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発表概要掲載 - SPARJ

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発表概要掲載 - SPARJ
SPEAKERS
Session M1
基調講演 1
所属と名前に茶色の下線のある人は、そのクリックで発表 pdf
が表示される。引用転載するときには必ず原著者の文書による了
解をとりつけること。
東京大学 空間情報科学研究センター 教授 柴崎亮介
東日本大震災における空間情報技術の貢献
東日本大震災への対応において、空間情報技術はどのような貢献をしているの
か、どのような貢献ができそうか、あるいはできないとすればなぜかについて、特
に計測技術、データの流通技術・管理技術に注目しながら概観し、今後何をす
べきかを議論する。
Session M2
基調講演 2
DBC Spar Point Group,
SparView 編集長 Sam Pfeifle
3 次元計測に関わる世界の技術とマーケット動向
本領域は極めて若い産業であり、技術もマーケットも激しく動いている。
SparView 編集長の立場で、世界の動向をウォッチし分析しているなかから、そ
のサマリーと最近の 5 つのトピックスを紹介する。
Session A1
建築・BIM セッション
司会:早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科
教授 嘉納成男
建築デザインにおける 3 次元の活用は古くから行われているが、建築生産、施工管
理、設備管理などライフサイクル全体にわたる活用は、まだ始まったばかりであり、
Scan to BIM もホットな話題である。 本分野で学会と業界をリードしておられる嘉納
先生の司会で、先端的な取組をしておられる 4 人のスピーカに発表いただく。
(株)大林組
技術本部
生産技術研究部
主任研究員
金子智弥
3次元スキャナーとBIMモデルを利用した施工精度検証
大林組では技術研究所本館の設計と施工にコンピュータ上に仮想の建物モデ
ルを構築する、BIM(Building Information Modeling)を活用した。
3次元スキャナーは、計測結果をBIMの建物モデルと比較することで、建物の
新築時の施工精度に活用できることを示す。
大成建設(株)
建築技術開発部
ニューフロンティア技術開発室
次長
佐藤康弘
三次元の情報化技術の取り組みと技術開発
建設業の建築生産の分野では、主に2次元の情報を活用している。
最近になって BIM,VR,3D スキャナなどの三次元の情報化技術が着目され利用
されてきている。現在、建設業では、この三次元の情報化技術をどのように活用
しているか?を事例を交え紹介する。
4
SPEAKERS
(株)JM 取締役
常務執行役員
齋藤
彰
施設のライフサイクル・マネジメント
セ ブ ン - イ レ ブ ン ・ ジ ャ パ ン 様 店 舗 へ の 、 LBIM ( ラ イ フ サ イ ク ル ・ ビ ム )
の適用事例を通じて、3次元設計(企画・設計・実施)→施工→維持管理
→解体に至るマネジメントシステムの考え方を紹介します。 3次元設計の代名
詞ともなっている「BIM」についての取組方と、維持管理にこそ活用すべき
「BIM」、「LBIM」とは?
