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文化財の3D 研究 特集

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文化財の3D 研究 特集
2015.1
8
特集 文化財の3D 研究
3D プリンターでよみがえる古墳時代の大刀飾り
フェスタ埋文 2014
∼古代のくらしにふれる、夏∼
弥生スタイル
平成 26 年度静岡県埋蔵文化財センター巡回展
考古学セミナー現地講座報告
歴史講演会、巡回展の御案内
文化財の 3D 研究
3D(three dimensions)とは三次元を意味します。
一般に、三次元とは立体の世界であり、日常私たちが認識している世界でもあ
ります。しかし、立体物の三次元情報というのは実に膨大なデータ量であり、
文化財での応用は近年やっと本格化したばかりです。
今回は、文化財の 3D 研究についてその一端を御紹介します。
2D(二次元)情報の限界
さびに覆われて出土する金属製品は、
内部の形状や構造を調べるためにX線写
真を撮ります。肉眼では見えない情報が
可視化されますから、とても重要な調査
手段ですが、通常のX線透過撮影では、
物体の表裏や側面がすべて透過して撮影
されます。つまり、表裏側面すべての3
D 情報が、一度に混在して2D 化されて
原分古墳柄頭外観(実物)
しまいます。また、側面部のように厚み
が異なる部分では、X線がより長く透過
しなければならず、2D 化された画像は
原分古墳柄頭 X 線透過写真
☆ 銀象嵌円筒大刀柄頭(ぎんぞうがんえんとうた
ちつかがしら) X線透過撮影模式図
不鮮明になってしまいます。
銀象嵌:鉄の地金に鑿で文様を彫り、銀を嵌め込ん
で文様を表現する金工技法
X線CT(X-ray Computed Tomography) 柄頭:刀の柄の先端部に取り付けた飾金具
X線CTは、対象物を回転させて 360°
全周から X 線スライス像を撮影し、
物体内部の3D 情報をコンピューターに取り込みます。
原分古墳の柄頭は全高 9.5cm、幅 6cm、厚さ 5cm 程ですが、幅 0.15mm でスライスし、約 600 枚をX線CT撮影しています。
X線CTでは物体の表面から内部まで、すべての物質情報を3D 情報として解析します。そしてその中から必要な部分だけを抜
き出して画像を作成することができます。通常の X 線透過撮影とは異なり、
情報の選択が可能なのです。文様の重なりなどは排除し、
真上からや内側からの画像を作成するなど、通常では不可能な未知の文化財情報を得ることができます。
X線 CT による象嵌柄頭の頂部と平面画像(左)内面画像(上)
ふじのくに考古通信 Vol.8
3D レーザー計測 計測器からレーザー光を測定対象物に照射し、反射光が戻ってくる時間と照射角度から、測定対象物の3D 情報を計測します。
下は青木原遺跡出土の小銅鐸で、レーザー計測した3D 情報を元に復元画像を作成しました。実物には汚れやさびがありますが、
復元画像ではそれらを除去し、色調も製作された時点を想定して復元することができます。また、実物ではとてもできない切断断
面なども、3D 情報からなら簡単に作成することができます。特に小銅鐸内面の形状などは、実物を観察してもよく見えない所で
すから、文化財としての調査を進める上で大変重要な情報となります。
青木原遺跡出土小銅鐸(実物)
青木原遺跡出土小銅鐸3D データからの復元画像(さびや汚れを除去し製作当初の色調を復元)
☆ 小銅鐸(しょうどうたく) 青木原遺跡出土例は、全高 12.6cm、幅 6.9cm、
厚さ 3.9cm で鰭 を有しており、突 線鈕式銅鐸
の小型品・模造品とみなされる。鈕から鰭には
突帯、鐸身下部には横位の綾杉文帯が表現され
