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Ⅱ 事業所税の課税標準の特例
Ⅱ 事業所税の課税標準の特例 1 課税標準の特例の控除対象施設 次の表の各号に掲げる施設に係る事業所床面積、従業者給与総額については、それ ぞれ各号の控除割合を乗じて得た面積又は金額が控除されます。 地方税法第701条の41 項 号 対象施設 1 1 協同組合等がその本来の事業の用に供する 施設 1 2 1 資産割 従業者割 例 1/2 1/2 法人税法第2条第7号に 規定する協同組合等(農 業協同組合、信用組合 等) 学校教育法に規定する専修学校又は各種学 校(学校法人又は私立学校法第64条第4項の 法人が設置するものを除く。)において直接 教育の用に供する施設 1/2 1/2 学校教育法第124条に規 定する専修学校、同法第 134条第1項に規定する 各種学校において直接 教育の用に供する施設 3 事業活動に伴って生ずる、ばい煙、汚水、廃 棄物等の処理その他公害の防止又は資源の 有効な利用のための施設で一定のもの(注1 参照) 3/4 ―― 1 4 3/4 1/2 1 5 廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定 による許可を受けて行う産業廃棄物の収集、 運搬又は処分の事業その他公害防止又は資 源の有効な利用のための事業で一定のもの の用に供する施設(事務所を除く)(注2参 照) 家畜取引法に規定する家畜市場 水質汚濁防止法に規定 する特定施設、下水道法 に規定する除害施設、大 気汚染防止法に規定す るばい煙処理施設及び 特定粉塵処理施設、揮発 性有機化合物(VOC)の 排出又は飛散の抑制設 備 産業廃棄物の処理事業、 浄化槽の清掃事業、廃油 処理事業等の事業の用 に供する事務所以外の 施設 3/4 ―― 家畜取引法第2条第3項 に規定する家畜市場 1 6 生鮮食料品の価格安定に資することを目的 として設置される施設で一定のもの 3/4 ―― 国の補助等を受けて設 置された消費地食肉冷 蔵施設 1 7 みそ、しょうゆ若しくは食用酢又は酒類の製 造業者が、直接これらの製造の用に供する施 設で一定のもの 3/4 ―― 原料処理、仕込、醗酵熟 成、火入、調整及び加熱 殺菌の各工程に係る施 設 1 8 木材取引のために開設される市場で一定の もの、又は木材の加工を業とする者で一定の もの若しくは木材の販売若しくは製材を業 とする者がその事業の用に供する木材の保 管施設で一定のもの 3/4 ―― 木材取引市場、簡易な構 造の木材保管施設 項 号 対象施設 資産割 従業者割 例 1 9 ホテル営業又は旅館営業の用に供する施設 旅館業法に規定するホテル営業又は旅館営業 の用に供する施設で右に掲げるもの 1/2 ―― ア.客室 イ.食堂(専ら宿泊客 の利用に供する施 設に限る。) ウ.広間(主として宿 泊客以外の者の利 用に供する施設を 除く。) エ.ロビー、浴室、厨 房、機械室 オ.玄関、玄関帳場、 フロント、クロー ク、配膳室、サー ビス、ステーショ ン、便所、階段、 昇降機、リネン室、 ランドリー室 倉庫業法第7条第1項 (風俗営業等の規制及び業務の適正化に関す る法律第2条第4項第3号に掲げる営業の用に 供されるものを除く) 1 14 倉庫業法に規定する倉庫業者がその本来の事 業の用に供する倉庫 (第1項第11号及び18号を除く。) 3/4 ―― 1 15 1/2 1/2 1 16 道路運送法に規定する事業(タクシー業務適 正化特別措置法に規定するタクシー事業に限 る。)の用に供する施設で一定のもの 公共の飛行場に設置される施設(国際路線に 就航する航空機が使用する施設を除く。)で 一定のもの 1/2 1/2 1 17 流通業務市街地の整備に関する法律に規定す る流通業務地区内に設置される施設で一定の もの(第1項第19号を除く。) 