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~民間連携に関する「よくあるご質問と回答」~ 目次

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~民間連携に関する「よくあるご質問と回答」~ 目次
~民間連携に関する「よくあるご質問と回答」~
目次
1.JICA/ODA の一般事項及び民間連携全般に関するご質問............................................ 3
問 1-1.JICA が途上国支援の対象とする事業は、どのように形成され、誰がどのように選ぶ
のか。また、支援対象となる事業には条件があるか。 ............................................ 3
問 1-2.JICA の協力では、どのように資金が流れているのか。 ......................................... 3
問 1-3.JICA が実施する事業における調達方法はどのようなものか。............................... 4
問1-4.JICA の「民間連携」の「民間」とは何か。............................................................... 4
問 1-5.JICA の民間連携事業とはどのようなものか。....................................................... 5
問 1-6.JICA が民間連携を推進するのは何故か。 ........................................................... 5
問 1-7.JICA の連携案件となり得る条件は何か。............................................................. 6
2.ビジネスの周辺環境整備支援に関するご質問 ................................................................ 6
問 2-1.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に関連するインフラ整備(道
路、鉄道、港湾、電力、上下水、工業団地の整備等)への支援をしてほしい。 .......... 7
問 2-2.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に関連する法制度整備、関
連機関等の能力強化支援等への支援をしてほしい。 ............................................. 7
問 2-3.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に必要な産業人材育成支援、
進出企業への部品供給元等の能力強化等への支援をしてほしい。........................ 8
3.より直接的な支援に関するご質問 .................................................................................. 9
(1)企業活動への資金協力 ................................................................................................ 9
問 3-1.海外進出に伴う設備投資、資源開発資金、PPP インフラへの投資資金、新技術の実
証・展開資金への資金協力をしてほしい。 ............................................................. 9
問 3-2.途上国で PPP 事業を計画しており、その事業(PPP インフラ)に資金協力をしてほし
い。 ................................................................................................................... 10
問 3-3.自社の新技術の実証、展開のために資金協力をしてほしい。 ............................. 11
問 3-4.BOP ビジネス用資金、社会貢献活動資金への資金協力をしてほしい。 ............... 11
(2)企業活動への技術協力 .............................................................................................. 12
問 3-5.現地の自社事業(収益事業、試験事業)に技術協力をしてほしい。 ...................... 12
問 3-6.自社の CSR 活動の一環としての社会貢献活動に技術協力をしてほしい。........... 12
問 3-7.自社の BOP ビジネスに技術協力をしてほしい。 ................................................. 12
4.JICA の ODA 事業の中での自社製品・技術等の活用 ................................................... 13
問 4-1.JICA の ODA 事業の中で、自社の技術・製品・ビジネスモデル等を使用してほしい。
......................................................................................................................... 13
問 4-2.自社の技術者(人材)を専門家として JICA の事業に派遣したい。 ....................... 13
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問 4-3.JICA の ODA 事業の中で、自社の新技術の試験・適用をしてほしい。 ................. 14
5.CSR 活動/BOP ビジネスとの連携 .............................................................................. 14
問 5-1.自社の BOP ビジネスや開発に関する CSR 活動(事業)で JICA と協力したいが、ど
のような可能性があるか。 .................................................................................. 14