ている。川底の砂地に埋没していたため、比較
的腐食の少ない状態で出土した。
青木原遺跡出土小銅鐸3D データから復元した断面画像
3D プリンターでよみがえる古墳時代の大刀飾り
X線CTでもレーザー計測でも、得られた3D 情報のままでは何も
見ることができません。ここまで紹介したものは、3D 情報の中から
必要な選択を行って2D 化する方法でした。しかし、近年普及が著し
い 3D プリンター(三次元造形機)を駆使することで、3D 情報を3
D で実体化できるようになりました。
原分古墳
原分古墳出土柄頭は、表面がさびに覆われ、現状では象嵌図文を見
7 世紀初頭頃に築造された
17m ほどの円墳です。柄頭
を始め金銅装の馬具類など大
量の副葬品が出土しました。
ることができません。しかし、X線CTで得られた柄頭の3D 情報か
らは、表面のさびを除去し、鉄地と銀象嵌の情報だけを選択すること
−長泉町−
ができます。そして「複数樹脂同時噴射による異材料一体造形法」と
いう最新の 3D プリンターの造形技法を用いることで、オリジナルの
状態を復元することができました。復元品は、黒地に象嵌部分を灰白
色に仕上げた形はもちろんのこと、細い銀糸を撚って鉄地にはめ込ん
だ細部まで忠実に再現しています。
2D 画像でしか認識できなかった「極限の技巧美」とでも言うべき 3D プリンターで復元した
古代の工芸品を、3D プリンターが手に取れる資料としてよみがえら 原分古墳出土銀象嵌円頭大刀柄頭
青木原遺跡
せてくれました。
御殿川の旧流路で、小銅鐸
は川底の砂地から弥生時代の
土器・銅釧などと共に出土し
ました。
<参考文献>
村上隆「3D プリンターの文化財研究への応用と課題」日本文化財科学会第 31 回大会発表要旨 平成 26 年 7 月
静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第 244 集「青木原遺跡 Ⅱ」財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所 平成 23 年
村上隆・大森信宏・西尾太加二「静岡県下の古墳から出土した大刀を飾る銀象嵌の技法」文化財保存修復学会第 29 回大会発表要旨 平成 19 年 6 月
−三島市−
フェスタ埋文 2014
∼古代のくらしにふれる、夏∼ 開催しました!
平成 26 年8月 21 日(木)の県民の日、当センターでは昨年度に引き続き、
「フェスタ埋文 2014 ∼古代のくらしにふれる、夏」
を開催しました。今回のイベントでは、古代のくらしの体験をテーマとして、
「勾玉づくり」、「火起し体験」、「古代服着用体験」
、
「センターツアー」といった体験メニューを取りそろえました。当日は幼稚園、小学生の皆さんを中心に、147 名もの方々に来場
いただきました。
勾玉づくり「ろう石」という比較的柔らかい石を使って、世界に
ひとつのオリジナル勾玉を作りました。作った勾玉はおみやげと
して持ち帰っていただきました。来場者からは「勾玉づくりおも
しろかったです。」、「やわらかい石でかわいくできて良かったで
す。」などの意見もあり、当日一番人気の体験メニューとなりま
した。
火起し体験 「舞ぎり」という道具を使い、木と木をこすり合わ
せて火を起す体験です。火だねから火をつけるのが難しく、来場
者からも「古代の人たちが苦労して火を起したことを知った」、
「難
しかった」などの意見がありました。意外にも、お子さんと一緒
に来場された親御さんが夢中になっていたのが印象的でした。
古代服着用体験 弥生時代、古墳時代、奈良時代のそれぞれ男女
勾玉づくり体験
の服を着てみる体験です。当日はふじっぴーが会場に駆けつけ、
一緒に記念写真を撮りました。
センターツアー 出土品の接合、復元作業や保存処理作業などの
見学を通じて、遺跡や考古学についての理解を深めるとともに、
