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参考資料 - 宮崎大学
ともに新たな未来へ 報道発表 平成26年9月12日 各報道機関 御中 宮崎大学企画総務部 総務課 新規オーランチオキトリウムのポスター発表について 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃より本学の教育・研究についてご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 この度、本学、株式会社 Biomaterial in Tokyo 及びコスモ石油株式会社では微細藻類由来航空燃料 に関する技術開発として NEDO(独立行政法人 ろの「バイオマスエネルギー技術研究開発 新エネルギー・産業技術総合開発機構)事業であるとこ 戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(次 世代技術開発) 油糧微生物ラビリンチュラを利用したジェット燃料・船舶燃料生産の研究開発 」にお きまして、懸案でありました C5 糖(xylose/arabinose)を利用して脂肪酸を生産する新規微細藻類(オ ーランチオキトリウム属)のスクリーニングに成功し特許出願を終え、9 月 16 日の平成 26 年度 NEDO 新 エネルギー成果報告会にてポスター発表を下記のとおり行うこととなりました。 本件について取材していただくようお願いいたします。 敬具 記 日 時:9 月 16 日(火) 11:30~13:00、15:00~15:40 場 所:パシフィコ横浜 5F 503 会議室 以上 ※詳細につきましては別添をご覧ください。 平成 26 年 9 月 12 日 新規オーランチオキトリウム属に関する発表の件 株式会社 Biomaterial in Tokyo(本社:千葉県船橋市北本町 1-17-25、資本金:7500 万円、社長:泉 可也)と国 立大学法人宮崎大学(学長:菅沼龍夫、農学部:林雅弘准教授)、コスモ石油株式会社(再委託先)は、微細藻類 由来航空燃料に関する技術開発として NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)事業であ るところの「バイオマスエネルギー技術研究開発 戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(次世 代技術開発) 油糧微生物ラビリンチュラを利用したジェット燃料・船舶燃料生産の研究開発 」におきまして、懸案 でありました C5 糖(xylose/arabinose)を利用して脂肪酸を生産する新規微細藻類(オーランチオキトリウム属)の スクリーニングに成功し特許出願を終えました。よって、来る 9 月 16 日の平成 26 年度 NEDO 新エネルギー成果 報告会にてポスター発表をおこなう運びとなりましたことをご報告いたします。 記 1. 2. 発表場所、日時等 o (1)場所:パシフィコ横浜 5F 503 会議室 o (2)日時:平成 26 年 9 月 16 日 o (3)発表者:松田高宜(株式会社 Biomaterial in Tokyo) 11:30~13:00、15:00~15:40 発表概要 オーランチオキトリウム属は従属栄養性の微細藻類であり光合成ではなく「糖」を原料として脂肪酸を生 産する性質があります。光ではなく糖から直接脂肪酸を作るため効率が良いのが特徴です。また培養タ ンクで生産が可能であることから光を使って光合成により脂肪酸を生産する独立栄養性の微細藻類より 設備費が少なくてすむため、安価に脂肪酸の生産が可能と考えられています。 ただし、今までは C6 糖(Glucose、砂糖、でんぷん)といった食糧由来の糖を使った培養しか確認されて おらず、今回報告いたします C5 糖(xylose/arabinose)を利用できるオーランチオキトリウムの発見は世 界で初めてのことであると思われます。C5 糖を利用できるオーランチオキトリウムを使うことで、食物と競 合しない木材や草本類の糖化液を原料としてジェット燃料や船舶燃料を生産することが可能となると考 えられております。上記 3 組織は今後も鋭意研究開発を継続してまいる所存です。 以上