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留学生活用の現状と課題

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留学生活用の現状と課題
http://www.apir.or.jp/ja/
関西における留学生活用の
現状と課題
2015年 11月30日
総括調査役兼プロジェクトリーダー
2015/11/30
山下かおり
中堅・中小企業のグローバル展開における
外国人留学生活用セミナー
1
目次
1. 外国人留学生を取り巻く環境
2. 企業における外国人活用
3. 外国人留学生の就職活動
4. 外国人留学生活用に向けて
2
目次
1. 外国人留学生を取り巻く環境
2. 企業における外国人活用
3. 外国人留学生の就職活動
4. 外国人留学生活用に向けて
3

外国人留学生数(高等教育機関在籍者)は2010年以降ほぼ横ばい
関西の留学生比率は17~18%程度
160,000
141,774
140,000
120,000
121,812
137,756
138,075
139,185
135,519
100,000
人
80,000
60,000
40,000
20,000
0
外国人留学生数
内関西の留学生
64,011
24,807
25,593 25,878
21,611
25,691
24,598
11,721
2000 2005 2010 2011 2012 2013 2014
年
注: 就職先企業等の所在地別在留許可人数
関西は三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の2府5県
出所:法務省「平成25年における留学生の日本企業等への就職状況について」
4

外国人留学生数・就学生の進路(2013年)
日本国内
25,425人(64.1%)
卒業(修了)留学生数
39,650人
出身国
11,808人(29.8%)
就 職
9,382人(36.9%)
進 学
10,277人(40.4%)
その他
5,766人(22.7%)
日本・出身国以外
691人(1.7%)
不 明
1,726人(4.3%)
注:2013年4月1日~2014年3月31日に卒業(修了)した外国人留学生の進路調査
出所:独立行政法人日本学生支援機構「平成25年外国人留学生進路状況・学位授与状況調査」
5

外国人留学生の日本での就職は増加①(全国)
過去最高
人 14,000
12,000
11,040
10,969
9,584
10,000
7,831
8,000
11,647
8,586
6,000
4,000
2,000
0
2008
2009
2010
2011
2012
2013
年
注:就職先企業等の所在地別在留許可人数
数字は留学又は「特定活動( 継続就職活動中の者,就職内定者等)」の在留資格から就労資格
への変更申請に係る処分数である。
出所:法務省「平成25年における留学生の日本企業等への就職状況について」
6

外国人留学生の日本での就職は増加②(規模別)
人 12,000
5千万円以下
10,000
5千万円~3億円以下
3億円超企業
8,000
合計
6,000
◆企業への就職人数
2013年/2010年は1.5倍
4,000
◆採用した会社数
2,000
0
2010
2011
2012
2013 年
2010年度11.7%
⇒2014年度35.9%
⇒2015年度予定54.8%
(ディスコキャリアリサーチ アンケート)
注:就職先企業等の所在地別在留許可人数
出所:法務省「平成25年における留学生の日本企業等への就職状況について」
7

関西で就職した外国人留学生(全国との比較)
関西で就職した人は、全国の15%程度
関西の留学生2.5万人のうち関西での就職者は1800人弱
人
14,000
12,000
11,040
10,969
9,584
10,000
7,831
8,000
11,647
8,586
全国
系列2
関西
系列3
6,000
4,000
2,000
1,572
1,303
1,155
1,344
1,587
1,794
0
2008
2009
2010
2011
2012
2013
年
注:就職先企業等の所在地別在留許可人数
関西は三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の2府5県
出所:法務省「平成25年における留学生の日本企業等への就職状況について」
8

関西には多くの外国人留学生が在籍(地域別割合)
1%
4% 1%
2%
13%
北海道
東北
関東
中部
17%
53%
9%
関西
中国
四国
九州
注:2013年5月1日現在
出所:独立行政法人日本学生支援機構「平成26年度外国人留学生在籍状況調査結果」
9