埋蔵文化財センターで実施している仕事を知っていただく機会と
しました。ツアーの最後には土器の分類、接合体験や、黒曜石製
の石器の使用体験もあり、黒曜石を記念品として持ち帰っていた
だきました。
当日の運営にはセンター職員の他、常葉大学教育学部の学生
さんたちにもお手伝いをいただきました。来年度以降も体験メ
ニューの、より一層の充実をはかり、フェスタ埋文の開催を続け
ていきたいと思います。皆様の御来場をお待ちしております。
火起し体験
古代服を着て、ふじっぴーと記念撮影
センターツアーでの出土品保存処理作業見学
ふじのくに考古通信 Vol.8
平成 26 年度静岡県埋蔵文化財センター巡回展
弥生スタイル
∼弥生人が創造した意匠と造形∼
本年度で 2 年目を迎えた静岡県埋蔵文化財センター巡回展
は、「弥生スタイル ∼弥生人が創造した意匠と造形∼」と題
して県内 2 会場(伊東市文化財管理センター、三島市郷土資
料館)を巡回してまいりました。
その巡回展も最後の展示会場である静岡市立登呂博物館を残
すのみとなりました。
本展示では、静岡県が保有する文化財の中から弥生時代の遺
物に焦点を合わせ、意匠や造形が優れた逸品を選び出し皆様に
ご紹介します。
そこには、県内の弥生人がどのような美意識を持ち、形にし
ていったのか、また、そこに込められた祈りや願いはどのよう
なものだったのかを知る手掛かりがあります。
展示は 4 つのコーナーに分けて、土器・木器・石器・金属
器等の素材別に展示しています。この展示を通じ、静岡県内の
弥生時代のイメージを一層膨らませていただければ幸いです。
顔に入墨が表現された人面土器
ここでは、展示品の一部の紹介を行います。博物館に足を運
(浜松市角江遺跡・弥生中期)
んでいただき、実物を是非御覧下さい(巡回展に関する詳しい
情報は本誌最終ページで御確認ください)。
有力者の墓から出土したガラス製の勾玉
入墨が表現された人面土器
(沼津市植出遺跡・弥生末∼古墳初頭)
「土器にみる美意識」では土器の形や模様に優れたものを展
示しています。浜松市角江遺跡の人面土器(弥生中期)は、土
など、素材ごとの造形を解説しています。本号特集記事でも紹介
器の口の部分を人面に造形した逸品で、目や口の周りには入
されている三島市青木原遺跡の小銅鐸も実物を展示しています。
墨の表現が認められます。これは、邪 馬台国論争でも有名な
小銅鐸は西暦 2009 年(平成 21 年)に発見されるまでの千数百
(顔と体に入墨をする意) 年の間、三島の豊富な地下水に守られ、ほとんど空気に触れるこ
「魏志倭人伝」に記された「黥面文身」
の風習があったことを思わせる遺物です。
とがなかったため、使用当時の色に近い赤銅色が保たれています。
現代のデザインの完成形がここに
銅鐸は錆びて緑青色のものが多く、当時の輝きを残すものは全国
「木のデザイン」のコーナーでは、現代でも目にする鋤(ス
的に見てもごくわずかです。
コップ)や鎌を展示しています。素材の違いや、刃の付け方に
違いはありますが、現代でも使われている道具のデザインが弥
生時代にすでに出来上がっていたことは驚きに値します。
光沢を放つ石器たち
「石の造形」コーナーでは静岡市内を流れる安倍川周辺で採
取されたと推測される石器を中心に展示しています。弥生時代
にピークを迎える石を磨いて製作する磨製石器の完成美を御堪
能ください。
銅・鉄・ガラスの美
「最先端素材の意匠」のコーナーでは、弥生時代に大陸から
もたらされた銅、鉄、ガラスといった当時の最先端素材を用い
た造形美を紹介しています。鉄の機能美、実用から祭器にまで
幅広く活用された銅、装飾に新たな「色」を注ぎ込んだガラス
展示の様子(伊東市文化財管理センター会場)
考古学セミナー報告 スペシャル現地講座
『伊豆国韮山の文化財』
を開催しました!!!
