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平成29年度版(見本版)

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平成29年度版(見本版)
平成29年度版(見本版)
*この「見本版」は、平成 28 年 11 月現在に基づいて作成しております。また、年金額等は平成 28 年度
の金額を用いておりますが、変更される場合は差し替えて対応いたします。
はじめての年金
平成29年度版(見本版)
「ねんきん定期便」
「ねんきんネット」で
自分の年金を確認する………3 頁
「ねんきん定期便」の見方 ………………………3 頁
「ねんきんネッ
ト」では年金額の試算が可能………3 頁
厚生年金は生年月日等によって
受給開始年齢が異なる ……4 頁
CONTENTS
高年齢雇用継続給付の手続
………………8 頁
60歳台前半に働きながら受ける年金 ……………9 頁
雇用保険からの給付と年金の調整 ……………10 頁
65歳以後に働きながら受ける年金 ……………10 頁
年金を受けるためには
請求手続が必要です………11 頁
受給年齢になったら年金請求を!………………11 頁
年金請求書が受給年齢になる3ヵ月前に届く …11 頁
厚生年金はいつから受けられるのか?………………4 頁
年金請求から年金受給まで ……………………11 頁
年金額はいくらになるのか? ………………………5 頁
年金請求書の記入と提出 ……………………12 頁
加給年金額と振替加算 …………………………6 頁
年金の受け取りは偶数月の15日 ………………13 頁
国民年金のみの場合は
65歳から受けられる……………7 頁
老齢基礎年金は40年間保険料納付で満額 ……7 頁
希望すれば繰上げ・繰下げ受給も ………………7 頁
60歳以後も
引き続き働く場合 …………………8 頁
賃金が下がると
高年齢雇用継続給付が受けられる ………………8 頁
年金制度の体系
65歳になったら再度、請求手続をします ………13 頁
年金には税金が
かかります……………………………14 頁
対象の方は扶養親族等申告書の
提出が必要です ………………………………14 頁
年金受給者の確定申告 ………………………14 頁
年金のお問い合わせは
こちらに ………………………………15 頁
確定拠出年金
(個人型)
厚生年金
基金
国民年金基金
確定給付
企業年金
確定拠出年金 (年金払い
(企業型)
退職給付)
(代行部分)
厚生年金
老齢厚生年金
国 民 年 金
老齢基礎年金
会社員、公務員
の被扶養配偶者
自営業、農業、
学生の方など
第3号被保険者
第1号被保険者
会社員など
公務員
など
第2号被保険者
※平成29年1月から60歳未満のすべての公的年金加入者が、個人型確定拠出年金に加入できるようになります。
2
国民年金・厚生年金に加入しているすべ
ての方に、毎年誕生月にねんきん定期便
が日本年金機構(または共済組合)から
送られてきます。50歳以上の方に送ら
れてくる定期便には、いつから(年齢)
、
いくら(年金見込額)
、どのような年金
(年金の種類)が受けられるかが、記載
されています。
左記以外の方に送付
(裏)
(表)
35 歳・45 歳・59 歳の方に送付
)
の方に送付される定期便の場合)
「ねんきん定期便」の見方(50歳以上(59歳を除く
*平成28年12月時点の「ねんきん定期便」です。
0
0
0
0
378
0
0
0
**
0
378
63
378
65
614,329
*****
*****
1,245,813
*****
1,245,813
258
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
*****
1,245,813
1,860,400
*****
各制度の加入期間
とその合計期間が
記載されています。
国民年金の保険料
を前納している場
合は加入期間に含
まれています。未
納期間は含まれて
いません。
50歳以上の方の場合は、現在加入している制度に今後も加入し続けた場合の老齢年金の見込額(年額)です。
厚生年金基金の加入期間がある場合、厚生年金基金(厚生年金の代行部分)の年金額は含まれていません。
* 50歳未満の方に送付される定期便には、これまでの加入実績(厚生年金基金の加入期間を含む)に応じた年金額が
記載されています。今後、加入実績が増えるのに伴い年金額も増えていきます。
「ねんきんネット」では年金額の試算が可能
日本年金機構では、インターネットを通じてパソコン
ドが即時に取得できます。アクセスキーがなくても、
で最新の年金記録を確認できる「ねんきんネット」
ユーザーIDは取 得できます。50 歳 以 上の方は、
サービスを行っています。ねんきん定 期 便に記 載
60 歳以後も在職した場合や繰上げ・繰下げ受給
されているアクセスキーを使えば、日本 年 金 機 構
をした場合の年金額の試算も可能です。ネットを通
のホームページから必要なユーザーID/パスワー
じて「ねんきん定期便」を受け取ることもできます。
「ねんきん定期便」
のお問い合わせは……
「ねんきんネット」
ねんきん定期便・ねんきんネット等専用ダイヤル
0570-058-555
3
厚生年金は生年月日等によって
受給開始年齢が異なる
自分が、いつから、どんな年金を受けられるかは、ねんきん定期便
(☞ 3 頁参照)
で確認できます。
*
年金制度への加入期間が原則25年以上 あり、1 年以上の厚生年金の加入期間があれば、60 歳
台前半の老齢厚生年金(報酬比例部分のみ、または報酬比例部分と定額部分)を受けられます。
ただし、生年月日、性別によって、受け始める年齢、年金の種類が違います。
厚生年金に加入の方、または国民年金のみに加入の方は、65 歳になると国民年金から老齢基礎
年金を受けられます。
*平成 29 年 8 月から、受給資格期間が 25 年以上から「10 年以上」に短縮されます。
厚生年金はいつから受けられるのか?