6.その他......................................................................................................................... 15
問 6-1.相手国の政府省庁の状況など、各種情報提供をしてほしい。.............................. 15
問 6-2.JICA の協力事業に関する情報を知りたい。 ....................................................... 15
問 6-3.JICA の報告書やその中間報告書を提供してほしい。 ......................................... 16
問 6-4.現地に出張を予定しているが、ロジ面のサポートをしてほしい。........................... 16
問 6-5.JICA の ODA 事業との連携を考えている民間企業が JICA とコンタクトするには、民
間連携室を通さないといけないのか。 ................................................................. 17
問 6-6.担当部、担当事務所とコンタクト/アポイントメントを取りたいが、どうしたらよいか。
......................................................................................................................... 17
問 6-7.JICA のどの部署がどこの地域を担当しているか知りたい。................................. 17
問 6-8.日本以外の国の企業も連携対象となるか。 ........................................................ 17
問 6-9.従来の JICA の民間連携事例を知りたい。 ......................................................... 18
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1.JICA/ODA の一般事項及び民間連携全般に関するご質問
問 1-1.JICA が途上国支援の対象とする事業は、どのように形成され、誰がどのよ
うに選ぶのか。また、支援対象となる事業には条件があるか。
<回答>
1. JICA が協力/支援/実施する ODA 事業(以下「JICA 事業」と言う。)
には様々なものがあります。まず、技術協力(技術協力プロジェクト、
個別専門家派遣、研修員受入など)、有償資金協力(円借款)及び無償資
金協力(贈与)については、相手国政府から日本政府に対して協力に関
する要請があり、両国政府間の協議や JICA による各種検討・協議を経て、
協力案件が選定された後に結ばれる、両国政府間の合意(国際約束)に
基づいて実施されます。
2. このほか、JICA は市民参加協力事業や国際緊急援助活動業務等を実施し
ており、市民参加協力事業には、ボランティア事業(青年海外協力隊や
シニア海外ボランティアの派遣)、草の根技術協力事業1などがあります。
3. JICA 事業は、①JICA 法(第3条)に定められているとおり、途上国の
経済社会開発・復興や経済の安定に寄与する事業であること及び②日本
政府・JICA の方針に沿った事業であること、が条件となります。このう
ち、技術協力については、相手国政府・関係機関(いわゆるカウンター
パート機関)と JICA が協力しつつ共同で実施する性格の強い事業といえ
ます。他方、無償資金協力・有償資金協力で支援する事業は、相手国政
府ないしは公社・公団等の公的機関を施主・オーナー(通常「事業実施
機関」と呼びます。)とした、相手国側の公共事業の性格を有する事業で
あることが一般的です。
4. JICA が技術協力や資金協力で支援する事業を行うにあたっては、それに
先立ち、相手国政府及び関係機関の意欲・優先度、日本政府・JICA の協
力方針との関係、当該事業の必要性・妥当性、事業内容、工程、費用等
を含む事業計画の妥当性、開発効果の大きさ、事業実施の体制や相手国
側の能力、運営維持管理体制、持続可能性など、様々な面を検討します。
問 1-2.JICA の協力では、どのように資金が流れているのか。
<回答>
草の根技術協力事業 JICA HP(http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/index.html)をご
参照下さい。
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1.
技術協力においては、JICA が、公募・公示等を通じて選定する専門家や
コンサルティング企業等と直接契約し、同契約に基づき専門家や調査団
等を途上国に派遣し、これらに要する経費を JICA が直接負担します。
2. 他方、資金協力については、日本政府と相手国政府の交換公文及び相手
国政府又は関係機関と JICA との契約(借款契約又は贈与契約)に基づき、
相手国政府・関係機関が施主(事業実施機関)となって事業を実施しま
す。具体的には、事業実施機関が、競争入札等を行い、それによって選
ばれた建設会社、メーカー、コンサルティング企業等との間で、建設契
約や機器・サービス等についての契約を結びます。JICA は、当該契約に
基づき資金を供与します。
3. なお、資金協力のうち、有償資金協力(円借款)については、JICA が相
手国政府と借款契約を結び、JICA から同国政府経由で開発事業(公共事
業)に資金を供与する場合のほか、相手国の公社等と直接、借款契約を
結び、その開発事業(公共事業)に対し、相手国政府を経由せず、資金
を直接供与する場合があります。その場合は、通常、債務に関する政府
保証をとりつけます。
問 1-3.JICA が実施する事業における調達方法はどのようなものか。
<回答>
1. 技術協力で派遣される専門家、調査団の選定や、技術協力プロジェクト
で使用される機材等の調達は、JICA 自身が直接、公募・入札等を行い調
達します。
2. 他方、有償資金協力(円借款)の場合、対象となる開発事業の中で円借
款の資金を用いて購入される財・サービス等は、相手国事業実施機関が
主体となって、国際競争入札を通じて調達するのが原則です。ただし、
一部の事業については、契約先を日本企業に限定しています。
3. 無償資金協力においても、同様に相手国側機関を施主として、競争入札
で契約先を決定しています。有償資金協力(円借款)及び無償資金協力
においては、事業実施機関は、相手国側と JICA が締結する借款契約・贈
