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東大阪市介護保険による住宅改修費申請の手引書 (サイズ:2.08MB)
東大阪市 介護保険による住宅改修費申請の手引書 (適正検証事業案内を含む) 平成27年度 東大阪市 <申請及び問い合わせ先> 東大阪市福祉部高齢介護室給付管理課 福祉部高齢介護室給付管理課 TEL06−4309−3186 目次 ■住宅改修費について(概要説明) p1 ■厚生労働大臣が定める居宅介護住宅改修費等の支給に係る住宅改修の種類 p3 ■介護保険住宅改修事前相談・協議時の注意事項 p4 (事前協議の前に、必ずお読みください) ■住宅改修費支給の適正検証について 1. 東大阪市 住宅改修費支給の適正検証事業の目的 2. 東大阪市 住宅改修費支給の適正検証事業の概要 3. 住宅改修費支給の手続きと各段階における注意点 p5 p6 各段階における留意点 ① 事前協議 ・事前協議書 ・住宅改修が必要な理由書 ・住宅の所有者の承諾書 ・施工計画書 ・見積書 ・ユニットバス等について ・委任状 ② 事前検証 ③ 事前審査結果通知 ④ 支給申請 ・完了報告書 ⑤ 事後検証 ⑥ 事後審査結果通知 その他の留意点 Ⅰ.給付の取り消し Ⅱ.受領委任払いについて Ⅲ.事業所等への行政指導 Ⅳ.印鑑について Ⅴ.各書類の日付について p7 p7 p8 p9 p10 p14 p16 p17 p18 p18 p18 p19 p21 p21 p22 p22 p22 p22 p22 住宅改修費について(概要説明) 住宅改修費の支給の対象 ・厚生労働大臣が定める居宅介護住宅改修費等の支給に係る住宅改修の種類(P2 参照)に当てはまるもの。 ・当該要介護(要支援)被保険者の介護保険被保険者証に記載されている住所の住宅について行うもの。 ・当該要介護(要支援)被保険者の心身の状態や住宅の状況等を勘案して必要と認められるもの。 利用限度額 原則として20万円(うち 1 割が被保険者負担、9 割が保険給付)を上限とします。これを超える金額は 自己負担となります。東大阪市では、別に「高齢者・重度身体障害者住宅改造費助成制度」があります。 詳しくは給付管理課までお問い合わせください。 平成 27 年 4 月から介護保険の制度改正に伴い、平成 27 年 8 月以降には、被保険者負担割合が変わる方 もいらっしゃいますのでご注意ください。 なお、住宅改修の工事完了日が7月中であっても、領収書の記載日が8月 1 日以降の場合は、被保険者 負担割合は変更になる場合がありますのでご注意ください。 利用方法 「償還払い」又は「受領委任払い」があります。 ・ 「償還払い」とは、被保険者が工事費用を一旦全額負担し、後に市から被保険者の口座に当該住宅改修に 要した費用の保険給付分を支給する制度です。 ・ 「受領委任払い」とは、被保険者が自己負担額を支払い、残り保険給付分については申請に基づき市より 施工業者に支払う制度です。受領委任払いの場合は、施工業者が登録事業者であることが条件となります。 * 「登録事業者」については、東大阪市介護保険住宅改修登録事業者(事業所)名簿一覧にてご確認 ください。 * 受領委任払いの場合は登録事業者の同意が必要です。 * 給付制限を受けている方については、受領委任払いは適用できません。 事前協議 改修内容が介護保険の支給対象であるかどうかの確認を行いますので、必ず工事前に給付管理課へ必要書類 を添えて「事前協議」をしてください。事前協議では、その内容の適正を確認し着工の可否を回答しますの で、着工は着工の許可がおりた後に行なってください。事前協議をせずに工事を行った場合は、支給申請の 受付できません。 窓口受付時間 午前 9 時∼午前 11 時 30 分 午後 0 時 45 分∼午後 5 時 事前及び事後検証の実施 事前協議及び支給申請のあったものから一部を抽出して適正検証を行います。 *詳しくはp5「住宅改修費支給の適正検証について」の案内を参照してください。 1 事前相談・協議に必要な書類 1.東大阪市介護保険住宅改修事前協議書(様式第 1) 2.住宅改修が必要な理由書(様式第2) 3.住宅の所有者の承諾書(住宅の所有者が被保険者本人またはその配偶者の場合は不要)(様式第3) 4.