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®林風舍 7回 第 花後に花たく (花柄の先端)が大きくなり、 青森挽歌 リンゴやナシの食用部分は、 (春と修羅 第一集) 「りんご (リンゴ)」は、 バラ科の植物で主要な果物。 子房を包み肥大した部分。 ハスの実は、 この花たくの発達した部分にすっぽり 入っている。 うつ 電信柱が列車の窓をどんどん遷って行く。 れいろう 玲瓏とは、玉のように美しい。 銀河系の形を球形のリンゴにイメージしたものか。 ガスから、水素のリンゴと表現か。 特集 農業機械の アフターサービス 強化に向けて 農機事業部 03 KLARA vol.796 参考資料:岩手日報社発行『続 賢治のイーハトーブ植物園』 より タイトルのKlara(クラーラ)は、宮沢賢治の手帳にしるされて いる言葉で、エスペラント語で「晴」 「暖かい」を意味します。 全農の未来がそして世の中の全てが、明るく晴れやかにという 願いが込められています。 賢治とイーハトーブの野菜たち………………… 02 みんなの分教場………………………………… 07 特集 イーハトーブの担い手便り… ………………… 08 農業機械のアフターサービス 強化に向けて…………………………………… 03 純情むすめ活動記……………………………… 09 食から健康…ドクターズレストラン……………… 06 NEWS…ワイドアングル………………………… 10 KLARA vol.796 02 1. はじめに . 基幹整備センターの設置 ニーズに対応するため、大型農機の修理・整備を集 全農いわてでは、高まる大型機械の修理・整備 も大型化、高機能化が進み、アフターサービスにお 中して実施する拠点として「基幹整備センター」を 農業生産の大規模化の進展にともない、農業機械 いても、より大型化・高機能化に対応した設備や技 月より稼働を開始しました。 新設、平成 年 術が求められています。 基幹整備センターは、全面クレーン、油圧式リフ 100㎡ 機械設備 2.0t全面クレーン2基、埋込式油圧リフト2基等 その他 研修室(70㎡) 3名(全国 います。 調整に必要な専用 OAツールなども 備え、大型高性能 農業機械の修理整 備技術を高めてい ます。 あわせて、豊富 な設備・機器を活 用し、整備講習会 の開催など県内J A農機担当者の人 材育成拠点として の機能発揮も目指 しています。 名)、2級5名(全国 4.おわりに 名)となって 間、より安心して使用いただくためのこれらハー ド・ソフト面の取り組みを通じたアフターサービス の強化により、担い手の機械コスト低減に貢献して いきます。 ▲ 今回は、農業機械のアフターサービス強化に向け トなど大型整備に対応する設備を有し、大型農機 台を同時に修理整備作業することが可能です。ま た、隣接した大型保管倉庫も活用することで、多く の整備機械を受け入れ、年間を通じて平準化した修 理・整備作業を可能としています。 技術面においても、内部教育の実施や外部講習の 洗車場 受講を計画的に実施し、さらに自動化装置の修理や 1,473㎡(2棟合計) 岩手県におけるこれまでの述べ認定者数は、1級 保管倉庫 J Aグループ農機事業では、農業機械をより長期 81 た取り組みを紹介します。 . アフターサービス強化に向けた 人材育成 高性能・高機能化する農業機械の修理整備技術習 得のため、全農では「J Aグループ農業機械検定制 度」を実施しています。この検定では、農業機械の 概論にとどまらず、実際の修理・整備に必要な知 識・技能や、メーカー固有の機構・新技術、納品・ 16 消耗部品の 交換 安全指導など、より業務に密着した内容を検定項目 8 1,116㎡(内、作業スペース16ストール、752㎡) ▲電気回路の 故障診断 に取り入れ、J A農機担当者のスキルアップを図っ ています。 