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平成25年1月分 - NHKオンライン
視聴者対応報告 平成25 年 1 月 <目次> 1.ピックアップ········································· 2 2.指摘・意見・要望への対応 ····························· 8 3.視聴者の声 総数と内訳 ····························· 10 4.放送番組への反響··································· 11 ■反響の多かった番組 上位10番組 ■再放送希望 上位10番組 5.受信料関係の意見・要望への対応 ····················· 12 6.技術・受信相談への対応 ····························· 13 7.そのほかのNHKの対応 ····························· 14 視聴者事業局 視聴者部 視聴者対応報告 平成25年1月 1.ピックアップ ■大河ドラマ「八重の桜」 1月6日(日)~毎週日曜日 総 合 BSプレミアム 後8:00~8:44(初回は~9:14) 後6:00~6:44(初回は~7:14) 反響 1,950 件(1月1日~1月27日 ※第4回終了時点) (好評意見 324件、厳しい意見 486件、その他の意見 157件、問い合わせ 983件) 1月6日にスタートした大河ドラマ「八重の桜」には、第4回終了時点で1,950件の反響が寄せ られました。これは去年の「平清盛」の2,951件よりは少ないものの、おととしの「江~姫たちの 戦国~」の1,675件よりも多くなっています。 内容について過去2回の大河ドラマと比較すると、 「八重の桜」は好評意見の割合が高く、厳しい意見 の割合は低くなっています。また、男女別では男性からの反響が多くなっています。 過去3年の大河ドラマ反響内訳(%) 過去3年の大河ドラマ反響内訳 (第4回まで) 問い合わせ 好評意見 厳しい意見 その他の意見 好評意見 八重の桜 平清盛 3,500 件 江 3,000 17 15 10 25 43 30 128 男性 1,264 1,500 平清盛 77 441 324 江 983 1,118 不明 5 31 59 35 6 56 40 4 年代別 構成比 20代以下 500 50 38 55 501 170 1,000 女性 64 % 八重の桜 157 486 8 4 5 男女別 構成比 2,500 2,000 厳しい意見 その他意見 問い合わせ 30代 40代 50代 60代 70代以上 不明 927 0 八重の桜 平清盛 江 1,950件 2,951件 1,675件 八重の桜 2 7 14 20 33 % 19 平清盛 2 7 13 21 34 15 江 3 6 13 22 35 16 5 8 5 ■震災からの復興を重ねて 寄せられた好評意見の中には、会津の美しい風景と東日本大震災および原発事故の被災地となった福 島を重ね合わせて、震災からの復興を願う声も届いています。 ・ ドラマの至る所に美しい情景が織り込められていて、間接的な表現ながら震災からの復興を願う 思いを感じる。難しいテーマだが向き合わなければならない大切な事であり、またそれを伝える 事ができるのが、ドラマのチカラだ。しなやかでかつ、芯の通った良質な作品だと思うので、心 に残る名作になることを期待している。 (30 代男性) ・ まだ始まったばかりだが、とても良い出来で大変うれしく思っている。オープニングタイトルで 桜色の傘が開く場面が特に美しく、福島の復興への希望が込められているような印象を受けた。 これからも応援している。 (19 歳以下女性) 2 視聴者対応報告 平成25年1月 ・ 綾瀬はるかさん演じる八重が銃を持ち戦うシーンに圧倒された。演技がとてもすばらしく、早く もドラマに心をつかまれ、大好きなドラマになりそうだ。今後も応援している。(年代不明女性) ・ 米国に留学中の医師だが、毎週楽しみに見ている。綾瀬はるかさんをはじめ、出演者の演技は見 ごたえがあり、あっという間に時が過ぎる。これからやって来る会津藩の苦難に、彼らがどのよ うに立ち向かうのか楽しみだ。海外にいると、会津藩の頑ななまでの規律と精進している武士の 姿が誇らしく、日本人として頑張ろうという気持ちになる。良いドラマをありがとう。 (40 代男性) ■映像、音声、方言、演出などへのおもな反響 映像表現や音声、会津弁でのせりふ、鉄砲を撃つシーンの演出などに多くの意見が寄せられています。 ◆映像表現について・・・・・・ 111件 ◆会津弁のせりふに字幕スーパーを 68件 ※方言についての反響は全体で131件 ◆音声について・・・・・・・・ 78件 ◆鉄砲を撃つシーンについて・・ 24件 (※重複カウントあり) 映像表現については、去年の「平清盛」 (同様の期間で767件)に比べると、大幅に減少しました。 また、会津弁のセリフには「難しい方言には字幕で解説してほしい」という声が寄せられています。 <映像表現について> ・ 今までとは何か違って見える映像に驚いた。鮮明さと発色が格段に良く、特に白はより白く、黒 はより黒く感じる。また、人物にピントを合わせた中で背景のボケ味が大変良く、奥行きを感じ、 まるで3Dの効果があるように感じる。今後もすばらしい映像を楽しみにしている。(40 代男性) ・ 私は62歳だが、年をとると映像がハッキリしていないと見づらい。NHKドラマは室内場面が 特に暗く感じていたが今回の映像は見やすく、これからも続けて見たいと思っている。 (60 代男性) ・ 昨年も画面の「全体の暗さ」が話題となったが、今回も少し暗いというか、暗い部分や領域のデ ィテールが見づらいのが気になる。高齢者は暗かったり黄色っぽい色合いは見づらい。画像バリ アフリーというか、高齢者の目の能力に配慮した制作をお願いしたい。 (50 代男性) <音声について> ・ BGMはとてもすてきな曲が流れるが、音が大きくて役者の演技より音楽の方が勝ちすぎる気が する。もう少し音楽を小さく抑えた方がストーリーや演技に集中できると思う。 (40 代女性) <会津弁でのせりふについて> ・ 私は山形県米沢市に住んでいたことがあるので、会津弁(米沢弁に近い)は懐かしく、地元の雰 囲気がよく出ていてうれしかった。 (60 代男性) ・ 初回放送を見て、地元の文化や言葉を大切にして作られていることが伝わってきた。しかし、会 津弁のなまりが強くて、何を言っているのか聞き取れない部分が多々ある。福島県民である私で すら、やっと聞き取れる状態だった。難しい方言のせりふには、標準語に訳した字幕スーパーを 増やしてほしい。 (20 代女性) <鉄砲を撃つシーンについて> ・ 「八重の桜」を楽しみに見ている。たびたび鉄砲を撃つシーンがあるが、撃つときに体への衝撃 がないようだ。実際にはかなりの衝撃があるので、とても違和感を覚える。 3 (50 代男性) 視聴者対応報告 平成25年1月 ■NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」 1月13日(日)総合 後9:00~9:58 反響 434件 (好評意見 45件、厳しい意見 13件、その他の意見 8件、問い合わせ362件) NHKと国立科学博物館などの国際チームが10年の歳月 をかけ、謎の多いダイオウイカを世界で初めて動画で撮影する ことに成功。NHK、NHKエンタープライズ、ディスカバリ ーチャンネル(米国)の共同制作で、まずNHKが13日に「N HKスペシャル」として放送しました。(※アメリカではディ スカバリーチャンネル版を27日に放送) 「NHKスペシャル」の放送に先だって、1月6日(日)の 「NHKニュース7」などで、世界初撮影のニュースを伝えたため、放送前から番組の放送予定につい て問い合わせが多く寄せられました。当日の平均世帯視聴率は16.8%(ビデオリサーチ関東)と、 「NHKスペシャル」としては、この10年で3番目に高い数字を記録しました。放送後も再放送の問 い合わせが多く寄せられ、NHKの動画配信サービス「NHKオンデマンド」でも、1月後半の視聴数 が1位になりました。 またこの番組は、フランスとドイツの公共放送でも2月中旬に放送され、フランスでは100万を超 える人たちが視聴するなど、大きな反響を呼びました。 厳しい 意見 好評 4% 意見 10% 不明 2% その他 2% 問い 合わせ 84% 不明 2% 女性 37% 男性 61% 20代以下 3% 70代以上 30代 9% 10% 40代 17% 60代 38% 50代 21% ・ 「ダイオウイカ」の放送、とてもすばらしかった。私の息子は水産学士だが、 「僕が生きている間 にあれを見られるとは思わなかったよ」と、とても感動していた。放送として見えるところは少 しだが、陰のご苦労がたくさんあると思う。とにかくお礼を伝えたい。 (70 代以上女性) ・ すばらしい作品だった。最近、ドキュメンタリーが少なくなっているように感じる。お金と時間 がかかり難しいのはよくわかるが、今回のこの番組のように知的好奇心を刺激する作品をこれか らも作り続けてほしい。