介護保険住宅改修施工計画書 (様式第4) 5.工事費の内訳がわかる見積書 6.改修前の写真(写真の中に日付の入ったもの。カメラのデイ機能使用可) 7.委任状(被保険者本人以外が手続きをおこなう場合は必要) (様式A) 工事終了後・支給申請に必要な書類 (支給申請書は「償還払い」様式第5、「受領委任払い」様式第9・10) 8.介護保険住宅改修完了報告書 (様式第6) 9.介護保険住宅改修費支給申請書(様式第5)(償還払い用) 10.介護保険住宅改修費支給申請書(受領委任払用)(様式第9) 11.介護保険住宅改修費受領委任払い通知書(受領委任払用)(様式第10) 12.領収証(原本) 13.工事費内訳書(請求書) 14.改修前及び改修後の状態が確認できる写真(写真の中に日付の入ったもの。カメラのデイ機能使用可) 15.事前協議の書類(上記1∼7の書類) 16.委任状(被保険者本人以外が手続きをおこなう場合は必要)(様式A) 2 厚生労働大臣が定める居宅介護住宅改修費等の支給に係る住宅改修の種類 (1)手すりの取付け 住宅改修告示第1号に掲げる「手すりの取付け」とは、廊下、便所、浴室、玄関、玄関から道路までの通 路等に、転倒予防若しくは移動又は移乗動作に資することを目的として設置するものです。手すりの形状 は、二段式、縦付け、横付け等適切なものとします。なお、貸与告示第7項に掲げる「手すり」に該当す るものは除かれます。 (2)段差の解消 住宅改修告示第2号に掲げる「段差の解消」とは、居室、廊下、便所、浴室、玄関等の各室間の床の段差 及び玄関から道路までの通路等の段差を解消するための住宅改修をいい、具体的には、敷居を低くする工 事、スロープを設置する工事、浴室の床のかさ上げ等が想定されるものです。ただし、貸与告示第8項に 掲げられる「スロープ」又は購入告示第3項第5号に掲げる「浴室内すのこ」を置くことによる床段差の 解消は除かれます。また、昇降機、リフト、段差解消機等動力により段差を解消する機器を設置する工事 は除かれます。 *平成24年4月1日より通路等の傾斜の解消が追加されました。 (3)滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更 住宅改修告示第3号に掲げる「滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更」とは、 具体的には、居室において畳敷から板製床材、ビニル系床材等への変更、浴室においては床材の滑りにく いものへの変更、通路面においては滑りにくい舗装材への変更等が想定されるものです。 (4)引き戸等への扉の取替え 住宅改修告示第4号に掲げる「引き戸等への扉の取替え」には、開き戸を引き戸、折れ戸、アコーディオ ンカーテン等に取り替えるといった扉全体の取替えのほか、ドアノブの変更、戸車の設置等も含まれます。 ただし、引き戸等への扉の取替えにあわせて自動ドアとした場合は、自動ドアの動力部分の設置はこれに 含まれず、動力部分の費用相当額は、法に基づく保険給付の対象とはならないものです。 *平成24年4月1日より扉の撤去が追加されました。 (5)洋式便器等への便器の取替え 住宅改修告示第5号に掲げる「洋式便器等への便器の取替え」とは、和式便器を洋式便器に取り替える場 合が一般的に想定されます。ただし、購入告示第1項に掲げる「腰掛便座」の設置等は除かれます。また、 和式便器から、暖房便座、洗浄機能等が付加されている洋式便器への取替えは含まれますが、既に洋式便 器である場合これらの機能等の付加は含まれません。さらに、非水洗和式便器から水洗洋式便器または簡 易水洗洋式便器に取り替える場合は、当該工事のうち水洗化又は簡易水洗化の部分は含まれず、その費用 相当額は法に基づく保険給付の対象とならないものです。 (6)その他(1)から(5)の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修 その他住宅改修告示第1号から第5号までに掲げる住宅改修に付帯して必要となる住宅改修としては、そ れぞれ以下のものが考えられます。 ①手すりの取付け 手すりの取付けのための壁の下地補強 ②段差の解消 浴室の床の段差解消(浴室の床のかさ上げ)に伴う給排水設備工事 *平成24年4月1日よりスロープ設置に伴う転落や脱輪防止を目的とする柵や立ち上がりの設置が追 加されました。 ③床又は通路面の材料の変更 床材の変更のための下地補強や根太の補強又は通路面の材料の変更のための路盤の整備 ④扉の取替 扉の取替えに伴う壁又は柱の改修工事 ⑤便器の取替え 便器の取替えに伴う給排水設備工事(水洗化又は簡易水洗化に係るものを除く。 ) 、便器の取替えに伴う 床材の変更。 3 ※ 事前協議の前に、必ずお読みください。 介護保険住宅改修事前相談・協議時の注意事項 住宅改修を必要とされている被保険者が以下のいずれかに該当されている場合、取り扱いは次のよう になりますので、工事をされるにあたって十分にご注意ください。 1.工事(予定)の日に入院または入所中の場合 工事後の住宅改修費支給申請は、退院、もしくは退所による在宅の実績が生じて 初めて可能となります。したがって、入院または入所中に住宅改修をされた場合、退院 もしくは退所できなくなったときは、全額自己負担していただくことになります。 2.工事(予定)の日にまだ要介護(要支援)の認定がない場合 工事後の住宅改修費支給申請は、要介護(要支援)認定の有効期間内に工事が着工、 完了することで可能となります。したがって、工事期間が要介護(要支援)認定の有効 期間内でない場合は、全額あるいは一部を自己負担していただくことになります。 3.工事(予定)の日に改修住所に住民登録がない場合 工事後の住宅改修費支給申請は、改修住所に住民登録があって初めて可能となります。 したがって、改修住所に住民登録をされないと、全額自己負担していただくことになり ます。 4.住宅改修の支給限度額について 同一の住宅で同一人につき過去から今回の住宅改修対象工事の費用の総額が20万 円を超えない範囲において、支給申請ができます。したがって、20万円を超えた分に ついては、たとえ住宅改修対象工事であっても、全額自己負担していただくことになり ます。 ※なお、20万円の支給可能額については、介護度等によるリセットの例外もあります ので、詳しくは給付管理課までお尋ねください。 5.給付制限について 給付制限期間中の工事については、受領委任払いが出来ない、あるいは自己負担割合 が変更される等の制限がありますので、必ず介護保険被保険者証で給付制限の事項を確 認してください。 6.委任状について 被保険者本人以外が、事前協議書類の提出及び事前協議や支給申請にかかる書類の 提出をおこなう場合は、委任状が必要になります。 7.新築及び増改築の場合 住宅の新築及び増築の場合、大規模なリフォーム、新たに居室を設ける場合等は住 宅改修の支給となりません。 4 住宅改修費支給の適正検証について 1 東大阪市 住宅改修費支給の適正検証事業の目的 東大阪市では、介護保険事業の一環として、本市在住の要介護(要支援)被保険者が住み慣れた 地域で自立し、安心して生活ができるように、住宅改修に必要な費用に対する保険給付を行ってき ました。 平成20年度より、大阪府介護給付適正化計画に沿って当市においても介護保険給付の適正化に 取り組むこととし、住宅改修の適正検証を実施しています。 介護保険給付の適正化を図ることは、不適切な給付を行わないようにする一方で、利用者に対す る適切な介護サービスを確保することにより、介護保険制度の信頼感を高めるとともに、持続可能 な介護保険制度の構築を目指そうとするものです。 2 東大阪市 住宅改修費支給の適正検証事業の概要 ① 事前検証の取り組み 住宅改修の事前協議段階で、協議案件の一部を抽出して、その計画内容の適正を検証することと し、検証活動を第三者機関であるNPO法人ふくてっくに委託しています。 検証機関は検証チームを組織して、その活動に当たりますが、活動メンバーは、自らは本市にお いて介護保険給付にかかる住宅改修の設計や施工等に一切従事しないことを誓約する建築士等によ って構成され、あくまでも公正中立な立場で検証にあたります。 ② 事前検証の抽出 事前検証制度の発足に伴い、検証対象の抽出候補として即日の回答を保留し、事前検証の実施を予 告することがあります。事前検証の対象となるものについては、後日、検証訪問時刻(午後 1 時から 3時頃)について連絡しますので、対象者及び関係者の立ち会いをお願いします。 