27 整備工場 15 基幹整備センター研修室 油圧リフトを用いた整備作業 N:納得の e:笑顔を見るまで w:我々は分かりやすい s:説明・サービス・商品をお届けします 2 ■基幹整備センターの概要 ▲自動化装置の点検 3 検定実技試験の様子 04 KLARA vol.796 KLARA vol.796 05 農業機械のアフターサービス強化に向けて 特集 ─ JAグループ農機事業 「新3づくり運動(略称:News)」 展開中 運動のシンボルマークとメッセージ 食 から健 康 Doctor's restaurant 〜ドクターズレストラン〜 料理監修/管理栄養士 臼井名津子 材料 (2人分) 鶏とりんごの 甘酢あんかけ 日本の秋から冬にかけては、美味しいものが目 白押しの時季です。春から夏にかけてダイエット に成功しても、 これからの時季で元に戻ってしま うという経験のある方も多いはず。寒くなり、雪 が降るとさらに運動量も減り、年末年始や忘新 年会での暴飲暴食も重なるため、特に注意が必 要となります。 そこで今 回は、油を多 く 使 うことが多い中 華 料理を調理方法の工夫でカロリーを三割程度減 らしたヘルシーな一品をご紹介します。 肉は唐揚げにせず、 オーブンで外はカリッと中 は柔らかく焼き上げ、野菜は素揚げせずに少量 の油で炒めました。 また、今回は 「りんごのフルコース」 ということ で、具にも酢豚のパイナップルの要領でりんごを しいたけ:しいたけは春と秋に旬を迎え、生でも 干しても美味しい万能食材。特に干し椎茸は干す ことによってうまみ成分のグアニル酸が増し、さ らにビタミンDの量が約10倍増える。ビタミンDは カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素なので、 成長期のお子さんから骨粗しょう症が気になる 方までお勧めの食材。 加え、 食感と甘酸っぱさのアクセントにしました。 120 北上川上流、北上川中 あきたこまち 流(北上市以北)地帯、 標高240m以下の平坦部 (昭和62年) 遠野地帯 北上川上流、北上川中 岩手107号 流(北上市以北)地帯、 標高240m以下の平坦部 (平成26年) 遠野地帯 ひとめぼれ メッシュ気象図のひとめ 標高120m以下 (平成3年) ぼれ好適地 (沿岸地域は100m以下) 標高100m以下 旧宮古市以南の沿岸部 (H26稲作指導指針より作表) ★ の 粉 と マヨ ネ ー ズ りんごと野菜は全て一口大の乱 以外の調味料をポリ 切りにし、 にんじんとれんこんは 袋に入れ、一口大に切った鶏 耐 熱 容 器に入 れ ラップを し、電 子 レン も も 肉 を 加 え 、1 時 間 ほ ど ジで柔らかくなるまで加熱する。フラ 冷蔵庫で浸ける。 イパンに油をひき、野菜を全部入れ、弱 火~中火で全 に マヨ ネ ー ズ を 加 体 的 に 火 が 通 え 全 体 に も み 込 み 、 る ま で ゆ っく 粉を加えて りと炒め 全 体 的にま る。 ぶしたら、 小 鍋に☆ の 水 溶 き 片 栗 粉 2 5 0 ℃の 以外を入れて煮立たせ、最 オ ーブンで 後に水溶き片栗粉を入れてとろ 分 間 焼 みを付ける。 く。 3,060 に の肉を加えて炒め、 最 後に のあんをからめる。 0.8 水稲新品種「岩手107号」 岩手107号 (平成26年) 20.0 「 岩 手107号 」は「あきたこまち」を明らか に上回る良食味性と耐冷性、 耐病性、 耐倒伏性 に優れる特 性 を持 ち、本 県では「 県 南ひとめぼ れ」に次ぐ食味ランキング「特A」を目指す待望 の中生品種です。 月下旬には名称が決定し平 成 年から一般栽培が開始されます。 ※エラーバーは標準誤差 の低温の影響で登熟が遅れ、未熟粒の発生や 刈遅れ、 玄米タンパク質の上昇による品質・食味 の低下が懸念されるなど、 僅かな気象変動に よって影響を受けやすくなります。 ■「 岩 手 1 0 7 号 」の適 地は、内 陸では本 来の 「 あ きたこまち」の適 地である標 高 2 4 0m 以下で、 しかも「ひとめぼれ」 の適 地 外である 標高120mを超える地域となり(表3) 、 現 在作付けされている「あきたこまち」 の全てを 新 品 種で置 き 換 えるものではないことを、作 柄や品 質・食 味の安 定のための品 種 配 置の観 点から理解する必要があると考えます。 -13 標肥区 岩手107号 あきたこまち 品種育成経過 4 (H26農業研究センター成果書より抜粋) 今後の展開 2,927 平成 年に、 耐病性が 強い 「奥羽400号」と、 丈が短く良食味の「北陸 2 0 8 号 」を 人 工 交 配 し選抜育成。(図 ) 9 ■表2 奨励品種編入時の過去10年間の気温 デビュー早々に新品種の評価を得るには、 適地 の中でも 新 品 種の能 力 を十二分に発 揮した地 域の産米を提供することが大切です。 このため、平 成 年の一 般 栽 培に向 けては、 各 地 域の産 地 計 画に基づく 作 付 適 地の設 定 と 栽培農家を選定するとともに、 関係機関・農協・ JA水稲部会が一体となって安定した品質・食 味を確 保できる栽 培 法を実 践 することが重 要 です。また、今 後の作 付 推 進にあたっては、試 験 圃場の設置による最近の気象条件の下での栽培 地域の見極めも必要となります。 -0.1 品種特性 6 3 06 KLARA vol.796 KLARA vol.796 07 あきたこまち (昭和62年) 19.1 6.0 8 28 標高 地帯区分 品種名(編入年) ※冷害年は除く ■表3 主な品種の栽培適地 8 62 3 りんご:りんごは食物繊維やカリウム、水分も多 いので便秘の予防や大腸がん予防にも良いとさ れている。その高い整腸作用から、胃腸が弱った 時や赤ちゃんから高齢の方まで広く食される。皮 やその周りにはポリフェノールが多く含まれ、美 容効果や免疫力強化などにも良いため、皮ごと 食べるのがお勧め。 日平均 (平年差) 積算 (平年差) 品種名 北陸208号 ■食味官能評価は「あきたこまち」に優る良食 割れ籾率 (%) 味で、軟らかく、粘り、味に優れ、白米タンパク は低く、 アミロースは同等。 収。外観品質は「あきたこまち」並みで割れ籾 ■ 出 穂 期は「 あ きたこまち」より 遅 く、成 熟 期 は少ない。 は「 どんぴしゃり 」並みからやや早い “ 中 生の ■ 栽 培 適 地は、盛 岡 市( 玉 山 区 含 む)以南から 中” に属 する。 (あきたこまちは “ 中 生の早 ”、 北上市以北の標高240m以下の平坦部、 及 どんぴしゃりは “中生の中”、 ひとめぼれは “晩 び旧宮古市以南の沿岸部の標高100m以 生の中”) 下の20000㌶。 ■耐冷性は “極強”(「あきたこまち」は “中”、 ひ (以上岩手県農業研究センター資料から抜粋) とめぼれは “極強”) 、 耐病性は葉いもち“中~ 岩手107号の適地 や や 強 ”、穂い 奨励品種編入時 もち“やや強~ ■ 現在「あきたこまち」は、 (昭和 年) の適地である標高240mを 強”(「あきたこ 大幅に超えて作付けされ、「ひとめぼれ (編 まち」は葉いも 入平成 年) 」も同様に適地の標高120m ち、穂いも ち と もに“やや弱 ”、 (沿岸部100m以下)を超えて作付けさ れています( 品 種の山 登り )。これは、品 種 「 ひ と めぼ れ 」 編入した当時よりも現在の気温が上昇 (表 は“ や や 弱 ”、 2) しているため作付けが容易になってきた “中”) ことと、 両品種とも一穂籾数が少なく登熟 ■ 稈 長 は「 あ 特性が優れることも要因と考えられます。 きたこまち」よ しかしながら、 高標高地帯の作付けでは本 り 短 稈で 耐 倒 年のように 月下旬から 月上旬にかけて 伏 性に 優 れ 多 10 3 岩手107号 旬の食材 生育期間 (5月~9月) の平均気温℃ (奨励品種 編入年) 奥羽400号 11 1 42 (平成24~26年の平均値) 1 18 【その他のりんご料理】 りんごとにんじんの中華風ドレッシングナムル…りんご、 にんじん、 玉ねぎをすりおろし、 しょうゆと酢、 ごま油でシンプルに味付けしたドレッ シングはどんな野菜にも合う。 エネルギー24kcal。 りんごのミルクプリン…柔らかめに作ったミルクプリンの上に、 スラ イスして砂糖を振り、電子レンジで加熱した紅玉を載せる。エネルギー 88kcal。 