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スリランカ都市部の世帯構成の特徴1
1 7 7 論 文 スリランカ都市部の世帯構成の特徴1) 下村 松西 荷 主 郎 2) 教 子3) Abs 甘' a c t 1 no l l rr es e ar c h.D a t af r o m1 9 8 1P o p u l a t i o nCensl 1so fS r iL a nkawer er et a b u l a t edby e a chhous ehol du n i tf orB a m b a l a p i ti y aandHav el o ckTown,3, 8 4 8h O l l s eho l d si nt o t a l,t o s howb a s i cs t a t i s t i c sa n dc h ar a c t e r i s t i c so ft heh O l ls eho l dc ompos i t i o n .1 )Thep r o p o r t i o no f : t hee x t e nd( a m i l yhOls ehol di sa sh igh" s4 2. 6%. 2 )Thef e m a l e he ade dhous eho l dsmos ly t ( 8U 唱 )c ons i s to ft hewidowedmothe rwi t hc h i l d re na n do t h e re x t e n d e df a m i l ymember s 3 )Thea v e r a g e" g eo ff e m a l eho u s e h ol dhe a d si shi g h ert h a nt h a to fma l e . 4)B u r g e r ss e el11 t oh a v eh i ghe rp r o p or t i o nof v e r t i c a lye x t ende df a m i l yh O l ls eh o l dsw h i l eMoorsa n dMalays 1y hor iz ont alye x t en d e d . 5 )Thea v er a g ehous eho l ds i z ei sa sl a r gea s8 . 2 4[ o rv er t i c al h i chi sl a r g erb y1p er s ont ha nt ha tf 1 'o l 1 1 e xt e nde df a m i lyh O l ls ehol ds .I ti s5 . 3 1a saw h o l e,w a ne x ampleo fav i l l a g ei nKurune g a la . 6 )Thep r o p or l i o no fi n d i v i c l u a lsbyf a m i l yt y pea n d t ha lb yr e l a t i o n1 0t hehe adf o r1 0y e a ra g egroupmayp a r t l yi n d i c a t ei n d i v i d u a lss h i I t i ng )Co h a b i t a t i o no fc h i l d r e no v er2 0y e a r so fa g e amongh O l ls eh o l dsof d i f f e r e nlf a m l i yl yp e.i i so b s e r v e dll10 r eo f t e na f f i Q n gonep a r ent! lu c 1e arf a m l i yhous eho l ds( o v e r6 0 弛) キーワード スリランカ ;I~I 勢;削在; I 立市桃成 経済ザ'文献季報分野i"l f i号 1 42 1 1 はじめに 8 8 1年から実施されている全数調査であり、すべての統計制 スリランカの人口センサスは 1 l l!mな調査である 。実施年によって荷干の調査項目の迎いはあるが、人口調 査 の t i 1 ; l i f I i と な るi 査からス リランカの人口の静態的および動態的な情報を得る ことが可能となり、スリランカ における人口研究の ffi~ な資料として)fj\ミられてきた 。 スリランカの人口センザスが人口に関する重嬰な情報を従供する 一方で、松下(19 9 9 )で 山i f 主 指摘されているように、その報告書には世帯に関する集計結果は記載されていない。 l I)本研究は平成 1 3 年民側 i L Y大学学術研究助成基金 ( 奨励研究)に よって行 った。 2)側聞大学経済学部教授 3) X., II~環境大学!l;)続的 w学 t~i)専任 J抑制l 6 3 1 7 8 関西大学 f 経済論集 j第 5 2 巻第 2号 ( 2 0 0 2i"9月) との続柄に│具l する調査項目があるにもかかわらず、 1 立f i f 構成の詐調1/を識別するには不一 l分で あり、 t !:l惜の家紋構成に l 刻する l 長│ 心は低かったものと考えられる 。継続的な都市人円の T t I ! J I や出生率の低下を経験したスリランカにおいて、世帯構造の変化があったと予惣することは 叶ト構造に 1 ) ¥ 19る日f 究はほとんど進んでい 容易である 。 しかしながら、スリランカにおける 1 ない。 9 9 ) は1 9 81 { ! ニの人口センサスのデータを利用し、クノレネガラ県にある 一行政村の 松下(19 1!J:術約成の特徴を ' yj らかにしている 。 さらに松下 ( 2000) は 1 988年にガンパハ ~:u島村で突施 された怒皆淵査をもとに 1 9 9 7年に人口と1!t; : j 7 梢成の変動に │ 到する追跡調査を行い、核家族化 l i l l l lであるコロンボ県コロンボTIiの 1 ! I : ' f f i の事例を紛介している。本論の闘がJ はスリランカ都 r 構成の特徴を I Y jらかにすることであり 、都市人口の特徴をより明確にすることを試みる 。 2 デ ー タの集計 2-1 デ 一 宮 本 11 で利 ) 1 ' 1したデ ー タは 1 981 年にjl<施された人口センサス ( C e n s u so fP o p u la t i o na n d 1 8 81 1'.