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リード

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リード
ディフェンシブ・カーディングの約束事
2004年4月17日朝書き終える
oneclub77
■ リード
スポットカードのリードは3rd/Lowest&MUD。
アナーのリードはModefiedJournalist(AceとKingの意味を入れ替え。)
切札のリードは、アナーはModefiedJournaist(Rusinow)だが、スポットカード
はスタンダード。
オープニングリードだけでなく、プレーが始まった後新しいスートをリードするときも同じ約束事を適用
する。
◆ スポットカードのリード
アナーをリードしない場合のリードを、枚数をわかりやすくするために、4thBestのリードではなく
次のようなものを使う。これはスートコントラクトにもノートランプコントラクトにも適用するが、トランプ
リードには適用しない。
(1)偶数枚(4枚・6枚・8枚・…)からは3rdBestをリードする。
1番低いカードでないものがリードされたら偶数枚であるとすぐにわかる。
ルールオブイレブンのかわりにルーツオブトゥウェルブが成り立つ。
(2)奇数枚(3枚・5枚・7枚・…)からは1番低いカードをリードする、ただし、ボロい3枚からは真ん
中をリードする。
1番低いカードがリードされたら、シングルトンリードでなければ普通は3枚か5枚であることがすぐにわ
かる。デュースのリードは奇数枚。(4thBestだと3枚か4枚なのでわかりにくい。)
5thBestの場合は、ルールオブイレブンのかわりにルールオブテンが成り立つ。(7枚スートだとルー
ルオブエイトになるが、使うことはない。)
(3)シングルトンは選びようがないのでそのカードをリードする
シングルトンリードは、1番低いカードのリードで、かつ、アナーでなければ1番高いスポットカードのリー
ドである。デュースのリードでかつナインのリードにもなっていれば必ずシングルトン。
(3)ダブルトンは、AKダブルトンの場合を除いて、必ずトップをリードする。ただし、トランプリードのと
きは別で、これについては後述する。
(4)ボロい3枚からは真ん中のカードをリードする、次巡は1番上を出す。(MUD=MiddleUpD
own)これもトランプリードの場合は後述する。
トップオブナッシングのリードだとダブルトンか3枚かが2巡目までわからない場合が多い。MUDを使う
と1巡目にダブルトンだとわかる場合が増える。1番高いスポットカードがリードされたら、シングルトンか
ダブルトンか、3rdBestである。トップオブナッシングを絶対にリードしないように約束を決める。ナ
インのリードはダブルトン。
◆ アナーのリード
ノートランプに対しては3枚からんでいる場合、スートコントラクトに対しては2枚続いたところがある
場合はアナーをリードすることになる。これは、約束事ではなく、経験法則と判断である。どのアナーを出すか
が約束事になる。
約束事よりも、判断の方が優先されるのに、特に注意すること。
<サンプル>
2NT(オープン)→NoBid→3NT→NoBid;
NoBid→NoBid(End)
このビッドで、KJ10xxxのスートからリードする場合、約束事では普通Knaveか10のリードだ
が、…
1
普通はデクレアラーがAQを持っているので、上の3枚は何を出しても同じだが、時たまダミーかパートナ
ーにQueenのシングルトンがあるのに備えてKingをリードしなければならない。
<ここまでサンプル>
ノートランプに対してアナーをリードする場合は、低いアナーがスートのトップなのか、インテリア・シー
クエンスかをわかりやすくすると便利なのでジャーナリストリードを使うことにする。だだし、68年版のブ
ルークラブの本にあわせてAceとKingの意味を入れ替える。
Kingのリードは3枚のアナーを約束してパートナーにアナーのアンブロックを求める。(ただしAK1
0の3枚は3枚アナーとは見なさない。この場合は、低いカードをリードすることが多い。様子見に高いカー
ドを取ってみる場合はAceから取る。)
Knaveのリードはそのスートの1番上であり、AceもKingもQueenもない。(ネイブ・デナイ
ズ・ハイヤーアナー)
10はインテリアシークエンスを表す。
AceのリードはAKxから様子見に高いカードを取って見ていることを表す。(あまり、しないけど…)
