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サンコーコンサルタント株式会社

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サンコーコンサルタント株式会社
サンコーコンサルタント株式会社
活用事例
AutoCAD® Civil 3D®
Civil 3DとGISの連携で
3次元斜面管理システムを構築
斜面管理と生産管理の効率化に挑戦
各種の調査・計測データをデジタル化し、
データベースに蓄積して残していくことが重
要です。そうすれば、長期の大型プロジェク
トでも、着工前から現在までのプロセスを逐
一確認することができます。実際、この採石
場のプロジェクトでも、過去のデータを使っ
て採掘前や採掘過程の地形を3次元で再現
して見せたところ、発注者からは大変好評で
した。
また、斜面の安定解析や対策工の検討
の面からも、
こうしたシステムがなければこ
れからのプロジェクト管理はできません。今
後は、他の長期プロジェクトにも応用してい
きたいと思っています。
─ サンコーコンサルタント株式会社
事業本部 岩盤工学研究所 部長
佐々木 勝司 氏
過去の調査・計測データをいかし、効率的な斜面管理を
サンコーコンサルタント株式会社は、地盤調査・土木設計などを得
意とする建設コンサルタント。土木、建築、防災、資源開発などの幅
広い分野に向けて建設コンサルティング業務を行っている。同社
が長期間にわたって取り組んでいる案件の一つに、大規模な採石
場の岩盤斜面プロジェクトがある。掘削によって形を変えていく斜
面を長期的に維持するために、同社では、3次元CADとGISを組み
サンコーコンサルタント株式会社
事業本部 岩盤工学研究所 部長
佐々木 勝司 氏
合わせた3次元斜面管理システムの構築に着手した。
対策の設計は、対象となる斜面が広範囲にわたるだけでなく、その
地質構成・地質構造が複雑であるため、検討に時間がかかること
が予想されていた。ただし、
この現場については、40年以上前から
3次元空間配置で各種の調査・計測が実施されており、その結果と
して紙に記録された膨大なデータが蓄積されていた。
そこで同社では、3次元地盤情報と各種の時系列調査結果および
計測データとを総合的に分析し、斜面保全対策の基本計画の検討
を効率化するために、3次元CADとGISを組み合わせた斜面管理
システムを構築しようと考えた。同社 事業本部 岩盤工学研究所部
サンコーコンサルタント株式会社
地盤調査・防災部 防災課 課長
萩原 育夫 氏
長の佐々木 勝司 氏は言う。
「まずは、各種の調査・計測データをデジタル化し、データベースに
蓄積して残していくことが重要です。そうすれば、長期に渡る大型
プロジェクトでも、着工前から現在までのプロセスを時間の経過
ごとに逐一確認することができます。実際、
この採石場のプロジェ
クトでも、古いデータを使って採掘前や採掘過程の地形を3次元で
再現して見せたところ、発注者からは大変好評でした。
また、今後
の調査・解析の計画立案や連続体・不連続体解析法による安定解
析や対策工の検討の面からも、
こうしたシステムがなければこれ
からのプロジェクト管理はできません」
サンコーコンサルタント株式会社
地盤調査・防災部 地質課
近藤 はるか 氏
斜面調査→解析→対策→監視をサポートする
導入製品/ソリューション
さらなる長期大規模プロジェクト管理システムを提案
●
AutoCAD Civil 3D / GEORAMA
採石場の対策工検討を効率化するシステムを短期
間で構築しなければならないことから、同社では、 導入目的
市販の3次元CADソフトの導入を検討した。その
大規模採石場における対策工検討の効率化
●
結 果 、長 年 に わ たっ て C A D の 業 界 標 準 で あ る
全体構想図
AutoCAD Civil 3Dを採用することに決め、地質解
導入ポイント
析に特化したアドオンソフトであるGEORAMA
●
と併せて導入した。そのダイナミックモデリングの
●
CADの業界標準
GISとの親和性の高さ
パワーを、地盤調査・防災部地質課の近藤 はるか 氏
は高く評価する。
導入効果
「AutoCAD Civil 3DとGEORAMAで、1994年に
●
作成した地質図などを元に、先ずは3次元の地形を
●
作ることから始めました。次に、地形の表面に地質
●
成果品の品質向上
従来の地質解析作業の効率化
3次元プレゼンテーションに対する発注者からの
図をドレープしたり、縦横断方向の地質図の整合性
高評価
を図る作業を行いました。Civil 3Dでは、
地質のつな
がりや分布を3次元で確認しながら、縦横断面、水
今後の展開
平断面を任意の角度や方向から作図できます。同
●
大規模重要プロジェクト全般の管理への応用
時に数量も算出できるので、土木設計の効率は確
かにアップしますね」
このAutoCAD Civil 3DとGEORAMAに対してベー
GIS例
スとなる地形図などを提供するとともに、その解析
結果を格納するGISデータベースについては、現
在、顧客ニーズに対応して独自に開発中である。こ
のデータベースは、掘削に伴う地形変化や地質図・
柱状図・亀裂情報・物性試験値の地盤情報、さらに
GPS・傾斜計・伸縮計・三成分変位計による動態観
測のデータが蓄積されていることを踏まえ、時空間
的なデータ管理体系を採用して構築している。
そして、
このGISと3次元CADの連携についても心
配はない。もともと、基本的なGIS解析機能を搭載
し、GISデータの読み込みも可能なAutoCAD Civil
3Dは、GISとの親和性が極めて高く、CADとGISを
融合したシステムの構築に最適だからである。
地質断面パネルダイアグラム例
こうして、GISデータベースからの詳細な地形デー
タの上で、3次元の地質解析、安定解析、対策設計
などが自在に行え、さらにその結果を分かりやすく
リアルにプレゼンテーションできる、優れた管理
システムが近く実現するだろう。
同社では、このようなシステムを構築することに
よって、採石場の斜面に対する対策工の基本計画を
的確かつ迅速に策定するだけでなく、斜面管理のサ
イクル(調査→解析→対策→監視)をトータルにサ
ポートし、その大幅な効率化を実現することを目指
している。
「さらに将来的には、重要かつ長期的な土木プロ
オートデスク株式会社
会社概要
サンコーコンサルタント株式会社
本 社:東京都江東区亀戸1-8-9
代 表 者:代表取締役社長 金澤 昭
設 立:1961年4月
資 本 金:4億4,800万円
ジェクト全般の管理を支えるシステムとして、地球温
従業員数:244名
暖化防止のためのCO2地中貯留や放射性廃棄物処
事業概要:土木、建築、環境、資源等の多岐分野における各
分場の建設など、弊社が手がける他の大規模プロ
種調査や企画・設計に携わる、総合建設コンサル
ジェクトにも応用していきたいですね」
(佐々木氏)
タント会社。
www.autodesk.co.jp
〒104-6024 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-5-36 新大阪MTビル2号館3F
TEL : 0570-064-787
(オートデスク インフォメーション センター)
※Autodesk、AutoCAD、Civil 3Dは、米国Autodesk,Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
その他記載の会社名、
ブランド名および商品名は各社の商標または登録商標です。
※記載事項は、予告なく変更することがございます。予めご了承ください。
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