スタッフを応援している。 (50 代女性) ・ ネット上でかなり話題となり気になっていたダイオウイカの番組だが、まさかこんなに早く再放 送されると思っておらず(※16日深夜に再放送)見逃してしまった。NHKの自然ドキュメン タリーは映像がきれいなのでぜひ見てみたい。早い時期に再々放送をしてほしい。 (30 代女性) ・ せっかくきれいですごい映像なのに、BGMが大きすぎてナレーションが何を言っているのかよ くわからなかった。少しBGMに気合いを入れすぎではないか。 4 (40 代男性) 視聴者対応報告 平成25年1月 ■ネットでも大きな話題に 「ダイオウイカ初撮影に成功」というニュースはネットでも報じられ、同時に「NHKスペシャル」 の放送予定もネット上で広まっていきました。下のグラフを見ると、放送前、放送日、放送後、再放送 日など、それぞれTwitterでの盛り上がりが見られます。 40,000 30,000 「ダイオウイカ」を含むツイート 件 32,539 ネットニュースの記事への リンクや@nhk_kabunなどの ツイートが広まる 再放送 本放送 20,000 10,000 11,321 6,325 960 1,584 552 694 395 950 1/8 1/9 1/10 1/11 1/12 4,741 5,180 6,731 791 0 1/6 1/7 1/13 1/14 1/15 1/16 1/17 1/18 ※NHKのツイート分析システムで取得 ・ 謎多きダイオウイカの深海での撮影に世界で初めて成功した時の映像が、13日の『NHKスペシャ ル』で世界に先駆けて放送。超見たいwwwwww ・ 話題のダイオウイカ番組を録画予約。楽しみ。 ・ 今NHKかなんか知らんけどダイオウイカのテレビやってるのかな?フォロワーさんがみんなそれ 見ててイカイカ言ってるからwww ・ ダイオウイカがじっとこちらを睨んでるよw そして瞬き… ・ ダイオウイカすげー ・ うわ~ん、NHKスペシャルのダイオウイカを見逃したぁ、17日の再放送を予約予約・・・ ・ なにかと評判のNHKダイオウイカ、再放送みた。深海ってすごいなあ… こういうのがあるからnhkの受信料払わざるを得ない ■NHKスペシャル「老人漂流社会」にも大きな反響が 「NHKスペシャル」では、1月20日(日)に放送した 「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」に も466件と大きな反響がありました。自宅へ帰ることなく 施設を転々とし続ける老後の現実を描き出した番組に対し、 その 厳しい 他 意見 8% 10% 好評 意見 13% 問い 合わ せ 69% 不明 20代 1% 以下 30代 1% 1% 40代 6% 70代 50代 以上 17% 31% 60代 43% 50代以上を中心に多くの声が寄せられました。 ・ 紹介された高齢者たちは、私の親の世代であり深刻に受け止めた。また自分の20数年後のこと で、要介護老人が急増する世代。他人事ではない。地域でどう考えていくのか。行政と民間・地 域で一緒に考えていく場を作っていきたいと思った。 (60 代男性) ・ 医療関係の仕事をしている。日頃感じていることを番組にしてもらえて良かったと思いながら、 高齢者たちの寂しい顔には、悔しくて涙が出た。こんな状態を放置する社会は恥ずかしい。 (30 代女性) 5 視聴者対応報告 ■ 平成25年1月 テレビ放送開始60年関連番組への反響 2月1日、NHKは1953年のテレビ放送の開始から60年を迎えました。 1月から2月にかけて、当日の2月1日を中心に、テレビの60年の歩みを振り返る番組や、テレビ の将来を視聴者とともに考える番組など、多くの関連番組を放送しました。 2月1~2日に放送したおもな「テレビ放送60年」関連番組(反響は3日まで) タイトル 放送日 放送波 反響件数 NHK×日テレ 60番勝負 2月2日 総合テレビ 201件 1000人が考える テレビ ミライ 2月1日 総合テレビ 178件 テレビのチカラ「あの人が選ぶ“忘れられない名番組”」 2月1日 総合テレビ 159件 特集 テレビが映したスポーツ60年 2月1日 BS1 104件 ■ 「NHK×日テレ 2月2日(土)総合 反響 201 60番勝負」 前0:58~3:00 件(※翌日、日本テレビで放送した「日テレ×NHK 60番勝負」への反響を含む) (好評意見 36件、厳しい意見 60件、その他の意見 20件、問い合わせ 84件) 関連番組のうち、2月1日と2日の深夜に2夜連続で放送した日本テレビ(NHKと同年にテレビ放 送開始)との共同制作番組に多くの反響が寄せられました。 