検証は、原則として事前協議を受付した翌週木曜日(午後 1 時から 3 時)に実施します。(締切り日 時により日程が遅くなる場合があります。) ③ ケアマネジメントとの適切な整合性を注視します。 介護保険給付の対象とする住宅改修は、住環境における様々なバリアを除去して、要介護(要支 援)認定をうけた方の住居内事故を未然に防ぎ、またその動作負担を軽減し、あるいは介護を容易 にするために必要な環境を確保するために行うものです。したがって、それは対象者に対する適切 なケアマネジメントの策定と密接に整合していることが欠かせません。 よって、本検証においては従前以上にケアマネジメントとの整合に注視し、それが理由書や住宅 改修の施工計画に適切に反映されているかということに着目しますので、検証に際しては原則担当 介護支援専門員の立ち会いをお願いします。 ④ 計画の是正指導 事前検証においてはケアマネジメントの趣旨を尊重して行いますが、検証員の見識から一定の助 言を惜しまず、場合によっては是正指導を行うことがあります。 ⑤ 事後検証の取り組みと是正指導 住宅改修の支給申請案件の全てを対象(事前検証ができなかった案件も含む)として、その一部 を抽出して改修工事が計画どおりに行われたかを確認し、改修工事の適正・安全性・有効性などを 検証します。 この時点で改修工事に不適正な事実がある場合は、その是正工事を求めることもあります。 ⑥ 検証活動結果を基にして、住宅改修に関わる事業所等への指導を実施します。 検証の結果、不適正な改修であると判定される事例に反復して関与する事業所及び施工業者等に 対しては、しかるべき指導を実施することがあります。 5 3 住宅改修支給の手続きと各段階における注意点 制度に関する問い合わせや計画のための相談および事前協議・支給申請は、随時(窓口受付時間内)に受け 付けます。 住宅改修を必要 とする被保険者 相談 介護支援専門員 住宅改修関係者(設計者・施工者) 支援 ※住宅改修の計画に際しては、介護支援専門員等 対象者の心身を十分理解できる方が十分な動作検証 を行い、適切な改修計画に努めてください 給付管理課 ① 前協議 p7参照 ※住宅改修対象者本人以外の方が事前協議をされる場合は委任状(様式A)が必要です。 計画が不適切な場合、記載内容に不備がある場合は協議のやり直しとなります 【必要書類】 ・様式第1 東大阪市介護保険住宅改修事前協議書 ・様式第2 住宅改修が必要な理由書 ・様式第3 住宅の所有者の承諾書 ※所有者が被保険者本人またはその配偶者の場合は不要 ・様式第4 介護保険住宅改修施工計画書 ・工事費の内訳がわかる見積書 ・改修前の写真 ※各書式の作成については、本手引書に従って適切に作成してください ②事前検証 審 p18参照 検証対象の抽出は給付管理課の判断によります。 査 事前検証対象 工事保留 着工可否の回答 事前検証・事後検証 有無の予告 現地調査 指定の検証日時に関係者の立会が必要ですので ご注意ください。 ③事前審査結果通知 着工可 ※審査結果通知で「着工可」を得た後に速やかに着工してください。 事前検証の結果により、計画の是正指導・助言を行い、 または一部記載内容の修正等をお願いする場合があります。 改修工事 ④支給申請 p18 参照 工事が完了したら、様式第6介護保険住宅改修完了報告書その他を添えて、支給申請をしてください。 償還払い、受領委任払い、それぞれの手続きの違いにご注意ください。 ※また、一部工事の取りやめや、手すりの長さの変更などの軽微な変更がある場合は、理由書作成者の了 承と市への報告をお願いします。手すりの追加などは認められません。 ⑤事後検証 審 査 支給申請受理の回答 事後検証有無の予告 p21参照 検証対象の抽出は給付管理課の判断によります。 検証対象 支給申請保留 現地調査 指定の検証日時に関係者の立会が必要です。 ⑥事後審査結果通知 ※事後検証の結果によっては支給額を減額または 停止することがあります 支給決定 様式第8 介護保険給付費支給(不支給)決定通知書 により通知します。 6 各段階における留意点 ① 事前協議 「東大阪市 介護保険住宅改修事前協議書」 (様式第1)に必要事項を記載し、 必要書類を添付して給付管理課へ提出してください。 住宅改修申請に関する書類 (協議書・支給申請書・委任状等)に 押す『 印鑑 』は、 必ず同じ印鑑を使用してください。 