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いじめ対策 – お子さんを効果的な 周囲者になるように励ますには

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いじめ対策 – お子さんを効果的な 周囲者になるように励ますには
Anti-bullying – how to encourage your child to be an effective bystander
いじめ対策 – お子さんを効果的な
周囲者になるように励ますには
保護者用案内
調査研究では、学校は児童や青少年にとり最も安全な場所のひとつであるという結果がで
ています。生徒達を安全に守るためにご協力下さい。
いじめとは?
青少年達はふざけ合ったり、悪口を
言ったり、押したり突いたりすること
がよくあります。 こうした種類の行為
は必ずしもいじめではありません。
いじめには以下のような独特の特徴
があります。
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いじめる側といじめられる側の間
に力の格差が存在する。
苦痛を味わわせたり、傷つけよう
とする意思が存在する。
長期にわたって、行為が繰り返さ
れる。
いじめの行為には以下の形態があり
ます。
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中傷、からかい、けなし、皮肉、脅
し等の言葉によるいじめ
叩く、蹴る、つまずかせるといった
肉体的いじめ
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無視、仲間はずれ、不適切なジェスチャ
ーをする等社会的いじめ
噂を広める、‘dirty looks’ (非難、嫌悪
感、怒りを表す表情)、所持品を隠した
り壊したりする、悪意のあるSMS やEメ
ールのメッセージを送る、カメラ付き電
話を悪用する等の精神的いじめ
生徒を守るために学校が行っ
ていることは?
Department of Education and Training は、学校
が青少年にとり安全な場所であるように努
力を重ねています。よって、如何なるいじめ
も容認することはできません。児童や青少
年が互いに前向きな関係を築くための方
法を身につけることができるように学校と
家庭との協力が必要とされています。
ポリシーとガイドライン
本計画は、保護者、生徒、教師がいじめ
の行為を発見、報告、処理するための方
策を示すものです。同計画は、
www.det.nsw.edu.au で ‘our policies’に行
き、 ‘Anti-bullying Plan’ (「いじめ対策」)で検
索するとアクセスできます。
プログラム
前向きな人間関係を促進し、生徒達をサ
ポートする各種のプログラムが学校で実施
されています。これらには仲間同士のサポ
ートのプログラム、個人指導や過渡期のプ
ログラム、葛藤解決のプログラム等があり
ます。
いじめの行為は、個人の発育・保健体育等
の教科を通じて、具体的に取り上げられて
います。子供の保護教育や価値教育も、
いじめに対処するための方法を促してい
ます。
ニューサウスウエールズ州の全公立学校
は、いじめに対処するための計画を持つこ
とが義務づけられており、これは学校用い
じめ対策(Anti-bullying Plan for Schools)
(2005)に詳しく説明されています。
JAPANESE
周囲者とは?
いじめの場合には、通常はいじめる側と
いじめられる側に加え「周囲者」
(いじめ
が発生した時に近くにいた他の生徒)が
います。周囲者は、いじめを行う生徒に声
援を送ったり、そばに立って黙って傍観し
たり、あるいはその場から立ち去る人たち
です。こうした行動はいじめられる生徒の
助けにならず、いじめ行為の防止にもなり
ません。
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周囲者はいじめをする生徒よりもずっ
と数が多いものです。いじめをする生
徒にいじめを止めるように言えるよう
に他の生徒にも協力を求めるように指
導して下さい。
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ほとんどの場合、周囲者が存在する
(85%)一方で、大人がその場にいること
は稀である
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青少年にとっていじめの行為を止めること
は難しいものです。それは、いじめの対象
となることを恐れる、いじめを止める方法
が分からない、いじめられる側の立場を更
に悪くするのではないかと感じる、あるい
は他の生徒から「dobber 」(密告者)のレッ
テルを貼られることを恐れるといった理由
からです。
青少年達が、いじめられる生徒は「自業自
得である」と考える場合もあります。しかし
いじめはあらゆる人に影響を及ぼし、沈黙
は問題を更に悪化させるだけです。安全な
学校環境を築くのは各人の責任であり、保
護者もこれに協力することができます。
保護者が協力できる方法とは?