男性
女性
60歳
▼
65歳
報酬比例部分
定額部分
▼
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和16年4月2日∼
昭和18年4月1日生まれ
昭和21年4月2日∼
昭和23年4月1日生まれ
昭和18年4月2日∼
昭和20年4月1日生まれ
昭和23年4月2日∼
昭和25年4月1日生まれ
報酬比例部分
定額部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和20年4月2日∼
昭和22年4月1日生まれ
昭和25年4月2日∼
昭和27年4月1日生まれ
報酬比例部分
定額部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和22年4月2日∼
昭和24年4月1日生まれ
昭和27年4月2日∼
昭和29年4月1日生まれ
報酬比例部分
定額部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和24年4月2日∼
昭和28年4月1日生まれ
昭和29年4月2日∼
昭和33年4月1日生まれ
報酬比例部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和28年4月2日∼
昭和30年4月1日生まれ
昭和33年4月2日∼
昭和35年4月1日生まれ
報酬比例部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和30年4月2日∼
昭和32年4月1日生まれ
昭和35年4月2日∼
昭和37年4月1日生まれ
報酬比例部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和32年4月2日∼
昭和34年4月1日生まれ
昭和37年4月2日∼
昭和39年4月1日生まれ
報酬比例部分
老齢厚生年金
老齢基礎年金
昭和34年4月2日∼
昭和36年4月1日生まれ
昭和39年4月2日∼
昭和41年4月1日生まれ
報酬比例部分
昭和36年4月2日以後の
生まれ
昭和41年4月2日以後の
生まれ
▲61歳 ▲62歳 ▲63歳 ▲64歳 ▲61歳 ▲62歳 ▲63歳 老齢厚生年金
▲64歳 老齢基礎年金
老齢厚生年金
老齢基礎年金
長期加入者(44年以上の加入)や障害者の方は……
男性
昭和 28年4月1日以前の生まれ
女性
昭和 33年4月1日以前の生まれ
男性
昭和 28年4月2日以後の生まれ
女性
昭和 33年4月2日以後の生まれ
退職していれば 60歳から定額部分と報酬比例部
分が受けられます。
退職していれば報酬比例部分の受給開始年齢か
ら定額部分も受けられます。
※長期加入者の場合、厚生年金・共済組合とも単独の加入期間で 44 年以上が必要です。
4
年金額はいくらになるのか?
年金見込額については、ねんきん定期便(☞ 3 頁参照)に記載されています。
平成29 年度に60 歳になる昭和32 年4月2 日から昭和 33 年 4 月 1 日までに生まれた方(☞ 4 頁参
照)が受ける年金は下図のとおりです(国民年金のみに加入の方は、65 歳から老齢基礎年金の
みの受給となります(☞7頁参照)
)
。
男性
昭和 32 年 4 月 2 日~昭和34 年4 月1 日生まれ
の方が受ける年金
63歳
▼
女性
65歳
報酬比例部分
60歳
▼
(特別支給の老齢厚生年金)
定額部分は
受けられません
昭和 29年 4月 2日~昭和 33年 4月 1日生まれ
の方が受ける年金
▼
老齢厚生年金
経過的加算
65歳
▼
報酬比例部分
(特別支給の老齢厚生年金)
老齢厚生年金
定額部分は
受けられません
老齢基礎年金
老齢基礎年金
経過的加算
年金額はこう計算する
昭和 32 年 5 月生まれの男性で、60 歳までの厚生年金の加入期間 40 年(昭和 52 年 5 月より加入)
、加入期間
中の月給の平均 36 万円、平成 15 年 4 月以後の年収の月割額 45 万円で平成 28 年度時点での年金額を計算し
てみましょう。
●定額部分(老齢基礎年金+経過的加算)
生年月日に
応じた率
加入期間
1,626円 × 1.000 × 480
月=
780,480
円
ただし、昭和 24 年 4 月 2 日
以後の生まれの男性は定額部
分を受けられませんが、65 歳
になると定額部分に相当する
老齢基礎年金が受けられます。
*実際に定額部分は受けられず、65 歳以後に老齢基礎年金と経過的加算の合計額として受けます。
*定額部分のほうが、65 歳から受ける老齢基礎年金よりも高い場合は、その差額が経過的加算として加算されます。
●報酬比例部分(老齢厚生年金)
1 平成 15年 3 月以前の期間(月給の平均で計算)
月給の平均
生年月日に
応じた率
平成15年3月以前の
厚生年金加入月数
360,000
円 × 7.125/1000 ×
311
月=
797,715
円
月=
416,830
円
2 平成 15年 4 月以後の期間(年収の月割額で計算)
年収の月割額
450,000
1
2 =
+ 生年月日に応じた率
円 × 5.481/1000 ×
1,214,545
平成15年4月以後の
厚生年金加入月数
169
円
*報酬比例部分は 63 歳から受けられます。
* 65 歳以後は老齢厚生年金として受けます。
*平成 27 年 10 月以降、年金額は 1 円未満を四捨五入して計算されます。
5
加給年金額と振替加算
一定の条件(下記参照)を満た
した方は加給年金額が加算さ
れます。また、加給年金額の対
象の被扶養配偶者(妻)が 65 歳