前田建設工業(株)
ループ
建築事業本部
建築設計第1部
BIM推進 Grp 南
健太郎
施工まで一貫したBIM
当社は設計部門に施工経験者を配置し設計のプロセスに施工者も参加する事
により設計的にも施工的にも成熟した高次元、高品質のサービスや建物を顧客
に提供しております。
また、BIM データを施工まで一貫して利用することで従来生じていた設計から施
工に移行する際の情報欠落を防止し設計・施工各パートのノウハウを盛り込ん
だ情報は次工程での手戻りや無駄を排除することが出来ます。
当社での「設計から施工への BIM を活用した継目のない情報の流れ」について
ご紹介いたします。
Session A2
司会:
プラント
セッション
東芝プラントシステム(株)
総合設備技術部
情報技術 Grp 岩田章裕
3 次元の応用領域として、プラントがいち早く取組が始まったが、これまでは
①ハード、②ソフト、③ユースウェアの障壁に阻まれて底辺の広がりには時
間がかかっていた。昨今ハードの障壁は大幅に緩和され、ソフトが点群処理
はじめこの数年急速に進歩してきた。ユースウェアはユーザの知恵の出しど
ころである。こうした普及ブレークスルーに向けて考えてみる。
産機エンジニアリング(株)
設計部
設計3Bグループ
糸山
隆幸
プラント計測の機器選定とそのデータ活用
当社ではさまざまな機械設備の現況把握、診断又は更新工事のために、3 次元
レーザスキャナーを運用しそのデータを活用している。使用している機種と、そ
のデータ加工、活用方法について事例を元に紹介する。
辰星技研(株)
開発部
小西
正浩、青森エネテック(株) 技術課 山端
正義
改造工事におけるサーフェイスモデルの有用性
プラント施設の改造工事を計画するには、現場の状況把握が不
可欠である。 レーザスキャン計測で得られた点群データから
サーフェイスモデルを作成し、干渉チェックや周りの状況確認
に有効活用し、改造工事計画を実施した事例を紹介する。
5
SPEAKERS
Session R1
学会・協会
金沢工業大学
環境・建築学部
セッション
鹿田正昭
環境土木工学科教授
地上型レーザ計測の作業手順の標準化と普及を目指して
近年、急速に利活用が高まってきている地上型レーザ計測機器であるが、計測手
法に関する公的なマニュアルが整備されていないため、公共事業等に活用される
機会が少ない。北陸地方の測量系コンサルタントが所持している7種類(6社)
のレーザ計測機を用いて、同一条件下の計測実験(室内外)によるデータ解析を
おこない、地上型レーザ計測機器の特性を明らかにするとともに、計測環境およ
び計測手法に関する標準マニュアルの作成について検討している。
これらの実験は「KIT 空間情報プロジェクト 地上型レーザ計測イノベーショ
ン勉強会マニュアルワーキンググループ」(金沢工業大学および民間企業7社)
によって実施されているものである。
KIT 空間情報プロジェクト代表。専門は空間情報工学。空間情報技術のコラボレーションによる安
心・安全・快適な社会の創成に関する研究などに従事。日本写真測量学会、日本測量協会、IEEE GRS、
AARS、地籍問題研究会などの会員。
㈱日本海コンサルタント
空間情報本部
本部長
西本
憲正
マニュアルワーキンググループの代表幹事。砂防基盤図の三次元地
形モデル作成から端を発し、三次元計測の研究調査に取組んでい
る。日本測量調査技術協会、日本測量協会などの会員。
㈱日本海コンサルタント
空間情報本部
地理情報部
グループ長 山村
嘉貴
専門は基準点測量と三次元計測。近年は地上型レーザ計測の研究
調査に取組んでいる。技術論文に「後処理型 GPS 測量について」
がある。日本測量協会会員。
㈱上智
事業本部
空間情報課
主任
五十嵐
司
地上型レーザ計測の実務及び研究に加え、最近は全周囲映
像を用いた三次元技術についても研究に取り組んでいる。
北海道大学
大学院情報科学研究科 教授
金井
理
サイバーフィールド構築技術研究分科会における「大規模レーザ計測点
群データ処理技術」の研究動向
2010 年 2 月より,社)精密工学会内に設置された「サイバーフィー
ルド構築技術研究分科会」では,大規模環境の3次元計測データからユ
ーザが業務で利用可能なモデルへのデータ変換技術の調査研究を産学
連携で行っている.本発表では,この分科会で発表されてきた大規模環
境の計測技術,大規模3次元点群のデータ処理やモデル化アルゴリズム
の研究成果の概要をご紹介する.またこの活動を通じて明らかになって
きた技術課題や,海外での関連研究の状況をご紹介する.
分科会活動は,http://www.sdm.ssi.ist.hokudai.ac.jp/jspecf/ に紹介が
ある.
