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2011年04月06日 トヨタ博物館 企画展「未来の交通社会とクルマ」を開催 ―「ゴールデンウィークイベント」も実施― トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手町)では、4月21日(木)から7月3日(日)まで、企画展「未来の交通社会とクルマ」 を開催する。 今回の企画展では、環境・安全技術のさらなる向上に欠かせない「交通社会とクルマとの関係」について、約50年前から現在までの変遷と共にこれか らの可能性を紹介する。 また、4月29日(金・祝)から5月5日(木・祝)までは、恒例の子ども工作教室「ゴールデンウィークイベント2011」を開催。 企画展、イベントの概要は以下のとおり。 1.企画展「未来の交通社会とクルマ」 (1)期 間: 2011年4月21日(木)~7月3日(日) (2)場 所: トヨタ博物館 本館2階特別展示室 (3)内 容: 実車両7台の他、模型、書籍なども展示 〔*は展示車両。詳細は別紙〕 ゾーン 内 容 (1)イントロコーナー 「50年前の未来都市」 1965年ニューヨーク博覧会で展示された未来都市について紹介 *スチュードベーカー アバンティ(1963/アメリカ) (2)都市計画と新交通システム 名古屋の戦後復興から現代に至るまでの交通システムを紹介 *スチュードベーカー コマンダー(1949/アメリカ) *いすゞ ヒルマンミンクスPH10(1953/日本) (3)ITSと自動運転 安全・安心な移動と低炭素社会実現に貢献するITS技術について紹介 *IMTSバス(2005・模型/日本) (4)エコカー ハイブリッド車や、電気自動車等のエコカーについて紹介 *e-com(1997/日本) (5)豊かな交通社会を目指して これからの交通社会とクルマの可能性について紹介 *ITS SAFETY 2010(2009/日本) *i-REAL(2009/日本) *Hi-CT(2007/日本) (4)後援・協力 ・後 援:愛知県教育委員会、長久手町教育委員会 ・協 力:ダイハツ工業株式会社、名古屋都市センター 2.イベント「ゴールデンウィークイベント2011」 (1)期 間: 4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝) (2)時 間: 9:30~16:30 (3)場 所: トヨタ博物館 新館1階(無料ゾーン) (4)内 容 項目 工作 教室 内 容 参加数 参加費 オリジナルダンボールクラフト(トヨタ2000GT) 先着 100個/日 600円 万華鏡 先着 50個/日 300円 ウッドビーズクラフト(小物入れ) 先着 50個/日 500円 ウッドビーズクラフト(写真立て) 先着 50個/日 500円 (トヨタ博物館のご案内) (1)所 在 地: 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41-100 (名古屋瀬戸道路・長久手ICより西へ400m グリーンロード沿い) TEL:0561-63-5151 FAX:0561-63-5159 ホームページ http://www.toyota.co.jp/Museum/index-j.html (2)開館時間: 9:30~17:00 (入館受付は16:30まで) 〔休館日〕月曜日(5月2日は開館) (3)入 場 料: 大人 1,000円 シルバー〈65歳以上〉500円 中高生 600円 小学生 400円 団体割引あり *新館の1階、3階図書閲覧室、3階ギャラリーは無料ゾーン 以上 [別 紙] <企画展「未来の交通社会のクルマ」 展示構成と車両概要> (1)イントロコーナー「50年前の未来都市」 1965年のニューヨーク博覧会、ゼネラルモータース社などのパビリオンでの未来交通展示を映像で紹介 ◆スチュードベーカー アバンティ(1963年/アメリカ) 工業デザイナー、レイモンド・ローウィによってデザインされた高級パーソナルカー。欧州車的な品格・香りを持ち、一部のユーザーに熱狂的 に支持された。 (2)都市計画と新交通システム 名古屋の戦後の都市復興計画から現代までのクルマと交通環境の変遷を紹介。交通社会の問題点とその課題を明確にする。 ◆スチュードベーカー コマンダー(1949年/アメリカ) 第2次世界大戦後ビッグ3に先駆けて本格的な戦後型モデルの生産を始めた。先進的なスタイルは「どちらに向かって走っているかわから ない」といわれるほど斬新で人気を博した。 ◆いすゞ ヒルマンミンクスPH10(1953年/日本) 第2次世界大戦後、日本の自動車メーカーは欧米車を国内で組立て生産を行い、当時最新の技術の吸収を図った。いすゞ自動車は1953 年イギリスのルーツグループと提携し、日本でノックダウン生産を開始した。展示車はその生産第1号車。(いすゞ自動車より借用) (3)ITSと自動運転 自動車をはじめとする交通社会の課題を解決する手段として、エレクトロニクスや情報通信技術を用いたITS技術を紹介。 ◆IMTSバス(2005年・模型/日本)IMTS(Intelligent Multimode Transit System) 2005年愛・地球博の長久手会場内の輸送に使われ、ITS技術を活用して走行区間に応じ先頭車だけ運転手が操作し、後続車は無人運 転で走った。一般路線では通常のバスとしても走行できる経済性・柔軟性を合わせ持つ。 (4)エコカー エネルギー資源の枯渇と地球環境・大気汚染の両面から、電気や水素やバイオ燃料などのエネルギーの多様化や使い分けの必要性、車両の燃費 改善技術などを紹介。 ◆e-com(1997年/日本) ミニサイズ・2人乗り電気自動車で、1回の充電で100km走れ、排出ガスはゼロ。静かで小回りがきき、駐車スペースも小さくて済むなど使 いやすさが特徴。一般家庭のAC100Vでも充電でき、都市交通に適した共同利用の新しい交通手段として提案された。 (5)豊かな交通社会を目指して 自動車と歩行者・自転車・車椅子が混在しながら、豊かで楽しく快適なまちや生活づくりを提案。 ◆ITS SAFETY 2010(2009年/日本) ITS技術を活用し「インフラ協調型安全運転支援システム」開発のため、関係省庁と民間企業が一体となり公道での走行実験をしている。 この車両は2009年「ITS-Safety2010公開デモンストレーション」の車両。 ◆i-REAL(2009年/日本) 「自由に移動すること」「社会との調和、地球・自然環境との共生」をテーマに提案してきたコンセプトモデル「i-unit」「i-swing」を進化させ、 実用化を目指したパーソナルモビリティ。 ◆Hi-CT(2007年/日本) 電池は床下に搭載したプラグインハイブリッド車。車両後部は、自転車やサーフボードなどが積載できるデッキとし、クルマの新たな“カッコ よさ”や“楽しみ方”など、若者の嗜好や生活から生まれた次世代都市型ビークル。2007年東京モーターショー展示車。 以上