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ひびきの風74号
前ページより 1.はじめに ご安全に! 皆さん、あけましておめでとうございます。 今年はご承知のとおり、十干十二支9番目の申(さる) 年です。古代バビロニア、エジプト、インドにおいて、天 (黄道)を中心にして南北に各々8度の帯を獣帯と称し、 この獣帯を春分点起点に十二等分し十二宮としました。太 陽、月、主な惑星は主としてこの帯内を運動することから これらの天体観測のため考えられたものです。中国では、 歴法において十二宮の其々に獣をあて十二支と称しまし た。つまり、9番目の方角(西から南へ30度の方角)に 代表取締役社長 申(猿)を当て、同時に時(午後3時から5時の間)を示 楠 雅之 すようにしたわけです。 江戸後期から明治にかけて刊行された国語辞書である和訓栞によれば、猿は古来より「獣中に智の まさりたる義なるべし」とあります。 即ち、知恵の象徴ということです。元来、猿知恵は決して軽薄という意味ではないようですね。 さて、2016年の念頭に当たり、昨年の振り返りを踏まえ、本年の取り組むべき重点課題と対 応の方向性について、私の所信を述べたいと思います。 2.昨年を振り返って (1)事業延長及び経営体制の変更 北九州PCB処理事業所と共に当社は、昨年4月より事業延長により新たなスタートを切りました。 また6月には、当社創立以来、初めて経営体制が変わり、少なからず戸惑われたこともあったかと拝察し ます。 当社はこの事業延長に伴い、従来の岡山県以西17県から千葉県以西31県に範囲を拡大し無害化処 理を担うこととなりました。 その結果、多くの新規作業が発生すると共に、新規処理物の受け入れを開始しましたが、皆さんの一 つ一つ丁寧な対応により、安全かつ適正な対応を実施して頂けました。 一方で、一部設備の老朽化等に伴う故障により突発対応が頻繁に発生しましたが、こちらも皆さんの 適切な対応で都度乗り越えてきました。改めて皆さんのご努力に感謝します。 (2)当事業所のPCB廃棄物受け入れ停止 然しながら、誠に残念なことに当事業所は、排出ガス中のベンゼン濃度協定値超過という事態によ り、11月27日のJESCO殿のホームページにおいて、11月30日を以って、当分の間、当事 業所へのPCB廃棄物受入れを停止すると共に全設備の調査、検証等を行っていくこととなり現在に 至っています。 昨年の安全納会でもお話ししましたが、当社はこの期間中、当事業所に協力すると共に、気を緩める ことなく、自らの安全と操業技術力の向上のため、当面の時間を前向きかつ有効に活用しましょう。 (3)安全への取り組み 昨年の安全成績は、皆さんの日々の努力の御蔭で熱中症も防止でき、微小災害1件のみの優良な結果 を残して頂きました。新規PCB廃棄物の受け入れ、設備故障、定期修理等非定常作業も多かった中 で、このような成績を挙げて頂いたことに敬意を表すと同時に、今年は、完全無災害達成への決意を 新たにしたいと思います。皆さんの不断の取り組みをお願いします。 次ページへ 3.重点取り組み視点 以上、昨年の実績を踏まえ、今年の重点取り組み視点は以下のとおりです。 ① 安全衛生・環境防災最優先 ⇒コスト、作業効率等よりも安全衛生・環境防災を最優先する姿勢の明確化 ② 操業・技術課題等 ⇒操業総括部門:安定操業 操業改善 新規処理物への適正対応 ⇒技術総括部門:操業総括部門との密接な連携による技術改革 機動的分析開発 予防的設備保全 ⇒設備企画部門:クリーニング準備に向けた更なる検討深化 ⇒総務部門:安定的 継続的 公平公正な組織運営に資する制度等の管理・運営 ③ 人材育成 ⇒階層別(管理職層、現場・スタッフ一般職層)教育及び個人別育成計画の充実 ④ モチベーションの向上 ⇒BEPS精神を基盤とし職務を通じた従業員相互の信頼感の醸成 4.