初日はNHK、2日目は日テレのスタジオで、両局のアナウ ンサーが一緒に番組を進めながら、過去の番組や制作現場の様 子などを、競い合う形で伝えました。双方のディレクターが相 手の局の番組制作に参加する模様や、ドラマ担当のディレクタ ーが24時間で5分のミニドラマを制作する企画などに、幅広 い年代からの声が寄せられました。 20代以下 6% 不明 6% その他 10% 女性 38% 問い 合わせ 42% 厳しい 意見 30% 好評意見 18% 男性 56% 不明 7% 70代以上 13% 30代 11% 40代 18% 60代 28% 50代 17% 今回は、インターネットとつながったテレビのリモコンやスマートフォンを使い、良かったと感じた ところで、 「イィボタン」を視聴者に押してもらって“勝負”を決める試みを行ったところ、2夜にわた った番組放送中に合わせて約1,977万件の「イィ」が寄せられました。 6 視聴者対応報告 平成25年1月 ○好評意見 ・ とてもおもしろかった。60周年にこだわらず、あんなおもしろい企画ができるならもっと早くや ってもらいたかった。ライバル同士だからおもしろい。ひとつの番組を作るのにあんなに大勢の人 が携わっているとは知らなかった。 ・ (60 代男性) 日テレと一緒にやるなんて今までになかったことだ。これをきっかけに一緒にやることができたら おもしろい。生放送だったから、何が起こるかわからない緊張感もあった。 ・ (30 代男性) 本当におもしろかった。今さらながらNHKの番組の品質の高さ、内容の濃さ、番組スタッフの思 いの深さを知った。テレビの60年間は、競う相手があって一段と高まったのだ思う。特に、ドラ マ対決の作品では、NHKでなければできない内容に引き込まれた。 ・ (50 代男性) 番組内で紹介されたお宝映像のうち、タバコをふかしながら「死ぬ時は死ぬ」と話す鈴木清順さん の健康番組と、これを放送して叱られたというNHKのプロデューサーのオチに大爆笑した。それ を当時きちんと放送したまじめさがNHKらしくて良い。テレビ離れと言われているようだが、そ んなことはないと思う。民放にとっては視聴率が重要だと思うが、NHKには良いものは予算をか けても放送する姿勢でいてほしい。 (40 代女性) ○厳しい意見 ・ 日本テレビと一緒に放送しているが、NHKに期待していることは違う。NHKにしかできないこ とがあるはずだ。60周年を機会に、過去の番組をきちんと振り返ってほしい。 ・ (60 代男性) 番組全体が明らかに日テレの土俵にNHKが乗せられた感じで、見ていられなかった。 「NHKアー カイブス」などを見ると、心にしみるようなNHKの良さを発見する。時を経ても色あせない番組 を目指してほしい。 ・ (30 代男性) この番組には正直がっかりした。出演者がひな壇に並び、内輪ネタで盛り上がり、不要なタレント が多く進行をひっかきまわす。60年前を振り返るなら、当時は深夜に放送をしていなかったとい う節度こそを見習ってほしい。 (40 代男性) ○Twitter への投稿 ・ 「NHK×日テレ60番勝負」って番組めっちゃ面白かった。個人的にはNHKと日テレのスタッ フ(ディレクター)を交換して、それぞれの局の番組で働かせてもらうってヤツが一番良かった。 ・ NHK坂の上の雲チーム VS 急にやることが決まった日テレ女王の教室の演出家が 24 時間でドラマ 作って勝負っていう企画。んで制作の裏側をライブストリーミングで見れて、Twitter でコメント 打って、テレビへの反応はリモコンのボタンでリアルタイムで反映する。楽しいなぁ ・ NHKと日テレのコラボ番組。結局、両局の「社員のコラボ」にしかなっていないよーな。テレビ =テレビ局という発想の時点で、すごくズレて見える。今、外部スタッフ抜きにテレビ放送は成り 立たないのに。 7 視聴者対応報告 平成25年1月 2.指摘・意見・要望への対応 BSプレミアム「連続テレビ小説アンコール おしん」のEPG 録画が便利に 【要望】 ことし1月6日(日)から、6話ずつBSプレミアムで 放送している「連続テレビ小説アンコール おしん」につ いて、視聴者から「まとめて放送しているおしんの6話が 1話ずつ別番組としてEPGに登録されているので、別々 に録画予約をしなければならない。1つの番組として録画 できるようにしてほしい」という要望が、ふれあいセンタ ーに寄せられました。 【対応】 指摘通り1話ずつEPG番号が割り振られて いたため、録画予約には1話ごとに操作する必 要がありました。