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電納ヘルパー 国交省設計版/NEXCO対応版 機能拡張項目
電納ヘルパー 国交省設計版/NEXCO 対応版 機能拡張項目 Ver.6. 2013/2 目 次 1. はじめに................................................................................................................................................ 3 2. 基準対応について.................................................................................................................................. 3 3. Windows8 対応について....................................................................................................................... 4 4. 入力画面について.................................................................................................................................. 4 5. 測量オプションについて....................................................................................................................... 4 6. データ読み込みについて....................................................................................................................... 5 7. ファイル登録について .......................................................................................................................... 5 7-1. ファイルプロパティ取得機能の追加................................................................................................. 5 7-2. 図面オプション機能の追加............................................................................................................... 6 7-3. 他基準の図面成果の納品対応(基準外の対象工種を追加対象工種としない機能) ......................... 6 7-4. アプリケーションマスタ自動登録機能の追加 .................................................................................. 7 7-5. ツリー表示位置の保持機能の追加 .................................................................................................... 7 7-6. ユーザー定義フォルダのファイル命名規則設定機能の追加............................................................. 8 7-7. ファイルパスの長さをチェックする機能の追加............................................................................... 8 8. データ入力について .............................................................................................................................. 9 8-1. エクセルからの属性貼り付け機能の改良 ......................................................................................... 9 8-2. 属性入力画面に記入例の表示機能の追加 ....................................................................................... 10 8-3. XML入力画面に入力内容のツールチップ表示 ................................................................................ 10 8-4. リナンバー機能の改良 .....................................................................................................................11 8-5. テクリス項目(業務分野コード・業務キーワード)のリスト選択機能の追加 .............................. 12 9. データチェックについて..................................................................................................................... 13 9-1. PDFファイルしおりチェック機能の改良........................................................................................ 