になると、加給年金額は被扶養
配偶者(妻)の老齢基礎年金の
加算に振り替えられます(振替
加算)
。
加給年金額が
受けられる
条件は……
63歳
65歳
▼
受給権者
(夫)
昭和32年
5月生まれ
▼
老齢厚生年金
報酬比例部分
老齢基礎年金
加給年金額
被扶養配偶者
(妻) 振替加算
昭和34年
5月生まれ
老齢基礎年金
▲
65歳
受給権者(夫)
被扶養者
●定額部分あるいは65歳から
の老齢厚生年金を受けられ
るようになったとき
●配偶者(妻)
受給権者(夫)に生計を維持
されている
+
●子
・18歳到達年度の末日まで
・20 歳未満で1級・2 級の障害
●厚生年金と共済組合の加入
期間が合計で20年以上ある
加給年金額を受給できる
●振替加算の額(平成28年度)
振替加算は昭和 41 年 4 月 1 日以前に生まれた
被扶養配偶者が受けることができ、金額は下
加給年金額は下表のとおり。
表のとおりです。
●加給年金額の対象者と金額(平成28年度)
対象者
加給年金額
配偶者
1 人目・2 人目の子
振替加算額
224,500 円
昭和22年4月2日~昭和23年4月1日
98,780 円
昭和23年4月2日~昭和24年4月1日
92,719 円
昭和24年4月2日~昭和25年4月1日
86,882 円
昭和25年4月2日~昭和26年4月1日
80,820 円
昭和26年4月2日~昭和27年4月1日
74,759 円
昭和27年4月2日~昭和28年4月1日
68,922 円
昭和28年4月2日~昭和29年4月1日
62,860 円
昭和29年4月2日~昭和30年4月1日
56,799 円
昭和30年4月2日~昭和31年4月1日
50,962 円
昭和31年4月2日~昭和32年4月1日
44,900 円
昭和32年4月2日~昭和33年4月1日
38,839 円
昭和33年4月2日~昭和34年4月1日
33,002 円
昭和34年4月2日~昭和35年4月1日
26,940 円
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日
20,879 円
昭和36年4月2日~昭和41年4月1日
15,042 円
224,500 円(月額 18,708 円)
各 224,500 円(月額 18,708 円)
3 人目以降の子
74,800 円(月額 6,233 円)
さらに配偶者の加給年金額には受給権者の生年月日に
応じた特別加算が付きます。
受給権者(夫)の
生年月日
6
被扶養配偶者(妻)の生年月日
大正15年4月2日~昭和 2 年4月1日
特別加算額
加給年金額の
合計額
昭和 9 年 4 月 2 日
~昭和 15 年 4 月 1 日
33,200 円
257,700 円
(月額 21,475 円)
昭和 15 年 4 月 2 日
~昭和 16 年 4 月 1 日
66,200 円
290,700 円
(月額 24,225 円
昭和 16 年 4 月 2 日
~昭和 17 年 4 月 1 日
99,400 円
323,900 円
(月額 26,991 円)
昭和 17 年 4 月 2 日
~昭和 18 年 4 月 1 日
132,500 円
357,000 円
(月額 29,750 円)
昭和 18 年 4 月 2 日~
165,600 円
390,100 円
(月額 32,508 円)
国民年金のみの場合は
65 歳から受けられる
老齢基礎年金は 40 年間保険料納付で満額
自営業者や専業主婦など国民年金のみに加入の方は、65 歳から老齢基礎年金のみを受けます。
年金見込額については、ねんきん定期便(☞3頁参照)に記載されています。
老齢基礎年金は、20歳から60歳になるまでの40 年間、すべて国民年金の保険料を納めた場合
に満額の780,100 円(平成28年度)が受けられます。保険料を納めた期間が不足する場合は、不
足期間に応じて減額され、以下の式で計算されます※1。
780,100円
※2
※3
(保険料を納めた月数)
+(保険料を免除された月数)×(免除の種類に応じた割合)
×
480ヵ月
※1 満額の老齢基礎年金額は 100 円単位ですが、満額でない場合は1円未満を四捨五入して計算されます。
※2 保険料を納めた月数には、①昭和 36 年4月から昭和 61 年3月までの厚生年金や共済組合の 20 歳以上 60 歳未満の加入期間、
②昭和 61 年4月からの第2号被保険者期間・第3号被保険者を含みます。
※3 免除の種類に応じた割合は、基礎年金の国庫負担割合が3分の1から2分の1に引き上げられたことに伴い、平成 21 年3月
以前の全額免除期間は 1/3、3/4 免除期間は 1/2、半額免除期間は 2/3、1/4 免除期間は 5/6 を掛け、平成 21 年4月以後の全
額免除期間は 1/2、3/4 免除期間は 5/8、半額免除期間は 6/8、1/4 免除期間は 7/8 を掛けます。
付加年金
付加保険料を納めた方は、老齢基礎年金に加えて付加年金が受けられます。
付加年金(年額)= 200 円 × 付加保険料の納付月数
希望すれば繰上げ・繰下げ受給も
老齢基礎年金は、希望すれば60歳から65 歳になるまでの間に繰り上げて受給することができ
ます。この場合、65 歳から受ける本来の年金額が1ヵ月早く繰り上げることに 0.5%ずつ減額
されます。繰上げ受給は、60歳台前半から年金が受けられる半面、①減額率は生涯変わらない、
②繰上げ受給の後は障害基礎年金を受けられない、などのデメリットもあります。
逆に、65歳から老齢基礎年金を受けず、66 歳以後に繰り下げて受給することもできます。この
