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空冷式オイルクーラー ユニット
空冷式オイルクーラー 高冷却性能を誇るコンパクト設計の 交流電気送風機付新型クーラー 空冷式オイルクーラー ユニット 交流電動機付コンパクト用途 OK-ELC タイプ 用途 本製品は下記に示す要件が求められる油圧 用途に特別に設計されたクーラーです。 ● 高性能 ● 高効率 ● 容易な設置を可能とする必要据付 スペースの最小化 本製品の代表的適用例を下記に示します。 ● 産業用パワーユニット ● 潤滑油システム (例:ギヤーボックス) ● 工作機械 OK-ELC 製品の特徴 ● 高性能冷却エレメントと、 大容量で長寿命 交流電気送風機を組み合わせた製品 で、厳しい油圧作動条件下においても、長 期間、故障が少なく安心して使っていただ けます。 ● コンパクト設計なのでほとんどの装置に適 応でき、場所をとらず熱放散に優れた冷却 能力を発揮できます。 製品の主要点 kW ● 交流電動機:230/400 ● 最大許容油圧:16 V 50/60 Hz bar(ダイナミックフロー) Test procedure certified following EN 1048 J 5.806.0/02.08 ● 冷却範囲:1−28 空冷式オイルクーラー ELC 0 ELC 0 製品に関する一般的事項 油圧システムではエネルギーの変換・伝達が 行われます。この変換・伝達の過程で損失 (即ち、機械或いは流体エネルギー) が生じ、 それは熱に変わります。この熱を放散させ、 システムの安定稼動を実現するのがクーラー です。 2 PASS 空冷式オイルクーラーの特徴: ● 環境にやさしい(空気と油が混ざらない) ● 電源があれば使える ● 低運転コスト ● 冷却媒体(空気) に対する冷却回路が必 要ない ELC 1 ELC 1 ELC 2-5 ELC 2-5 ELC 6-7 ELC 6-7 構造 構成要素: ① 熱交換器 ② ハウジング ③ 軸流電動ファン J 5.806.0/02.08 油接続口は後部サイドにあります。 2 = タンク油量 [ℓ] ‒ 55 − 55 2/450 55 2/500 55 2/450 55 2/500 55 4/450 55 3/500 55 4/450 55 ‒ 55 4/450 55 ‒ 55 2X 4/450 55 2X 3/500 55 2X 4/450 55 ‒ 55 59 59 71 71 71 71 75 75 69 69 72 72 75 75 71 71 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 130 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 3.2 3.2 9 9 11.9 11.9 14.7 14.7 21 21 28 28 39 39 45 45 T3 = 大気温度 [℃] 例1: 実際のユニットや機械の 動力損失の算出 算出のために一定期間の油温の上昇 ELC0H 230 値を計測します。 は、この油温の上昇値 ELC0H 400 動力損失(PV) ELC1H 230 から計算すること ができます。 パラメーター: 油温増加 =15分間で20℃から 45℃に上昇 タンク油量=100ℓ 放散熱量: PV = PV = ΔT × coil × ρoil × V [kW] t × 60 25 × 1.88 × 0.915 × 100 15 × 60 = 4.78 [kW] クーラー選定: −必要な油の温度 = 60 ℃ −大気温度(空気)= 30 ℃ P01 = P01 = Pv [kW/° C] T1 - T3 4.78 60 - 30 = 0.159 [kW/° C] 冷却エレメントの汚染を考慮して、 計算値より10%の余裕を見込みま す。従って比冷却容量は次式で求 められます。 P01×1.1 = 0.175 kW/℃ 動力損失0.175 kW/℃がオイルク ーラーによって放散されねばなりま せん。 この条件を満足するクーラーを図 表から選定します。 クーラー型式 OK-ELC3H P01 = 0.2 kW/℃/40 ℓ/m 例2: 駆動力からクーラーの動力損失 を求める方法 動力損失(PV) は下記要領で求 めることもできます。 