以降ほぽ 1 0年毎に尖施されており 、1 981 年のそれは 1 2 H O l ls i ng ) である 。 この調査は 1 回目にあたる 。 1 9 8 1年の調査項目は J 、仁!と住居に区分され、人口に関する項目は以下の通り である 。 個人の住居地に関する情報は、1)県、 2 )1 " 1、3 )選挙区 、4 )地峨区分(都市 段 ) 行政市町村 、 6 ) 地区 ( I l r t 村 ・エステ ー卜 )、7) 調査区番号、 8) 住 村 ーエステート )、 5 f ! 1 人に関する情報は、J)住居ユニッ ト内位4 1 7番号、 2 ) 司i 居ユニット祷号の 8項目である o I 査区 内他人 爵号、3 ) 世帯f 主との統制、 , 1)性別、 5 ) 宗教、 6 ) 民族、 7 )1 五 l 箱 、8 ) 身体隙 )年的、 1 0)配偶関係、 11)就学状況、 1 2)J 詰終"J' : U 、 在 1 3)識字 、 1 4)就業状況、 1 5 ) 筈、9 求職状況、 1 6 )求職期間、1 7)求職 しない理i J J 、1 8)主な職業、1 9)従事する産業、 2 0 )従 業上の地位、 21 ) 通勤 ・ 通学lI~il 川、 22) 通勤 ・ 通学手段 、 23) : 1 : ¥ 生J 也 、 2 4);:官住地、 2 5 ); : j ' : 住J Y I問 、 2 6)転居前の居住地の 26m目であるヘ )から 1 0) までを主 に 利 J ' l ' 1した。分析対象地はコロンボ以コロ 本論では個人調査項 目の 1 l a p i t i y aと Ha v e! o ckTownの 2つの川である 。人口センサスの集計では ンボ市にある 8amba コロンボ市の人口 は5 8 万7, 6 4 7人て ' あり 、 8am b a !a , 】 i t i y aと Ha v el o c kTownの人口はそれぞれ 12 , 310入 、 11 ,7 1 8人であり両町の人口はコロンボ市全体の 4% を I~ï める 。 デ ー タの蒋集号| に あたり、 H r mの識別を行った 。" l l t 1 i iは建物を単位としたユニッ トを基本単位とみなしている が、ユニット内に独立した世帯が複数存在している場合はそれぞれに新 しい世帯都号を付与 4)i 出l 干r ? J !には氏名を記入す る 耳1 円があり 、:k際の訓, l 1 ' i ' 瓜l ヨ は 27mFI ある。しかし入力デーずには氏名が J d枕されていないので、2 6 羽円とする。 6 4 λ リランカ古I 1 市部の位;:l H i V j 成の特徴(粧下 1 7 9 山村) L独立Il t 初として識別した 。 またスリランカの人 口セ ンサスは現住人 n主 義 ( d ef a c t o)に 三者であっても不在であるケ ースが少なくなく、訪問者など 基づいて行われているので、常 u の' l ; ! ;{ 主者以外の人も合まれている 。 そのため 1世帯内に 1 山!?主および配 似者の両者が不在の 場合はその │ 出 荷全員を集計対象デ ー タから除外し、│止初主との統柄が訪問者やその他となっ 目、われるケ ている場合はその例人を除外した 。 さらにデータの入力ミスと j スに関しては筆 者に可能な飽 1 mで修正を ! mえ、修正が不可能な 1 凶作は集計対象デー タから除外した 5 1。 '認する作業の結果 、木論において利用したデー このような銭者による個々のケ ースを蒋f,o タは 、 B a m b a l a p i t i y aで は 10, 283人 、 H avel o c kTown では 10 ,1 69 人 の ~ 1.20 ,452 人 であり、セン サス人口の 85%にあたる 。 I l t; l f j数 はそれぞれ 1, 896戸、 1 , 958 戸であり 、本論て引' J J I Jした 総1 立 ; n r 数 は3, 848戸である 。 2-2 世帯類型の分類 |立仰 の特徴を 明 らかにするために 、世帯の t,Wi告を 4 類型および 9 泊Uil~ に区分守る 。 |立御類 型は個人間査項目の1!!:1 l i 主との続柄から t j J : i ! ! l J 、識別する必弘lがある 。統制はデータ集計一時に 除外した i 訪問者、その他を除くと 1 ) 世帯主、 2 )配偶者、 3 )I 訂J 百子、 4 )親 族 、 5 )~ I' 親族 に分けられている 。 │ 凶作の核をなす ! 立待主、配偶者および同居子以外の税 b X I 主│ 係の分類コ ー ドは籾族のみのため、正 I i { l i な世術総成を知りうることは不可能であ るが、次のような条件に したがって│止仰を分類することを試みた 。 世 ;H-;:矧型(カッコ 内 は 1止術 ~í'j型君子号を示す)は大きく単身世帯(J O) 、夫品~I I止初 ( 20 ) 、親 子│止椛 ( 3 0 )、拡大家j 氏│ 凶作 ( 4 0) にわけられ6)、さらにこれを完全単身1 凶作 ( 1 1)、 その 他 の単身 1 幻l i( 12 )、 夫 婦1 山i l( 20)、親 子 世 術 ( 3 1 )、母子│止郁 ( 3 2) 、父子世干 f I( 33)、縦拡 I( 4 1) 、級拡大家族 │ 立 帯 ( 42 )、その他の拡火家紋│山 f I( 43) に紺│分化する 。世 帯 大家族世干f の分頒は表 lに示す統納の構成にしたがって行われるが、ヨド籾』長者は完全 1 1 1 身t ! : n f tを!除く 8 l J ! H 型で存在していることになる。単身 I ! I : 術とは世f i F 主のみの │ 山i fであるが、非t ! J I l i 主の悶 @ : I k !単により先企単身 1 ! i : ' :l i( 11 ) とその他の単身 ! 1 l : ' f i( 12 )に区分している 。夫 鮒 I ! I : 仰 は世 市主 5)修正可能なケースとは例えば偶人番号が辿針ししており、世dliPT といIJ)~-i 了 の rnl にあり、 l山 lF主との統M が I liJ},~l -:fとなっているが 判別、内附、配側関係から位; l i l 主の両日仙首であると思われるケ ースはその統 制を配制者に修正するなど、何人:ffi: -~~.の迎続性、性別、 '1目 的、配仙|刻係から特易に修 JI が可能な I引合を いう 。 修正不可能なケースとは、 llt ~:lf主と配仙者が同世である場合、配偶関係にある l山!?