...

平成26年3月

by user

on
Category: Documents
30

views

Report

Comments

Transcript

平成26年3月
八 千 代 市 教 育 委 員 会 会 議 録
平成26年3月第12回定例教育委員会
1
期
日
平成26年3月19日(水)
開
会
午後1時30分
閉
会
午後2時28分
所
教育委員会庁舎大会議室
2
場
3
出 席 委 員
綱
島
照
雄
石
井
伸
一
伊
藤
道
子
加 賀 谷
4
事
務
教
孝
局
育
次
長
小
教 育 総 務 課 長
林
学
長
内
藤
俊
夫
保 健 体 育 課 長
升
野
嘉
久
教 育 総 務 課 主 幹
秋
山
利
光
学
務
課
主
幹
相
馬
指
導
課
主
幹
宍
倉
保 健 体 育 課 主 幹
中
嶋
郷 土 博 物 館 長
清
藤
一
順
少年自然の家所長
宍
浦
重
智
教育センター所長
小
泉
晴
美
適応支援センター所長
稲
毛
英
三
青少年センター所長
仁井山
久
夫
学校給食センター所長
鎌
智
明
務
課
林
伸
雅
形
1
夫
也
剛
博
之
健
5
開
会
○綱島委員長
6
ただいまから定例教育委員会を開会いたします。
署名人の指定
加賀谷委員
7
前回会議録の承認
○綱島委員長
平成26年2月第11回定例教育委員会会議録につきまして,
質問がございましたらお願いします。
○保健体育課長
平成26年2月第11回定例教育委員会会議録につきまし
て,修正のお願いがございます。
綱島委員長より,「ノロウィルスの報告の有無について」のご質問にあた
り,「1名か2名の児童の報告を受けています。」とお答えした件について
は,ノロウィルスではありませんでした。よりまして,議事録を「ノロウィ
ルスの報告は今のところ受けておりません。」という回答に 修正をお願いい
たします。
○綱島委員長
このことにつきましてなにか質問はございますか。
○各委員
○綱島委員長
質問なしの旨を述べる。
平成26年2月第11回定例教育委員会会議録7ページ1行
目,保健体育課長の回答で,「先週あるいは先々週のあたりに1名か2名の
児童の報告を受けています。集団発生の報告は今のところ受けておりません。」
と記載されていますが,これを「ノロウィルスの報告は今のところ受けてお
りません。」に修正することにつきましてご異議ございますか。
○各委員
○綱島委員長
また,このほかにご質問ございませんか。
○各委員
○綱島委員長
異議なしの旨を述べる。
質問なしの旨を述べる。
では,お諮りいたします。平成26年2月第11回定例教育
委員会会議録を承認することに,ご異議ございますか。
○各委員
○綱島委員長
異議なしの旨を述べる。
ご異議なしと認め,平成26年2月第11回定例教育委員会
会議録は承認されました。事務局は,修正後の会議録を調製するようお願い
します。
2
8
教育長報告
9
議事について
議案第1号
なし
八千代市少年自然の家管理規則の一部を改正する規則の制定
について
○教育総務課長
議案第1号について提案理由の説明
(概要)
提案理由:プラネタリウム見学者の申請手続きにおける簡便化等のため,
規則改正いたしたい。
(補足説明)
○少年自然の家所長 今回の規則改正理由は,大きく分けて3点ございます。
1点目は,プラネタリウム見学者に交付するプラネタリウム見学券について
です。
現在,プラネタリウム一般公開等で当施設のプラネタリウムを個人で見学
する場合,利用日の20日前までに利用許可申請書を提出することになって
おりますが,利用者の負担軽減と業務の実態を鑑み,これをプラネタリウム
見学券の交付で代えるものとするとともに,様式としてこれを管理規則に定
めるものです。
2点目は,昨年2月に行った当施設のフィールドアスレチック設備の撤去
に係る様式の変更についてです。現在まで当施設で使用している「使用許可
申請書」などの書類には,利用施設としてフィールドアスレチックの名称が
残っておりますので,これをネイチャーフィールドに変更するためでござい
ます。
その他,現在使用している様式を,利用実態に合わせて一部改正するもの
でございます。以上です。