場合は、1ヵ月繰り下げるごとに 0.7%ずつ年金額が増額されます。ただし、70 歳以後は増額
率が一定になりますので、注意してください。老齢厚生年金を受けられる方は、老齢厚生年金
もあわせて繰り下げることも可能です。
●繰上げ受給の受給率
請求時の年齢
●繰下げ受給の受給率
受給率
請求時の年齢
受給率
60 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
70.0%~ 75.5%
66 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
108.4%~ 116.1%
61 歳0カ月~ 11 ヵ月
76.0%~ 81.5%
67 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
116.8%~ 124.5%
62 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
82.0%~ 87.5%
68 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
125.2%~ 132.9%
63 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
88.0%~ 93.5%
69 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
133.6%~ 141.3%
64 歳0ヵ月~ 11 ヵ月
94.0%~ 99.5%
70 歳0ヵ月~
142.0%
* 61 歳以降に 60 歳台前半の老齢厚生年金(報酬比例部分)を受けられる方は、老齢厚生年金を繰り上げることができますが、
その場合は老齢基礎年金も同時に繰り上げることになります。
* 70 歳に達した後に繰下げ受給の申し出をしても、70 歳時点にさかのぼって年金が受給できます。
7
賃金が下がると高年齢雇用継続給付が受けられる
60 歳以後も引き続き働く場合、賃金が 60 歳になった時点の賃金よりも下がり、一定の条件を
満たしていれば、雇用保険から65歳になるまでの間、高年齢雇用継続給付が受けられます。
受けられる条件
次のすべてのケースにあては
まる場合に、高年齢雇用継続
給付が受けられます。
・60歳以上65 歳未満の雇用保
険の被保険者
・雇用保険の被保険者期間が
5年以上
・60歳到達時点の賃金の 75%
未満に賃金が低下
・賃金が月 339,560円(平成28
年8月~ 29 年 7月)未満
●受給額
受給額は、就労する各月の賃金の原則 15%に相当する額です。
就労する各月の賃金が 60 歳になった時点の賃金の 61%~ 75%
の場合は下表のとおりです。
60 歳時点の
給付額
賃金に対する (各月の賃金の
各月の賃金割合
下記相当額)
75%以上
60 歳時点の
給付額
賃金に対する (各月の賃金の
各月の賃金割合
下記相当額)
0%
67%
7.80%
74%
0.88%
66%
8.91%
73%
1.79%
65%
10.05%
72%
2.72%
64%
11.23%
71%
3.68%
63%
12.45%
70%
4.67%
62%
13.70%
69%
5.68%
61%以下
15.00%
68%
6.73%
高年齢雇用継続給付の手続
高年齢雇用継続給付の受給申請手続は、本人に代わって、できるだけ事業主が行うことになっ
ています。受給を希望する場合には会社にご確認ください。
高年齢雇用継続給付を受ける方は、ハローワークより事業主経由で「高年齢雇用継続給付支給決定通知書」
が交付されます。従来は「老齢厚生・退職共済年金受給権者 支給停止事由該当届」
(様式第 583 号)ととも
に、この「支給決定通知書」の写しを年金事務所に提出する必要がありましたが、平成 25 年 10 月から届
出が原則不要になりました。ただし、年金を受けるようになった後に初めて雇用保険に加入し、その後に
求職の申し込みをしたときなどは、
「支給停止事由該当届」の提出が必要です。
●高年齢雇用継続給付支給決定通知書
123 4− 5 6 7 8 9 0 − 0
600401
1 9 9 ,9 8 0
アズマ キョウコ
女
9999−000001−0
1 4 9 ,9 8 5
75
3− × × 0 3 1 1
高年齢雇用継続基本給付金を以下のとおり決定しましたので口座振込します。
支給対象月 賃金支払額 支払金額
△△年3月 143,333円 4,357円
△△年4月 143,333円 4,357円
合計金額 8,714円
1.次回支給対象月 平成△△年5月、平成△△年6月
2.次回支給申請月 平成△△年7月1日∼平成△△年7月31日
△△
8
5
〒112−8577 文京区後楽1−9−20
TEL03−3812−8609
14
△△0316
△ △ 0 3 −□□03
1 2 3 4 0 0 1−7654321
60 歳台前半に働きながら受ける年金
60 歳台前半(60 歳~ 64 歳)の老齢厚生年金を受けられる方が、会社等で働く(厚生年金の被保
険者となる)と、年金額が調整されることになります(在職老齢年金)
。
年金額の調整方法
年金月額とは……
●年金月額と総報酬月額相当額の合計額が
28万円以下⇒全額支給される
報酬比例部分+定額部分
総報酬月額相当額とは……
●年金月額と総報酬月額相当額の合計額が
28万円を超える⇒支給停止される
月給+(その月以前 1年間の賞与額÷ 12)
支給停止額はこうなる!
