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香川用水通水 40周年記念式典開催

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香川用水通水 40周年記念式典開催
香川用水通水
40 周年記念式典開催
香川県民の命の水であり、友情の水
平成 26 年 11 月 22 日(土)、香川県の主催
み と よ
(共催:三 豊市、香川用水土地改良区、
(独)
の融通について振り返り、香川県の誇れる水
文化が紹介されました。
水資源機構、
(公財)かがわ水と緑の財団)に
また、香川県が補助事業として中学 1 年生を
より、香川用水通水 40 周年記念式典が、三
対象に実施している「水源巡りの旅」で早明浦
豊市の財 田町公民館を会場に、浜田知事をは
ダムを訪問した生徒らが製作したベンチが、
じめ関係者約 200 人の出席のもと開催され
製作に参加した 10 中学校から香川用水記念公
ました。
園を管理・運営する「かがわ水と緑の財団」に
さいた
さ め う ら
浜田知事は式辞で、
「香川県民の『命の水』と
贈呈されました。このベンチは、中学生らが土
して香川県の発展に恩恵をもたらした香川用
佐郡土佐町の木工グループ「さめうら工房」で
水は、水源地域の皆さまからの賜物であり、友
指導を受けて間伐材で製作したものです。そ
情の水である」として、水源地域の温かい理解
して、10 年以上にわたり水源地域を訪問する
と協力、長年にわたり香川用水施設を管理し
中学生に対して木工教室を開いてきた「さめ
てきた香川用水土地改良区及び水資源機構に
うら工房」に、浜田知事より感謝状が手渡され
対し感謝の言葉を述べられました。
ました。
おおとよ
式典は来賓の方々からの祝辞に続き、香川
更に、水源地域の高知県本山町長、大 豊町
県が制作した記念番組が放映され、水の大切
長、土佐町長、大川村長、いの町長、徳島県三
さとその水を最大限活用するための節水と水
好市長に対して、香川用水の恩恵に感謝する
ため記念品が贈呈されました。
式典の終わりには、将来を担う若い世代を
代表して三豊中学校の生徒が、貴重な香川用
水の水を大切に使い、これを守っていきます
と、力強くメッセージを発信し、最後に、利水
者を代表して、香川用水土地改良区理事長で
もある香川用水事業推進協議会組橋会長から、
水源地域の方々の大きな犠牲の上に事業が実
施され、その香川用水により計り知れない恩
感謝の言葉を述べる浜田知事
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●
水とともに 水がささえる豊かな社会
恵を受けていることに対して、水源地域、関係
ほんがわかぐら
県の方々への心からの感謝のことばが述べら
要無形民俗文化財『本 川神楽』と地元三豊市
れ式典は終了しました。
財田町から『鍬おどり』が保存会により披露さ
式典後には、高知県いの町に伝わる国の重
水源地域の首長への感謝の言葉
れ、お祝いの席に華を添えました。
高知県いの町に伝わる「本川神楽」
40周年から未来へつなぐ「讃岐の大動脈 香川用水」
香川用水は昭和 43 年(1968)に建設事業が
工業用水の五分の一を供給しています。
着工し、昭和 49 年 5 月 30 日に共用区間の通
浜田知事が式辞の中で、
「香川県の持続的発
水式が行われ、同年 8 月 1 日、香川県内の受水
展のためには先人の努力によって実現した香
市町村に給水が開始されました。平成 26 年は
川用水を後世に長く伝え、感謝して大切に活
40 周年を迎えるとともに、9 月 3 日には吉野
用していくことが重要である」と述べられた
川から取水した水の累計が 70 億立方メートル
ように、引き続き利水者の方々のご支援や水
に達した節目の年となりました。
源地域の方々のご協力に感謝しつつ、香川用
来賓として出席した水資源機構甲村理事長
水が次の通水 50 周年さらには 100 周年と将
は、関係者への感謝の言葉とともに、
「施設の
来にわたり「讃岐の大動脈」としてその機能を
機能診断や大規模地震への備えに取り組み、
果たせるように、努めて参ります。
施設の管理に万全を期し、香川県のライフラ
インとして県民の皆さまの生活の安定と、産
業の発展に寄与していく」と挨拶で今後の決
意を述べました。
香川県では、香川用水が通水を開始する前年
の昭和 48 年、
「高松砂漠」と呼ばれるような大
渇水があり、香川用水による通水は香川県に
とって待ちに待ったものでした。以来、香川用
水は香川県の水の大動脈として、吉野川から香
川県内へ休むことなく水を送り続け、香川県内
の水道用水の二分の一、農業用水の四分の一、
香川用水 香川県で最初に水面が現れる東西分水工
トピックス
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