...

国家公務員総合職試験ガイド 人事・採用担当者が求める人材(PDF)

by user

on
Category: Documents
279

views

Report

Comments

Transcript

国家公務員総合職試験ガイド 人事・採用担当者が求める人材(PDF)
各府省の人事担当者から〜事務系職員を目指す方へ〜
藤山 智将
警察庁
長官官房人事課課長補佐
皆さんは、国家公務員という職業にどのようなイメージを持っていますか。
公務員は安定した職業だけれども、何となくつまらなそうだと思っている
かもしれません。あるいは公務員の不祥事やバッシングに関する報道に触れ
て、公務に身を投じることに躊躇しているかもしれません。
そんな皆さんに言いたい。国家公務員の魅力は安定していることではな
く、公に奉仕することです。そして、時代が変わろうとも国家国民のために仕
事をすることの誇りと喜びは誰にも奪うことはできません。
私は、正義を貫き、国民の安全・安心を守る警察の仕事は一生を賭する
に値する仕事であるとの初志を抱き、警察庁に入庁し、この十数年間、現場
や霞ヶ関で、志を同じくする仲間とともに、日常の幸せを守る仕事に全力を
尽くしてきました。そして今。入庁当時の初志は覚悟に昇華して、今の自分を
支えています。
平成 17 年 4月 警察庁採用(Ⅰ種法律区分)
平成 17 年 8月 警視庁渋谷警察署
平成 18 年 7月 警視庁刑事部捜査第二課
平成 18 年10月 長官官房人事課
平成 20 年 8月 交通局交通企画課
平成 21 年 7月 長官官房会計課
平成 22 年 7月 米国・コロンビア大学国際公共政策大学院
平成 24 年 8月 警視庁刑事部捜査第一課管理官
平成 25 年 8月 刑
事局組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課課長補佐
平成 26 年 7月 福岡県警察本部刑事部捜査第二課長
平成 27 年 7月 現職
厚生労働省
警察庁だけではありません。すべての国家公務員が、世の
ため人のためという思いを持って、日々魂を込めた仕事に全力
投球しています。
一度きりしかない人生を後悔なくどう生きるか。その選択
を前に、誇りと使命感を持って、世のため人のために尽くすと
いう生き方に少しでも心が動かされた君。ぜひ説明会でお
会いしましょう。国家公務員の魅力をもっともっと伝えたい
と思います。
大比良 祐子
大臣官房国際課課長補佐
いつか自分も親になる。自分の子どもや孫たちが、どんな環境に置かれて
も、自分の人生を自らの意思で選択し、能力を発揮しながら生き生きと暮ら
せる社会や仕組みを作り、未来に遺したい。そんな思いを抱き、厚生労働省
に入省しました。
厚生労働省は、医療、介護、年金、子育て、雇用といった人の暮らしに直
結する様々な分野を扱っています。政策立案に当たっては、国民一人一人の
生活に想いを巡らせ、あらゆる影響を考慮した上、最適解を出すというミク
ロの視点に加え、財政状況が厳しい中、日本の経済や社会を支える社会保
障制度や労働政策を考えるというマクロの視点が求められます。
こうした厚生労働省の役割や責任は大きく、国家公務員ならではのスケー
ルの大きな仕事で溢れています。振り返れば、困難な課題に直面し、自分の
能力のなさに落胆することもありましたが、その度に、尊敬できる上司や想
いを共有する同僚に支えられ、多くの経験を重ねる中で、国
平成 18 年4月
平成 20 年7月
平成 22 年7月
平成 25 年8月
平成 26 年1月
平成 26 年7月
5
厚生労働省採用(Ⅰ種経済区分)
医薬食品局総務課
職業安定局外国人雇用対策課
健康局疾病対策課
雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課
英国雇用年金省(行政官短期在外研究員)
現職
家公務員として求められるバランス感覚や想像力を養い、
成長できたと思います。
少子高齢化、人口減少、格差の拡大といった前例のない
大きな課題に、ひるまず気概を持って立ち向かえるあなたを
厚生労働省は待っています。
各府省の人事担当者から〜技術系職員を目指す方へ〜