<質疑・応答>
なし
○綱島委員長
○各委員
議案第1号について採決を求める。
異議なしの旨を述べる。
採決の結果,議案第1号は原案のとおり承認されました。
3
議案第2号
八千代市要保護及び準要保護児童生徒援助費事務要綱の一部
を改正する告示の制定について
○教育総務課長
議案第2号について提案理由の説明
(概要)
提案理由:就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に
関する法律施行令の一部改正に伴い,民生委員の所見の在り方を改める等,
要綱について所要の改正をいたしたい。
(補足説明)
○学務課長
現在,準要保護児童生徒の申請の際に,学校から担当の民生委
員に申請書類一式を手渡し所見の記入を依頼しています。その依頼を受け,
民生委員は申請した保護者と面会し,生活状態等の聞き取りを行って,17
~18ページにある世帯票に所見を記入しております。
就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律
施行令が改正され「準用保護に児童生徒の認定の際には,民生委員に対して
助言を求めることができる」という規定が削除されました。削除 により,民
生委員から助言を求めることを禁止されたということではありません。
民生委員の所見に関する近隣各市の状況ですが,習志野市,船橋市,市川
市,千葉市も意見を全く求めておらず,八千代市におきましても,昨年度か
ら「就学援助事務検討委員会」を立ち上げ,その結果,必要に応じて民生委
員の助言を得るとなりました。
<質疑・応答>
○伊藤委員
今の学務課長の説明で民生委員の所見の在り方を改めることが
よくわかりました。習志野市なども意見を求めていないということですが,
その他に何か改正の理由があるのでしょうか。民生委員にはこのことを連絡
してあるのでしょうか。
○学務課長
民生委員には平成26年度からこのように改める方向であると
いう途中経過を 1 月に話しております。4月7日に民生委員の会議があり,
その会議に出席して説明します。
○伊藤委員
私も学校では,民生委員と相談してこの書類を書いていました。
担任がわからないところを民生委員に調査依頼し,家庭の状況を確認してい
ただいていました。民生委員には要保護,準要保護についてなどの教育に関
係する部分についても,いろいろと活動していただいています。民生委員を
4
頼りにしていた部分が学校でもあったのですが,意見を聞かなくなるとどう
なのかと思います。しかし,国の方策ということで,今度は教育委員会所見
だけになるということですね。教育委員会の意見だけになるとどうなのか,
と思いました。
○学務課長
まず,校長の所見があります。校長が所見を書くときに家庭の
状況について,民生委員の方が詳しいということであれば連絡を取り, 申請
内容を相談をしてから教育委員会に提出することを,校長会議等で徹底して
まいりたいと考えております。あくまでも民生委員には必要に応じてお話し
するということが前提でございます。
○伊藤委員
今回の一部改正の中に,「第11条中要領を要綱に改める」と
ありますが,要領と要綱の違いはどのようなものでしょうか。
○学務課長
次回までに調べてお答えいたします。
○綱島委員長
○各委員
議案第2号について採決を求める。
異議なしの旨を述べる。
採決の結果,議案第2号は原案のとおり承認されました。
議案第3号
平成26年度教育施策と事業概要について
○教育総務課長
議案第3号について提案理由の説明
(概要)
提案理由:平成26年度教育施策と事業概要を定めたい。
(概要説明)
○教育次長
平成25年度版から変更になったところを中心にご説明致しま
す。
1ページ中段,「近年では東葉高速鉄道駅周辺や西八千代北部地区の開発
が進んでおり,新たな住民の増加が見込まれます。」を新たに付け加えまし
た。
4~5ページにつきましては,新規に文化財の内容を盛り込みました。
7ページ中段やや上の文章,「今年度は小・中学校,高等学校,特別支援学
校,大学の関係者が一堂に会する教育サミットを行い,より一層,大学と地
域の連携を深めていきます。」を新たに加えました。8月20日を予定して