7 【 必要添付書類 】 1.住宅改修が必要な理由書 (様式第2) 介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級以上の者、作業療法士、理学療法士等が記入 してください。 *居宅介護支援事業所等に所属していない介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級 以上の者、作業療法士、理学療法士等は市へ事前に登録が必要です。 *担当の介護支援専門員がおられる場合は、必ずその方が理由書を記入してください。 作成者の欄 提出前に、必ず記入されているか確認して ください。 ①「改善をしようとしている生活動作」の番号を記入 ③「改修の方針」のアルファベットを記入 ④「改修項目」の番号を記入 「改修箇所/改修場所」を記入 ( − − ) ( ) 8 2.住宅の所有者の承諾書 (様式第3) 所有者が被保険者本人の場合や配偶者の場合は不要です。 住宅所有者が、 承諾書に署名・捺印された日 印鑑を 忘れないでください。 9 3.介護保険住宅改修施工計画書 (様式第4) 適正検証を行うために所定の書式で一定水準以上の計画図を提出してください。 下記のa)b)は遵守してください。 なお、所定の書式を表紙にし、別紙計画書を添付して提出することも可。 a)改修内容がわかる適切な大きさで、施工計画図を表現してください。 推奨される縮尺 ・家全体の間取り図・・・1/50、1/100 ・改修する部屋のみ・・・1/20、1/30 b)空間の把握と理由書や見積書との整合性を確認するために、寸法等を記入してください。 b-1 面積に関するところは、部屋等の寸法を記入してください。 (段差の解消、滑り防止の仕上げ材の変更等) b-2 適切な床等のレベル(高さ)を記入してください。 (段差の解消、滑り防止の仕上げ材の変更等) 計画時、床等の高さが変わらない所を「基準点±0」と表現する。 【b−1】 【b−2】の記入例 10 b-3 建具の交換等は、有効開口寸法を記入してください。 「有効開口寸法」になります。 ※ 折れ戸の場合は、たたみしろを省いた寸法が、 【b−3 】開き扉、引き戸の記入例 【b−3】開き扉、折れ戸の記入例 11 b-4 手すりの取り付けでは、手すりの形状・長さ・太さ・取り付け位置 b-5 手すりの補強板等を使用する場合は、その旨を記入 b-6 段差のある所を安全に移動する為に、手すりを計画した場合は、段差を記入 【b−4】 【b−5】 【b−6】の記入例 12 b-7 b-8 踏み台(式台)等を設置する場合は、踏み台を設置する部屋等の広さや段差、 踏み台の幅・奥行・高さを記入する。 段差解消に関するところは、必ず高さを記入 【b−7】 【b−8】の記入例 c)改修後の計画図だけでは、煩雑になって内容が理解しにくいときは、 「改修前」と「改修後」に分けて図面を描いてください。 d)高さ関係を表現するときに、 文字情報だけで表現しにくいときは展開図(断面図)を描いてください。 13 4.工事費の内訳がわかる見積書 見積書表紙には、見積書を作成した日付 見積書を作成した日付と記入してください。 被保険者のフルネームを明記し、介護保険住宅改修の種目に該当する工事は限度額を超えた工事に 被保険者のフルネームを明記し、 は限度額を超えた工事に ついても介護保険住宅改修費欄に記入 ついても介護保険住宅改修費欄に記入してください。下記の内容に注意して作成してください。 下記の内容に注意して作成してください。 a)材料費と施工費を適切に区分 a)材料費と施工費を適切に区分しているもの b)改修箇所(部屋)別に改修内容(改修種目)の記載 別に改修内容(改修種目) (b)改修箇所(部屋) (a) 材料費と 施工費 (b)改修内容(改修項目) c)仕様の記載(メーカー名・商品名・品番・サイズ等) (メーカー名・商品名・品番・サイズ等) d)定価の記載(市場において定価や標準価格がある商品・材料) (市場において定価や標準価格がある商品・材料) (c)仕様の記載 (d)定価の記載 14 e)数量の記載(面積・長さ・数等) (面積・長さ・数等)数量は少数第 2 位までの表現を標準とします。 までの表現を標準とします。 