このため編成センターでは、 翌週の13日放送分から6話をまとめてEPG に登録し、一度の操作で録画予約できるように 改めました。 視聴者からは「とても便利になった」などの 反響がありました。 「連続テレビ小説アンコール おしん」は、 全297話をことし1年かけてBSプレミアム で放送することにしています。 1月6日(改修前) 1月13日(改修後) 9:50 アニメ 忍たま乱太郎 9:50 アニメ 忍たま乱太郎 10:00 連続テレビ小説アンコール おしん(1) 10:15 連続テレビ小説アンコール おしん(2) 10:30 連続テレビ小説アンコール おしん(3) 10:45 連続テレビ小説アンコール おしん(4) 11:00 連続テレビ小説アンコール おしん(5) 11:15 連続テレビ小説アンコール おしん(6) 11:30 発見!体感!戦国ロマン 千曲川紀行 10:00 おしん(7)~(12) 連続テ レビ小説アンコール 8 11:30 にっぽん縦断 こころ旅 週 末日曜版 視聴者対応報告 平成25年1月 ■誤記・誤読などの指摘への対応 視聴者からの指摘をもとに確認した結果、放送での誤読やテロップのミスなどが、1月は59件 (12月は54件)ありました。指摘については、ふれあいセンターや視聴者部から直接番組担当者 に連絡し、訂正するよう努めました。また再発防止のため、放送関係の各部局で構成する放送倫理連 絡会で周知し、放送現場へ注意を喚起しました。 【1月】 (誤記などの例) 番組名 間違い種別 間違い内容 あなたが主役50ボイス 新春スペシャル (総合テレビ) テロップ 瓦についてCG作業の説明 ×1枚づつ ○ずつ ドラマ10 (総合テレビ) テロップ 次回の予告 ×少しづつ BSニュース (BS1) ローカルニュース (総合テレビ) ローカルニュース (総合テレビ) テロップ テロップ テロップ ○ずつ ペンギンのニュース ×補食行動 ○捕食 関東地方×更正保護委員会 ○更生 ×看護士 ○看護師 (誤読などの例) 番組名 おめでとう日本列島 2013 (ラジオ第1) ローカルニュース (総合テレビ) ニュース (総合テレビ) ローカルニュース (ラジオ第1) 間違い種別 間違い内容 読み 御利益 ×ゴリエキ ○ゴリヤク 読み 自刃 ×ジバ ○ジジン 読み 訪日 ×ホウジツ ○ホウニチ 読み 清水焼 ×シミズヤキ ○キヨミズヤキ (事実関係などの例) 番組名 おはよう日本 (総合テレビ) Eテレ0655 (Eテレ) 日本人は何を考えてきた のか (Eテレ) 間違い種別 内容 内容 テロップ 間違い内容 神奈川県×江の島市 ※江の島市は存在しない 「センター試験まであと4日。がんばれ受験生」 ※センター試験は翌日から実施 日本女子大学の所在地 ×豊島区 9 ○文京区 視聴者対応報告 3.視聴者の声(意見・要望、問い合わせ) 平成25年1月 総数と内訳 平成25年1月にNHKに寄せられた視聴者の声の総数は 295,258 件で、前月より 6,000 件ほど減少 しています。 「視聴者の声」 内容別 件数 件 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000 0 8月 9月 10月 11月 12月 1月 意見・要望 69,869 65,298 56,789 52,623 53,681 49,286 問い合わせ 226,921 227,996 270,966 219,538 219,983 216,586 その他 28,437 31,734 31,417 31,251 27,769 29,386 合計 325,227 325,028 359,172 303,412 301,433 295,258 「視聴者の声」 分野別 件数 件 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000 0 8月 9月 10月 11月 12月 1月 放送番組 135,914 135,665 133,670 113,327 111,732 111,204 受信料 149,000 147,604 181,914 148,049 151,882 143,702 技術・受信相談 11,746 9,878 11,987 10,160 9,544 10,782 130 147 184 625 506 184 28,437 31,734 31,417 31,251 27,769 29,386 325,227 325,028 359,172 303,412 301,433 295,258 経営 その他 合計 10 視聴者対応報告 平成25年1月 4.