関西には多くの外国人留学生が在籍(留学生の多い大学)
順位 学校名
人
順位
人
1
早稲田大学
4306
16
日本大学
1188
2
日本経済大学
3035
17
大阪産業大学
1155
3
東京大学
2798
18
神戸大学
1096
4
立命館アジア太平洋大学
2379
19
明治大学
1095
5
大阪大学
2012
20
広島大学
1059
6
九州大学
1972
21
拓殖大学
1031
7
筑波大学
1889
22
上智大学
914
8
京都大学
1725
23
城西国際大学
907
9
名古屋大学
1668
24
明海大学
870
10
東北大学
1532
25
横浜国立大学
843
11
北海道大学
1456
26
千葉大学
819
12
立命館大学
1440
27
中央大学
817
13
慶応義塾大学
1303
28
関西大学
738
14
同志社大学
1273
29
一橋大学
731
15
東京工業大学
1224
30
東京国際大学
695
出所:独立行政法人日本学生支援機構「平成26年度外国人留学生在籍状況調査結果」
10

関西での就職を望む外国人留学生は多い
関西の学生の進路希望
第三国
第三国
(日本、本国
以外の国)
(日本、本国
以外の国)で
で進学
本国に帰 2.7%
国して進
学
1.2%
本国へ帰
国して就
職
21.0%
日本で進
学
12.3%
就職
2.7%
無回答
2.2%
日本で就
職
58.1%
関西での就職希望
無回答
0.6%
働きたく
ない
3.9%
その他
22.1%
働きた
い
73.3%
( n= 415 )
( n= 330 )
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
11
目次
1. 外国人留学生を取り巻く環境
2. 企業における外国人活用
3. 外国人留学生の就職活動
4. 外国人留学生活用に向けて
12

関西の企業の高度外国人材活用状況
①関西企業の高度外国人財の現在の総人数(2012年3月末時点)
無回答
15.0%
7人
2.0%
10人以上
12.0%
0人
47.0%
6人
2.0%
1人
7.0%
5人
4.0%
4人
5.0%
( n= 100 )
3人
3.0%
2人
3.0%
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
13
②関西の企業の高度外国人財を現在活用している理由
0%
人件費抑制のため
10%
20%
30%
23.0%
32.0%
将来の海外進出にそなえた幹部人材育成のため
6.0%
同等の能力を持った日本人の採用が難しいため
中長期的な労働力として期待できるため
その他
60%
33.0%
現在の現地法人の幹部人材育成のため
特に理由はない
50%
0.0%
価値観の多様化により組織の活性化を図るため
日本人を採用しても定着しないため
40%
8.0%
0.0%
4.0%
5.0%
( n= 100 )
無回答
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
51.0%
14
③高度外国人財を活用することによるメリット
0%
10%
7.0%
労働効率がアップした
7.0%
50%
60%
5.0%
社員が国際的な視野を持つようになった
40.0%
11.0%
外国人の母国語の勉強を社員がするようになった
その他
5.0%
特にメリットは感じない
5.0%
無回答
40%
3.0%
会社の評判やイメージが向上した
技術力が高まった
30%
28.0%
職場が活性化した
会社の業績が向上した
20%
( n= 100 )
44.0%
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
15
④高度外国人財を活用することによるデメリット
0%
10%
20%
職場内で意思の疎通に不具合がある
30%
19.0%
11.0%
取引先・顧客との意思の疎通に不具合がある
賃金評価・能力評価の仕方や処遇を決めるのが難しい
13.0%
文化・習慣の違いによって生じる不具合がある
30.0%
人材育成の方針が立てづらい
11.0%
16.0%
日本人社員より仕事の与え方が難しい
職場への定着性が良くない
日本企業の仕事の進め方に適応しづらい
その他
10.0%
7.0%
6.0%
特にデメリットは感じない
無回答
40%
25.0%
14.0%
( n= 100 )
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
16
⑤高度外国人財の採用に関する取り組みと課題
0%
10%
20%
30%
日本人新卒募集と同じプロセスで採用
25.0%
3.0%
13.0%
海外の大学から直接採用
2.0%
留学生のネットワークを利用した採用
8.0%
9.0%
エージェントに依頼
インターンシップから採用
秋季採用を実施
通年採用を実施
その他
無回答
60%
9.0%
外国人向け合同企業説明会に出展
特定の大学・研究室から採用
50%
48.0%
日本人と別に枠を設けて採用
外国人採用実施を広報媒体に明記
40%
6.0%
1.0%
10.0%
15.0%
22.0%
( n= 100 )
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
17
⑥企業側と留学生側のミスマッチ(希望する就業年数 )
0%
1~3年
未満
4~6年
未満
7~10年
未満
10%
20%
30%
40%
50%
0.0%
24.8%
企業(n=100)
留学生(n=330)
4.0%
24.2%
3.0%
11.2%
20.0%
10年以上
9.1%
39.0%
定年まで
18.5%
3.0%
その他
4.5%
31.0%
無回答
7.6%
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
18
⑦企業側と留学生側のミスマッチ(希望する職種)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
11.0%
貿易実務
33.7%
6.0%
通訳・翻訳
19.0%
14.0%
商品・サービス開発
23.9%
人事
総務・秘書
企業(n=100)
留学生(n=415)
5.0%
10.4%
3.0%
7.0%
15.0%
生産・製造
13.5%
22.0%
研究開発
広報
26.0%
2.0%
4.3%
11.0%
調査・コンサルティング
14.7%
10.0%
財務関係
8.9%
システム開発・設計
教育・研修
9.9%
1.0%
28.0%
5.0%
デザイナー
記者・番組制作
その他
無回答
12.0%
4.1%
1.0%
4.1%
24.0%
7.5%
42.0%
5.8%
出所:アジア太平洋研究所
「関西地域の投資戦略:高度外国人財の活用による活性化」報告書2013年5月
19
⑧働きたい企業の規模
大企業を希望する割合が39%を占め
るものの、どちらでもかまわないを含
めると中小企業への就職希望は6割
程度存在する。
0%
大企業
39%
49%
中小企業
どちらでもかまわな
い
その他
12%
N=49
(資料)アジア太平洋研究所「高度外国人材受入促進のための実践的研究(2014年度)」報告書より
20