その他のアナーの組み合わせからはQueenか9のリードになる。
<一覧表:ノートランプにアナーをリード>
(A)Kx(様子見・普通はロー)
{Aceのリードに対しては、Queenがあるか、長くてエスタブリッシュしそうなスートならカムオンシ
グナルを出す。)
A(K)Q
A(K)J
(K)QJ
(K)Q10
{Kingのリードに対しては、アナーがあれば必ずそれを出す。アナーがない場合はカウントシグナルを出
す。これは多くの約束事のAceリードの場合と同じ。)
A(Q)J(AceをキャッシュしてQueenを続ける場合あり)
K(Q)x(様子見・普通はロー)
(Q)J10
(Q)J9
(Q)Jx(様子見・普通はロー)
{Queenのリードに対しては、より高いアナーやKnaveや10があればカムオンシグナルを出す。}
(J)109
(J)108
(J)10x(様子見・普通はロー)
{KnaveのリードはAce・King・Queenを否定しているので、カムオンは慎重に…}
AJ(10)
A(10)9
KJ(10)
K(10)9
Q(10)9
{10のリードからはAce・King・Queenのうち1枚持っていることがわかる。}
10(9)8
10(9)7
10(9)x(様子見・普通はロー)
{9のリードは10ハイのスート以外にアナーからの3rdBestがあるので注意すること。}
AQ10からは、左(ダミー)にKingか右(デクレアラー)にKnaveがあると思ったら(ビッドか
らはわかることは少ないのでオープニングリードではカンの問題かな…、途中でシフトする場合はダミーが
見えるので考えやすい。)Queenをリード、その他はローをリード。
スートコントラクトの場合は、AceがあってKingがないスートからも普通はAceをリードする。K
ingのリードがアナー3枚という部分はノートランプと同じにして、その他は、ルジナウを使うことにする。
インテリアシークエンスを区別する理由はあまりない。
2
アナーをリードする場合は続いている部分の2番目をリードする。
<一覧表:スートコントラクトにアナーをリード>
(A)Kx
(A)xx(なるべく避けるべきリード)
{Aceのリードは普通はKingはあるがQueen・Knaveはない}
A(K)Q
A(K)J
(K)QJ
(K)Q10
{Kingのリードはアナー3枚・例によってAK10はアナー3枚とは見なさない}
K(Q)x
{QueenのリードはKingがあるがAce・Knave・10はない}
Q(J)x
{KnaveのリードはQueenを表すが、Kingはない・普通Aceもない}
J(10)x
KJ(10)
{10のリードはKnaveを表す。Kingを持っている場合あり、Queenは否定・普通Aceもない}
10(9)x
K10(9)
Q10(9)
{9のリードは10を表す。Knaveは否定。KingかQueenを持っている場合あり。普通はAce
はない。ダブルトンのトップの場合の方が多いかな…}
◆ トランプリード
切札をリードする場合は、アナーを出すかどうかは判断になってしまう。
J10x(xは9ではなく8以下)からは、切札でなければ約束事にしたがってKnaveか10をリー
ドするが、このスートが切札の場合は1番低いものをリードしなければならない。これは、約束事の問題では
なく、パートナーがQueenのシングルトンを持っている場合、必ず切札で1トリック取れる形が取れなく
なる場合があるからである。同様に、オポーネントが枚数が多いサイドスートをリードしなければならなくな
ったときも、この組み合わせなら、ローをリードすることになる。
切札のスポットカードをリードする場合は、普通、リード自体がカウントシグナルになる。他スートとは逆
で、偶数枚がローエスト、奇数枚がローエスト以外である。これはスタンダードのリードと同じ約束事である
はず。
シングルトントランプは普通はリードしない。パートナーがQxxと持っている場合にデクレアラーは普通
Ace・Kingとたたくプレー(53%弱)をするので1トリック取れるところが、振り込みで1トリッ
クも取れなくなるからである。リードする場合は、選択不可能なので、そのカードをリードする。
ボロいダブルトンからはローをリードして偶数枚を示す。
ボロい3枚からは真ん中をリードする。これはMUDではない。次巡はローエストを出す。トランプエコーは
奇数枚を表す。
4枚の切札からは、アナーをリードしない場合は、ローエストをリードして偶数枚を示す。
5枚の切札からは、アナーをリードしない場合は、ローエスト以外をリードして奇数枚を示す。普通は下から
