Comments
Description
Transcript
飲料水の定義
(別紙) 食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の一部を改正す る件(案)」(清涼飲料水及び粉末清涼飲料の規格基準の一部改正)について(概 要) 1.改正の趣旨 食品衛生法(昭和22年法律第233号)第11条の規定により、食品、添加物等の規 格基準(昭和34年厚生省告示第370号。以下「告示」という。)において基準又は規 格が定められた食品又は添加物については、その基準又は規格に合わなければ販売等を行 ってはならないとされているところである。 今般、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会の意見を踏まえ、告示におい て規定される清涼飲料水及び粉末清涼飲料の規格基準等について、告示の改正を行う。 2.改正の背景 現在、告示において清涼飲料水の成分規格、製造基準及び保存基準が定められており、 その中で、 ・ミネラルウォーター類(「水のみを原料とする清涼飲料水」と定義) ・冷凍果実飲料 ・原料用果汁 ・ミネラルウォーター類、冷凍果実飲料及び原料用果汁以外の清涼飲料水(以下「その 他の清涼飲料水」という。) の区分により、それぞれ規格基準が定められている。 このうち、「ミネラルウォーター類」は、製造基準において、平成 6 年当時のナチュラ ルミネラルウォーターに関するコーデックスの規格を引用して、原水の成分に関する基準 を定めており、「その他の清涼飲料水」は、製造基準において、平成 5 年当時の水道法の 水質基準を引用して、原水の成分に関する基準を定めているところである。 その後、平成 13 年にナチュラルミネラルウォーターに関するコーデックスの規格の改 正がなされたことや、平成 15 年の水道法改正により、水道水の水質基準が見直されたこ と等を踏まえ、「ミネラルウォーター類」の規格基準について、所要の見直しを行う必要 が生じているものである。 3.改正の内容 (1)現行の「ミネラルウォーター類」の製造基準では、泉源の衛生管理の有無に拠らず、 原水の成分に関する基準(一般細菌等 18 項目)が一律に適用され、また、その製造段 階においては原則殺菌又は除菌を必要とした上で、泉源の衛生管理がなされている水は 例外的に殺菌又は除菌を不要としている。 本改正により、清涼飲料水の製造基準で規定する「ミネラルウォーター類」について、 殺菌・除菌がなされた水を「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌有)」に、それ以外を 「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌無)」に区分し、それぞれ成分規格を別添1及び 2のとおり規定するとともに、「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌無)」の製造基準 として、泉源の衛生管理等に関する基準を別添3のとおり規定する。 (2) 「その他の清涼飲料水」の製造基準における原水(飲用適の水)に係る規定を改正し、 原料として用いる水を水道水又は「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌有)」若しくは 「ミネラルウォーター類(殺菌・除菌無)」の成分規格等を満たす水とする。 (3)「その他の清涼飲料水」の製造基準において規定されている「飲用適の水」の名 称を「食品製造用水」に改め、「食品一般の製造、加工及び調理基準」に規定する。 (4)カドミウムに関して、原料として用いる水に基準が設けられていることを踏まえ、 「そ の他の清涼飲料水」及び粉末清涼飲料の成分規格において規定されているカドミウムの 基準を削除するほか、スズに関して、現行ではスズが溶出するおそれのない容器に入れ られたものに対しても基準が設けられているが、これを缶入りのものに限定するなど、 所要の技術的改正を行う。 4.根拠法令 食品衛生法第11条第1項 5.公布日等 ・公布日 平成25年中(予定) ・適用日 公布の日から1年を経過した日(予定)