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アジアヘルスケア不動産ファンド運用会社への出資に関するお知らせ

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アジアヘルスケア不動産ファンド運用会社への出資に関するお知らせ
平成 26 年 3 月 6 日
報道関係 各位
福岡市中央区大名 2 丁目 4 番 22 号
株式会社玄海キャピタルマネジメント
代表取締役 松尾 正俊
アジアヘルスケア不動産ファンド運用会社への出資に関するお知らせ
弊社は、下記のとおりシンガポール市場において上場を目指すアジアを投資対象としたヘルスケ
ア不動産ファンドの運用会社への出資を決定しましたのでお知らせいたします。
記
1. 出資および事業概要
弊社は、シンガポールの不動産ファンド運用会社イージーヘルスケア・トラスト・マネジ
メント社(Ezyhealthcare Trust Management Pte. Ltd. 以下、
「EZM 社」といいます。)へ
の出資を決定いたしました。
同社が運用するファンドの名称は「イージーヘルスケア・トラスト(Ezyhealthcare Trust
以下、
「EZ Trust」といいます。
)で、当初はオーストラリアで 3 億~4 億豪ドル(約 270 億
~360 億円)の資産規模および今後決定される日本のヘルスケア施設を対象として 2014 年中
の上場を目指しています。将来的にはその投資範囲を中国を含むアジア全域に広げる予定で
す。投資対象は、介護施設、高齢者用住宅、医療研究施設、病院等です。
今回の契約において弊社は EZM 社へ出資を行い、日本でのヘルスケア施設取得および開発
業務を行うパートナーとなります。EZ Trust 上場後は日本におけるアセットマネージャーと
しての役割も担うことになります。
2. 玄海キャピタルマネジメントについて
弊社は、東京と福岡に拠点を置き、国内外の機関投資家にプロフェッショナルな不動産投
資ファンドの運用業務を提供する運用会社です。現在、大規模オフィスビル、商業モール、
ホテル等で構成される約 3,000 億円の不動産ポートフォリオを運用しています。
弊社には不動産と金融に精通したメンバーが集まっており付加価値戦略創造やデット再構
築に強みを持っています。不動産の目利きのみならずグローバル資本市場の理解、交渉力、
投資家に対する透明性の高い説明能力と利益相反を意識したプロフェショナルアドバイザリ
ーファームです。
3. EZM 社について
同社はマイケル・ドワイヤー氏(Michael Dwyer)とイェオ・ウィー・キオン氏(Yeo Wee
Kiong)によって設立され、シンガポール証券取引所に上場する初の独立系ヘルスケア不動産
ファンドの運営会社を目指しています。この EZ Trust はアジア諸国においてヘルスケア施設
に投資を行います。取得を目指すヘルスケア施設としては、介護施設、高齢者用住宅、医療
研究施設、病院等です。
4. 松尾正俊(弊社代表取締役)のコメント
急速に高齢化している日本においては多様で価格と質のバランスのとれた多くのヘルスケ
ア施設が必要とされています。弊社が高齢者用住宅や病院等の不動産に投資を行うことによ
って、オペレーターは不動産を保有せずに長期的に施設を運営し、ヘルスケア事業そのもの
に注力することができます。弊社はオペレーターがより新しく効率の良い施設で運営を行え
るような協力関係を構築していくことができると考えています。
弊社は既存施設に投資するだけではなく、EZM 社とともに日本やシンガポールから投資資
金を誘致し、
「Build To Suit(BTS)」プログラム(運営者仕様の施設開発プログラム)によ
り開発を行い、新たなヘルスケア施設をオペレーターに賃貸するなどして、ヘルスケア不動
産の所有と経営の分離を促進していきたいと考えています。また、成長期待の著しいアジア
において日本の投資家の投資機会を探るとともに優秀なオペレーターとのアジア展開も重要
な戦略になります。
J リートにおいてヘルスケア不動産投資が検討されている今、他とは違う独自の戦略とリス
クの取り方をすることで J リートに対する補完的な役割も担えると考えています。