0.4 0 ■図1 岩手107号の系譜 写真提供:農学研究センター 品種・系統名 岩手107号 あきたこまち 平成24~26年(調査地 北上市) 調査年次 早晩性 中生の中 中生の早 草型 偏穂重型 偏穂数型 出穂期 8月4日 8月1日 成熟期 9月16日 9月13日 稈長 (cm) 73 82 穂長 (cm) 19.0 18.1 穂数 (本/㎡) 455 469 耐倒伏性 やや強 中 芒の多少・長短 無 稀・短 障害型耐冷性 極強 中 いもち病抵抗性 葉いもち 中~やや強 やや弱 穂いもち やや強~強 やや弱 玄米収量(kg/a) 65.0 61.0 比率 (%) 107 (100) 千粒重 (g) 22.4 22.0 玄米品質 3 3 玄米タンパク質(%) 6.0 6.4 2 4 5 1 2 10 28 ■図2 右:岩手107号、 左:あきたこまち (表1、 図2、 図3) 高橋 伸夫 ■表1 「岩手107号」 の特性概要 ■図3「岩手107号」 の割れ籾率 ★鶏もも肉120g、★にんにく・しょうが(すりおろし)各小さじ1/2、 ★しょうゆ小さじ1と1/2、★砂糖小さじ1、★水大さじ2、★マヨネーズ 小さじ1/2、 ★片栗粉・小麦粉各大さじ1 りんご1/4個、 にんじん中1/3本、 れんこん大2㎝、 ピーマン1個、 なす 1/2本、 玉ねぎ小1/2個、 しいたけ2個、 油小さじ2 ☆水100㏄、☆しょうゆ大さじ1と1/2、☆砂糖大さじ2、☆黒酢 (酢で も可) 大さじ1☆鶏がらスープの素 (顆粒) 小さじ1/2、☆片栗粉・水各 大さじ1/2 ●鶏とりんごの甘酢あんかけ エネルギー 313kcal たんぱく質 13.2g 脂質 13.4g 炭水化物 34.9g 塩分 2.8g 営農対策部 営農技術課 技術主管 協力/ドクターズレストラン 「Gr een*Gr een」盛岡市松園2-2-10 TEL.019-665-2345 自宅で作ってみましょう 培の3作型による栽培方法で、平成 型で ㌃の大玉トマト栽培を行なっております。 自 年には3作 村上 真さん【一関市室根町】 「大規模大玉トマト生産経営体を目指して」 歳) さんは一関市室根町に居住し、自 脱サラ新規就農でトマト生産に挑戦 村上真( 宅はJR矢 越 駅から 南西に約1㎞の場 所で北に 室根山を臨むことができる丘陵地帯にあって、両 年に認定新規就農者として 年 親と一緒に大玉トマト栽培に取組んでおられます。 真さんは平成 間の就農準備期間を経た後、 平成 年から新規就 農者として農業経営を開始しました。 日からトマトの出荷が始まり 家労働力3名に加えて 名のパートさんを6か月 間雇用して、 月 月下旬まで出荷が行われ、 今年の出荷量が ㌧ 弱で販売額で1300万円が見込まれています。 東日本大震災が自身の進路を決定 真さんに就 農の動 機を伺ったところ、「 平 成 契機となったこと。自分の将来の有り方を考えた 月に発生した東日本大震災が就農を考える 時に、自分は地域に何か残せるだろうかと思い悩 年 雨除けハウスによる早植え栽培と水稲育苗跡地利 トマト栽培圃場は矢越地区の自宅周辺にあって、 用による遅植え栽培に加えて露地簡易雨除け栽 み、遣り甲 斐が有り、能 力を発 揮できるものとし 7月20日 度( 国 )が始まり、 年 間の 就 農 準 備や経 営 開 始 後 年間経営支援があることも、 就農の決断を後押ししてく 新規就農者である真さん れたと話されていました。 の課題は農地の確保であり、 矢越地域は平場の水田を除 いて平地が少なく傾斜地の 畑や林地が多くを占めてお 難しかったことから 自 分で り、広い面 積の用 地 確 保 が ブルドーザーを操作して、 2 年間かけて自宅の裏山を5 10a 5月下旬 営の実 現を 目 指してお り 、当 面の 間 目 標 達 成 欲を持っておられます。 に 専 念したいと 強い意 真さんは就 農 前に土 木 施 工 、精 密 機 械 製 造 や営業販売など幅広 く仕 事を 経 験しており、 就農後の農業生産や経 営にこれらの経 験 や 知 識が活かされております。 