関西企業での外国人社員の活躍例
①会社のグローバル展開に外国人社員を活用するT社
・社員市場に魅力を感じ、中国市場参入のために中国人を採用。
その後継続的に外国人を採用。数50人。内外国人社員は5人
(中国人4、タイ人1)
・採用のきっかけ:米国人がハローワークの求人を見て応募してきた。
採用してみて外国人を雇用するのも難しくないと感じた。その後中国に
進出するために中国人採用を決め、以降定期的に外国人を採用。
②海外展開事業中止で外国人社員退職したM社
・海外事業立ち上げのため、外国人を採用(中国人)。
初めての院卒採用。企業風土を変えるポテンシャルを持った人材。
ただ、その後計画していた海外事業が中止され、採用した外国人社員
は退社してしまった。
③きめ細かなフォローで外国人社員の定着率向上のP社
・1980年代から、海外展開に伴い外国人社員の採用を開始。
定着に課題があったが、人事の定期的な面談、先輩社員のメンター制度、
外国人社員の連携づくりなどで退職率が入社3年以内の退職率が30%
から5%程度に低下した。
21
■外国人留学生の企業入社後の課題
①働く上で困難と感じていること(元留学生へのインタビューから)
1.「自分らしく力を発揮できない」
① 十分に貢献、活躍、成長できる場が少ない
② 自己表現を抑止される
③ 日本語の課題
④ 大量な翻訳の仕事
2.「違いへの非寛容さ」
① 文化の違いへの理解不足
② 日本人にあわせることを強要される
3.「サポートの少なさ」
① 外国人社員への会社からのサポート不足
② 上司からのサポート不足
22
①働く上で困難と感じていること(元留学生へのインタビューから)
4.「キャリア設定の難しさ」
① キャリアパスに関する葛藤
② 予測できない配属・異動
5.「独特の職場風土」
① 新人研修の大変さ
② 意思決定の遅さ
③ 人間関係の複雑さ
④ 安定志向
⑤ 働き過ぎの風土
⑥ 意義や目的が不明瞭な仕事
23
②困難への対応策
1.
「主体的に打開する」
① 自分から積極的に学ぶ
② ポジティブなことに目を向ける
③ ロールモデルを見つける
2.
「まずは我慢する」
① 相手にあわせる
② 耐え忍ぶ
3.
「対人的サポート」
① 職場における周りからのサポート
② 出身校の同輩・先輩とのつながり
24
③日本企業から学んだこと
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
丁寧できめ細かい仕事のやり方
報・連・相というシステム
問題や失敗から学ぶ姿勢
仕事の全体像を把握する
相手の立場に立って考える
婉曲的表現
違いの尊重
任せることで責任感を育てる指導方法
25
④外国人社員にとって仕事へのコミットメントを
左右するポイント
 自分の今の仕事の意味は感じられるか
 与えられた仕事や研修は何のために行なわれるのか