いじめについてお子さんと話をする
話しても大丈夫であることを教える
お子さんが学校で起きた事やその時感
じた事を安心して話せるようにして下
さい。解決に急がず、話を良く聞くよう
にして下さい。
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周囲者が仲介すると、ほとんどのいじ
めは止む可能性が高い。
効果的な周囲者となることが青少年には
難しい理由とは?
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大人に知らせることは‘dobbing’
ではありません
大多数の青少年はいじめを目撃すると
不快に感じるが、ほとんどはいじめ防止
のために何をしたら良いか分からない
いじめの行為は目撃者が何もしない
と、拍車がかかる
お子さんに自分自身の安全を心がける
ように教え、いじめについて心配にな
ったら大人に話すように指導する
大切なことは、自分自身や他者を危険
にさらすこと無しに、適切に仲介する方
法を青少年に教えることです。
周囲者が重要な理由とは?
いじめは無視すると悪化の一途をたどる
難しい問題です。調査によればいじめの際
には以下のような結果がでています。
他者に協力を求める
お子さんがいじめられる側の気持ちを
考えられるように導く
いじめの後、お子さんがいじめられた
生徒を慰め、支えてあげられるように促
して下さい。
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お子さんにいじめられている他の生徒
を助ける方法を身につけるように導く
知っている生徒の噂が広がっている場
合には、お子さんにはっきりと真実を人
に伝えるように指導して下さい。いじめ
の行為に加わらないように言い聞かせ
て下さい。
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いじめを報告する方法を知る
生徒達は学校で信頼できる大人に助け
を求めることができることを知っておく
必要があります。お子さんに学校では
どの大人にいじめを報告するかを尋ね
て下さい。
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家庭でお子さんに尊重と優しさを示す
家族の皆がお互いに優しく接していれ
ば、お子さんも他者を同様に扱うように
なるでしょう。
サポートの利用
お子さんの学校に連絡する
いじめの問題は解決することが重要で
す。もし学校に関連したいじめに気付
いたら、お子さんが学校で信頼できる
大人に知らせるか、保護者自身が学校
に知らせることが大切です。学校はア
ドバイスとサポートを与えることがで
きます。
学校に連絡する際は:
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学校のいじめ対策計画をお持ちで
ない場合は、一部を学校からもらっ
て下さい
何が起きたか、具体的に伝えて下さ
い (日付、場所、可能であれば関係し
た生徒の名前等)
学校側の対処の意向につき書き留
めて下さい
とられた措置につき、学校側に確認
してください。
保護者向けヘルプライン
信頼のできるサポートは、Net Alertヘル
プライン(電話1800 880 176)に電話す
るか、 www.netalert.gov.auをご覧下
さい。
青少年向けヘルプライン
児童や青少年は、キッズヘルプラインに
よる信頼できるカウンセリングを受ける
ことができます(電話1800 551 800)。
生徒福祉相談員
学校には連絡したけれども、更にサ
ポートやアドバイスが必要であると感
じる際は、最寄りの教育・訓練省地域
事務局の生徒福祉相談員にご連絡下
さい。各地域事務局の電話番号は、
www.det.nsw.edu.au/contactus/index.
htmで確認できます。
その他の資料とウエブサイト
いじめ。絶対ダメ! (Bullying. No way!)
www.bullyingnoway.com.au
キッズヘルプライン (Kids Help Line)
www.kidshelpline.com.au
リーチアウト! (Reach out!)
www.reachout.com.au
オーストラリア法務省編集の青少年
間のいじめ: 保護者向け案内 (Bullying
Among Young Children) 。
同案内所をご希望の場合は、
1800 708 777までお電話下さい。
学校での出来事についてお子さんと話
をし、常に心を開いた対話を心がけて
下さい。そうすることで、お子さんが保
護者を信用して話を打ち明けるように
なります。
注: 上記資料は英語です。
電話通訳サービス
学校長に連絡する際に通訳の補助が必要な際は、131 450 の通訳サービスに電話して、
お使いの言語の通訳を求めて下さい。通訳者が学校に電話をし、通話中にあなたと学
校側との対話の補助を行います。このサービスは無料で利用できます。
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