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④ 物質経済から情報経済への転換 モノを中心とした経済から、情報を

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④ 物質経済から情報経済への転換 モノを中心とした経済から、情報を
※5
補助金の削減
2006年度までに4兆円削減。
各補助金の削減額などは予算編成時に
税源移譲
地方交付税改革
基幹税を移譲する。補助金削減の8割
を移譲。義務的経費は全額
財源保障機能全般を見直して、
総額を縮小
④ 物質経済から情報経済への転換
モノを中心とした経済から、情報を中心とした経済への移行も進んでいる。
日本で最初に国勢調査が行われた1920年(大正10年)には、就業者の半分以
上が農業に従事し、二次産業も含めると、75%がモノをつくる産業に従事し
ていた。
最新の2000年の国勢調査では、モノをつくる分野の就業者は3分の1に減
り、3分の2はモノをつくらず、何らかの形で情報を扱うビジネスに移って
いる。この傾向はさらに進展していく。これもこれから国家や地域が考えな
ければならない転換である。
●就業人口比率の推移
(%)
第1次産業
54
1920年
2000年
第2次産業
5
第3次産業
21
30
24
65
⑤ 開発主義から回復主義への転換
北海道にある標津川は、かつて上流から河口まで数10箇所も蛇行している
自然河川であり、その両側は釧路湿原と同じような大湿原であった。ところ
が、昭和20年からの食料増産活動で、運河を掘って川を直線にして水捌けを
良くし、湿地帯を乾燥させて牧場や畑地に転換してきた。蛇行部分は三日月
湖として残っていたが、一昨年から、三日月湖の堤防を切って運河に接続し、
以前の川に戻そうという工事が始まっている。
このような工事は標津川だけではなく日本全国、そして世界各地で始まっ
ている。明治以来、日本の人口が3.5倍に増え、農地も宅地も工業用地も必
要であった時代には、開発という名目で自然を改造してきたが、最近では自
然をかつての状態に復元するということが公共事業の主題になってきた。
⑥ 官尊民卑から主権在民への転換
明治以来、官僚が偉いという思想が続いてきたが、官依存の社会がさまざ
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