2番目。
トランプアナーをリードする場合は、サイドスートでアナーをリードする場合と同じカードを選ぶ。ただしA
ceをアンダーリードする場合はサイドスートよりずっと多い。
3
<一覧表:トランプリード>
x(x)
Ax
Kx(普通はリードしない)
Qx(普通はリードしない)
Jx(普通はKnave)
10x
x(x)x
A(x)x
K(x)x
Q(x)x(このリードは気違い沙汰)
AKx
AQx
AQJ
AJx
AJ(10)
A10x
A10(9)
KQx
(K)QJ
(K)Q10
KJx
KJ(10)
K10x
K10(9)
QJx
Q(J)10
Q10x
Q10(9)
J10(x)
J(10)9
xxx(x)
Axx(x)
Kxx(x)
Qxx(x)
AKxx
AQxx
AQJx
AJxx
AJ10x
A10xx
A109x
KQxx
KQJxx
KQ10x
KJxx
KJ10x
K10xx
K109x
QJxx
QJ10x
Q10xx
Q109x
xxx(x)x
xxxxx(x)
4
◆ パートナーのスートのリード
オークションでパートナーがスートを示している場合は、少し状況がかわる。そのスートにある程度の強さ
と長さが期待出来るので、ノートランプに対してもアナーが2枚続いていれば3枚目がからんでいなくても
アナーをリードすることになる。
スポットカードのリードは、ダブルトンはトップ、ボロい3枚からはMUD、偶数枚からは3rdBest、
奇数枚からはLowestをリードする。自分のスートをリードする場合と同じである。(AKダブルトンか
らはKing)
普通の約束では、パートナーのスートをリードする場合はルジナウのアナーのリードは適用しないらしい
が、ここではルジナウを適用することにする。ただし、Kingが3枚のアナーを示す約束は適用しない。単に
2枚続きの部分の2番目をリードする。AceがあってKingのないスートの場合を除いて、切札のコント
ラクトでもノートランプでも同じリードになる。
つまり…
Ace:Kingを否定(ノートランプなら、3枚あればAceを出さないのでシングルトンかダブルトン)
King:AKxから
Queen:KQxから(Aceを否定)
Knave:QJx・ノートランプならAQJも(Kingを否定)
Ten:J10x・KJ10・ノートランプならAJ10も(Queenを否定)
Nine:109x・K109・Q109・ノートランプならA109も(Knaveを否定)
アナーがリードされたら、シングルトンやダブルトンでなければ1つ上のアナーを持っていて、2つ上のア
ナーは持っていない。
◆ リードバック
パートナーのリードしたスートを打ち返す場合は、普通の約束事を適用する。つまり、3枚スート(打ち返
す時点で2枚残っているはず)からは、残りの2枚のうちの高い方を打ち返す。4枚以上のスートの場合は、
アナーを返す形でなければもともと上から4番目だったカード(オリジナル4thBest)を打ち返す。
アナーが続いて残っている場合はアナーのうちの高い方を打ち返す。
オリジナル4thBestの場合は、ルールオブイレブンが使える。
1番低いカードがリードバックされた場合は、最初ダブルトンでそのカードしかないか、最初4枚以上あっ
た場合で、3枚だったことはあり得ない。
5
■ シグナル
シグナルは標準的なものを使う。(アップサイドダウンシグナルにしない。)
優先順位は、アテチュード>カウント>スートプレファランス、の順。
最初のディスカード時と、ノートランプコントラクトのときのデクレアラーの最初のリードにタイするフ
ォロー時のシグナルを決めておく。(ラビンサルディスカードとスミスシグナル)
パートナーのAKからのリード(ここの約束事ではAceもKingもあり得る)に対してQueenを
フォローするのは、Queenシングルトンの場合と、Knaveを持っていて自分の方からリードしたいス
ートがあるのでローを出して欲しい場合。(QueenSignal)
トランプエコーは奇数枚を表し、特にラフしたい意思を表すわけではない。
◆ アテチュード
パートナーがリードしたスートを続けて欲しい場合は高いカードを(カムオン)、続けて欲しくない場合
は低いカード(ノン・カモン)をフォローする。
カムオンが一番良く使われるのは、イクォールアナーシグナルで、パートナーのリードしたアナーと同価値
もしくはより高いアナーを持っている場合に高いカードを出す。
次に良く使うカムオンは、スートコントラクトでパートナーがAceまたはKingをリードしたときダ
ブルトンとラフに使える切札を持っている場合である。