与契約に基づき、JICA の調達ガイドラインに沿った調達を行うこととな
っています。
問1-4.JICA の「民間連携」の「民間」とは何か。
<回答>
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JICA は様々な関係者との「開発パートナーシップの推進」を掲げており、その
対象には、地方自治体、大学、民間企業、NGO などが含まれます。このうち、
JICA の民間連携室が中心となって推進する「民間連携」では、
「民間」は、主
として本邦企業など民間企業等を想定しています。
問 1-5.JICA の民間連携事業とはどのようなものか。
<回答>
1.JICA と民間企業等との連携のあり方は様々ですが、代表的なものとして以
下のような形態が考えられます。
(1)ビジネスの周辺環境整備(例:民間企業が途上国において現地生産や資
源開発を行う際に、製品の積み出しや原料の輸入等に必要な港の開発・
整備の支援、民間企業が現地で活動するのに必要な産業人材の育成、投
資・ビジネス環境改善等に関する法制度整備支援等)
(2)PPP インフラ事業支援(例、途上国で実施される BOT 方式、BTO 方式
などの民活インフラ方式で実施される事業への支援等。問 3-2 参照。)
(3)企業による CSR 活動、BOP(Base of the Pyramid)ビジネス2等との連
携(例、企業の CSR 活動により実施される開発途上国の社会貢献事業へ
のボランティア派遣等)
(4)その他(国内における JICA と民間企業との様々な連携・協力等)
2.上記に示したとおり、JICA の民間連携は、JICA が途上国で行う開発協力
事業と民間企業の活動との連携を通じて、相手国の社会経済開発に貢献するこ
とを目的としています。
問 1-6.JICA が民間連携を推進するのは何故か。
<回答>
近年、民間企業の進出等による民間投資の拡大により、先進国から途上国への
資金フローの7割3は民間セクターの資金となっています。また、CSR 活動の推
進、BOP ビジネスの展開など、企業の活動においてもより積極的な新しい取り
組みが注目されています。このような状況の下、ODA だけでなく、民間企業の
Base of the Pyramid:世界に40億人(全人口の 72%)存在すると言われる、貧困層の人々
を消費者、被雇用者及び生産者として対象とするビジネスのことです。
3 2006 年の DAC 加盟国から開発途上国への資金の流れにおける民間資金等と ODA との割合は
7:3 でした。
(DAC(OECD 開発援助委員会)”Statistical Annex of the 2007 Development
Co-operation Report”)
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資金や技術などを積極的に活かすような連携をすることにより、開発途上国に
おける開発効果発現を増大させることが可能となります。平成 20 年 4 月には、
わが国外務省、財務省、経済産業省は、「ODA 等と日本企業との連携強化の新
たな施策『成長加速化のための官民パートナーシップ』」4を発表し、ODA と民
間企業との連携強化の政策を打ち出しました。現下の世界的な経済危機により、
途上国での民間企業の活動にも少なからぬ影響がでていますが、途上国、民間
企業、ODA(JICA)の三者にとってよい結果をもたらすような、JICA 事業と民
間企業との連携を進めています。
問 1-7.JICA の連携案件となり得る条件は何か。
<回答>
1. 民間企業の活動と JICA 事業が連携する際は、JICA 事業自体が、①JICA
法に定められた途上国の経済社会開発・復興や経済の安定に寄与する協力
であること及び②日本政府・JICA の方針に沿った協力であること、が前提
条件となります。
2. なお、上述の日本政府の「成長加速化のための官民パートナーシップ」に
基づく、「民間企業による官民連携案件の提案受付について」の枠組5に乗
せる案件については、現時点では、以下の重点政策に資する官民連携案件
であることが原則とされています。ただし、本枠組に応募しないご相談で
も JICA の民間連携対象となることもあります。
(1) 開発途上国、特にアフリカの成長加速化(PPP、農業生産性の向上等を
含む)
(2) 資源・エネルギーの確保
(3) 環境・気候変動問題への取組
2.ビジネスの周辺環境整備支援に関するご質問
外務省 HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kanmin/pdfs/partnership.pdf)
をご参照下さい。
5 外務省 HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kanmin/pdfs/uketsuke.pdf)参
照。これは、平成 20 年 4 月の日本政府による「成長加速化のための官民パートナーシップ」に
基づき、平成 20 年 11 月に日本政府によって創設・公表されたものです。同制度では、企業か
らのご提案をまず関連省庁・JICA で検討します。検討の結果、当該案件が本枠組みの下で推進
すべき官民連携案件として判断された場合は、当該案件を、現地日本大使館等を通じて相手国政
府に推薦します。そして当該案件の ODA 部分につき高い優先度を付して途上国政府から要請の
あった場合には採択を優先的に検討することにしています。
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問 2-1.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に関連するインフラ
整備(道路、鉄道、港湾、電力、上下水、工業団地の整備等)への支援をしてほし
い。
<回答>
1. JICA は、途上国側によるインフラ整備を支援するにあたって、開発途上
国のニーズや開発計画に加えて、企業の途上国への投資動向や関心等も
踏まえていくこととしています。このため、まずは、貴社の途上国にお
ける活動計画・内容と、周辺インフラの計画を伺い、内容を検討いたし
ますので、お気軽にご相談下さい。
2. 周辺インフラ整備は、相手国政府が実施主体となって行う公共事業とな
るため、これらの整備を有償資金協力(円借款)や無償資金協力等で支
援する場合は、相手国政府からの要請及び協力が必要となります。JICA
は、相手国から要請された事業について、日本政府の援助方針を踏まえ、
相手国との協議、各種調査・審査を行い、資金協力の是非を決定します。
3. このため、相手国政府からの要請が日本側検討の前提となりますが、途
上国側に要請提出を働きかける手段として、
「民間企業による官民連携案
件の提案の受付」制度があります(問 1-7 参照)。
4.