現在の仕事からどれくらい成長や学びがあるか
 短期・長期的に自分のエンプロイアビリティの強化につ
ながるか
組織に自分らしく貢献できているか
 外国人ならではの強みが発揮できるか
自分の貢献が認知されているか
 上司からの評価・給与による認知
26
目次
1. 外国人留学生を取り巻く環境
2. 企業における外国人活用
3. 外国人留学生の就職活動
4. 外国人留学生活用に向けて
27
①外国人留学生の就職の実態

就職活動の標準的なスケジュール*
◆2015年卒(4年生、修士2年生)
12月~:大手就職情報サイトで採用・イベントなど解禁
3月~ :企業説明会
4月~ :選考活動開始(筆記試験、面談など)
10月~:内定
◆2016年卒(3年生、修士1年生)
3月~ :大手就職情報サイトで採用・イベントなど解禁
4月~ :企業説明会
8月~ :選考活動開始(筆記試験、面談など)
10月~:内定
*日本経済団体連合会のガイドライン
28

外国人留学生の就職準備活動開始時期
企業説明会解禁*後に就職準備活動を開始:2015年卒 74%、2016年卒48%
*2015年卒生:大学3年(修士1年)の12月、2016年卒生:大学3年(修士1年)の3月
2015年卒生
0%
以前
10%
2016年卒生
20%
30%
0%
5%
0%
0%
5%
〃
7月 0%
0%
〃
9月 0%
11%
〃
11月
5%
26%
〃
1月 0%
5%
〃
3月 0%
16%
大学4年(院2年)5月 0%
0%
〃
7月 0%
5%
73%
〃
9月 0%
5%
大学4年(大学院)11月…
16%
0%
まだ決めていない 0%
0%
大学3年(院1年)5月
N=19
以前
大学3年(院1年)5月
〃
7月
〃
9月
〃
11月
〃
1月
〃
3月
5%
10%
0%
7%
0%
3%
0%
7%
3%
0%
7%
0%
7%
0%
0%
〃
7月 0%
0%
〃
9月 0%
0%
大学4年(大学院)11月… 0%
0%
まだ決めていない
0%
大学4年(院2年)5月
15%
20%
25%
17%
21%
21%
48%
7%
N=29
29
■就職活動実績(2015年卒生、11月時点)
0%
20%
40%
60%
80%
58%
プレエントリー
63%
エントリーシート送付
58%
企業内定
37%
選考辞退
N=19
0
20
80
14
エントリーシート送付
選考辞退
60
■(参考)日本人学生(10月時点)
内定率87.6%
平均エントリー数89.6社
<ディスコ社調査>
70
プレエントリー
企業内定
40
■外国人留学生(11月時点)
内定率58%
平均エントリ数14社。
<APIR調査>
1
6
N=19
30
■就職活動の実際
2015年卒生(大学院2年生)活動事例
M2、理系
実施項目
情報収集・
相談
3月以前
4~5月
6~7月
8月以降
11月就職担当教員 ①リクナビ、マイナビなどの就職サイトから情報収集
と相談、日本での就 ②外国人に向けの合同説明会に参加
職 活 動 の 具 体 的 な ③日本人の友達と相談、履歴書などの添削
流れを把握
就 職 支 援 サ 12月就職支援サイト登録
イ ト の 登 (リクナビ、マイナビ、日経ナビ、LANDS-NAVI)
録・利用
③材料メーカー
業界研究
1 2 月 : 企 業 の 合 同 ①自動車部品メーカー ①化学メーカー
説明会参加
②鉄鋼メーカー
②家電メーカー
企業研究
化学メーカー
①化学メーカー
①化学メーカー
①大手化学メーカー
(8社程度)
②自動車メーカー
②鉄鋼メーカー
②材料メーカー
の詳しい研究を行う
の詳しい研究を行う
③家電メーカー
の詳しい研究を行う
SPI試験対策の書類 毎日約1時間、勉強
就職試験
①数学の問題を集中し テストセンターで3回の
SPI試験を受けた
勉強 を買う
て勉強。
②テストセンターで5回
のSPI試験を受けた
企業説明会 なし
①化学メーカー
①自動車部品メーカー、①化学メーカー
②家電メーカーの企業 ②鉄鋼メーカー説明会 ②材料メーカー説明会
説明会に参加
に参加(8社)
に参加(7社)
(8社)
面談、内定 なし
①人事と面談1社
①一次面談4社(化学、 ①最終面談5社(化学、
家電、材料、鉄鋼)
②一次面接2社(家電2 鉄鋼)
社)
②二次面談1社(家電) ②一次面接3社(材料)
31