います。
同じく7ページ文化財の中段,「指定された建造物等の経年劣化や東日本
5
大震災により修理の必要性が増し,耐震等の対策も求められています。」と
追記しました。
8ページの郷土博物館ですが,最後に「また,多くの市民の方々に利用し
て頂くためには,企画展や講演会・講座等の一層の充実を図ることが必要と
なっています。」と付け加えました。
続きまして,9ページ,学校教育の最初に,「国の新たな教育施策として
第2期教育振興計画が決定され,『多様で変化の激しい社会の中で個人の自
立と協働を図るための主体的・能動的な力』の育成などの基本方針が示され
ました。」と付け加えました。また,中段に「子どもたちの可能性を引き出
すことが必要です。」と入れ,重点を強調しました。
次に具体的な施策ですが,10ページ下段,③生徒指導体制・教育相談体
制の充実の最後に「八千代市いじめ防止基本方針」の策定を入れました。ま
た,11ページでは,⑥「学校・家庭・地域社会が連携し,ともに歩む教育
の推進」の中に,先ほどご説明しました「教育サミット」の開催を入れまし
た。
次に12ページをご覧ください。②「健康に関する指導の充実」の2)「食
育の推進と安心安全な学校給食の提供」では,高校と連携した児童生徒の食
育の推進を図ることを入れました。また,少年自然の家の運営では,事業内
容の充実及び施設設備の整備を進めることを明記しました。
次に14ページ,1,「文化財の保護と活用」,①「指定文化財の保護」の
中に,「建造物の修理を進めるために指定文化財の現状を把握し ,修理等が
必要なものについては,所有者・管理者と連携しつつ実施計画を策定します。」
と明記しました。14ページ下段,2,「郷土博物館の運営」, ①「地域の
資料等の保存・継承」を新たに加えました。
最後に21ページの組織図をよりわかりやすく改定致しました。大きな変
更点は以上です。
<質疑・応答>
○伊藤委員
概要説明の大きな変更点は,追加であって変わったところはな
いですよね。
○教育次長
そのようになります。
○伊藤委員
「はじめに」のページで,最初の部分にいじめ防止法案,道徳
の教科化,これはまだ決まっていないですが,教育委員会の在り方をここに
6
入れてはどうでしょうか。
○教育長
紙面の関係があるので,いじめ関係については八千代市で検討会
を作ること,道徳の問題は,教育課程検討会を立ち上げて検討していくとい
うことではありますが,それは省いてまとめています。
○綱島委員長
教育施策の中で大きく「先生方が宝だ」ということが書かれ
ていると思います。最近はベテランの先生が退職し,若手中心になってきて
いるということで,研修が大切だということが貫かれていると思います。平
成25年と違う部分はありますでしょうか。
○教育長
研修を充実させることは当然ですが,毎年約50名の教員を採用
している状態が10年程度続いています。八千代市の教員は約900名です
ので,経験年数が10年以下の教員が全体の半数を超えているのが現状です。
ベテランと若い教員の組み合わせもありますが,若い教員同士で自分たち
の課題を見つけて,自分たちで議論していくような研修体制も学校によって
は生まれています。学校の教員配置の人数,年齢で多少形態は違いますが,
若い教員が自分たちで研修していく環境づくりというものを考えてます。
もうひとつは,初任者指導を行う退職した教員がおります。あまり難しい
ことではなく,教員にあった研修をできる範囲でやっていただきたいと考え
ています。教育センターと指導課が担当ですので,実態を見ながら行いたい
と考えます。
○学務課長
若年の事務職員の研修についてですが,八千代市では5年経験
以下の事務員が多数おります。事務量の多さと重要性から共同実施を行い,
仕事内容の確認や平準化を行えるよう,地域や学校規模により職務が異なる
状況が生じていますので,事務職員として必要な職務を効率的,効果的にで
きるように,来年度は初若年事務研修ということで3回位置づけています。
○石井委員
○指導課主幹
八千代市いじめ防止基本方針について教えてください。
八千代市いじめ防止基本方針は,いじめ防止基本法を受けて