なお、過去の実績としても、資源開発・産業開発に伴う道路、鉄道、港
湾といった運輸インフラや電力インフラの整備支援、工業団地開発に関
連した電力施設や上下水設備といった共同ユーティリティの整備支援と
いった連携事例が多数あります。
問 2-2.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に関連する法制度
整備、関連機関等の能力強化支援等への支援をしてほしい。
<回答>
1. JICA は従来、相手国の法制度整備のアドバイスや産業振興制度・投資・
貿易振興制度などに関連する事業実施機関の能力開発など、ビジネス・
投資環境の改善に向けた技術協力等を多数実施してきています。その際、
民間企業の要望等も事業内容に反映するよう取り組んできています。
2. 更に、途上国政府が実施する、ビジネス・投資環境の改善に関連する政
策改革プログラムを支援する資金協力(プログラム借款等)なども供与
しています。
3. また、JICA は拡大現地 ODA タスクフォース6の活用や現地の日本人商工
現地日本大使館と JICA の現地事務所との間で、日本の援助政策の立案や実施体制、さらには、
他ドナーなど関連機関との連携強化を目的とした協議の場として実施されていた現地 ODA タ
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会などとの協議等を通じて、JICA の協力等に関する、民間の皆様のニー
ズの把握に努めていきます。
また、貴社の活動に関連して、ビジネス・投資環境改善に向けた JICA の
協力へのご提案がありましたら、JICA にご相談ください。また、日本政
府の「民間企業による官民連携案件の提案の受付」
(問 1-7 参照)に基づ
き、民間企業と連携した ODA 事業についてご提案頂くことも可能です。
問 2-3.自社の海外進出・海外企業活動に伴い、当該企業活動に必要な産業人材
育成支援、進出企業への部品供給元等の能力強化等への支援をしてほしい。
<回答>
1. JICA は従来、相手国の産業人材育成や裾野産業の育成に関する様々な技
術協力等を実施してきています。その際、民間企業の要望等を事業内容
に反映するよう取り組んできています。
2. 他方、途上国における人材育成は、ハード・ソフト両面で教育体制を整
える必要がある場合が多く、また、人材を実際に育成していくには時間
を要する等、必ずしも容易ではありません。これに加えて、裾野産業を
含め、企業に必要な人材は多様ですので、企業側のニーズを十分把握す
るとともに、人材育成事業の計画についても、十分に検討する必要があ
ります。
3. 民間企業との人材面での連携(現地人材の育成支援)については、具体
的には、以下のような方法などが考えられます。
(1)公立、または産業団体等が運営し、政府が重要性を認める職業訓練校や
技術センターを支援することで、産業人材育成の強化を図る。
(2)裾野産業を育成するための政策アドバイス、適正技術導入のアドバイス
などを目的として、政府機関等に専門家を派遣する。
(3)ツー・ステップ・ローン(途上国の現地金融機関経由で多数の中小企業
や農民等に有償資金協力(円借款)を供与するもの。)を活用し、中小企
業育成を支援するとともに、必要な経営指導や技術的アドバイスを有償
資金協力(円借款)事業の中で雇用されるコンサルティング・サービス
や技術協力で補う。
(4) 青年海外協力隊員やシニア海外ボランティアを公立または産業団体等が
運営する職業訓練校や技術センター、商工会議所等に派遣することで、
現地に進出した企業やその取引先現地企業の人材育成、あるいは経営指
スクフォースに、現地日系企業が参画するものです。
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導・生産管理指導や ISO 取得、HACCP7導入等における助言などを行う。
3.より直接的な支援に関するご質問
(1)企業活動への資金協力
問 3-1.海外進出に伴う設備投資、資源開発資金、PPP インフラへの投資資金、新
技術の実証・展開資金への資金協力をしてほしい。
<回答>
1. JICA は、民間企業の海外進出等のために必要な資金を直接企業に提供す
る業務は現在行っておりません。JICA は、民間企業等が行う事業のうち、
途上国開発に資するものに対して、直接融資・出資する「開発投融資事
業」
(旧 JICA の業務)
、
「海外投融資事業」
(旧 JBIC 海外経済協力業務の
一部)の機能を持っておりましたが、2001 年の特殊法人合理化計画に関
する閣議決定を受けて、開発投融資は廃止され、海外投融資は新規供与
を行わないこととなっています。
(注)第 22 回海外経済協力会議(2009 年 6 月 2 日)において「JICA の投融資機
能については、民間との意見交換を踏まえ、また、開発効果の高い新しい需要に対
応するため、再開に向けて検討する。そのために、関係省にて、新しい制度・チェ
ック体制を構築すべく、過去の実施案件の成功例・失敗例や問題点を十分研究・評
価する。」とされました。
2.
