以外でも相談にのって欲しい
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*2 プロセスQAアンケート
実施タイミング:プロジェクトが完了したタイミング
対象:プロセスQAに関わった人全て
有効回答数:2008年度 50人 、2009年度 45人
4.現在のプロセス定着状況
プロセスQAアンケート結果
• QA評価を受ける時の気持ちを教えてください(3つまで選択可)
a)怖い気がする
b)ともかく
受けてみたい
f)その他
立場別の比較
(
(2009年度)
年度)
プロジェクト
マネージャ
プロジ クト
プロジェクト
メンバ
e)決まり
だから
上位管理者
位管 者
c)効果を感じるので受けてみたい
d)QA以外でも相談にのって欲しい
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4.現在のプロセス定着状況
プロセスQAアンケート結果
• プロセスQAを受ける理由は「決まりだから」という回答
が多い
• 「QAのために成果物を作る」という意識がある
(自由コメント欄より)
まだまだ標準プロセスの定着が図れていない
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5.トレーニングの課題
コンテンツ
• 標準制定直後だったため、講義形式かつ、説明が
主体
実際の活用場面で応用できない
タイミング
• 演習形式のトレーニングもあったが、どれも集合研修
すぐに活用機会がないと忘れてしまう
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6.今回のコース開発時の留意点
必要なときに必要な人に実施する
• eラーニングシステムを利用
• 環境が整っていた(簡単にコンテンツを作成・公開
できる全社のシステムが整備された)
• トレーニング実施側の工数の削減
• 有識者によるOJT
何のために必要かを理解させる
• 目的を理解させることに重点を置く
• プロセスQAで得られた知見を含めてより実用的な内容
にする
トレーニングの効果を確認し改善サイクルを回す
• トレーニング終了3か月後の追跡調査を行う
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7. SPIトレーニング体系
スタートコース
企画・提案
組織的プロジェクト
マネジメント
概要編
お客さま視点で考える
提案・見積りプロセス
ガイド
テーラリング
SPIトレーニング
入門編
コース概要
PJ認定
業務プロセス標準(IP3)
上位管理者・
上位管理者
PMコース
テーラリング
実践編
組織的プロジェクト
マネジメント
上位管理者・PM編
テ ラリングによるプロセス標準の最適化
テーラリングによるプロセス標準の最適化
プロジェクトのプロセス(開発/運用・保守共通)
立上
定義 設計 設計 設計 開発
上位管理者・PM編
上位管理者・PM編
QA
評価
共通
開発
QA
評価 ・・・・・・
IT
ST
QA
評価
QA
評価
QA
評価
ISCによるプロジェクトの監視・コントロール
プロセス標準
ナビゲーション
ガイド
保守開発プロセス
ガイド
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QA
評価
終結
運用・保守
運用 保守
運用・保守
11
実行・監視コントロール
QA
評価 要件 基本 詳細 PG 単体
お客さま視点で考える
プロジェクト完了基準
品質保証のための
効果的データ活用法
計画
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公開済
公開予定
SI事業本部
SPIトレーニングコースマップ
2010 09 30現在
2010.09.30現在
8.テーラリング(実践編) <背景>
プロセスQA 初回遵守率
OPSとPMSの値が特に悪い
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8.テーラリング(実践編)<背景>
課題
• プ
プロジェクトマネジメント標準では、開発プロジェクトを
ジ クトマネジメント標準では、開発プ ジ クトを
想定して記述されている場合が多い
• 運用・保守プロセス標準には、プロジェクトマネジメント
標準と重なるプロセスがある
上記課題を解決するには
プロジェクト毎のテーラリングが必要
でも。。。
プロジェクト毎にテーラリングの方法がバラバラ
そこで
運用・保守プロジェクト向けテーラリング研修を
運用 保守プ ジ クト向け
リ グ研修を
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8.テーラリング(実践編)<概要>
目的
• テ
ラリング有識者(SQA)と共に、担当するプロジェクト
テーラリング有識者(SQA)と共に
担当するプロジェクト
のテーラリングを実際に経験し、テーラリングのポイント
を習得する
対象者
• 運用・保守プロジェクトのプロジェクトマネージャ
進め方
• 第1期~第3期の3回に分けて実施
• 最初は教材なし、教材完成後は教材を使って実施
• 教材はeラーニング形式で公開
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8.テーラリング(実践編)<実施内容> 第1期~第2期
実施プロジェクト
• 23プロジェクト(20名)
形態
• OJT
内容
• プロジェクト計画時に決めるべきことは何か
• プロジェクト計画書として作成する各成果物の作成目的
や使い方
• プロジェクト遂行中に監視すべき項目とその方法
• インシデントの管理方法
• 保守時の作業環境・作業手順
各プ ジ ク
各プロジェクトの強みと弱みが見えてきた
強 と弱 が見え きた
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8.テーラリング(実践編)<実施内容> 第3期
実施プロジェクト
• 9プロジェクト(9名)
形態
• eラーニングとして公開
内容
• 第1章 運用・保守プロジェクトの特性を知る
本部の運用・保守プロジェクトの特徴
保 プ ジ
• 第2章 運用・保守プロジェクトの特性からみた
テ ラリングの留意点
テーラリングの留意点
OJTで得られた事例を基に作成
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8.テーラリング(実践編)<教材実例>
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8.テーラリング(実践編)<効果測定>
研修満足度
• eラーニングの受講アンケート
グ
講
• 受講者の様子
学習到達度、行動変容度、成果達成度
•
•
•
•
プロセスQA遵守率
プロセスQAアンケート
プロセスQA実施時のプロセス担当者の所感
上位管理者へのヒアリング
研修後も継続した評価を予定
評価ポイントはカーク・パトリックの4段階評価を参考
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9. 今後の展開
さらなるeラーニングシステムの活用
• 全社共有の基盤として利用できる
• コンテンツ作成が容易
• 一覧で完了状況の把握が可能
継続したトレーニングの効果の計測
• トレーニング直後の評価以外に、数か月後の評価など、
継続した効果測定を予定
現場との対話
• OJT形式でテーラリングを行い、現場と直接対話した中
から得られた知見をコンテンツに反映
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ご清聴ありがとうございました
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