放送番組への反響 ■1月 反響の多かった番組 上位10番組(放送別) 1月に放送番組に関して寄せられた意見・要望・問い合わせなどの反響総数は、111,204 件、内訳は、 意見・要望 37,073 件、問い合わせ 74,131 件でした。 2,438 件 第63回NHK紅白歌合戦(12/31) 892 ためしてガッテン「見逃し高血圧で脳卒中 血圧に潜む落とし穴」(1/9) 782 大河ドラマ「八重の桜」<新>第1回「ならぬことはならぬ」(1/6) 604 あさイチ「スゴ技Q これぞ究極!ウルトラ○○しょうが」(1/15) 589 連続テレビ小説アンコール おしん(1)~(6)(1/6 BSプレミアム) NHKスペシャル「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」(1/20) 466 鶴瓶の家族に乾杯「綾瀬はるか 福島県会津若松市」(前後編)(1/14・21) 444 歌会始 お題「立(りつ)」(1/16) 443 NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」(1/13) 434 ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート2013(1/1 Eテレ) 429 ■1月 再放送希望 上位10番組(放送別) 1月に視聴者から寄せられた、再放送を希望する問い合わせと要望は 11,613 件でした。これらの番 組についても適宜再放送を行いました。 第63回NHK紅白歌合戦 1位 580 ためしてガッテン「見逃し高血圧で脳卒中 血圧に潜む落とし穴」 2位 367 NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」 3位 243 ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート2013(4位 Eテレ) 226 鶴瓶の家族に乾杯「綾瀬はるか 福島県会津若松市」(前後編) 5位 212 NHKスペシャル「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」 6位 件 169 135 7位 ここが聞きたい!名医にQ「おしっこの悩み 頻尿・尿もれ」(Eテレ) 8位 131 梅ちゃん先生スペシャル<再>結婚できない 男と女スペシャル(前後編) 9位 125 歴史秘話ヒストリア「“ハンサムウーマン”がゆく 新島八重 不屈の会津魂」 10位 120 大河ドラマ「八重の桜」<新>第1回「ならぬことはならぬ」 11 青字:再放送実施番組 視聴者対応報告 平成25年1月 5.受信料関係の意見・要望への対応 ■インターネット上の放送受信料の手続き画面を改善 新しく一人暮らしを始めたり転居をしたりしたお客様からは、放送受信料に関する新規契約や住所変 更のお届けがNHKに寄せられます。こうした届け出を受け付ける窓口としては、「NHKふれあいセ ンター(営業)のフリーダイヤル(0120-151515)」のほか、インターネットによる手続き が可能な、「NHKオンライン」上にある受信料窓口(http://www.nhk.or.jp/jushinryo/)があります。 このインターネットでの手続きについては、ここのところ、毎月200件以上の問い合わせが寄せら れています。 インターネットの問合せ件数 300 200 100 0 10月 11月 12月 1月 そこで、インターネットでの手続きの画面をわかりやすくするために、12月後半からレイアウトの コンパクト化や必須チェック箇所の強調などの改善を行ない、お客様の利便性のさらなる向上に取り組 んでいます。 今後は、テレビスポットなどでインターネットでのお届けを勧めていくことで、お客様の放送受信料 に関する各種お届けをスムーズにしていきます。 (旧画面) (新画面) 12 視聴者対応報告 平成25年1月 受信料に関して1月は、143,702 件(前月は 151,882 件)の意見や問い合わせが寄せられ、ふれあいセ ンター(営業)では 108,224 件を受け付けました。 このうち、ふれあいセンター(営業)で受け付けた苦情や要望を含む視聴者意見は 3,340 件で、 一次窓口で対応を完了したのは、1,526 件(46%)でした。残る 1,814 件(54%)については、担当 地域の営業部・センターが二次対応しました。 ■苦情・要望などへの対応の内訳 事由 スタッフ関係 受信料制度 件数 地域スタッフ等の応対、説明不十分等 1,572 訪問日、訪問時間に対する不満 25 受信料制度への不満・不公平感 101 料金体系・料額への不満 51 事務処理関係 手続き方法(割引・返金等)の遅れ等による苦情 番組サービス 「番組内容が悪い」等の不満 その他 経営関連、アナログ終了関連、匿名での意見等 108 29 1,454 合計 3,340 6.技術・受信相談への対応 技術・受信相談に関して1月は、10,782 件の意見や問い合わせが寄せられ、ふれあいセンター (受信相談)および各放送局の受信相談窓口では 8,283 件を受け付けました。 これらの意見や問い合わせの内訳は、受信不良の申し出が 5,864 件、地上デジタル放送の受信 方法やテレビのリモコンの操作方法などの技術相談は 2,419 件です。 このほか、受信相談窓口には、番組内容や受信料などに関する問い合わせが 2,606 件寄せられ ました。 受信不良の申し出については、一次窓口で対応を完了したのが 2,811 件(48%)で、残る 3,053 件(52%)は訪問による二次対応を行い改善の指導や助言を行い、技術相談については、ふれあ いセンターや各放送局の受信相談窓口で対応しました。 ■受信相談窓口で対応した内訳 事由 件数 受信不良 一次対応 個別受信設備不良 共同受信設備不良 建造物による受信障害 雑音障害 混信・難視聴など 二次対応 技術相談 (地デジ受信方法などへの問い合わせ) 合計 13 5,864 2,811 2,520 208 14 50 19 3,053 2,419 8,283 視聴者対応報告 平成25年1月 7.そのほかのNHKの対応 ■ 酒気帯び運転の記者を懲戒処分 平成25年2月 1 日、静岡県浜松市内の交差点で、静岡放送局の記者が乗用車を運転中にタク シーに追突し、警察に酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。本人は酒を飲んで運転し人身事故 を起こしたことを認めています。 ふれあいセンターや全国の放送局には、7日までに厳しい意見や問い合わせなど231件が寄 せられました。 受信料を払っているが、NHKの不祥事が多すぎる。本来ならこういった電話はしたくない のだが、私のようにNHKは見ていなくても受信料を払っている身としては、正直我慢なら ない。意識改革にもっと力を注いでほしい。 (60 代男性) とても残念に思う。これからの時期お酒を飲む機会があると思うので気をつけてほしい。周 りの方が注意をするなど今後は特に注意をしてほしい。 (50 代男性) NHKは、職員として許されない行為であり、協会の信用を傷つけた責任は重いと判断し、 2月13日付でこの記者を諭旨免職の処分にしました。 NHKは、次のようなコメントを発表しました。 「被害にあわれた方や視聴者のみなさまに、改めて深くおわびいたします。再発防止に向けて職 員への指導を徹底してまいります。 」 ■ 北関東ネットワークID変更への反響と対応 NHKでは、去年10月に、前橋放送局からの地上デジタル放送の電波の識別信号、ネットワ -クIDを変更しましたが、1月26日からは宇都宮放送局のネットワークIDを変更しました。 この変更に関して、北関東受信相談センターなどNHKに寄せられた問い合わせや相談は、2 月8日までの2週間でおよそ3万4千件で、前橋局のID変更時の同期間の件数5万件に比べ、 大きく減少しました。 前橋放送局での変更の際に、問い合わせの電話が相談センターに集中したり、訪問での対応を 要する依頼が多かったりしたことから、今回、電話が集中する午前中にコミュニケーターを多め に配置し、さらに相談センターに技術に詳しいテクニカル・スーパーバイザーを多く配置して、 問い合わせにより的確に応えられるようにするなど、万全の体制で臨みました。その結果、ほぼ 順調に移行することができました。 これで北関東の県域放送化に伴うネットワークIDの変更は終了し、今後は、東京の地上デジ タル放送の送信場所を東京タワーからスカイツリーへ移転するための対策に万全を期していき ます。 14 視聴者対応報告 平成25年1月 放送法 第27条 協会は、その業務に関して申出のあった苦情その他の意見については、 適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。 第3項 第39条 会長は、3箇月に1回以上、自己の職務の執行の状況並びに第27条 の苦情その他の意見及びその処理の結果の概要を経営委員会に報告し なければならない。 15