全油量冷却の場合 =駆動力の15∼20%が熱に変わる 部分冷却の場合 =駆動力の約30%が熱に変わる ELC1H ELC2H ELC2H ELC3H ELC3H ELC4S ELC4S ELC5S ELC5S ELC6H ELC6H ELC7S ELC7S 400 230 400 230 400 230 400 230 400 230 400 230 400 20 20 120 120 210 210 220 220 190 190 270 270 180 180 140 140 2 2 2 2 2 2 2 2 4 4 4 4 2 2 4 4 35 33 120 115 120 140 170 188 210 230 210 230 2X 170 2X 188 2X 210 2X 230 2800 2800 2700 2600 2600 2500 2600 2500 1400 1380 1400 1380 2600 2500 1400 1380 コンデンサー[µF/VDB] = 希望する油温度 [℃] 電圧 [V] T1 クーラータイプ t = 作動時間 [min] 回転数 [rpm] (50 Hz 時) 鉱物油の場合:1.88 kJ/kg℃ ΔT = システムにおける温度増加 [℃] 電動機容量 [kW] (50Hz時) Coil = 比熱 [KJ/kg℃] 極数 鉱物油の場合:0.915 kg/ℓ 圧力損失1.5bar時の流量 [ℓ/m] ρoil = 油の比重 [kg/ℓ] − ELC 0 :接続電線付き − ELC 1-7:電気接続箱含む − コンデンサーはクーラーと共に供給されます。 ご要求により、電気接続箱に取り付けることができます。 − 電動機保護クラス:IP55クラスF − 据付姿勢:全位置が可能です。 − 回転方向:クーラーハウジングの矢印を参照願います。 − 冷却液 :DIN 51524適合鉱物油 他の液体はHYDACにお問合せください。 − 騒音レベルは音響的特性としての拠り所(参考値) にすぎません。部屋の構造、接続方法、 粘度、共振などによりその値は変化します。 − オプション:アクセサリーカタログを参照願います。 警告! 大気と流入油温の差が50℃以上ある場合は、ファンのフル回転による大風量が冷却エレメン トに当たるのを避けねばなりません。さもなければ、急激なエレメント材の温度変化が起こり、 その結果、製品寿命の重大な低下やサーマルストレスが原因で冷却エレメントが損傷する恐 れがあります。 回転制御に関する詳細はお問合せ願います。 J 5.806.0/02.08 = 比冷却容量 [kW/℃] V 重量 [kg] P01 最高粘度 [mm2/s] 技術仕様一覧 = 動力損失 [kW] 最高油温度 [℃] 1.1 PV 最高作動圧力 [bar] 技術細目 騒音レベル(1m離れて)[dB(A)] (50 Hz時) 1. 記号: 保護クラスIP クーラー選定 3 1.2 油圧詳細 1.2.1 冷却容量 冷却容量は油量と、油と大気の入口温度差(ΔT) によって変化します。ΔT=40℃の場合のデータを下記に示します。 ΔTが小さい(即ち10℃以下) 場合、HYDACにお問合せください。 公差:±5% 30 0.7 ELC 7S 0.6 ELC 6H 0.5 20 ELC 5S 0.4 15 ELC 4S 10 0.3 熱消費率 [kW/℃]* 熱消費 ΔT=40℃ [kW]の時 25 ELC 3H 0.2 ELC 2H ELC 1H 5 0.1 ELC 0H 0 0 50 100 150 0 250 200 流量 [ℓ/m] * ΔT = 40 ° Cの時の計測値です。ΔT が小さくなると変化します。 1.2.2 差圧 Δp(鉱物油で粘度30 mm²/s の時の値) 公差:±5% 2.4 ELC 7 圧力損失 [bar](粘度 30 mm2/s時) 2.2 ELC 0 ELC 1 ELC 6 2.0 1.8 ELC 4 1.6 1.4 ELC 2 1.2 ELC 3 ELC 5 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 0 50 100 150 200 250 J 5.806.0/02.08 流量 [ℓ/m] 4 他の粘度に対しては圧力補正係数Kを乗じて求めます。 