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Session A3
土木
セッション
(司会&発表)㈱計測リサーチコンサルタント
取締役 クリエイティブ事業部部長
西村正三
「全方位・多眼撮影システム」による橋梁点検手法の開発
高解像度デジタル画像取得とその処理に関する技術が高度化され、構造物
の調査等に適用されている。しかしトラス橋は、多くの部材が複雑に交錯
しているため、詳細に撮影した個々の画像のみでは、部位の特定が困難で
あると予想された。そこで構造の全体概要は全方位カメラ、詳細画像取得
は「走行型連続画像計測システム」を用い「全体構造から局所部材までを
カバーする全方位・多眼撮影システム」を開発し補剛桁の調査に適用した。
この計測システムの有効性と課題についてビデオなど用いて紹介する。
(財)日本建設情報総合センター
システム高度化研究部
部長
海津
優
JACIC における3D 研究 -Photog-CAD を中心にー
JACIC では3D の研究として、社会基盤情報標準化委員会の活動の一環と
しての3DCAD や3D プロダクトモデルの検討、自主的な研究開発として
実施している災害復旧効率化支援ソフト「Photog-CAD」の開発、受託研
究の中での3D を考慮本講演では、災害復旧効率化支援ソフト
「Photog-CAD」の開発を中心に、社会基盤情報標準化委員会の活動の中
での3D 検討もふくめて JACIC の取り組みを紹介する。
略歴: 1975-2005 国土地理院、 2005-現在 (財)JACIC
測地学、地殻変動論をメインのフィールドとするが、現在は GIS の応用、建設 分野
における情報共有などに取り組んでいる
㈱ソーキ
SRSS推進部
西嶋順明
J 既存トンネルの計測手法について
建設から数十年以上経過した既存トンネルのゆがみ等を計測する場合
移動体計測はコスト面で導入できない、地方測量会社様向けに簡単な操作
でレーザースキャナーを用いた低コストの計測手法を紹介する。
株式会社コイシ
土木情報化Gr
深田裕司
三次元計測データを用いた土木数量・施工管理への活用
土木工事における3Dレーザースキャナの計測データと設計3Dモデルデ
ータを利用した施工管理、数量計算、情報化施工への適用事例を紹介する。
平成 10 年入社。日々、土木工事に伴う測量業務全般(道路・橋梁・トンネル・
造成・ダム・河川・港湾・プラント設備)に従事しながら施工現場での三次元
データ活用を推進
7
SPEAKERS
Session A4
文化財
セッション
司会:3DNetworkJapan 代表
【㈱アイテック】
田子寿文
利活用が加速しつつある文化遺産での3D計測。本セッションでは、いわゆる
「産官学」のそれぞれの分野で、ご活躍されている方々から「3次元計測」とい
うキーワードで発表していただくこととなり、非常に興味深いパートになったと
いえる。
2008 年に 3D コミュニティ「3DNetworkJapan(通称:3DNJ)」を全国の技術者有志
とともに発足。第一線で国内の 3D 計測業務に携わる一方、3DNJ 代表として
イベント出展や講演・勉強会など、3D計測技術の利活用についてのPR活動
をおこなっている。
奈良文化財研究所
埋蔵文化財センター
遺跡・調査技術研究室
金田明大
何を測るのか?残すのか?-文化財保護と三次元計測-
文化財の計測は、ただ現状にあるものを詳細に計測することだけを求めてい
るのではない。本発表では、日本でおこわれている文化財保護・研究活動の
視点から、三次元計測の需要と必要性、課題について、文化財保護の実態
や従来の方法との関連、そして当方が進めている現在の活動を紹介したいと
考える。
明大工業株式会社
企画部
田原隼人
文化財の計測技術と実務
3DNetworkJapan として、3 回目の発表の場を頂きました。3DNJ
の活動主旨をご説明した後、機器選定から現場計測、計測業者がお
ちいりやすいデータ処理まで、現場実務に携わる技術者として事例
をお話します。また、文化財におけるニーズや私たち計測業者の役
割について、感じていることをお話しする。
2000 年 明大工業株式会社入社 (調査部)
2007 年 企画部 3 次元計測グループに配属