Aceをダックする場合もカムオンを出す。
<サンプル>
<ダミー>
S:Q632
H:K73
D;KQxx
C:Ax
<オープニングリーダーのパートナー>
S:xx
H:A9542
D;xxx
C:xxx
<オークション:ディーラーがデクレアラー>
1NT→NoBid→2C→NoBid;
2S→NoBid→4S→NoBid;
NoBid→NoBid(End)
(1NT=12-14HCP・2C=普通のStayman・2SはHeartを否定)
オープニングリードはH8、ダミーからH3。パートナーはHeartがダブルトンで、ラフしようとして
いることは明白で、Aceを上がるとエントリーがないのでダックしなければならない。H9をプレーしてカ
ムオンしておく。(MUDが役に立っていることに注意すること)
<ここまでサンプル>
6
◆ カウント
切札以外のスートでは、偶数枚なら高いカードを先に、奇数枚なら低いカードを先にフォローする。
切札の場合は逆で、偶数枚なら1番低いカードを、奇数枚なら1番低くないカードを出す。(これはフォロ
ーだけでなく、リードにも適用する。)
切札以外のカウントシグナルで1番典型的なものは、ノートランプでダミーにサイドにエントリーのない
長いスートがある場合である。
<サンプル>
<ダミー>
S:A
H:962
D;KQJ84
C:9742
<オープニングリーダーのパートナー1>
S:J53
H:A104
D;962
C:Q65
<オープニングリーダーのパートナー2>
S:J53
H:A1074
D;92
C:Q653
デクレアラーがディーラーで、ビッドは1NT→3NT(End)。オープニングリードはS2(奇数枚か
らはLowestで多分5枚スート)、一応、ノン・カモンでS3をフォロー。デクレアラーはダミーのSA
を勝って、D4をリード、明らかにD10を持っている。ダミーのDiamondへのサイドのエントリーは
ないので、ここはスミスシグナル(後述)の場合ではない。オープニングリーダーがDAを持っているとすれ
ば、デクレアラーが最後のDiamondを出すトリックでAceを勝たなければならない。そういうわけで、
典型的なカウントシグナルの場合で、<1>ではD2をフォローして奇数枚を示し、<2>ではD9をフォロ
ーして偶数枚を示す。
このタイプの状況では、必ずカウントシグナルを使わなければディフェンシブ・ホールドアップがただの
カンになってしまう。
<ここまでサンプル>
このほかにも一般に、スートの唯一のウィナーはデクレアラーかダミーがそのスートの最後のカードをプ
レーしたトリックで勝つようにするのが有利な場合が多い。(そのスートのコミュニケーションが切れるの
でサイドのエントリーを使わなければいけなくなる。)そういうわけで、特にデクレアラーにカウントを隠し
たい場合以外はカウントシグナルを出すことにする。(もちろん、パートナーのリードでアテチュードを出す
場合や、アナーをプレーしなければいけない場合は別)
7
◆ スートプレファランス
今のスートと問題外のスート(普通はトランプ)を除いた残りの2つのスートのうち、ランクが高い方の
スートをリードして欲しければ高いカードを出し、ランクが低い方のスートをリードして欲しければ低いカ
ードを出す。
スートプレファランスシグナルを1番良く使うのはパートナーにラフさせるときである。もう1回切らせ
るためのエントリーが、ランクの高い方のスートにあれば高いカードをリードして切らせる。エントリーがラ
ンクの低い方のスートにあれば低いカードを出して切らせる。
<サンプル>
<ダミー>
S:KQx
H:Kx
D:KJxx
C:Kxx
<オープニングリーダー1>
S:xx
H:AQx
D;A9862
C:xxx
<オープニングリーダー2>
S:xx
H:xxx
D;A9862
C:AQx
<オークション:ディーラーがデクレアラー>
1S→NoBid→2D→NoBid;
3D→NoBid→3S→NoBid;
4S→NoBid→NoBid→NoBid(End)
(システムは2/1GameForce)
DAのオープニングリードにパートナーがショーアウト、2回切らせる以外落ちそうにないので、エントリ
ーの位置を示さないと2回に1回位しか落ちない。そこで、<1>ではD9を出して切らせてHeartリタ
ーンを求め、<2>ではD2を出して切らせてClubリターンを求める。
<ここまでサンプル>
次に良く使うのは、ノートランプでスートをエスタブリッシュするとき、デクレアラーの最後のカードを追
い出すトリックで、エントリーの位置を示す場合である。