主と配向者の 配偶関係が拠なっている場合(5刊胎や民族など 他の i J M: f f . 項 目から も不自然と忠われる場合)、配偶者が 1 ¥ 1 の' 1 附差が、1 0 歳未満である場合 ( 1 山i f 立と配偶者の年齢ぷがある助合を除く)、 !u数いる場合、税子 1 籾てfl1\J で民族や宗教が ~N なっている場合など多級である 。 6)本論では核家族│止仰を夫!q i H l i { l Fと親子 l 止初 ( 配問者と同F Jしない子 )に区分 Lて ! j ! ,j している 。 6 5 1 8 0 │月間火学 『 経済論集j第 5 2 巻第 2号 ( 2 0 0 2 ' ド9月) と配偶者のみの世帯であり、親子世械は 1 引w 主 、 配偶者および同居子によって構成さ れ る 世 世帯子は世帯主ま たは配 偶者を欠く世帯である が 、 調 査 帯 を 表 し て い る 。 母 子位帯およ び父子i の性質上死別や南1別等の理由による片親世帯だけでなく、調査I 時に不遣であったことによる 片親1ι;~f'i も 合まれる 。 表 1 世帯類型の分類区分 W 3 1f 鎖型 │ 止 { I f 類 型 (4区分) 1 0 単身│出i f 耐l 考 (9区分) 1 1 完全単身世帯? 1 干 止l f 只 1人 1 2 その他の単身 │ 山i f 問時主と非親族からなる t ! H l i 山 世帯主 と配偶者からなる l 止 初 2 0 夫婦 │ 3 0 親子位併 4 0 拡大家族世帯 w 3 1 親子1l!:~1{ 世帯主、配偶者および同居子からなる│立市 3 2 母子 W:~lr 女子 │ 凶作主または1 H 明主不在の配偶者と同居予か ! ? らなる世f 3 3 父子 世3 1 7 配偶者のいない男子世帯主と同居子からなる t ! : 干 r I 4 1 縦拡大家族 l 止措 ① l 山!?主と親依i 詰年少者との年附差が5 0 歳以上 詰年長者と " ¥ ! ! : ; : t i 主の年齢差が2 5 歳以上 ② 親 族j 4 2 横拡大家族世椛 世帯 ①、②以外で同居子がいる i 止椛 4 3 その他の拡大家族世帯 問厨子はいないが観族が同居す る1 拡大家族世帯はすべての続柄によって構成されており、世帯主の核家族と親族が同一世 帯 に居住している世帯のことである 。 その他の拡大家族世情とは、 親 族 は同居する が 同 居 子の いない l 立帯である 。 それ以外の拡大家 族世帝を 3世代以上の 直系 家 放 │ 止待 ( 本論では縦拡大 H i )と傍 系家 族世 帯 (本言語では横拡 大家 族 世 帯)に 区 分 す る こ と を 試 み て い る が、 1981 家 族世 ; 年人口センサスか ら各世帯の:ïi=.磁ー な分~j'l を行うこと は不可能 である 。 しかし、縦拡大家族世 o 帯 は図 1に示 す 統柄ノ 4タ ー ン が予想されるの で 、 1 )¥ 山荷主 とl i k i t 少 の 親I I J iの 年 齢 差 が 50歳 ) 最 年 長 の 親 族 と 世 帯 主 の 年 総 差 が25歳以上である 、 という 2つ の 条 以上である、または 2 件のどちらかを満たす世帯f を縦拡大家 I 9 i H ! t 帯 、 それ以外を績拡大家紋 │ 止術とみ なしている 。 ①第 l 世代が位 11~主 の場合 ケ下 l 2 ( ; ( J :3T4 5 0 i . l l ②第 2世代が│ 山: i 主の場合 お よナ l ー . .下 2 3 図 1 縦拡大家族世帯の続柄パ空ーン ( 図内の数字は統制のコ ード酔 号) 848 世 帯 の 家 族 類型 別 分 布 は図 2のよ うに 示さ れる 。 最 も 高 いJ ' m 合を示して その 結果 、 3, 6 6 スリランカ都市部のIl t~t~柿成の特徴(松 F 山村) 1 8 1 いるのは親子l Hr ? iの 29.0 %であるが、 3 つ の 拡 大家族│山i fの合言 │は 42.6 %となり 、核 家 放 I ! : 帯 の割合が ~~:Î v ) 山村 r mの 結 果 ( 松 下 1999、 p. 140) と比 較すると拡大米政I!!:'fi f が 多 し)0 ~f に 横 お よ び そ の他 の 拡 大 家 族 1 立柿 は そ れ ぞ れ 18. l% 、 12. 6 %であり 、 l 自 I r l i i j l l の住 宅 事情 が │ 世 帯 の独立を妨げ、拡大家族I!!微を梢成するものと J Bわれる 。 拡大Il t~l~ (その他) 1 2. 6% '1\ 身 l山 l~ (完全) 単身 l 止4 i f 5. 8% ( その他) 7. 7% マレーその他 1 . 6% 5. 9% パガ , . 10% 夫 MI山 1~ 6.2% 拡大 l 凶作 (柿) 1 8 . 1% 低i 山 シンハラ インヲeイアン ・ タ ミ Fレ 4u% 1 .7% 鉱大 l 世帯 スリランカ ・ タミル 26. 4 % ( 縦) 1 1. 4% 父子 │ 世帯 l 辻子 l 止併 2. 0% 7. 1% 図 2 世情の家族類型別分布 N=3, 848 ン ヲ ご イ アン ・ ンハラ 4. 4 % 図 3 世帯主の民族別分布 N=3, 848 者1 1 市 部 で は さ ま ざ ま な 民 族 が 居 住 し て お り 、 人 口 セ ン サ ス に よ る と 1) 低地シンハラ、 2) キャンデイアン シンハラ、 3 ) スリランカ タミ/レ、 4) インデ「ィアン タ ミ ル、 5) ムー ア 、 6) パ ーガ一、 7) マ レ一 、 8) その他の 8 つの民族に分ける ことができる 。 1 813は l mi f 主の民自~jJ IJ 分布を市している 九 {民地シンハラ、スリランカ 田 タミノレの羽l 合が向く、全体の 70 %を こ れ ら の 民 族 が 占めている 。 このように郷市部では民族の興なる人々が居住している た め、! ! t { j 1 ; に│ 則する分析 を試みる際には民族による i 立御椛 成 の 特 徴 に つ い て も 言 及 す る 必 製 古ま ある 。 7) スリランカ では民族と宗教とは?甘按な聞係にあり 、 hlì衣は |引 t}主の 民族と ~j~教についてのクロス!.fは| 結果を不している 。 