3.
7
他方、有償資金協力(円借款)を途上国政府等に供与し、これを原資と
して、現地の開発銀行等を経由して、多数の中小企業や農民等に融資を
行うツー・ステップ・ローン事業などが当該国・地域で実施されている
場合、その事業の目的や内容によっては、貴社の現地での活動に対して
融資を行うことが出来る可能性もあります。
なお、PPP インフラ整備や現地での新技術の実証事業についても、相手
国政府が自身の公的事業として位置づけ、同事業に開発効果の見込みが
あり、日本政府に JICA 事業を要請する場合は、JICA 事業の実施も検討
可能です。
食品製造過程における衛生管理方式の 1 つです。
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問 3-2.途上国で PPP 事業を計画しており、その事業(PPP インフラ)に資金協力を
してほしい。
<回答>
1. PPP インフラ等、途上国における開発効果や公益性が高い事業について
は、途上国政府の要請に応じて、同政府経由で有償資金協力(円借款)
等により支援することも検討可能です。基本的には、1つの PPP インフ
ラ事業を、ODA 資金を用いて途上国政府・機関が公共事業として実施す
る部分と、民間企業が民間事業として実施する部分に物理的に分けて実
施する「分離型」、ODA 資金を利用して公共事業として建設した施設の
運営・維持を民間企業が実施する「前後型」、インフラ全体の建設・運営
を含む PPP インフラ事業全体を民間企業が公的機関の出融資なども活用
しつつ実施する事業に ODA 資金を供与する「一体型」などのパターンが
あります。
2. 例えば、分離型のうち、所謂上下分離方式(例えば鉄道事業において、
軌道等の整備は ODA 資金を用いて現地の公共事業として実施する一方、
車輌・信号等の整備や運営・維持管理は民間事業として実施)や、火力
発電所の共通施設と発電所 1 号機を ODA 資金を用いて建設し、その後、
発電所 2 号機以降の建設・運転を民間企業による IPP 事業に繋げるケー
ス、民間企業による IPP 事業に接続する送電線を、ODA 資金を用いて公
共事業として建設するといったケースは、通常の有償資金協力(円借款)
等のスキームでも支援が可能です。ただし、途上国政府のニーズ・意向
を踏まえることが前提であり、また民間部分、公共事業部分、ODA 対象
部分の間で事業スケジュールの調整を十分に行う必要があります。
3. もし、貴社が PPP インフラ事業を検討されており、これに連携した ODA
事業の実施を希望される場合はお気軽にご相談ください。なお、問 1-7
にある、
「民間企業による官民連携案件の提案の受付」枠組に応募するこ
とも可能です。
4. 他方、上記の「一体型」の場合、有償資金協力(円借款)を相手国政府
や政府系銀行・ファンドに供与し、これらを経由して PPP インフラ事業
に資金を提供することが考えられます(なお、これまで、インド、フィ
リピン等において、複数のインフラ事業を対象に、開発銀行やファンド
を経由して、「ツー・ステップ・ローン」方式で有償資金協力(円借款)
の融資を行う事業の例があります)。このため、今後どのような形で一体
型事業も支援できるか、日本政府と協議しつつ検討しているところです。
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問 3-3.自社の新技術の実証、展開のために資金協力をしてほしい。
<回答>
1. 技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力においては、原則とし
て、相手国側から要請があることに加えて、途上国における開発効果の
見込みのある事業を支援することを前提としています(ただし、有償資
金協力(円借款)においては、途上国政府・関係機関が開発事業の試験
的な実施のため、円借款借入れを希望する場合は、円借款の融資が検討
可能とされています)。また、技術が妥当なものであっても、JICA 事業
において、資機材やサービスを提供する企業は入札等の競争を経て選定
されるのが原則であるため、JICA が特定の企業や製品を指定して事業の
中で調達することは通常行っていません。
2. なお、技術協力のなかで、新技術の実証試験等を実施する場合もありま
すが、その際も、特定企業の新技術というよりも、相手国や当該事業へ
の適正技術の実証を目的としており、また、そこで用いられる機器等の
納入業者は原則競争入札により決定されます。
3. なお、上記 問 3-1 の 1.のとおり、2001 年の閣議決定に基づき、JICA が
企業等による開発事業向けに実施していた「開発投融資事業」は廃止さ