1
年金月額:28 万円以下、総報酬月額相当額:47 万円以下
2
年金月額:28 万円以下、総報酬月額相当額:47 万円を超える
3
年金月額:28 万円を超える、総報酬月額相当額:47 万円以下
4
年金月額:28 万円を超える、総報酬月額相当額:47 万円を超える
⇒
(総報酬月額相当額+年金月額-28 万円)×1/2
⇒
(47 万円+年金月額-28万円)×1/2+総報酬月額相当額-47 万円
⇒総報酬月額相当額×1/2
⇒
(47 万円×1/2)+総報酬月額相当額-47 万円
*厚生年金と共済組合の加入期間がある場合は、それぞれの年金額に応じて支給停止額が按分されます。
●60 歳台前半(60歳~ 64歳)の在職老齢年金の早見表(月額)
(単位:万円)
年金月額(報酬比例部分+定額部分)
総報酬月額相当額
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
30.0
9.8
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
19.1
20.1
21.1
22.1
23.1
25.1
13.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
15.5
16.5
17.5
18.5
19.5
20.5
21.5
23.5
16.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
13.0
14.0
15.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
22.0
19.0
2.0
4.0
6.0
8.0
9.5
10.5
11.5
12.5
13.5
14.5
15.5
16.5
17.5
18.5
20.5
22.0
2.0
4.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
13.0
14.0
15.0
16.0
17.0
19.0
25.0
2.0
3.5
4.5
5.5
6.5
7.5
8.5
9.5
10.5
11.5
12.5
13.5
14.5
15.5
17.5
28.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
13.0
14.0
16.0
31.0
0.0
0.5
1.5
2.5
3.5
4.5
5.5
6.5
7.5
8.5
9.5
10.5
11.5
12.5
14.5
34.0
0.0
0.0
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
13.0
37.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.5
1.5
2.5
3.5
4.5
5.5
6.5
7.5
8.5
9.5
11.5
40.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
10.0
43.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.5
1.5
2.5
3.5
4.5
5.5
6.5
8.5
46.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
7.0
49.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.5
1.5
2.5
4.5
52.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
1.5
■全額受給 ■一部受給 ■全額支給停止
9
雇用保険からの給付と年金の調整
60 歳台前半(60 歳~ 64 歳)の方が受ける老齢厚生年金は、雇用保険からの給付(失業給付、高
年齢雇用継続給付(☞8頁参照)
)を受ける場合、年金の全額または一部が支給停止されます。
失業給付を受けると……
高年齢雇用継続給付を受けると……
失業給付
(基本手当)を受けている
間、老齢厚生年金は受けられませ
ん
(全額が支給停止されます)。
60 歳台前半の在職老齢年金のしくみによる減
額に加えて、就労する各月の賃金に応じて最高
6%相当額が在職老齢年金から減額されます。
65 歳以後に働きながら受ける年金
65歳以後の老齢厚生年金を受けられる方が、厚生年金の被保険者となって会社等で働くと、年金額
が調整されます(在職老齢年金)
。ただし、老齢基礎年金は調整の対象にはならずに全額受給できま
す。また、70歳以上の方は厚生年金の被保険者資格を失いますが、在職老齢年金の対象となります。
年金額の調整方法
年金月額とは……
●年金月額と総報酬月額相当額の合計額が
47万円以下⇒全額受給できる
老齢厚生年金(老齢基礎年金は除く)
総報酬月額相当額とは……
●年金月額と総報酬月額相当額の合計額が
47万円を超える⇒支給停止される
月給+(その月以前 1年間の賞与額÷12)
(総報酬月額相当額+年金月額-47 万円)×1/2
支給停止額はこうなる! ⇒
*厚生年金と共済組合の加入期間がある場合は、それぞれの年金額に応じて支給停止額が按分されます。
●65歳以後の在職老齢年金の早見表(月額)
(単位:万円)
年金月額(老齢厚生年金)