t liJ<から、主として、ンンハラ人は仏教、タミル 、 はヒンドゥ数、ム ーアお よびマ J レーはイスラム教、パーガ はカ ソリヅ クまたはキ リスト 教を信仰し ていることが町「認される o 補 表 民 族 別宗教別 l 山!?主の制合 仏教 I [ l ;J 也 、 ン ン/ 、 ラ キャンディアン 'シンハ ラ スリランカ タミル インヲrイアン タミル ムーア パーガー マレー その他 会 ti!: {i~ 7 4. 5 6 7 6. 3 : 1 1 .2 8 0 . 0 0 0. 2 2 1 . 30 0. 0 0 4 . 3 9 3 7. 0 1 ヒンド ゥ ムスリム カソリック キリスl教 O . 2 ! ) 1 .7 8 6 5 . t i 2 7 7 .6 1 1 .7 7 0 . 6 5 3. 3 3 2 0. 1 8 2 0 . 3 5 0. 3 5 1 . 18 0 . 6 9 5. 97 9 6. 0 3 0. 6 5 8 8. 3 3 2 5 . 8 8 1 4. 7 3 1 4. 6 9 1 3 . 6 1 1 6. 3 5 5. 9 7 1 . 10 4 9. 3 5 3 . 3 3 1 4. 91 1 4. 5 5 9. 6 . 1 5 . 9 2 ¥ 5. 6 7 7 . ' 16 0. 8 8 4 5. ' 15 5. 0 0 21 .0 5 12 . 0:~ その 他 0. ' 17 1 . 18 0. 3 9 2 . 9 9 。 。 2 . 6 0 。 。 1 3 . 60 1 . 33 合計 i 1 00. 0 0 1 0 0. 00 1 0 0 . 0 0 1 00. 0 0 I C日0 0 1 00. 0 0 1 00. 0 0 1 00. 0 0 1 0日00 67 │剣山大学 『経済論! . f lJ第 5 2 巻第 2 号 1 8 2 ( 2 0 0 21' 19月) 3 世 帯 主 の特 徴 3-1 世帯主の性別と民族 山1 7の│ 山│ほこ を窓 l 泳するが、本論において 止初の識別の際に、世;1#主 │ 世帯主とは本来は各 l 明 者を世帯主 が不在であってもその配{ 出荷がいる場合は II!t有?として分数しており、その配{ , 8 48 戸のうち女子世帯主世帯は 8 55 戸 ( 2 2. 2%) ある 。女子世帯主世 としている 。I ! t 干 !?総数 3 0 9戸が│止,H f主不在のためにその配偶者が世帯主として扱われており、その割合は 帯のうち 1 女子世帯主世;fl ~ の 12.7 % 、全世帯 の 2 . 8% を占める 。 図 4に示す ように性別 による家族類型の分布を比較してみると 、男子 世帯主 位硝の 3 6 . 7% が親子世帯、4 0 .0 9 6が拡大家族世帯て'あるのに対し、友子l!!:1i~tI止干if で は 32.2% が母子世干i-:' であり 、4 9. 7%が拡大家族世椛て' ある 。女子 世帯主世帯における母子世 ,j i fの割合が高い こと に対し、男子i並借主 |止仰に I~ï める父子 世帯 の 割合は1þtも 低 い 2.6% と対照的 な結果を示す 。 口完全単身 I!UI~ 口 親子 l立初口 縦j~、火家族l!.t'Hí 口 そ の他の I 件』訪問F回 母 子 ! [ H i ; :. 悩鉱大家品 l 凶作 l l Z I 失 陥│ 止{ I ( ~父子 t!t:: lf 回その 他 の拡大家肱[!t m 男子 N= 29 9 3 女子 N= 8 5 5 。 2 0 4 0 6 0 8 0 図 4 世帯主の男女別にみた世帯類型の分布 |立帯怒i型別に女子|立川~t;WJ合についてみる と 、 夫婦1止術 および親子 |出;.( においてはその割 合は ともに1. 7 % で、夫と同居している世帯では女子が1凶作主になる羽l 合は 非常に低 ~' o 他 方、その他の単身1 凶、 作 縦拡大家族 │ 凶作、その他の拡大家族│凶作はそれぞれ2 6.7%、3 0. 3%、 2 7. 0%と四分の一以上の lmi Y が久子世帯主世帯である 。 図 5に示された民族別の 4区分i 止術類型の分布に よると、パーガーとマレーについ て拡大 山 1の割合が5 0%を超えているのに対し 、キ ャンディアン 家族1 シンハラ とその他の民族は 34.3%、 29.4%とそれ以外の民絞と 比 べて低い割合を示している 。親子 l H4 1 2はパ ーガ ーの 27.9%を除くと 各民族 とも全体の平均と なる 38.0%と同水準 にあ る。単身世帯と夫婦 世時に ついてみると、その叩l 合は比較的小さいが民族による差がみられる 。 キャンディアン ・シン 6 8 スリランプ' r l l l ld i日 │ 日 の│ 凶 作品 l 訂正の特徴(松 、│ 1 8 3 l 出村) ハラとインディアン ・タミルについては単身世仰が他の民族に比べて高くなっており、その 他の民族については単身 I!I: ;:I~ と夫婦 w 仰の訓合が品くなっていることが特徴的である 。 民族 |口単身 |川口 犬州世{;~ ~組子 WJir 口拡大家族l!!:{I~| o ~ @ 0 0 W % ∞ 低地シンハラ N = 1 7 0 2 キャンディアンシンハラ N=1 6 9 スリランカ ・ タミル N=1 0 1 5 インディアン ー タミル N=6i ムーア N = 1 1 5 3 パープ'[- N= I 5 c 1 マレ ー その他 N= 6 0 N = 2 2 S 図 5 世帯主の民族別にみた世帯類型の分布 3-2 世帯主の配偶関係 スリランカの人口センサスにおいて配偶関係は、 1 ) 未婚、 2 ) 有配偶(登録婚)、 3 ) 有配 偶 ( 慣習婚)、4)死別 、 5 )自 t I 別 、 6 )法定別居に分 mされる 。見女別に世千i f 主の配偶関係の i W l 合を 413 分家族類型日 I1 にみると、久子世帯主|凶行における死別の 1 1 )1 合の非常に高~ ,ことが わかる 。 図 6Iこ示すように、夫婦世帯と籾チ lu:;:g: は 1I4H矧m\~ の性質上、男女ともに有配偶であり、 世帯主の配似関係の男女差は他の 3つのま到型にみ ること ができ る。 まず、単身世滑について みると、男子単身"l! t W ;は米婦の 49.6%と有配似の 45.796で桃JJ ! Zされているのに ; 対し 、久子単 身世帯では死別が 35.6% を占め It~ し 斗地合を示している 。 