原案を作成している途中でございます。いじめの未然防止が当然なのですが,
早期発見,早期解決を目指すというものです。市のいじめ基本方針とそれぞ
れの学校でどのように取り組むかということを作成しています。内容といた
しましては,それぞれの方針,組織,発見した場合にいじめた子に対してど
うするか,またはいじめられた子に対してどうするか,さらに外部組織との
連携はどうするかなどを検討しているところでございます。
○石井委員
生徒指導体制の中に多く取り入れていく,力を入れていくと思
7
ってよろしいのでしょうか。
○指導課主幹
今までは組織としては確立していなかったのですが,きちん
と学校内に組織として位置づけるものです。
○綱島委員長
○各委員
議案第3号について採決を求める。
異議なしの旨を述べる。
採決の結果,議案第3号は原案のとおり承認されました。
10
そ
の
他
○教育次長
議会関係についてということで,明日3月19日に平成26年
第1回定例会総括審議が行われますが,一般質問の中で教育委員会に関する
質問がありました。その際に,議員から教育委員に伝えて欲しいということ
が議場でありましたので,この場でお伝えいたします。
教育委員会会議で教育長報告の議会の報告がされる前に ,インターネット
中継などを利用して,議会の内容を充分に把握していただきたいということ
でございました。議会のインターネット中継はライブ中継と録画中継があり
まして,八千代市議会ホームページでご覧になれます。事務局といたしまし
ては,この中継を何らかの方法で定例教育委員会の報告前に情報提供させて
いただく方向で検討しています。
○郷土博物館長
審議会等の開催状況について,平成25年度第2回八千代
市立郷土博物館協議会についてご報告させていただきます。
3月14日,郷土博物館学習室を会場として行いました。出席された委員
は5名のうち4名でした。傍聴人はございませんでした。
報告事項は,平成25年度事業中間報告と,平成26年度事業計画案の2
件でした。学校との連携の強化,案内板の創設による広報の充実, また八千
代市は都市化の進む中で,多くの民俗芸能が残されている数少ない地域であ
ることから,今年度から実施した「八千代の民俗芸能」事業の継承に関する
ご意見をいただきました。
協議事項の八千代市立郷土博物館大規模改修につきましては,内容を整理
して早急に計画を策定し,積極的に対応するべきであるというご意見をいた
だきました。
○指導課主幹
初めに,教育論文についてご報告いたします。教育論文募集
事業は,教職員の自主的な教育研究及び教育実践を奨励することにより,本
8
市の教育の充実に寄与することを目的として毎年行っています。今年度は6
名の応募がありました。応募者の教職経験年数をみますと,若手の7年目か
らベテラン層の26年目までと幅広く,研究内容も各教科領域多岐にわたっ
ております。
審査結果につきましては資料のとおりです。最優秀賞に選ばれた論文は,
数学の授業における言語活動に焦点を当てて,2年間にわたって検証を続け
たすばらしい作品でした。応募されたすべての教育論文は,本市の教育ネッ
トワーク上で閲覧できるようになっております。3月25日に西八千代調理
場において表彰式を行う予定です。
次に,八千代市中学校技術・家庭科作品展について,ご報告いたします。
3月1日・2日,八千代市総合生涯学習プラザにて,八千代市中学校技術・
家庭科作品展が開催されました。作品は,技術科で本立て,電気スタンド,
椅子など,家庭科では,ハーフパンツ,巾着袋,ティッシュボックスケース,
布の絵本などで,計308点の作品が展示されました。どの作品も基礎的な
技能を使って丁寧に仕上げており,個性を生かした物作りの楽しさを感じさ
せる作品でした。なお,2日間で約200名の来場者があり,時間をかけて
丁寧に仕上げた中学生の作品を熱心に参観されていました。
最後に,子どもサミットについてご報告いたします。3月8日,市民体育
館において,大和田中学校,高津中学校,萱田中学校の大規模校3校合同に
よる子どもサミットが開催されました。「Let’s Share Smiles プロジェク
ト 2014」と題したこのイベントは,10年後,20年後の社会を見据えて必