当センターでは今年度も、一般県民の皆様を対象とした 「ふ
じのくに考古学セミナー」を 5 回にわたり開催しました。そ
の中で、第5回はスペシャル現地講座として、11 月 27 日 ( 木 )
に伊豆の国市韮山地区の文化財を巡りました。
センターとして、バスツアーは初めての試みでしたが、多数
の方が応募されました。当日は秋晴れの中、県庁を出発し、日
本史の中でも重要な位置を占める韮山の数々の文化財を巡るこ
とができました。
■国重要文化財江川家住宅 江戸幕府伊豆韮山代官であった江川家の歴史や住宅の構造に
ついて、公益財団法人江川文庫の橋本敬之先生が講師となって
解説しました。
橋本先生の丁寧な解説に、時が経つのを忘れてしまいました。
①
また折しも江川家住宅内庭公開日で、見事な紅葉も味わうこと
ができました。
現在残る江川家の主屋は江戸時代に幾度か修築されたようで
すが、部材には室町時代のものも認められ、構造自体は室町時
代にまで遡ると考えられています。
また住宅及びその背後の丘陵は韮山城の一部 ( 江川砦 ) とさ
れ、裏の門扉は 1590( 天正 18) 年の豊臣秀吉による韮山城攻
囲戦の際のものと伝えられる鏃・弾痕が残っています。
当日は住宅に隣接する韮山郷土資料館にて、山木遺跡の出土
遺物を見ることができました。
■国史跡韮山反射炉
伊豆の国市文化振興課の工藤雄一郎先生が講師となって、反
②
射炉の構造及び周辺施設跡について解説しました。
当時の炉体と煙突が完全な形で今日まで残っているのは韮山
だけとのことで、参加者は工藤氏の滑らかな解説に聞き入って
いました。
この反射炉は、江川太郎左衛門英龍 ( 担庵 ) が自身の沿岸防
備政策に基づき、建造に着手したものです。
当初は、伊豆国賀茂郡本郷村 ( 現下田市 ) にて嘉永6 (1853)
年に着工したものの、ペリー提督率いる米国艦隊の下田来航に
よる機密漏洩を恐れ、建設地を現在の地に変更したとされます。
しかし、英龍はその完成を見ないまま没し、子である英敏が
建設工事を継承・完成にこぎつけたとされます。
今後、世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産
九州・山口と関連地域」の構成資産候補として、この反射炉が
③
ふじのくに考古通信 Vol.8
注目されているためか、当日も多くの観光客が見受けられまし
た。
■国史跡伝堀越御所跡
当センターの中鉢調査課長が現地にて解説を行い、隣接する
国史跡北条氏邸跡 ( 円成寺跡 ) も参加者を御案内することがで
きました。
ここは、室町幕府8代将軍足利義政の異母兄、足利政知 ( 堀
越公方 ) の御所跡と考えられている遺跡です。
混乱した東国を制するため、政知は長禄2(1458) 年に派遣
されましたが、鎌倉に入ることが出来ずに、延徳3(1491) 年
に死去。その子息である茶々丸が継承したものの、御所は明応
④
2(1493) 年に伊勢新九郎盛時 ( 北条早雲 ) の攻撃により焼亡し
ました。
これまでの発掘調査で池跡・遣水等が発見されていますが、
公方の居住域は定かではありません。
■願成就院
このほど国宝に指定された阿弥陀如来坐像他を拝観しまし
た。願成就院は、北条時政(後の鎌倉幕府初代執権)により源
頼朝の奥州征伐戦勝祈願の為に建立されたと伝えられます。
胎内の銘札等から、仏師運慶により文治2(1186) 年に作ら
れたものと明らかになっています。
御住職の御好意で、願成就院と仏像に係る解説もしていただ
きました。この願成就院を最後に、バスは一路県庁への帰途に
⑤
つきました。
今後、当センターでは、多くの皆さんに遺跡や文化財につい
てさらに知っていただくイベントを開催する予定です。
イベントの予告は、センターのホームページや、図書館・生
涯学習施設等へのチラシ・ポスター等の掲示で行っています。
今後のイベントにぜひ御期待ください。
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⑥
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写真① 国史跡韮山反射炉
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写真② 江川家主屋前
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写真③ 講師の橋本敬之先生