単身|山if は、調査の性怖」二、夫婦1立 市において夫または配 0 1 . ¥ ; 古が調官f.1I寺に一時的に不イIである場合を合むが、男子単身世裕は未 婚または配 aJ~者の:J:\ ~ま ぎや不在により、』王 子単 身|山if は未納、夫の出嫁ぎや不在に力11 えて死 別により j 形成されている 。 親子 H ! : 1 i : :についてみ ると 、先にみ たように男子 l ! J : i l f i 主世帯は籾子Ilt帯、女子世帯主世械は 母子 │ 山1 fであるといえる 。 男子位;:g; Jは98. 5%が有配仰であるのに対し、女子世干1 1 主は 55.7% の有配f,'J~ と 40.5% の死別により柿成されており、母子世仰の半数が夫の不在 によるも のである 。 これは未婚を│徐く女子 1 ( , 身1 1 1ヰf iと同じ構造を示している 。最後に拡大家族出初に ついてみると、親子 |凶作と同様に 7 8.5% の 男 子 |止川三しが有配 f{J.~ である。女子 lH f W主は有配 ( 1 J l 1 6.9%で 、 死別の i v l 合が 50.8%と高い割合を示している 。拡大家自主│止般において男 率が低く 3 子世帯主 が死亡する場合、おもにその配 UJ~者が lHfif主になるものと考えられる 。 また、夫と 6 9 1 8 4 i 瑚凶大学 『 経済論集 j第 5 2 巻第 2号 ( 2 0 0 2 >1 ' 9月) 死別 した場合には親族を 1 凶作に受け入れて鉱大家族世仰に推移しやすく 、夫が不在の場合に t I ' : { に推移すると考えられる 。 は夫を欠く単身世帯や母子"l! 有配偶(登録)即I配偶(官Ii'/)口死別圃雌別図法制~ 8 0 6 0 4 0 2 0 。 甘) ) I J l 止{ i F 矧型 図 6 世帯類型別男女別にみた世帯主の配偶関係の分布 3-3 世帯主の年齢 干 主世初は兜子世帯三 l 二世祁に比べて多くの割l 合が夫の不在 世術主の配側関係から、女子 │ 止 干i ! ! ; 1 l f 主の年附は男子世帯主 . W :;lrl /に比べて女子性 や死別によって成立している 。 この結架から 1 格主位4 1 3 の方が高いものと予想される 。図 7はl 世帯主の"1'1 愉別の 世帯数を男女別に示してお り、表 2 は 1止椛類型別 の l!ti l!=主の平均年liI出と #~v.~~ 偏差を示している 。 図 7 をみると、男久と もに最も世併数が多い主I q l K lは5 05 4歳でそれぞれ4 4 5 戸 、 1 1 1戸であった。 しかし、男子世帯 0 0世帯を超える年 1出回が3 55 9 成であるのに対し、ムー子世帯主1 凶作で8 0 1 止帯を越え 主世帯で 3 1 市町は 4 06 9歳と男子世帯主世椛に比べて女子のi 山!?主年 1伶の高いことがわかる 。表 2 る年1 の男女別 の平均年齢をみると男子世郁主Utl ! f 全体の平均年1 1 曲が4 9 . 3 歳であるのに対し 、女子 4. 5 成と 5歳上回っている 。世帯類型別にみると、 同単身世帯、その他 世帯主世帯のそれは 5 の拡大家族世郁において兇女差が 9歳以上あり 、それらの類型において夫の不在または死別 によって女子が世荷主 となる ことの影響が大きい。男子 世初主 I . J I : ' 市につ いてみる と、世初主 l 、 官 親子世帯、横およびその他の拡大家族世粉、父子世帯、夫婦性 の平均年 1昨は両単身世 ' に l I " l 力1しており、単身から 2世代の世帯 に拡大し、その後夫婦世帯 帯、縦拡大家族世帯の町i または 3Ut代の世借に抑移する世術の変逃が反映されている 。女子世相;主世帯についてみる 引 日数の少ない夫婦 │ 凶、 作 親子1 世帯を除くすべての 世帯分矧について女子止,借主の平均 │ と 、 l 0 歳以上となっているが、その他の単身 │ 止格、 その他の拡大家族'I! : ! 1 ' l i が5 7 歳台、縦拡 年齢が5 0 . 3 歳と、高齢化によって直系の家族と同居できない場合は親族または非親族 大家族 │ 立併が6 と同居することを選択 している 。男女ともに縦拡大家族 世帯の平均年附が最も高く、この世 7 0 スリランカ都市部 の !!!:~;r構成の特徴 ( 紅 一ご 1 8 5 凶村) 干 1 i 類型において年長者の多くが世千f i 主であることを反映している 。 巨 互fD !J.:l ' r g 数 │ 引: 5 0日 4ω 3 0 0 ∞ 2 1 0 0 。 2 0 2 5 3 0 3 5 4 0 ' 1 5 5 0 5 5 6 0 6 5 7 0 7 5 8 0年 附 1 9 2 4 2 9 3 4 3 9 ' 1 4 ' 1 9 図7 表 完全単身\!J:~;~ その他の単身出' i i f 夫M I 山f i 親子 l 凶作 母子世f i f 父子 U H l r 縦拡大家政 │ 止f i y 備拡大家炉、 I U 川f i その 他 の lii、火家師、山 'n~ 全体 缶 59ω69 7 4 7 9 世帯主の男女別年齢別の世帯数 2 世帯類型別世帯主の平均年齢と棟準偏差 i 主世f i f 男子│引f 女子 1 1 . 1 : 借 主l 山j f 平均 平均 似:q!I f1l1i 7~,い 4 3 . 5 4 2. 2 1 5 .6 1 4 8 . 3 1 5 . 6 1 5. o 1 5. 1 1 1. 4 5 4. 1 5 8 . 0 4 9 . 2 4 7 . 6 4 9 . 3 1 2 . 5 1 3 . 3 1 0. ' 1 1 7 _ 1 1 3 . 8 f,\!Ü(~偏差 5 2 . 8 5 7. 4 3U 4 6. 1 51 .8 1 5 .5 1 5 . 8 8 . 0 9. 5 1 4,2 6 0 . 3 5 2. 8 : 1 5 7. . 15 5 ' 1 2. 1 .6 11 1 5 . 6 1 ' . 12 全世情 \ ll J~) 1 1 5. 7 ' 1 6 .2 5~ . 3 4 8 . 3 51 .8 51! A 5 8. 7 5 0. 0 5 0. 2 5 0. 5 ~:~t{Wif'両l 主 1 6. 0 1 6 . 8 1 5 . 5 11 . 3 1 4 . 2 1 2 . 5 1 3 . 0 1 0 . 8 1 7 . 2 1 4 . 0 I gl 8に示すように民族別の世借主の年 l l i j i分布についてみると、パーガー以外の民族では半 合が高 数 の 世 帯 主 の 年 齢 が40-59歳である 。 60歳 以 上 の 世 帯 主 割 合 に 比 べ て 40成未満の羽l かったのはキャンディアン ・シンハラ、インディアン タミル、マレーとその他の民族で、 9 %、 30. 