13 9-2. オリジナルファイル禁則文字チェック対象にDOCX、XLSXの追加.............................................. 13 9-3. 指定したファイルに対して図面適合検査(CADチェッカー)を実行する機能の追加................... 13 9-4. チェック結果の確認済み項目を削除するメニューの追加 .............................................................. 14 9-5. フォントの埋め込みチェック機能追加 ........................................................................................... 14 9-6. 報告書ファイル関連付けのチェック機能追加 ................................................................................ 14 10. イメージ作成について..................................................................................................................... 15 10-1. イメージ作成時の上書き確認機能の追加 ..................................................................................... 15 10-2. PDFファイル分割機能の追加........................................................................................................ 15 10-3. ファイルプロパティ設定機能の追加............................................................................................. 17 10-4. 拡張子が 4 文字以上のファイルのZIP圧縮機能の追加 ................................................................. 18 10-5. 更新日時の編集機能追加 .............................................................................................................. 18 10-6. オリジナルファイル名での保存機能の追加 .................................................................................. 19 11. その他.............................................................................................................................................. 20 11-1. サポートへの問い合わせ機能の追加............................................................................................. 20 2 1. はじめに 本書は電納ヘルパー(国交省設計版)/電納ヘルパー(国交省設計版)NEXCO 対応版 Ver.6.より新たに追加さ れた機能についての解説書となります。Ver.5.以前をご利用のお客様はあらかじめ本書をお読み頂いてから ご利用下さいますようお願い申し上げます。 また、初めてご利用されるお客様におかれましても、Ver.6.より追加された機能の特徴がわかりやすく解説 されておりますので是非ご一読ください。 なお、本書は、電納ヘルパー(国交省設計版)を元に説明しています。 電納ヘルパー(国交省設計版)NEXCO 対応版をお使いのお客様は、適宜読み替えてご利用ください。 2. 基準対応について 以下の電子納品要領に対応しました(電納ヘルパー(国交省設計版)NEXCO 対応版をご購入のお客様のみ) 。 調査等業務の電子納品要領(案)共通編 調査等業務の電子納品要領(案)図面作成編 (東・中・西日本高速道路株式会社) 調査等業務の電子納品要領(案)土質地質調査編 調査等業務の電子納品要領(案)測量編 NEXCO ※NEXCO の基準だけでなく、国交省の基準も扱うことが可能です。 なお、JH・JHREF フォルダはイメージ作成時に自動的に作成されます。 3 平成 17 年 4 月 平成 17 年 4 月 平成 17 年 4 月 平成 17 年 4 月 3. Windows8 対応について 電納ヘルパー(国交省設計版)は、Windows8 での動作を保証しています。 4. 入力画面について ツールバー下のアイコンの文字列を大きくしました。 5. 測量オプションについて 測量オプションの画面サイズを大きくしました(電納ヘルパー測量オプションをご購入のお客様のみ)。 当社比 150%UP! ※ ご注意 以前の電納ヘルパー測量オプション Ver.5.は電納ヘ ルパー(国交省設計版)Ver.6.ではご利用できません。 電納ヘルパー測量オプション Ver.5.のセットアップ CD を使用してインストールすると右の画面が表示 され、インストールが続行できますが、ご利用が出 来ません。電納ヘルパー測量オプションをご利用に なる場合は、Ver.6.にバージョンアップしてください。 なお、電納ヘルパー測量オプション Ver.6.は電納ヘルパー(国交省設計版)NEXCO 対応版でもご利用い ただけます。 4 6. データ読み込みについて 納品媒体読み込み時、土木設計業務等の電子納品要領(案)と港湾局の電子納品ガイドライン(案)のよ うに、媒体データだけで基準の区別が出来ない場合に、基準の競合画面が管理ファイルごとに表示されて いましたが、業務管理ファイルの基準に従って読み込むようにしました。