れ、「海外投融資事業」も新規供与は行っていません。
(注)第 22 回海外経済協力会議(2009 年 6 月 2 日)において、
「JICA の投融資機
能については、民間との意見交換を踏まえ、また、開発効果の高い新しい需要に対
応するため、再開に向けて検討する。そのために、関係省にて、新しい制度・チェ
ック体制を構築すべく、過去の実施案件の成功例・失敗例や問題点を十分研究・評
価する。」とされました。
問 3-4.BOP ビジネス用資金、社会貢献活動資金への資金協力をしてほしい。
<回答>
1. 企業による BOP ビジネスや社会貢献活動に対しては、現在の JICA では、
直接資金を供与することが出来ません。
2. しかしながら、上記のビジネスあるいは CSR 活動が、現地に根ざした技
術協力的な要素(人の派遣、研修の実施、研修機材の供与等)を有して
おり、かつ、開発面での成果が得られるのであれば、本邦 NGO 等とパー
トナーシップを組み、JICA の「草の根技術協力事業」8に応募すること
も可能です。同事業は、JICA が主に NPO、大学、地方自治体等からの
8
JICA HP(http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/index.html)をご参照下さい。
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提案を募集し、選定された提案の実施を、JICA が提案団体に委託する制
度です。募集・選定の方法や参加団体の要件は、各募集時ごとに異なる
ため、JICA ウェブサイトの募集要項をご覧下さい。
(2)企業活動への技術協力
問 3-5.現地の自社事業(収益事業、試験事業)に技術協力をしてほしい。
<回答>
JICA は、民間企業の事業に対して直接技術支援を行うことは原則として行い
ません。但し、JICA の技術協力事業の中で、例えば上記問 2-3 の 3.の例などの
ような形の協力は、相手国政府が同意し、かつ、当該企業との協力及び連携に
よって、途上国における十分な開発効果が認められる場合は、検討可能となる
場合があります。
問 3-6.自社の CSR 活動の一環としての社会貢献活動に技術協力をしてほしい。
<回答>
1. JICA では、企業の社会貢献活動や貧困層を主な対象とする BOP ビジネ
スとの連携を、新しい民間連携の分野として進めてゆく方針です。企業
による CSR 活動などと、技術協力・ボランティア事業との連携は、これ
まで、一部試行的に実施してきており、今後更に制度改善に向けた検討
を進める考えです。
2. CSR 活動の一環としての社会貢献活動については、①途上国における企
業の社会貢献活動と JICA 事業との連携や②企業による開発 NGO 支援に
おける JICA との連携の実施例があり、今後さらに拡充を考えています。
(前者については、企業が途上国の人々を対象に行う社会貢献事業と
JICA 事業を並行して、あるいはどちらかの先行事業を拡大・発展させる
などの形で連携のうえ実施することで、事業の相乗効果や持続可能性を
高めることも期待できます。後者については、地球ひろば等において、
企業の社会貢献活動と NGO 活動の双方の紹介の場を設けるなど、連携の
ためのマッチングなどへの協力も行っています。)
問 3-7.自社の BOP ビジネスに技術協力をしてほしい。
<回答>
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JICA では、企業の社会貢献活動や貧困層を主な対象とする BOP ビジネ
スとの連携を、新しい民間連携の分野として進めるため、具体的方策を
検討しているところです。
2. BOP ビジネスについては、①途上国の貧困層に対し、安全な飲料水の確
保、衛生や健康面の向上、日常生活や生産活動の様々な場面において直
面している問題の解決をもたらすような新しい製品やサービスを提供し
ようとする際、そして②企業が BOP ビジネスを行うにあたり、貧困層の
人々が被雇用者や小規模生産者として生計を向上させる機会を提供しよ
うとする際、の両面において、JICA 事業との連携可能な部分があると考
えています。
3. その際、民間企業のみでは実施が難しい部分を、JICA 事業(青年海外協
力隊員や技術協力専門家の派遣等)で補完する形などが考えられます。
但し、JICA 事業は政府ベースの協力として相手国との国際約束に基づき
実施するのが基本であり、途上国への開発効果が十分にあることが前提
となります。このため、貴社・貴団体の BOP ビジネスと JICA 事業との
間でどのような連携が可能かを、具体的な案件の内容・条件を伺いなが
ら検討させていただきます。
1.