0 %、 36. 0 %であった 。 マレーを除〈民族別の l 止椛類型におい そ れ ぞ れ 32.5%、 26. 1 て、単身世仰や夫婦1 山f などの家J t i i 規般の小さい│凶作の i M 合が向いことと いこととは閲辿があるものと予知.される 。 これに対し、 7 l H f! ? 主の年附t が低 レーは拡火家族 │ 山i f の叩l 合がすべ ての民族のなかでも最も高い 53.3%を示してお り、単身│止帯と夫婦 l HT i fを合わせても 8. 3 %と 極めてく低く、それ以外の民族とは y~ なる傾向をもつことがわかる 。 7 ] 1 8 6 i泊四A ~t- r 経 済論J/ U第 52巻 第 2号 (2002年 9月) 回盟百 o 2 0 ) " b J : 低j 也シンハラ 40-59 峨Ii[jE 日成以 4 0 6 0 i l 8 0 % ∞ 1 N=l i 0 2 キャンデイアン ・シンノ、 ラ N=1 6 9 スリランカ ・タミル N=1 0 1 5 イ ンディアン ・タミル N= 6 7 ムーア N寸日 ノぐーガー N=l 5 4 マレ-N=6 0 その他 N=2 2 8 図 B 民族別にみた世帯主の年齢分布 4 世帯員の特徴 4-1 世 帯類 型別人口分布 次に 、 全 ,、 口 を対象 に州民 す る世帯灯l 製別の人口分布 につ いて みよう 。表 3は 9区分世帯 綴ll~別 の人口 と その lWI合および平均世帯員数 を 示して い る 。 人口 íl'l 合が最も高い縦型は 世帯 の割合の場合と同僚に親子J!! 3 l f( 2 9. 1%)であるが、 拡穴家族 .w: ;n~ は合青| で 53 .7 % を占め 、 人 口の半数以上が拡大家族に制服している 。平均世帯員数についてみると 、全体では 5. 3 1人と 段村部の 4. 28人 ( 松 f:1999、p. 14 1)の例と 比較すると都市部の 世帯規模の方が 1人大きい結 J'i!となった 。 世帯類型別にみると、単身世干if から拡大家族世帯へと ~d\~ の構成が拡大するほ ど位帯規僕が大きくなっている 。 特に 3 世代 位裕を示す縦拡大家族世;~tf の規模は 8. 24人と大 きい。 表 3 世帯類型別人口割合と平均世議員数 平均世帯日数 "l!!:~Il:貝 l J : ,j l i 耳l 型 人 完全単身世帯 その他の単身 l m ! ? 夫 品 ,I W 月i f 親子世帯 母子 l 立1 i } 父子l 山i f 縦拡大家品、 l 出i 横拡大家的、 l 凶作 その他の j l ) 、 大家族 l mi F 合計 2 2 3 1 , 0 8 9 7 5 0 5, 9 5 i 1 , 0 9 7 3 4 7 3 . 6 1 8 4, 81 3 2 , 5 5 8 2 0, 4 5 2 官a 1 . 1 5 . 3 3 . 7 2 9. 1 5 . 4 1 . 7 1 7 . 7 2 3. 5 1 2 . 5 1 0 0. 0 人 1 .0 0 3 . 6 8 3 . 1 ' 1 5 . 3 3 3. 9 9 1 . 15 1 8. 2 4 6 . 91 5 . 2 7 5 . 3 1 次 に 、 区1 9 、 |豆11 0 に示された男女年 11市別 ・ 帰属 する |止 術館îll~ 別 人 口 の 割 合についてみよ う。 まず図 9の男子についてみると、 7 2 0-9歳では親子世, H?とj 広大家族 l ! t 干, . F に帰属 Lている λリランカ都市部の I I : m梢l 占の特 徴 (蛤下 。l 叫付) 1 8 7 が、年附が上昇するにしたがって単身 │ 凶作,1 m介がW i J J I l し 始 め 、 1 05 9政になると 、おlJ 'j 山首 の羽l 合が¥ J 刊n l、60歳以↑ーになると拡大家肱 t ! H I Iと夫婦│凶作の', l J i ' 合が別えている 。拡大家族 1 止f i f はすべての年齢において j dも高い, ! m合をボ l404 9 歳の 4 4 . 1%から 8 0 歳以上の 63_ 6%の聞 を 111 移している 。 この jj'(j からも各個人が)JII 附す る にしたが っ て jlt;:li~説明間を推移する僚子が 示される 。 9{)口巾身 llH15 ロ Jょ 品 111 1 t:~ií ~ 飢 { t!.t~i~ 口拡火 米政 |止f!? ∞ l 80 6 0 4 0 2 0 図 9 年齢別 にみた 帰属世帯類型別の人口分布 (男子) 口 1 1\μ \!.t {i~ 口去恥IIIIAií ~ 悦子 l止 ;:;~口拡大 河;{/j}~ llt~ií 図1 0 年齢別にみた帰属世帯類型別の人口分布(女子) l 主j 1 0の交子についてみると、そのほとんどが籾 f世帯 と拡大家紋 │ 山i f に灼服しているが、 5 0 成を J凶えるとその畑作は小さいが単身t! H I Iと犬州世帯の ' I W J合が1¥1加 Lている 。J 広大家紋1 立 御はすべての年齢においでほぼ二分の一以 │を 1 1めているが、特に 60 成を超えるとその押l 合 はJ ¥ 1 ' 加│ し始め、 8 0 ;員以上では 79_6%がこれにt. f l , h ! rしている 。リ I Jf,(ともに高齢期において拡大 1 1 7 に帰属す る傾向をもつ ことがわかる 。 しかし 、伐村-n lの紡処(松 i 家助、立 │' F:]999、1 '_ 1 4 2) 7 3 l B B 関西大学 『 絞済論集 j第 5 2 { ! ;第 2号 ( 2 0 02 年 9月) と比較するとその割合は小さく、それとともに単身生活者の割合の大きいことが都市部の特 徴といえる 。 図 11は、民l f j 乙別に人口の年 1市分布を示している 。パーガー以外の民政は40歳未満人 口が全 5-7 3%を占 め、6 0 歳以上の高齢人口は 71 2%の1 mを占めてい る。パーガ 体の 6 は他の民族 tの高齢人口の:, W J合が29.5%と i I : lもI Eく、高齢化が進んでい i 主年齢が特に日 いのは このためである 。 る。