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人工甘味料入り飲料、妊娠中摂取で子どもの過体重 リスクに 調査
人工甘味料入り飲料、妊娠中摂取で子どもの過体重リスクに 調 査 国際ニュース:AFPBB News 人工甘味料入り飲料、妊娠中摂取で子どもの過体重 リスクに 調査 2016年05月10日 09:56発信地:マイアミ/米国 【5月10日 AFP】妊娠中の人工甘味料含有飲料の摂取により、生まれる子どもが過体重になる恐れがあるこ とを示唆する調査結果が9日、発表された。 研究論文によると、人工甘味料入り飲料の日常的な摂取は、同様の飲料を全く飲まなかった場合に比べて、 子どもが1歳時に過体重となるリスクが2倍となることに関連しているという。 カナダ・マニトバ大学(University of Manitoba)のメーガン・アザド(Meghan Azad)氏が主導した研究論文に は、「妊娠中の母親による人工甘味料の摂取が、幼児の体格指数(BMI)に影響を与える可能性について、今 回の研究では、人を対象とした調査に基づく証拠を初めて提供している」と記された。 米国医師会(AMA)が発行する医学誌「JAMA小児科学(JAMA Pediatrics)」に発表された研究報告は、自己 報告の調査データに基づくものだ。そのため、因果関係を証明するまでには至っていないが、この問題に関 する研究のさらなる後押しとなるはずだと研究チームは述べている。 研究では、3000人以上の母親が自ら記録した食生活習慣のデータを分析したほか、子どもの1歳時のBMIを 測定した。 妊娠中に人工甘味料入り飲料を飲んでいたと報告した女性は、全体の30%近くに上ったが、どの種類の甘 味料を摂取していたかについては、今回の研究では特定されなかった。 また、幼児の体重に影響を及ぼす可能性のある、潜在的な外的影響(交絡)因子も考慮して調整を行ったと している。交絡因子としては、幼児の性別、母親が過体重かどうか、幼児が母乳で育てられたかどうか、また その場合は期間はどれくらいかなどが例として挙げている。 一方で、妊娠中の母親が自己報告した砂糖入り飲料の摂取量と子どものBMIとの間には、関連性はみられ なかったという。 この問題に関するこれまでの研究は、実験動物を用いて実施されたものだった。 人工甘味料をめぐっては、食欲を誘発して体重増加の原因となる可能性があることと、重要な腸内細菌の活 動を妨げ、心臓障害のリスクを上昇させる可能性があることが、これまでの一部の研究で判明している。(c) AFP (2016年2月9日) <http://www.afpbb.com/articles/-/3086518> から挿入 水ニュース - 1 ページ