1/2 1/2 1 18 流通業務市街地の整備に関する法律に規定す る流適業務地区内に設置される倉庫で、倉庫 業者がその本来の事業の用に供するもの 3/4 1/2 1 19 特定信書便事業者がその本来の事業の用に供 する施設 1/2 1/2 事務所以外の施設(営 業所、車庫、点検施設、 給油施設、洗車施設等) 信書便物の引受け及び 配達の用に供する施 設、信書便物の表示・ 区分・転送・還付・管 理の用に供する施設 項 2 号 対象施設 資産割 常時雇用する心身障害者(短時間労働 1/2 者を除く。)の数と重度心身障害者であ る短時間労働者(以下この項において 「短時間労働重度心身障害者」とい う。)の数を合計した数に心身障害者で ある短時間労働者(短時間労働重度心 身障害者を除く。以下この項において 「短時間労働心身障害者」という。 )の 数に2分の1を乗じて得た数を加算し た数が10以上であり、かつ、常時雇 用する労働者(短時間労働者を除く。) の総数に短時間労働者の総数に2分の 1を乗じて得た数を加算した数に対す る常時雇用する心身障害者(短時間労 働者を除く。 )の数(当該心身障害者の うちに重度心身障害者がある場合に は、当該心身障害者の数に当該重度心 身障害者の数を加算した数)と短時間 労働重度心身障害者の数を合計した数 に短時間労働心身障害者の数に2分の 1を乗じて得た数を加算した数の割合 が2分の1以上である事業所等とす る。 従業者割 例 ―― (注1)次の施設が対象になります。ただし、(1)から(6)までは、専ら(おおむね8割以上)公害 防止のための施設の用に供される事業所用家屋のみが対象となります。 (1)水質汚淘防止法に規定する特定施設又は指定地域特定施設を設置する工場又は事業場汚水又 は廃液の処理施設及び下水道法に規定する公共下水道を使用するものが設置する除害施設で 一定のもの (2)大気汚染防止法に規定するばい煙発生施設から発生するばい煙の処理施設及び特定粉塵処理 施設、挿発性有機化合物(VOC)の排出又は飛散の抑制施設で一定のもの (3)大気汚染防止法附則に規定する指定物質排出施設から排出され又は飛散する指定物質の排出 又は飛散の抑制に資する施設で一定のもの (4)廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定するごみ処理施設及び産業廃棄物処理施設で一定 のもの (5)海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律に規定する廃油処理施設 (6)ダイオキシン類対策特別措置法に規定する特定施設から発生し、又は排出されるダイオキシ ン類の処理施設で一定のもの (注2)次の事業の用に供する施設のうち事務所以外の施設が対象になります。 (1)廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定による許可を受けて行う産業廃棄物の収集、運搬 又は処分の事業 (2)広域臨海環境整備センター法に規定する業務として行う産業廃棄物の収集、運搬又は処分の 事業 (3)浄化槽法の規定による許可を受けて行う浄化槽の清掃の事業 (4)海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の規定による許可を受けて行う廃油処理事業 地方税法附則第33条 項 号 4 ※適用期限が定められています。 対象施設 資産割 廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定 する広域的処理に係る環境大臣の認定を受 けた者が、専ら廃棄物の処理の事業の用に 供する一定の施設 3/4 従業者割 適 用 期 限 平成21年4月1日以後最初に 終了する事業年度分まで 平成22年度税制改正により【削除】されました。 地方税法附則第33条 項 5 ↓ 4 号 対象施設 資産割 特定農産加工業経営改善臨時措置法に規定 する承認計画に基づき、特定農産加工業者 等が事業の用に供する一定の施設 1/4 従業者割 適 用 期 限 平成23年3月31日までに 終了する事業年度分まで ↓ 平成25年3月31日までに 終了する事業年度分まで 2 課税標準の特例の判定日 課税標準の特例の適用があるかどうかは、課税標準の算定期間の末日の現況によって 判定されます。 (平成24年4月1日現在)