先にみたようにパーガーの↑山f 0 歳以 とは異なる特徴をもち、 6 │ 口l 減以下巴2 0 3 1歳IZ'Jω-59 成口 6 0 歳以上 J 民族 o 低地シンハラ N = 9 1 2 7 キャンディアンシンハラ N=l 0 8 4 スリランカ ・タミル N= 5 4 6 2 m 4 0 インテ・ イ ア ン ダ ミ Jレ N= 3 9 1 ムーア パプ~'- f N= お6 % ∞ 陛政~勿説~ 可 l m = 域 勿 I. . マ レ -N = 3 2 2 その他 0 0 『 N= 2 6 7 7 N = 5 3 3 0 0 E 図1 1 民族別にみ た人口の年齢分布 図 12 および図 13 は、男女年附別にみた世物主との続柄別の人 口 ~PJ合を示している 。 図 12 の 男子についてみると、 2 0 1 揖までは 60%以上、 2 0 政代でも 3 9 .9%が同居子 として世帯に帰属し 0 歳以仁になると 世借主の均l 合が肢も向い。 7 0ー7 9歳では 世帯主の割合が最も高 ているが、 3 0 歳以上になると、世帯主が51 .9%にまで減少し 、親族の割合がそれ い68.3%であったが、 8 ぞれ 1 5 . 7% から 33.8% まで j\~加し ている。この 結果は、 この年lIi;tJ~J に世市主の 世代交代が生 9 6 ∞ l 8 0 6 0 4 0 2 0 1 . 1 : 1 H I i 図1 2 年齢別にみた世帯主と の続柄別の人口分布 (男子) 7 4 スリランカ自1 1 J <i 部の│山f i 梢成の特徴 ( 蛤ー ド・I 田村) [口 \!.I:;:;~主ロ脚j者図同川口組族 9 6 J 0 0i 1 8 9 I ! ! ! B .... if"""W・- ~明 8 0 6 0 4 0 2 0 図1 3 年齢別にみた世帯主との続柄別の人口分布(女子) じている ことを示している 。 図1 3 の女子についてみると、男子の場合に年 1出の上昇に伴い同j 君子から世裕主に独立して 05 9 歳までは いくことと 問様に 、同居子から配偶者として独立していく様子がみられる 。 3 配 偶者の割合が4 5%を超えているが、6 0歳を越えると 1 1 : 1 干f 主 とW Y I l i 主の初合が楠加 してお り、 1なる傾向がみられる 。 6 0 歳以仁で I ! ! : ; : f i 主となる 引l 合は 2 62 7%で変化 していない 男子とは 5 が、親政の i h 1 J 合は 6 06 9歳の 2 4 . 1%から 7 07 9 ) : &の4l .8%、8 0 歳以 1 : の5 3. 7%と年齢の上昇に 伴い大きく ~I !J[I している 。 夫と死別後に自らが|凶作主となる女子が四分の ー を占める一方 で、多くの女子は子供や親族の │ 立病に身を寄せていることが示されている 。 I sl 1 4に示された民族別 の │ HW主との続柄 についてみよう 。 まず、キャンディア ン 田シンハ ラとインディアン タミノレは非籾放の割合が仙 の民依に 比 べ て 非l ' Eに1 3く、 そ れ ぞ れ 4 0 .8%、 3 7. 3%を占めている 。 その一方で、!日 l 厨子および親肢の羽l 合が他 の民族に比べて低 い。単身でコロンボに移動し、召使やメ イ ドのような住み込みの仕事に従事したり、親族で はない也市に身を寄せたりしているものと 思われる 。他方で、図 5に示されるように単身I!l. 椛 のj W J 合も高し、。親族の割合がれIいのは ムー ア、パーガ一、マ レーであり 、 ,*, でも ムー ア と 7 レーはいl 厨子の割合が市し当。 これは年齢分布において両民族における 2 0 歳未満の人 口割合 が最も同いことから、 出生力が日いことと親族を含めた横拡大家族世干1 1 が多いことが予想さ れる 。 パーガ ; ! ; l J 合が他の民族に比べて約 1 0ポイント高く 、 とその他の民政は、 立帯主の │ ミ ノ ーガーは同局子 と親族の叩│ 合 が4 . 3ポイン 卜しかをがなく 、 その他 の民族では同居子が 3 3.4%と 日 し」パ ーガーの人口町附化が j j f jんでいることから縦拡大家政1 凶作の多 いこと が予 想され、その他 の民族は核家政 │ 凶作を r l "心とする規般の小さいi 立椛の多いことがわかる 。低 地シンハラとスリランカ ・ タミノレのあL柄別の人口椛成はよく~'i'í似している 。 7 5 関西穴学 『 経済論集 j第 5 2 巻 第 2り ( 2 0 0 2ir 9f I ) 1 9 0 │ 口 世俗主 口 配偶者図 I r i J日子 口 税 族 園 J I '観肢│ o ~ ~ 0 0 ~ 民族 低J t!!O'ンハラ 9 6 1 0 0 N= 9 1 2 7 キャンディアン ・シンハラ N=1 0 8 4 スリランカ ・ タミノレ N=~シ462 インテ. ィアン ・タミル N=391 ムー 7 N=26ii パ ー ガー N= 5 3 3 マレ-N=322 その 他 N=856 図1 4 民族別にみた世帯主との続柄別の人口分布 4-2 同居子の特徴 I ! ti l f 主との統制において 同居子 が 30歳まで商い割合を占めているこ とがわかった 。 そ こ で、Ilt; : l r 類型と同居子の年齢についてさらに詳しくみよう 。 同居 了ーがいる世椛類型は親子世 初、母子 1 l : 1 t f、父子 世ヰi fと縦 、右目の拡大家族位ヰ! ? の 5~Jl型である 。 同居 子の い る世帯数は 2 , 605戸あり、全I!I裕の 67 . 7% にあたる 。 各世帯で 20歳以 I~ の同居子がいる l!t干if とすべての同 居子が 20成未満である世帯とを区分する 。 さらに、配似者について同居、不在、雌死別等の 同居状態により 区分 すると、 図 15に示さ れて いるように各世 初矧型における同居子と配 偶者 の同居状態を 6つの類型で表す こと ができる 。親子 │ 山LI 1は配(l J 1 者が同居しているので、同居 子の年 齢区分 による 割合のみが示されている 。親子 I ! B l fにおいては 20歳未満の同居子をもっ 世仰の ;I~J 合が63.0% と高い期l 合を 示しているが、 段村の例ではそ の割合が83 .1 %を占める例 ( 松 F:J999、 p. J4 ] ) と比較 すると、都市部に おいては成人予の税 l 凶作か らの 独立が遅〈 口問!;i l 子2 C歳以 k夫婦川府 .同冊子2 0 成以上配州市不 白: 口同居. ,. 2 0 歳未満夫婦同居 0 歳未満配仙者不拡 口 同府子2 %liZI同居子 20歳未満再ê糾者死別等~同府子20成以上配偶者死別等 1 0 0, """" い れ い い 8 0 6 0 4 0 2 0 。 