素材 構造 設備 - SAWADA LAB

素材 構造 設備
ガソリンスタンドのリノベーション
オレゴンムーンギャラリー
所在地：江東区猿江1-18-4
構造：RC
面積：19坪
建築施工：1968年
リノベーション：1993年
BEFORE
AFTER
改修は建物を再利用することを前提に、
給油スペースなどスタンドとしでの躯体部
分はそのまま残し、外壁にグリーンの塗装
を施した。また、ガソリンスタンドのリノ
ベーションは、地下のタンクが最大の課題
だが、このギャラリーではタンクに水を入
れてつぶすという方式を取り経費を抑えて
いる。撤去となれば平均500∼600万円は見
込まなければならない。
内装はスタンド時代事務スペースだった
部分とリフト室の間の壁を壊して、面を合
わせるために事務室の途中からフローリン
グの床を張り、地面から一段高くしている
。リフト室のシャッター部分には断熱材を
用いた壁を立て、一部窓を穿った。全体に
立てた壁とともに白で統一している。事務
室側に見えているリノリウムの床は触って
いない。天井は剥きだしにして黒く塗装を
施している。ファサードのガラス部分はそ
のままに、扉を付け替えた。一部に装飾と
して板を張っている。
事務所側の側壁に入っていたガラスは白
く塗装した。給油量ゐ電光掲示板を取り払
った際に切り取ったパイプが露出している
など所々にスタンドの面影が見え隠れする
。特にスタンドそのままのキャノピーの照
明が、名残を色濃く残している。夜になる
とパーティスペースと化すこともしばしば
ある。
キーワード
「SD-Space Design」1999.10
リノベーション前のガソリンスタンドの平面図
リノベーション
ギャラリー
コンバージョン
RC
GS