粘度 (mm2/s) 10 15 22 30 46 68 100 150 補正係数 K 0.35 0.5 0.75 1 1.4 1.9 2.5 3.5 2. モデルコード (オーダーサンプル) OK-ELC2H / 1.0 / 230V / 1 / S / AITF50 クーラーのタイプ OK-ELC = 空冷式オイルクーラー サイズ/電動機速度 0:7 H S = 1.2.油圧詳細の頁参照 = 3000 min-1 = 1500 min-1 タイプコードと修正番号 電動ファン電圧 230V 400V = 230 V 50/60 Hz = 400 V 50/60 Hz 塗装 1 = RAL 9005(標準) 他の塗装はお問合せの上、詳細を明記ください。 空気の流れ方向 S = 吸い込み(標準) アクセサリー(詳細はアクセサリーのカタログ参照願います。) = = = = サーモスタット(固定) バイパス弁内蔵熱交換器(ELD 0, ELD 1は不適用) サーモバイパス弁内蔵熱交換機(ELD 0, ELD 1は不適用) 振動吸収 J 5.806.0/02.08 AITF50 IBP IBT GP 5 3. 寸法 3.1. ELC0 B ±10 C1 ±4 C2 ±4 D1 ±1 D2 ±2 D3 ±2 E1 ±2 E2 ±5 W1 min W2 min Z1 F 4xØ ELC0 202 138 240 220 60 190 80 72 79 150 50 G1/2" 6.5 3.2. ELC1 J 5.806.0/02.08 プラ グ A1 ±5 6 ELC1 A1 ±5 B ±10 C1 ±8 D1 ±2 D2 ±2 D3 ±2 D4 ±2 E1 ±5 E2 ±5 E3 ±5 W1 min W2 min Z1 F 6xØ プラグ 300 205 340 110 270 136 50 200 65 300 200 70 G3/4" 8.5 M22X1.5 ELC2-5 プラ グ 3.3. A1 ±5 B C1 ±10 ±5 D1 ±2 D2 ±3 D3 ±3 E1 ±5 E2 ±5 E3 ±5 E4 ±2 E5 ±2 W1 min W2 min Z1 F 6xØ プラグ ELC2 328 295 384 255 160 295 199 72 324 288 80 250 150 G1" 14x10 M22X1.5 ELC3 371 287 420 255 240 295 230 78 370 329 100 300 180 G1" 16x9 M22X1.5 ELC4 465 292 500 255 255 295 289 96 450 421 150 400 200 G1" 16x9 M22X1.5 ELC5 475 306 602 255 255 295 350 70 490 200* 580* 400 250 G1 1/4" 12 M22X1.5 * ELC5は、側面部分に前固定穴があります。 ELC6-7 B C1 ±10 ±8 D1 ±3 D2 ±3 D3 ±3 E1 ±5 E2 ±5 E3 ±5 E4 ±2 E5 ±2 W1 min W2 min Z1 F 8xØ プラグ ELC6 495 286 810 255 482 295 321 91 750 450 170 400 200 G1 ¼" 16x9 M22X1.5 ELC7 547 289 950 255 482 295 373 94 890 503 200 503 250 G1 ¼" 18x9 M22X1.5 4. EN 1048 検定 HYDAC SAは信頼性が高く、安定して高性能が得られる製品であることが試験で証明 された高品質クーラーを設計・製造しています。その性能が正確である事を保証するた めには、認められた国際的検査標準に従って試験をすることが最善の方法です。空冷 式オイルクーラーの国際的検査標準はEN 1048です。 HYDAC SAの検査手順は EN 1048の要件に従っており、 手順とテスト装置ともにTUVによって検査し保証されます。 このカタログに記載している、クーラー性能はEN 1048に従って 試験したものです。 5. 注釈 このカタログの中の情報は、中に述べ られている作動条件や用途を前提に したものです。記載していない作動条 件や用途に関しては、適切なHYDAC 技術部門に連絡をとり、技術的修正を 得て、これに従ってください。 J 5.806.0/02.08 A1 ±5 プラ グ 3.4. 7