総報酬月額相当額
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
30.0
9.8
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
30.0
13.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
30.0
16.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
30.0
19.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
26.0
28.0
29.0
22.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
24.0
25.5
26.5
27.5
25.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
20.0
22.0
23.0
24.0
25.0
26.0
28.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
18.0
19.5
20.5
21.5
22.5
23.5
24.5
31.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
21.0
22.0
23.0
34.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
13.5
14.5
15.5
16.5
17.5
18.5
19.5
20.5
21.5
37.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
11.0
12.0
13.0
14.0
15.0
16.0
17.0
18.0
19.0
20.0
40.0
2.0
4.0
6.0
7.5
8.5
9.5
10.5
11.5
12.5
13.5
14.5
15.5
16.5
17.5
18.5
43.0
2.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
13.0
14.0
15.0
16.0
17.0
46.0
1.5
2.5
3.5
4.5
5.5
6.5
7.5
8.5
9.5
10.5
11.5
12.5
13.5
14.5
15.5
49.0
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
13.0
14.0
52.0
0.0
0.0
0.5
1.5
2.5
3.5
4.5
5.5
6.5
7.5
8.5
9.5
10.5
11.5
12.5
■全額受給 ■一部受給 ■全額支給停止
10
年金を受けるためには
請求手続が必要です
受給年齢になったら年金請求を!
年金は受給資格を満たしただけでは、受けること
れない」などと勝手に判断して、請求手続を後回
はできません。年金請求の手続が必要です。
しにされる方がいますが、手続を済ませておけ
年金請求は受給年齢の誕生日の前日から手続がで
ば、年金を受けられるようになると、自動的に年
きます。「在職中で給料が高いから年金は受けら
金が支払われます。
年金請求書が受給年齢になる3 ヵ月前に届く
受給年齢になる 3 ヵ月前に次の書類が届きます。
年金請求書
(事前送付用)
60歳台前半の老齢厚生年金(報
酬比例部分、定額部分)を受け
られる方
60 歳になる 3 ヵ月前に次の書類が届きます。
年金に
関する
お知らせ
(はがき)
○65歳から老齢基礎年金・老齢厚
生年金を受けられる方*1
○日本年金機構が把握する年金加入
記録からは年金の受給資格が確認
できない方(カラ期間*2 を入れれ
ば受給資格を満たす可能性がある
ので、確認を促すために送付)
「年金請求書」も「お知らせ」も届かない場合
日本年金機構に登録されている住所が現住所と異
なる可能性があります。お近くの年金事務所まで
お問い合わせください。
●「年金に関するお知らせ」
(はがき)
*1 65歳から老齢基礎年金・老齢厚生年金
を受けられる方には、65歳になる3ヵ月
前に年金請求書(事前送付用)が届きます。
*2 受給資格期間には算入されるが、年金額
の計算には反映されない期間です。
年金請求から年金受給まで
1
2
3
年金請求の準備
「ねんきん定期便」などで加入期間にもれや
誤りがないか、確認しておく。受給資格期間
が足りない場合は年金相談を受けるなどして
対応策を考える。
4
年金請求書の審査
5
年金証書、年金決定通知書が
送付される
年金請求書が送付される
受給年齢になる3 ヵ月前に日本年金機構(共
済組合)から年金請求書が送付される。
年金請求書を記入・提出する
必要事項を記入のうえ、年金請求書を年金事
務所(共済組合、以下「年金事務所等」
)に提
出する。
6
年金事務所等では提出された年金請求書に基
づき、受給要件の確認、年金額の計算を行う。
1 ~ 2 ヵ月後、年金事務所等から年金証書、
年金決定通知書が送られてくる。
年金の支払い
1 ~ 2 ヵ月後、初回の年金が振り込まれ、金
融機関に年金が振り込まれている方には振込
通知書が届く。
11
年金請求書の記入と提出
●「年金請求書」