N=1117 年齢│ 親子H! J l f N= 1 1 3 9 N= 6 9 7 縦P 1 大l 凶作 │ 倣J 広大 I I _ t { 作 図1 5 世帯類型別にみた同居子の年齢と配偶者の同居状態 7 6 スリラン力団I rli 郊 の 11!~lí桃成の特徴 ( 松ト 1 9 1 州村) なっている 。 次に付 f ' l 山1 7と父チ│山 1を比較してみると、配偶者が同川していないことの耳1'1 ' 1 の廷はあ るが、2 0 成以 1 : の ! 日i J } , { I 子をもっ│立仰のI ; ' i1J合がともに 6 0%を必えており、片綴1 止 干l fにおいて子 供が独立せずに同 J~!fし続けていることがわかる 。 以後に 2 つの拡大家族山静についてみる と、縦版、大家族 l 立引において 2 0 歳以 上の l o J l 61-の押I J 0が. l i :<、 7 6 . 29 6を占めてい る。 これは 先にみた ように、籾が同齢化しても i 引i f i i を続ける 一方で、縦揺大家族ilI:初における [ : i i J hN子 は第 2世代にあたり、すでに有配仰の状態にあり、さらに [ -i Jl をもっているため、 ' l i H I; 子の "Iólli;lが比較が~ I', ','j くな っている 。 111!拡大滅的、!l 1: ~-lï に お い て I ,;J I, ': (が2 0 歳未満かっ夫婦の [ I 1 J ) . 1 ;す る山械の 4J出合が42.6% と~Jj ,td が、それでも同出子の年齢が2 0,歳未満の世千l fは全体の約半数を 占めるにとどまる 。 3 おわりに 9 81 1 .1 ; に実施された人円セ ンサスのデータを 刷1 1 1 )し、コロンボ市におけ るl 山i f 本論では 、 1 椛成の特徴を y IJ らかにするこ とを試みた 。 l 止仰矩1 型の分均' Uこl 民l して 問題点を残 Lているもの の、データ を l 斗 : ! I 1 ,i/することにより I I : I ; n iに│ 対する的釈を仰ることが可能であることを示し た。段村部との比較、位別、 ' 1 ' 1品別 、 または民族J ) ) I による 比較により 、世f i f 梢述i の特徴を r y : ) らかにす るだ け でなく 、郁子IJi";I~ の )1 1 Hi :P~'llJ~や人 1-1 ! f V J f ,阜、ライ 7' ) 1イクノレでみた 1 止仰h l l t i t iの変 ~を雌 ìJII) させる IJo泉を示した 。 コロン ボ 市内 の 2 つの IIIJ においては、説、 大家族 11J:,m の',lnJ介が~'G < 、半数の人 LI がこ の 1 1l:~I.( に仰向している 。 ~f l立引 í J . : .I l t; : l iはl 、 Jfl " : ' : i iが多く、ムー fl j ' t : ; ii . : 1 什仰が成立する泊! I I Iの多く は死別によるものであった 。 このため久子│止借主 │ 山i fはり)f ll仰主世帯に比べ平均 十 I j干 ! ?主年 荷台が日い。全 体の│立郁主年 l 附の平均は J r t身 l m l ?を除いて 5 0 以前後と比較的i E 1 かった 。 これは 同居子の 1~i ï'1 が比般的巡いことと、 J広大家族 lH417 に おける |立代交代が遅いためである 。 1 山!?只に│則し て 日を向ける と、』 加 加 1 1 市 ! 附) H こ にf 伴 ド れ し ミ 悦 似 てで,、 iì't身 または犬Ij,tll山 if の ~1;lJ fì も 他 の 1 I c lli;1 !iYj I こ比べ1 1 1くなり、分化する傾向がみられた 。母 子または父 f l 山! ? に おいて成人している I d J J . c i 子の押│ 介が川 く、 } ' , 'i 到の世帯においては子供の 独立が迎れている 。 民族 ) J I )にみると、 キャ ンディ アン シンハラとインディアン タミノレは非籾族とし て I ! I 椛 1 m合が同く、 j 到 独 止 山 ! 立 し た │ 川 川 │ 1 :: ; 初 ; に仰脱す る人 川の' , が比較的2山4 し‘」。 これに品対I し、 11 1: ;m :ì~ 作曲合が比較的若いムーアやマレーは横拡大家族 | 什干 !?とな る傾向にある 。縦鉱大家族 l 立f i ?の河! 合が向いパ ーガーは人 1 1の尚1 由化が進んでいる 。 6 0 成以 上の|引!?主の押Jfì が少ないその他の民族は、拡大家紋jII: ~lí の押l 合が少なく、単身|止初、夫婦 7 7 1 9 2 瑚 !1 ' 4 大学 f 経済論集j第5 2 巻第 2 ' ) -( 2 0 0 2ir 9J J ) 世帯のおl 合 が 他の 民放;に比較 して高いこと が特徴的であった 。 このように世帯、│立御主および世帯貝の特徴をさまざまな比較 に よって明らかにすると同 時に、世帯構造に関する研究における課題も浮き彫りにした 。年齢別の人口の推移について 0の 人 口 がI Y Jらか に少なくなって い る。 このような 1 1 ¥生 力 の 低 下 あ る い は 居住 環 み る と 若 年1 境 の制 限が同居子 の i f U I J 旬に与える 影 響、さらに古 I r l i への流入人 口 が1 山i f 構造に与える影響な ど、スリランカ の 人 口i f V J ! ! ¥ 1や古1 1 市原撹を考隠した検;寸がさらに必:wとなるであろう 。 参考文献 DepartmenlofCens l Isa ndS t a t i s l i c s, C e l l Sl I S0 1Po pu l a l i o l la l l dHOI lS i l l g1981.1 986 松下敬一郎 「 スリランカ伐材の吐 │{ I F構成の特徴Jnm谷大学問際干l 会文化研究所紀~[ J 創刊号 1 999年。 , 訟 F敬一郎 rRassapana村の人 L I 世帯主的成の変化 1 9 889 61 l l ! J 谷 大 学 11 際 , 1会文化liJ f 究所紀要J第 2 ドJr 号2 0 Q Qil ' 。 西村教子 [スリランカ 7 8 コロンポ r l iの人 1 1 移動に │ 到する考察 JI A I I 務 l J j i f l e 学会全国大会2 0 01 年。