<サンプル>
<ダミー>
S:xxx
H:Kxx
D;AJ10xx
C:Kxx
<オープニングリーダー1>
S:Q10743
H:Axx
D;xx
C:xxx
<オープニングリーダー2>
S:Q10743
H:xxx
D;xx
C:Axx
1NT→3NT(End)のオークションで、S3(奇数枚からは1番下)のリード。パートナーはAce
で上がって、S8をリターン。デクレアラーのSJをSQで取って、Spadeをクリアーするとき、<1>で
はS10をリードしてクリアーしてHeartにエントリーがあることを示し、<2>ではS4をリードし
てクリアーしてClubにエントリーがあることを示す。(Diamondはデクレアラーが開発するスー
トなので問題外)
<ここまでサンプル>
8
そのほかの場合は、スートプレファランスシグナルはめったに出てこない。パートナーが普通でないカード
をプレーしたら、スートプレファランスシグナルだと思うこと。
AceをリードしたらシングルトンであるはずがないのにKingをフォローしたとか、スートコントラ
クトでダミーがシングルトンのスートのデュースをリードして自分のKingが勝った(明らかにAceの
アンダーリード)などが、普通でないカードのプレーに当たる。
◆ ラビンサルディスカード
最初のディスカードに機会に、リードして欲しくないスートからディスカードする。この時、ディスカード
スートとリードされたスートを除く残り2つのスートのうち、ランクが高い方のスートをリードして欲しけ
れば高いカードを、ランクが低い方のスートをリードして欲しければ低いカードをディスカードする。
リボルビングディスカードも同類のカーディングであるが、Clubの下はSpade、Spadeの上は
Clubと考えるものを特にリボルビングディスカードと言う場合があるので、言葉を「ラビンサルディスカ
ード」に直す。
<サンプル>
<ダミー>
S:643
H:KJ10x
D;AQJx
C:xx
<オープニングリーダー1>
S:108752
H:---
D;9842
C:A972
<オープニングリーダー2>
S:K10852
H:---
D;9842
C:9752
<オークション:ディーラーがデクレアラー>
1H→NoBid→3H→NoBid;
4H→NoBid→NoBid→NoBid(End)
(5枚メジャーシステム・3Hはリミットレイズ)
S2(奇数枚からはLowest)のオープニングリード、デクレアラーはパートナーのSQをSAで勝
って、切札をリード。ここでディスカードをするが、<1>ではClubを示すためにS5またはD2をディ
スカード、<2>ではSpadeを示すためにD9またはC9をディスカード。
<ここまでサンプル>
9
◆ スミスシグナル(モデファイド)
ノートランプのコントラクトでデクレアラーが最初にさわったスートへの最初のフォローでオープニング
リードしたスートのアテチュードを示すカーディングをスミスシグナルと言う。オープニングリーダーもオ
ープニングリーダーのパートナーもこれを使うことが出来る。
ここでは、オープニングリードしたスートを打ち返して欲しくなければ高いカードをフォローすることに
する。打ち返して欲しい場合は低いカードをフォローする。(普通は、オープニングリーダーがこの形で使っ
て、オープニングリーダーのパートナーは逆にするらしいが、ここでは、両方とも低いカードが続けて欲しい
という意味にする。)
<サンプル>
<ダミー>
S:Axx
H:Jxxx
D;AQ10x
C:xx
<オープニングリーダー1>
S:K863
H:Axx
D;952
C:AJ9x
<オープニングリーダー2>
S:KQ876
H:Axx
D;952
C:xx
<オークション:ディーラーがデクレアラー>
1NT→NoBid→2C→NoBid;
2D→NoBid→2NT→NoBid;
3NT→NoBid→NoBid→NoBid(End)
(1NT=12-14HCP・2C=普通のStayman)
S6(偶数枚からは3rdBest、奇数枚からはLowest)のリード、パートナーのS10をデクレ
アラーがSJで勝って、ハンドからD3をリード。<1>ではD9をフォローしてSpadeの質が悪いこと
を伝え、<2>ではD2をフォローしてSpadeの質が良いことを伝える。
<ここまでサンプル>
ダミーを見て明らかにカウントシグナルが優先される場合は、スミスシグナルでなくカウントシグナルを
出す。
10
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