要となる力を育成することを目的とし,各校の生徒が実行委員会を組織して,
自主的に企画,運営を行ったものです。
オープニングセレモニーでは,3校の吹奏楽部による「We are the world」
の迫力ある演奏でスタートしました。その後,各校のダンス発表や中学生ク
イズ選手権が行われました。また,人形劇,昔遊び,科学実験などのブース
も大変にぎわっていました。
地域の方々の協力をいただきながら,自分たちの力でイベントを開催でき
たことは,大きな自信につながったことと思います。以上です。
○教 育 センタ ー所長
教育センターからマルチメディアコンクールについ
てご報告いたします。
平成13年度より始まったマルチメディアコンクールは,児童・生徒の情
9
報活用能力の育成と更なる発展を図ることを目的に実施しております。また,
教職員に関しましても,コンピュータや情報通信ネットワークの活用に関す
る自主的な研究活動を奨励し,情報教育の推進を図ることを目的として毎年
実施しております。児童・生徒の作品や教職員の活用実践事例などが応募さ
れました。応募数は,児童・生徒903作品,教職員の部50作品,合計9
53作品でした。昨年度の応募数より増加しております。
市内小中学校より校長1名,小中各教頭1名の2名,小学校教諭2名,中学
校教諭2名による情報教育推進委員会の厳正な審査の結果,別紙のとおり受
賞者が決まりました。
教職員の部,最優秀賞は萱田中学校の鈴木守教諭の「受験者名簿作成プロ
グラム」です。入試関係プログラムのバージョンアップ版で,入力の際に入力
場所が指定してありましたが,志望順位で打ち込んでも,名簿が作成できるよ
うになっています。また,学校ごとの男女別の人数及び全体の人数が表示され
るものとなっています。さらに,県内公立・私立,都内私立高校の最新リスト
に対応しています。
児童生徒の部の最優秀賞は
村上東小学校6年4組の「学校紹介番組」で
す。社会科の学習「情報化した社会とわたしたちの生活」において,グルー
プごとにデジタルカメラや動画編集ソフトを使って学校を紹介する番組を制
作しました。学習したことをもとに,『新入生に村上東小学校を紹介する番
組をつくろう』という目的で話し合い,絵コンテづくり・撮影・編集と行い,
作品を仕上げました。
表彰式は,3月25日に西八千代調理場にて行われます。なお,児童生徒
の受賞作品は,3月6日から26日までの期間,東葉勝田台駅地下通路に展
示しております。
今後の取り組みとしましては,児童・生徒の部門においても,作品だけで
なく,ICTを使った学習プロセスにおける記録や資料も取り上げていけるよう
に推進していきたいと思っております。以上です。
○少年自然の家所長
八千代市少年自然の家施設活用検討委員会,検討のま
とめについて,ご報告いたします。
10
「八千代市少年自然の家施設活用検討委員会」は,平成24・25年度の
2年間計8回にわたり,時代の変化及び価値観の多様化への対応 及び施設の
老朽化への対応に関し,広い視野から検討を重ねてまいりました。今後の少
年自然の家が教育的ニーズに応えていくために,資料のように大きく2点ま
とめていただきました。
1点目は事業内容の充実についてです。現在の活動プログラムをさらに利
用者のねらいに即した魅力あるものになるよう,地域や関係機関の教育力を
生かしながら内容の改善を進めることや,連泊や通学合宿,リーダー研修等,
施設の利用促進を図ることが望ましいとのご意見をいただきました。
2点目は施設設備の整備についてです。耐震改修工事やプラネタリウムの
機器の更新,老朽化への対応等を計画的に進めることが望ましいこと,また
フィールドアスレチック跡地については,今ある地形や森林を有効に活用し,
自然体験活動が楽しめる場として利用することが望ましいとのご意見をいた
だきました。同時にかまどや炊事場,テーブル等が一体化した野外炊事場が
将来的に建設されることが望ましいこと,また一体化した野外炊事場の周り
には,様々な教育効果のある広葉樹の植樹を計画的に進めていくことが提案
されております。
今後,施設活用検討委員会の意見を踏まえ,教育的ニーズ,施設設備の老
