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審査項目 中項目 1.施設の設置目的について 1.すべての利用者の平等

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審査項目 中項目 1.施設の設置目的について 1.すべての利用者の平等
別紙3
審査項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
中項目
1.施設の設置目的について
都市生活を営む上で避けることのできない廃棄物の存在に市民が気づき、その処理と再生工程
に目を向け、そこから、下関市の環境基本方針や様々な環境保全活動へ目を移すきっかけとなる
よう支援する施設であると理解している。
2.施設の存在意義(管理の基本となる4つの目標)の再確認
①下関市の自然を使った環境教育の推進
②環境啓発活動による市民のライフスタイルの転換
③下関市の歴史・文化遺産の継承(歴史と自然が調和する下関市の保全)
施設の設置目的
及び市が示した
管理の方針
④環境保全に取り組む市民・企業を個々から団体への力の変換
3.指定管理者のコンセプトについて
「下関市の環境教育ハブポート 下関市リサイクルプラザ」
4.指定管理者としての3つの基本姿勢について
①下関市民の環境教育の学びと交流の場づくりに邁進する。
②他施設との共創・協同による本市の人づくりに貢献する。
③施設機能を最大限活用し、施設の価値を拡大する。
1.すべての利用者の平等な利用の確保
平等公平利用を実現する上で欠かせない2つの柱
平等な利用の確
保
①平等性の基本は「市民の誰もが利用できる施設」と考え、適正な利用受付の堅持
②ユニバーサルデザインの考え方を基本として、「心のバリア」、「プログラムのバリア」、
「施設のバリア」に配慮できる職員の養成
●ロナルド・メイスが唱えたユニバーサルデザインの7原則のうち、「使う上での柔軟性がある
こと」(利用における柔軟性)を特に重要視する。
1.共同事業体構成団体の財務状態の健全性
団体の経営状態
(経営の健全
性)
①共同事業体代表団体の太平ビルサービス(株)は、豊富な資金を背景に、健全な経営と健全な成
長を続けており、財務状況は高い安定性を維持
②共同事業体を構成する3団体とも財政状況は良好で安定
1.目標
①延べ利用者数:平成26年度実績58,216人に対し、平成30年度には65,000人を
目指し、目標を達成する。(平成28年度60,000人、平成29年度62,500人)
②環境教育講座数:平成28年度280、平成29年度300、平成30年度330
利用者の増加を
図るための手法 2.広く施設利用を促す広報システムづくり
情報誌(月報)発行・市報掲載・メールマガジン配信 月1回
自主事業チラシ発行・ブログ作成・フェイスブック投稿 随時
ホームページ更新 月1回以上
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審査項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
中項目
3.マスメディアでの広報活動を積極的に展開
4.利用促進のための営業活動
①利用促進を図るポスターを作成し、市内の中学校・高校、大学への掲示を依頼。
②アースデイ関門などの地球資源を考えていく環境イベントや、ハンドメイド作家が出展するイ
ベントなどにも積極的に参加。
5.体験教室・講座等の開催について
リサイクルや環境に係る体験教室・講座、エコクッキング教室等 年270回以上開催
※定期的に通常メニューにはない講座等を取り入れる。
※紙すき、エコパッグ作りは、下関市教育委員会の出前講座のメニューに登録。 6.施設内の展示物及び掲示物について
①1階展示ホール:
リサイクル商品やエコ商品、フェアトレード商品などリサイクルや環境に配慮し
た商品等の展示や販売
②1階休息コーナー:
企業のCSR活動や環境に配慮した商品の紹介、環境関連の月刊誌等を置いたく
つろぎながら学べる空間づくり
③2階ホール: 環境活動を行っている団体の紹介や情報の発信
④3階ホール: 学校教育での環境学習の実施事例や導入事例などを紹介する情報発信
利用者の増加を
図るための手法
※導入ゾーン、情報広場ゾーン、リサイクル学習ゾーンなど、テーマに分けた展示スペース作
り
7.再生工房の有効活用について
①自転車のリサイクル品などの制作
②設備やスペースを活かした自転車のメンテナンス講習会の定期的開催
8.不用品の譲受け、不用品・粗大ごみ等の修理・再生及び不用品・再生品の販売について
①1階を利用し、不用品・リサイクル品等の販売、設置目的に沿ったエコ商品やフェアトレード
商品などの販売事業の実施。
※利用者にとって、購入だけでなく、商品を見て、手に取って学べるスペース作りに努める。