これにより、選択回数が一度で 済むようになりました。 一度指定するだけで OK 7. ファイル登録について 7-1. ファイルプロパティ取得機能の追加 報告書フォルダに PDF ファイルを登録する際に、PDF ファイルのプロパティを取得して設定します。 社内や関連会社間でルールを決めて運用することで管理項目設定の効率化が図られます。 操作は[ツール] [ファイルプロパティ連携] [ファイル登録]で行います。 設定項目 ※Micosoft Office2007 以降のファイル(拡張子 DOCX,XLSX)は対象外です。 5 7-2. 図面オプション機能の追加 図面ファイルを対象工種や図面種類のフォルダにドロップすることで、それぞれの属性を設定する機能を 追加しました。 操作は[ツール] [図面オプション]で行います。 7-3. 他基準の図面成果の納品対応(基準外の対象工種を追加対象工種としない機能) 対象工種と図面種類に農水省のものを利用して納品するようなケースに対応可能としました。基準外対象 工種と図面種類の設定は、図面オプションで簡単に設定することが可能です。 本来「対象工種-数値」 501 の場合、「追加対象工 種-数値」の設定が必要 ですが、設定をせずにイ メージ作成することが可 能になりました。 6 7-4. アプリケーションマスタ自動登録機能の追加 アプリケーションマスタに未登録のファイルを追加する場合に、メッセージを表示させてファイルを登録 可能にする機能を追加しました。 操作ミス等で本来の場所 以外に追加してしまった 場合には、いいえを選択 してください。ファイル は登録されません。 7-5. ツリー表示位置の保持機能の追加 ファイルのドロップ中にマウスカーソルをツリー上に移動させると、ツリーが即展開されてしまい目的の フォルダにファイルをドロップできない現象を回避するようにしました。 REPORT にドロップしよ うとしてツリー上にファ イルを移動させると・・・ ツリーが展開されてしま い、目的のフォルダにフ ァイルをドロップできな い 7 7-6. ユーザー定義フォルダのファイル命名規則設定機能の追加 ユーザー定義フォルダに登録されるファイルの命名規則を規定する機能を追加しました。 例:命名規則が「報告書###」の場合 7-7. ファイルパスの長さをチェックする機能の追加 ファイルのパスの長さが長すぎる場合に、適切なメッセージを表示するようにしました。 8 8. データ入力について 8-1. エクセルからの属性貼り付け機能の改良 これまで、図面管理ファイルの対象工種やライフサイクル等の属性を設定する場合、まず一つのファイル に対してコンボボックスで指定して、その後属性コピー機能を利用して複数のファイルに対して反映させ る方法がありましたが、その機能に加えてクリップボードの値を設定することが可能になりました。 これにより、あらかじめエクセル等で設定されたデータを一度に設定することが可能となりました。 ◆これまでのやり方 属性を設定する 属性コピー 貼り付け行を指定し て属性貼り付け ◆これからのやり方 エクセルで設定した 値をコピーして セルを指定して貼り 付け なお、プログラムのインストールフォルダに「図面データ入力例.xls」がインストールされていますので、 サンプルとしてご利用いただけます。 9 8-2. 属性入力画面に記入例の表示機能の追加 属性入力画面に記入例の表示を追加しました。 コピーも可能 データをコピーすることも可能です。 8-3. XML入力画面に入力内容のツールチップ表示 XML 入力画面で、業務概要など文字数が多くなる項目の表示が途中で切れて表示されてしまうことがあり ますが、その場合に、ツールチップを表示させてすべての内容を表示するようにしました。 10 8-4. リナンバー機能の改良 ファイル一覧画面で、図面番号等をリナンバリングする際に、開始番号の指定を可能にしました。また、 Ctrl キーを押して行を選択することで、選択された行のデータのみリナンバリングすることを可能としま した。さらに、これまでファイル一覧画面は、サブフォルダごとに表示されていましたが、図面フォルダ (DRAWING フォルダ)上でファイル一覧画面を表示するとすべてのファイルが一覧できるようになりま した。 開始番号の指定が可能 選択した行のみ処理が可能 サブフォルダ内のファイル もすべて一覧表示が可能 11 8-5. テクリス項目(業務分野コード・業務キーワード)のリスト選択機能の追加 業務分野コードと業務キーワードをリストから選択可能としました。 さらにダブルク リックすると画 面が表示される ダブルクリック すると画面が表 示される さらにダブルク リックすると画 面が表示される ダブルクリック すると画面が表 示される 12 9. データチェックについて 9-1. PDFファイルしおりチェック機能の改良 Adobe Acrobat Distiller の設定にある「オブジェクトレベルの圧縮」の設定を[最高]の状態で作成された PDF ファイルを正常に読み取り、しおりの存在をチェックすることが可能になりました。 これまではこのようなメッセージが表示さ れ、行われなかったしおりのチェックが可能 になりました。 9-2. オリジナルファイル禁則文字チェック対象にDOCX、XLSXの追加 オリジナルファイル禁則文字チェックに、Micosoft Office2007 以降のファイル(拡張子 DOCX,XLSX)を 追加しました。 選べない 選べる 9-3. 指定したファイルに対して図面適合検査(CADチェッカー)を実行する機能の追加 これまで、データチェック時に一括して図面適合検査※をすることが可能でしたが、その機能に加えて、 図面一覧画面で指定したファイルに対して図面適合検査をすることが可能になりました。 修正のあったファイルに対してのみチェックを実行した場合にご利用いただけます。 ※図面適合検査には CAD チェッカーが必要です。 13 9-4. チェック結果の確認済み項目を削除するメニューの追加 チェック結果リストに表示されている項目のうち、確認済となっている項目を削除する機能を追加しまし た。 9-5. フォントの埋め込みチェック機能追加 報告書 PDF ファイルにフォントが埋め込まれているかどうかを確認する機能を追加しました。 操作は[ツール] [ファイルプロパティ連携] [ファイル登録]で行います。 9-6. 