外国人留学生が就職活動を行う上で知りたい情報
外国人留学生にとっては、外国人を採用してくれるかどうかを知りたい。
0%
5%
10%
15%
20%
1. 外国人を採用している企業の情報
17%
3.企業が求める人材像
15%
4. 就職活動のやり方
14%
5. 採用後の待遇・研修内容
12%
6. 必要な資格の情報
7%
7. ビジネスマナー
7%
1%
9. 就職相談ができる場所
10. その他
30%
24%
2. 面接・筆記試験対策
8. 在留資格について
25%
3%
0%
N=138(重複回答有り)
32

就職希望先を選ぶにあたって重視していること
就職希望先を選ぶにあたり、企業文化や雰囲気を重視する割合が高かったが、
あわせて、外国人の採用実績や活用の有無、キャリアパスなど外国人に特有の情報
を求める人が多い。
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
16%
18%
20%
1. 企業の規模
6%
2. 企業の業界
8%
3. 企業そのものの魅力
13%
4. 外国人採用の実績
8%
5. 外国人活用の有無
10%
6. 外国人のキャリアパス
11%
7. 希望職種とのマッチング
9%
8. 企業の文化、雰囲気
18%
9. 就職後のキャリアパス
2%
10. 給与、福利厚生
11. その他
15%
0%
N=142(重複回答有り)
33

就職情報の入手源
情報の入手源についての質問では、大学の就職支援窓口、大学による就職ガ
イダンス、就活支援サイトなどのインターネット情報、大学又は大学以外の
先輩や友人という順であり、友人からの情報も重要な情報源となっている。
0%
5%
10%
15%
20%
25%
29%
2. 大学による就職ガイダンス
10%
3. 大学以外の就職セミナー
17%
4. 大学又は大学以外の先輩や友人
4%
18%
6. 就活支援サイトなどのインターネット情報
7. その他
35%
22%
1. 大学の就職支援等窓口
5. 大学のゼミの指導教官
30%
0%
N=129(重複回答有り)
34
②外国人留学生の就職に関する声(アンケートから)
情 報:
①外国人採用に関する情報を教えてほしい。
②情報が多すぎて、必要な情報がわからなくなる。
③企業が求めるもの、企業の魅力をはっきり伝えて欲しい。
言 語:
④留学生にとってSPI試験や、日本語での面接は難しい
⑤ガイダンスなどの情報提供を英語でしてほしい
不安感:
⑥日本の企業に対する不信感(本当に求められているのか)
⑦就職活動に対応できるか不安
その他:
・秋入学者への対応
・就職活動に対する経済的負担が大きい
35
③まとめ
日本での就職活動に関する理解、対応
・就職活動を開始する時期が遅れがち
・就職活動のアクテビティも日本人学生と比べると低め
情報
・外国人の採用実績等、外国人向けの情報が不足
・情報が多すぎて、日本語を母国語としない外国人留学生
が対応するのは大変
言語
・日本語での就活は大変。英語などの対応も欲しい。
日本企業に対する理解などのサポート
・日本人学生以上に不安が大きい。
その他
・秋入学への対応、経済的負担なども課題
36
目次
1. 外国人留学生を取り巻く環境
2. 企業における外国人活用
3. 外国人留学生の就職活動
4. 外国人留学生活用に向けて
37
4.外国人留学生活用に向けて



外国人留学生の活用は、中小・中堅企業にとってチャンス
外国人の活用のポイント
・外国人社員を雇用したい理由や活用方法を考えつつもそれ
以外の仕事もしてもらう
・ビザ対応や、日本語の対応など少しのフォローが必要だが
日本人社員と同様に育成し任せて期待することでやりがい
をもって貴重な戦力になってくれる可能性がある。
・文化の壁はコミュニケーションで対応
採用のポイント
・外国人留学生にとって最大の関心は、企業が外国人留学生を
採用する気があるかどうかということ。採用活動の時に外国
人留学生を積極的に採用していることが伝わることが大事。
38
ご清聴ありがとうございました。
39
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