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7 加工たまねぎ
平成27年3月 【野菜】加工たまねぎ ~加工業者との契約栽培~ 【作型と主要な作業】 1 2 3 ○:は種 4 5 6 7 8 9 10 ○ △:定植 ■:収穫 11 目標収量 12 △ 4 t / 10a ■ ◆導入のメリット ◆導入のデメリット ・ほとんどの作業で機械化が可能です。 ・栽培管理が年を越して長期間にわたります。 ・契約栽培のため価格が事前値決めされており、 ・比較的大規模栽培となるため、移植・収穫に機 市場価格の影響を受けません。 械を使用しないと作業が大変です。 ・単収を上げるほど収入は多くなり、経営の安定 化につながります。 ・水田転作の場合、事前に有機物を施用するなど、 しっかりと土作りをする必要があります。 【生産・販売を取り巻く環境】 ・たまねぎは、中国産の輸入が大きく増加している 状況ですが、消費者からは国産に対する要望が根 強く、加工業者も国産の安定供給をはかるべく産 地確保を進めています。 ・加工たまねぎは、加工業者との契約品目として、 全農、JAで推進している品目で、契約単価は 45 円/㌔です。また、JA集荷場引き取りのため、 運賃は発生しません。 ・出荷規格が「玉の直径7センチ以上」の1区分の みのため選別の手間がかかりません。さらに、大 【栽培のポイント】 ①大玉で充実した球を作るには、根が深く張れる きさ、形状についても、ある程度の変形果も出荷 条件が必要です。土壌の適応性は広く、肥沃な 可能です。 畑で生産性が高くなります。 ②重量野菜ですので、運搬に便の良いほ場を選び ましょう。 ③生育特性としては、寒さに強く氷点下の温度に も耐えられます。 ④根は表層部分に多く分布するため、肥大期(4 月~5月)に乾燥すると生育が阻害されます。 ⑤湿害には弱いため、排水性のよいほ場を選び、 必要により高畝栽培してください。 【10アール当たりの収益性試算】 項 金額等 備 粗 収 益 180千円 ○単収 4,000 ㎏ ○管理機 経 営 費 80千円 ○単価 45 円/㎏ ○移植機 所 目 【最低限必要な施設・機械装備】 得 考 ○トラクター 100千円 ○動力噴霧器 所 得 率 56% ※全農新潟県本部資 労働時間 112時間 料(H22)より抜粋 ○収穫機 5