(事前送付用)
年金請求書(事前送付用)には、氏名や住
所、年金制度への加入記録などがあらかじ
め印字されています。
年金請求書が
送られてきたら……
●印字内容を確認する
●事実と異なっていたら、二重線
を引いて訂正する
●見開き左頁の説明を参考に本人
168-8505
スギナミクタカイドニシ3-5-24
記入欄(黄色の部分)に必要事項
を記入する
杉並区高井戸西3-5-24
ネンキン タロウ
年金 太郎
社保研太郎
1234-123456
03
昭和30年5月12日
1234 5678
090
1234 5678
ネンキン
タロウ
年金
太郎
スギナミ
タカ イ ド
杉並
高井戸
1234567
年金請求に必要なもの
2 年金手帳または厚生年金被保
3 戸籍謄本または戸籍抄本(本
人、配偶者、子ども分)
4 雇用保険被保険者証の写し
5 印鑑(認め印)
*平成 29 年 4 月以降は、個人番号の記載により戸籍
抄本等の提出が不要になります。
年金請求書に年金を受け取る金融
機関の預金(貯金)通帳の口座番号
を記入のうえ、金融機関の窓口で
証明印を押してもらってください。
*年金事務所等の窓口へ直接通帳を持参する
場合や通帳の写しを添付する場合は、金融
機関の証明は必要ありません。
その他、ケースにより必要となる書類
●加給年金額対象者がいる場合
配偶者の課税または非課税証明書
に年金事務所等に備えつけの
請求書も使用できます)
険者証(配偶者がいる場合は
年金手帳、年金証書の写し)
金融機関の
証明が必要です
年金を請求する際に必要となる書類は次のとおりです。
1 年金請求書(事前送付用以外
12
社保
年金
年金太郎
+
●請求者本人が振替加算対象者の場合
本人の課税または非課税証明書
●本人または配偶者が他の年金を受けている場合
その年金証書の写し
●カラ期間を加入期間に算入する場合
年金加入期間確認請求(通知)書
●老齢基礎年金の繰上げ受給を希望する場合
国民年金・老齢基礎年金支給繰上げ請求書
*加給年金額対象者がいる場合、振替加算対象者の場合は、
世帯全員の住民票が必要です。
●年金請求書の提出先
加入した制度
公的
年金
企業
年金
提出先
国民年金(第1号被保険者)のみに加入の方(自営業の方など)
市区町村の国民年金担当窓口
厚生年金、共済組合、第 3 号被保険者の加入期間がある方
お近くの年金事務所または
街角の年金相談センター
共済組合に加入したことがある方
各共済組合等*
厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金(企業型)に加入の方
各企業年金
厚生年金基金の加入期間が原則 10 年未満の方、解散した基金に加入の方
企業年金連合会
*被用者年金の一元化により、年金事務所や街角の年金相談センターにも提出できます。
年金の受け取りは偶数月の 15日
年金は、毎年偶数月に年 6 回にわけて、それぞれ前
●年金振込通知書
2 ヵ月分が指定の金融機関に振り込まれます。
支払日
支払月分
2月15日
前年12月・1月分
4月15日
2月・3月分
6月15日
4月・5月分
8月15日
6月・7月分
10月15日
8月・9月分
12月15日
10月・11月分
支払額
各支払日ごとに
年額の年金額の
6分の1ずつ
*支払日の 15 日が土曜日、日曜日、祝日の場合は、その前日
の営業日となります。
*金融機関に年金の振り込みを指定した方に日本年金機構か
ら送付されます。
65 歳になったら再度、請求手続をします
65 歳になると、60 歳台前半の老齢厚生年金の受
⇒ 65 歳の誕生月の末日まで(1日生まれは前月
給権がなくなり、新たに老齢基礎年金と老齢厚生
の末日まで)に必要事項を記入のうえ、日本年
年金の受給権が発生します。
金機構(共済組合)に提出します(提出が遅れる
⇒ 65 歳の誕生月の初め(1日生まれは前月の初
と、年金の支払いが一時止まることになります
め)に日本年金機構(共済組合)からはがき形式
ので、ご注意ください)
。
の年金請求書が送られてきます。
●65 歳の誕生月に提出する年金請求書
66歳以後に老齢基礎年金・
老齢厚生年金を繰り下げて受給する場合
●老齢基礎年金・老齢厚生年金の両方を繰り下
げて受給する場合
⇒年金請求書を提出する必要はありません。
●どちらか一方を繰り下げて受給する場合
⇒年金請求書の「老齢基礎年金のみ繰下げ希
望」または「老齢厚生年金のみ繰下げ希望」
の欄に○をつけて提出する。
*繰下げ受給を希望する場合は、実際に受給を希望する時
期になったら、年金事務所等で請求の手続を行うことに
なります。
13
老齢年金は税法上、雑所得とされ、所得税がかかります。
対象の方は扶養親族等申告書の提出が必要です
年金にかかる所得税は、支払われる際に日本年金
●公的年金等の受給者の扶養親族等申告書
機構が源泉徴収しています。その際に各種控除を
受けるには、公的年金等の受給者の扶養親族等申
告書を前もって日本年金機構(共済組合)に提出
しておく必要があります。
*平成 25 年1月から平成 49 年 12 月までの間は、所得税に加え
復興特別所得税(所得税額の 2.1%相当)もあわせて源泉徴収
されます。
●年金課税に関する手続の流れ
年金受給者
受けられる各種控除を申告
最終的な税額の精算は確定申告で
送付〔10月下旬頃〕
受給者全員
送付〔1月中旬〕
源泉徴収票
扶養親族等申告書
確定申告書