朽化対応との整合性などを十分に考慮し,関係機関との連携を図りながら施
設の運営を進めてまいりたいと考えております。
○適応支援センター所長
今年度の活動状況をご報告いたします。適応支援
センターは不登校児童生徒の学校復帰支援と将来的に自立できる力を身につ
けさせることを目的として活動しています。今年度,不登校児童生徒で適応
支援センターに通所した子どもは2月末現在で36名です。小学生が7名,
中学生が29名です。36名中,学校に完全復帰できたのが5名で,部分復
帰は8名です。さらに,4月当初の学校復帰を目標に努力しています。
定期的に通所していた中学校3年生は12名おりましたが,進路を申し上
げますと,全日制高校に合格した生徒が3名,公立三部制定時制高校合格が
5名,私立通信制高校合格が3名,在宅で将来高校卒業認 定を目指す生徒が
1名です。
訪問相談で支援した生徒は1名でした。訪問相談とは学校に行けず,フレ
ンド八千代にも通所できない子どもの家庭を原則週1回訪問し,子どもとの
人間関係づくりや学習を進める制度です。今年訪問相談で支援した生徒は中
11
学3年生で,通信制の高校に合格いたしました。来所相談及び電話相談をあ
わせた相談件数は,2月末現在207件で,不登校に悩んでいる母親を中心
とした家族からの相談が主になっています。
不登校となる要因はいろいろな要因が複雑に関わっていて,1つに絞るこ
とはできない例が多くなっていますが,子どもの性格や気質から対人関係が
うまくいかずに不登校になっているケース,家庭の問題を抱えているケース
が多いように思います。
その他では地域の方々のご要望があり,体育室を土曜日,日曜日に地域の
スポーツ団体に開放していますが,今年度は5団体が活動しています。来年
度も開放する予定ですが,希望団体を募ったところ,来年度は6団体が希望
しております。以上です。
<質疑・応答>
○石井委員
議会関係に関連して,3月は予算の決まる時期ですが,今日,
答えていただかなくても,次回に教えていただきたいのですが,八千代市の
義務教育の子どもに対する予算で近隣各市との違いを知りたいと思います。
市の規模によっても全く違うので,習志野市などとの比較,あるいは子ども
一人あたりの予算など,なにか八千代市の位置がわかるようなものをお願い
します。
○教育次長
次回までに可能な範囲で出せるようにいたします。
○伊藤委員
子どもサミットについて,大和田中学校,高津中学校,萱田中
学校の3校合同で行い,すばらしいと思います。教育施策の中にも子どもサ
ミットのことが書かれており,八千代市全部で行うものと思っていたのです
が,今回のように3校で行っても子どもサミットとしているのでしょうか。
○指導課主幹
全体のサミットではないですが,地区で集まり,地区ごとの
取組みがございます。すでに八千代中と八千代台西中で,部活での交流など
にも取り組んでおります。
○伊藤委員
○指導課主幹
○伊藤委員
○指導課主幹
○伊藤委員
それは主に中学校ですか。
中学校です。小学校では現在は行っておりません。
このような活動も含めて子どもサミットというのですか。
そのように考えております。
地区ごとの取組みは,今回初めて報告を受けたと思うのですが,
今までも行っていたのですか。
12
○指導課主幹
地区の中学校同士での取組みは初めてです。平成25年度か
ら始まりました。
○伊藤委員
非常にいいことだと思います。
○綱島委員長
適応支援センターの報告の中の不登校について,卒業式に何
校か出席したのですが,卒業証書授与式の時に,時々名前だけが呼ばれるの
は,卒業式に出ていない生徒がいるのかな,と思っていました。今,不登校
の話を聞きましたが,増えているのでしょうか。
○適応支援センター所長
不登校の生徒数は横ばいと聞いています。フレン
ド八千代にきている児童,生徒は2月末現在で36名,本日現在ではさらに
2名多くなっています。フレンド八千代に来ている人数は少し増えています。
数年前は20数名でしたが,最近は30数名です。不登校の人数は横ばいで,
フレンド八千代に来る人数が増えていることは良いことだと考えます。
11
閉
会
○綱島委員長
以上をもちまして,本日の定例教育委員会を閉会いたします。
13
Fly UP