4.JICA の ODA 事業の中での自社製品・技術等の活用
問 4-1.JICA の ODA 事業の中で、自社の技術・製品・ビジネスモデル等を使用して
ほしい。
<回答>
1. ODA 事業に必要な資機材・サービスの契約先の選定は、有償資金協力(円
借款)・無償資金協力では相手国側によって、また技術協力については
JICA 自身によって、原則、競争を経て行われます。このため、特定の企
業を指名して契約を締結することは通常出来ません。
2. 但し、将来、より良い ODA 事業を発掘・形成していくため、JICA とし
ても、新しい技術・製品やビジネスモデルに関する知見を積極的に吸収
していきたいと考えています。このため、民間企業より、技術等のご紹
介を頂いた場合、関係部署で情報共有を行っています。
問 4-2.自社の技術者(人材)を専門家として JICA の事業に派遣したい。
<回答>
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1.
2.
JICA では各種プロジェクトや調査団で必要な技術者等の専門家を公
示・公募などにより募集し、応募者の中から選定しています。それらの
応募には、事前に登録が必要です。その他、JICA 事業においては青年海
外協力隊・シニア海外ボランティアなど多くの民間人材が活躍していま
す。それぞれの応募方法については JICA ウェブサイト「人材募集・研
修」
(http://www.jica.go.jp/recruit/index.html)等をご参照下さい。貴社・
貴団体の御人材のボランティア事業への派遣についてご関心をお持ちで
したら、ご遠慮なくご相談下さい。
また、JICA 事業は、専門家の派遣要請も含め、相手国からの要請を受け
て両国で協議を行い、事業の形成・採択が行われます。その上で、JICA
が事業に必要な専門家(技術者等)を募集することになります。
問 4-3.JICA の ODA 事業の中で、自社の新技術の試験・適用をしてほしい。
<回答>
1. 一般的に、ODA では、機能・効果が実証されている技術を使った事業
を実施しています。技術協力の中で技術の実証試験を行ったり、有償資
金協力(円借款)の中で、試験的な事業の実施を行うケースがあります
が、事業効果発現の見込みのあることが必要となります。
2. もし、日本国内などですでに実績のある技術を利用した事業の要請が途
上国政府からあり、これを JICA が協力対象として採択した場合、当該
技術が適用される可能性はあります。但し、ODA 事業の建設や機材調
達は競争入札によって行われるため、特定の企業や製品等を予め指定す
ることは出来ず、また同様の技術を持った他企業と競合することもある
ため、特定の企業の技術・製品が必ず採用されるという保証はない点、
ご理解ください。
5.CSR 活動/BOP ビジネスとの連携
問 5-1.自社の BOP ビジネスや開発に関する CSR 活動(事業)で JICA と協力した
いが、どのような可能性があるか。
<回答>
1. JICA では、企業の社会貢献活動や貧困層を主な対象とする BOP ビジネ
スとの連携を新しい民間連携の分野として進めてゆく方針です。企業に
よる CSR 活動などへの技術協力は、一部試験的に実施してきており、今
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後更に制度改善に向けた検討を進める考えです。
2. その際、民間企業のみでは実施が難しい部分、あるいは、企業活動に関
連した現地での協力等を、JICA 事業(青年海外協力隊や専門家派遣等)
で補完するという姿が考えられます。例えば、BOP ビジネスの一つであ
るマイクロファイナンス事業で資金にアクセスできた住民に対して、
JICA がビジネス・スキルや生計向上のための技術支援事業を相手国との
協力の下で行う、BOP ビジネスの消費者に、JICA が関連する教育や啓
発活動を行う、企業の CSR 活動で建設された保健医療施設や教育施設に
対して、JICA が専門家やボランティアを派遣するなどが考えられます。
3. なお、JICA 事業は、一部を除き、相手国からの要請を受け、当該国の開
発政策上のプライオリティ等も踏まえ、両国政府間の国際約束に基づき
実施しています。従って、貴社・貴団体の BOP ビジネス、CSR 活動と
JICA 事業との間でどのような連携が可能かを、より具体的な案件の内
容・条件を伺いながら検討させていただきます。また、日本政府の「民
間企業による官民連携案件の提案の受付」枠組に提案することも可能で
す。その場合、日本政府・JICA が企業からの提案内容を妥当と判断すれ
ば、途上国側に、JICA 事業を求める要請の提出を働きかけることになり
ます。
6.その他
問 6-1.相手国の政府省庁の状況など、各種情報提供をしてほしい。
<回答>
JICA が実施した調査に関する報告書は、基本的に JICA 図書館で閲覧が可能で
す(なお、JICA 調査資料などは、ウェブサイトからも閲覧可能)。更に詳しい
最新情報等が必要であれば、担当部署を紹介しますので、お気軽にご相談・ご
照会下さい。また、企業進出等に関連した情報は、JETRO(日本貿易振興機構)
などでも提供しています。
問 6-2.JICA の協力事業に関する情報を知りたい。
<回答>
1. JICA 事業の概要については、ウェブサイトでご覧いただけます。
(1) 事業評価表:
トップページ→左メニュー:JICA の取り組み→事業評価
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(2) 技術協力・無償資金協力の事業概要:
トップページ→右メニュー:JICA ナレッジサイト→プロジェクト情報
→案件概要表検索
(3) 有償資金協力(円借款)の事業概要:
トップページ→左メニュー:JICA の取り組み
→事業別取り組み:有償資金協力(円借款)
→円借款基礎情報:円借款案件検索
2.