1㌶規模のトマト栽培 を可能とするためには、作業の省力化やマニュア ル化 、雇 用 労 働 力の確 保と 労 務 管 理が課 題とな 持って再 生 産を可 能とする経 営を実 現し経 営の りますが、経営者が生産性の向上とコスト意識を 継続を図るためには、就農以前の異業種の経験や 人間関係が農業経営に力を発揮するだろうと考 ㌃ のパイプハウスを建設しました。 加えて水稲育苗ハ えています。 を行うことにより ㌃のトマト栽培を実現してい ます。 る 流 通 販 売の仕 組みづくりをお願いされました。 %前 後で残りの %を 販 売品にしたいものの個人経営では難しいことから、 トマトの商 品 化 率は 農業者がトマト生産に専念できるようにするため 真さんはトマト栽 培の省 あると考えます。 るシステムづくりが必 要で JAいわて平 泉 農 協トマト生 産 部 会 員 1 6 0 就農後 名の1戸平均の栽培面積は にも、規格外品にも付加価値を付けることができ 近に結果を出している同級生がいることに触発さ ㌃ですが、真さんは 新規就農計画の実現を目指して 最 後に生 産したトマトの全 量 出 荷を 可 能にす ウス8㌃の借用や ㌃の休耕田に簡易雨除け栽培 て6000㎡の敷地を造成することで、 5棟 m以上も切土を行い整地し 8月20日 露地簡易雨除け栽培 6月下旬 8a 雨除け遅植え栽培 年以内に1㌶のトマト栽 培により販 売 れ、脱サラを決意し農業を始めることを決断でき 卒業後地元に残り農業を続けている姿を見て、身 て農業があることに気づきました。 また、 同級生が 面積 区分 6月15日 31a 4月中旬 雨除け早植え栽培 収穫開始 定植 ■トマト栽培作型の概要 5 額 1 5 0 0 万円 、農 業 所 得 6 0 0 万円以上の経 力 化 を 図 るために「イボ 竹 利 用 斜 め U タ ーン 誘 引 技 術」 の導 入 な ど 新 技 術 導 入 に積 極 的で、施 設 整 備にあ テムの導入なども研究され たっても自 動 環 境 制 御シス ています。早期にトマトの大 規模経営を確立していただ き 地 域 農 業を担っていただ くことをご期 待しておりま す。 宜しくお願い致します。 高橋 遼さん(23歳) 5 ことを見聞きし て考えさせられることが 多 く な り ま し た。こ れも すべて純 情 む す め とし て普段の生活では決し て経験するこ と の な いこ と を さ せ ていた だ け ている か ら で す。収 穫 の 秋 を 迎 え 、活 動 す る 機 会 が さ ら に 増 え る こ と と 思 いま す が 県 内 外 問 わ ず よ り 多 く の み な さ まに岩 手 の 魅 力 を お伝えしていきたいです。 りがいは大きいです。 た。 」 なお、 就農を決断した時に青年就農給付金制 ま し た。 日に行 わ れ た 稲 刈 りツアーで は 時 間 ほ ど と いう 短 い時 間 で し た が 参 加 者 の 皆 さ ん と一緒 に 稲 刈 り を さ せ て い た だ き ま し た 。私 自 身 初 め て の 体 験 で 、想 像 し て いた よ り も 中 途 半 端 な 体 勢 で の 活 動 は 体 への 負 担 が 大 き かった で す。私 は 幼 いこ ろ よ り 両 親 か ら「 お 茶 碗 についた 米 粒 は一つ で も 残 し て は いけ な いよ 。」と 言 わ れ な が ら 過 ご し て き ま し た が、 今回の活動でほんの少し だけで す が お 米 を 提 供 す る 側の立 場に たたせ ていただき、その言葉には 食 材 を 大 切 に す る と いう こ と だ け で な く お 米 を 作って く だ さっ 20 岩手の農業を支えていけるような元気あふれる職員になりたいと思います! りょう 「岩手の新米」 の試食や 収穫体験をレポートします。 月 日 に イ オ ンモ ー ル 盛 岡 に て 開 催 された 年産米新米試食発表会と 月 日 に紫 波 町 内 にて 行 わ れ た「A B C クッキ ング セ ミ ナ ー」女 性 限 定・稲 刈 り ツ ア ーに 参加させていただきまし た。 