(源泉徴収票を添付)
提出〔11月〕
の老齢年金の受
給者に扶養親族
等申告書を送付
源泉徴収税額
65歳未満108万円以上
65歳以上158万円以上
提出〔2月16日∼3月15日〕
提出された扶養親族等申告書
に基づいて年金から所得税・
復興特別所得税を源泉徴収
納付
税務署
日本年金機構
年金受給者の確定申告
年金受給者は会社員のような年末調整がないため、確定申告によ
●公的年金等の源泉徴収票
り税額を精算します。その際には 1 月末に日本年金機構(共済組合)
から送られてくる公的年金等の源泉徴収票を添付します。
確定申告が必要となる事例
●国と企業年金の両方から年金を受けている方
●給与と年金を受けている方
●不動産所得のある方
●医療費控除や生命保険料控除を受ける方
*その年分の年金の収入金額が400万円以下で、年金以外の所得金額が20万円以下の人は、所得税の確定申
告は必要ありません。ただし、還付を受けるための申告はできます。
14
電話での相談は……
年金手帳に記載の基礎年金番号と年金コードが必
要です。相談内容をあらかじめ具体的に整理して
メモしておくと便利です。
ねんきんダイヤル
一般的な年金相談に対応しています。
☎ 0570 - 05 - 1165
受付
時間
月~金曜日:8 時 30 分~ 17 時 15 分
月曜日(休日明けの初日)は 19 時まで延長
第2土曜日:9 時 30 分~ 16 時
*祝日、12 月 29 日~ 1 月 3 日はご利用できません。
ねんきん定期便
専用ダイヤル
ねんきんネット
ねんきん定期便、ねんきんネット、
「厚生年金加入
記録のお知らせ」に対応した電話相談です。
☎ 0570 - 058 - 555
受付
時間
月~金曜日:9 時~ 19 時
第2土曜日:9 時~ 17 時
*祝日、12 月 29 日~ 1 月 3 日はご利用できません。
面談による相談は……
日本年金機構のホームページ
http://www.nenkin.go.jp/
日本年金機構のホームページには、
○よくある相談事例をまとめた「年金Q&A」
○年金制度についての説明
○年金の問い合わせ先の案内
○年金事務所・街角の年金相談センターの所在地
や電話番号、受付時間、混雑状況
――などが掲載されています。
共済組合のお問い合わせは……
国家公務員共済組合連合会
〒 102-8082 東京都千代田区九段南 1-1-10
☎ 03-3265-8141(年金部)
地方公務員共済組合連合会
〒 107-0052 東京都港区赤坂 8-5-26 赤坂 DS ビル 5F
☎ 03-3470-9711(代表)
日本私立学校振興・共済事業団
〒 113-8441 東京都文京区湯島 1-7-5
☎ 03-3813-5321(共済事業本部)
年金事務所や街角の年金相談センターで受け付け
企業年金のお問い合わせは……
ています。所在地は日本年金機構のホームページ
厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金
で確認できます。
年金事務所
(企業型)に加入していた方は、加入の各企業年
金にお問い合わせください。
全国各地にある、日本年金機構の窓口です。
厚生年金基金の加入期間が原則 10 年未満の方や
街角の年金相談センター
継通知書」
が送られてきた方)は、企業年金連合会
全国 40 都道府県 78ヵ所にあります。日本年金機
構の委託を受けた全国社会保険労務士会連合会が
運営しています。
年金相談に持っていくもの
○年金証書・振込通知書・年金手帳・被保険者証
など本人であることが確認できるもの。
○年金事務所や日本年金機構から最近送られてき
解散した基金に加入していた方(
「年金支給義務承
から年金が支払われますので、企業年金連合会に
お問い合わせおよび年金の請求をしてください。
企業年金連合会(旧厚生年金基金連合会)
〒 105-0011 東京都港区芝公園 2-4-1
芝パークビル B 館 10 階
●ホームページ http://www.pfa.or.jp/
●企業年金コールセンター ☎ 0570-02-2666
た書類などがあれば、あわせて持参すると相談
がスムーズにいきます。
15
年金手帳・年金証書・雇用保険関係書類
●日本年金機構発足後の
年金手帳
(平成22年∼交付)
●国民年金手帳
●基礎年金番号導入後の
年金手帳
(平成9年∼平成21年交付)
●基礎年金番号通知書
●国民年金・厚生年金
共通の年金手帳
(平成8年12月∼平成9年2月交付) (昭和49年∼平成8年交付)
●厚生年金保険被保険者証
●厚生年金基金加入員証
*基金によって異なります。
●年金支給義務承継通知書
(昭和36年∼昭和49年)
(昭和23年頃∼昭和49年)
*交付当初は白色で昭和30年からカーキ色。
●国民年金・厚生年金保険年金証書
*企業年金連合会に年金が引き継がれたとき、送られて
きます。
●雇用保険被保険者証
*雇用保険に加入すると交付されます。
●雇用保険受給資格者証
(第1面)
*公共職業安定所(ハローワーク)
で求職の申し込み後、
約1週間後に交付されます。
平成 28 年 11 月 発行/株式会社 社会保険研究所(不許複製) 〒 101-8522 東京都千代田区内神田 2-4-6 WTC 内神田ビル ☎ 03-3252-7901
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