3.
4.
JICA が実施予定の事業に関する情報(計画)については、JICA が事業
実施に先立ち、準備的な調査を実施することが多いので、ウェブサイト
等で公表される調査等の公示情報等をご参照いただくことが可能です。
また、JICA の分野・課題ごとの援助実施方針なども、ウェブサイトに各
種文書が公開されています。なお、JICA の国別の協力方針の基になって
いる日本政府の国別援助計画については、外務省のウェブサイトに公開
されていますので、ご覧ください。
これらの情報についてご質問等あれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
問 6-3.JICA の報告書やその中間報告書を提供してほしい。
<回答>
1. 公表された JICA の調査報告書は「JICA 図書館」で閲覧できます。これ
らのうち、多くの報告書は JICA ウェブサイトからダウンロードが可能で
す。
2. 他方、調査の中間報告書は、調査の途中成果物であるため、外部への公
開は通常行っておりません。
問 6-4.現地に出張を予定しているが、ロジ面のサポートをしてほしい。
<回答> 申し訳ありませんが、JICA では JICA 事業と直接関係しない外部の
方向けのロジ面の支援(宿舎や移動手段の手配、アポイントメントとりつけ等)
は、原則行っておりません。
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問 6-5.JICA の ODA 事業との連携を考えている民間企業が JICA とコンタクトする
には、民間連携室を通さないといけないのか。
<回答>
連携事業を想定されている地域の担当部、あるいは分野・課題の担当部署に直
接ご相談いただいてかまいません。もちろん、民間連携室にご相談いただくこ
とも歓迎いたします。特に、ODA と連携して何かできないかという漠然とした
アイデアをお持ちの場合など、担当部署が明らかでないケース等には、民間連
携室にご相談ください。必要に応じ、適切な地域部、課題部の担当職員と一緒
に対応させていただきます。具体的な案件でなくても、JICA との連携に関し、
ご提案、ご質問などがありましたら民間連携室にご照会ください。
問 6-6.担当部、担当事務所とコンタクト/アポイントメントを取りたいが、どうしたら
よいか。
<回答>
民間連携室にご連絡いただければ、ご相談の趣旨を伺った上で担当部・事務所
におつなぎするか、あるいは、民間連携室で一旦ご用件を承ります。
問 6-7.JICA のどの部署がどこの地域を担当しているか知りたい。
<回答>
JICA HP の「民間連携コンテンツ」
(トップページ左側のメニューから入れま
す。)に掲載されている組織図/JICA 地域担当部(地域部)管轄国・地域及び
電話番号をご覧下さい。
問 6-8.日本以外の国の企業も連携対象となるか。
<回答>
途上国の民間セクター、民間企業については、従来からその開発に向けた支援
を行ってきているところです。一方、JICA 事業におけるパートナーシップ強化
という観点から民間連携を推進していく相手としては、当面、主に日本企業を
想定していますが、他国の企業との連携を妨げるものではありません。また、
国際ルールにも配慮していきます。
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問 6-9.従来の JICA の民間連携事例を知りたい。
<回答>
途上国への進出企業のビジネス環境の改善にも貢献する周辺インフラ整備(ハ
ード)、法制度整備・関連組織強化等(ソフト)、産業人材の育成支援などを多
数行ってきているほか、民活インフラ整備支援、企業の CSR と連携した協力な
どを実施してきています。個別事例については、JICA ウェブサイト「民間企業
の皆様へ」をご参照下さい。このほか、より広い意味での民間連携では、例え
ば、技術協力やボランティア事業における民間企業からの人材活用など多数の
事例があります。
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