試 食 発 表 会 で は「ひ と め ぼ れ」の 新 米 を た 人への 感 謝 も 込 め ら れ て い た のだと思いまし た。 月から純情むすめとし て活 仕事は米の受渡業務をしています。 卸からいただいた注文をもとにトラックの手配をして、 各 2 TAC活動 80 JAから集荷した米を卸のもとに届くまでの業務を担当しています。 日々、 時間との闘いなのでや 村上真さんの経営概況 27 1 31 15 動させ ていただいていますが、多 義 に わ た る イ ベント に 参 加 す る こと で多くの方に出会い、様々な 現在の担当業務 真さんと母とTAC 14 6 2 49 10 49 08 KLARA vol.796 KLARA vol.796 09 その場 で炊 き あ げ、お 客 さ まに試 食 し てい た だ き ま し た。多 くの方 が「新 米」の言 葉に 惹 か れ ていらっしゃった よ う で、「新 米 は 甘 く て お い し い!」 「 やっぱ り 新 米 は 違 う わ ね」な ど 声 を か け て く だ さ り、み な さ ん の 「 新 米 」への 関 心 は と て も 強 いの だ と 感 じ 特技…バドミントン、 早歩き ●住 所: 一関市室根町矢越字朴木118の3 ●労 働 力: 本人、両親 ●営 農 規 模: 水稲23a、畑49a ●施 設 機 械:パイプハウス9棟4,200㎡、作業舎1棟、 トラクター、 防除機2、管理機、 田植機、 トラック、軽トラック 等 趣味…食べ歩き、 ファッション 圃場全体 趣味・特技 村上真さん 川畑 春海 3 これからどんな職員になってみたいか 米穀部 純情米販売課 たかはし 27 2 イボ竹利用Uターン斜め誘引方式 2 50 23 39 24 11 3 26 2015いわて純情むすめ 10 3 7 10 NEWS WIDE ANGLE 実りの秋、 各地で稲刈り体験イベント開催 ニュースワイドアングル 販売促進に向け「紅いわて」 をPR 「紅いわて」 初競り・トップセールス いわてのまんま稲刈りツアー JA全農いわて米穀部はJA岩手ふるさと、 ライスフレンド株式会社と共同で稲刈り体 験イベントを実施し、関西の販売店のバイ ヤーなど約30名が参加しました。 参加者は、地元農家の方お手製のおにぎ りや、地元産野菜を使ったお惣菜などの 「こ びる」 を食べてから稲刈りに挑み、鎌やバイ ンターによる刈り取り作業を体験しました。 また、 刈り取った稲を乾燥のため棒のまわり に積み上げる 「棒掛け」作業もおこない、楽 しみながら作業する様子が見られました。 収穫されたお米は 「岩手のまんま」 として 近畿圏のスーパー、量販店などで販売され る予定です。 JAの特産品を当選者にプレゼント! 「みどりの風プレゼント」 抽選会 JA全農いわて園芸部は、 盛岡市中央卸売市場にて県オリジナル リンゴ品種 「紅いわて」 の初競り・トップセールスを行いました。 開催にあたり、JA全農いわての畠山俊彰本部長が 「今年は天候 に恵まれ、 例年より早い出荷となった。 生産者の期待を一身に受け た 『紅いわて』 を是非、 全国の皆さんに食べてもらいたい」 と挨拶。 生 産地の上田東一花巻市長や農業関係者らと共に 「紅いわて」 をPR しました。 その後行われた初競りには359ケースが出荷、 最高品質 の特秀1ケース (28個入り、 10キロ) が5万円で落札されました。 今年度の出荷目標は8,500ケースと昨年度の約2.2倍。東京・ 大阪での試食会や量販店でのフェアを開催し、認知度向上と消費 拡大を目指します。 JAいわてグループは盛岡市の岩手県産業会館にて、岩手日 報9月6日号掲載「みどりの風プレゼント」の抽選会を行いまし た。 このプレゼントはJAの農畜産物・特産加工品等のPRを目 的に、毎年実施しているものです。 抽選はJA岩手県五連の田沼征彦会長、 JA全農いわての畠 山俊彰県本部長、県内JAの組合長らが行い、応募総数2,874 通から当選者50名を選出しました。今年度は賞品として 「いわ て牛サーロインステーキ」、 「いわて奥中山高原アイス」、 「 江刺 りんごワイン ソラーレ・アビルクシェ」など県や各JAの特産 品14種類を用意。