山野 哲也
総務省
総合通信基盤局電波部電波政策課統括補佐
現在、情報通信技術(ICT)による社会全体の変革が進んでおり、我が
国はその最前線にいます。本格的なIoT(Internet of Things)社会の到来
を見据え、かつての産業革命をも超えるような革命的な時代を迎えていると
いえるでしょう。情報通信行政を担う総務省では、既存の枠組にとらわれな
い柔軟な発想で、このような変革の時代に存分に活躍していただく人材を
必要としています。
また、より快適で安心・安全な、スマートなICT社会を実現するとともに、
我が国が抱える様々な課題をICTの活用によって解決することで、世界に最
新のベストプラクティスを示していくことが期待されています。
そのためには、学生時代に皆さんが学んだ個別分野の専門知識だけでな
く、膨大な情報から必要な知見を抽出して再構成する科学
平成 10 年 4 月 郵政省採用(Ⅰ種情報工学区分)
平成 13 年 7 月 総合通信基盤局電波部電波環境課生体電磁環境係長
平成 14 年 8 月 総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課
ネットワーク化促進係長
平成 16 年 4 月 情報通信政策局技術政策課総合調整係長
平成 17 年 8 月 内閣府政策統括官(科学技術政策担当)付参事官補佐
平成 19 年 7 月 情報通信研究機構(NICT)
ワシントン事務所(米国勤務)
平成 21 年 7 月 総合通信基盤局電気通信事業部料金サービス課課長補佐
平成 24 年 8 月 情報流通行政局放送技術課課長補佐
平成 26 年 8 月 情報通信国際戦略局通信規格課標準化推進官
平成 27 年10月 現職
国土交通省
的な思考力や、難しい技術の話でも相手に応じて分かりや
すく説明するコミュニケーション能力、そして技術的素養に
裏付けされた課題解決能力が必要とされており、技術系職
員の活躍の場はこれまで以上に大きくなっています。
「世の中のために自らの力を活かしたい。」そのような思
いを抱いている皆さんにとって、総務省は間違いなくやりが
いのある刺激的な職場です。皆さんをお待ちしています。
嶋崎 明寛
大臣官房技術調査課企画専門官
気候変動により激化する自然災害、切迫する巨大地震、加速するインフラ
老朽化、人口減少による地方の疲弊、激化する国際競争など、日本は様々な
危機・課題に直面しています。これらに対して、国土交通省では、地域の現
場から国際社会まで、幅広い分野で「よりよい国土・地域づくり」を目指して
取り組んでいます。
我が国をとりまく状況が大きく変化する中で、的確に政策の企画・立案・
実施を行うためには、多様な分野の知見等を結集することが不可欠です。
中でも、技術的な根拠・妥当性は政策の核となるものであり、技術系職員の
果たす役割は大変重要です。
これまでの勤務を振り返ると、東日本大震災からの復旧・復興、大規模
事業のマネジメント、日本の水と災害に関する技術・知見の
平成 13 年4月
平成 14 年 4 月
平成 15 年 4 月
平成 17 年 4 月
平成 19 年 4 月
平成 22 年 4 月
平成 23 年 8 月
平成 25 年 7 月
平成 27 年 7 月
国土交通省採用(Ⅰ種土木区分)
大臣官房技術調査課
近畿地方整備局京都国道事務所工務課
総合研究開発機構 (NIRA) 研究開発部
河川局河川計画課河川計画係長
九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所調査設計課長
九州地方整備局企画部企画課課長
水管理・国土保全局保全課海岸室課長補佐
水管理・国土保全局河川計画課国際室課長補佐
現職
海外展開等、常に新しい課題に対するチャレンジの連続で
あり、その中で、国内外を問わず素晴らしい上司・同僚、カウ
ンターパートと出会い、自らも成長する貴重な経験ができた
と感じています。
これからの日本の「国土」「暮らし」を支えるために、常に
新たな課題に挑戦し、地域・人とのつながりを築き自らも成
長していく、こうした仕事にやりがいを感じられるあなたを
国土交通省は待っています。
6 
Fly UP