2008 年 3DNetworkJapan 設立メンバーとして参加
~現在 文化財・土木中心に三次元計測と解析に従事
大手前大学史学研究所
オープンリサーチセンター
岡本篤志
海外調査における三次元計測 ハギア・ソフィア大聖堂を例に
して
文化財に関わる機関として、様々な文化財の記録を行っている。
今回は、海外における大規模建造物の計測事例として、トルコ、
ハギアソフィア大聖堂の三次元計測について紹介したい。また、
三次元計測を導入、運用する際の問題点、計測後のデータ活用方
法について紹介する。
略歴:大手前大学史学研究所、東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター、筑波大学大学院を経
て現職。97 年からレーザー三次元計測技術をもちいた文化財の形状記録とレプリカの制作について
研究を行う。国内の仏像、美術工芸品、古墳、遺物、被災文化財など多数の文化財の記録を行ってき
た。近年では、エジプト、アルザヤン神殿、ケントカウエス女王墓、トルコ ハギア・ソフィア大聖
堂など海外の遺跡のレーザー三次元計測に従事している。現在は、計測したデータを公開するための
技術について調査・研究を進めている。
8
SPEAKERS
Session A5
移動計測
セッション
司会:アジア航測(株)
空間データ解析センター
副センター長
畠
周平
移動計測(モバイル)は、社会インフラを中心として巨大な潜在的マーケットが
あり、欧米では急拡大している。わが国でも日本再生に向けて大きく花がひらく
であろう。
略歴:・社内では10年前より航空レーザ計測を担当し、現在、モバイルレーザも担当す
る。・(社)日本測量調査技術協会のレーザ WG 長を務めており、航空レーザ計測のマ
ニュアル・規程化を行いつつ、2冊のハンドブックの執筆に対応し た。また、2009 年と
2010 年の日韓レーザ測量シンポジウムも企画した。
(株)ウエスコ
測量事業部
三次元情報処理チ-ム
真田
将英
モービルマッピングシステム(MMS)を利用した地形図作成技術
モ-ビルマッピングシステムは、地形図作成の新技術として道路台帳現況図
や各種地形図の作成に広く使用されつつあります。弊社では、汎用ソフトウ
ェアを使用して、より高精度でより高品質な地形図が作成できるようになり
その地形図作成の手法を紹介する。
略歴:1994 年近畿大学付属熊野工業高等専門学校土木工学科卒。同年株式会社ウ
エスコに入社し、地上測量全般に従事。2008 年よりモービルマッピングシステ
ム(MMS)の計測及びデータ処理担当
(株)アスコ
地理情報事業部
番上勝久
三次元移動体計測の点群データを利用した図化手法
一般的に道路の図面を作成するには航空写真測量と地上測量の 2 つの手法が
ほとんどであるが、車両による移動体計測が新たな測量手法となりつつあ
る。 様々な機種が開発・発売され、精度検証も進む中、すでに図面作成の
効果的な手段として採用してきている。 今回はこれまでに行ってきた図面
作成の実績から、その様々な図化手法を検証した結果を報告する。
略歴:平成8年 株式会社アスコに入社
地理情報事業部に所属し、地上測量からGISまで様々な業務に従事。
現在は主に三次元移動体計測業務を担当している。
(株)みるくる
技術開発室 Jan Ahmad
移動体計測技術を利用した三次元都市モデリング技法
車載型移動体計測システム「StreetMapper」及び航空レーザー計測システ
ム「LiteMapper」による三次元計測、三次元都市モデリング技法および
三次元都市モデルのデータ・パブリッシングについて紹介する。
略歴:1989 年 旧チェコスロバキアアントニンザーポトツキー電気通信専攻修
士課程卒業 (工学修士学位獲得)、国連および EU 資金勤務、北海道大学 大学院
情報科学研究科博士課程卒、北海航測株式会社(レーザ計測担当)
、2011 年 1 月
現職
(株)小林コンサルタント
代表取締役
小林佳人
モバイルマッピングシステムによる地形測量
モバイルマッピングシステムと地上型レーザースキャナーを融合させた地
形測量システムを紹介する。
9
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