②修理してリサイクルした自転車の販売は継続して実施。
③不要品については、子ども服などを充実させ、交換制度を設け子育て世代を支えるリサイクル
活動に取り組む。
④収益の一部は、図書費や教材費に充て、図書室や活動の充実を図る。
9.市、地域、関係機関、ボランティア、各種団体及び企業との連携又は協働について
①学校、市民団体、企業など、それぞれの来場目的に合った施設作りを行い、ニーズに応えてい
く。一方、来場が困難な団体や屋外活動を希望する団体などには、要請により出張型講座等を積
極的に実施する。
②近隣の他施設や他団体の環境活動情報を発信するコーナーを設ける。
③近隣の他施設との情報交換を進めるため、担当者を置き、他施設との連携(事業の協働、協力
した広報体制など)を積極的に行う。
④地域事業への職員派遣を実施。
⑤施設ボランティア育成。市や企業とも連携しながら、活動の幅を広げていく取り組みの推進。
⑥地域ボランティア団体への支援(活動のサポート)
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審査項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
中項目
1.施設の利用を促進するための方策について
①ホームページ機能
研修室等の利用状況・空室情報を掲示
電話やFAXに加え、電子メールで申込みを行える環境の整備
②フェイスブックの活用やメールマガジン配信
③開館時間(利用時間)の延長などについて
開館時間 午前9時∼午後9時
※利用団体がない場合、午後5時閉館。延長時間に関しては、利用者及び利用団体の要望を最
優先して、閉館時間を決定する。
※休場日の月曜日の利用希望団体がある場合、臨時開館をする。
④利用者のニーズを把握したプログラムの充実、備品や書籍・教材などの購入
⑤共同事業体が所有するマイクロバス(2台)の無料運行
自主事業での使用。学校や利用団体の要望に応じた運行。
⑥食事のケータリングサービスの導入
2.トラブル防止や利用者の意見・要望及び苦情への対応について
サービスの向上
を図るための手
法
①苦情対応の基本方針(3つ)に沿って真摯な態度で対応
②苦情解決マニュアルを策定し、苦情受付担当、苦情解決責任者の設置
③現場での迅速な対応。所内会議(又は企業体運営会議)で業務改善案を立案、その内容の周知
徹底。
④苦情内容及び解決結果を報告書にまとめ、市に報告〔重大な苦情を受けた場合は、受けた段階
で市に報告〕
⑤接遇研修・クレーム対応研修の実施
⑥苦情を未然に防ぐため日頃から業務改善を推進
3.利用者の意見及びニーズの把握について
①利用団体向けアンケートの実施、利用者向けアンケート用紙配置及び意見箱設置による回収、
ホームページによる苦情、要望・意見の収集、自主事業アンケートの実施、Face to Face のコ
ミュニケーション
②年間のアンケート結果を施設運営協議会で評価してもらい、施設づくりへの提言を受ける。
③一緒に事業活動するボアンティア団体とボアンティア協議会を開催し、課題・要望などの聞き
取りを行い、協働して施設作りを行う。
4.自主事業の実施
①リサイクル品や自然物を使った木工クラフト、②流木や漂流物を使ったシェルクラフト、③廃
油を使った石鹸作り、④フリーマーケット、⑤生物観察講座、⑥ハーブレッスン、⑦布のリメイ
ク教室、⑧小さな家具のリメイク教室、⑨紙すき、エコバック教室、⑩スローフード教室、⑪
ゴーヤ活用料理教室、⑫緑のカーテン作り、⑬エコクッキング(昔のお料理体験教室)、⑭パッ
チワークや小物作りなどのリサイクル教室、⑮ネイチャーゲーム体験教室、⑯サイクリング教
室、⑰ノルディックウォーキング教室、⑱下関の自然環境見学ツアー
1.共同事業体構成団体の役割分担
施設の維持管理
の内容
①施設のハード面、警備、清掃、植栽業務担当:太平ビルサービス(株)
②施設の運営、施設管理、安全管理、自主事業等担当:(株)FEEL
③安全管理や安全教育プログラムの立案、経理、予算管理職員の派遣、環境教育スタッフの派
遣:(有)カヌースクール九州
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審査項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
中項目
2.職員による日常巡回点検
3.職員による日常清掃によってクリンネスの徹底
施設の維持管理
の内容
4.再委託業務の予定について
太平ビルサービス(株)は、次の2点について特に留意し、太平ビルサービス(株)の協力業者管
理基準に従い、再委託先の管理を適正に行う。
(1)業務実施が確実に担保できる会社 (地場企業優先)
(2)夜間・休日に事故・トラブルが発生した場合に緊急対応ができる体制を有した会社
1.経費の縮減及び効果的かつ効率的な管理運営について
①効率的な人材運用(マルチタスク化の推進)