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写真④ 講師の工藤雄一郎先生
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写真⑤ 国史跡伝堀越御所跡
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写真⑥ 願成就院への参道
地 図 今回見学した文化財
地図
巡回展「弥生スタイル」の御案内
平成 26 年度静岡県埋蔵文化財センター巡回展「弥生スタイル ∼弥生人が創造し
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た意匠と造形∼」と題して県東部 2 会場で展示をしてまいりました。その巡回展も
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最終展示会場である静岡市立登呂博物館を残すのみとなりました。
本展示では、静岡県が保有する文化財の中から弥生時代の遺物に焦点を合わせ、意
匠や造形が優れた逸品を選び出し皆様に御紹介します。
そこには、県内の弥生人がどのような美意識を持ち、形にしていったのか、また、
そこに込められた祈りや願いはどのようなものだったのかを知る手掛かりがありま
す。
この巡回展を通じ、静岡県内の弥生時代のイメージを一層膨らませていただければ
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幸いです。
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開催期間 平成 27 年 1 月 16 日(金)∼ 3 月 1 日(日)
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(休館日:月曜・祝日、振替休日の翌日)
開館時間 9:00 ∼ 16:30
展示場所 静岡市立登呂博物館・情報コーナー(静岡市駿河区登呂五丁目 10 番 5 号)
入 場 料 無料
「静岡で古代の技術を考える」の御案内
富士山の日歴史講演会
「文化財における3D 研究は静岡から始まった・・・」
本年度の静岡県埋蔵文化財センター富士山の日歴史講演会は、本号でも特集した文
化財の3D 研究をテーマとして、この分野の第一人者である京都美術工芸大学の村上
隆教授を講師に迎え、「静岡で古代の技術を考える∼出土文化財3D 研究は静岡から
始まった∼」と題して講演いただきます。
講演では、静岡市清水区午王堂山古墳出土の三角縁神獣鏡をはじめ、当センターが
発掘調査を実施、報告した三島市青木原遺跡出土小銅鐸や駿東郡長泉町原分古墳出土
銀象嵌円頭大刀柄頭などを例に挙げ、文化財における3D 研究の最新情報をお話いた
だく予定です。講演会当日は、原分古墳出土銀象嵌円頭大刀柄頭の実物と3D プリン
タで再現されたレプリカを県立中央図書館3階の埋蔵文化財センター常設展示におい
て特別公開します。
開 催 日 平成 27 年 2 月 22 日(日)
開催時間 開場:13:30 開演:14:00 終了:16:00
開催場所 静岡県立中央図書館 講堂(静岡市駿河区谷田 53-1)
演 題 「静岡で古代の技術を考える ∼出土文化財3D 研究は静岡から始まった∼」
講 師 村上 隆 先生(京都美術工芸大学教授)
聴 講 料 無料(申し込み不要、定員 200 名、定員に達し次第受付を終了します)
*編集後記*
当センターは開所から 4 年目の年
を終えようとしています。おかげさま
をもちまして、「ふじのくに考古通信」
も vol.8 まで刊行することができまし
た。
本年度に入ってから当センターのイ
ベントにお見えになる県民の方に本誌
最新号をお配りすると、
「待っていた
よ」とお声がけいただくことが増えま
した。
これを励みとして次号以降でも新し
い調査成果や興味を持って読んでもら
えるような特集を組んで、号数を重ね
ていきたいと思います。 URL:http://www.smaibun.jp/
◆静岡鉄道「県立美術館前」駅より 徒歩 10 分
◆JR「草薙」駅より 徒歩 20 分
◆JR「草薙」駅より「県立美術館 」行バス
「プロムナード」停留所下車すぐ
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