当選者には順次、賞品が発送されます。 トップセールスの様子 抽選に参加した田沼会長 2015いわて純情むすめと一緒に記念撮影 ABCクッキングスタジオ 「恋するおコメ」 稲刈り体験 渋民小学校稲刈り体験 JA全農いわて米穀部はJAいわて中央と共同で、ABCクッキン グスタジオ女性会員を対象とした稲刈り体験を実施しました。 こ のイベントは、普段のレッスンで使用されている岩手県産ひとめ ぼれが育つ気候風土を、実際に稲刈りを体験してもらうことで感 じてもらい、産地理解をさらに深めてもらうことを目的としたもの です。 当日はあいにくの雨天でしたが、参加者らは慣れない鎌に苦戦 しながらも、丁寧に刈り取りをおこないました。5月におこなわれ た田植え体験にも参加したという女性は「春には小さな苗だった のに、 こんなに大きく育っていて驚き、愛着がわいた」 と感想を話 しました。 盛岡市立渋民小学校の圃場にて、同小学校の5年生40名によ る稲刈り体験が行われました。 この取組みは食育活動の一環と してJA全農いわて・JA新いわてとイオンスーパーセンター㈱が 協同で実施、本年で7年目を迎えるものです。児童らは、鎌を用い て刈り取った稲を藁で束ね、稲掛けに干す「はせがけ」までの一 連の流れを体験しました。今回収穫された米はイオンの店舗で 販売されるほか、交流のある岩泉町立小本小学校に贈呈される 予定です。 ABCクッキングスタジオ女性会員の皆さんと2015いわて純情むすめ 県産りんごの出来栄え競う いわて純情りんごコンテスト JA全農いわて園芸部は、北上市の岩手県農業研究センターにて、いわて純情 りんごコンテスト (第1部)を開催しました。 このコンテストは県内りんご生産者の 生産技術の研鑽を促すと共に、消費者に「いわて純情りんご」を紹介して一層の 県産りんご消費拡大を図ることを目的に、毎年開催されているものです。 今年度は、51点の出品作の中から品種の部ジョナゴールドで二戸市の平果樹 園A (JA新いわて)の出品作が最優秀賞に選ばれました。審査は品種(中生種の ジョナゴールド、紅玉)、総合(第1部=ジョナゴールド、第2部=ふじ、 シナノゴー ルド 3品種の総合評価)、若者(40歳以下の生産者がジョナゴールドを出品) の3部門で実施。第2部の審査は11月26日~27日の2日間にかけて行われる予 定です。 第1部の審査結果は以下の通りです。 刈り取った稲を束ねる児童ら 部門 順位 出品者 JAいわて花巻 果樹部会 東和支部 10月、収穫の秋を迎え県内各地で農業祭・ また10月3日より、エフエム岩手のラジオ 収穫祭が開催されました。2015いわて純情む 番組「純情むすめのJUNJO HEART!」がス すめのメンバーもたくさんの会場にお邪魔 タートしました!放送は毎週土曜日12時30分 させていただき、会場を盛り上げると同時に から、2015いわて純情むすめがラジオを通 様々な人と触れ合い、純情むすめたち自身も じて生産者と消費者の架け橋になります。 楽しんでいた様子でした。 11 KLARA vol.796 (千葉) 総合の部 第一位 JA江刺 りんご部会 青年部 該当JA JAいわて花巻 JA江刺 JAいわて中央 りんご部会 都南支部 選果場B JAいわて中央 品種の部(ジョナゴールド) 最優秀賞 平果樹園(平 裕一)A JA新いわて 品種の部(紅玉) 優秀賞 上野 高典 JA新いわて 若者の部 優秀賞 平 裕 JA新いわて 審査員により、厳正な審査が行われました。 KLARA vol.796 10 純情産地発 JA全農いわて通信 平成 27 年 11 月 1 日発行 No.796 【編集・発行】JA 全農いわて 総合企画課 【印刷】株式会社 杜陵印刷 ■営農と生活を支援し、 元気な産地づくりに取り組みます。 ■安全で新鮮な国産農畜産物を消費者にお届けします。 ■地球の環境保全に積極的に取り組みます。 JA 全農いわてホームページ 〒020-8605 盛岡市大通一丁目2番1号 TEL019-626-8615 FAX019-653-6145 http://www.junjo.jp