②月次決算による厳格な管理《問題点の分析・明確化⇒最善の対応策を実施》
③物品納入時は、経理規定に基づき2社以上から見積書を取り、経費縮減に繋げる。
管理に係る経費
の縮減効果
④共同事業体本部のバックアップ《事業体独自で予算化し、人的・物的資源を提供》
ア)構成団体の太平ビルサービス(株)による定期的な施設巡回の実施《不良箇所の早期発見に
よる修繕費抑制》
イ)事業体が所有する車両(マイクロバス、軽トラック等)の提供《市民サービス向上と業務の
効率化》
⑤事業体内での職員研修実施《人材育成コストの縮減》
⑥職員の節約意識の徹底《省エネに対する具体的施策》
1.配置人員について
①所長1名(正規、週40時間勤務)、②主任1名(正規、週40時間勤務)、③指導職員2名
(パート、週32時間勤務)、④事務職員1名(パート、週32時間勤務)
※突然の職員欠員、イベント時の安全管理、自主事業の開催に対し、必要に応じ、共同事業体管
理本部より人員を増員
2.多重チェック体制の確立と厳格な資金管理について
経費支払いには、施設経理担当者、所長、共同事業体本部による多重チェックを実施。決済手段
は、原則銀行振込みとする。
銀行の通帳と銀行印は異なる場所で保管。
施設の運営管理
や組織
所長及び共同事業体本部の決裁がないと資金移動できないようにする。
3.共同事業体運営会議を3ケ月に1回招集し、指定管理業務に関する意思決定を行う。
〔招集目的〕 施設管理に関わる明確な目標設定とその適正な評価を行うため
4.職員の資質向上を目指した研修計画について
①一般研修(新任研修 1回、服務研修 2回、人権研修 1回、接客マナー研修 1回、安全
管理研修 適宜)
②専門研修 適宜、③自己研修 適宜、④職場研修 随時、⑤安全大会 年2回、
所内訓練・研修 〔⑥合同防災訓練・人命救助講習会 年2回、 ⑦暴力団対応研修・クレーム
対応研修 1回〕)
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審査項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
中項目
1.指定管理業務の実績について
①下関市深坂自然の森及び森の家下関(平成23年度∼)
過去の実績等
②玄海グリーン&アドベンチャー共同事業体としての実績
北九州市玄海青年の家、北九州市かぐめよし少年自然の家、北九州市もじ少年自然の家
1.利益の有効活用方策について
利益の有効活用
方策
①人件費への充当、 ②修繕費の拡充
③教材等活動物品の購入、図書館の環境関連書籍の充実
1.個人情報保護に関する基本的な考え方及び取り組みについて
①個人情報保護法並びに下関市個人情報保護条例を遵守。個人情報保護に関する内部規定を作
成。「みさかの森自然学校個人情報保護規定」に沿って適切に管理。
②情報管理責任者を選任し、管理を徹底。事故発生時又はその可能性が確認された場合、情報管
理責任者は、直ちに市に詳細な状況を書面とともに報告し、対応を協議。
③個人情報保護委員会(内部組織)の設置。
④全ての職員と誓約書の取り交わし。
⑤常に最新の関係法令を意識したマニュアル類(運用マニュアルなど)を整備、研修を実施。
⑥チェックリストを用いた業務確認や点検実施。
⑦個人情報保護に関する取り組みを施設内に掲示及びホームページ等で公表。
2.指定管理者の帰責事由による損害賠償等リスクへの対応について
賠償責任保険(身体障害 1億円/名、財物損壊 5千万円、保険料 300千円/年)
3.危機管理対策について
①事故を未然に防ぐ施設作り
安全管理、緊急
時等の対応
施設や駐車場の巡回点検実施により、設備の故障や不良箇所の早期発見。不審者への警戒。
②利用者・利用団体への安全啓発活動を推進(来場時)
③職員の安全管理トレーニングの実施
④情報の共有(ヒヤリハットレポート)
⑤疾病に対する予防と対策
⑥プログラム催行マニュアルの策定(自然の中での自主事業用)
⑦食事作成時の安全管理強化(自主事業時)
⑧事故発生時の迅速な対応を可能にする体制づくり
⑨施設職員に甲種防火管理者を配置し、防火管理者に選任すると同時に防災管理者を置く。
⑩マニュアル(火災発生時、事故(傷病者)発生時、不審者発見時)を作成
⑪定期的な防災訓練・講習会等の実施
⑫消防設備の重点点検の実施
専門技術者により年2回実施(日常の巡回点検、市実施の法定点検とは別)
⑬消防設備の重点点検の実施
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審査項目
中項目
指定管理候補者
(みさかの森自然学校共同事業体)
提案額: 管理運営委託料(指定管理料)の3年間の平均額 経済性
16,385千円
平成28年度から平成30年度までの3年間の合計額 49,156千円
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