報告書ファイル関連付けのチェック機能追加 報告書ファイルに、オリジナルファイルが関連付けられていない場合に、エラーとする機能を追加しまし た。 操作は[ツール] [ファイルプロパティ連携] [ファイル登録]で行います。 14 10. イメージ作成について 10-1. イメージ作成時の上書き確認機能の追加 イメージ作成場所に、既に作成済みのイメージがある場合に、上書き確認のメッセージを表示するように しました。 10-2. PDFファイル分割機能の追加 基準上 PDF ファイルのサイズが大きすぎる場合、一定のサイズで分割することと、さらに、しおりに対し て当該ファイル以外の別ファイルへのリンク(ハイパーリンク)を設定するような記載があります。 指定したサイズを超えずにファイルを手動で分割するだけでも大変ですが、さらにしおり設定まで行うと なるとかなりの時間がかかります。これをイメージ作成時に、自動的に行う機能を追加しました。 操作は[ツール] [ファイルプロパティ連携] [ファイル登録]で行います。 ※チェックボックスの設定パターン ON: 詳細画面を表示して、PDF 分割を行います。 OFF: PDF 分割は行いません。 3 ステート※:詳細画面を表示せず、PDF 分割を行います。 ※セキュリティの設定された PDF ファイルに対して分割は出来ません。 ※3 ステートとは、チェック ON の状態でクリックすると設定される状態です。 チェック ON⇒3 ステート⇒OFF の順番で設定されます。 15 元データ(全 5 ページ 第 1~6 章) 5MB ごとに分割、1~2 ページ目、3 ページ目、4~5 ページ目で分割されるとします しおり 1 ページ目 2 ページ目 3 ページ目 4 ページ目 5 ページ目 第1章 第1章 第3章 第4章 第5章 第6章 第2章 第3章 第4章 第2章 第5章 第6章 しおり 1 ファイル目 1 ファイル目 しおり 2 ファイル目 しおり 3 ファイル目 3 ファイル目 第1章 1 ページ目 2 ページ目 第1章 1 ページ目 第1章 1 ページ目 2 ページ目 第2章 第1章 第3章 第2章 第4章 第2章 第5章 第6章 第3章 第3章 第3章 第4章 第4章 第4章 第5章 第5章 第6章 第6章 第5章 第2章 第6章 すべてのファイルに元ファイルと「見た目が」同じしおりを設定する 1 ファイル目 第 1~3 章はファイル内ジャンプ。 サムネール表示 第 4~6 章は対象ファイルを開く 2 ファイル目 第 4 章はファイル内ジャンプ。 それ以外は対象ファイルを開く 3 ファイル目 第 5~6 章はファイル内ジャンプ。 それ以外は対象ファイルを開く 例として、分割前のファイルサイズが 4.95 MB の PDF ファイルを 2MB で分割する場合、1.76 MB、1.87 MB、 1.79 MB の 3 ファイルに自動的に分割されます。 これは、単純にファイルサイズでの分割になるため、 場合によって、例えば次の章の一ページ目が PDF フ ァイルの最終ページになってしまうというような「(報 告書として)正しい」分割位置にならない場合があり ます。また、PDF ファイルの内容により分割位置・分 割後のファイルサイズは変化します。 そのため、画面を表示せずに全自動で分割することも 可能ですが、サムネールを表示させて、手動で分割位 置の指定を行うことも可能です。 16 任意の区切りを設定可能 10-3. ファイルプロパティ設定機能の追加 イメージ作成時に、報告書フォルダ内のファイルのプロパティを設定します。 納品成果に、作成者欄に記入されている「会社名」や「担当者名」を消したい場合等に威力を発揮します (その場合は、「空白」を指定します)。 ただし、ファイルの更新日時が変わりますのでご注意ください。その場合は、後述の「更新日時の編集機 能」と組合せてご利用ください。 操作は[ツール] [ファイルプロパティ連携] [イメージ作成]で行います。 設定項目 ※セキュリティの設定された PDF ファイル、Micosoft Office2007 以降のファイル(拡張子 DOCX,XLSX) は対象外です。 17 10-4. 拡張子が 4 文字以上のファイルのZIP圧縮機能の追加 Micosoft Office2007 以降のファイル(拡張子 DOCX,XLSX)は、拡張子が 4 文字のため電子納品対象外と なっています。そのため、受発注者間協議でファイルを圧縮して納品するというケースがあります。 イメージ作成時に、拡張子 DOCX,XLSX ファイルを自動的に ZIP 圧縮して納品イメージを作成します。 REP01_01.XLSX ではなく REP01_01.ZIP になります。 このまま(拡張子 4 文字)では納品 NG REP01_01.ZIP の中身は REP01_01.XLSX になります。 操作は[イメージ作成] [オプション]で行います。 10-5. 更新日時の編集機能追加 更新日時を変更可能とし、指 イメージ作成時に、ファイル一覧画面に表示されている「更新日時」を、 ファイルの更新日時に変更する機能を追加しました。 操作は[イメージ作成] [オプション]で行います。 18 定した日時に設定します。 10-6. オリジナルファイル名での保存機能の追加 イメージ作成時に、フォルダの構成は電子納品の形式のまま、ファイル名をオリジナルのファイル名※で 保存する機能を追加しました。 ※オリジナルファイル名とは、ファイル登録時に自動的に元ファイル名が設定される項目のデータのこと で、報告書ファイルの場合は、 「報告書ファイル名日本語名」タグのデータ、報告書オリジナルファイルの 場合は、「報告書オリジナルファイルデータ日本語名」タグのデータ、図面ファイルの場合は、「図面名」 タグのデータになります。 ◆報告書ファイルの場合 ◆報告書オリジナルファイルの場合 ◆図面ファイルの場合 そのため、同じデータが設定されている場合はファイルが上書きされてしまいますのでご注意ください。 また、データが空の場合は電子納品基準のファイル名で保存されます。 操作は[イメージ作成] [オプション]で行います。 19 11. その他 11-1. サポートへの問い合わせ機能の追加 バージョン情報ダイアログから、サポートに必要な情報を自動的に取得し、問い合わせメールを起動する ようにしました。 問い合わせアドレスやパ ソコンの利用状況を自動 的に設定してメール画面 を起動します。 ※すべてのメールソフトの対応を保証するものではありません。 以上 20