f)単位の記載(数量のあるものは安易に一式表示しないこと。 (数量のあるものは安易に一式表示しないこと。 、長さは「m」で表示) 面積は、坪・帖等でなく 面積は、坪・帖等でなく「㎡」 で表示) (e)数量の記載 (f)単位の記載 定価 6000/㎡ 残材処分 g)手すり等は、セット価格のものはセット金額を記入 セット価格のものはセット金額を記入し、 手すり(棒)をカットして使用する場合は、該当する長さのみが対象となるので、 手すり(棒)をカットして使用する場合は、該当する長さのみが対象となるので、 その相当分の長さ(m)及び使用する部品(ブラケット等)の数量と単価を記入。 )及び使用する部品(ブラケット等)の数量と単価を記入 (g) 手すり(棒)をカットして使用する場合 h)諸経費は、直接の工事に対する 直接の工事に対する諸費用として10%程度認めます。 i)ユニットバス等については、該当する工事についてのみ対象としますので、 i)ユニットバス等については 、該当する工事についてのみ対象としますので、 按分してください。 (次ページを参照してください。 ) 15 <ユニットバス等について> 介護保険の住宅改修費として支給が認められているものは、手引書の2ページにもあるように、 「手すりの取付け」などの、5つの工事とそれに付帯して必要になるものであるので、ユニットバス の工事そのものを認めているものではありません。しかしながら、按分することが可能であれば、 給付の対象とすることができるという厚労省の回答がありますので、本市においてもその立場を とり、対象の工事を適切な方法で按分されたものであれば、介護保険の住宅改修費の工事として 給付の対象とします。 ただし、利便性や快適性を獲得する性能は本制度の趣旨になじみませんので、一定限度を超えた高級 仕様の採用については支給の対象から除外することもありますのでご注意ください。 以下に、本市で採用しています「ユニットバスの按分基準表」を載せていますので、ご活用ください。 ユニットバス按分基準表 名 称 セット価格 種別 床 壁 天井 浴槽 器具 その他 扉 20% 25% 10% 15% 10% 10% 10% 備考 支給対象 メーカー名 品番・サイズ グレード等 実販売価格 按分率 (税別) 金額(円) 標準価格(税別メーカー標準価格) 円 ① ユニットバス工事は上記の按分基準表を参考にし、支給対象となる改修部位を吟味特定した上で ② 見積書には、メーカーの見積書(品番・仕様・図面の記載あるもの)を添付してください。 ③ 按分計算の基になる価格は、いわゆる標準見積もりではなく、実質の販売価格とし、参考に標準価格 申請してください。 を注記してください。実質販売価格は、取引条件等により施工会社によって差異があることは容認し ますが、一般的な市場実勢価格に比して著しく高額である場合については是正指導する場合がありま す。 ④ 標準組み立て施工費は標準価格の9%程度を目安として計上してください。 組み立て費等の共通費用の支給対象該当率は、支給対象とすべき部位の按分率合計に連動します。 上記の按分基準に依らず、独自の按分率を採用する場合は、その合理的根拠を提示してください。 16 5.改修前の写真 カメラのデイ機能を使うか、ホワイトボードなどに日付(年号及び西暦の入ったもの)を書いて 写し込む方法のいずれかで、必ず写真内で撮影日を確認できるようにしてください。また、明ら かに場所が特定できる写真を用意してください。写真で場所を特定しにくい場合は、台紙に部屋 名等を記入してください。段差解消はメジャーを添えて、寸法を判読できるように写してくださ い。審査を円滑に運ぶために、写真は適当な台紙(A4サイズ)に貼って整理し提出してくださ い。場所や内容が把握しにくい写真(小さい、暗い、近すぎる等)は再提出を求める場合があり ますのでご注意ください。 (参考書式参照) 6.委任状 (様式A) 事前協議書類の提出及び事前協議や支給申請にかかる書類の提出を、被保険者本人以外がおこな う場合は委任状が必要になります。 被保険者が 署名・捺印された日付を 記入してください。 17 ② 事前検証 受付した事前協議案件から事前検証の対象として抽出されたものは、毎週金曜日の正午に集約 して、翌週木曜日(祝日等により変動することもあります)に事前協議書類一式ならびに現場状 況や対象者の心身の状況を実地に確認します。