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ミネラルには様々な働きがあります !
現 代 人 に 不 可 欠 な 無 機 物の栄 養 素 ! 14.5% 23.3% 400 0.2 26 150 4.0% 50.0% 29 カルシウム 2 鉄分 ビタミンA 2000 ビタミンC 40 17 0.1 290 35 58.6% 5.0% 鉄分 0.0 ビタミンA ビタミンC 2 10 5 6.6 4 37.5% 14.5% 87.5% 0% 66.0% 80.0% 食品100g中の成分(単位mg) ※ビタミンAはμg ........................ 現 代 人 に と っ て、一 生 健 康 で Fe (鉄) 一つをとってみても、銅、鉛、亜鉛、 コバルト、 カドニウム、 セ レンといった他の元素との触媒作用が働かなければ機能しない。 15.4% 食時代の栄養失調を指摘する声 Te Mn 人 間 も 植 物 も、生 体 内 で は ミ Pd Sn 18.7% 40.0% あ り 続 け る た め に は、不 足 し て Hg W りんご 2 1166 35 10.0% が 学 識 者 の 間 で 出 始 め ま し た。 Bi Mo ネラルを作り出すことができな Ti ミネラル失調状態の現代 みかん Cd 5 52 0.2 2533 4 いるミネラルを効果的に補う必 Se Se Cr 13 8000 150 2010/1950 人間は栄養のバランスがとれて Co 鉄分 りん ビタミンA Zn Ni い た め、戦 後 か ら 親 子 三 代 に わ Fe ミ ネ ラ ル が 豊 富 に 含 ま れ て い る トマト Pb 鉄分 ビタミンA ビタミンC 2 13500 10 2010年 要があるのです。 Ag 鉄分 ビタミンA ビタミンC 1950年 こそ、健康を維持できます。 Pt Cu たってミネラルの失調状態が続 04 Au As 食品は、野菜や果物、食塩です。 を発揮します。 いているのです。 れたミネラルとの相 関 関 係( 触 媒 作用 )によって、初めて効 果 し か し 戦 後、大 量 生 産 重 視 の 農 てのミネラルに共 通し、一つのミネラルは多 種 類の調 和の取 法 に 切 り 替 わ っ て 以 来、こ れ ら に このことは、鉄( F e )やナトリウム( Na )、亜鉛( Zn )等の全 飽食時代の栄養失調 バランス良く摂ったほうが良いとされています。 含まれるミネラルの種類も量も激 とむしろ逆 効 果となり、マグネシウム等の複 数のミネラル分も 更 に、精 製 食 品 や 加 工 食 品、 例えば、 骨を強くするためにカルシウムだけを摂取し続ける 減しています。 栄養素 ほうれん草 活性化や細胞組織等への悪影響等が考えられるからです。 食品添加物などの化学物質の増 <文部科学省日本食品標準成分表より> ニンジン より、他のミネラルの吸収抑制などを引き起こしたり、 酵素の不 野 菜 を 例 に す れ ば、人 参 に 含 ま 野菜の栄養調査 った脳の機能を高めるなど、正常な神経伝達を助けます。 ミ ミネラルは一種類だけに偏って摂取すると、 ネラルは一種類だけに偏って摂取すると、逆に弊害を起こす 逆に弊害を起こす タンパク質 .............................................................................................................. 1950年(昭和25年) と2010年(平成22年) の比較 ミネラルは、筋肉を効率よく動かす、またイライラや興奮、 緊張の緩和、そして集中力や記憶力とい 場合があります。 これは、 単一ミネラルを過剰に摂取することに 場合があります。これは、単一ミ 加がミネラル不足に拍車をかけ 5 神経伝達を助ける れる鉄分は 分の1に激減。 ンパク質・脂質・糖質等の他の栄養素もミネラルと結合することで、効率的に吸収しやすくなります。 ることになりました。 ビタミンはミネラルが無いと、ほとんど体に吸収することも、その機能を果たすこともできません。またタ 昔と同じ量のミネラル分を補おう 4 他の栄養素を助ける 1 9 8 1 年 頃 か ら﹃現 代 人 は、 の働きにミネラルは絶対不可欠です。 エネルギー源であるタンパク質 人体には約60兆個の細胞があり、一つ一つが栄養分を吸収し老廃物を排出しています。栄養学上こ や 脂 質、炭 水 化 物 は 過 剰 摂 取 な 3 細胞を助ける の に 対 し、そ れ ら を 代 謝 す る ミ 和よく摂取する必要があります (下記参照)。 ネ ラ ル が 不 足 し て お り、そ れ が 骨や歯、血液、ホルモンなど体のさまざまな組織の成分になります。ただし、多種類のミネラルを調 生活習慣病などの一因となって 2 身体の組織の成分になる 10 .............................................................................................................. い る の で は な い か ⋮﹄と い う 飽 タンパク質との複合構造体で、ミネラルが全く無いと酵素を活性化することも作ることもできません。 10 倍以上の量を食べて、 体内には5,000種類以上もの酵素があります。酵素は体内で作られますが、その半数以上がミネラルと とすると、 酵素は消化や吸収、エネルギーの生成、皮膚や臓器の新陳代謝など様々な生命活動に関わっており、 やっと昔と同じミネラル分が摂 取で 1 生命力のカギとなる酵素を助ける きる計算です。 ほ ん の 一 例をあ げると… ま た 農 薬 や 化 学 肥 料 の 普 及 に よ ! ミネラルには様々な働きがあります っ て、ミ ネ ラ ル の 量 だ け で は な く ミネ ラ ル の 働 き は? ミネラルの種類も激減していま す。 .............................................................................................................. ........................ 脂質 ミネラル 炭水化物 ビタミン ミネラルは五大栄養素の核 私たちが健康であるためには、五大栄 養素(炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタ ミン、ミネラル)がバランス良くとれて いることが必要です。 私たちの身体を構成する元素は、酸 素、水素、炭素、窒素が全体の約 96%を 占めており、それ以外の元素を総称し てミネラルといいます。 ミネラルは、人体における含有量は微 量ですが、生体活動の中心的な働きを行 い、身体機能の維持や調整に無くてはな らない『無機物の栄養素』なのです。 03