結びに 結びにあたり、私が昨年来、皆さんに繰り返しお願いしてきた「安全最優先」と「当社事業(職 場・仕事)に対する誇り」に加え、もう一つ皆さんと共有したいと願っています。 それは、「楽観的現実主義」です。この意味するものは、現実の問題や課題をしっかり見つめながら も、深刻さに沈むことなく、常に前向きに取り組もうということです。 本年が、皆さんそしてご家族にとって実り多き年となりますよう祈念しております。 ご安全に!! 11月14日~11月22日の9日間、J-EXCEEDin ジャカルタに参加させて頂きました。 この研修では「メンバーの心に 火をつけ 変化を生みだすリーダーを育む」をテーマに、 ① 海外の人にインタビュー(話かける瞬間が一番緊張しました) ② 研修生全員参加のパーティの開催(パーティ委員) ③ リーダーシップを勉強するのではなく、体験・実践し心・体に刻み込む事 などに挑戦しました。 自分にとってこの洋上研修は、「とても大きな きっかけ」となり、何事にも「誰かがやるだろうではな く、自分がやる」と率先して行動するという気持ちに変わってきました。 また、今年度はKEPSからの参加者は1人で、心細さも有りましたが、1人だったからこそ周りの目 を気にすることなく、自分をさらけ出す事が出来ました。ジャカルタの小学校で、研修生と現地の子供た ちとのふれあい会の司会進行役を担当しましたが、初めての司会と言葉(英会話)に縛られ最初は案の定 うまくいきませんでしたが、身振り手振りでみんながやり始めると次第に盛り上がり楽しくふれあえまし た。(心と心でぶつかれば、気持ちがお互いに通じる事の大切さを実感しました。 ) 本当に充実した研修で、いい仲間とも巡り会え、自分自身を見つめ直す時間を貰えた事に感謝していま す。有難う御座います。次回参加される方に一言!「英会話は勉強しておきましょう!」 化学プロセス1課 新家 浩史 数年前の話になりますが、暇を持て余していた私は同僚たちと一緒に若松の明治町銀天街、本町商店 街周辺を「若松ぶらぶら旅」と称して散策していました。 ご承知のとおり歴史を感じさせるお店ばかりですが、先輩たちに教えて頂いたお店や自分たちで発見した お店で、たくさんの美味しいものに巡り合うことができました。目当てのお店が不定休日(?)だったり、閉店 していたりしていた事も多々ありましたが(笑) 一番のおススメは、黒田班長に教えて頂いた『山田食堂』さん!!あっさりした「ねぎ焼き」からボリューム たっぷりの「モダン焼き」まで、リーズナブルな値段で満足できるお店です。久しぶりに食べに行きたいと思 う今日この頃です。 さて、この記事を書くにあたり再び探索に出かけました。月曜日だったせいか、定休日店が続出する中、 今回のお目当ては天ぷら屋さん。有名な「丸窓」の揚げたて天ぷらは売り切れという残念な結果でしたが、 昨年OPENしたばかりの「天若」で天つゆに大根おろしだけではなく、温泉たまごを割り入れて食べる天ぷ らを食べてきました。ランチで1000円前後でしたが、お漬物やデザートが食べ放題だったり、ご飯も無料 で大盛に出来たりと大満足でした!! 皆さんも、若松本町の商店街を歩いてみませんか? きっと美味しいものに巡り合えますよ!(^^)! 分析開発課 古賀 圭一 編集後記 昨年12月に『チームKEPS』として20名が「北九州市環境首都検定」を受験しました。 ほとんどの人が2回目の受験でしたので昨年に引き続き優秀賞が期待できます。朗報を楽しみにしています。 この新年号はホッツイレブンA組のメンバーが作成しました。ご協力いただきました皆さま、ありがとうございます。 本年も皆様にとって素敵な年になりますようお祈りいたします。 総務課 平井 清美