締め切り後に受け付けたものは次回の検証日とな りますのでご注意ください。 検証作業は東大阪市から委託された第三者機関(NPOふくてっく検証チーム)が担当し、住 宅改修計画の適正を判定します。 現場確認は原則として事前協議を受付した翌週木曜日午後、訪問時刻(午後 1 時から3時頃)に行 います。住宅改修を必要とする対象者本人、同居家族等、介護支援専門員等本人の心身状況に詳 しい方、並びに住宅改修を請け負う業者等の立会いを求めます。 ケアマネジメントの合理的な連動性は重要な判定項目ですから、担当の介護支援専門員(介護 支援専門員が関与しない案件については、理由書を記入した者)は原則立ち会ってください。 現場立会の時刻等日程は事前協議を受付した翌週の月曜日(祝祭日の場合はその翌日)に事前 協議に来られた方にお知らせいたしますので、立会い関係者の方にご連絡していただき調整をお 願いします。 ③ 事前審査結果通知 事前検証の結果は原則として現場検証の翌日を目処に審査結果を事前検証結果通知書(様式B) によって通知します。 (場合によって翌日に通知できないこともありますのでご了承ください。 ) ・事前検証結果通知書(様式B)によって着工を可とされた場合は速やかに着工してください。 ・事前検証結果通知書(様式B)に改修計画に関する助言あるいは是正指導を明記することがあり ます。助言や指導の趣旨を勘案して、できるだけ改修計画の改善に努めてください。 事前検証の結果により、必要書類を再提出して頂く場合もあります。 ・改修計画が介護保険法の趣旨に照らして、著しく不適正であると判断された場合には、介護保険 給付対象として着工の許可ができない旨通知することがあります。この場合は改修計画を見直し て給付管理課に、再度事前協議をおこなってください。 事前協議の取り下げをする場合は、その旨申し出てください。 ④ 支給申請 改修工事が完了したら、速やかに所定の様式により支給申請をしてください。 支給申請に際して、下記の必要添付書類を提出して頂きます。軽微な変更や一部取りやめの有無 事前検証の際の助言・指導事項への対応状況、その他の確認事項については届出書(様式第7) とそれに関する書類を提出し報告してください。 ※ 支払いは、支給申請受付日の翌月末支払いの予定となります。(銀行営業日) 18 【 必要添付書類 】 ■ 償還払いの場合 1.介護保険住宅改修費支給申請書(様式第5) ■ 受領委任払いの場合 2.介護保険住宅改修費支給申請書(受領委任払用)(様式第9) 3.介護保険住宅改修費受領委任払い通知書(受領委任払用)(様式第10) ※ ※ 保険料滞納等に伴い給付制限を受けている被保険者には受領委任は適用できないため、 必ず被保険者証の給付制限の有無を確認してください。 受領委任払い通知書の口座名義人は登録事業者に限ります。 4.介護保険住宅改修完了報告書 (様式第6) 理由書作成者 介護支援専門員等が 署名・捺印された日 19 5.領収証(原本) 被保険者のフルネーム・領収日・住宅改修の工事と分かる記載のあるもの。 4-1 領収証は必ず原本を添付又は提示してください。受領委任払いの場合領収証には、 介護保険対象工事費用の負担額が確認できるように記入してください。 4-2 負担額は1円未満を切り上げてください。 4-3 日付に注意してください。工事完了日≦請求日≦領収日 4-4 収入印紙が必要な金額の領収書には必ず収入印紙を貼付してください。 (額面5万円以上、例外あり) 6.工事費の内訳(請求書) 事前協議の見積書の記載方法に準ずる。 (参考書式参照) 請求書表紙には、請求書を作成された日付を記入してください。 7.改修工事完成後の写真 事前協議の改修前の写真の作成に準ずる。原則として、撮影アングルは事前協議時と同様に してください。審査を円滑に運ぶために、写真は適当な台紙(A4サイズ)に貼って整理し 提出してください。 (参考書式参照) ※住宅改修事前協議内容のうち、その一部について軽微な変更又は一部取りやめた場合は、 届出書(様式第7)を提出してください。 ※是正指導に準ずることができなかった場合はその報告書(様式第C)を提出してください。 ※工事費用に増減を生じる場合は、事前協議との相違を明らかにしてください。 