今回の弊社の取り組みによりヘルスケア不動産への投資環境が向上し、このことがさらに
良質なヘルスケア不動産の供給につながることを期待しています。
松尾正俊 経歴
◇三井不動産株式会社[1987 年]
不動産開発企画部門でのプロジェクトマネジメント
◇三井不動産 USA[1993 年]
カリフォルニア及びハワイにおける約 1,000 億円の収益不動産ポートフォリオの
アセットマネジメント
◇リーマンブラザーズ[1999 年]
グローバルリアルエステート部門で日本における自己勘定投資のマーケティングを統括
◇株式会社福岡リアルティ[2004 年]
代表取締役社長として地域特化型リートの福岡リート投資法人の組成及び上場
◇株式会社玄海キャピタルマネジメント[2006 年]
機関投資家向けの不動産投資私募ファンド運営会社として設立
5. イェオ・ウィー・キオン氏(EZM 社共同創始者)のコメント
オーストラリアと日本が本事業の出発点となります。この両国は、高齢化が進んでおり、
多くのヘルスケア施設ストックがあり、そしてシンガポール市場で認知されているためです。
しかしながら、他のアジア諸国も同様の状況になった時点においては、それらの国でも投資
を行っていきたいと考えています。
オーストラリア政府は今後 10 年間に渡って高齢者ケア分野に 250 億オーストラリアドル
(約 2.2 兆円)の投資が必要になると想定しています。EZM 社はオーストラリアにおける新
たな介護施設を建設するための資金をアジアから誘致するために「Build To Suit」プログラ
ムを開始し、介護施設と高齢者用住宅を優先して開発していく予定です。日本においては、
EZM 社のパートナーとして玄海キャピタルが BTS 開発を中心とした案件取得とアセットマ
ネジメント業務を行う予定です。
イェオ・ウィー・キオン氏 経歴
イェオ・ウィー・キオン氏はシンガポールの企業弁護士の先駆者としての実務経験を持ち、
現在は、シンガポール上場企業2社、政府関連のファンド運用子会社、ベンチャーキャピタ
ルファンド数社、ヘッジファンド等の非常勤取締役を務めています。また、イージーヘルス・
アジアパシフィック社の共同創始者でもあります。同社はヘルスケア企業として 2000 年にシ
ンガポール証券取引所に上場し、2006 年にウィルマー・インターナショナル社が買収し非上
場企業となっています。
6. マイケル・ドワイヤー氏(EZM 社共同創始者)のコメント
日本の不動産マーケットにおける実績とプレゼンス及び同じ投資方針を持つ玄海キャピタ
ルは我々の日本での成長に計り知れないほどの価値を与えてくれると期待しています。
マイケル・ドワイヤー氏 経歴
マイケル・ドワイヤー氏は不動産、農業、自然エネルギーへの投資を行うオクシリー・グ
ループのエグゼクティブチェアマンです。ドワイヤー氏は、アジア太平洋不動産連盟
(APREA)のカウンシルオブガバナーのマネジメントボードメンバーを務め、ケンブリッ
ジ・インダストリアル・トラストマネジメント社(CITM 社)の取締役でもあります。また、
シンガポールにおいて 2006 年に 5 億シンガポールドル(約 400 億円)の資産規模で初の海外
資産に投資して上場したオフィスリート(現在のフレーザーコマーシャルトラスト)の CEO
でもありました。2007 年にはオクシリー社のエグゼクティブチェアマンとして、総資産額 14
億シンガポールドル(約 1,120 億円)のシンガポールのケンブリッジ・インダストリアル・
トラストのリート運用会社 CITM 社を取得しました。
7. 連絡先
株式会社玄海キャピタルマネジメント
東京 執行役員 岩田
〒100-0005 東京都千代田区丸の内 2-2-1 岸本ビルヂング 10F
TEL:03-5222-7500/FAX:03-5222-8001/e-mail:[email protected]
福岡 執行役員 深野
〒810-0041 福岡市中央区大名 2-4-22 新日本ビル 3F
TEL:092-739-2355/FAX:092-739-2354/e-mail:[email protected]
以上
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