現在、事前協議時に事後検証の案件も決定していますが、工事完了の報告を受けたものについても、 その一部を現地にて事後検証する場合があります。その抽出については事前検証同様に給付管理課で 行います。 事後検証の対象としないものについては、支給申請書およびその添付書類に基づき支給決定します。 事後検証の対象となったものについては、事前検証同様に第三者機関が適正検証をおこない、その報 告を確認した後、支給申請を受理し支給決定します。 20 ⑤ 事後検証 事後検証の手続きフローは、事前検証のそれに準じて実施します。 現場立会の時刻等日程は支給申請書類を整え工事完了の報告をした日(以下「完了報告日」という。 ) の翌週の月曜日(祝祭日の場合はその翌日)に事前協議に来られた方にお知らせいたしますので、立 会い関係者の方(住宅改修を必要とする対象者本人、同居家族等、介護支援専門員等本人の心身状況 に詳しい方、並びに住宅改修を請け負う業者等)にご連絡していただき調整をお願いします。 現場確認は原則として完了報告日の翌週木曜日午後、訪問時刻(午後 1 時から3時頃)に行います。 (締切り日時により日程が遅くなる場合があります。) ⑥ 事後審査結果通知 事後検証の結果は原則として現場検証の翌日を目処に審査結果を事後審査結果通知書(様式D) によって通知します。 (場合によって翌日に通知できないこともありますのでご了承ください。 ) ・事後審査結果通知書(様式D)によって適正を確認されたものについては、速やかに支給申請を行 ってください。 ・事後審査結果通知書(様式D)によって是正指導を受けたものについては、指導に沿った是正工事 を実施し、改めて是正工事完了報告書を提出して頂きます。 (様式E) この場合に、是正指導に従えない合理的な理由がある場合、または是正指導に替わる改善方法を採 用した場合などは、その旨理由を付して報告することができます。(様式C) ・事後審査結果通知書(様式D)によって、不適正であると判定されたものについては、介護保険の 支給ができないことがあります。 ※「東大阪市高齢者・重度身体障害者住宅改造費助成(改造費助成) 」と併用して申請している場合、 改造費助成の完了検査の通知が『適正』でなければ、住宅改修の支給申請はできません。 21 その他の留意点 Ⅰ.次の場合には、給付の取り消しとなりますのでご注意ください。 ア.介護保険住宅改修の事前協議で着工許可の回答を得る前に着工した場合。 イ.介護保険住宅改修の事前検証で適正と判断された通知書を受け取る前に着工した場合。 ウ.住宅改修費を他の用途に転用した場合。 (事前協議の計画内容と著しい相違がある場合などもこれに当たります) エ.支給申請の内容およびこれに付した条件に違反した場合。 オ.その他法令等に違反した場合。 Ⅱ.受領委任払いについて 平成 24 年度より、市では介護保険住宅改修施工事業者の登録制度の実施に伴い、登録のある事業 者がおこなった工事のみを受領委任払いでの支給対象とします。 登録については、事前の登録申請が必要であり、適正化事業の一環である介護保険住宅改修研修会の 受講も要件の一つとなっています。 (登録を受けていない施工業者であっても、償還払いでの住宅改 修は行っていただけます。 ) 詳しくは給付管理課にお問い合わせください。 Ⅲ.事業所等への行政指導 特定の事業所等(介護保険事業所、介護支援専門員、工事請負業者その他)について検証活動の結 果、不適正な事例が度重なる場合、または著しい不正が認められる場合に、給付管理課は当該関係者 を呼んで事情を聴取します。一定の弁明の機会を設けた上で、妥当な事情が認められない場合には、 しかるべき指導処分を行うことがあります Ⅳ.印鑑について 住宅改修事前協議書(様式第1) 、介護保険住宅改修費支給申請書(様式第5・9) 、介護保険住宅 改修費受領委任払い通知書(様式第10)、委任状(様式A) 、その他の書類に押す印鑑は必ず同じ 印鑑を使用してください。 Ⅴ.各書類の日付について 1.住宅所有者の承諾書:所有者が署名・捺印された日 2.委任状:被保険者が署名・捺印された日 3.完了報告書/介護支援専門員の欄:介護支援専門員が署名・捺印された日 4.見積書及び請求書:見積書及び請求書を作成された日 22